Black stain and method for permeation-dyeing of woods

申请号 JP27414693 申请日 1993-11-02 公开(公告)号 JPH06200206A 公开(公告)日 1994-07-19
申请人 A W Faber Castell Unternehmensverwaltung Gmbh & Co; アー ウエー フアーバー−カステル ウンターネーメンスフエアヴアルトウング ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー; 发明人 BUERUNAA GAIGAA;
摘要 PURPOSE: To prepare the black stain useful in permeation-dyeing of woods, which is excellent in permeation ability to woods and is capable of complete permeation-dyeing of woods in spite of the kind of woods by dissolving a black colorant composed of a mixture of color dyes in a solvent.
CONSTITUTION: The black stain useful in permeation-dyeing of woods is prepared by first mixing color dyes to obtain a black colorant, then dissolving the black colorant in a solvent (e.g. water) and optionally adding additives such as a wetting agent, a preservative to the solution. For example, the suitable formulation of color dyes for preparing the black colorant is as follows; 16 wt.% C.I. acid yellow 23, 56 wt.% C.I. acid red 18 and 28 wt.% C.I. acid blue 9. The method to use the black stain comprises of the steps of adding the black stain into an autoclave, then dipping a wood chip and treating the black stain and the wood chip under high pressure at high temp. to subject the chip to permeation-dyeing.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 溶剤及び溶剤中に溶解した黒色着色剤を有する、木材を浸透染色するためのブラックステインにおいて、黒色着色剤が有色染料からの混合物であることを特徴とする、木材を浸透染色するためのブラックステイン。
  • 【請求項2】 溶剤が水であり、染料が水溶性である、
    請求項1記載のブラックステイン。
  • 【請求項3】 少なくとも有色染料が耐食品性である、
    請求項1又は2記載のブラックステイン。
  • 【請求項4】 染料混合物が、染料: C. I. アシッドエロー23 C. I. アシッドレッド18及び C. I. アシッドブルー9 を含有する、請求項3記載のブラックステイン。
  • 【請求項5】 染料混合物が以下の組成: C. I. アシッドエロー23: 16重量% C. I. アシッドレッド18: 56重量% C. I. アシッドブルー9: 28重量% を有する、請求項4記載のブラックステイン。
  • 【請求項6】 湿潤剤及び防腐剤を含有する、請求項1
    から5までのいずれか1項記載のブラックステイン。
  • 【請求項7】 湿潤剤がポリオキシエチレン−(20)
    −ソルビタン−モノラウリン酸塩であり、防腐剤がクロルアセトアミドと安息香酸ナトリウムの混合物である、
    請求項6記載のステイン。
  • 【請求項8】 以下の組成: 染料混合物: 1 〜20 重量% 湿潤剤: 0.01〜 5 重量% 防腐剤: 0.1 〜 2.0重量% 残り:水 を有する、請求項6又は7記載のステイン。
  • 【請求項9】 以下の組成: 染料混合物: 5 重量% 湿潤剤: 0.1重量% 防腐剤: 0.2重量% 残り:水 を有する、請求項8記載のステイン。
  • 【請求項10】 ワックス分散液を含有する、請求項1
    から9までのいずれか1項記載のステイン。
  • 【請求項11】 30%の水性パラフィン分散液8.3
    重量%を含有する請求項10記載のステイン。
  • 【請求項12】 筆記用及び化粧用鉛筆を製造する方法において、鉛筆の被覆処理において木材を浸透染色するために、請求項1から11のいずれか1項記載のステインを使用することを特徴とする、筆記用及び化粧用鉛筆の製造方法。
  • 【請求項13】 木材を浸透染色する方法において、以下の処理工程: a)請求項1〜11のいずれか1項記載のステインを着色オートクレーブに充填する、 b)ステインが木質片を完全に覆うように木質片を装入する、 c)オートクレーブを密閉し、木質片を高圧及び高温下で処理する、 d)オートクレーブを冷却し、放圧する、 e)オートクレーブを開け、浸透染色された木質片を取出す、からなることを特徴とする、木材を浸透染色する方法。
  • 【請求項14】 圧力15バール、温度60〜70℃及び処理時間24時間で行うことを特徴とする、請求項1
    2記載の方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、溶剤及び溶剤中に溶解した黒色着色剤を有する、木材を浸透染色するためのブラックステインに関する。

    【0002】

    【従来の技術】このようなステインは、例えば家具産業から公知であり、木材、例えばベニヤ板の表面を、その天然の木目を保持しながら黒色に着色するために使用される。 このために、表面に黒色染料又は黒色顔料を含有するステインを塗布又はスプレーするか、又は木材をステインに浸漬させる。 その際、木材の表面に近い層がステインを吸収するにすぎない、しかしながらこのことは、ただ表面の着色を達成しようという意図した目的には十分である。 従って、公知のステインは木材、例えば鉛筆等を製造するための板片を浸透染色するには適さない。 今や木製玩具を浸透染色する方法は公知であり、その際、ステインは高圧及び高温下で長時間木材に作用する。 このような1つの方法は、ドイツ国特許第4392
    26号明細書に記載されている。 しかしながら該方法は、有色顔料の場合にのみ有能な結果を生じる。 これに対してブラックステインを用いた場合には不完全な浸透染色が達成されるにすぎない。

    【0003】ウッドステインの浸透能は、著しく粘度
    表面張、圧力、温度及び処理時間のパラメータに依存する。 今やこれらのパラメータをただ最適化することにより、例えば表面張力を低下させる湿潤剤を添加することにより、又はステインの温度を高めることにより、従来のブラックステインの浸透深さないしは浸透染色度を満足には改良できないことが判明した。 このことは、その他、木材及び染料の抵抗力が限られているので、圧力、温度及び処理時間を任意に上昇させることできないということにも起因する。 更に、ステインの浸透能は、
    木材の種類に依存する。 木質が緻密で細孔状なほど、公知のステインの浸透能はより低下する。 主要な作用要因は染料分子自体である。 分子が小さいほど木材の毛細空間に浸透しやすい。 ブラックステインの低い浸透能の原因は、例えば黒色染料分子が有色染料の分子に比して大きく、大抵複雑な構造を有しているという点に見られ得る。 その結果、立体障害により及び凝結作用により木材の孔系を閉塞し、これにより次の染料分子の浸透を著しく妨げる。 黒色染料、例えばC. I. RBK31、C.
    I. DBK171、C. I. DBK168、C. I. P
    BK7及びC. I. DBK162:1を用いた実験を行った。 その際、厚さ5mmの板片をオートクレーブ中、
    60〜70℃で圧力15バールで24時間処理した。 どの染料の場合にも、均一な浸透染色が達成されなかった。 使用した染料溶液は約1%の溶液であった。 染料濃度を高めると更に悪い結果が生じた。

    【0004】米国特許第2000121号明細書には、
    特にアニリン染料を含有するウッドステインの浸透能を、例えば化合物、例えばジエチレングリコール−モノエチルエーテル、メチルアルコール及びトルエンを含有する溶剤混合物を使用することにより高めることが開示されている。 たとえこの提案で改良された黒色浸透染色が達成されても、すでに環境保護の立場からだけでも認容され得ない。 例えば木製玩具、筆記用及び化粧用鉛筆のような種類の木製品を製造する際に、これを取扱う人の健康が非常な危険に曝されかねない。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題は、浸透能が、従来のブラックステインとは異なり、実際に与えられた木材の種類とは無関係に完全な浸透染色を可能にするような改良されたブラックステインを提供することであった。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1に記載の特徴により解決される。 これにより、黒色着色に必要な着色剤は、合計で可視光線を実際に100%吸収する複数の有色染料から組成される、従って色の混合によりその色が黒を呈する。 異なる一連の実験で示されたように、本発明によるステインは、それぞれの木材の種類にほとんど無関係に良好な浸透能を有する。

    【0007】本発明は、彩色のステインが、一般的に黒色染料を有するステインよりはるかに良好な浸透能を有するという観点に基づく。 該効果の原因は、すでに上記のように、有色染料に対して黒色染料のより大きな分子が、木材繊維の間の毛細空間に容易に付着して離れず、
    木材の中空系を閉塞してしまうので、ステイン溶液の引き続く浸透を妨げるか又は完全に阻止するという点にある。 公知の、ステインの目的に使用される黒色染料の低い溶解性が、ここでは問題があるとも考えられる。 すなわち木材が膨張することにより、溶剤がステインから見かけ上吸引濾過される。 これと結びついたステインの濃縮を伴って、易溶性の有色染料に比べて黒色染料の強化した析出が生じる、このことが同様に毛細の“閉塞”を生ぜしめる。

    【0008】請求項2による技術思想は、溶剤としてのは、一方で毒物学的に安心でかつ無公害であるという利点を有する。 他方、広範囲の常用木材染料に適している。 有機溶剤から公知の木材繊維の浮出し作用が乾燥の際に生じない。 多くの場合、ステイン処理工程において、引続く木材表面の研磨が、これにより容易になる。
    請求項3による耐食品(Lebensmittelecht)性染料の使用により、本発明のブラックステインは、使用者の健康を危険に曝してはならない木製品の着色にも適する。 このような製品は、例えば木製玩具又は、筆記用又は化粧用鉛筆の木材を被覆処理したものである。

    【0009】請求項4では、有利な染料混合物の成分が記載されている。 正にこの染料の組合せが特に良好なステインの浸透能を保証することが判明した。 該染料のもう1つの利点は、該染料が市販のかつ廉価な染料であるという点である。 更に、染料C. I. アシッドエロー2
    3及びアシッドレッド18は、無毒性食品用染料である。 請求項5による染料の混合比は濃黒色を保証する。

    【0010】請求項6及び7に記載した手段により、一方で水の表面張力を低下させ、ひいてはステインの浸透能を高めることを保証する。 防腐剤は、特に湿暖な気候における長期貯蔵の際に、木材を分解する生物による木材の被害を阻止する。

    【0011】請求項8及び9には、本発明によるステインの有利な調合が記載されている。 請求項10及び11
    によるワックス分散液の添加により、木材の吸湿性が僅かに低下せしめられ、かつ場合により防腐剤を添加しなくてもよいほど、ワックスにより有害生物の被害から保護されるようになる。 ワックス分散液により、更にこのように処理した木材から製造された鉛筆を簡単に削ることができ、円錐尖端部から削り取られた屑が結合性を有するので、そう容易には粉々にならない。

    【0012】請求項12及び13には、本発明によるステインを用いた木材の有利な浸透染色法が記載されている。 それぞれの木材の種類に応じて、請求項13に記載したパラメータを変更することができる。 該パラメータは、簡単な実験によりそれぞれ使用される木材の種類に容易に調整することができる。

    【0013】

    【実施例】次に、本発明を以下の実施例につき詳細に説明する。

    【0014】例1 C. I. アシッドエロー23: 0.8% C. I. アシッドレッド18: 2.8% C. I. アシッドブルー9: 1.4% 30%の水性パラフィン分散液: 8.3% ポリオキシエチレン−(20)−ソルビタン−モノラウリン酸塩: 0.1% クロルアセトアミド/安息香酸ナトリウム混合物: 0.1% 残り:水 ステインを以下のように調合した。 まず、必要量の水を容器に装入し、湿潤剤、ポリオキシエチレン−(20)
    −ソルビタン−モノラウリン酸塩を該容器中に溶解させた。 次に防腐剤、クロルアセトアミドと安息香酸ナトリウムの混合物を、その後に染料及びパラフィン分散液を加え、撹拌した。 後者の分散液は分散剤としてノニルフェノールグリコエーテル2重量%を含有していた。

    【0015】学術名称が5−ヒドロキシ−1−(4−スルホフェニル)−4−(4−スルホフェニルアゾ)−1
    H−ピラゾール−3−カルボン酸(三ナトリウム塩)である、染料C. I. アシッドエロー23は食品用染料である。 同様に食品用染料であるC. I. アシッドレッド18は、実験式C 20112 Na 3103を有する。
    C. I. アシッドブルー9は、BASF社から商品名Basaci
    dblau755のもとに市販されているアニオン染料である。
    調合において上記染料の記載された混合比で、濃黒色の色調が得られた。

    【0016】例えば、化粧用又は筆記用鉛筆の木材を被覆処理したものを製造するために厚さ約5mmの板片を浸透染色すべき場合には、これらを着色オートクレーブ中、温度60〜70℃及び圧力15バールで24時間ステインを用いて処理する。 処理時間、圧力及び温度は、
    当然のことながら木材の種類により、かつ心材又は辺材のどちらを扱うのかにもよる。

    【0017】特に、著しく細孔状の緻密な木製玩具の場合には、処理時間をより長い時間に延長してもよい。 ここではカリフォルニア産オニヒバの木材を使用した。 着色オートクレーブ中での処理終了後、放圧し、そこで完全に黒色に浸透染色された板片を取出した。 引続き該板片を乾燥した。 該板片から製造された鉛筆において、木材を被覆処理したものはその全断面にわたり一様に黒色を有していた。

    【0018】ステインに加えたパラフィンは、木材の中空ないしは毛細空間に貯められ、木材を柔軟にする。 その結果、該木材から製造された鉛筆は容易に削ることができ、かつ削る際に鉛筆の円錐尖端部から削り取られた屑は、そう容易には砕けず、粉々に崩れない。

    【0019】例2 C. I. アシッドエロー23: 0.8% C. I. アシッドレッド18: 2.8% C. I. アシッドブルー9: 1.4% ポリオキシエチレン−(20)−ソルビタン−モノラウリン酸塩: 0.1% クロルアセトアミド/安息香酸ナトリウム混合物: 0.2% 残り:水 浸透染色すべき木材がワックス不含であるべき場合、又はすでに水性パラフィン分散液を用いた前記工程において、例えばオートクレーブ中、高圧及び高温で処理した場合には、ワックス不含の該ステインを使用する。 該処理工程を、輸入木材において、すでに原産国で実施することができる。 このことは、貯蔵及び輸送の際に、木材を実際に有害生物による被害及び場合により好ましくない吸湿から保護するという利点を有する。 例2によるステインの利点は、ワックス含有ステインに比してより安定であるという点である。 すなわちステインは、大まかなステイン処理条件(圧力、温度、処理時間)及び染料の塩成分に基づいて分解し、使用不能になるという傾向を示す。 ステイン処理工程自体は、実質的には例1に相当する。

    フロントページの続き (71)出願人 390009391 アー ウエー フアーバー−カステル ウ ンターネーメンスフエアヴアルトウング ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテ ル ハフツング ウント コンパニー A. W. FABER−CASTELL UNTERNEHMENSVERWALT UNG GESELLSCHAFT MI T BESCHRANKTER HAFT UNG & COMPAGNIE ドイツ連邦共和国シユタイン バイ ニユ ールンベルク ニユールンベルゲル スト ラーセ 2 (72)発明者 ヴェルナー ガイガー ドイツ連邦共和国 ニュルンベルク シュ ツットガルター シュトラーセ 24

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