Interlocking mechanism of double sliding door

申请号 JP29935196 申请日 1996-10-23 公开(公告)号 JPH10121847A 公开(公告)日 1998-05-12
申请人 Sun Wave Ind Co Ltd; サンウエーブ工業株式会社; 发明人 EGUCHI MICHIHARU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To simplify the opening/closing operation by interlockingly moving a first moving body arranged in the center and a second moving body to be movably supported on the other guide and arranged on each side in a double sliding manner, and providing the second moving body the prescribed movement to the second moving body by an interlocking mechanism.
SOLUTION: A center door 7 and side doors 6a, 6b are hanged through wheels 17, 18, 19 locked to two recessed grooves 4, 5 and interlockingly moved in a double sliding manner. When the side door 6a is opened, and moved by L from an opening/closing port, the center door 7 is interlocked with the movement of the side door 6a by the effect of an interlocking mechanism 8, and moved from the original position by L/2. When the side door 6a is moved by W/2 and abutted on the side door 6b, the center door 7 is moved by W/4. However, because the width of the center door 7 is formed twice that of the side doors 6a, 6b, the center door is overlapped on the back side of two side doors 6a, 6b and one half (W/2) of the opening/closing port is opened. Thus, the first and second moving bodies can be simultaneously moved in simple operation.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 開閉口の上部に併設されるガイドの一方に移動可能に支持されて中央に配置される第1移動体と、前記ガイドの他方に移動可能に支持されて両側に配置される第2移動体と、前記第1移動体および第2移動体を引き違いに連動移動する連動機構であって、 前記連動機構は、前記第1移動体に離間して軸支された一対のプーリに無端ベルトを張設すると共に、前記無端ベルトの互いに離間した部分を固定すべく前記各第2移動体より中央に向けてベルト保持手段を突設して成り、 前記連動機構が、第2移動体を前記第1移動体に対し2
    倍の移動量で移動するように構成したことを特徴とする引き違い扉の連動機構。
  • 【請求項2】 前記ベルト保持手段は、前記各第2移動体に夫々中央に向けてステーを突設し、該各ステーの先端に前記無端ベルトを2分割する異なる2点を固定し、
    前記第1移動体が両側に引き違い可能に配置される第2
    移動体の中央に位置する際は該無端ベルトの固定点が前記各プーリに近接した位置に位置し、中央に向けて移動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の引き違い扉の連動機構。
  • 【請求項3】 前記第1移動体は、前記第2移動体の2
    倍の幅を有し、該第2移動体の裏側に引き違い移動可能に配設されることを特徴とする請求項1に記載の違い扉の連動機構。
  • 【請求項4】 前記第1移動体は、前記第2移動体の2
    倍の幅を有し、該第2移動体の表側に引き違い移動可能に配設されることを特徴とする請求項1に記載の違い扉の連動機構。
  • 【請求項5】 前記第1移動体および第2移動体は、前記ガイドに吊り下げ支持されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の違い扉の連動機構。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、違い扉の連動機構であって、特に開閉口の中央に配置される第1移動体が両側に配置される第2移動体の移動量に対し2倍の移動量をもって引き違い可能に連動移動する引き違い扉の連動機構に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より開閉口を開閉する扉として使用される引き違い扉は、複数枚の扉が組合せて使用されている。

    【0003】例えば、同一開閉口に複数枚の扉を組合せて使用する場合について考えると、スライド扉を2枚、
    もしくは3枚組合せたような構造が一般的である。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】このように、開閉口に引き違いの扉として複数枚の扉を組合せて使用する場合は、扉の枚数を多くすれば開閉口を広く開口することができるが、開閉する際に操作する人の移動範囲が広くなり操作性が悪くなる。

    【0005】また、各スライド扉には凸形取っ手または凹形取っ手が取付けられるが、このように複数枚のスライド扉に凸形取っ手を取付けた場合は開放時に凸形取っ手が各扉の端部に当り各スライド扉を全部開放することができず、開閉口を充分に広く開放することができない問題を有する。

    【0006】一方、凹形取っ手を取付けた場合は、重なり合う扉との干渉は無いが各スライド扉を全部開放することによって互いに重なり合うため、凹形取っ手が扉間の内部に入り込み、スライド扉を閉じる際の引き出し操作が困難となる問題を有する。

    【0007】本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、スライド扉を開閉する人の移動範囲が少なく極めて簡単な操作で開閉操作を行なうための簡単な引き違い扉の連動機構を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、開閉口の上部に併設されるガイドの一方に移動可能に支持されて中央に配置される第1移動体と、前記ガイドの他方に移動可能に支持されて両側に配置される第2移動体と、前記第1移動体および第2移動体を引き違いに連動移動する連動機構であって、前記連動機構は、前記第1移動体に離間して軸支された一対のプーリに無端ベルトを張設すると共に、前記無端ベルトの互いに離間した部分を固定すべく前記各第2移動体より中央に向けてベルト保持手段を突設して成り、前記連動機構が、第2移動体を前記第1移動体に対し2倍の移動量で移動するように構成したことを特徴としている。 この特徴により、中央に配置される第1移動体と前記ガイドの他方に移動可能に支持されて両側に配置される第2移動体が引き違い可能に連動移動し、第2移動体が前記連動機構により前記第2移動体に対し2倍の移動量を有しているので、第1移動体と第2移動体とを特定の位置関係を持たせた状態で引き違い移動させることができ、極めて簡単な操作で第1移動体および第2移動体を同時に移動させることができる。

    【0009】本発明の引き違い扉の連動機構は、前記ベルト保持手段が、前記各第2移動体に夫々中央に向けてステーを突設し、該各ステーの先端に前記無端ベルトを2分割する異なる2点を固定し、前記第1移動体が両側に引き違い可能に配置される第2移動体の中央に位置する際は該無端ベルトの固定点が前記各プーリに近接した位置に位置し、中央に向けて移動可能に構成したことを特徴としている。 この特徴により、第1移動体が両側に配置される第2移動体の中央に位置する際は、該無端ベルトの固定点が前記各プーリに近接した位置に位置するので、固定点が離間して軸支された一対のプーリ間を移動することができるため、第2移動体を第1移動体内に引き違いに引き込むことができ、第1移動体の移動量に対し第2移動体の移動量を充分に与えることができる。

    【0010】本発明の引き違い扉の連動機構は、前記第1移動体が、前記第2移動体の2倍の幅を有し、該第2
    移動体の裏側に引き違い移動可能に配設されることを特徴としている。 この特徴により、第1移動体が、第2移動体の2倍の幅を有し、第2移動体の裏側に引き違い移動可能に配設されるので、第1移動体の全幅が2枚の第2移動体の裏側に重ね合されるため開閉口を広く使用することができる。

    【0011】本発明の引き違い扉の連動機構は、前記第1移動体が、前記第2移動体の2倍の幅を有し、該第2
    移動体の表側に引き違い移動可能に配設されることを特徴としている。 この特徴により、第1移動体が、第2移動体の2倍の幅を有し、第2移動体の表側に引き違い移動可能に配設されるので、中央に位置する第1移動体の前に人が静止した状態で全ての移動体を開閉操作することができる。

    【0012】本発明の引き違い扉の連動機構は、前記第1移動体および第2移動体が、前記ガイドに吊り下げ支持されることを特徴としている。 この特徴により、第1
    移動体および第2移動体が、前記ガイドに吊り下げ支持されているので、ガイドを開閉口の下面上部に露呈することが無いため、ガイド内に塵埃等が侵入することなく第1移動体および第2移動体を抵抗無く円滑に移動させることができる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基づいて本発明を説明する。 本発明の引き違い扉の連動機構の一実施形態につき説明する。

    【0014】図1は、第1移動体、第2移動体および連動機構の分解組立斜視図、図2は組立られた第1移動体、第2移動体に連動機構を取付けた状態を示す断面図である。

    【0015】図1および2図おいて、1は第1移動体および第2移動体から成る3枚の扉を組合せた引き違いスライド扉であり、スライド扉1は、上部が開閉口2の上部に取付けられたガイドである上部ガイド3aに吊り下げられて引き違いスライド可能に支持され、下部も開閉口2の下部に取付けられた下部ガイド3bに引き違いスライド可能に支持されている。

    【0016】そして、上部ガイド3aは、上面に2列の凹溝を形成した軌道4、5が並設され開閉口2の全幅に亘って長手方向に延在している。

    【0017】また、下部ガイド3bは、下方に向けて開放する2列の凹溝で形成された軌道10、11が並設され開閉口2の全幅に亘って長手方向に延在している。

    【0018】そこで、スライド扉1は、主に上部ガイド3aの一方の同一軌道4上に係合支持される第2移動体であるサイド扉6a、6bと、上部ガイド3aの他方の軌道5に係合されて開閉口2を閉じる際は、両サイド扉6a、6bの中央に配置される幅広の第1移動体であるセンタ扉7と、サイド扉6a、6bをセンタ扉7の移動量の2倍の移動量で連動して移動するようセンタ扉7と連動可能に連結された連動機構8とで構成される。

    【0019】更に詳しくは、センタ扉7は、開閉口2の幅の略1/2の幅を有すると共にサイド扉6aまたは6
    bの2倍の幅を有しており、表側に面するスライド扉には凸形の取っ手9a、9bが取付けられている。

    【0020】本実施形態の場合は、センタ扉7は、開閉口2が閉じられる際は、該開閉口2の両側に配置されるサイド扉6a、6bの中央に位置し、開放時にはサイド扉6a、6bの裏側に位置するよう配設されており、この場合、凸形の取っ手9a、9bは、表側に位置する両サイド扉6aおよび6bに取付けられる。

    【0021】尚、両サイド扉6aおよび6bに取付けられる取っ手9a、9bは、凸形に限らず凹形の取っ手を取付けても良く、取付け位置は、両サイド扉6aおよび6bのセンタ扉7側にそれぞれ配置しても良い。

    【0022】そして、両サイド扉6aおよび6bの上部には、下向きコ字形に形成されたサポート12a、12
    b及び13a、13bがボルトB1、B2(一部のみ図示)を介して取付けられており、該サポート12a、1
    2b及び13a、13bの外側面には夫々ホイール1
    7、18が回転自在に軸支されている。

    【0023】また、センタ扉7の上部には、断面U字形の横長ホルダ14がボルトB3を介して取付けられており、該ホルダ14の外側面にはホイール19、19が回転自在に軸支されている。

    【0024】両サイド扉6aおよび6bに取付けられた各ホイール17、18は、上部ガイド3aの一方の軌道4に係合され、センタ扉7に取付けられたホイール1
    9、19は、上部ガイド3aの他方の軌道5に係合されている。

    【0025】一方、両サイド扉6aおよび6bの下部には、サポート15、15が取付けられており、該ポート15、15の上方に折曲された先端は、下部ガイド3b
    の一方の同一軌道10に摺動可能に係止されている。

    【0026】また、センタ扉7の下部には、図2に示すサポート16、16が取付けられており、該ポート1
    6、16の先端は、下部ガイド3bの他方の軌道11に摺動可能に係止されている。

    【0027】このように幅広のセンタ扉7と、幅狭のサイド扉6a、6bは、上部ガイド3aの各軌道4、5に夫々ホイール17、18を介して吊り下げられると共に、下部ガイド3bの各軌道10、11に摺動可能に係止されて夫々引き違いスライド可能に支持される。

    【0028】次に、連動機構8につき説明する。

    【0029】連動機構8は、図1、図2および図3に示すようホルダ14内にあって、該ホルダ14両端の内側面に回転自在に軸支され外周に溝を形成した一対のプーリ20a、20bと、該プーリ20a、20bに張設された無端ベルト21と、両サイド扉6aおよび6bに取付けられたサポート12b、13aより互いに内側に向けて突設し、端部に固定ピン23a、23bを介して無端ベルト21を2分割する異なる2点を固定したベルト保持手段であるステー22a、22bとで構成される。

    【0030】そして、無端ベルトの固定点は、センタ扉7が両側に配置されるサイド扉6a、6bの中央に位置する際は、各プーリ20a、20bに近接した位置に中央に向けて移動可能に位置している。

    【0031】このように、センタ扉7は、サイド扉6
    a、6bの2倍の幅を有し、該サイド扉6a、6bの裏側に引き違い移動可能に配設される。

    【0032】次に、連動機構を介して移動する3枚のスライド扉の作用につき説明する。 図6は、連動機構を介して第1および第2移動体が移動する際の作用の説明図であり、(a)は3枚のスライド扉が閉じている状態を示し、この状態では、開閉口2の幅Wの両側に幅Dのサイド扉6aおよび6bが配置され、中央にサイド扉6
    a、6bの2倍の幅2Dを有するセンタ扉7が配置されている。

    【0033】これらセンタ扉7およびサイド扉6a、6
    bは、ガイドに併設された2本の凹溝4、5に係止されたホイール17、18および19を介して吊り下げられ、引き違い可能に連動移動される。

    【0034】このように、センタ扉7およびサイド扉6
    a、6bが、ガイド3aに吊り下げ支持されるので、ガイド3aが開閉口2の下面上部に露呈されることが無いため、ガイド3a内に塵埃等が侵入することなくセンタ扉7およびサイド扉6a、6bを抵抗無く円滑に移動させることができる。

    【0035】ここで、3枚のスライド扉が閉口2を閉じた状態での連動機構8は、図1〜図3に示す状態となっている。

    【0036】すなわち、両サイド扉6a、6bから内方に向けて突出したステー22a、22bは、該ステー2
    2a、22b先端の固定ピン23a、23bを介して無端ベルト21の互いに離間した、該無端ベルト21を2
    分割する異なる2点に中央に向けて移動可能に固定されており、夫々の固定ピン23a、23bは、各プーリ2
    0a、20bに近接した位置に位置している。

    【0037】次に、図6の(b)に示すように一方のサイド扉6aを開放させて開閉口からLだけ移動すると、
    中央のセンタ扉7は、連動機構8の作用によりサイド扉6aの動きに連動して元の位置からL/2だけ移動する。

    【0038】すなわち、図3の(b)に示すように一方のサイド扉6aの開放によりピン23aが右方向にL移動すると、プーリ20a、20bの上部の無端ベルト2
    1は、停止している他方のサイド扉6bのステー22b
    端部にピン23bを介して固定されているため移動不能であり、下部の無端ベルト21のみが同じ距離Lだけ移動することになる。

    【0039】これにより、プーリ20aはL/2だけ右に移動し、同時にこのプーリ20aと一体的にホルダ1
    4に軸支されている他のプーリ20bもL/2だけ右に移動し、センター扉7はL/2だけ右に移動することになる。

    【0040】次に、図4の(c)に示すように、一方のサイド扉6aが、W/2移動して他方のサイド扉6bに当接した状態では、センタ扉7は、W/4移動することになる。

    【0041】ところが、センター扉7は、扉の幅がサイド扉6a、6bの夫々2倍の幅に形成されてきるため、
    2枚のサイド扉6a、6bの裏側に重なり開閉口の半分(W/2)が開放されることになる。

    【0042】このように、中央に配置されるセンター扉7と該センター扉7の両側に配置されるサイド扉6a、
    6bが引き違い可能に連動移動し、サイド扉6a、6b
    が連動機構8によりサイド扉6a、6bに対し2倍の移動量を有しているので、センター扉7とサイド扉6a、
    6bとを特定の位置関係を持たせた状態で引き違い移動させることができ、極めて簡単な操作でセンター扉7と一方のサイド扉6aまたは他方6bを同時に移動させることができる。

    【0043】センター扉7がサイド扉6aまたは6bの2倍の幅を有し、サイド扉6aまたは6bの裏側に引き違い移動可能に配設されるので、一方のサイド扉6aまたは6bを全開させた際センター扉7の全幅が2枚のサイド扉6aおよび6bの裏側に重ね合されるため開閉口2を広く使用することができる。

    【0044】次に、連動機構を用いた引き違い扉の別の実施形態につき説明する。

    【0045】図4は、第1移動体、第2移動体および連動機構の分解組立斜視図、図2は組立られた第1移動体、第2移動体に連動機構を取付けた状態を示す断面図である。

    【0046】尚、図において前述した実施形態の構成と同一構成部分については同一参照符号を付し詳細な説明を省略する。

    【0047】図4および図5おいて、30は第1移動体および第2移動体から成る3枚の組合せスライド扉であり、スライド扉30は、上部が開閉口2の上部に取付けられた上部ガイド3aに吊り下げられて引き違いスライド可能に支持され、下部も開閉口2の下部に取付けられた下部ガイド3bに引き違いスライド可能に支持されている。

    【0048】スライド扉30は、主に上部ガイド3aの一方の同一軌道5上に係合支持される第2移動体であるサイド扉31a、31bと、上部ガイド3aの他方の軌道4に係合されて開閉口2を閉じる際は、両サイド扉3
    1a、31bの中央に配置される幅広の第1移動体であるセンタ扉32と、サイド扉31a、31bをセンタ扉32の移動量の2倍の移動量で連動して移動するようセンタ扉32と連動可能に連結される連動機構8とで構成される。

    【0049】更に詳しくは、センタ扉32は、開閉口2
    の幅の略1/2の幅を有すると共にサイド扉31aまたは31bの2倍の幅を有しており、表側に面するセンタ扉32の両側には凸形の取っ手33a、33bが取付けられる。

    【0050】尚、両サイド扉31aおよび31bに取付けられる取っ手9a、9bは、凸形に限らず凹形の取っ手を取付けても良い。

    【0051】そして、両サイド扉31aおよび31bの上部には、断面U字形に形成されたサポート34a、3
    4b及び35a、35bがボルトB1、B2(一部のみ図示)を介して取付けられており、該サポート34a、
    34b及び35a、35bの外側面には夫々ホイール1
    7、18が回転自在に軸支されている。

    【0052】また、センタ扉32の上部には、下向きのコ字形に形成された横長ホルダ36がボルトB3を介して取付けられており、該ホルダ36の外側面にはホイール19、19が回転自在に軸支されている。

    【0053】両サイド扉31aおよび31bに取付けられた各ホイール17、18は、上部ガイド3aの一方の同じ軌道5に係合され、センタ扉32に取付けられたホイール19、19は、上部ガイド3aの他方の軌道4に係合されている。

    【0054】一方、両サイド扉31aおよび31bの下部には、サポート16、16が取付けられており、該ポート16、16の上方に折曲された先端は、下部ガイド3bの一方の同一軌道11に摺動可能に係止されている。

    【0055】また、センタ扉32下部には、図5に示すサポート15、15が取付けられていて、該ポート1
    5、15の先端は、下部ガイド3bの他方の軌道10に摺動可能に係止されている。

    【0056】このように幅広のセンタ扉32と、幅狭のサイド扉31aおよび31bは、夫々ホイール17、1
    8および19を介して上部ガイド3aの各軌道4、5に吊り下げられると共に、下部ガイド3bの各軌道10、
    11に摺動可能に係止されて夫々引き違いスライド可能に支持される。

    【0057】次に、引き違い扉に用いられる連動機構の別の実施形態につき説明する。

    【0058】連動機構37は、図4および図5に示すようホルダ36内にあって、該ホルダ36両端の内側にブラケット38を介して回転自在に軸支され外周に溝を形成した一対のプーリ20a、20bと、該プーリ20
    a、20bに張設された無端ベルト21と、両サイド扉31aおよび31bのサポート34b、35aより互いに内側に向けて突設し、端部に固定ピン23a、23b
    を介して無端ベルト21を2分割する異なる2点を固定したベルト保持手段であるステー39a、39bとで構成される。

    【0059】そして、無端ベルト21の固定点は、センタ扉32が両側に配置されるサイド扉31aおよび31
    bの中央に位置する際は各プーリ20a、20bに近接した位置に中央に向けて移動可能に位置している。

    【0060】このようにセンタ扉32は、サイド扉31
    aおよび31bの2倍の幅を有し、該サイド扉31aおよび31bの表側に引き違い移動可能に配設される。

    【0061】次に、連動機構を介して移動する3枚の組合せスライド扉の作用につき説明する。

    【0062】図7の(a)〜(c)は、連動機構を介して第1および第2移動体が移動する際の作用の説明図であり、図中Mは組合せスライド扉を人が開閉する際の操作位置である。

    【0063】(a)は3枚のスライド扉が閉じている状態を示し、この状態では、開閉口2全幅Wの両側に幅D
    のサイド扉31aおよび31bが配置され、中央にサイド扉31aおよび31bの2倍の幅2Dを有するセンタ扉32が配置される。

    【0064】この状態での連動機構37は、図1および図2に示す状態となっている。 すなわち、両サイド扉3
    1aおよび31bから内方に向けて突出したステー39
    a、39bは、該ステー39a、39b先端の固定ピン23a、23bを介して無端ベルト21の互いに離間した、該無端ベルト21を2分割する異なる2点に固定されており、夫々の固定ピン23a、23bは、各プーリ20a、20bに近接した位置に中央に向けて移動可能に位置している。

    【0065】すなわち、図4の(b)に示すように人が操作位置Mに立ち、センタ扉32の一方の取っ手33a
    を持って該センタ扉32を元の位置からLだけ移動すると、一方のサイド扉31a(左側)は開閉口端部から2
    Lだけ移動することができる。

    【0066】すなわち、図7の(b)に示すようにセンタ扉32を右方向にL移動すると、プーリ20a、20
    bも同様にL移動するが、該プーリ20a、20b上側の無端ベルト21がサイド扉31bのステー39bの固定ピン23bに固定されて停止しているため、無端ベルト21の他方に固定されている固定ピン23aは一方のサイド扉31aと共に2L(センタ扉32の移動量の2
    倍)右方向へ移動することになる。

    【0067】次に、図7の(c)に示すように、センタ扉32がW/2(開閉口幅Wの半分)移動する間に一方のサイド扉31aはW×3/4移動することになる。

    【0068】ところが、サイド扉31a、31bは、扉の幅がセンタ扉32の1/2の幅に形成されてきるため、センタ扉32の裏側に重なり開閉口の半分(W/
    2)が開放されることになる。

    【0069】このように、センタ扉32がサイド扉31
    a、31bの2倍の幅を有し、該サイド扉31a、31
    bの表側に引き違い移動可能に配設されるので、中央に位置するセンタ扉32の前に人が静止した状態で全てのスライド扉を移動操作することができる。

    【0070】

    【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。

    【0071】(a)請求項1の発明によれば、中央に配置される第1移動体と前記ガイドの他方に移動可能に支持されて両側に配置される第2移動体が引き違い可能に連動移動し、第2移動体が前記連動機構により前記第2
    移動体に対し2倍の移動量を有しているので、第1移動体と第2移動体とを特定の位置関係を持たせた状態で引き違い移動させることができ、極めて簡単な操作で第1
    移動体および第2移動体を同時に移動させることができる。

    【0072】(b)請求項2の発明によれば、第1移動体が両側に配置される第2移動体の中央に位置する際は、該無端ベルトの固定点が前記各プーリに近接した位置に位置するので、固定点が離間して軸支された一対のプーリ間を移動することができるため、第2移動体を第1移動体内に引き違いに引き込むことができ、第1移動体の移動量に対し第2移動体の移動量を充分に与えることができる。

    【0073】(c)請求項3の発明によれば、第1移動体が、第2移動体の2倍の幅を有し、第2移動体の裏側に引き違い移動可能に配設されるので、第1移動体の全幅が2枚の第2移動体の裏側に重ね合されるため開閉口を広く使用することができ。

    【0074】(d)請求項4の発明によれば、第1移動体が、第2移動体の2倍の幅を有し、第2移動体の表側に引き違い移動可能に配設されるので、中央に位置する第1移動体の前に人が静止した状態で全ての移動体を開閉操作することができる。

    【0075】(e)請求項5の発明によれば、第1移動体および第2移動体が、前記ガイドに吊り下げ支持されているので、ガイドを開閉口の下面上部に露呈することが無いため、ガイド内に塵埃等が侵入することなく第1
    移動体および第2移動体を抵抗無く円滑に移動させることができる。

    【0076】

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施形態を示す第1移動体、第2移動体および連動機構の分解組立斜視図である。

    【図2】本発明の一実施形態を示す組立られた第1移動体、第2移動体に連動機構を取付けた状態を示す断面図である。

    【図3】(a)はスライド扉連動機構の平面図、(b)
    はスライド扉連動機構の側面図である。

    【図4】本発明の他の実施形態を示す第1移動体、第2
    移動体および連動機構の分解組立斜視図である。

    【図5】本発明の他の実施形態を示す組立られた第1移動体、第2移動体に連動機構を取付けた状態を示す断面図である。

    【図6】(a)〜(c)は本発明の一実施形態を示す3
    枚を組合せた引き違いスライド扉を開閉する際の動作説明図である。

    【図7】(a)〜(c)は本発明の他の実施形態を示す3枚を組合せた引き違いスライド扉を開閉する際の動作説明図である。

    【符号の説明】

    1、30 スライド扉 2 開閉口 3a 上部ガイド 3b 下部ガイド 4、5 軌道 6a、6b、31a、31b サイド扉 7、32 センタ扉 8、37 連動機構 9a、9b、33a、33b 取っ手 10、11 軌道 12a、12b、34a、34b サポート 13a、13b、35a、35b サポート 14、36 ホルダ 15、16 サポート 17、18、19 ホイール 20a、20b プーリ 21 無端ベルト 22a、22b、39a、39b ステー 23a、23b 固定ピン

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