芝保護マット及び芝保護マットの施工方法

申请号 JP2018050169 申请日 2018-03-16 公开(公告)号 JP2018153181A 公开(公告)日 2018-10-04
申请人 パク, ソ−ヨン; PARK, SEO−YOUNG; 发明人 ソン, チャン−ソプ;
摘要 【課題】施工されたマットが収縮または膨張する場合、これを補償し、マットの施行後に密着した複数のマットの地面励起や短縮不具合を効果的に防止し、隣接する各単位マットの間に 位置 する外郭枠部を全部又は一部除去して生産を容易にして単価を下げながらも、外郭枠部の存在によって芝の通過空間が狭くなり、光合成の空間が狭くなる問題を解決する芝保護マット及びその施工方法を提供する。 【解決手段】本発明は、芝保護マットに関するものとして、芝の通過空間が形成された複数のボディー部;および単位マットの収縮−膨張の補償のために、前記複数のボディー部の間を連結する収縮−膨張補償型連結手段;を含むことを特徴とする。 【選択図】 図2
权利要求

複数個の単位マットを一つのグループとした芝保護マットにおいて、 芝の通過空間が形成された複数のボディー部;及び 単位マットの収縮−膨張の補償のために、前記複数のボディー部の間を連結する収縮−膨張補償型連結手段;を含んでいる芝保護マット。隣接した少なくとも4つの単位マットが一つ以上の前記収縮−膨張補償型連結手段によって直接連結されて、一つのグループに形成される請求項1に記載の芝保護マット。前記収縮−膨張補償型連結手段は、隣接する単位マットの前記ボディー部を接合連結する連結板である請求項1に記載の芝保護マット。前記収縮−膨張補償型連結手段は、隣接したボディー部の間に一定の間隔が形成されるように連結形成される請求項1に記載の芝保護マット。前記収縮−膨張補償型連結手段によって連結されるボディー部は、隣接する他の単位マットの最外郭に位置するボディー部と当接する部分のボディー部である請求項1に記載の芝保護マット。前記ボディー部の間の前記連結板は、マットの収縮−膨張時、マットの流動を容易にするように折曲された断面形状を持つ請求項3に記載の芝保護マット。前記連結板は、断面が上向きに折曲された形状又は環形状に形成される請求項1に記載の芝保護マット。複数個の単位マットを一つのグループとした芝保護マットを構成し、各単位マットのボディー部の間に収縮−膨張補償型連結手段が形成された芝保護マットを準備する段階;及び 前記芝保護マットを連結して、施行後に、マットの収縮−膨張の補償が可能するように地面に施工するマット施工段階;を含む芝保護マットの施工方法。

说明书全文

本発明は、芝保護マット及び芝保護マットの施工方法に関するものであって、より詳細には、夏及び冬の気温の差によって、マットが高温になることによって膨張して浮いたり、低温になることによって収縮し、短縮不具合なる現象を防止し、従来のマットより収縮・膨張の補償効率がより改善され、芝の生育のための空間がより拡張されて、芝の生育を促進するように案出された芝保護マット及び芝保護マットの施工方法に関するものである。

ゴルフ場、芝球場、及び公園の芝生などのような芝の生育地域で、人が主に通る通路部分や車両、例えばゴルフ場のカートなどが主に移動する動線地域にある芝生は、持続的に押され、損傷するために、芝生の改修・補修にかなりのコストが必要になる。

したがって、このような芝の生育地域のうち、特に、人や車両などが移動する動線地域には、芝生の損傷を防止するため、人や車両が通過してもその荷重を緩衝させ、芝の損傷を防止する芝保護用マットが施工される。

現在まで知られた従来の芝保護マットは、大きくは、マットのフレーム(骨格)を成すボディー部と、地面に支持されるラグと、荷重を支える突出柱と、荷重を分散・緩衝する緩衝翼、及びマットの外郭枠を維持する外郭枠部などを含む。

そして、外郭枠部には、複数のマットの連結施工を可能にするフック手段、及び隣接マットのフック手段が締結される開口部が所定のパターンを持って備わることができる。または、折曲されたフック部が外郭枠部に具備されて、隣接マットの外郭枠部が嵌め込み組み立てされ、マットの連結の施工が行われことができる。

ところが、知られた芝保護マットの場合、マットの地面施工時、フック手段及び開口部または折曲されたフック部を利用して複数のマットの連結施工がなされれば、隣接した複数のマットの外郭枠部は互いに密着した状態になる。

一方、これまでの知られた大部分の芝保護マットは、弾を持つ合成樹脂材質の成形物であるので、施工後、密着されたマットが外部の温度の変化によって膨張または収縮されるようになる。

特に、夏には、地面施工されたマットが日光をそのまま受けるために、ひどく膨張したり、逆に、冬には、地面施工されたマットの収縮が発生する。したがって、マットは、地面と季節の関係(温度高低)に関係なく密着されることが求められる。マットが地面と融和しない場合には、曲げ現象や、マットが波打つように動く現象が発生するためだ。

しかし、従来の芝保護マットの場合には、複数のマットの連結施工時、マットの外郭枠部が緊密に密着した状態で施工されるため、マットが膨張する場合、これを補償することができない、互いに密着したマットの外郭枠部を含めて、マット密着部位が地面からひどく励起されるマット励起現象が頻繁に発生する問題があった。

また、外郭枠部が密着したマットの収縮が発生する場合は、マットを構成するボディー部又は外郭枠部が引き出されながら、マットの一部分が切れるという短縮不具合が発生する問題もあった。

このような問題を解消するため、従来の芝保護マットの場合には、収縮−膨張補償型連結手段を利用して、複数の小さな単位マットを4個単位で連結してマットを形成して、最外郭のマットの外郭枠部には他のマットを連結施工して、マットの収縮−膨張を補償し、マットの流動を誘導してマットの地面励起やマットの短縮化不具合を防止するようにした芝保護マットが開示されている。

しかし、このように、マットの収縮−膨張を補償するため、所定の補償用の連結手段を利用して複数の単位マットを連結した芝保護マットでは、各単位マットごとに外郭枠部を形成しなければならないので、その形状が複雑で、材料の追加が必要で、生産が容易ではなく、単価が高くなって、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部の存在によって芝の通過空間が狭小になる問題がある。また、芝の通過空間の狭小によって、光合成の空間が不足する問題も存在している。

また、各マットの外郭枠部を収縮−膨張補償用の連結手段を利用して連結する場合には、マットの収縮−膨張を補償する効率が十分ではないという問題がある。

したがって、本発明の目的は、このような従来の問題を解決するためのものとして、施工されたマットが収縮または膨張する場合、これを補償し、マットの施行後に密着した複数のマットの地面励起や短縮不具合を効果的に防止し、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部を全部又は一部除去して生産を容易にして単価を下げながらも、外郭枠部の存在によって芝の通過空間が狭くなり、光合成の空間が狭くなる問題を解決する芝保護マット及びその施工方法を提供することである。

特に、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部の全部又は一部を除去し、外郭枠部を経ない隣接マットの各ボディー部を直接収縮−膨張補償型手段で連結することにより、マットの収縮−膨張の補償効率を高め、ボディー部が自然に連結されて、流麗な外観を持つマットが形成され、芝の生育のための空間をより拡張して芝の光合成作用を活発に発生させることができながら、マットの製造コスト及び施工コストをさらに削減できる、芝保護マット及びその施工方法を提供することである。

また、隣接マットの間で外郭枠部なく各ボディー部を収縮−膨張補償手段で直接連結して、構造をさらに簡素化することにより、移動者が引っ掛かって転倒するなどの問題を予防することができ、マットが地面と密着して屈曲現象や、マットが波打つように動く現象を防止できる、芝保護マット及びその施工方法を提供することである。

前記の目的は、本発明の一実施例によると、複数の単位マットを一つのグループとした芝保護マットとして、芝の通過空間が形成された複数のボディー部;および単位マットの収縮−膨張の補償のために前記複数のボディー部の間を連結する収縮−膨張補償型連結手段を含めた芝保護マットによって達成することができる。

また、前記の芝保護マットは、隣接した少なくとも4つの単位マットが一つ以上の前記収縮−膨張補償型連結手段により直接連結されて一つのグループに形成されることが望ましい。

また、前記収縮−膨張補償型連結手段は、隣接する単位マットのボディー部を接合連結する連結板(connecting plate)であることが望ましい。

また、前記収縮−膨張補償型連結手段は、隣接したボディー部の間に一定の間隔が形成されるように連結形成されることが望ましい。

また、前記収縮−膨張補償型連結手段によって連結されるボディー部は、隣接する他の単位マットの最外郭に位置するボディー部と当接する部分のボディー部であることが望ましい。

また、前記連結板は、前記ボディー部の間でマットの収縮−膨張時、マットの流動を容易にするように断面が折曲された形状を持つことが望ましい。

また、前記連結板は、断面が上向に折曲された形状又は環形状に形成されることが望ましい。

また、本発明の実施例によると、複数の単位マットを一つのグループにした芝保護マットを構成し、各単位マットのボディー部の間に収縮−膨張補償型連結手段が形成された芝保護マットを準備する段階;および前記芝保護マットを連結して、施行後のマットの収縮−膨張補償が可能するように地面に施工するマット施工段階;を含むことが望ましい。

本発明によると、施工されたマットが収縮または膨張する場合、これを補償し、マットの施行後の密着した複数のマットの地面励起や短縮不具合を効果的に防止するようにし、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部を全部又は一部除去して、生産を容易にして単価を下げながらも、外郭枠部の存在によって芝の通過空間が狭小になる問題を解決することができる。

特に、本発明によると、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部の全部又は一部を除去して、外郭枠部を経ない隣接マットの各ボディー部を直接収縮−膨張補償型手段で連結されることにより、マットの収縮−膨張補償効率を高め、ボディー部が自然につながって流麗な外観を持つマットが形成され、芝の生育のための空間をより拡張して、芝の光合成作用を活発に発生させることができながら、マットの製造コストをさらに削減することができる。

また、隣接マットの間で外郭枠部なく各ボディー部を収縮−膨張補償型手段で直接連結して、構造をさらに簡素化することにより、移動者がかかって転倒するなどの問題を予防することができ、マットが地面とより密着して屈曲現象や、マットが波打つように動く現象を防止することができる。

図1は、従来技術による芝保護マットの全構成を図示した平面図である。

図2は、本発明による芝保護マットの全構成を図示した平面図である。

図3は、図2の芝保護マットでの収縮−膨張補償型連結手段の一部を図示した斜視図である。

図4(a)及び図4(b)は、図3の収縮−膨張補償型連結手段の一部をマットの側端面から見た図面である。

以下では、添付した図面を参照して、本願が属する技術分野で通常の知識を持った者が容易に実施することができるように、本願の実施例を詳しく説明する。しかし、本願は様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されない。そして、本願を明確に説明するために、説明と関係のない部分は図面で省略しており、明細書全体を通じて類似した部分については類似した図面符号で指定した。

本発明の芝保護マットは、基本的に芝の生育や活着性を向上させる多形または円形の形態中から選択された一つの形態、例えば、六角の形態の芝の通過空間Sが所定のパターンに順次形成された複数のボディー部を含む。

それぞれのボディー部の芝の通過空間Sは四角(菱形)、三角、八角または円形などの様々な形態でできおり、地面の特性や季節または環境などによって芝保護マットのボディー部の形状は同一または異なることができる。したがって、本発明の実施例では、芝保護マットが六角形のボディー部を含め、それぞれの芝の通過空間Sを形成するようにボディー部を製作することを例示しているが、その形状は多様に例示されることができる。

芝の通過空間Sが順次連結された構造を形成できる構造の中で、六角形態を持つボディー部は、芝の通過空間Sの面積を最大化できる利点がある。したがって、ボディー部が六角形の形態で提供される場合、他の多角形または円形で提供される場合より芝の通過空間Sの面積が広くなるため、芝の光合成作用を活発に発生させることができる。

図1は、従来技術による芝保護マット100を図示している。 図1では、4個の単位マットが結合して一つの芝保護マット100を構成することと図示されている。

図1に図示された芝保護マット100は、芝の生育や活着性を向上させる多角形または円形の形態中から選択された一つの形態、例えば、複数の六角形の芝の通過空間Sが所定のパターンに順次形成されたボディー部10を含む。

次に、本発明の芝保護マット100のボディー部10の下部に、複数のラグ50が備わってマットを支持する。

そして、前記ボディー部10の外郭では、マットの外郭枠部を維持する外郭枠部30が一体に形成されており、このような外郭枠部はマットの形態を維持する。

また、図1で図示したとおり、芝保護マット100において、前記外郭枠部30には隣接マットの連結施工を可能にするフック手段60及び隣接マットのフック手段60が締結される締結具70が提供される。

このように外郭枠部30に設けられたフック手段60と締結具70を締結し、隣接するマットの連結施工を可能にする構成によっては、マットの収縮−膨張を補償するには十分ではない。つまり、外郭枠部の密着でマットの流動が全く行われないため、マットが外部の温度により収縮または膨張する場合には、マットの流動を具現して、収縮または膨張を補償できない。

また、図1で図示したとおり、芝保護マット100は隣接するマットの間に連結されて、施工されたマットの収縮−膨張を補償するように提供される収縮−膨張補償型連結手段110をさらに含むように構成される。

図1では、収縮−膨張補償型連結手段110が複数のマットの外郭枠部の測部(つまり、角部分を除いた部分)と角部にそれぞれつながる連結板110a及び110bで区分されることで図示している。

このように、芝の通過空間Sが形成された複数のボディー部10を備えたマットを望ましくは4個を一つのグループとして芝保護マット100を構成して、マットの外郭枠部30の間に適当に配列される収縮−膨張補償型連結手段110、つまり、連結板を一体で形成させると、前記収縮−膨張補償型連結手段、つまり、外郭枠部の測部に連結される連結板110aと縁側の連結板110bは、前記で説明したとおり、夏や冬に、マットが(過度に)膨張されたり、収縮される場合、単位マットの流動を可能にする。

図1に示したとおり、前記収縮−膨張補償型連結手段110、例えば、外郭枠部の測部の間の連結板110aと外郭枠部の縁側に提供される連結板110bは、各マットの外郭枠部の下段の間に一体で連結され、マットの外郭枠部30の間に間隔Dを形成する。

したがって、マットの膨張や収縮の際に、マットは前記の間隔Dほど、流動可能で、これによって、マットの収縮−膨張を補償して、マットの励起や短縮不具合を予防するものである。

以上のように、図1の芝保護マット100によると、収縮−膨張補償型連結手段110によって、隣接する複数のマットの間に位置する外郭枠部30同士が連結されていて、また、その収縮−膨張補償型連結手段110は外郭枠部30の下段で連結されるように構成されている。このような構造により、マットの膨張や収縮時、外郭枠部30の間に形成された間隔ほどでマットが流動可能で、それによって、マットの収縮−膨張を補償するようになっている。

しかし、このような芝保護マット100では、4つのマットを一つのグループとして芝保護マット100を一体で射出成形して制作するにおいて、各単位マットごとに外郭枠部を製作し、また、隣接する外郭枠部らの間と外郭枠部の縁の間に収縮−膨張補償型連結手段110を追加で形成しなければならないため、その生産効率面で容易ではなく、隣接する外郭枠部が重複形成されるので、単価の上昇要因になる。

本発明は、上述した従来技術の芝保護マットに比べて生産コスト及び複雑度を削減して製作しようとすることで、つまり、単位マット間の隣接する外郭枠部の全部又は一部を除去して、また、単位マット間の隣接する外郭枠部を通じず各単位マットのボディー部らを直接連結する収縮−膨張補償型連結手段を具備する芝保護マットを製作しようとするものである。

以下、図2ないし図4を参照して、本発明による芝保護マットについて詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例による芝保護マット200を図示している。 図2では、4個の単位マットが結合して一つの芝保護マット200を構成することと図示れている。

図2に図示されたボディー部210は芝が生育する地面上側に設けられが、芝が光合成をしたり、成長するように芝の通過空間Sを形成するもので、ボディー部210が連続的に配列し一体に連結されることにより、全体的な芝保護マット200のフレームを構成する。

一方、前記ボディー部210は、三角、八角、四角(菱形)などの多角形または円形で提供されることができるが、本発明の実施例では、芝の通過空間Sが順次連結された構造を形成できる構造の中で、六角の形態で提供されたことを例として説明する。

図2に図示された外郭枠部230は、芝保護マット200を構成する小さな4つの単位マットの外郭をしあげる四角形状の部材中、芝保護マット200の外側または内側に位置する部材であることができ、内側に位置して、相互に隣接する外郭枠部230の全部又は一部が除去されことができる。つまり、図2に図示のように、外郭枠部230は、平面から見て、4等分する線または外郭の四角形の枠に位置する直線形態の部材である。

本発明の一実施例において、外郭枠部230は、図2に示すように、複数の単位マットを網羅する全体の外郭の四角形の枠を形成し、単位マット間の互いに隣接する部分には外郭枠部がなく、直接連結されるものと示されている。

つまり、芝保護マット200の単位マット間の互いに隣接する部分には、図1に示すような直線形態の部材が用意されていないことができる。これに沿って、従来の芝保護マットよりマットの生産コスト及び時間および収縮−膨張効率の面で効果的であることができる。また、このような構成を持った芝保護マット200について、以下の図2ないし図4を参照して詳細に記述する。

また、前記芝保護マット200のうち、芝保護マット200の最外郭を構成する部分の特定位置には隣接する他の芝保護マット200との連結施工のために、別途の締結手段をさらに含むことができる。

図2に図示された収縮−膨張補償型連結手段280は、芝保護マット200内の単位マット間の隣接した部分のボディー部210の間を連結する部材であるができる。具体的に、この収縮−膨張補償型連結手段280は、一つの単位マット内の複数のボディー部210の縁の一端が、その隣接する他の単位マットの複数のボディー部210の縁の一端にそれぞれ連結されるように形成される。したがって、前記収縮−膨張補償型連結手段280によって連結対象となる部分は、一つの単位マットの最外郭に位置するボディー部210らの中で、その隣接する他の単位マットの最外郭に位置するボディー部及び当接する部分のボディー部210を含むことができる。

これと関連して、図2を参照すれば、平面から見て、マットの全体を垂直にまたは平に二等分する線230a、230bに最も隣接するボディー部210が収縮−膨張補償型連結手段280によって連結していることを知ることができる。つまり、図1の芝保護マット100の構造とは異なり、前記収縮−膨張補償型連結手段280によって連結されるボディー部210は、外郭枠部がなくても前記収縮−膨張補償型連結手段280に接合される接合組の形態で直接連結することができる。

これについて、もっと見てみると、図2に示したとおり、平面から見て、マットの全体を垂直に二等分する線230a(以下'垂直線'という。)上で隣接する各マットのボディー部210は、従来のマットでの外郭枠部を除去することによって、ボディー部らの間に所定の間隔が形成され、その間隔ほど離れている。そして、これらのボディー部らは、収縮−膨張補償型連結手段280によってすべて直接連結されている形態になっている。

したがって、隣接する各マットのボディー部ら及びこれらの間に位置する収縮−膨張補償型連結手段は、マットの平面の観点から六角形態を成すようになって、まるで、それらは一つの六角の形態でなされたボディー部を形成するように見える。したがって、既存の外郭枠部によって発生する芝の生育空間の阻害を解消して、外観が流麗で、光合成の空間を確保することができる。

また、図2に示したとおり、平面から見て、マットの全体を水平に二等分する線230b(以下'水平線'という。)上では、隣接する各マットのボディー部210が収縮−膨張補償型連結手段280によって直接連結されていながら、ボディー部が互いに隣接する部分が梯形(つまり、半分の六角の形態)になっている部分と、六角形態となっている部分でなされている。

つまり、水平線230b上に隣接して位置するボディー部の梯形型部分は、収縮−膨張補償型連結手段280によって、これと向かい合う位置にある梯形型部分と連結される。一方、水平線230b上に隣接して位置するボディー部が六角形となっている部分では、ボディー部210が一つの完成された六角の形態を成すように、互いに隣接する部分に一つ以上の支持枠部240を具備することができる。この支持枠部240は、従来の外郭枠部230が除去され、残りの部分として形成されたり、またはボディー部210から延長して形成されることもできる。したがって、支持枠部240は、外郭枠部230の一部またはボディー部210の一部であり、または別途に形成された支持部材がボディー部210の間に接合されたり、延長される形態としても形成されことができる。

支持枠部240は、元のボディー部の多角形態(すなわち、本発明では六角形態)を維持するように仕上げることができる。また、支持枠部240は六角の形態を維持するのに必要な厚さ分だけ形成されてもいいので、支持枠部240の厚さは、外郭をしあげる外郭枠部230の厚さより薄く形成されることが、光合成及び芝の生育空間の確保のために望ましい。

したがって、水平線上で隣接する各マットのボディー部ら及びこれらの間に位置する収縮−膨張補償型連結手段、そして前記支持枠部240を具備するボディー部210ちは、マットの平面の観点から六角の形態を成して、まるで、これらは一つの六角の形態でなされたボディー部210を形成するように見える。

以上のように、マットの垂直線230aまたは水平線230b上に位置するボディー部210は、収縮−膨張補償型連結手段280によって連結され、かつ支持枠部を具備するように形成されることによって、各ボディー部210が、平面観点から六角の形態を成すようになる。したがって、単位マットの外郭枠部を除去して連結しても、自然な六角形態のボディー部が連続的に形成されるように維持できるので、マット全体から見ると、流麗な外観を形成することができ、芝の生育空間の確保や光合成の空間の確保を容易にする。

前記収縮−膨張補償型連結手段280は、前記接合組の間を連結して、芝保護マットの収縮−膨張を補償するように、マットの流動を可能にする。

また、前記収縮−膨張補償型連結手段280は、隣接マットの間でその収縮−膨張補償型連結手段280によって連結対象となるボディー部の接合組の数またはその以下ほど設けられる。つまり、前記収縮−膨張補償型連結手段280は、平面から見て、マットの全体を垂直に二等分する線230aにかかっているボディー部の対の数またはその以下ほど、およびマットの全体を水平に二等分する線230bにかかっているボディー部の対の数またはその以下ほど形成される。したがって、前記収縮−膨張補償型連結手段280の個数の最大値はマット内で横方向230bに形成されたり、縦方向230aに形成されるボディー部の接合組の数によって、変わることはできる。

図3は、図2の芝保護マットでの収縮−膨張補償型連結手段280の一部を図示した斜視図である。

図3に示したとおり、本発明の芝保護マット200では、各単位マット内の各ボディー部が、前記収縮−膨張補償型連結手段280を利用して連結された接合組を成すように直接連結することができる。特に、図3では、前記収縮−膨張補償型連結手段280が隣接したボディー部の間に一定の間隔が形成されるように連結されことができる。これは、マットの一部分が切れるという短縮不具合や、マットの密着部位が地面から舞い上がるのを防止するのにさらに効果的である。また、既存の外郭枠部なく、収縮−膨張補償型連結手段を用意するのは、芝の通過空間の確保の面でも有利である。

そして、収縮−膨張補償型連結手段280は、例えば、上述したように、隣接した複数の単位マットのボディー部の間に一体に連結される連結板であり、これはボディー部の間にマットの収縮−膨張の補償のための一定の間隔を形成し、マットの収縮−膨張時のマットの流動を可能にし、湾曲されたり、折曲した断面形状を持つ。以上、図2および図3に示したとおり、本発明の芝保護マット200は外郭枠部の方に位置するボディー部210と収縮−膨張補償型連結手段280とを一体で射出成形することにより、熱による変形を最小化るようにしたものである。また、隣接する複数のマットの間に外郭枠部を設けず、一つのグループに芝保護マット100を一体で製作して使用するので、マットの施工を単純化する。

図4(a)及び図4(b)は、図3の収縮−膨張補償型連結手段の一部をマットの側端面から見た図面である。

図4に示すように、望ましくは、収縮−膨張補償型連結手段280、例えば、連結板は、マットの収縮−膨張の補償のための一定の間隔を形成するように、単位マットの隣接したボディー部210上部間を連結したり、上部及び下部を一緒に連結する形態で形成されことができる。

図4(a)は、収縮−膨張補償型連結手段280が隣接するボディー部の間でマットの収縮−膨張の補償のための一定の間隔を形成するように、単位マットの隣接したボディー部210上部間を連結することを例示して、図4(b)は、収縮−膨張補償型連結手段280が隣接するボディー部の間でマットの収縮−膨張の補償のための一定の間隔を形成するように、上部及び下部を一緒に連結する形態(つまり、マットの側端面から見て、リングまたは輪の形状に連結板が形成されている)ことを例示する。このような構造によって、従来の外郭枠部の間を連結する収縮−膨張補償型連結手段に比べて、マットの収縮−膨張補償効率が増大することができる。

以上で説明した本発明の芝保護マットの施工方法をまとめると、次の通りである。 まず、図2に示したとおり、前記で説明した基本的な構成要素(ボディー部、ラグ、外郭枠部など)を含む複数個、例えば、4つの単位マットを一つのグループとして芝保護マット200を一体で射出成形して製作する。

これとともに、隣接する単位マットのボディー部らの接合組を形成して、前記接合組の少なくとも一部は収縮−膨張補償型連結手段280と一体に連結されるように射出成形して、ボディー部が連結されるようにする。

このように、隣接する複数のマットの間で内側に位置する別途の外郭枠部を設けなくても、一つの芝保護マット200を形成することにより、生産コスト及び時間を削減することができる。また、収縮−膨張補償型連結手段280によってボディー部を直接接合連結して、マットの収縮−膨張の補償のための一定の間隔を形成するようにする一つの芝保護マット200を形成することで、実際のマットの施行後に、マットが収縮または膨張されてもマットの熱による変形を既存よりもさらに最小化し、マットの収縮または膨張補償効率をさらに高めることができる。さらに、隣接する各単位マットの間に位置する外郭枠部の全部又は一部を除去しても、複数のボディー部が自然に連結されて、流麗な外観を持つマットが形成され、また、外郭枠部の除去によって芝の通過空間を十分に確保して、芝の光合成作用を活発に発生させることができながら、マットの製造コストをさらに削減することができる。

以上のように、4つのマットを一つのグループとして芝保護マット200に一体で製作して使用することが、マットの前後、左右流動を可能にするために、最も望ましいものである。しかし、必ずこれに限定されているのがないことは言うまでもない。

これによって、本発明は、一定の区域の地面に芝保護マットを施工する時、施行後に、マットが過度に膨張または収縮されてもマット密着部位が地面の上に浮き上がったり、マットの一部分が切れるという短縮不具合が発生することを防止する。これは、結局、浮かれたマットの交替のための再施工も減らすことになる。

一方、前記のような本発明による実施例は、多様な形態の芝の通過空間を持つ芝保護マットで具現され得る。

例えば、芝保護マットには、それぞれ三角形態のボディー部によって芝の通過空間が所定のパターンに順次形成されたり、それぞれ四角の形態(例えば、菱形)のボディー部によって芝の通過空間が所定のパターンに順次形成されたり、それぞれ八角の形態のボディー部によって芝の通過空間が所定のパターンに順次形成されことができる。ただし、本発明の実施例によるボディー部は前記の多角形に限定されることはなく、円形などの形態としても拡張されことができる。

本発明の権利範囲は、上述の実施例に限られるわけではなく、添付された特許請求範囲内で多様な形態の実施例に具現され得る。特許請求範囲で請求する本発明の要旨を脱したことがなく、当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、誰でも変形可能な様々な範囲まで本発明の請求範囲の記載の範囲内である。

200:芝保護マット 210:ボディー部 230:外郭枠部 280:収縮−膨張補償型連結手段 S:芝の通過空間

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