Loom for carrying out the method of weaving, as well as this method |
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申请号 | JP2010543526 | 申请日 | 2009-01-28 | 公开(公告)号 | JP5592272B2 | 公开(公告)日 | 2014-09-17 |
申请人 | エ.ア.デシャンプ.エ.フィス; | 发明人 | デシャンプ.ジョルジュ−ポール; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 少なくとも1本の連結糸により相互に結合された少なくとも1つの第1織布及び第2織布(10、11)の製織方法であって、 a) 少なくとも1本の縦糸または前記連結糸(16)を含む少なくとも1本の横糸の一部を前記第1織布の基本織りに挿入することにより前記織布の織り作業を開始し、 b) 前記第2織布の基本織りに前記少なくとも1本の連結糸(16)を挿入する前に、前記織布の織り作業を中断し、 c) 結合後の織布(10、11)で形成された一体物の外側に、前記少なくとも1本の連結糸(16)の少なくとも一部が出るように、前記少なくとも1本の連結糸(16)を第2織布側から引き出し、 d) 次に、前記少なくとも1本の連結糸(16)を第2織布の基本織りに挿入して前記織布(10、11)の織り作業を再開し、 ‐ これらの織布のうちの1つの織布の基本織りに前記少なくとも1本の連結糸(16)を新たに挿入する毎に、以下のサイクルを反復する: e) 前記織布(10、11)の織り作業を中断する、 f) 結合後の織布(10、11)により形成された一体物の外側に、前記少なくとも1本の連結糸(16)の少なくとも一部が出るように、前記少なくとも1本の連結糸(16)を引き出し、 g) 次に、前記少なくとも1本の連結糸(16)を前記織布の基本織りに挿入して織布(10、11)の織り作業を再開する、 ことを特徴とする製織方法。 前記織布(10、11)を織った後、前記織布(10、11)を相互に引き離し、前記引き出した連結糸の少なくとも一部部分をこれらの織布の間に戻し、結合された織布によって形成された一体物に最終形状を付与するようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。 工程c)およびf)において、前記少なくとも1本の連結糸(16)のみを引き出すために少なくとも1つの把握要素を織りゾーン(18)に挿入し、対応する工程d)およびg)の前に、前記織りゾーン(18)から前記把握要素を取り出すことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 前記把握要素がテンプル(19)であることを特徴とする請求項3に記載の方法。 結合後の前記織布(10、11)によって形成された一体物に複雑な形状を付与するために、テンプル(19)が、連続する少なくとも2つのサイクルe)、f)およびg)の間において異なる形状を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。 フックを端部に含むニードルを使用し、前記ニードルを直線移動することにより各連結糸(16)を引き出すことを特徴とする請求項3に記載の方法。 横糸方向および/または縦糸方向に結合された前記織布(10、11)で形成された一体物のうちの少なくとも一部分上で引き出される長さを連続的にまたは非連続的に変化させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 引き出される連結糸の長さが、横糸方向および/または縦糸方向に結合された前記織布(10、11)で形成されたこの一体物のうちの少なくとも一部分上では一定であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。 a) 少なくとも1本の縦糸、または上側織布および中間織布ならびに下側織布および中間織布の連結糸(16)を含む少なくとも1本の横糸の一部を、上側織布および中間織布のうちの一方、および下側織布および中間織布のうちの一方の基本織りに挿入することにより、上側織布、中間織布、下側織布の織り作業を同時に開始する工程と、 b) 前記上側織布および中間織布のうちのもう一方の織布に、および下側織布および中間織布のうちのもう一方の織布にそれぞれ前記少なくとも1本の連結糸(16)を挿入する前に、前記織布の織り作業を中断する工程と、 c) 結合後の前記織布で形成された一体物の外側に、上側織布および中間織布ならびに下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)の少なくとも一部が出るように、前記少なくとも1本の連結糸(16)を所定の長さ分だけ引き出す工程と、 d) 上側織布および中間織布ならびに下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)を前記もう一方の織布の基本織りに挿入して前記織布の織り作業を再開する工程であって、 ‐ 前記上側織布および中間織布のうちの一方ならびに前記下側織布および中間織布の基本織りに前記少なくとも1本の連結糸(16)を新たに挿入する毎に、以下のサイクルを反復する: e) 前記織布の織り作業を中断する工程と、 f) 結合後の前記織布で形成された一体物の外側に、上側織布および中間織布ならびに下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)の少なくとも一部が出るように、前記少なくとも1本の連結糸(16)を所定の長さ分だけ引き出す工程と、 g) 次に、上側織布および中間織布ならびに下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)を前記もう一方の織布の基本織りに挿入して布の織り作業を再開する工程、 を実施することを特徴とする請求項1に記載の方法。 前記上側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸の少なくとも一部分が前記上側織布の上方に出るように、第1把握要素を使用して前記上側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)を引き出すこと、および前記下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸の少なくとも一部分が前記下側織布の下方に出るように、第2把握要素を使用して前記下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸(16)を引き出すことを特徴とする請求項9に記載の方法。 前記少なくとも1本の連結糸および前記織布を構成する糸が織り作業の開始に先立ち予備含浸されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。 |
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说明书全文 | 本発明は製織方法、ならびにこの方法を実施するための織機に関する。 より詳細には本発明は柔軟容器の製織方法に関するものである。 偶発的に滑走路から逸脱した商業飛行機および軍用機の泥除去および回収を容易にするために設計された飛行機立て直し用エアバッグが知られている。 これらのエアバッグにより、滑走路からの飛行機の逸脱に直面した空港の緊急救助要員は飛行機を押し上げ、次にすばやくかつ安全に飛行機を牽引することができるので、飛行機に対し二次的損害が生じるのを防止することができる。 図1は、先行技術による持ち上げ用エアバッグの断面図である。 通常このバッグは、防水性確保のため塗装され熱間加硫された2つの織布 1、2を含む。 これらの織布 1、2はゴム製余肉部3により織布の外周部で結合される。 これらの織布 1、2はまた、バッグの膨張によりそれら織布が加圧された時、平行になりそれぞれ等間隔になるポリアミド糸4により相互に結合される。 この糸4は、 織布 1、2を平行な状態に保つよう、同一の長さである。 これにより、このバッグがセットされた飛行機の構造体に均一な押し上げ圧力を加えることができる。 たとえば、飛行機の翼5など破損しやすい構成要素の持ち上げ時、これらの構成要素上に構造上の破損が生じるのを防ぐには、この点はきわめて重要である(図2)。 ところで、製造の欠陥により生じるか、時間の経過とともに、持ち上げ用エアバッグの破断点6のレベルにおいて発生するこれらエアバッグの空気損失がみられることがある。 たとえば、製造の欠陥は、加硫不良、さらには加硫前のゴム製余肉部3の滑りを原因とすることがある。 そのような不良により、飛行機の構造体に加えられる持ち上げ力が不均一になり、場合によっては二次的損害の原因となる。 したがって、応力に対してより高い強度を有すよう単一部材で作製されるエアバッグに対する切迫したニーズが存在する。 より一般的には、ポリスチレンボールを充填したオットマン、肘掛け椅子カバーなど複雑な形状を有する多くの織物品は、当初は別々の織物部材を組み合わせることにより得られ、次に製品に最終的な形状を付与するためにたとえば縫製により結合される。 ところが、これらの製品は本来、このような組み合せゾーンにおいてはある構造的脆弱さを有する。 これらのゾーンにおいて製品が早期に摩耗し、その結果、製品の充填材の損失をきたすことがある。 最後に、複雑な形状を有するこれらの製品の組み付け時間は比較的長くなることがあり、有資格作業者を必要とすることがあるので、製品は高価になる。 したがって本発明の目的は、設計および使用方法が単純であって、ひと続きであり、縫製、接着、さらにはこれら2つの組み付け方法を組み合わせたものにより、当初別々であった構成要素を組み付けることにより得られる先行技術の既知の製品よりも高い機械的特性をもたらす製織方法ならびに織機を提供することである。 本発明の別の目的は、円錐形または円筒形など複雑な形状を有し、ラドーム、飛行機の胴体部分、船体、さらには家具などの複合部品を作製するためにより高い機械的強度を有するひと続きの織物構造体の製織方法である。 この目的のため、本発明は、少なくとも1本の連結糸により相互に結合された少なくとも1つの第1織布及び第2織布の製織方法に関する。 本発明によれば、 本発明の方法により、 織布の一部である少なくとも1本の連結糸により相互に結合された少なくとも2つの織物織布を備える織物構造体を製造することができる。 この織物構造体は閉じていても、あるいは少なくとも部分的に開いてもよい。 この開口部は、織物構造体の任意の地点、すなわち織物構造体の端部のうちの少なくとも1つに設け、これらの織布の対応する縁同士は結合されなくなるようにするか、さらには織布のうちの少なくとも1つに孔を存在させることにより設けることもできる。 この織物構造体の断面は、必要のない縦糸を場合によっては切断した後、円形、正方形、直角形、菱形、T字形、U字形、L字形、H字形、I字形など任意の形状を有することができるのが有利である。 「 織布の一部である連結糸 」とは、 織布を組み付けるための各織布の織り作業後に連結糸を付け加えるのではなく 、製織時に、これら織布の横糸に挿入されることを意味する。 したがって連結糸は、2つの織布の部分上においてこれら織布の織り目の必須部分となる 。 このようにして得られる織物構造体はひと続きであるため、応力に対しより高い機械的強度が同構造体に付与される。 この織物構造体は単一部材によるものであっても、反対に異なる材料を含むものであってもよい。 「織物構造体は単一部材による」という表現は、この織物構造体がシングルピースであり、1つの材料で作製されることを意味する。 しかしながら、使用する縦糸または横糸は異なる形態のものであってもよい、すなわち、たとえば、モノフィラメント糸であっても、マルチフィラメント糸であっても、平糸であっても、撚り繊維で形成された糸であっても、単純糸であっても、ロータであってもよく、異なる厚さまたは直径をもつことができる。 これらの糸はたとえば木綿糸、ポリエステル糸、ポリアミド糸、ポリプロピレン糸、アミドンベースの生分解性プラスチック材料、酸化分解性プラスチック材料、カーボンファイバ、グラファイト、ガラス、シリカ、アラミドで形成された糸とすることができる。 また織布は、織物構造体に関して想定する用途に応じて異なる寸法および/または異なる形状を有することができる。 織物構造体が複数の異なる機械的強度ゾーンを有するよう、 連結糸は複数の異なる材料で作製できることが有利である。 この製織方法の個別の種々の実施形態においては、各実施形態が個別の長所を有し、多くの技術的組み合せが可能である: 「テンプル」とは、 連結糸の引き出し作業を行うようにするため連結糸の下に通すことができるロッドを意味する。 前記少なくとも1本の連結糸を受け入れるようになっているテンプルの少なくとも縁部は、前記少なくとも1本の連結糸に対し直角なこれらの織布のうちの1つに付与すべき起伏の型となる形状を有することができる。 この形状は、他の織布に比べ複雑な形状を織布のうちの1つに付与するために、縦糸方向または横糸方向において連結糸を異なる長さ分を引き出すことが必要な場合にはきわめて有利である。 もちろん、前記少なくとも1本の連結糸により相互に結合された前記少なくとも2つの織布により形成された一体物の織りが進行するに従い、この織布の最終形状を作製するために、 連結糸を織り、引き出す段階でテンプルを交換することが必要となることがある。 ‐ 前記連結糸を受け取るフックを端部に含むニードルを使用し、このニードルを直線移動することにより各連結糸を引き、 「連続的変化」とは、この変化が均一であり飛躍または段階を有さないことを意味する。 反対に、この変化は段階を含んでもよい。 好ましくは、 前記上側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸の少なくとも一部分が上側織布の上方に出るように、第1把握要素を使用して前記上側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸を引き出し 、前記下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸の少なくとも一部分が下側織布の下方に出るように、第2把握要素を使用して前記下側織布および中間織布の前記少なくとも1本の連結糸を引き出す 。 前記少なくとも1本の連結糸および前記織布を構成する糸は織り作業の開始に先立ち予備含浸されるのが有利である。 たとえば、これらの糸は熱硬化または熱可塑性樹脂、特にポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)のファミリの樹脂などの熱安定熱可塑性樹脂で予備含浸することができる。 本発明はさらに、少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸と、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段と、少なくとも1本の連結糸を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段とが挿入される織りゾーンを備える織機にも関する。 本発明によれば、この織機は、前記少なくとも1本の連結糸の少なくとも1つの把握要素、および前記少なくとも1つの把握要素を前記少なくとも1本の連結糸に接触させ前記少なくとも1本の連結糸の引き出し作業を可能にするための前記少なくとも1つの把握要素を織りゾーン外および内に移動する手段を含む。 前記少なくとも1つの把握要素はテンプルとすることができる。 前記少なくとも1本の連結糸を受け入れるようになっているこのテンプルの縁部は、前記糸を引き出す作業の際、糸が滑るのを防止するためのこれらの糸の保持手段を含むのが有利である。 前記少なくとも1本の連結糸を受け入れるようになっているこのテンプルの少なくとも縁部は、前記少なくとも1本の連結糸に対し直角なこれらの織布のうちの1つに付与すべき起伏の型となる形状を有するのが好ましい。 前記少なくとも1つの把握要素は、 連結糸を受け入れるためのフックを端部に含むニードルとすることもできる。 したがって織機は引き出す連結糸の本数と同数のニードルを含む。 各ニードルの移動手段は、たとえば電磁石あるいは油圧または空圧ピストンを備える。 これらのニードルの移動は駆動手段により駆動される。 これらの駆動手段は、 連結糸の引き出される長さを別の値に変更することができるよう前記ニードルのそれぞれについての個別制御手段であるのが有利である。 その場合、各ニードルは直線移動が可能である。 この織機は、エアージェット織機、ニードル織機、ノズル織機あるいは発射体織機などの乾式織機であるのが好ましい。 本発明は、複合材料部品を作製するために上で説明したような方法または織機により得られる少なくとも1つの織物構造体の使用にも関し、その方法においては、前記少なくとも1つの織物構造体を型に入れ、前記型を閉じ、前記型にマトリクス材を投入し、次に、このようにして得られた全体物を硬化させる。 本発明はさらに、上で説明したような方法によって、あるいは織機を使用して得られ、マトリクス材の中に埋め込まれたるプリフォームを含む複合材料部品にも関する。 これらの複合材料部品は、たとえば飛行機または自動車などの乗り物用の構造パネルである。 さらに家具もそれに該当する。 使用されるマトリクス材は、たとえば、熱硬化または熱可塑性樹脂、特にポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)のファミリの樹脂などの熱安定熱可塑性樹脂である。 重合化作業は先行技術のよく知られた工程であるのでここで改めて説明することはしない。 ここでは単に例としてレジントランスファーモールディング(RTM)法またはリキッドレジン注入モールディング(LRI)法を挙げておく。 以下、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。 連結糸により相互に結合された 織布で形成された一体物の外側にセットされた 連結糸の引 き出される長さを示す部分略図である。 図3は本発明の好ましい実施形態による柔軟タンクの上面図である。 この柔軟タンクは、織布の一部である連結糸により相互に結合された2つの織物織布 10、11を含む織物構造体で構成される。 これらの織布は円形に織られ、織物構造体の各端における糸は切断されなかったので、容器にはより高い機械的強度が付与される。 これら2つの織布 10、11は連続し、タンクの縁部からその中心に向かって複数の部分を有する。 タンクの周囲全体にわたり、まず、平織された第1部分12がみられる。 この第1部分12はタンクの耳を形成する。 この耳は2つの織物織布の組み付け部に相当し、タンクの縁部を画定する。 この耳12によりアイボルトなどのアクセサリを受け入れ、柔軟容器を伸張させることが可能である。 もっぱら1例としては、この第1部分の幅はおよそ15cmである。 次に、空気などの気体流体、あるいは砂、ポリスチレンボールなどの粒で柔軟容器を充填した後、この容器に球形を付与することができる球形の第2部分13がみられる。 この容器が防水である時には、この第2部分13により柔軟容器の膨張高さを決めることができる。 ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリウレタンを基材とする材料、さらに好ましくは難燃化可塑化PVCを基材とする材料などの防水材料をこの構造体に塗布する工程によりタンクの形状を付与する織物構造体の製織作業の後、容器は防水になる。 上側および下側織布の基礎織りに交互に挿入される連結糸により織布11、12が相互に結合されて分離されるのはこの地点からである。 これら2つの織布 11、12は、織物構造体の良好な防水化を確保するために、10本/cmを超える本数の縦糸と、6本/cmを超える本数の横糸とを有する1:1平織を有する。 もちろんこれらの織り方は同1であってもよい。 上側織布が、この柔軟タンクに重ねられた別のタンクの上側織布(ハニカム織り)上にセットされたオスくぼみを受け入れるようになっているメスくぼみを有するよう、上側織布の基部用のハニカム織りにしてもよい。 織布10、11が連続連結糸により相互に結合されたこのゾーンは柔軟タンクの中央部分14を構成する。 柔軟タンクには、相互に結合されたこれら2つの織布によって形成された全体部に連結糸の引き出された長さを戻すために2つの織布10、11の距離を離すことができるハンドル15が設置される。 もっぱら1例としては、この織物構造の縦糸は、外装、すなわち耳12および第2部分13および中央部分14およびハンドル15用として2354Dtexマルチフィラメントポリエステル糸である。 ここでは追加の縦糸である連結糸 16については、S字にて215回の2Xに35Dtexマルチフィラメントポリエステル糸を使用する。 この連結糸の密度は通常、1本/10cm 2から数百本/10cm 2までの間である。 最後に横糸は2354Dtexマルチフィラメントポリエステル糸である。 より一般的には、 連結糸は、モノフィラメント糸、マルチフィラメント糸、集塊化繊維を含む糸、平糸、柔軟性金属糸、外装補強糸、すなわち芯糸および熱可塑性材料で作製された外装をそれぞれ含む糸、ならびにこれらの要素の組み合せを含む群の中から選択される。 「平糸」とは、横断方向断面が、全長にわたりほぼ一定で、楕円、正方形、圧縮円および変形正方形または直角形、すなわち凸弧形状を有する2つの対辺と、直線で同じ長さで平行な他の二辺を有する形状のダイを通って押し出し成形、圧延または他の加工がされる製品を意味する。 さらにこれらの平糸は中空であってもよく、また、たとえば扁平管状断面を有してもよい。 これらの糸はたとえば木綿糸、ポリエステル糸、ポリアミド糸、ポリプロピレン糸、アミドンベースの生分解性プラスチック材料、酸化分解性プラスチック材料、カーボンファイバ、グラファイト、ガラス、シリカ、アラミドで形成された糸とすることができる。 タンクの形状を付与する織物構造体は、下で説明する製造方法により得られた(図4)。 最初に、各織布の基本織りに従って上側織布10および下部織布11を織ることにより、 織布を同時に織ることから始めるが、 連結糸 16は上側織布10の基本織りに結合されるだけである。 前記少なくとも連結糸によりこれら2つの織布 10、11を結合する時点、すなわち、 連結糸を下部織布11内に結合する前に、織り作業を中断し、テンプルと呼ばれるロッドを織りゾーンに挿入すると、前記少なくとも1本の連結糸 16だけが引き出されるようになる。 このようにして引き出された連結糸の長さ部分は、ループ17を形成する上側織布10の上方にセットされる。 このようにして引き出される連結糸の長さならびに上側織布10と下側織布11の間隔は、最終タンクの織布間の距離、すなわちタンクの使用時の厚さに相当する。 いったん連結糸が適当な長さまで引き出されたら、テンプルが織りゾーンから引き抜かれ、通常の織布 10、11の製造が再開され、この連結糸 16により織布が次回結合されるまで継続される。 したがってこれらの連結糸 16は、織物構造体の上部織布および下部織布を形成する2つの織布の上方で引き出され、したがって一部、ループ17を形成して織物構造体の外側にセットされる。 代替方法としては、テンプルは、相互に結合されたこれらの織布により形成された一体物の下方を移動することができ、その結果、これらのループ17は一部、この一体物の下方にセットされる。 次にこれらの連結糸 16は、ハンドル15を使用して織布同士を遠ざけることにより織物構造体の中に戻される。 最後に、持ち上げ用タンクを形成するために織物構造体に防水材が塗布される。 図5は、上側織布 10および下側織布 11の製造および結合のためのタンクの形状を有する織物構造体の織り方を示す図である。 従来のようにして示したこの織り方は、10個の垂直段に対面する1から10までの番号を付した10本の縦糸と、1から20までの番号を付したに20本の横糸と、織りの進行方向の21列に対面する、21の番号を付した織りゾーン内のテンプルの動作を含む。 1番および3 番の縦糸は下側織布11の縦糸に相当し、2番および4 番の縦糸は上側織布10の縦糸に相当する。 5番および6 番の縦糸は連結糸に相当し、7番および8 番の縦糸はハンドル15の縦糸に相当する。 9番の縦糸は耳12の連結糸に相当し、1 0 番の縦糸はフックに相当する。 列と段の交点においては、既知のように、ライザ縦糸を黒で、残りの交点におけるシンカ縦糸を白で示してある。 したがって、たとえば図5および図6を見た場合、織りの進行に従い、4番縦糸は最初の2本の横糸(1番およびに2番)の上を通過し(ライザ糸になり)、次に3番横糸の下を通過し(シンカ糸になり)、再度、4番から6番までの3本の横糸の上を通過し、次に7番横糸の下を通過し、再び8番から10番までの3本の横糸の上を通過し、次に11番横糸の下を通過し、再び12番から14番までの3本の横糸の上を通過し、次に15番横糸の下を通過し、さらに16番から18番までの3本の横糸の上を通過し、再び19番横糸の上を通過し、次に20番横糸の下を通過し、 再び最初の2本の横糸に2 2番およびに2 3番の上を通過することがわかる。 また、織り方の列21は、 概略的に、横糸の代わりとなるものに相当すること、すなわち5 番および6 番の連結糸を引き出すためにテンプルを織りゾーンに挿入し、織りゾーンからこのテンプルを取り出す織り段階に相当すること、がわかる。 これはシャトルが動力を受けない織機の状態に相当する。 次に、通常通りの、下側織布11の織り方に連結糸を挿入する上側織布10および下側織布11の織り作業が再開する(列22以降)。 図7は、1実施形態による上で説明した方法を実施するための織機を示す。 この織機は、少なくとも1つの上部通路および下部通路に、それぞれが、シャトル、エアージェット、ウォータージェットなど少なくとも1つの横糸挿入要素により少なくとも2つの縦糸の間に挿入されるような横糸挿入される織りゾーン18を備える。 織機はまた、前記通路のうちの1つに載架し前記横糸に対する前記縦糸の位置を求める第1手段も備える。 これらの第1手段はたとえば第1の縦糸によるヘドルを備えることができ、これらの第1ヘドルはドビーとも呼ばれる織り機構により駆動される。 織機はまた、少なくとも1本の連結糸を前記通路の上方、間および下方に挿入するための第2手段も備える。 これらの第2手段は、第2の連結糸によるヘドルを含むことができ、これらの第2ヘドルは同じ織り機構により駆動される。 織機はまた、 連結糸を引き出すためのテンプル19と、このテンプル19を連結糸に接触させ連結糸の引き出し作業を可能にするためこのテンプルを織りゾーン18外および内に移動する手段も含む。 好ましくは、 連結糸を受け入れるようになっているこのテンプルの縁部20は、織物構造体の進行方向に対して直角な方向において連結糸間の間隔を保持するための連結糸の保持手段を含む。 ロッド19はたとえばこの縁部上に、それぞれが単数または複数の連結糸を受け入れるようになっている粗面または垂直溝網(図示せず)を有する。 連結糸を支承するボビン21の運転は以下の通りである。 作業者は、たとえば連結糸の展開長さが過剰であるためにモータ22を止めるか第1センサ23をオンするまで、連続運転しているモータに電源を送る。 モータ22によりボビンから連結糸を展開させることができる。 もちろん、作製する形状が複雑な時、すなわち織布 10、11が平坦ではなくなったら、このボビン21をクリールに交換しなければならない。 織機は、たとえばピッカまたはエアージェットタイプの駆動装置により織機上にシャトル(図示せず)が放り出されるのを防止するために、シャトルを上方に移動させるよう、シャトルを一時的に収納することができるボックス24、25などの受け入れ要素を織りゾーン18の両側に含む。 第2センサ26により、これらのボックス24、25が高いところにセットされ、その結果シャトルがでることがないことを検出することができる。 したがってテンプル19により連結糸を引くことが可能である。 反対に第3センサ27により、シャトルの通過のためのピッカ28が開いていることを検出することができる。 テンプル19の移動手段はまず、織りゾーン18内でテンプルを前後させることができるシリンダまたは伸縮自在タイプの2つのアクチュエータ29、30を含む。 これらのアクチュエータ29、30はいっしょに作動するよう同期化される。 アクチュエータは織りゾーン18の側面に設置され、アクチュエータの運動振幅により、テンプル19によって引かれる連結糸の長さを決めることができる。 これらの移動手段は、テンプルを横方向に移動すること、すなわち織りゾーン18へのテンプル19の出し入れを行うこと、ができる第3アクチュエータ31も含む。 テンプル19が織りゾーン18内にセットされると、その端部は、第1アクチュエータ29の端部においてこの目的のために設けられた収納部32内に収納される。 制止検出装置33など第4センサにより、テンプルの端部がその収納部32内の定位置にあり、アクチュエータ31を停止していることを検出することができる。 このアクチュエータは、エンジンシャフト上に設置され回転運動を直線移動運動に変換するローラとすることができる。 第5センサ34により、テンプルが織りゾーン18から完全に出ていることを検出することができる。 したがってテンプル19は、織りゾーン18の面内をX軸およびY軸方向に直線移動することができる。 シリンダタイプの第4センサ35により織機のクラッチの入り切りを行うことができる。 テンプル19の動作サイクルの起動が行なえるための当初の累積条件は以下の通りである: 本発明の方法は、複合板金部品、ならびに、たとえば胴体または飛行機の翼またはレードームなど胴体の一部分など、飛行機の製造に関わる構造部品の作製に適用することができる。 また推進装置のタンクあるいはタンクのスカートを作製することも可能である。 たとえば船体、コンテナ、フロートの作製など、海事的応用も可能である。 10、11 織布 |