Denture stabilizer composition |
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申请号 | JP2006347783 | 申请日 | 2006-12-25 | 公开(公告)号 | JP2007186510A | 公开(公告)日 | 2007-07-26 |
申请人 | Sunstar Inc; サンスター株式会社; | 发明人 | SUDO TERUHIRO; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a denture stabilizer composition exhibiting high maximum adhesive strength and long lasting fixing performance. SOLUTION: The denture stabilizer composition contains following (a)-(c) components, (a) at least one copolymer selected from a group composed of a copolymer of a lower alkyl vinyl ether-maleic anhydride and its derivatives, (b) at least one water-insoluble or water-swellable polymer and (c) at least one adhesive substance selected from a group composed of a natural rubber, a synthetic polymer rubber, karaya gum, guar gum, gelatin, algin, sodium alginate, tragacanth gum, chitosan, polyethylene glycol, acrylamide polymer, carboxyvinyl polymer, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, a cellulose derivative and their mixtures. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT | ||||||
权利要求 | a. 低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体及びその誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の共重合体、 b. 少なくとも1種の水不溶性及び水膨潤性重合体、及びc. 天然ゴム、合成ポリマーゴム、カラヤガム、グアーガム、ゼラチン、アルギン、アルギン酸ナトリウム、トラガントガム、キトサン、ポリエチレングリコール、アクリルアミド重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導体及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の粘着性物質を含有する義歯安定剤組成物。 粘着性物質が、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のセルロース誘導体である請求項1に記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性及び水膨潤性重合体が、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、寒天及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の重合体である請求項1又は2に記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性及び水膨潤性重合体の粒子径が200ミクロン未満である請求項1〜3のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性及び水膨潤性重合体が低置換度ヒドロキシプロピルセルロースである請求項1〜4のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性及び水膨潤性重合体が寒天である請求項1〜4のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性体及び水膨潤性重合体が重量平均分子量400,000以上の寒天である請求項6に記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性体及び水膨潤性重合体が重量平均分子量700,000〜800,000の寒天である請求項7に記載の義歯安定剤組成物。 水不溶性体及び水膨潤性重合体が、80℃の水中における1.5重量%溶液の溶解率が70%以上の寒天である請求項6〜8のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体及びその誘導体が、1価、2価、3価カチオン及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のカチオンイオンを含有するものである請求項1〜9のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 さらに、湿潤剤を義歯安定剤組成物の10〜50重量%含有する請求項1〜10のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 さらに、二酸化ケイ素を義歯安定剤組成物の0.1〜9重量%含有する請求項1〜11のいずれかに記載の義歯安定剤組成物。 |
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说明书全文 | 本発明は義歯安定剤組成物に関する。 義歯は、口腔内における喪失歯及びその周辺構造の代替品として使用される取り外し可能な器具である。 義歯安定剤組成物は、非咀嚼時及び特に咀嚼時において、義歯を所定の位置に固定するため広く使用されている。 このような義歯安定剤組成物は、義歯床下粘膜における刺激を発生させずに所望の機能を発揮することも必要である。 理想的な義歯安定剤組成物は、義歯装着者に、義歯が所望の機能を発揮しつつ所定位置に固定されつづけるであろうという安心感を与える。 これは、特に、義歯が完全に適合しない部分、あるいは義歯の適合が義歯床下粘膜における摩耗又は長時間の義歯装着による義歯の適合性の低下において、達成が困難なことがある。 義歯安定剤には、ペースト状、液状、粉末状及びエーロゾル状を含む多くの形態がある。 義歯安定剤は、シート状或いは粘着性の小片としても供給されうる。 いかなる形態においても、義歯が口中に配置されると直ちに良好な粘着性が発揮されることが重要である。 安定剤は、咀嚼のストレスに耐える十分な粘着性を産み出すために、義歯床下粘膜の至るところに容易に広がることも重要である。 最終的に、安定剤は、茶、コーヒー又は氷で冷やした飲み物の様な非常に熱い又は冷たい飲料を飲用する際、あるいは、非常に熱い又は冷たい食べ物を食べる際に経験する温度変化のような、装着者の口中で主として起きる環境変化において、良好な性能を示さなければならない。 長年の間、義歯安定剤組成物に多くの改良が施されている。 合成及び天然ポリマーや樹脂などが単独又は組み合わせて義歯安定剤として使用され、前記改良のために様々な粘着剤及び他の材料と組み合わされている。 例えば、アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、その塩及びその誘導体を使用する義歯安定剤組成物が、良好な粘着性をもたらすことが知られている。 米国特許公報第3,003,988号(DP Germannら、1961年10月10日発行)は、低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸タイプの共重合体の部分塩混合物の形態の合成された親水性コロイド材料を含有する水感受性で水不溶性の高分子材料を開示し、該部分塩混合物及びエステルは2価カルシウム及び1価アルカリカチオンの両方を含有する。 米国特許公報第4,373,036号(Tiang-Shing Changら、1983年2月8日発行)は、歯科用として許容された成分と粘着成分との混合物である義歯安定剤を開示している。 この混合物は、ヒドロキシプロピルセルロースと、(1)アルキルビニルエーテル−マレイン酸の部分中和物あるいは部分的に架橋されることもある当該無水共重合体、(2)部分中和され架橋されることもあるポリアクリル酸又はポリアクリル酸の共重合体先駆体、(3)中和剤、及び(4)任意の架橋剤又はポリエチレンオキシド、の少なくとも1種とを含有する。 米国特許公報第5,006,571号(Lori D. Kumarら、1991年4月9日発行)は、メチルビニルエーテル−マレイン酸共重合体のNa/Ca混合塩、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び3価カチオンの実質的に無水の混合物を含有する改良された義歯安定剤ベース組成物を開示する。 したがって、本発明の主な目的は、義歯床下粘膜における咀嚼時のストレスに耐えうる新規な改良された義歯安定剤組成物を供給することである。 本発明のさらなる目的は、装着後直ちに機能し、最大接着強度が高く、固定性能が長時間持続する義歯安定剤組成物を供給することである。 本発明は、下記の義歯安定剤組成物を提供するものである。 本発明は、ペースト状、液状、粉末状、エーロゾル状等の形態として使用することができる義歯安定剤組成物、シート状及び粘着性小片の粘着剤層の製造において使用することができる義歯安定剤組成物に関する。 これらの中では、ペースト状の義歯安定剤組成物が好適である。 本発明では、後述の三つに区別されたカテゴリーの各々から選択される必須成分が、従来のビヒクル、湿潤剤、香料、着色料、保存料、治療用成分等のような添加成分と組み合わされて、独特で予想外に効果的な義歯安定剤組成物を形成する。 前記必須成分は、 本発明組成物は口腔粘膜刺激を引き起こさず、口腔粘膜表面を保護する目的でも使用することができる。 例えば、本発明組成物で口内炎を被覆し、口内炎を発症している部分を治癒期間の間、刺激から保護することができる。 本発明は、三つに区別されたカテゴリーに属する成分の組み合わせを包含し、ペースト状、液状、粉末状、エーロゾル状等の形態で使用でき、また、義歯安定剤として用いられるシート状及び粘着性小片の粘着剤層として使用できる義歯安定剤組成物である。 これらの中では、ペースト状の義歯安定剤組成物が好ましく、後述の処方及び実施例では主としてこれを例示する。 前記三種の成分の組み合わせを包含する義歯安定剤組成物は、咀嚼時における義歯と粘膜の接触面におけるストレスに耐える。 また、このような組み合わせとすることによって、装着後直ちに機能し、固定性能が長時間持続する。 さらに、前記三種の成分を有する義歯安定剤組成物は、装着者の口中において発生する環境変化に対して十分な性能を発揮する。 義歯安定剤組成物を構成する三種成分のカテゴリーは次のとおりである: <成分a:低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体及びその誘導体> このような共重合体の塩としては、例えば、International Specialty Products of Wayne, New Jersey, USAから供給されるGANTREZ MS-955が挙げられ、これは本発明に特に適している。 この共重合体は、1分子中にナトリウム塩とカルシウム塩の両方を含み、粉末形態で供給される。 該共重合体は、水中でゆっくりと溶解し、高い粘度及び粘着性を有する琥珀色の溶液となる。 2価のカルシウムイオンは、イオン結合を介して共重合体を弱く架橋させ、共重合体の溶解性を減じ、凝集力及び粘弾性を増大させる。 この共重合体の繰り返し単位は下記式のものであると考えられる: GANTREZ MS-955のおおよその重量平均分子量は1,000,000であり、そのブルックフィールド粘度(mPa. S(11.1% solids aq.))は700〜3000である。 低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体及びその誘導体の好ましい重量平均分子量は約200,000〜約2,000,000である。 義歯安定剤組成物における低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体の含有量は、約10〜約55重量%、好ましくは約20〜約40重量%、より一層好ましくは約27〜約31重量%である。 <成分b:水不溶性及び水膨潤性重合体> 前記重合体は、常温で水不溶性であり、好適には約60℃未満の温度で水不溶性である。 有用な水不溶性及び水膨潤性重合体としては、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、寒天及びこれらの混合物が挙げられる。 以下、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースをL-HPCと称することがある。 好ましい水不溶性及び水膨潤性重合体は、L-HPC、寒天、クロスカルメロースナトリウムであり、より好ましくはL-HPCであり、より一層好ましくはL-HPCと寒天を併用することである。 L-HPCを使用すると、最大粘着力が大きくなる点で有利である。 また、義歯安定剤組成物に香料、防腐剤等の添加成分を加えると、最大粘着力や経時粘着力が低下することがあるが、L-HPCと寒天を併用することによって粘着性の低下を抑制することができ、粘着持続性も保つことができる。 L-HPCと寒天を併用する場合、義歯安定組成剤におけるL-HPC配合重量/寒天配合重量が2.5以下であることが好ましく、0.5以上1.5以下であることがより好ましい。 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L-HPC) 〔上式中、mは1以上の整数である。 〕 L-HPCは、セルロースの低置換度ヒドロキシプロピルエーテルであり、セルロースのβ−O−グルコピラノシル環に含まれている3個の水酸基が低頻度でプロピレンオキシドでエーテル化されている。 L-HPCは、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)に比べてセルロースに対する酸化プロピレンの付加モル数が小さく、HPCとは物性が異なる。 L-HPCは、105℃で1時間乾燥させたときに、5.0〜16.0%のヒドロキシプロポキシ基(-OCH 2 CHOHCH 3 )を含有する。 L-HPCは水に溶けず、膨潤する。 L-HPCのブドウ糖1残基当たりの置換モル数は0.11〜0.39である。 一方、HPCの場合は2.0〜4.2である。 L-HPCの置換度及び粒子径の変更は、物理的特性をわずかに変化させ、その結果、分子レベルでの会合特性に変化をもたらす。 したがって、使用されるL-HPCの選択は非常に重要である。 本発明では、下記の特性を備えたL-HPCの選択が好適である。 好ましいL-HPCとしては、信越化学工業(株)(東京、日本)から入手可能なLH-21、LH-31及びLH-B1が挙げられる。 これらのL-HPCのうち、最も好ましいのはLH-31である。 本発明では、これらL-HPCを組み合わせて使用することもできるし、L-HPCを公知の水不溶性及び水膨潤性重合体と組み合わて使用することもできる。 本発明において使用できる他の水不溶性及び水膨潤性重合体としては、後述されるような、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム及び寒天が挙げられる。 クロスカルメロースナトリウム カルボキシメチルセルロースカルシウム 寒天 寒天は、広く市販されている。 例えば、食品成分として長い間使用され、現在では、生化学工業においても使用されている。 寒天は、冷水には不溶であるが膨潤し、熱湯には溶解する。 本発明においては、高分子量の寒天、すなわち重量平均分子量が約40,000以上のものが好ましく、約40,000〜約1,000,000のものがより好ましく、約700,000〜約800,000のものがより一層好ましい。 寒天の分子量がこの範囲にあると、義歯安定剤組成物の粘着強度が高まる。 また、寒天中の3,6-アンヒドロ-L-ガラクトピラノースの置換基が硫酸基であるものが好ましい。 寒天における水酸基が硫酸基に置換されると、義歯安定剤組成物の親水性が高まって膨潤性が増大する。 また、本発明では、通常の寒天、すなわち100℃付近の熱湯中で約5〜約10分保持しないと完全に溶解しない寒天も使用できるが、水に溶解する温度が相対的に低い寒天(易水溶性寒天)を使用することが好ましい。 易水溶性寒天は100℃付近より低い温度でも溶解するもの、例えば70〜90℃の水中でも完全に溶解するものである。 好ましい易水溶性寒天は後述の溶解性試験における溶解率が80℃で70%以上、より好ましくは80%以上、より一層好ましくは90%以上の寒天である。 易水溶性寒天は市販されている。 例えば、伊那食品工業社製のUP-16K,UP-26K,UP-37,UP-37K,UZ-5K等を本発明では易水溶性寒天として使用できる。 前述の溶解性試験では、寒天を水に1.5重量%濃度で分散させ所望温度まで加熱して10分間保持した溶液を10℃に水冷してゲル化させてゼリー強度を測定する。 前述の溶解率は、所望温度まで加熱した場合のゼリー強度と、100℃まで加熱して完全に溶解したときのゼリー強度との比率である。 なお、寒天のゼリー強度は、代表的には、日寒水式によって測定できる。 この方式では、寒天を1.5重量%含む水を調製し、20℃で15時間放置して凝固せしめたゲルについて、レオメーター等を使用して20秒間耐えうるその表面1cm 2あたりの最大重量をもってゼリー強度としている。 寒天は、通常、原料の海藻を100℃付近で少量の硫酸と共に煮沸してゾル状の熱水抽出物とした後、冷却して凝固させ、次いで乾燥させることにより製造される。 本発明において使用される寒天はこの通常の製法で製造されたものを使用できる。 また、通常の製法における冷却して凝固させる工程を経ずに、すなわち、ゾル状の熱水抽出物を凝固してゲル状とさせることなく、ゾル状物からドラム乾燥、スプレー乾燥等の手段で直接的に乾燥させて得られる寒天も使用できる。 前述の易水溶性寒天は、代表的にはこの製法によって得られる。 易水溶性寒天は義歯安定剤の口腔内使用時温度付近における膨潤性が高まることから、好ましい。 このような製法は、特公昭63−5053等に開示されており、易水溶性寒天の製法としては当該公報に記載の方法が好ましい。 義歯安定剤組成物における水不溶性及び水膨潤性重合体の含有量は、約1〜約60重量%、好ましくは約2〜約30重量%、さらに好ましくは約2〜約13重量%である。 最も好ましい水不溶性及び水膨潤性重合体の含有量は、義歯安定剤組成物に対し、約4〜約7重量%である。 水不溶性及び水膨潤性重合体として最も好ましいのはL-HPCと寒天の併用である。 両者を含有する義歯安定剤組成物は、最大接着力が強いだけでなく、保存安定性にも優れるものである。 最大接着力は主としてL-HPCの配合に由来し、保存安定性は主として寒天の配合に由来すると考えられる。 <成分c:粘着性物質> なお、粘着性物質におけるセルロース誘導体は、成分bに該当するセルロース誘導体、例えばクロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム等を包含しない。 また、セルロース誘導体は例えば次の物質から選択できる:メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びこれらの混合物。 粘着性物質の中では、カルボキシメチルセルロースナトリウムが好ましい。 この物質は粉末である。 湿らされた際には、水和し、粘着又は弾性を示すため、義歯安定剤組成物にさらなる粘着性を付与する。 カルボキシメチルセルロースは、水溶性で、アニオン性重合体であり、その特性は、各セルロース分子におけるアンヒドログルコースユニット毎の置換されたカルボキシメチル基の数にある程度依存して変化する。 本発明では、水溶性の粘着性物質を1種単独又は2種以上組み合わせて使用することができる。 義歯安定剤組成物における粘着性物質の含有量は、約1〜約35重量%、好ましくは約10〜約30重量%、より好ましくは約19〜約22重量%である。 義歯安定クリームは、添加成分として、ワセリン、鉱物油及び湿潤剤用途に適した他の炭化水素のような湿潤剤を含有しうる。 義歯安定剤組成物における湿潤剤の含有量は約10〜約50重量%とすることができる。 義歯安定剤組成物は、二酸化ケイ素を当該組成物の約0.1〜約9.0重量%含有することもできる。 また、義歯安定剤組成物には、所望により、香料、着色料、保存料及びこれらの混合物を配合することができる。 また、義歯安定剤組成物は、医学的に許容できる抗菌剤、抗カビ剤、抗炎症剤及びこれらの混合物から選択される治療用成分を含んでも良い。 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 なお、実施例において使用された原料は次のとおりである。 ・クロスカルメロースナトリウム;Ac-Di-Sol、Primellose、Kiccolate 実施例1 <粘着強度の測定方法> サンプルの粘着強度の測定手順は次のとおりである: 実施例2 L-HPCを配合した処方#L1〜L4は処方#1より明らかに高い最大粘着強度を示した。 実施例3 実施例4 <絞り出しやすさの評価> 処方#LA1〜3は、処方#1と比較して、L-HPC及び寒天だけでなく、着色料、香料、保存料がさらに配合されているため、最大粘着強度が小さくなりやすい条件である。 しかし、処方#LA1〜3は処方#1よりも十分に高い最大粘着強度を示した。 実施例5 実施例6 実施例7 図2〜5に示された結果について考察する。 図2 図3 図4 図5 本発明では、必要に応じて、上記の組成物を使用し、所望の形態に必要な添加成分を適当な種類及び量で代用し、液状、粉末状、エーロゾル状、シート状又は粘着性小片状の形態の義歯安定剤を調製できる。 これら添加成分の特定と適切な量は当業者に広く認識されているものである。 本明細書において範囲は、別途指示がない限り、当該範囲内の個々の値を各々単独で記載することを単に簡略化したものとして記載され、当該範囲内の個々の値は、各々単独で本明細書に記載されているものとする。 本発明は義歯安定剤組成物の分野で有用である。 10 Tinius Olsen万能試験機12 上部ロッド14 下部サンプルプレート16 水槽20 サンプル保持部 |