Colored liquid built-in biodegradable plastic writing instruments or applicator

申请号 JP21217194 申请日 1994-08-11 公开(公告)号 JP3502998B2 公开(公告)日 2004-03-02
申请人 パイロットインキ株式会社; 昭和高分子株式会社; 发明人 幹也 井戸; 徹 渡辺; 正樹 芝崎;
摘要 A coloring fluid-containing marking device which sufficiently withstand practical use and, after use, its molded members can be biologically degraded in soil. The marking device comprises a coloring fluid container molded from an aliphatic polyester resin, and a coloring fluid containing a solvent mainly comprising an aliphatic hydrocarbon and/or an alicyclic hydrocarbon.
权利要求
  • (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 必須成分として着色剤、脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素溶剤及び前記溶剤に可溶の樹脂を含む着色液を内蔵し、少なくとも軸胴が脂肪族ポリエステルからの成形体である着色液内蔵の生分解性プラスチック製筆記具又は塗布具。 【請求項2】 成形部材がすべて脂肪族ポリエステルからの成形体である請求項1記載の着色液内蔵の生分解性プラスチック製筆記具又は塗布具。 【請求項3】 脂肪族ポリエステルが下記一般式化1又は化2で表される構造である請求項1又は2記載の着色液内蔵の生分解性プラスチック製筆記具又は塗布具。 【化1】 式中、mは上記式の数平均分子量が1万〜10万となるのに必要な重合度であり、Mは0又は1以上の数であり、R1 及びR2 は炭素数2〜10のアルキレン基、シクロ環基、又はシクロアルキレン基であり(ただし、分枝もありうる)、R3 はジ又はポリイソシアナート残基である。 【化2】 式中、mは上記式の数平均分子量が2万5千〜7万となるのに必要な重合度であり、R1 及びR2 は炭素数2〜
    10のアルキレン基、シクロ環基、又はシクロアルキレン基(ただし、分枝もありうる)である。 【請求項4】 着色液の溶剤の90重量%以上は炭化水素及び/又は脂環族炭化水素である請求項1記載の着色液内蔵の生分解性プラスチック製筆記具又は塗布具。 【請求項5】 前記溶剤はメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタンからなる群より選ばれる請求項4記載の着色液内蔵の生分解性プラスチック製筆記具又は塗布具。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は廃棄物蓄積の低減化の一助となり得る生分解性プラスチックを適用した筆記具又は塗布具に関する。 【0002】 【従来の技術】近年何種かの自然分解性プラスチックが試作され、各方面での応用が試みられている。 筆記具又は塗布具の軸胴やキャップ等の成形部材への応用も試行されているようであるが、生分解性澱粉系ポリマーは湿気やに弱いこと、澱粉−ポリエチレン系ポリマーはポリエチレンが分解されずに残ること、光分解性プラスチックは使用前の保管と光増感剤の選定の困難さ及びコスト高等の問題があり、最も実用化の可能性のある脂肪族ポリエステルも着色液を内蔵する筆記具又は塗布具の軸胴やキャップ等の成形材料としては着色液の溶媒の蒸気透過性が非常に高いという問題があって、現状では液を内蔵しない筆記具である鉛筆の軸にわずかに生分解性プラスチックが適用されている例があるに過ぎない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は実用に耐え得る、生分解性プラスチックからの成形体を軸胴やキャップ等の成形部材に適用した着色液内蔵の筆記具又は塗布具を提供しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】現在入手できる自然分解性プラスチックのうちでは、主にグリコールと脂肪族ジカルボン酸とから合成される脂肪族ポリエステルが生分解性と成形加工性の性能を備えているので、筆記具又は塗布具の部材への応用の候補として採り上げて検討した。 脂肪族ポリエステルはグリコールと脂肪族ジカルボン酸を主成分として、それらを縮重合させて得られるポリマーであるが、本発明の用途には下記一般式化1又は化2で示される構造の脂肪族ポリエステルの適用が好ましい。 【化1】式中、mは上記式の数平均分子量が1万〜10
    万となるのに必要な重合度であり、Mは0又は1以上の数であり、R1 及びR2 は炭素数2〜10のアルキレン基、シクロ環基、又はシクロアルキレン基であり(ただし、分枝もありうる)、R3 はジ又はポリイソシアナート残基である。 【化2】式中、mは上記式の数平均分子量が2万5千〜
    7万となるのに必要な重合度であり、R1 及びR2 は炭素数2〜10のアルキレン基、シクロ環基、又はシクロアルキレン基(ただし、分枝もありうる)である。 【0005】しかしながら、脂肪族ポリエステルは筆記具や塗布具用の着色液に慣用されている水やアルコール又はキシレン等の溶剤に対して蒸気バリヤー性がなく、
    従って脂肪族ポリエステルからの成形体で構成された筆記具又は塗布具は従来慣用されている溶剤を用いた着色液を適用した場合、溶剤が容器を透過、揮散して短期間で筆記又は塗布不能となり、実用に耐えない。 この点について、種々の溶剤を用いた着色液と脂肪族ポリエステルからの成形体との組合わせを検討して本発明を完成させた。 本発明の筆記具又は塗布具は生分解性プラスチックである脂肪族ポリエステルからの成形体に、着色剤、
    脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を主体とする溶剤及び前記溶剤に可溶の樹脂を含む着色液を組み合わせてなる。 ここで着色液はインキ、マーキング液又は塗布液等の総称である。 【0006】用いられる着色剤はニグロシンベースE
    X、オイルブラックHBB、バリファストレッド130
    8,1355、オイルピンク312、オイルイエロー1
    01,105,107、オイルオレンジ201,20
    3、オイルブルー613(以上、オリエント化学工業(株)商品名)、スピロンイエローC−GNH、スピロンレッドCGH、スピロンバイオレットCRH(以上、
    保土谷化学工業(株)商品名)オレオゾールブラックA
    R、ローダミンBベース(以上、田岡化学工業(株)商品名)、ネオペンブルー808、ネプチューンレッドベース486(以上BASF社商品名)、サビニールブルーGLS(サンド社商品名)等のソルベント染料、アルミニウム粉、金粉等の金属光沢顔料、酸化チタン、カーボンブラック等の無機顔料、β−ナフトール系、ナフトールAS系、ベンツイミダゾロン系、アセト酢酸アニリド系、ピラゾロン系等の不溶性アゾ顔料、フタロシアニンブルー等のフタロシアニン顔料、スレン、インジゴ、
    ペリノン、キナクドリン系の縮合多環系顔料、蛍光顔料などである。 【0007】用いられる溶剤としてはn−ペンタン、n
    −ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、n−ヘプタン、ヘプタン異性体、n−オクタン、オクタン異性体、n−ノナン、2,2,5─トリメチルヘキサン、n−デカン、n
    −ドデカン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水素、
    シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、イソプロピルシクロヘキサン、ブチルシクロヘキサン、デカリン等の脂環族炭化水素であり、特にヘキサン、ヘプタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等が好ましい。 これら溶剤は全溶剤の90重量%以上を占める。 必要に応じて、補助溶剤として主体溶剤と相溶するヘキシレングリコール、オクチレングリコール等のグリコール系溶剤を全溶剤の10重量%未満の範囲で用いてもよい。 【0008】前記溶剤に可溶の樹脂としてはアルキルフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、フェノール変性キシレン樹脂、キシレン樹脂、テルペン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、脂環族炭化水素樹脂、アルキッド樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルアルキルエーテル樹脂、スチレン−ブタジエン系エラストマー等があげられる。 その他、油溶性染料の可溶化剤としてステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸、ミリスチルアルコール、セチルアルコール等の固体の高級アルコール、ひまし油、テルペン油等の動植物油、酸型の燐酸エステル等の添加剤を必要に応じて添加してもよい。 【0009】前記各成分は着色液組成中、着色剤3乃至30重量%、溶剤40乃至90重量%、樹脂3乃至30
    重量%、及び添加剤0乃至5重量%の範囲で用いられる。 【0010】 【作 用】前記脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を主体とする溶剤は脂肪族ポリエステルを膨潤させることはなく、また脂肪族ポリエステル膜に対する蒸気透過性が非常に小さいので、本発明の脂肪族ポリエステルからの成形体と前記着色液との組合わせからなる筆記具又は塗布具は、従来の筆記具や塗布具と同様の実用性を示し、その上使用後の成形体は土中で生分解される。 【0011】 【実 施 例】筆記具又は塗布具の代表例として下記構造のマーキングペンを作製し、後記のテストを行なった。 後端が開口していて、先端には細径のペン体保持部が一体に形成された円筒状の軸胴、前記ペン体保持部を気密に包被するキャップ、及び軸胴の後端開口に嵌着される尾栓の3部材を脂肪族ポリエステル樹脂(ビオノーレ#1000,昭和高分子(株)商品名)で成形し、ペン体保持部に繊維束樹脂加工体からなるペン体を嵌挿し、軸胴内には試料インキが充填された繊維束からなるインキ吸蔵体を収納した後、尾栓を後端開口に嵌着し、
    ペン体保持部にキャップを嵌着させた構成のマーキングペンを試料ペンとした。 ここで前記軸胴の主体部及びキャップの主体部の肉厚は1.0乃至1.1mmであり、
    軸胴の主体部の後端の外径及び前部の外径はそれぞれ2
    0及び18mmφ、ペン体保持部の外径は8mmφ、ペンの全長は155mmである。 【0012】試料ペンに適用された試料インキA乃至D
    及びP乃至Sの組成を表1に示す。 尚、試料インキA乃至Dは脂肪族炭化水素及び/又は脂環族炭化水素を主体とする(全溶剤の90重量%を占める)溶剤を用いたインキであり、試料インキP乃至Sは前記溶剤以外の溶剤を用いたインキである。 【表1】

    【0013】表中の原料の内容を注番号に沿って説明する。 油溶性黒色染料(C.I.ソルベントブラック5


    0) 油溶性ピンク色染料(C.I.ソルベントレッド4


    9) 油溶性黄色染料(CAS.No.103349−7


    0−8) 油溶性青色染料(C.I.ソルベントブルー5) ルチル型酸化チタン 65重量%,テルペン樹脂(ピコライトS1500,理化ハーキュレス社商品名)


    16.5重量%,分散剤 2.5重量%及びエチルシクロヘキサン 16重量%からなる白色顔料ペースト オクチルフェノール樹脂(日立化成(株)商品名ヒタノール1501,軟化点 80〜100℃,酸価 8


    5〜100) YSポリスターT115(安原ケミカル(株)商品名,軟化点 115℃,酸価 1以下) YSレジンPX−1150(安原ケミカル(株)商品名,軟化点 115℃酸価 1以下) ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステル塩(フォスファノールRD−510Y,東邦化学(株)


    商品名,pH2.5以下、HLB9.9) 【0014】前記試料インキA乃至Dを充填した試料ペンをそれぞれ実施例1乃至4とし、試料インキP乃至S


    を充填した試料ペンをそれぞれ比較例1乃至4として、


    各試料ペン5本を室温経時テスト用、更に各10本を4


    0℃恒温槽中での経時テスト用に供した。 【0015】室温及び40℃経時用試料ペンの各5本は予め重量を測定しておき、1,3,5,7及び9週後に重量を測定して試料ペン5本の平均溶剤残存率を求めた。 結果を表2に示す。 【表2】 【0016】40℃経時用の残り各5本の試料ペンについては、30日後と60日後に筆記できるか否かをテストした。 結果を表3に示す。 【表3】 【0016】 【発明の効果】テスト結果にみられるとおり、本発明の筆記具又は塗布具に適用される着色液の溶剤以外の溶剤である、従来より慣用されてきた溶剤を用いた試料ペンでは容器からの透過による溶剤損失が著しく実用に耐えないのに対して、本発明による試料ペンは高温での経時にも耐え、十分な実用性を備えている。 そして容器材料の脂肪族ポリエステルは生分解性であることから使用後、土中で生分解されるので、廃棄物蓄積の低減化の一助となるという効果を奏する。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−78595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) B05C 17/00 B43K 8/02

    QQ群二维码
    意见反馈