Steam introduction device in power plant

申请号 JP11847399 申请日 1999-04-26 公开(公告)号 JP2000054807A 公开(公告)日 2000-02-22
申请人 Asea Brown Boveri Ag; アセア ブラウン ボヴエリ アクチエンゲゼルシヤフト; 发明人 SCHLAGETER RAINER; SVOBODA VACLAV;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide bored diaphragms for a steam introduction device in a bypass conduit of a power plant, for improving operation reliability and suppress increase of a processing and manufacturing costs.
SOLUTION: In a steam power plant, a bypass conduit 2 is arranged across a boiler and a condenser. The bypass conduit 2 is utilized for discharging steam at the time of starting or stopping the steam power plant. A steam introduction device 1 is arranged in front of the condenser in the bypass conduit 2. Steam is expanded and cooled in the steam introduction device 1 prior to introduction into the condenser. The steam introduction device 1 has a first bored diaphragm 3, a cooling chamber 4, and a second bored diaphragm 8. In such a case, the first bored diaphragm 3 is composed of only one spherical part. The fores of the diaphragms are prepared by only one punching after pressing, with equal intervals.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ボイラからコンデンサ(9)へ案内されたバイパス導管(2)を備えたパワープラントにおける蒸気導入装置(1)であって、その場合、蒸気導入装置(1)が、コンデンサネック(7)の手前でバイパス導管(2)内に配置されており、かつ冷却室(4)と、この冷却室(4)の始端部のところの第1の孔あきダイヤフラム(3)と、この冷却室(4)の後端部のところの第2の孔あきダイヤフラム(8)と、冷却室(4)内へ冷えた復水を噴入するための複数のノズル(6)とを備えている形式のものにおいて、冷却室(4)の始端部のところの第1の孔あきダイヤフラム(3)が球形のただ1つの部分から成っていることを特徴とするパワープラント内の蒸気導入装置。
  • 【請求項2】 第1の孔あきダイヤフラム(3)がかご状湾曲底部の形状を有している請求項1記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項3】 第1の孔あきダイヤフラム(3)が直状の縁部(13)を有しており、この縁部の直径がバイパス導管(2)に適合している請求項1又は2記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項4】 第1の孔あきダイヤフラム(3)の、互いに最も近くに位置するすべての孔(12)が等間隔で配置されている請求項3記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項5】 すべての孔の軸線が1点で交わっている請求項4記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項6】 第1の孔あきダイヤフラム(3)がバイパス導管(2)の後端部に溶接されている請求項5記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項7】 第1の孔あきダイヤフラム(3)の後端部がノズル(6)から間隔をおいて位置しており、その結果、孔あきダイヤフラム(3)が、閉じたノズル(6)から落下する水滴から自由である請求項6記載の蒸気導入装置。
  • 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項記載の蒸気導入装置の製法において、加熱とプレスとにより球形の孔あきダイヤフラム(3)を製作し、プレス後に孔あきダイヤフラム(3)から応力を除去し、次いで孔(12)を穿つことを特徴とする蒸気導入装置の製法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラと、蒸気タービンと、コンデンサと、蒸気タービンを迂回してボイラから直接的にコンデンサへ通じたバイパス導管とを備えた蒸気パワープラントに関する。 本発明は特に、バイパス導管とコンデンサとの間の蒸気導入装置並びにこの蒸気導入装置内の2つの蒸気通流ダイヤフラムの第1の蒸気ダイヤフラムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】蒸気パワープラントのスタートアップ及びランダウン時、並びにパワープラントのシャットダウンにもとづく蒸気タービン負荷放出時に蒸気はボイラから蒸気タービンへ供給されない。 その理由は蒸気が多量のを含んでおり、これによりタービンの翼配列を損傷せしめるおそれがあるからである。 その代わり、蒸気はボイラからバイパス導管と蒸気導入装置とを通して直接的にコンデンサ内へ誘導される。 この蒸気導入装置は蒸気がコンデンサ内で凝縮するのに先立って蒸気を膨張させかつ冷却するために役立つ。 バイパス導管を介して到来した蒸気は高い流速を有していると共に、600℃までの温度を有している。 これに対してコンデンサ内の温度は40℃である。 要するに、蒸気の温度並びに速度は著しく降下させられなければならない。 このことはさらに、蒸気導入装置の構成部分が大きな温度勾配にさらされることを意味する。

    【0003】Brown Boveri 会社の文献第CH‐T080273号によれば、バイパス調整弁の下流にはコンデンサ内に配置された2段の蒸気導入装置が接続されている。 この蒸気導入装置の第1段は蒸気通流ダイヤフラム、要するに円錐台形状の孔あきダイヤフラムから成り、この孔あきダイヤフラムを通して熱い蒸気流がスプレーされ、かつファン‐アウトされる。 孔あきダイヤフラムの後方で蒸気は膨張室又は冷却室内に流入する。 この場所で蒸気は、ファン‐アウトされた蒸気流内に複数のノズルを介して噴入された冷えた復水により冷却される。 蒸気導入装置の第2段内で、蒸気は第2の孔あきダイヤフラムを通流する。 この第2の孔あきダイヤフラムにより蒸気はコンデンサネック内で、かつコンデンサの冷却管にわたり分配される。

    【0004】蒸気導入装置の第1段の孔あきダイヤフラムは複数の平たい構成部分から製作されており、要するに、円錐台の外套のための部分と、円錐の先端のための閉鎖部分と、バイパス導管の後端部に接続するための移行部分とから成る。 孔あきダイヤフラムの孔は円錐外套を形成すべきまだ平たい部分内へ穿孔され、次いでこの平たい部分が熱変形により円錐形にされ、かつ継合わせ溶接される。 次いで、円錐の先端のための閉鎖部分が円錐台に、かつ移行部分がバイパス導管の後端部に溶接される。

    【0005】多数の孔を備えた円錐の機械的な十分な安定度を得るためには壁厚が比較的厚肉でなければならない。 しかし、壁厚が厚肉であるほど熱応も大きい。 上述したように、この孔あきダイヤフラムは著しく大きな温度勾配にさらされている。 要するに稼動中、孔あきダイヤフラムの一方の側から他方の側への著しい温度勾配は壁厚が厚肉である場合にはそれ相応に大きな熱応力を招き、このことにより、材料内に亀裂の可能性を生じる。 熱変形時ですら小さな亀裂を形成する可能性があり、この亀裂が後々運転中に増大し、最終的には材料破損のおそれを生じる。 このような亀裂又は破損のおそれによりパワープラントの運転信頼性が損なわれる。 それというのは、パワープラント全体のシャットダウン下での修理によってしか孔あきダイヤフラムの損傷が修復されないからである。 さらに、孔あきダイヤフラムのコスト的に不経済な製作も欠点である。 一面においては、複数の個々の部分の製作とそれらの組立時の溶接作業とが加工費用増大及びコスト増大を必要とする。 他面において、円錐へ変形する際に、穿孔された孔のジオメトリにゆがみが生じ、従って場合により後加工の必要を生じる。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述の従来技術に対比して耐熱強度の改善により、運転信頼性を向上せしめると共に、加工費用及びコスト増大を削減せしめるような、蒸気パワープラントのバイパス導管内の蒸気導入装置のための孔あきダイヤフラムを提供することにある。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれば、請求項1に記載したように、ボイラからコンデンサへ案内されたバイパス導管を備えたパワープラントにおける蒸気導入装置であって、その場合、蒸気導入装置が、コンデンサネックの手前でバイパス導管内に配置されており、かつ冷却室と、この冷却室の始端部のところの第1の孔あきダイヤフラムと、この冷却室の後端部のところの第2の孔あきダイヤフラムと、冷却室内へ冷えた復水を噴入するための複数のノズルとを備えている形式のものにおいて、孔あきダイヤフラムが球形のただ1
    つの部分から成ることにより解決される。

    【0008】

    【発明の効果】この形式の孔あきダイヤフラムの主たる利点は孔あきダイヤフラムの機械的な安定性と耐熱強度とが向上し、ひいては得られる蒸気導入装置の運転信頼性が向上することにある。 このことにより、修理なしに蒸気導入装置の比較的長い運転時間が保証されるため、
    パワープラント全体の運転信頼性も向上する。

    【0009】円錐形に対比して球形は機械的に安定である。 要するに本発明にもとづき選択された孔あきダイヤフラムの形状は従来技術に対比して機械的な安定性の向上を保証する。 形状による安定性の向上にもとづき、本発明にもとづく孔あきダイヤフラムは円錐形の場合に比して比較的薄い壁厚を有しており、しかも孔あきダイヤフラムのために必要な安定性が保証される。 薄い壁厚がもたらす別の利点は、温度勾配にもとづき生じる材料内の熱応力が小さいことにある。 このことにより、熱的な負荷能力が著しく向上し、孔あきダイヤフラムの破損のおそれが軽減される。

    【0010】本発明の有利な1構成では、それぞれの孔が、それぞれ最も近くに位置する孔に対して等間隔であるように、孔あきダイヤフラムの孔が配置されている。
    このことにより、同様に孔あきダイヤフラムの均一な材料厚と耐熱強度が得られる。

    【0011】ただ1つの部分から成る球形の孔あきダイヤフラムは1プレス過程により製作される。 ワークは所望形状が得られた後に再度焼きなまされ、コントロール下で冷却されて応力除去される。 この製作法により、最終製品は最小の材料応力しか有しておらず、このことにより、運転中の孔あきダイヤフラムの熱的負荷能力が向上する。

    【0012】第2の利点は孔あきダイヤフラムの加工のためのコストが削減されることにある。 このことは、第1に、部品点数をただ1つの部分に削減したことにより、かつ加工ステップの数を削減したことにより得られる。 孔あきダイヤフラムの製作のためには1プレス過程しか必要でなく、かつ溶接過程はもはや不要である。 円錐形の孔あきダイヤフラムの場合のような閉鎖部分の別個の製作と組付けが不要であり、かつ特に孔あきダイヤフラムとバイパス導管の後端部との間の移行部分の製作と組付けが不要である。 球形の孔あきダイヤフラムは直状の縁部を有しており、この縁部の直径はバイパス導管の直径に適合している。 組付け時に孔あきダイヤフラムは別個に製作された移行部分を介在させることなしに直接的にバイパス導管の後端部に溶接される。

    【0013】さらに、孔あきダイヤフラムの孔の穿孔は孔あきダイヤフラムのプレス過程後にNC機械により行われる。 従来技術におけるような孔の後加工はもはや不要であり、これにより、加工費用がさらに節約される。

    【0014】

    【発明の実施の形態】次に、図示の実施例につき本発明を詳細に説明する。

    【0015】図1は蒸気パワープラントにおける蒸気導入装置1の横断面を示す。 パワープラントの図示されていないボイラからバイパス導管2が蒸気導入装置1へ案内されている。 蒸気導入装置はコンデンサ9に接続されており、この場合、蒸気導入装置はコンデンサ9のコンデンサネック7内に突入している。 パワープラントのスターティングアップ又はランダウン時又は短時間のシャットアウト時に、ボイラから熱蒸気が500℃以上の温度で矢印の方向にバイパス導管2を通して案内され、次いで蒸気導入装置1の第1の孔あきダイヤフラム3に衝突する。 蒸気は孔あきダイヤフラムの孔を通り、これによりファン‐アウトされる。 この孔あきダイヤフラムの役目は蒸気流を可能な限り著しく拡張せしめ、これにより、蒸気流を後続の冷却室4にフル充填させることにある。 冷却室4内には複数のノズル6が配置されており、
    これらのノズルは冷えた復水を水滴の形で冷却室内へ噴入する。 この場所で蒸気は水との混合により冷却される。 この冷却に対して付加的に蒸気は冷却室4内で渦流により膨張させられる。 蒸気は冷却室4の後端部のところで第2の孔あきダイヤフラム8の孔8′を通される。
    この第2の孔あきダイヤフラム8は半円筒形に成形されており、その場合、円筒は図平面内へ突入し、かつ図平面から突出する。 孔あきダイヤフラム8は、コンデンサネック7内の1平面内で管束10にわたって、冷却された蒸気の均一な分配を生ぜしめる。 この平面から蒸気はコンデンサ9内へ吸い込まれて、管束10内の冷却管で凝縮される。

    【0016】図2は本発明にもとづく第1の孔あきダイヤフラム3を詳細に示す。 この孔あきダイヤフラム3は本実施例ではかご状湾曲底部の形状を有している。 この形状は例えばドイツ工業規格第18013号により公知である。 この形状の特徴は特に、球形の中央部にあり、
    これにより、孔あきダイヤフラム3は高い機械的な安定性を有している。 それゆえ、この孔あきダイヤフラムは薄肉に形成されており、しかも所要の安定性を有している。 直状の縁部を備えたこのかご状湾曲底部は1プレス過程で製作される。 孔12はプレス過程後に5つの軸線上で作動するプログラミング可能な孔あけ機械(NC)
    により穿孔される。 この加工形式により、孔12の軸線はそれぞれ同一焦点で交じわる。 孔12のこの配向により、蒸気流の比較的均一なファン‐アウトが生じる。 かご状湾曲底部の直状の縁部13は結合箇所14のところで直接にバイパス導管2の後端部へ溶接される。 本発明にもとづく孔あきダイヤフラム3の孔12の配列が図3
    に示されている。 この配列の優れた点は、互いに隣合う孔12の相互間隔がそれぞれ等しいことにある。 このことにより、孔あきダイヤフラム3の全面にわたる機械的な安定性が良好となる。 孔の座標はかご状湾曲底部の曲率と孔の所要直径にもとづいて計算され、かつ製作のために直接的にNC機械に供給される。

    【0017】孔あきダイヤフラムが球形であることにより、孔あきダイヤフラムは円錐形の孔あきダイヤフラムに比して浅く冷却室内へ突入する。 このことの利点は、
    復水ノズル6の停止後に復水導管6内に存在していて冷却室内へ落下する水滴が熱い孔あきダイヤフラムへ達しないことにある。 さもないと、このような水滴は局部的な熱ショックの原因となり、場合によってはこれにより生じる孔あきダイヤフラムの腐食の原因ともなる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】蒸気導入装置を介してコンデンサに接続されたバイパス導管を示す図である。

    【図2】蒸気導入装置の本発明にもとづく孔あきダイヤフラムを詳細に示す図である。

    【図3】本発明にもとづく孔あきダイヤフラムの孔のジオメトリを示す正面図である。

    【符号の説明】

    1 蒸気導入装置、 2 バイパス導管、 3 球形の孔あきダイヤフラム、4 冷却室、 5 復水供給導管、 6 ノズル(復水ノズル)、 7 コンデンサネック、 8 第2の孔あきダイヤフラム、 8′ 孔、
    9 コンデンサ、 10 冷却管束、 11 冷却室の壁、 12 孔、 13 縁部、 14 結合箇所

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァクラフ スヴォボダ スイス国 ビルメンスドルフ リューティ シュトラーセ 7

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