Acid corrosion-resistant automotive topcoat |
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申请号 | JP50004296 | 申请日 | 1995-05-10 | 公开(公告)号 | JP3357372B2 | 公开(公告)日 | 2002-12-16 |
申请人 | ジェイ. ブランク,ウェルナー; | 发明人 | ジェイ. ブランク,ウェルナー; | ||||
摘要 | |||||||
权利要求 | 【請求項1】ポリマーであって、式: D n {[P(B) x ] y A z } 式中、DはOH基、C 4ないしC 20の非環状脂肪族酸無水物またはC 4ないしC 20の環状脂肪族酸無水物またはC 8の芳香族酸無水物とOH基との反応によって得られるカルボキシアルキルエステルまたはカルボキシルアリールエステル、あるいはOH基と前記カルボキシアルキルエステルまたは前記カルボキシアリールエステルの組み合わせであり; nは、少なくとも2、好ましくは2ないし10であり; Pは、C 2 〜C 10脂肪族部分またはC 3 〜C 10環状脂肪族部分であり、およびジオールまたはポリオールから誘導され; Bは、ジ官能性またはトリ官能性の脂肪族または環状脂肪族のウレタン部分および/またはウレア部分で以下の構造を有し、およびポリヒドロキシアルキルカルバメートとの反応から誘導され: (式中R 1はC 2ないしC 18である); Aは、 (式中、R 2はアミンと環状カーボネートの反応生成物から誘導されたC 6ないしC 18脂肪族直鎖または分枝アルキル基である) あるいは−(CH 2 ) 3 O−R 3 (式中R 2はエーテルアミンから誘導されたC 6ないしC 18脂肪族直鎖または分枝アルキル基である)として定義され、および必要に応じて少なくとも上記エーテルアミンの一部は、以下の式で定義されるA′によって置換されてもよく、 (式中、R 2は、アミンと環状カルバメートとの反応生成物から誘導されたC 6ないしC 18の脂肪族直鎖もしくは分枝アルキル基、またはアミンと環状カーボネートとの反応生成物から誘導されたC 6ないしC 18の脂肪族直鎖もしくは分枝アルキル基、またはアミンから誘導されたC 6ないしC 18の脂肪族直鎖もしくは分枝アルキル基である); xは、平均して1ないし10であり;yは、平均して0ないし10であり;ただし、x、y、およびzの合計は、500 から5,000の間の分子量を与えることを条件とし;zは、 平均して1ないし10である ことを特徴とするポリマー。 【請求項2】nは、少なくとも3であることを特徴とする請求項1に記載のポリマー。 【請求項3】前記ポリマーは、500から5,000までの分子量を有することを特徴とする請求項1に記載のポリマー。 【請求項4】前記ポリマーは、800から3,000までの分子量を有することを特徴とする請求項1に記載のポリマー。 【請求項5】前記ポリマーは、1,000から2,000までの分子量を有することを特徴とする請求項1に記載のポリマー。 【請求項6】前記ポリマーは、0.5ないし1.5MEQ/(ポリマーのg数)のカルボキシル含有率を有することを特徴とする請求項1に記載のポリマー。 【請求項7】ポリウレタンポリマーであって、500から 5,000までの平均分子量を持ち、 (1)分子あたり少なくとも一つの疎水性側鎖を持つ少なくとも一つのポリオールであって、前記疎水性側鎖が1つの鎖あたり一つのエーテル基を含むポリオール; (2)直鎖脂肪族または環状脂肪族ジアミンのビス(β −ヒドロキシアルキルカルバメート)、または一つの鎖あたり一つのエーテル基を含有するC 6 〜C 30のモノアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメート;および (3)それの完全にアルキル化されたヘキサメチロールメラミンオリゴマーまたはメチル化/ブチル化樹脂 から、強スルホン化触媒存在下で合成されることを特徴とするポリウレタンポリマー。 【請求項8】前記ポリオールは、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、グリセリン、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項7に記載のポリウレタンポリマー。 【請求項9】ポリウレタンポリオールポリマーを合成する方法であって、 ジオールまたは少なくとも一つのポリオールを、脂肪族または環状脂肪族アミンのポリ(ヒドロキシアルキルカルバメート)、またはアルコキシプロピルアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメート、またはアルコキシプロピルアミンと反応させてポリウレタンポリオールを形成する工程であって、ただし、前記ポリウレタンポリオールを合成するのにアルコキシプロピルアミンが用いられる場合、少なくとも一つのポリオールが存在することを条件とする工程と、 前記ポリウレタンポリオールおよびメラミン架橋剤を、 触媒を用いて反応させて、平均分子量が500から5,000のポリウレタンポリオールポリマーを形成する工程と を含み、ここで前記ジオールまたは少なくとも一つのポリオールは、1つの鎖あたり一つのエーテル基を含む疎水性側鎖を、平均して1分子あたり少なくとも一つ含有することを特徴とする方法。 【請求項10】前記触媒は、p−トルエンスルホン酸またはドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸またはこれらの酸のアミン塩から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 【請求項11】ポリオールを反応させること、および前記ポリオールはトリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、グリセリン、およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項9に記載の方法。 【請求項12】ポリウレタンポリオールを合成するための方法であって、 十分な温度および圧力下において、アミン含有量が0.15 ミリ当量/g(MEQ)未満に低下するまで、C 6 〜C 10のn− アルコキシプロピルアミンの混合物を、プロピレンカーボネートと反応させて、モノカルバメートを合成する工程と、 このようにして形成されたモノカルバメートを、高温においてポリオールと反応させて、反応混合物を形成する工程と、 2−メチル−1,5−ペンタンジアミンのビス−ヒドロキシプロピルカルバメートを該反応混合物と反応させて、 主鎖内のエーテル基を持つアルキル側鎖を有するポリウレタンポリオールを形成する工程と を含むことを特徴とする方法。 【請求項13】ポリウレタンポリオールポリマーであって、 (1)1つの鎖あたり一つのエーテル基を含む疎水性側鎖を、1分子あたり少なくとも1つ有するジオールまたは少なくとも一つのポリオール;または (2)脂肪族または環状脂肪族アミンのポリ(ヒドロキシアルキルカルバメート);またはアルコキシプロピルアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメート、またはアルコキシプロピルアミン、ただし、前記ポリウレタンポリオールを合成するのにアルコキシプロピルアミンが用いられる場合、少なくとも一つのポリオールが存在することを条件とする; (3)メラミン架橋剤;および (4)平均分子量が500ないし5,000を有し、かつポリウレタンポリマー由来のスルホン酸触媒 の反応により合成され、ここで、前記ジオールまたは少なくとも一つのポリオールは、鎖あたり一つのエーテル基を含む疎水性側鎖を、平均して1分子あたり少なくとも1つの含有することを特徴とするポリウレタンポリオールポリマー。 【請求項14】前記に用いられるポリオールは、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、グリセリン、およびこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載のポリウレタンポリオールポリマー。 【請求項15】ポリウレタンポリオールポリマーを合成するための方法であって、 ジオールまたは少なくとも一つのポリオールを、脂肪族または環状脂肪族アミンのポリ(ヒドロキシアルキルカルバメート)、およびアルコキシプロピルアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメートまたはアルコキシプロピルアミンと反応させてポリウレタンポリオールを形成する工程を含み、ここで、前記少なくとも一つのポリオールは、鎖あたり一つのエーテル基を含む疎水性側鎖を、平均して分子あたり少なくとも一つ含有することを特徴とするポリウレタンポリオールの合成方法。 |
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说明书全文 | 【発明の詳細な説明】 本発明の分野 本発明は、優れた酸腐蝕抵抗性と外部耐久性とを持ち、かつ自動車用クリアコートまたは単層被膜として用いることが可能な化学的抵抗性高分子に関する。 特に、 発明の背景 多くの産業において、高分子材料が塗料用物質として使われている。 例えば、自動車産業では高分子被膜(例:単層被膜(single coats)またはクリアコート(clear coats))を用いて、環境上の酸に抵抗する性質を自動車製品に付与している。 もっとも要求の厳しい塗料の用途の一つとして自動車用仕上塗料(トップコート)がある。 トップコートは、美しくかつ長期間にわたって継続する外観を提供し、および湿気、紫外線、および温度の影響下であっても光沢を維持しなければならない。 さらに、雨の酸性のため、自動車用塗料は酸腐蝕抵抗性を呈するものでなければならない。 環境汚染を避けるとともに、安全性を改善するために、揮発性有機溶媒含量(VOC)が少なく、かつ高い固形分含量(HSC)の自動車用クリアコートが開発されている。 HSC塗料は、主としてアクリルポリマーを基盤とする。 過去10年以上にわたって、高固形分含量と低VOC 例えば、自動車用塗料に従来用いられてきた低固形分アクリルポリマーは、20〜25%のメラミン樹脂を含有した。 メラミン樹脂がこのような濃度である場合、塗料の酸腐蝕抵抗性は許容できるものとなる。 しかし、高固形分塗料の場合、低分子量樹脂における十分な架橋を達成し、また溶媒耐性、および外部耐久性を与えるために、 ポリマーの分子量が減少するときに、さらに面倒な問題が生じる。 例えば、フリーラジカル重合によって合成されるアクリルポリマーは、ランダムな分子量の分布を有する。 平均分子量が2,000のポリマーでは、高分子量の部分と低分子量の部分とができる。 低分子量の部分が重要である。 モノマー単位の一部のみに、鎖延長のためのヒドロキシル基のような官能基が含まれることが知られている。 モノマー単位の20%が官能性でかつメラミン樹脂に対して反応性を示し、およびポリマー鎖が5つのモノマー単位を含有するに過ぎない場合、平均して一つの鎖に1つの官能基のみがあることになる。 また、ある割合のポリマーは、官能基を含まないと思われる。 官能基を有しないポリマー鎖は、結果として生じる外部耐久性の低下を伴って柔軟になることが実験によって明らかにされている。 したがって、高固形分アクリルポリマー中の低分子量ポリマー鎖上の十分な官能基の存剤を保証するために、官能性モノマーの含有量を増加させる必要がある。 官能性モノマーの含有量のこの増加の結果として、架橋剤の含有量も同様に増加させなければならない。 しかし、メラミン架橋剤の濃度が高いと、ポリマーの酸腐蝕抵抗性が減少するという知見が得られている。 メラミン樹脂架橋塗料に関して実施される酸腐蝕の試験は、酸腐蝕低抗性とメラミン樹脂含有量との間に明らかな相関係を示す。 また、メラミン樹脂とアクリルポリマーとの間のエーテル結合は、酸性によって触媒され、したがって酸性条件下で加水分解されることが知られている。 それとは対照的に、炭素一炭素結合からなるアクリル主鎖それ自体は、酸の攻撃に対してより耐性が高い。 現在使われているHSC自動車用塗料は、約2,000〜5,00 典型的な混合エーテルメラミン樹脂の組成は、米国特許第4,374,164号に記載されている。 また、メラミン樹脂の化学および反応性については以下の文献に記載されている。 WJBlank,“Reaction Mechanism of Amino Re 従来技術の低分子量のアクリル/架橋メラミン塗料は、酸性雨による影響を受けやすいという知見が得られている。 その結果、工業的環境下で見いだされる酸性雨のような典型的な産業条件にさらされる表面にHSC塗料を塗布した場合、HSC塗料表面は、酸によって腐蝕する。 酸性雨は、光沢が失われた艶の無い表面もたらす、 上記問題点を回避する試みにおいて、アクリル/イソシアネート2成分塗料が開発されてきている。 しかし、 したがって、本発明の目的は、上記問題を回避するポリマー塗料を提供することである。 この目的は、耐酸性腐蝕性が改善された、本発明にもとづくポリウレタン・ 従来技術 本出願人は以下の文献を知っている。 John L.Gordon,“Polyurethane Polyols:Ester−Bond 発明の要約 本発明は、ポリウレタンポリオールから調製される改善された耐酸腐蝕性塗料を提供する。 その塗料は、慣用の溶媒、例えば無色の炭化水素、ケトン、エステル、グリコールエーテル、グリコールエーテルアセテート、およびアルコールに可溶である。 そのような溶媒の例としては、キシレン、トルエン、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、エチルアセテート、ブチルアセテート、2−メトキシプロパノール、2−メトオキシプロピルアセテートが挙げられる。 本発明のポリウレタンポリオールは、普通ではなくかつ高価な溶媒、例えばメチルピロリジノン、ジメチルホルアミド、ジメチルアセトアミド、またはジメチルスルホキシドを必要としない。 加えて、本発明のポリウレタンポリオールは、幅広い範囲のメラミンホルムアルデヒド樹脂に対して広範囲の相溶性を示す。 このようなメラミンホルムアルデヒド樹脂としては、ヘキサキス(メトキシメチル)メラミン、部分的にアルキル化されたメラミンホルムアルデヒド樹脂、ブチル化されたメラミンホルムアルデヒド樹脂、アルキル化グリコールウリルホルムアルデヒド樹脂、および大部分のアミノホルムアルデヒド樹脂である。 それらの特性および費用の優れた組み合わせのために、メラミンホルムアルデヒドが好ましい。 本発明の目的は、500ないし5,000の平均分子量を有し、および一つの鎖あたり一つのエーテル基を含む少なくとも一つの疎水性の側鎖を持つ少なくとも一つのモノマーから合成されるポリウレタンポリマーを提供することである。 本発明の別の目的は、耐酸腐蝕性が改善された塗料を提供するためのポリウレタンポリオールポリマーを合成するための方法を提供することである。 この方法は、ジオールまたは少なくとも一つのポリオールを、脂肪族または環状脂肪族アミンのポリ(ヒドロキシアルキルカルバメート)およびアルコキシプロピルアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメートまたはアルコキシプロピルアミンと反応させて、ポリウレタンポリオールを合成することと、該ポリウレタンポリオールとメラミン架橋剤とを触媒を用いて反応させて改善された耐酸腐蝕性塗料を形成することとによる。 本発明の別の目的は、疎水性側鎖中にエーテル基を持つポリオールを用いることにより、ポリウレタンポリマーの酸腐蝕抵抗性を改善することである。 本発明のさらに別の目的は、これらのポリオールを酸無水物と反応させて、該無水物のハーフエステルを作り、続いて該ハーフエステルをアミン等の揮発性塩基存在下で水に分散することによって、上記ポリウレタンポリオールに対して水分散性を付与することである。 本発明の概念をより一層安全に理解するために、以下の図面および実施例にを示す。 それらにおいて、特に記載しないかぎり、すべての部は重量部である。 また、以下の実施例はただ単に説明のためのものであって、および特許請求の範囲に示された範囲内を除いて、全ての具体的数値は、本発明の限定として解釈すべきではない。 図面の簡単な説明 図1は、トリメチロールプロパン(TMP)を、エーテルアミンと環状カーボネートとの反応生成物と反応させて得られた生成物を示す。 図2はエーテルアミン、プロピレンカルバメート、トリメチロールプロパン、およびウレタンジオールから形成されるモノマー単位の型を示す。 図3は、図2のモノマーから形成されるポリマーの一般式を示す。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、ポリウレタンポリオール類から合成される塗料を含み、それはキシレンのような慣用の溶媒に可溶であり、および相当に改善された酸腐蝕抵抗性を有する。 その酸腐蝕抵抗性が改善されたポリマーを、鋼または電着された鋼のような金属性基板または下塗された基板に対して、塗料として塗布して、酸性雨および/または苛酷な環境により艶が無くなることおよびくぼみができることに抵抗し、高い光沢を有する輝く表面を提供することができる。 当該技術において知られている慣用のウレタンポリマーは、ポリエステルウレタンまたはポリエーテルウレタンである。 それらのポリマーは、通常は以下のようにして合成される。 すなわち、ポリエステルポリオールまたはポリエーテルポリオールをジイソシアネートと反応させるか、あるいはカーボネートとジアミンとを縮合させ、引き続いてジカルバメートをジオールと縮合させるイソシアネートを用いない反応による。 以下の文献を参照せよ。 WJBlank,Preprint,Water−Borne and High また、アルキド樹脂合成から、長油アルキド類は短油アルキド類またはポリエステル樹脂と比べて改善された溶解性を呈することが知られている。 長油アルキドまたは短油アルキドとは、ポリマー中の脂肪酸の量(重量) 予想外にも、ポリウレタンポリオールに導入された長アルキル側鎖中のエーテル基の存在が、濁りの発生、ゲル化、および結晶化のようなこれらの問題点を克服することが見いだされた。 それは、疎水性溶媒における優れた溶解性を持つポリウレタンポリオールをさらに提供する。 さらに、そのようなポリウレタンポリオール樹脂から形成されたフィルムは、優れた酸腐蝕抵抗性を有する。 本発明にもとづくポリマーは、以下の式によって定義される。 D N {[P(B) x ] y A z } 式中、DはOH基、またはC 4ないしC 20の非環式脂肪族酸無水物、C 4ないしC 20の環状脂肪族酸無水物、またはC 1はC 2ないしC 18である)、または (式中、R 1はC 2ないしC 18である)、または (式中R 1はC 2ないしC 18である)の構造を有する2官能性または3官能性の脂肪族または環状脂肪族ウレタンおよび/またはウレア部分であり、およびポリヒドロキシアルキルカルバメートとの反応から誘導されるであり; Aは、 (式中、R 2はアミンと環状カーボネートとの反応生成物から誘導されるC 6ないしC 18脂肪族の直鎖または分枝アルキル基である)、あるいは −(CH 2 ) 3 O−R 2 (式中R 2はエーテルアミンから誘導されたC 6ないしC 18
2はアミンと環状カーボネートとの反応生成物から誘導されたC 6ないしC 18の脂肪族の直鎖または分枝アルキル基、またはアミンから誘導されたC 6ないしC 18
本発明によれば、ポリウレタンポリオールは、ジオールもしくはポリオールまたは複数のポリオールの組み合わせを、(1)脂肪族アミンまたは環状脂肪族アミンのポリ(ヒドロキシアルキルカルバメート)、および/または(2)アルコキシアルキルアミンのモノヒドロキシアルキルカルバメートと反応させることによって合成される。 必要に応じて、アルコキシアルキルアミンのいくらかをアルキルアミンにより置換することができる。 そのポリオールは、平均して一分子あたり少なくとも一つの疎水性側鎖を有する。 該側鎖の少なくとも一部分は、一鎖あたり一つのエーテル基を有する。 これらのポリウレタンの平均ヒドロキシル官能基(average hydrox 本発明によるポリウレタンは、芳香族炭化水素、ケトン、エステル、またはアルコール中に可溶である。 本発明のポリウレタンポリオール類は、本質的にエステル基を持たない。 しかし、ウレタン基に加えて、ウレア基を含有することができる。 ポリウレタンポリオールを合成する好ましい方法は、 また、前記の方法は米国特許第4,820,830号および第5,1 本発明において用いることができるジアミン類は、米国特許第4,820,830号および第5,134,205号に開示されているジアミンに加えて、(1)C 2ないしC 12の直鎖アルキルジアミン類、(2)C 5ないしC 15の環状脂肪族アミン類および直鎖アミン類の組み合わせである。 上記したもの以外のアミンもまた、使用することができる。 用いられる好ましいアミンは、米国特許第4,820,830号に開示された分枝鎖のアミン類である。 本発明で用いられる他のアミンの例は、エチレンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、 本発明で用いられるモノアミンは、6から30炭素原子の間の鎖1つあたりの全炭素含量を有する直鎖または分枝の脂肪族アルコキシプロピルアミン類またはアルコキシエチルアミン類である。 好ましいものは、9ないし20 本発明で用いられる典型的なポリオールは、たとえば、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、 β−ヒドロキシアルキルカルバメートとトリメチロールプロパンとの例示的な縮合反応を以下に示す。 縮合反応は、120℃から200℃の間、好ましくは150℃
β−ヒドロキシアルキルカルバメートの自己縮合またはヒドロキシル基との反応は、触媒の存在を必要とする。 適当な触媒の例は、アルカリおよびアルカリ土類の水酸化物のような強塩基;ジアルキルスズオキシド、ジアルキルスズアセテート、またはジアルキルスズラウリエート、亜鉛塩および鉛塩のようなエステル交換触媒である。 なお、これは適当な触媒の例示的リストに過ぎず、決して網羅的ではない。 触媒は、通常は約100ppmないし10,000ppmの濃度で存在する。 縮合反応を進行させるためには、β−ヒドロキシプロピルカルバメートとヒドロキシル基との反応によって形成されたポリピレングリコールのようなグリコールが蒸留によって、減圧によってまたは共沸溶媒の使用によってのいずれかによって、除去されることが必須である。 適当な減圧条件は、 加えて、疎水性溶媒による溶解度試験を用いて、反応の程度を測定することができる。 水分散性を実現するために、ポリウレタンポリオールのヒドロキシル基の一部を、通常は溶融状態においてあるいは非プロトン性溶媒の存在下で、無水物と反応させる。 無水物とウレタンポリオールとのハーフエステルの形成を達成するために、 スルホン酸触媒は、硬化温度を80℃ほどの低さにまで低下させることができる。 用いられる典型的触媒は、当業者にとってよく知られているものである。 これら典型的な触媒は、p−トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、ジノニルナフタレンモノスルホン酸、 金属基板または下塗済基板に対して、塗料を直接塗布することができる。 通常、自動車用塗装では、金属は、 耐酸腐蝕性は、自動車塗料にとって重要な問題である。 なぜなら、該塗料の高い性能が求められるからである。 工業地帯に降る雨は、4ほどの低さのpH値を有する可能性がある。 この低いpH値は、主として、硫黄含有燃料の燃焼によって生ずる硫酸および亜硫酸の結果である。 酸が非常に希釈されているにもかかわらず、このような地域では、塗装の表面で酸が濃縮され、1ほどの低さのpHに到達する可能性がある。 この酸の攻撃は、強い陽射し及び紫外線を有する区域において、車の表面温度が65℃に達する時に、特に問題となる。 酸腐蝕をシミュレートするために、数多くの複雑な実験室試験が開発されてきた。 これらの複雑な促進試験のほとんどは、実際に暴露における結果と完全には一致しない。 異なる温度において20%硫酸を用いる単純なスポット試験が、ポリマー塗料が酸性雨に対して耐性を示すかどうかの指標を与えることを見いだした。 この酸スポット試験は、パネル上に20%硫酸を一滴置いて、そしてそのパネルを15分間にわたって50℃、60℃、または75℃に加熱することによって、実験室内で行われる。 それぞれの酸スポット試験ごとに、パネルが必要となる。 試験手順は、温度勾配付オーブン(gradient oven)を用いることによって単純化することができる。 このオーブンは、 0−目視可能な腐蝕なし; 1−湿気が存在する場合のみにわずかながら目視可能な腐蝕あり; 2−溶媒不在の場合に、わずかながら表面が曇った部分が目視可能、変色なし; 3−表面が曇っているが、変色なし; 4−変色あり、表面が膨潤; 5−膜腐蝕、部分的に溶解。 自動車用用途のほかに、高い耐薬品性を有する塗料を必要とされる他の最終用途がある。 これらは、航空宇宙用塗料、実験器具用塗料を含む。 本願発明を、以下の非制限的実施例を参照することにより説明する。 実施例1 アルコキシアルキルアミンからのモノβ−ヒドロキシアルキルカルバメートの合成 撹拌装置、温度制御器、および窒素ガス導入口を備えた適当な反応器に対して、216のアミンの当量を有するC 実施例2 ポリウレタンポリオールの合成 適当な反応器に対して、実施例1のモノカルバメート 実施例3 ポリウレタンポリオールの合成 適当な反応器に対して、実施例1のモノカルバメート 実施例4 β−ヒドロキシプロピルカルバメート(エーテル置換されたアルキル側鎖を欠いている)を合成する比較例 第一級アルキルアミンをプロピレンカーボネートと反応させて、β−ヒロドキシプロピルカルバメートを形成した。 実施例1の指示に従って、185重量部(1.0モル) 実施例5 ポリウレタンポリオールの合成の比較例 適当な反応器に対して、溶融状態の実施例4のβ−ヒドロキシプロピルカルバメート143重量部(0.49モル) 実施例6 ポリウレタンポリオールを合成する比較例 実施例1のβ−ヒドロキシプロピルカルバメートを等モル量の実施例4のβ−ドロキシプロピルカルバメートと置き換えた以外は、全ての本質的詳細において実施例2を反復した。 得られた樹脂は、熱キシレン中に可溶性であった。 しかし、室温への冷却時に、結晶化がはじまった。 実施例7 実施例3のポリウレタンポリオールを用いて、塗料配合物No.1およびNo.2を調製し、その評価を表1に示した。 架橋剤として、商用銘柄のヘキサメトキメチルメラミン(HMMM)(モンサント(Monsanto)のレジミン(Re
実施例12 実施例11によるポリウレタンポリオールAを用いて、
実施例16に示すように、水−分散されたポリウレタン樹脂をHMMM架橋剤とともに配合し、そして150℃で硬化させた。 この樹脂をジメチルエタノールで100%中和し、そして何等溶媒が存在しない状態で熱時分散(disp 図2は、ポリマー鎖の非限定的実施例を模式的に示すもので、エーテルアミンプロピレンカルバメート、トリメチロールプロパンウレタンジオール、およびヒドロキシル基等の単位から形成される。 図3は、ウレタンジオール、ポリオール、およびエーテルアミンプロピレンカルバメートから誘導されたポリマーを示すものである。 本発明を特定の実施態様とともに説明した。 上述のことから当業者は容易に数多くの他の実施例および変形例を想到することができよう。 したがって、本発明には特許請求の範囲の精神および範囲のなかに含まれる他の実施例および変形例のすべてが含まれる。 さらに、参照した米国特許出願の内容を本願の一部として援用する。 フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−245787(JP,A) 特開 昭63−227557(JP,A) 特開 昭60−248654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) C08G 71/00 - 71/04 C07C 271/10 - 271/20 C09D 175/00 - 175/12 |