Detectable marker in the cationic polymer fixing agent |
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申请号 | JP2003363143 | 申请日 | 2003-10-23 | 公开(公告)号 | JP3870185B2 | 公开(公告)日 | 2007-01-17 |
申请人 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.; | 发明人 | イ−ヒュア・ツァオ; カイ・コン・イウ; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | インクジェットプリントした媒体上に存在する陽イオンポリマー定着剤材料を検出する方法であって、 a)媒体基体上へ陽イオンポリマー定着剤材料をインクジェットプリントすること、 b)プリントされた媒体基体を紫外線又は近IR光線に露光させること、を含み、 前記定着剤材料は、陽イオンポリマー、及び当該定着剤材料に可溶性で且つ紫外線又は近IR光線のいずれかの下で検出可能な 1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドジカルボシアニンヨウ化物(ジカルボシアニン)、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドトリカルボシアニンヨウ化物(トリカルボシアニン)、Basic Violet 16、4−アミノ−安息香酸(PABA)、4,4'−ジアミノスチルベン ジハイドロクロライド(ジアミノスチルベン)、Victoria Blue BO、7−アミノ−4−メチルクマリン(AMC)、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン(DAMC)、3−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチルクマリンハイドロクロライド、及びCarbostyril 124から成る群から選択される少なくとも1つのマーカー組成物を含有する方法。 陽イオンポリマーは、ポリグアニジン及びポリエチレンイミンから成る群から選択される請求項1に記載の方法。 陽イオンポリマーは、ポリモノグアニジンである請求項 2に記載の方法。 ポリモノグアニジンは、ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)である請求項 3に記載の方法。 ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)は、下記の式(1)及び式(2)またはそれらの塩から成る群から選択された基を含む請求項 4に記載の方法。 (式中: 各mは、独立に0又は1であり、 各Yは、独立にC 2−18ヒドロカルビル基であり、 A及びBは、合計で3〜18個の炭素原子を含むヒドロカルビル基であり、そして 各Rは、独立に水素、アルキル、アルコキシ、置換アルキル又は置換アルコキシである) ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)は、下記の式(3)の少なくとも1つの基又はその塩を含む請求項 4に記載の方法。 (式中、nは2〜50である) 媒体基体上にインクジェットプリントする方法であって、 a)媒体基体上へ陰イオン着色剤含有のインクをインクジェットプリントすること、 b)陽イオンポリマー定着剤材料を、媒体基体上へステップa)の前に下刷りするか又はステップa)の後で上刷りすること、を含み、 前記陽イオンポリマー定着剤材料は、陽イオンポリマー、及び当該定着剤材料に可溶性で且つ紫外線又は近IR光線のいずれかの下で検出可能な 1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドジカルボシアニンヨウ化物(ジカルボシアニン)、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドトリカルボシアニンヨウ化物(トリカルボシアニン)、Basic Violet 16、4−アミノ−安息香酸(PABA)、4,4'−ジアミノスチルベン ジハイドロクロライド(ジアミノスチルベン)、7−アミノ−4−メチルクマリン(AMC)、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン(DAMC)、及びCarbostyril 124から成る群から選択される少なくとも1つのマーカー組成物とを含有する方法。 陽イオンポリマーは、ポリグアニジン及びポリエチレンイミンから成る群から選択される請求項 7に記載の方法。 陽イオンポリマーは、ポリモノグアニジンを含む請求項 8に記載の方法。 ポリモノグアニジンは、ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)である請求項 9に記載の方法。 ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)は、下記の式(1)及び式(2)又はその塩から成る群から選択された基を含む請求項 10に記載の方法。 (式中、 各mは、独立に0又は1であり、 各Yは、独立にC 2−18ヒドロカルビル基であり、 A及びBは、共に全部で3〜18個の炭素原子を含むヒドロカルビル基であり、そして 各Rは、独立に水素、アルキル、アルコキシ、置換アルキル又は置換アルコキシである) ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)は、下記の式(3)又はその塩の少なくとも1つの基を含む請求項 10に記載の方法。 (式中、nは2〜50である) |
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说明书全文 | 本発明は、インクジェット印刷の陽イオンポリマー定着剤に使用でき、且つ当該定着剤が媒体表面にプリントされた時にその定着剤を検出できるようにするマーカーを含有する、定着剤材料に関する。 染料型インクジェットインクは、インクジェットインク分野において最も有力な技術になっている。 しかし、多くの染料は水溶性であることから、そのような染料型インクジェットインクの数々を使ってプリントされた画像は、望まれる程には耐水性ではない。 媒体上にプリントされた陰イオン染料型インクジェットインクの耐水性と耐久性は、プリントされた画像を定着剤で(好ましくは別のペンから)上刷り又は下刷りすることによって高められることが示されている。 定着剤は、プリントされたインクジェット画像のpHを変更することにより陰イオン染料分子を十分にクラッシュアウト(析出等)する為に、又はプリントされたインクジェット画像にCa 2+及びMg 2+のような塩を添加して陰イオン顔料又はカルボキシル化染料等の着色剤をクラッシュ(解砕等)することで陰イオン染料分子を十分にクラッシュアウト(析出等)する為に利用されてきた。 これらの定着剤は、高い塩含量と低いpHに起因して、耐久性の欠如、ペンの減耗及び腐食の発生という欠点がある。 さらに最近は、陽イオンポリマーが定着剤に使用されている。 従って、陽イオンポリマーと陰イオン染料が基体上で互いに接触すると、その染料とポリマー間の反応によって耐久性と耐水性が改善された画像が形成される。 それ故、耐水性と耐久性が改善されたインクジェット画像は、プリントされるインクジェット画像を、陽イオンポリマーの定着剤で下刷り又は上刷りすることにより得ることができる。 定着剤溶液はしばしば透明であり、従って媒体基体上にプリントした時は目視できない。 このため、ノズル状態、ペンアライメント並びに定着剤のドット堆積を評価できるようにするために、マーカー即ち指示薬を含めることが必要になった。 弱い陽イオン定着剤のみに関しては、スチルベン及びTinolux BBSのような従来のUV及び近IR指示薬を利用してきた。 これらはUV及び近IR線で可視化される陰イオン性のスルホン化マーカーである。 そのような陰イオン性の指示薬は陽イオンポリマーと反応し、従って、陽イオンポリマーの定着剤に使用することができない。 本発明は、インクジェットプリントした媒体上に存在する陽イオンポリマー定着剤材料を検出する方法に関し、その方法は、 この場合、マーカー組成物は、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドジカルボシアニンヨウ化物(ジカルボシアニン)、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドトリカルボシアニンヨウ化物(トリカルボシアニン)、Basic Violet 16、4−アミノ−安息香酸(PABA)、4,4'−ジアミノスチルベン ジハイドロクロライド(ジアミノスチルベン)、7−アミノ−4−メチルクマリン(AMC)、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン(DAMC)、及びCarbostyril 124から成る群から選択する。 加えて、本発明は、媒体基体上にインクジェットプリントする方法に関し、その方法は、 本発明に係る定着剤材料は、媒体基体上にプリントした時、紫外線又は近IR光線のいずれかの下で検出可能であることから、ノズル状態、ペンアライメント並びに定着剤のドット堆積を評価することができる。 更に本発明に於ける定着剤材料に使用される指示薬は、陽イオンポリマーと反応することがないことから、陽イオンポリマーの定着剤にも使用することができる。 陰イオン着色剤を含有するインクジェットインクは、陽イオンポリマーを含有する定着剤溶液と十分機能することが見い出されている。 そのような陽イオンポリマー定着剤溶液を利用することで、陰イオン着色剤インクでプリントされた画像の耐久性と耐水性が高められる。 定着剤溶液は、インクをプリントする前、後、又は前と後の両方に、媒体基体上に適用することができる。 好ましい実施態様においては、定着剤溶液はインクをプリントする前に適用される。 定着剤溶液は、被プリント基体表面上へ定着剤を正確に散布するのに利用できる任意の手段によって媒体基体上へ適用することができる。 好ましい実施態様においては、定着剤溶液をサーマルインクジェットペンに充填し、そしてカラーインクを適用する前及び/又は後に当該定着剤を媒体に適用する。 非限定的な例として、HP Business Inkjet2200を用いることができる。 陽イオンポリマー定着剤溶液は通常無色であり、従って目に見えない。 それ故にノズル状態、ペンアライメント並びに定着剤のドット堆積を評価できるようにするためには、マーカー即ち指示薬を定着剤溶液に含有させるのが望ましい。 総合的に、定着剤マーカーを吟味するのに用いられる規準は次の通りである。 可視染料及びUV/近IR染料は両方とも、これらの定着剤溶液用のマーカーとして考えられてきた。 その可視染料は、ノズル状態を目で見て検査する方法を提供するという利便性を生じさせる。 インクの色相と干渉しない指示薬を見出すことが必要なのは明白である。 それに対してUV又は近IR染料は、それが下刷りされているもとで、着色インクの色相とそれほど干渉しない。 UV及び近IR(指示薬)ともに利点だけでなく欠点もある。 UV(指示薬)に関しては、その指示薬自体は透明であり、そして何れの色も定着剤溶液中に導入されていない。 しかし、(図1に示すように)UV検出の感度が低いのでUV指示薬を高充填することが必要である。 これが次には、デキャップのような信頼性の問題を引き起こしかねない。 これに対して、近IR領域の感度は高く、それ故により少ない指示薬の充填が要求される。 さらに、半導体光検出器(solid state optical detector)が用いられるときは、近IR染料指示薬は、UV染料指示薬よりも一層検出し得ることが見出されている。 スチルベン及びTinolux BBSのような、現在使用されているほとんどのUV及び近IR指示薬はスルホン化されているので、それらはそれ故に陰イオン性である。 本願出願人は、陽イオンポリマーと共にそのような陰イオン指示薬を用いたときに、定着剤の明確な不安定性及び不相容性に遭遇した。 その全体的な作用は、陰イオン指示薬が時間の経過によって陽イオンポリマーでクラッシュアウトされ、そして信頼性の問題を生じさせる。 本願出願人は、その代わりに、もしUV及び/又は近IR指示薬が陽イオン、双性イオン又は非イオン性のいずれかに帯電されているならば、それらは陽イオンポリマー定着剤中に使用した時に、従来の陰イオン指示薬における不安定性及び不相容性問題を示さないことを見出した。 陰イオン性でなく且つ紫外線又は近IR光線(近赤外線)の下で何らかの検出可能な変化を示す当該指示薬の例についての非限定なリストは、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドジカルボシアニンヨウ化物(ジカルボシアニン)、1,1',3,3,3',3'−ヘキサメチルインドトリカルボシアニンヨウ化物(トリカルボシアニン)、Basic Violet 16、4,4'−ジアミノスチルベン ジハイドロクロライド(アミノスチルベン)、Victoria Blue BO、4−アミノ−安息香酸(PABA)、7−アミノ−4−メチルクマリン(AMC)、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン(DAMC)、3−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン水酸化塩化物、及びCarbostyril 124を含む。 媒体上でプリントされた画像の耐久性と耐水性を高めるのに最も効果的であるためには、定着剤に使用されるイオンポリマーは、プリント画像において陰イオン性着色剤を定着させるべく極めて反応性である必要がある。 好ましい実施態様において、ポリグアニジンとポリエチレンイミンは、この目的の為の有効な陽イオンポリマーであることが見出された。 より好ましい実施態様において、陽イオンポリマーは、ポリモノグアニジン、更に好ましくはポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)である。 最も好ましい実施態様において、当該ポリ(C 3−18ヒドロカルビルモノグアニジン)は、式(1)及び式(2)又はその塩から成る群から選択された基を含む。 式中、 別の最も好ましい実施態様において、ポリ(C 3−18 −ヒドロカルビルモノグアニジン)は、式(3)又はその塩の少なくとも一つの基を含む。 式中、 例1 4,4'−ジアミノスチルベンジハイドロクロライドの吸収及び発光(344nmで励起)スペクトルを図2に示す。 750ppmの4,4'−ジアミノスチルベンジハイドロクロライドをポリモノグアジンベースの陽イオンポリマー含有定着剤中に加え、そしてノズルパターンをUV露光下で観察した。 例2 ジカルボシアニンの吸収及び発光(585nmで励起)スペクトルを図3に示す。 トリカルボシアニンの場合、その鎖上にもう1つのエチレン基がある。 一層高い共役によって、図4に示すように吸収及び発光は両方ともさらに赤領域へシフトされる。 測定限界は、850nmまでだけなので、図4の発光曲線は、ジカルボシアニンのデータに基づいて計算された曲線であり、そこでは吸収及び発光のλ maxの距離が60nmである。 吸収及び発光の観点から、トリカルボシアニンは、より透明な定着剤溶液及びより高い検出感度であるため有益な選択であろう。 残念なことに、その鎖へのエチレン基の導入は水中のトリオカルボシアニンの溶解度を低下させる。 750ppmのトリカルボシアニンは、ポリモノグアニジンのサーマルインクジェット定着剤には溶解しなかった。 この実験によれば、ジカルボシアニンは陽イオンポリマー定着剤におけるマーカーとして十分使用できるものであった。 トリカルボシアニンは、その染料がごく限られた溶解度を有することから、仮に比較的高い検出感度であれば、より十分に機能するであろう。 例3 例4 媒体自体のみならず定着剤+指示薬プリント領域の反射率(%R)は、ケリー スペクトロメータで拡散モードを使って測定した。 種々の定着剤を使ってプリントされたHM、LL及びFM上のスペクトルを、それぞれ図6〜8に示す。 Hammermil Fore DP Lustro Laser Fortune Matte 全体的に、260nmでPABAに関してはUV領域に多少の差異が見られ、それは検出には十分でないかも知れない。 0.1%DAMC含有の定着剤は、UV照射下でHM、LL及びFM上にスクリーンされた全ての材料の中で最もよく機能する。 それはまた、試験した3つの全媒体上で210〜230nmの辺りで反射率の小さなピークも示す。 注釈 1)表示された「電荷」は、定着剤溶液中の化合物の電荷を、その化合物の化学構造に基づいて概算したものである。 pKaについての詳細な検討は行っていない。 「+」は正に荷電した材料を表し、「−」は負に荷電した材料を表し、「n]は非イオン性の材料を表し、そして「z」は正味ゼロの電荷をもつ双性イオン材料を表す。 本明細書に開示した発明を詳細に検討するか又は実施することによって、当業者には本発明のその他の実施態様も明らかになるでろう。 詳細な説明並びに実施例は、単に例示としてのみ考慮されることを意図するものであり、本発明の本来の技術的範囲と精神は、添付の特許請求の範囲によって表されるものとする。 |