Manually operated drilling machine

申请号 JP18414193 申请日 1993-07-26 公开(公告)号 JP3049177B2 公开(公告)日 2000-06-05
申请人 アンドレアス・シユテイール; 发明人 ウール クラウス・マルチン; ニッケル ハンス;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 操作グリップ、駆動原動機、伝動装置、
    及び原動機と伝動装置との間に位置する遠心クラッチを有する手動操作穿孔機において、穿孔機にレリーズレバー(2;2a,2'a)およびこれと作用結合しているブレーキ装置(3)を設けること、そして前記レリーズレバー(2;2a,2'a)がブレーキ装置(3)と次のように作用結合していること、すなわち、ドリル(1
    8)が穿孔抵抗に逢うことによる穿孔機の偶発的な回転運動が予め与えられた限界値になると、前記レリーズレバー(2;2a,2'a)がブレーキ装置(3)をレリーズすることを特徴とする穿孔機。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、操作グリップ、駆動原動機、伝動装置、及び前記原動機と伝動装置との間に位置する遠心クラッチを有する手動操作穿孔機に関する。

    【0002】

    【従来の技術】この種の手動操作穿孔機は、あけられた穴の中の抵抗、例えば石、根などにドリルがぶつかった場合に、不意に回転モーメントが大きくなり、このためドリルの突然の回転数の低下あるいはドリルが動かなくなることがあるという欠点がある。 その際に生じる制動モーメントは、操作者によって操作グリップを通じて受け止められねばならず、これは安全上大きなリスクを伴う。 なんとなれば、操作者が穿孔機に対する制御をなくし、またはけがをする可能性があるからである。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した構成の公知の穿孔機において、存在する安全上の危険性を簡単な構造的手段によって確実に取り除き、上述の欠点をなくすることを課題とする。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】前記課題は、産業上の利用分野に記した穿孔機において、該穿孔機にレリーズレバーおよびこれと作用結合しているブレーキ装置を設けること、そして前記レリーズレバーがブレーキ装置と次のように作用結合していること、すなわち、ドリルが穿孔抵抗に逢うことによる穿孔機の偶発的な回転運動が予め与えられた限界値になると、前記レリーズレバーがブレーキ装置をレリーズすることによって解決される。 この場合、前記レリーズレバーが位置決めばねの保持に対し支持ケーシングに装着されているのが有利である。

    【0005】本発明の1つの実施例においては、レリーズレバーが慣性質量部を有し、その慣性質量部の大きさが次のようになっており、すなわち突然発生する穿孔機の偶発的な回転加速度が限界値を超えると、前記レリーズレバーをその休止位置に、従ってブレーキ装置の解除位置に保持する保持力以上の力が作用し、ブレーキ作用をレリーズすることができるようになっている。 この場合、前記限界値は、ドリルが穿孔抵抗に逢うことにより穿孔機が回転するときに生ずる、予め与えられた加速度の大きさである。

    【0006】本発明の他の実施例では、慣性質量部を有するレリーズレバーが特にレバー棒の形に形成された別の補助レリーズレバーと結合され、このレバー棒が慣性質量部を設けたレリーズレバーの長手方向にて穿孔機の側方に突出可能となっている。 この場合、レバー棒様の補助レリーズレバーは、同じく位置決めばねの保持力に対し支持ケーシングに装着されている。 この実施例では、予め与えられた角加速度または角度の大きさを超えるとき、すなわちレバー棒様の補助レリーズレバーが操作者にあたるとき、ブレーキ装置がレリーズされる。

    【0007】本発明の第3実施例においては、穿孔機の側方に突出するレバー棒様の補助レリーズレバーが、ドリルが穿孔抵抗に逢うことにより穿孔機が回転する際、
    操作者に当たることにより定まる大きさの角度を走行するとき、ブレーキ装置がレリーズされるようになっている。 この実施例では、レリーズレバーは、比較的質量の少ない、特に質量の殆どないレバー棒により形成される。

    【0008】

    【作用及び効果】本発明による安全ブレーキ装置は、ドリルがあけられた穴の中の抵抗にぶつかった場合、操作グリップを有する穿孔機にその際作用する回転モーメントの増大が、遠心クラッチのドラムにブレーキをかけることによって瞬時に阻止されるように作動する。 その際、駆動回転モーメントはブレーキバンドによって受け止められ、それによって穿孔機の回転、従って操作者への危険が回避される。

    【0009】本発明の簡単な構成では、ブレーキ装置の支持ケーシングが次の構成部材、すなわちブレーキバンド、位置決めばね、緊張ばね、トグル継手ならびに慣性質量部を備える枢着されたレリーズレバーおよび(または)棒状の補助レリーズレバーを有する。 これら構成部材は、共同してブレーキ装置を形成する。 ブレーキ装置は、有利な構成として、駆動原動機と伝動装置との間に簡単に組み込むことのできる独自の中間部材として構成することができる。 ブレーキ装置をこのようにフランジ状に構成するときは、構成上の費用を小さくすることができ、かつこのような穿孔機のその他の構成部材の構造的変更を行う必要がないという特長がある。 さらに、中間部材をこのように構成するときは、既存の各穿孔機に安全装置を簡単にかつ速やかに取付けることができる。

    【0010】

    【実施例】本発明の有利な実施例を、以下に図面により詳細に説明する。

    【0011】図示の実施例は、操作グリップ17、1
    7'と、伝動装置14を具備する駆動原動機4と、クラッチドラム10および駆動ピニオン11を具備し前記原動機4と伝動装置14との間に設けられた遠心クラッチ1とを有する手動操作穿孔機を示す。 操作者は、この穿孔機を図1の図平面の後方の位置から操作し、その場合操作者は、右手で図の左にある所要のスイッチ17aやアクセルレバー17bを設けた操作グリップ17を握る。

    【0012】本発明では、穿孔機にレリーズレバー2
    (図1ないし図3参照)およびこれと作用結合している安全ブレーキ装置3が設けられている。 レリーズレバー2とブレーキ装置3とは、あけられた穴の中の抵抗、例えば石、根などにドリルがぶつかった場合に生ずる穿孔機の偶発的な回転運動が予め与えられた限界値になると、ブレーキ装置3がレリーズされるように、互いに機能的に結合されている。

    【0013】このため、レリーズレバー2は、限定された制御距離を有するように、位置決めばね7の保持力に対して可動に装着されている。

    【0014】図示の実施例では、レリーズレバー2は予め定めた慣性質量部を有しており、その大きさは次のようになっている。 すなわち、穿孔機の回転角速度が限界値を越えると、慣性質量付のレリーズレバー2をブレーキ装置3の解除位置に保持する力以上の力が作用し、ブレーキ作用をレリーズするのである。

    【0015】図1に示す実施例では、レリーズレバー2
    に調整可能な慣性質量部16が設けられ、レリーズレバー2がブレーキ装置3をレリーズする角加速度の大きさが調整可能となっている。

    【0016】レリーズレバー2は、ブレーキ装置3に対し、特にブレーキ装置3の支持ケーシング5に対し短い制御距離を有し、角加速度の限界値に達したとき、レリーズレバー2がブレーキ位置に移行し、そして操作者の手によりブレーキ装置を解除する出発位置に再び戻すことができるようになっている。

    【0017】従って、本発明の装置においては、ドリル18が穿孔抵抗にぶっかり、回転モーメントが上昇して予め定めた加速度限界値になったとき、ドリルはブレーキによりアイドリングまで減速され、それによって穿孔機がさらに回転を続けて操作者を傷つけることが防止される。

    【0018】図3に示す実施例では、レリーズレバー2
    は付加的な慣性質量部16を有せず、支持ケーシング5
    への枢着部20の先に、穿孔機の側方へ突出するレバー棒の形の補助レリーズレバー2aが設けられており、前記レバー棒は同じく位置決めばね7の保持力の下にあり、そしてブレーキのレリーズのための適宜の制御距離を有する。 穿孔抵抗に際し、穿孔機が回転することによってレリーズレバー2aの自由端が操作者にぶっかるとき、穿孔機がさらに短い回転を行うことによりブレーキがレリーズされる。 この場合、限界値は、穿孔機の回転時レリーズレバー2aが操作者に当たるまでに走行する角度の大きさである。 ドリル18が時計針方向(矢印N)に回転する場合、ドリルが抵抗に会うと、反力によって穿孔機が反対方向に、従って反時計針方向に所定角度量だけ回転し、レリーズレバー2aもこの回転に随行する。 操作者にぶっかる場合、レリーズレバー2aは、
    位置決めばね7の設計により構造上決まる制御距離を有し、この制御距離の走行によりブレーキがレリーズされる。

    【0019】操作者は、穿孔機の回転が停止し、ドリルがアイドリング回転するとき、レリーズレバー2aを戻してブレーキ作用を中断しなければならない。

    【0020】これは、操作者がレリーズレバーを制御距離だけ自分の方へ引っ張り、レリーズレバーが再びその出発位置、すなわち非ブレーキ位置を採るようにすることにより達成される。 しかし、操作者は、グリップを具備するレリーズレバー2をその出発位置に戻すことによっても、初期状態を作り出すことができる。 それは、レリーズレバー2と2aが互いに固定結合されているからである。

    【0021】図3の実施例は、次のように構成することができる。 すなわち、調整可能な追加の慣性質量部を有しないレリーズレバー2が、それにも拘らずその慣性モーメントでもってブレーキをレリーズすることができ、
    その場合付加的に設けられたレリーズレバー2aが操作者に当たることにより、追加のレリーズ作用が可能となるようにするのである。

    【0022】図4に示す実施例では、図3に関して説明したように、レリーズレバー2aが専ら比較的質量の少ないレバー棒2'aにより形成され、既に説明したと同じように、前記レバー棒2'aは操作者の体に当たることによりブレーキがレリーズされる。 従って、レバー棒2'aは同じく穿孔機を越えて突出し、それによって穿孔機が偶発的に回転するとき操作者に当たり、ブレーキ装置3をレリーズすることができる。

    【0023】レリーズレバー2aおよび2'aは、図3
    および図4に示すように、関節部2c、例えば渦巻ばねその他を備え、レリーズレバー2aおよび2'aの外側部分2bが、操作者に当たるとき、たわんで回避できるようにすることができる。 それによって、レバー棒状に形成されたレリーズレバー2aまたは2'aによる傷害をなくすることができる。 同時に、レリーズレバー2a
    または2'aは、例えば搬送時、折り曲げて安全な位置へ持ち来たせるので、損傷を受けないようにすることができる。

    【0024】さらに、関節部2cは、当然のことながら、次のように曲がらないように構成することができる。 すなわち、レリーズレバー2aまたは2'aが全体として、従って外側部分2bとともに、操作者に当たるときブレーキ装置3のレリーズに必要な位置調節力を伝達できるように構成するのである。

    【0025】すべての実施例に共通することであるが、
    安全ブレーキ装置3は支持ケーシング5を有するフランジ状中間部材として構成されており、該支持ケーシング5内にはブレーキ作用に必要なすべての構成部材が納められ、そしてコンパクトなかつ独自の構成部を形成している。 この構成部の所要空間は小さいため、穿孔機はその構成と重量が本質的に変化せず、新しい穿孔機ならびに既設の穿孔機に容易に組み込むことができる長所がある。 このため、安全ブレーキ装置3、従って中間部材は、原動機4と伝動装置14との間に固定するのみでよく、その場合固定要素12として例えば孔を、そして固定部材13として例えばねじまたはスタッドボルトを設けることができる。

    【0026】すべての実施例において、レリーズレバー2、2aまたは2'aは、支持ケーシング5内にて孔1
    9内に挿入された枢着ボルト20'により制御距離を限定されて旋回可能に装着されている。 位置決めばね7がレリーズレバー2、2aまたは2'aの係止凹部2'
    (図5)に係合し、該レリーズレバーをブレーキが解除される位置に保持する。 この場合、位置決めばね7の保持力は、図1の実施例の場合は限界加速力よりも、そしてレリーズレバー2aまたは2'aの場合は、それらが制御距離を動かされる力よりも小さいように設計されている。 すべての実施例において、支持ケーシング5は遠心クラッチ1のクラッチドラム10を納設し、このクラッチドラム10は伝動装置14と形状拘束的に結合する駆動ピニオン11を備えている。 さらにこの配置では、
    クラッチドラム10がブレーキバンド6によって少なくともほぼ完全に、特に数重に取り囲まれており、さらにブレーキバンド6が一端を支持ケーシング5に15で固定されており、一方ブレーキバンド6の他方の自由端がトグル継手9を介してレリーズレバー2及びばね8と作用結合している。 既述のように、安全ブレーキ装置3がエンジンケーシングまたは伝動装置に適合した支持ケーシング5を有し、その内部に全ての主要な構成要素、すなわちブレーキバンド6、位置決めばね7、ばね8及びトグル継手9を納めていることによって、安全ブレーキ装置3はコンパクトな構成となっている。 その際、図から明らかなように、支持ケーシング5内に位置して少なくとも近似的に円形の凹部21に対し偏心しかつ凹部2
    1と境界を接する凹部22が設けられ、この凹部22内に補助ばね8、トグル継手9、位置決めばね7及びレリーズレバー2の特に角度をつけられた端部2”が枢着ボルト20'により納設されている。トグル継手9は適宜に構成することができる。すなわち、実施例では、トグル継手9が軸23(図5)の周りを旋回可能な双腕レバーとして形成されており、その際引張ばね8の端を受けるレバーがブラケット24と中間レバー25とを介して枢着ボルト20'に枢着されている。双腕レバー9'の他の一端には、対応する凹部にブレーキバンド6の自由端が固定されている。

    【0027】図1ないし図3の安全ブレーキ装置3は、
    操作者によるレリーズレバー2の意識的な操作によってレリーズされるとともに、限界値を越える穿孔機の回転加速度が突然生じたときにも自動的にレリーズされる。
    後者の場合、レリーズレバー2がその慣性質量によってブレーキ作用をレリーズする。 レリーズ感度は、レリーズレバー2にて慣性質量部16を移動することにより調整される。 ブレーキ作用をレリーズする場合には、トグル継手9が死点を越えて動かされ、引張ばね8がブレーキバンド6を引き締め、そして遠心クラッチ1のクラッチドラム10に摩擦的に巻き付かせる。 クラッチドラム10およびこれと結合した駆動ピニオン11の回転方向(図にNで示す)は、ブレーキバンド6とクラッチドラム10との間に自己増強、従ってサーボブレーキを生じさせる方向である。

    【0028】図1の実施例または図3と図4の実施例における穿孔機の駆動中に、ドリルに抵抗が生じてドリルにブレーキをかけ、あるいはこれを停止させると、既述のように、操作グリップ17を含めた穿孔機の各部材が、ドリルの回転方向Nの逆方向にドリルの軸芯の周りに回転せしめられ、その際回転加速度が生ずる。 図1の実施例の場合、可動のレリーズレバー2は、この瞬間には自身の慣性質量によって差し当たりその調整された位置を保持するが、最後には回転加速度に遅れて順応する。 そのとき生ずる支持ケーシング5とレリーズレバー2との間の相対運動が、慣性質量部を有する穿孔機の実施例(図1)の場合、ブレーキ作用のレリーズに用いられる。 図3と図4の実施例では、全穿孔機が旋回して操作者に当たるとき、穿孔機の側方に突出するレリーズレバー2aまたは2'aによりブレーキ作用がレリーズされる。

    【0029】支持ケーシング5内に設けられたトグル継手9が、レリーズ作用時その死点を越え、かくして引張ばねとして形成されているばね8がブレーキバンド6をクラッチドラムに当接させ、それによって運動しているケーシング部がブレーキバンド6を介して多くまたはれ少くブロックされたドリル18に支持される。 その結果、操作者はもはや保持モーメントを及ぼす必要がなくかつ危険にさらされることもなく、一方原動機4自体はアイドリング状態で回転しつづけることができる。 従って、本発明の構成の特長とするところは、生じる穿孔抵抗によってドリル18にブレーキがかかった場合に、
    伝動装置14を具備する駆動原動機4とドリル18との間の相対運動が、自動的に、従って操作者が介入することなく遮断され、それによって、穿孔機の駆動原動機自体を止めなくとも、突然に穿孔機に生じる反作用力から操作者が守られるということである。

    【0030】図示のすべての実施例において、中間部材3は、これと伝動装置ケーシングとが単一の構成部材を形成するように、伝動装置14のケーシング内に構造上一体的となっている。 この場合、伝動装置の従来の構造高さを大きくする必要がないので、一体化した伝動装置ケーシングを安全ブレーキ装置を内部に設けた中間部材とともに、容易に交換することができるようになっている。 図2の実施例では、伝動装置14のケーシングの構造高さが大きくなるのを避けるために、ブレーキバンド6は単に伝動装置ケーシング内に装着したブレーキドラム10の周りに位置し、そしてブレーキ装置のその他の部材、すなわち位置決めばね7、緊張ばね8、トグル継手9及び慣性質量部2が、伝動装置14の本来のケーシングのわきにずれておりかつ凹部22を有するケーシング突起部に納められるように、伝動装置ケーシングが形成されている。 このようにして、伝動装置ケーシングをフランジ状中間部材とともに単一の部材として簡単なかつ安価な方法で製造し、それによって伝動装置ケーシングの軸方向の高さを長くする必要がないようにしている。

    【0031】本発明の実施の態様は、以下の通りである。

    【0032】(1)レリーズレバー(2)が慣性質量部(16)を有し、その慣性質量部の大きさが次のようになっていること、すなわちドリル(18)が穿孔抵抗に逢うときに穿孔機の回転による角加速度が限界値を超えると、前記レリーズレバー(2)をブレーキ装置(3)
    の解除位置に保持する以上の力が作用し、ブレーキ作用をレリーズする、請求項1に記載の穿孔機(図1)。

    【0033】(2)前記限界値が、ドリル(18)が穿孔抵抗に逢うことにより穿孔機が回転するとき、レリーズレバー(2a、2'a)が操作者に当たるまで走行する角度の大きさである、前記請求項1に記載の穿孔機(図3および図4)。

    【0034】(3)レリーズレバー(2、2a、2'
    a)が、位置決めばね(7)の保持力に対し支持ケーシング(5)に装着されている、請求項1あるいは前記第1項または第2項に記載の穿孔機。

    【0035】(4)支持ケーシング(5)が次の部材 ブレーキバンド(6)、位置決めばね(7)、緊張ばね(8)、トグル継手(9)、慣性質量部(16)を有するレリーズレバー(2)、および(または)棒状レリーズレバー(2a、2'a)の少なくとも1つを有し、その場合これら部材が共同してブレーキ装置(3)を形成する、請求項1あるいは前記第1項ないし第3項の1つに記載の穿孔機。

    【0036】(5)慣性質量部(16)がレリーズレバー(2)に長手方向に移動可能に配置されている、請求項1あるいは前記第1項または第4項に記載の穿孔機。

    【0037】(6)レリーズレバー(2)が支持ケーシング(5)の枢着部(20)の先に穿孔機の側方に突出するレバー棒の形の補助レリーズレバー(2a)を備え、穿孔機がレリーズレバー(2)とともに偶発的に回転するとき、前記レバー棒が操作者にブレーキ装置(3)のレリーズのための限界ストッパを有する、請求項1あるいは前記第1項から第5項のいずれか一つに記載の穿孔機(図3)。

    【0038】(7)レリーズレバー(2')が主として比較的質量の少ないレバー棒により形成され、このレバー棒が操作者の体に当たるときブレーキ装置(3)がレリーズされる、請求項1あるいは前記第2項ないし第4
    項の1つに記載の穿孔機(図4)。

    【0039】(8)レバー棒として形成されたレリーズレバー(2a、2'a)が、例えば渦巻ばねの形の関節部(2c)を有し、その外側部分(2b)がストッパに当たるとき内側部分(2d)に対したわんで回避可能である、請求項1あるいは前記第2項、第6項、または第7項に記載の穿孔機。

    【0040】(9)ブレーキ装置(3)が独立の構成部材として、特に独立の中間部材として形成され、これに原動機(4)および伝動装置(14)に取付けるための固定要素(12)が設けられ、この固定要素(12)が特に固定ねじ(13)を挿着するための支持ケーシング(5)における孔(12)として形成されている、請求項1あるいは前記第1項から第8項のいずれか1つに記載の穿孔機。

    【0041】(10)支持ケーシング(5)が遠心クラッチ(1)のクラッチドラム(10)を納設し、そしてクラッチドラム(10)が伝動装置(14)と形状拘束的に結合するための駆動ピニオン(11)を有し、さらにクラッチドラム(10)がブレーキバンド(6)によって取り囲まれており、そしてブレーキバンド(6)がその一端を支持ケーシング(5)に固定されている、請求項1あるいは前記第1項から第9項のいずれか1つに記載の穿孔機。

    【0042】(11)ブレーキバンド(6)の他方の自由端がトグル継手(9)を介してレリーズレバー(2)
    及び緊張ばね(8)と機能結合している、請求項1あるいは前記第1項から第10項のいずれか1つに記載の穿孔機。

    【0043】(12)位置決めばね(7)が、一端がレリーズレバー(2)に当接し、他端が支持ケーシング(5)に支えられている板ばねとして形成され、そして緊張ばね(8)が支持ケーシング(5)とトグル継手(9)との間の引張ばねとして形成されている、請求項1あるいは前記第1項から第11項のいずれか1つに記載の穿孔機。

    【0044】(13)支持ケーシング(5)内に位置し、少なくとも近似的に円形の凹部(21)に対し偏心して、少なくとも1つの隣接する凹部(22)内に、引張ばね(8)、トグル継手(9)、位置決めばね(7)、およびレリーズレバー(2)の特に角度をつけられた端部(2'')が枢着ボルト(20')によって配置されている、請求項1あるいは前記第1項から第12
    項のいずれか1つに記載の穿孔機。

    【0045】(14)中間部材(3)が伝動装置(1
    4)のケーシングとともに1つの構成部材に統合されている、請求項1あるいは前記第1項から第13項のいずれか一つに記載の穿孔機。

    【0046】(15)中間部材(3)と伝動装置(1
    4)を1体構造となし、ブレーキバンドが伝動装置ケーシング内のクラッチドラム(10)の周りに配され、安全ブレーキ装置(3)のその他の構成要素、すなわち位置決めばね(7)、緊張ばね(8)、トグル継手(9)
    および慣性質量部(2)が、伝動装置(14)のケーシングを少なくとも部分的に横に突き出た凹部(22)内に納設されている、前記第14項に記載の穿孔機。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】安全ブレーキ装置の第1実施例を有する全穿孔機の分解斜視図である。

    【図2】穿孔機の伝動装置ケーシングと1体構造とした図1の安全ブレーキ装置の分解斜視図である。

    【図3】レリーズレバー用補助レバー棒を備える安全ブレーキ装置の第2実施例を有する全穿孔機の分解斜視図である。

    【図4】特別の慣性質量部なしに、ブレーキ装置のレリーズを単にレリーズレバーとしてのレバー棒により行う安全ブレーキ装置の第3実施例を有する全穿孔機の分解斜視図である。

    【図5】支持ケーシングを放射方向に切断したすべての実施例に適した安全ブレーキ装置の1部を断面にて示す図である。

    【符号の説明】

    1 遠心クラッチ 2;2a,2'a レリーズレバー 3 安全ブレーキ装置 4 原動機 5 支持ケーシング 6 ブレーキバンド 7 位置決めばね 14 伝動装置 16 慣性質量部 17 操作グリップ 18 ドリル

    フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭48−6858(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) E21B 7/00

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