Method for actuating pressing section and pressing device of paper machine

申请号 JP15413994 申请日 1994-06-13 公开(公告)号 JPH0770970A 公开(公告)日 1995-03-14
申请人 J M Voith Gmbh; ジェー.エム.フォイト ジー.エム.ビー.エイチ.; 发明人 KURISUCHIYAN SHIIRU;
摘要 PURPOSE: To execute uniform dewatering over whole surfaces of a fiber web by delicately and sharply adjusting pressing force toward load change caused by fluctuation of fiber web width at the time of shoe pressing. CONSTITUTION: A pressing device of a paper machine has a fiber material web 9 traveling through a pressing gap formed of a pressing station 2 including a main body 3 forming a rotary ring and a counter roll 4, a pressing shoe 5 is disposed within the ring. The pressing force of the pressing/pressure relief elements pressing an inner surface 6 of the ring by the pressing unit 7 including the pressing/pressure relief elements, which are substantially distributed over the width of the pressing shoe 5 and across in the travelling direction of the web 9, is reduced in a step-wise fashion, zone-by zone, from a normal operating level to a lower level in a region of the fiber web edges substantially passing through the pressing device to the pressing shoe end.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 1.1 回転するリングを形成する本体を含むプレスステーションと反対のロールとによって形成されているプレス間隙を通る繊維材料ウェブを有し、 1.2 押圧シューがリングの内部に配置されており、
    その押圧面で、実質的に押圧シューの幅に亘り、かつウェブの走行方向を横切って分配した押圧または負荷軽減要素を含む押圧ユニットによってリングの内面を押圧可能であるプレス装置の作動方法において、 1.3 押圧または負荷軽減要素の押圧力が、ゾーンおよび段階的に実質的にプレス装置を通過する繊維ウェブの縁の領域において、押圧シューの端まで、標準レベルから低いレベルまで縮少可能であることを特徴とするプレス装置の作動方法。
  • 【請求項2】 押圧力が繊維ウェブの縁の領域のみ縮少可能であることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項3】 縮少がゾーンにおいて一定の段階で行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項4】 縮少がゾーンにおいて最大の力(F max )から最小の力(F min )までの段階で行なわれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項5】 縮少がゾーンにおいて、最大の力(F
    max )、中間の力(F mid )、最小の力(F min )の3つの段階で行なわれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項6】 押圧力が幅120mm以下の少くとも2
    つのゾーンに亘って縮少されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項7】 25mmまたは1インチあるいは整数倍、ゾーンの押圧力が縮少されることを特徴とする請求項6に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項8】 ゾーンの幅に関して押圧力の縮少が、力線の少くとも40%であることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項9】 シリンダーの個々の列の押圧力が、段階的に変化可能であり、その数が合計1および押圧要素の間隔とゾーンの幅の商から得られる(n=a/z+1,
    ここで、n=押圧段階の数、a=押圧/付加軽減要素の列間の距離、z=ゾーンの幅)ことを特徴とする請求項1〜8にいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項10】 押圧要素が走行方向を横切ってそれぞれ等間隔(30)の列に配列されており、押圧力が列毎に最大の力(F max )を加えるとき、交互にF max
    {(F max −F min )/2}/F minの割合で変動することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項11】 押圧力の縮少が、ウェブ幅の変更のとき、小さい押圧力を有する列上で最大の力(F max )から最小の力(F min )までの段階で行なわれ、そして大きい押圧力を有する列上で最大の力(F max )から中間の力(F mid )を経て最小の力(F min )までの2段階で行なわれることを特徴とする請求項10に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項12】 12.1 実質的に機械の幅の、圧力を加えられるチャンバー内に押圧または負荷軽減要素として負荷軽減可能なシリンダーが入れられており、その押圧シュー上のプレス面が、負荷軽減シリンダーを囲む高圧チャンバー空間の残りのプレス面と少くとも同じ大きさであるように定められていて、 12.2 負荷軽減シリンダーの内圧力が少くとも1つの段階で大気圧まで低下可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項13】 繊維材料ウェブから縁(ストリップ)
    を分離するのに役立つ、ふるい部分に設けた噴射ノズルの位置測定により、押圧シューにおける負荷を軽減すべきゾーンの数を決定し、そして作動させる制御または調整システムが使用されていることを特徴とする請求項1
    〜12のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項14】 圧力変化がゾーンからゾーンに急激に行なわれる請求項1〜13のいずれか1項に記載のプレス装置の作動方法。
  • 【請求項15】 15.1 反対のロールとプレス間隙を形成しており、回転する可撓性リングを形成している本体を具備するプレスステーションを有し、 15.2 押圧シューがリングの内部に配置されていて、そしてその押圧面で、実質的に押圧シューの幅に亘り、かつウェブの走行方向を横切って分配した押圧または負荷軽減ユニットによってリングの内面を押圧可能であり、 15.3 押圧または負荷軽減ユニットが押圧または負荷軽減要素を具備し、 15.4 各々の押圧または負荷軽減ユニットが少くとも1つのゾーンに配置されており、 15.5 押圧または負荷軽減ユニットが、実質的にプレス装置を通過する繊維材料ウェブの縁の領域から押圧シュー端まで、ゾーンにおいておよび段階的にそれ等の押圧力を変化できることを特徴とする製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項16】 走行方向を横切る押圧または負荷軽減要素の間隔が160mmよりも大きくないことを特徴とする請求項15に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項17】 その間隔が25mmまたは1インチの数倍であることを特徴とする請求項15または16に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項18】 段階的およびゾーンにおける押圧力変化の調整が、各繊維材料縁における繊維材料ウェブを狭くするとき、徐々に約50mmまたは2インチ幅のゾーンで、押圧力を標準の力から最少の力に減少可能であることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項19】 押圧または負荷軽減シリンダーが液圧シリンダー/ピストンユニットであり、これが圧力ばねによって力の方向にバイアスされていることを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項20】 ピストンが、シリンダーに対して最大ストローク制限器を含んでいることを特徴とする請求項19に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項21】 ピストンがそのシリンダーに面する側と反対側の前面に圧力負荷軽減ポケットを含んでいることを特徴とする請求項19または20に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項22】 ピストンが平らな面(押圧シューの下側または保持器の上側)を押圧可能であることを特徴とする請求項19〜21のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項23】 押圧または負荷軽減要素が、繊維材料ウェブの走行方向を横切って延びている少くとも3列に(それぞれ2つが外側に、そして1つが中央に)配置されていることを特徴とする請求項15〜22のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項24】 それぞれの中央の列の押圧または負荷軽減要素が、双方のそれぞれの外側の列に対してオフセットして(隙間をあけて)配置されていることを特徴とする請求項23に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項25】 外側列の押圧または負荷軽減要素が繊維材料走行方向に互いに整合していることを特徴とする請求項23または24のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項26】26.1 押圧シューがプレス方向に垂直にチャンバー内に案内されており、 26.2 チャンバー底部に押圧または負荷軽減要素として少くとも1つのシリンダー/ピストンユニットが配置されていることを特徴とする請求項15〜25のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項27】 チャンバーが、押圧シューの周辺でシーリングされていて、そして圧力を加えることができることを特徴とする請求項26に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項28】 シリンダーが、その内部と、チャンバー内に支配している圧力と異なる圧力に調整可能であることを特徴とする請求項27に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項29】 シリンダー内部の圧力が、チャンバー内の圧力よりも低くのみ調整できることを特徴とする請求項28に記載の製紙機械の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項30】 各列におけるピストンの間隔が、互いに140mmと160mmとの間であることを特徴とする請求項19〜29のいずれか1項に記載のプレス装置。
  • 【請求項31】 31.1 圧力制御のため、シリンダーが圧力制御パイプを経て圧力制御弁に接続されており、 31.2 圧力制御パイプに、圧力レリーフ(逃げ)弁が設けられていることを特徴とする請求項15〜30のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項32】 各シリンダーから所属の圧力レリーフ弁までのパイプ長さが1mよりも小さいことを特徴とする請求項31に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項33】 すべてのシリンダーが、共通のプレート内に入れられていることを特徴とする請求項15〜3
    2のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項34】 プレートが、交換可能な実質的に機械の幅のシュー押圧ユニットの構成部品であることを特徴とする請求項32に記載のプレス装置。
  • 【請求項35】 押圧要素が、プレス装置を通過する繊維材料ウェブの縁まで力線に相当する内部圧力を加えられることを特徴とする請求項15〜34のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項36】 押圧要素が、少くとも押圧シューの領域にのみ配置されていることを特徴とする請求項15〜
    35のいずれか1項に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項37】 それぞれ押圧シュー端部の押圧または負荷軽減要素の数が2から14の間であることを特徴とする請求項36に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項38】 押圧シュー端部におけるピストン面の合計が、直接押圧シューに作用する圧力チャンバーの残りの面の少くとも40%であることを特徴とする請求項36に記載の製紙機械のプレス装置。
  • 【請求項39】a) 押圧または負荷軽減要素の押圧力が、ゾーンにおいて連続して(すなわちアナログに)実質的に、プレス装置を通過する繊維ウェブの縁の領域において、押圧シューの端まで、標準レベルから低レベルまで縮少可能であり、 b) 繊維材料ウェブから縁(ストリップ)を分離するのに役立つ、縁部分に設けた噴出またはトリムシャワーノズルの位置測定により、ゾーンにおいて連続した押圧力の縮少を生ずる制御または調整システムが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス部分の作動方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、詳細には、請求項1および15の前文の特徴を有しており、シュープレスの際に繊維材料ウェブ縁の領域における圧ピークを防止する方法に関し、さらにその方法を実施するための装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】そのようなプレス装置では、プレス装置を通り走行する紙ウェブの両側の縁は、紙ウェブのその他の領域よりも強力に脱されることがよく起きる、これはとりわけ、多少少ない幅(通常予定したよりも)の紙ウェブが製造されるときに起る。 この場合には、ウェブの縁の領域の押圧力を減少する必要がある。

    【0003】本出願人が1983年5月20日にドイツ特許庁の図書館に納めた社内公報P4007から、紙ウェブ縁の領域における負荷軽減ユニットおよびその配置方法がすでに公知である。 押圧シューはこれでは保持体に配置されている。 押圧シューと保持体との間に、圧力媒体を供給するプレスチャンバーが設けられている、その場合に、この中に、少くとも1つの、プレスの力の方向に延びているリング要素が設けられており、その内部スペースが他のプレスチャンバーをシーリングしていて、そして圧力逃しパイプに接続されている。 好ましくは、この実施例では、押圧シューの端部の領域に、それぞれ2つの走行方向に並置して配置したリング要素が設けられている。

    【0004】次第に小さくなる繊維材料幅の場合に十分微妙な鋭敏な縁の負荷減少のために、双方のリング要素外部の圧力は、押圧シューに関して(対して)、最初に徐々に最小圧力まで低下され、それから第2のさらに内部にあるリング要素における圧力減少が行なわれる。 この実施例の欠点は、とりわけ、高度の制御−および調整技術上の労力にある。

    【0005】

    【発明が解決しようする課題】したがって、本発明の課題は、上記の欠点が回避されるように、方法およびさらに冒頭に挙げた種類の方法を実施するための装置をさらに改善することに基づいている。 その場合に最も重要なことは、十分微妙に鋭敏に調整できる縁の負荷軽減と、
    制御技術の特殊な知識がなくても、通常の知識を有する者(当業者)によって簡単に理解でき、かつ取扱うことができる縁の負荷軽減装置の実現である。 さらに、縁調整のはっきりした可視化の可能性を与えるべきである。

    【0006】あるいはまた、自動的に、繊維材料ウェブ縁の位置によって調整するアナログ縁負荷軽減が実現されるべきである。 また、アナログではなく、走行した繊維材料ウェブ縁位置によって十分狭い縁ゾーンのカットオフまたはカットインによってのみ作用する自動縁負荷軽減の可能性も一緒にもくろむべきである。 取扱を容易にするためにゾーンの幅をインチでもmm寸法でも簡単に判る数値をとるように選択することを推奨する。

    【0007】ゾーンの幅もまた、走行方向を横切る押圧または負荷軽減要素の間隔よりも小さく形成されるべきであり、それによって押圧または負荷軽減要素の数を少くすることができる。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】この課題は、回転するリングを形成する本体を含むプレスステーションと反対のロールとによって形成されているプレス間隙を通る繊維材料ウェブを有し、プレスシューがリングの内部に配置されており、その押圧面で、実質的に押圧シューの幅に亘り、かつウェブの走行方向を横切って分配した押圧または負荷軽減要素を含む押圧ユニットによってリングの内面を押圧可能であるプレス装置の作動方法において、
    押圧または負荷軽減要素の押圧力が、ゾーンおよび段階的に実質的にプレス装置を通過する繊維ウェブの縁の領域において、押圧シューの端まで、標準レベルから低いレベルまで縮少可能であることを特徴とすること、または、反対のロールとプレス間隙を形成しており、回転する可撓性リングを形成している本体を具備するプレスステーションを有し、押圧シューがリングの内部に配置されていて、そしてその押圧面で、実質的に押圧シューの幅に亘り、かつウェブの走行方向を横切って分配した押圧または負荷軽減ユニットによってリングの内面を押圧可能である製紙機械のプレス装置において、押圧または負荷軽減ユニットが押圧または負荷軽減要素を具備し、
    各々の押圧または負荷軽減ユニットが少くとも1つのゾーンに配置されており、押圧または負荷軽減ユニットが、実質的にプレス装置を通過する繊維材料ウェブの縁の領域から押圧シュー端まで、ゾーンにおいておよび段階的にそれ等の押圧力を変化できることを特徴とすることによって解決される。

    【0009】

    【作用】本発明者は、堅い表面を有していない、回転するリング形成体を有しているプレス装置の紙ウェブを狭くすること、つまり押圧シューを下方向に曲げる張り出した荷重が、本発明者の計算によって決定した結果によると、特に高い圧力ピークを有する繊維材料ウェブ縁の領域に非常に不均等な圧力分布を生ずることを発見した。 そのような圧力ピークは、押圧シュー圧力の微妙で鋭敏な負荷軽減によってのみ、十分に減らすことができる。 繊維材料ウェブの外にも1ないし2のフェルトおよび場合によっては弱いゴムのカバリングもプレス間隙を通り走行し、そして繊維材料ウェブもフェルトも時間によって異なる厚さおよび弾性を有しているので、繊維材料ウェブ縁に対する均一なプレスの希望は近似的にのみ満たされる。 この問題の解決は、縁ウェブへの圧力ピークが、フェルト、ゴムカバリングまたは繊維材料ウェブが損傷しないような高さであり、かつまた張り出したシュー端部の屈曲線の減退機能により押圧した繊維材料縁の中、すなわちそばの繊維材料ウェブが、湿り線(feuc
    hteu Streifen)を発生しないように保証しなければならない。

    【0010】好ましくは、隣接する押圧または負荷軽減要素に対する繊維材料縁の領域における押圧または負荷軽減要素の押圧力の局部的急激な減少の可能性をもった本発明による対策によって、繊維材料縁上への押圧力は減少される。 繊維材料の縁の領域から押圧シュー端部まで延びている領域上の押圧要素の負荷軽減によって、駆動出力の減少を達成できる。

    【0011】押圧力の減少は、従属請求項によれば、繊維材料ウェブ幅によって1または多数の並置している狭い調整可能なゾーンにより可能であり、それ等のゾーンは、125mmより小さいまたは狭い。 ゾーンのピッチはその場合、押圧要素の中心線のピッチよりも小さい、
    たとえば、押圧要素のピッチ=200mm、そしてゾーンの幅=100mmである。 この場合に、ゾーンの負荷軽減は、各々の押圧要素における力の負荷軽減が1段階のみの代りに2段階で行なわれる。 これは、負荷軽減を補償するため、押圧シューの短い間隔により十分な曲げ強度を有しているので、すなわちシューの固有強度がたとえば50mmないし100mmの短い距離では取り上げて言う程の屈曲を許さないので、可能である。 したがって、たとえば紙ウェブ上の50%負荷軽減ゾーンの2
    00mm幅の作用は、100mm幅の100%負荷軽減ゾーンと殆ど同じである。 押圧シューが薄ければ薄い程、柔軟であればある程、押圧要素相互の間隔は小さくなければならない、したがってそのような段階的力の軽減は、大きな誤差もなく可能である。 紙ウェブ縁の位置による縁の押圧または負荷軽減要素の自動制御が行なわれないときは、縁負荷軽減要素のオン・オフは、判り易いゾーンの幅ができるように、たとえば、1インチまたは25mm、2インチまたは50mm、3インチまたは75mm、4インチまたは100mmとなるように実施するのが合理的である。 これ等の寸法きざみであるからメートル法でもインチ法でも簡単かつ判り易く、誤りの危険性のある追加計算の労力を回避できる。 たとえば、
    38mmまたは1.5インチあるいは60mmあるいは64mm=2.5インチのゾーン幅は一般的に避けるべきである。

    【0012】紙ウェブ端に生ずる圧力ピークを、許容できる程度まで減少するために、制御ゾーン幅に関して力線(Linienkraft)の少くとも40%ないし50%の負荷軽減を行なうのが合理的である。 たとえば、ロールのカバリングまたはプレス外被の損傷に対するさらに十分な高い安全性という意味のみならず、後でウェブを広げたときに、ウェブの縁の箇所に湿り縁(ストリップ)ができないようにすることが安全であるのは、その湿りストリップでは、ロールカバリング、外被あるいはフェルトの過度の摩耗が行なわれるからである。

    【0013】それぞれのゾーンに対して多くの押圧または負荷軽減要素を配置するとき、実施、製造および実現可能性に関する労力が極端に増えるので、ゾーン幅を走行方向を横切る押圧要素列の間隔よりも小さく形成することがさらに考えられている。 再に、各列毎の押圧または負荷軽減要素の数を多くする必要はない。 少くとも1
    列において、押圧力を繊維材料ウェブ端の幅位置によって、1段階でP 1からP 2に減少する代りに、2段階でたとえば、P 1から、(P 1 +P 2 )/2に、それからP 2に減少することも可能である。

    【0014】圧力段階の数は、たとえば、n=(xz/
    z)+1=(a/z)+1であり、x=a/zそしてa
    =押圧または負荷軽減要素を有する列間隔、そしてz=
    ゾーン幅である。

    【0015】全負荷の場合に、隣接する列の押圧要素の押圧力が同じ大きさでないとき、特に、同じ大きさの押圧要素が3列で繊維材料ウェブ走行方向を横切って配置されているときは、その場合、中央の列の要素は外側の列に対して隙間をあけて配列されており、そしてすべての押圧または負荷軽減要素の面がほぼ同じ大きさであり、P 1からP 2に圧力減少の際に、同じ圧力P 1およびP 2に対して1方の列から隣の列に交互に不等な圧力減少を生ずる。 したがって中央の列において力はファクターFだけ減少し、2つの押圧要素のとき外側の列では、
    列当り2Fだけ減少する。 したがってその場合には、交互にzおよび2z等の同等の負荷軽減ゾーン幅を生じ、
    負荷軽減ゾーンZの同じ幅は、繊維材料ウェブがそれぞれ幅Zだけ縮少されるとき、2つの押圧または負荷軽減要素を有する列の負荷軽減が外側の列においてP 1から、(P 1 +P 2 )/2へ、それからP 2への2ステップで行なわれることによって作られる。

    【0016】好ましくは、ゾーンの制御可能性は、全紙ウェブ幅、すなわち押圧シューの幅に亘って設けられていない、というのは、極端に減少した紙ウェブ幅は不経済であり、したがって実際の場合には、関連がなく、押圧シューの1法の縁あるいは両方の縁の領域、すなわち、たとえば全繊維材料ウェブ幅の5%または10%の領域のみが関連がある。 押圧シューまたは紙ウェブの中央領域には絶えず同じ押圧力が必要である。

    【0017】幅に亘る同じ押圧力は、押圧シュー下側への液圧によって最もよく保証される。 この目的のために、押圧シューのベースは、ピストンの方にシーリングされ、かつ圧力液で満たされている長方形の槽内に入れられた長方形のピストンとして形成されている。 そのような構造で、縁の負荷軽減が行なわれると、これは、複雑な、縁において反対方向に作用する引張り要素によって実現されるか、あるいは単に、長方形のチャンバー内に入れられた、高圧部よりも低い圧力が作られる負荷軽減シリンダーとして実現される。 しかしながら所期の負荷軽減は十分大きくなければならない。 したがって負荷軽減シリンダーの相対面積は、ピストンの押圧面の40
    %ないし50%よりも大きくもくろまれている。 これは、列から列に互いにオフセットして配置されている、
    長方形、楕円形または多数の列に配置された押圧または負荷軽減要素によって可能である。

    【0018】押圧シューの縁領域における押圧要素の隣接する列間の押圧力の段階的な急激な変化によって、繊維材料ウェブ縁ウェブへの望ましくない圧力ピークが回避できる。 これは原則的に無段階圧力変化によっても可能であるが、しかしそれは非常に複雑な、判りにくい制御技術を必要とする。

    【0019】負荷軽減ユニットの段階的スイッチオンによって、繊維材料ウェブのゾーンの狭まりに出会うことがある。 たとえば、繊維材料ウェブ縁が機械中央の方に25mmないし75mm動くと、それは、50mm幅ゾーンの負荷軽減を意味しており、したがって75mmないし125mmの移動は、2つの50mm幅ゾーンの負荷軽減を意味している。

    【0020】走行方向を横切る押圧または負荷軽減要素の列間隔は、押圧シューの屈曲強度とバランス関係になければならない。 局部的な過大プレス防止上の理由から押圧シューは、出来る限り薄くかつ柔軟であるから、列から列への間隔はあまり大きくしてはならない。 したがって、現在使用している押圧シューの厚さの場合、その間隔は125mm以下とすべきである。 大きな列間隔は、薄く形成された押圧シューの柔軟性および少ない屈曲強度により、望ましくない不均等な圧力分布を有する局部的押圧シュー変形を生ずる。

    【0021】純粋な心理学的考察から、押圧または負荷軽減要素の間隔は、約25mmまたは1インチの数倍に選択される。 それによって、判り易いゾーン幅、たとえば25、50、75または100m、あるいは1インチ、2インチ、3インチまたは4”を有するゾーンの縁負荷軽減を可能にすることができる。最適ゾーン幅は、
    好ましくは50mmあるいは2インチである。

    【0022】押圧システムを有するプレス装置の構造設計には、基本的には多くの方法がある。

    【0023】しかしながら好ましくは2つの場合が重要である。 これらは、以下の通りである。

    【0024】1)機械巾の、長い押圧シューが、多数の、任意の多くの列に配置された押圧または負荷軽減要素によってプレスゾーンを押す。

    【0025】2)押圧シューが、長い、機械巾の押圧要素によって押圧される。 その場合に、押圧シューは押圧要素とユニット(一体)に形成されるか、あるいは多数の部分、好ましくは2部分から成るように作られ、それ等の部分は、傾斜接手によって互いに接続される。

    【0026】第1の場合には、押圧または負荷軽減ユニットは、繊維走行方向を横切って1部分または多数部分に、かつウェブ走行方向に多くの列に配置され、それ等の要素はすべて同じ力繊維材料を加えられる。 したがって、縁負荷軽減は、ウェブ縁の領域において、場合によってはまたウェブ縁の外て押圧要素の個々の列の圧力減少によって行なわれる。

    【0027】好ましくは、押圧シリンダーとして実施されている押圧要素の高さを最小にするため、ピストン棒、傾斜接手等は使用されていない。 ピストンは、平らな反対の面、たとえば、押圧シューの下面を押す。 しかしながら、シリンダーと反対の面との間の度調整も行なうことが出来なければならない。 この目的のため、ピストンはシリンダー内で球状に可動である。 この球状運動は、小さい角度範囲内でのみ、たとえば2°までが必要である。 しかしながら、これに対して数センチメートルのストロークが必要である。 その場合に、たとえば、
    ピストンが下部端位置から上部端位置のシューを押すとき、シリンダー内でピストンの傾斜の危険がある。 この危険は、ピストンを関連する押圧面と接触を保つ1またはそれ意上の圧力ばねをシリンダー内に内蔵することによって除かれる。 この接触が保証されれば、押圧面に対するピストン表面内に圧力負荷軽減ポケットを内蔵できる。 その場合に押圧面への押圧力は、部分的に直接液圧の力によって発生される。 圧力負荷軽減ポケット内の圧力がシリンダー圧力に対応していれば、圧力負荷軽減ポケットは少くともピストン面と同じ大きさであればよい。 さもないとピストンが押圧面から離れて、ピストンと押圧面との間に望ましくない圧力媒体の流出を生じ、
    それがエネルギー消費を増加するか、あるいはポンプ能力を超えることがある。

    【0028】ピストン全面が平らな面を押すとき、上記の圧力ばねおよび圧力負荷軽減ポケットが同時に、または互いに組合せて使用されれば、装置に特に有利に形成される。 この面の角度調整のとき、シリンダー内のピストンは、わずかな輌だけ傾斜しなければならず、そして面を側方に滑らすことができるので、ピストン軸線は常に面に垂直である。 さらに、槽内の押圧シューを保持対内でプレス方向に可動にし、そしてすべての方向に傾斜可能に設けるのが有利である。 保持対における位置づけは、押圧方向の運動を除き、槽の部品によって行なわれ、シリンダーにより行なわない。 ピストンは、横の力、たとえば、シュートとプレス外被との間に生ずる摩擦力の伝導から開放される。 槽底部にピストン/シリンダーユニットが配置される。 その場合に、ピストンが押圧シューを押圧し、シリンダーが保持対を押すか、あるいはまたこの逆である。 同様にピストンまたはシリンダーのいずれかが、ベースにおける側部支持部に固定されるか、または堅固に固定される。

    【0029】好ましい実施例によれば、槽はシューの周りで、圧力媒体の流出に対してシールされ、そしてシュー押圧力を発生する圧力媒体で満たされている。 シリンダーは、シューが押圧方向に動き、かつすべての方向に傾斜できるようになっている。 この構造では、ピストン/シリンダーユニットはさらに、内部圧力が槽内の圧力よりも大きいかまたは小さいかによって、負荷をかけるのか、負荷を軽減するように作用する。

    【0030】組立を容易にするため、ピストンは、シリンダー部分に対し最大ストロークリミッター(制限器)
    を備えている。 この方法では、ピストンは、ばねによって再び押し出されることなく、保持対に押圧シューを取付ける前にシリンダー内に組立てることができる。

    【0031】さらに、押圧または負荷軽減ピストンは、
    機械の幅を横切って延びている3列に配置するのが非常に有利である。 それによって、シュー輪郭内に最大ピストンプレスプレス面が達成され、したがってまた低圧のときでも大きな力の作用が達成される。 同時に走行方向を横切るピストン列の間隔が小さくなる。

    【0032】1、3および5列に並置して、すなわち同じ列に置かれているすべてのシリンダーに同じ圧力を加えている場合、この3列配置による中央列のピストンの千鳥形配列によって、隣接する列の圧力が互いに変化するとき、大きな押圧面および押圧シューの捩れに対するモーメントの自由ができる。 そのようなモーメントの自由は、たとえば、2列のみの互いにオフセットしたシリンダーでは実現できないであろう。 十分小さい列間隔は、1列のみのシリンダーによって達成されないであろう。

    【0033】シリンダー内の圧力は任意に調整可能であるが、しかしさらに他の好ましいアイディアによれば、
    最高調整可能圧力は、シリンダー外の高圧部内の圧力に等しい。 圧力変化はその場合好ましい負荷軽減方向にのみ行なわれる。 この場合には、縁にのみ負荷軽減のためのシリンダーを設け、それによって必要な縁の負荷軽減が達成することができる。

    【0034】さらに、各列におけるピストン間隔を14
    0mmと160mmとの間、したがって約150mmまたは6インチに作ることがもくろまれている。 したがって、機械の横方向における外列のピストンと中央列との間の間隔は約75mmであり、そしてゾーン幅は、縁領域における力線の段階的低下が、狭くなるウェブの場合に中央列において、シリンダー内の圧力がP 1からP 0に低下され、そして双方の外列において、それぞれ2つの同じ大きさのステップで、P 1から、(P 1 +P 0 )/2
    を経て、それからP 0に低下されるとき、約50mmである。 このように、約50mmのゾーン幅は、押圧シューの縁上の段階的負荷軽減をすることにより得られる。

    【0035】槽内の圧力媒体高圧部により押圧された機械幅の押圧シューからスタートしていれば、負荷軽減シリンダーは押圧シューの端部領域で十分である。 大きい輌のウェブの狭ばめは、それが機械能力を減少するので不経済である。 したがって、通常、それぞれの側が既述の間隔を有する14の負荷軽減シリンダーまでを設ければ十分である。

    【0036】負荷軽減効果は100%である必要はないが、しかし、それは狭ばめた繊維材料ウェブ縁の領域に、実質的に圧力により中央押圧領域にある圧力ピークを生じないような大きさであるべきである。 これを達成するために、負荷軽減量は、縁領域において力線の40
    %以上から50%までが合理的である。 これは、縁領域における負荷軽減シリンダーのピストン面が、それぞれの押圧シューの部分の長方形面の40%以上50%までであるので、負荷を軽減すき押圧シュー長さa、そして液圧をかけるシューの幅がbのとき、この部分内に収容された負荷軽減ピストンの面は、たとえばA>ab/2
    であるべきである。 縁シリンダーにおける圧力段階決めは自動的に行なわれる、その場合にふるい部分上の縁頂部の位置を調整値として使用する。

    【0037】突然の圧力変化の際のシステムの安全のため、負荷軽減シリンダーの領域にレリーフ(逃し)弁が設けられており、この弁は、不安定な運転状態において、たとえば、フェルトまたはプレス外被を損傷することがある許容されていない圧力ピークが発生しないように工夫されている。 このケースは、特に急な圧力降下のとき槽の高圧部に生ずる。 保持体のたわみ減少によって保持体と反対のロールとの間が接近する、これは押圧シューを下げることによって補償されなければならない。
    しかしシューは、圧力媒体が負荷軽減シリンダーから急速に排出できるときのみ下げることができる。

    【0038】負荷シリンダーとレリーフ(逃し)弁との間の接続ラインの長さは、1m以下とすべきであり、それにより負荷軽減システムは慣性により妨害されない。

    【0039】負荷軽減シリンダーのピストン直径を大きくするため、シリンダーは穴として、あるいは薄い壁のスリーブとして共通の基板の穴内に入れるのが有利である。 この基板は、交換可能な押圧シュー押圧ユニットの構成部品であり、この押圧シュー押圧ユニットは、押圧シューがシーリングして収容されているくぼみを有している基板と、シーリングと、負荷軽減シリンダーと、シュー戻し機構(ばねの形の)とを含む。

    【0040】

    【実施例】本発明による課題の解決を以下に図によって説明する。

    【0041】図1は、バンドまたは外被として形成することができ、かつ反対のロール4とプレス間隙を形成する回転するリングを形成している本体3と、リング内に配置されており、リング3の内面6を押圧可能である押圧シュー5とを具備しているプレスステーション2を有するプレス装置1の断面をウェブ走行方向を横切る部分断面図で示している。 押圧シュー5は、多数のプレスユニット、本願では押圧要素7によって、回転バンドの内面3に圧力をかけている。

    【0042】部分断面図に示した反対のロール4と押圧シュー5との間に形成されているプレスゾーン8を通りさらに紙ウェブ9および少くとも1つのプレスフェルト10が走行する。 紙ウェブ9は、押圧シュー5の前部面12の近くにウェブ縁11を有している。 ウェブ縁11
    が図示の位置にあれば、すべての押圧要素7が同じ大きさの押圧力であるとき、図2に示された均等な力線Pの分布が、紙ウェブ縁11から始まって幅Lに亘って生ずる。

    【0043】図3は、図1の切断線I−Iによって下から見たときの押圧シュー5を示している。 押圧シュー5
    は、本願ではピストンの形の多数の押圧要素7によってそれ等のピストン面13で回転プレス外被3を押圧している。 これ等の押圧要素は本願では2列に配置されている。

    【0044】図4は、使用例を示しており、この場合には、紙ウェブ9は図1の実施例に比べて狭められている。 ウェブ縁は、このとき11'にある。 紙ウェブ9の最終厚さdにより、11'では、プレスゾーン8を通り導かれたプレス外被3、フェルト10および紙9の積層の厚さに段差ができる。 フェルト10、プレス外被3およびロール4の圧縮性によって、紙ウェブ縁11'の外に、小さいまたは大きい楔13ができ、そこでは、力線は殆どゼロに低下している。 すべての押圧要素7が同じ圧力を加えられていると、反対のユニット4も押圧シュー5も完全な屈曲抵抗を有しているという仮定を除き、
    ウェブの走行方向を横切る紙ウェブの幅に亘って均等な力線の分布はできない。

    【0045】しかしながら、押圧シュー5は、典型的には非常に屈曲性があり、同じ曲げモーメントのときファクター10 4だけ反対のロール4よりも大きく変形する。 これによって、押圧シュー5の端部は、11と1
    1'の比較的短い距離において、ウェブ縁11'の外方で押す押圧要素7'の押圧力によって生ずる曲げモーメントの作用でかなり屈曲する。 その結果、大きなプレス力を有する図5に示した力線分布が直接ウェブ縁11'
    内に生じ、それによって、この領域におけるプレス外被3およびフェルト10の摩損が、それに応じて多くなり、その結果、プレスのカバリングの寿命がかなり短縮される。

    【0046】この不均一な形状は、本発明による外部押圧要素7'の押圧力の減少によって補償(相殺)されるか、または減少される。 それによって達成できる力線分布が図6に示されている。 この力線カーブを達成するため、ウェブ縁11'の外方の押圧力をゼロにする必要は殆どない。 たとえば、40ないし70%の大きな押圧力の減少だけで十分である。

    【0047】図7ないし図9は、プレス装置1のさらに他の実施例を示しており、この装置では、押圧シュー5
    は、押圧要素としてシリンダー16によって圧力をかけられるピストン14の形の押圧ユニット7と、押圧シュー5につながっている圧力チャンバー15の内部スペース内の圧力とによって、押圧される。 圧力チャンバー1
    5の内部スペース内の圧力に比べて、ピストン14に加えられるシリンダー16内の圧力は可変である。 この圧力は、圧力チャンバー15の内部スペース内の圧力に等しいか、大きいかまたは小さい。 しかし、ピストン14
    が、図8に示したように、3列25、26、27に配置されていると、この実施例では、圧力チャンバー15の内部スペース内の圧力よりも大きいピストン圧力は必要がない。

    【0048】3列配置によって、負荷を軽減したピストン面13の部分は十分大きくすることができる、つまり、たとえば、圧力チャンバー15の内部スペース内の圧力により圧力を加えられる押圧シュー5の長方形の面17の50%以上にすることができるので、ピストン1
    4上の、すなわち紙ウェブ領域11内のシリンダー16
    内および紙ウェブ縁外方の圧力の減少は、良好な力線分布に十分である。 したがって、押圧シュー5の中央部分のピストン14は不要であり、そしてウェブを狭くする場合にのみ負荷軽減要素として設ける必要がある。

    【0049】図7に示した様に、紙ウェブ9の縁11がウェブの狭くなる方向に右に移動すると、負荷軽減シリンダー16内の圧力は、右から左に、すなわち押圧シュー前部面12から紙ウェブの縁11の新しい位置の方向に連続的にゼロにまで低下する。 この制御は、厳しい論理によって、漸進的にウェブが狭くなる場合、最初にシリンダー16の外列28における圧力がPからゼロにまで低下し、そしてさらにそれ以上、ウェブが狭くなるとき、第2の列29のシリンダーによって等々というようにして行なわれる。 これはしかし、高度の制御技術ウェブの労力を必要とし、そのため圧力は段階的に減少される、しかも、2つのシリンダー16がある列(それぞれ列25および27の一方)では、2段階で減少され、そして1つのシリンダーのみがある(列26)列では、1
    段階で減少される。 その場合に生ずる制御ゾーンの幅は、列の間隔30の2/3である。 このようにして、ゾーンの幅は、負荷軽減シリンダーのアナログ圧力制御をなくすように小さく形成することができる。

    【0050】押圧シュー5は、本願では、図7に長方形のピストンとして形成されており、このピストンは、槽19内に傾斜可能に、かつ図面の平面に垂直に保持されてる。 押圧シュー5の周囲は、シーリングバー20により槽19に対しシーリングされている。

    【0051】図10では、ピストン14を有する縁負荷軽減ユニットが断面で図示されている。 シリンダー16
    は、直接槽本体19内に加工されるか、あるいは別個のケーシング31によって形成される。 ピストン14はばね32により押圧シュー5の下側を押している。 ピストン14は、シリンダー16内を上下動可能であり、かつ傾斜可能に案内されている。 シールリング33およびシールリング35が高圧空間15に対するシリンダースペース16のシーリングを与えている。

    【0052】チェーン37、ボルト38および割りピン39を有するねじ36は、組立の際にピストンがシリンダー16から抜け出ないようにしている。 チェーン37
    は40でねじ36に、41でボルト38に溶接されている。 シリンダー・ピストンユニット16/5は、図7ないし9による負荷軽減シリンダーとしても、図1、2および4による負荷シリンダーとしても最適可能である。
    第1の場合には、シールリング35の流体作動直径はシリンダー直径よりも大きく、第2の場合には多少小さい。

    【0053】図11は、プレスセクション49とワイヤセクション50(即ち、形成セクション)を持つ本発明の装置を示している。 この装置は、ワイヤセクション5
    0に配置されたスプレーノズルまたはトリムシャワー5
    3の位置を測定する手段である本発明の制御及び調整システムを具備している。 トリムシャワー53は、ワイヤベルト51で運ばれてきた繊維材料サスペンション52
    から、縁ストリップの分割を促進する。 トリムシャワー53の位置の測定を基に、圧力から解放されるべきプレスシューのゾーンの数を決定することができる。 したがって、圧力は、ワイヤセクション50上のトリムシャワー53の位置を監視すること、及び、トリムシャワー5
    3の位置に応じて押圧/負荷軽減要素14'を加減することにより、繊維マット52'にかかる圧力を調整することによってコントロールされる。

    【0054】図11において、プレスシューの頂点の部分は、槽19''に配置された押圧/負荷軽減要素(ピストンとシリンダーユニット)14''が見えるようにするために取り除かれている(すなわち、図示していない)。 要素14''には、上述した図7から図10の方法でプレスセクション49のプレスシュー(図示せず)に圧力をかける。 しかしながら、トリムシャワー53の位置と押圧/負荷軽減要素14'の調整との間の関係だけが図11に示されている。

    【0055】ワイヤセクション50において、トリムシャワー53は、ワイヤベルト51で運ばれる繊維材料サスペンション52の上に液体を吹きかけ、したがって、
    形成された繊維材料ウェブ52'の幅を安定させるサスペンション52から縁ストリップの分離を促進されるのである。 トリムシャワー53の位置は調整可能であり、
    したがって、繊維材料ウェブ52'の幅を変化させることが可能である。 トリムシャワー53は、したがって、
    プレスセクション49のプレスシューに関してウェブ縁11''の位置を同様に決定される。

    【0056】ワイヤセクション50におけるトリムシャワー53の位置、すなわち、プレスセクション49のプレスシューに関する繊維ウェブ縁11'''の所望の位置を決定することにより、圧力が軽減された確定箇所が決定でき、割当(適切な)要素14''が可変となる。 例えば、図11に示すように、ワイヤセクション50に関するトリムシャワー53の位置についての信号は、制御または調整ユニット55の入力54へ導入される。 制御ユニット55は、プレスセクション49を通過する繊維材料ウェブの動きの方向と、同じ方向に配置された要素1
    4''の分割された列、例えば、列28'と列29'への押圧力を制御する割当(適切な)手段を対にすることのできるいくつかの出力を持っている。

    【0057】図11に示した様に、プレスセクション4
    9を通り運搬される繊維材料ウェブ52'の縁11'''
    の位置に基づき、列28'と29'において減圧するように送られた信号は、本発明に関する方法を実行するだけで十分である。 第1の出力56及び第2の出力57
    は、したがって、列28'の押圧/負荷軽減要素と対になっている制御バルブV 1と対になり、かつそれらの活性化(すなわち、この場合には負荷軽減)を供与する。
    2つの段階における減圧のために、バルブV 1は列2
    8'中の押圧/負荷軽減要素と協同することもできる。
    第3の出力58は、一方の段階中の列29'における減圧に役立つ第2のバルブV 2と対にされる。

    【0058】

    【発明の効果】本発明によれば、十分微妙に鋭敏に調整できる縁の負荷軽減と、制御技術の特殊な知識がなくても、通常の知識を有する者(当業者)によって簡単に理解でき、かつ取扱うことができる縁の負荷軽減装置の実現できる。 さらに、縁調整のはっきりした可視化の可能となる。

    【0059】自動的に、繊維材料ウェブ縁の位置によって調整するアナログ縁負荷軽減が実現される。 また、アナログではなく、走行した繊維材料ウェブ縁位置によって十分狭い縁ゾーンのカットオフまたはカットインによってのみ作用する自動縁負荷軽減の可能となる。

    【0060】ゾーンの幅もまた、走行方向を横切る押圧または負荷軽減要素の間隔よりも小さく形成することによって押圧または負荷軽減要素の数を少くすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】繊維ウェブ走行方向を横切るプレスゾーンの部分断面を示している。

    【図2】図1の押圧シューの領域における力線カーブを示している。

    【図3】図1の切断線I−Iに対応する押圧シュー下側の平面でプレス装置の切断部を示している。

    【図4】図1に比べて減少した繊維材料ウェブ幅を有している繊維材料ウェブ走行方向を横切るプレスゾーンの部分断面を示している。

    【図5】減少した繊維材料ウェブ幅のときの押圧シュー端部における力線カーブを示している。

    【図6】押圧シュー端部における減少した繊維材料ウェブ幅および減少した押圧力を有する押圧シュー端部における力繊維材料カーブを示している。

    【図7】圧力媒体を満たしたスペース内に配置されており、かつ圧力媒体および押圧ユニットによって反対のユニットに押圧可能である押圧シューを有するプレスゾーンの部分断面を示している。

    【図8】図7の切断線II−IIに沿った押圧シューの押圧チャンバーの断面を示している。

    【図9】図7の切断線III−IIIに沿った押圧シューおよび押圧ユニットの部分断面を示している。

    【図10】長手方向断面で押圧シリンダーを示している。

    【図11】プレスセクションとワイヤセクションを持つ本発明の装置を示している。

    【符号の説明】

    1 プレス装置、 2 プレスステーション、 3 本体(リング)(プレス外被)、 4 反対のロール、 5 押圧シュー、 6 内面、 7 押圧要素、 8 プレスゾーン、 9 紙ウェブ、 10 プレスフェルト、 11 紙ウェブ領域、 12 プレスシュー前部面、 13 ピストン面、 14 ピストン、 15 圧力チャンバー、 16 負荷軽減シリンダー 17 長方形の面、 19 槽、 20 シーリングバー、 25〜29 列、 30 列の間隔、 31 ケーシング、 32、36 ばね、 33、35 シールリング、 37 チェーン、 38 ボルト、 40、41 溶接部、 49 プレスセクション、 50 ワイヤセクション(形成セクション)、 51 ワイヤベルト、 52 繊維材料サスペンション、 53 スプレーノズルまたはトリムシャワー、 54 入力、 55 制御または調整ユニット、 56、57 出力。

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