Equipment to install the reinforcement rod class at the front and the arched ceiling of the tunnel

申请号 JP12505099 申请日 1999-04-30 公开(公告)号 JP4397998B2 公开(公告)日 2010-01-13
申请人 トレビ ソシエタ ペル アテオニ; 发明人 マウリッツゥオ シエピ; アチレ マルテラ; フランセスコ ミカエル;
摘要
权利要求
  • 補強ロッドをトンネルの掘削穴の正面部分に設けられた垂直方向の複数の孔や斜めに角度がついた複数の孔に挿入し、しっかり土砂を土止めして、落盤を防ぐ装置であって、トンネルの掘削部の土留めのための機械のフレーム(10)に搭載のテレスコピック式スタンダード(14、15)に架設した ブーム (18)に、ガラス繊維強化補強ロッド又は前記補強ロッドの複数本のセクション(36、37、38)を順次1本ずつトンネルの正面やアーチ形天井に穿孔した穿孔部分に挿入するワークユニット(19)を装着し、前記ワークユニットは、摩擦送りローラー(32)とこの摩擦送りローラーの手前側に位置する案内部(35)付きの案内チューブ(34)と、前記案内チューブ(34)に 挿入される保持チューブ(39)に納められた前記補強ロッド又は前記補強ロッドの複数本のセクションをそれぞれ保持する保持チューブ(39)と、前記補強ロッド又は前記補強ロッドの複数本のセクションを前記案内チューブ(34)を介して前記摩擦送りローラー(32)へ前進させる長さの異なる突き押し具(40、41、42)をもつ スラスト手段(44)とを備えているトンネルの正面とアーチ形天井に補強ロッドを設置する装置。
  • 前記 突き押し具 (40、41、42)は、スラスト手段(44)でストローク一杯に前進され、かつ、後退することを特徴とする請求項1による装置。
  • 前記 突き押し具 (40、41、42)は、互いに独立していて、スラスト手段(44)でストローク一杯に前進され、かつ、後退することを特徴とする請求項1による装置。
  • 案内チューブ(34)は、その先端にじょうご状にせばまった案内部(35)を備えており、この案内部により前記補強ロッドの 複数本の各セクション(36、37、38)が1本 ずつ前記案内チューブ( 34)の開口部から順をおって 突き押し出されることを特徴とする請求項1による装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    この発明は、トンネルの正面ならびにアーチ形天井に補強ロッド類を設置する装置に関するものである。
    【0002】
    特に、この発明は、ガラス繊維で強化された樹脂からなる、種々の長さ及び太さをもつロッドの複数のセクションからなる補強ロッドをトンネルの掘削穴の正面部分に設けられた垂直方向の複数の孔や斜めに度がついた複数の孔に挿入し、しっかり土砂を土止めして、落盤を防ぐ技術に関するものである。
    【0003】
    【従来の技術】
    現在知られている前記補強ロッドを挿入する装置は、摩擦送りローラーやリターンホイスト及びケーブルを使用して前記補強ロッドを供給するようになっているもので、供給のために前記装置に準備されている前記補強ロッド類は、無造作に束ねて置かれていたり、ラック内に積み重ねられたりしている。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    前記のように前記補強ロッド類が雑然と置かれていると、2本又は複数本の補強ロッドが供給時のロッド同士の摩擦によって、互いに一緒になって引かれたり、曲がって引っ掛かることが起きてしまう。
    【0005】
    またさらに、前記補強ロッド類を保持しておく部所のまわりに土砂、岩屑、瓦礫などが存在すると、前記装置のパーツ類やガラス繊維強化補強ロッドを傷めてしまう場合が多い。
    【0006】
    また、パイル状になった補強ロッド類を使用し、これらの補強ロッドを前記摩擦送りローラーへ供給する場合、これらロッドを垂直にして順次前記ローラーへ供給するが、前記ロッドを垂直にすることは、それなりの空間と配置構成が必要になる問題点があり、これらが、この発明の解決課題である。
    【0007】
    【課題を解決するための手段】
    前記課題を解決するために、この発明は、トンネルの正面及びアーチ形天井に設けた穿孔部分に対しガラス繊維強化の補強ロッドを挿入し、落盤防止、土留めなどを行うための補強ロッド類の設置のための装置を提供し、この装置により前記課題を解決したものであり、特に、2本又は複数本の補強ロッドが一緒に引きずられて穿孔部分へ達することによる挿入不能の失敗や、作業空間にさほどの余裕をもたすことなく、補強ロッドの挿入作業が円滑に、かつ、安全確実に行えることを可能にしたものである。
    【0008】
    この発明は、以下に述べるようなトンネルの掘削部の土留めのための機械を使用し、この機械のテレスコピック式スタンダードに複数本の補強ロッドのセクションを順次1本ずつトンネルの正面やアーチ形天井に穿孔した穿孔部分に挿入するワークユニットを装着し、 前記ワークユニットは、摩擦送りローラーと、この摩擦送りローラーの手前側に位置する案内チューブと、ガラス繊維強化の補強ロッドの複数本のセクションをそれぞれ保持する保持チューブと、前記セクションを前記案内チューブを介して前記摩擦送りローラーへ前進させ押し込むスラスト手段とを備えている。
    【0009】
    つぎに、この発明を図示の実施の態様により詳しく説明する。
    【0010】
    【発明の実施の形態】
    図1と図2とは、この発明のベースとなる特公平4−63199の特許公報に記載の構造のトンネル内で掘削した土砂を固める土止めなどのための機械を示す。
    【0011】
    前記機械において、フレーム10は、前記機械を支持する構造体であり、モーター駆動トラック 11に搭載され、地面などに接地して安定を図る安定脚を有するピストン構造部12を備えている。
    【0012】
    中央パワーユニット13がフレーム10の上部に配置され、このパワーユニットは、回転作業ユニット及び前記機械を移動し、位置決めする補助ユニットとして機能する。 図示のように、回転作業ユニットは、基部がフレーム10に取り付けられているプレート16,17それぞれと一体又は取り付けられた2本のテレスコピック式スタンダード(支柱)14,15を備えており、これらのスタンダード(支持)の先端で、ブーム18を支えている。 そして、このブーム18には、 ワークユニット19、駆動部及び駆動部20を移動するウインチ21が設けられている。
    【0013】
    前記スタンダード14,15を支えるプレート16,17には、また駆動機構部(エンジン)22が設けられていて、 前記駆動機構部のピニオンが前記プレートの一部を構成する歯付き円周縁部23にそって回動するようになっている。 前記プレートには、カーソルが設けられており、このカーソルは、スライド24(そり盤)にそってスライドできるようになっている。 前記スライド24は、前記機械の作動時には、垂直に立ち、前記機械の不作動時又は移動の時などは、平位置に倒れる構造になっている。 この水平位置に倒れる構造にするため、スライド24は、フレーム10とピストン25とにピボット連結されており、パワーユニット13によりピストン25を作動し、スライド24と前記スタンダード 14,15とを水平方向へ回動させて、これらを水平に倒すもので、この水平に寝かす作業を行うときには、ブーム18を前以て取り外しておく。
    【0014】
    この発明によれば、落盤防止、土留めなどのためにトンネル正面部とアーチ形天井に穿孔した穿孔箇所にガラス繊維強化補強ロッドを圧入又は挿入するスラスト機構 26が支持部27によりブーム18に設けられている。 ガラス繊維強化補強ロッドは、1本の長尺、短尺など長さが約1メーター以下のものから10メーターを越える程度の種々の長さをもつ前記補強ロッド又は約1メーター以下のものから2メーター、3メーターといった種々の長さをもつ複数本の前記補強ロッドのセクションが前記スラスト機構26により継ぎ足されるように1本ずつ順次押し出されて前記穿孔箇所に圧入又は挿入される構成になっており、このような挿入装置は、前記補強ロッドのセクションを押し出すワークユニット19とスラスト機構26とを主体とするものである。
    【0015】
    図3に示すように、この発明による補強ロッド挿入装置を構成する一方の要素であるワークユニット19は、ガラス繊維強化補強ロッドのセクション36,37,38(これらの本数は、図示の3本に限定されるものではなく、補強ロッドが継ぎ足されて所要の長さで決まる本数)それぞれが3本(この本数は、使用されるセクションの数に対応する)の保持チューブ39に納められており、保持チューブ39によって、補強ロッドのセクションが接触しないように隔離され、各補強ロッドのセクション36,37,38を納めた保持チューブ39がひとまとめにされて案内チューブ34内に挿入される形状である。
    【0016】
    案内チューブ34は、その先端にじょうご状にせばまった案内部35を備えており、この案内部35は、先端に開口部を有し、この開口部から先行する第1のロッドのセクション31が突き出て一対の摩擦送りローラー32の間に通され、モーター駆動部33により前記摩擦送りローラーが回転することにより、ロッド31が前進される構成になっており、ついで案内チューブ34内に挿入される保持チューブ39に納められている前記各セクション36,37,38が1本ずつ案内チューブ34の開口部から順をおって突き出される(なお、前記セクションの代わりに、1本の長尺ものの補強ロッドが使用される場合もある)。
    【0017】
    保持チューブ39は、摩擦係数が低いマテリアルから作られることが好ましく、これによって、保持チューブ39を案内チューブ34内に容易に挿入することができ、さらに、保持チューブ39内に納めた各補強ロッドが保持チューブ内を滑らかにスライドできるようになる。 さらに、保持チューブ39は、各ロッドにダストや岩屑などが付着しないように各ロッドを保護する。
    【0018】
    前記保持チューブ39内に納められた各ロッドのセクションを案内チューブ34の開口先端から突き出し、 前記摩擦送りローラー32へ通して前進させるスラスト機構26は、図3に示すように、スラスト手段44、押し出しプレート43及び突き押し具40,41,42を備えている。 これら突き押し具40,41,42は、それぞれ長さを異にして押し出しプレート43に取り付けられており、スラスト手段44がピストン前進すれば、押し出しプレート43が前進し、この運動によって、突き押し具40,41,42は、保持チューブ39内に納めた各補強ロッドのセクション 36,37,38の後端部に突き当たり、これら補強ロッドのセクションを順次案内チューブ34の開口部から摩擦送りローラー32へ押し出し、摩擦送りローラー32を経て、既に設けられている穿孔部(トンネルの正面壁部分やアーチ形天井部分に設けられている)へ押し込められる。 前記スラスト機構26は、水平方向、斜め傾斜方向何れの向きに前記補強ロッドのセクションを押し出すことができる構成になっている。
    【0019】
    前記摩擦送りローラー32のローラー間の間隙を調節して、前記補強ロッドの摩擦による送りを円滑にするためには、図示しないピストン機構により前記ローラーの間隙が広狭自由に調節できるようになっている。
    【0020】
    前記保持チューブ39内に前記補強ロッドを装填するには、前記スラスト機構が装填作業の邪魔とならないように、 前記スラストシステムを前記保持チューブから後退させたり、垂直に立つように回動させたりして、保持チューブ39の後方に装填作業の空間が確保されるようになっており、第1の補強ロッドのセクション 31を先ず最初に装填し、案内チューブ34の開口部から押し出し、摩擦送りローラー32に通す作業が手作業で行われ、この後、さらに補強ロッドのセクション 36,37,38を保持チューブ39内に装填する作業が行われる。
    【0021】
    この装填作業においては、第1の補強ロッド31に後続する補強ロッドのセクション 36が案内チューブ34のじょうご状にせばまった案内部35内に前進され、順次後続する補強ロッドのセクション 37,38が前記スラスト手段44の前記突き押し具40,41,42の異なる長さに応じて補強ロッド36の後位に位置されるようになる。 突き押し具40,41,42はお互いに分離されており、前記スラスト手段44は結果として他の突き押し具とは独立して1つを働かすようになっている。
    【0022】
    前記装填作業は、作業員が地上で行えるように、前記ブームに設置の前記スラスト機構 、摩擦送りローラーを作業員の立ち作業可能な状態になるまで地上近くに下ろして装填作業を行い、装填作業が容易に、かつ、安全に行えるようになっている。
    【0023】
    前記したワークユニット19とスラスト機構26は、ブーム18に架設されていて(図1の符号27は、スラスト機構26を支持する支持腕を示す)、両者ともに駆動機構部20などを介して前記ブーム上を適宜前進、後退し、ワークユニット19を目指す穿孔箇所に狙いを当て、前記操作により前記補強ロッドを圧入又は挿入する。
    【0024】
    【発明の効果】
    以上述べたように、この発明によれば、トンネルにおける落盤防止、土留めなどのためのガラス繊維強化補強ロッドの挿入、打設が確実に、効率よく、安全に行える。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】この発明の一つの好ましい実施の形態を示す側面方向から見た説明図である。
    【図2】図1の実施の形態を後部側から見た説明図である。
    【図3】ガラス繊維強化補強ロッドを挿入する装置の分解斜視図である。
    【符号の説明】
    10 フレーム11 モーター駆動トラック
    12 ピストン構造部13 中央パワーユニット14,15 スタンダード(支柱)
    34 案内チューブ35 案内部36,37,38 補強ロッドのセクション40,41,42 突き押し具

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