Production of low-salt preparation of condensate

申请号 JP17915497 申请日 1997-06-20 公开(公告)号 JPH10101757A 公开(公告)日 1998-04-21
申请人 Bayer Ag; バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト; 发明人 THOLEMA EDZARD DR; ZARGES WOLFGANG DR; TRAEUBEL HARRO DR;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an improved peparation of a sulfonated arom. compd.- aldehyde condensate useful as a tanning agent, a dispersant, and a liquefying agent.
SOLUTION: This process for producing a low-salt preparation of a condensate based on a sulfonated arom. compd., an aldehyde and/or a ketone, and if necessary at least one compd. selected from among a nonsulfonated arom. compd., urea, and a urea deriv. comprises separating the whole or part of an inorg. acid present after the condensation, if necessary in the form of a salt after neutralization, from the condensate until the inorg. salt content is reduced below 10wt.% of the preparation.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 縮合の後に存在する無機酸を、場合により中和の後にその塩の形態で、無機塩の含有率が調製物に対して10重量%未満になるまで、縮合生成物から全体的に又は部分的に分離することを特徴とする A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の低−塩調製物の製造法。
  • 【請求項2】 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、縮合生成物が5未満もしくは5に等しい平均縮合度を有し、調製物の無機塩含有率が調製物に対して10重量%未満である調製物。
  • 【請求項3】 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、残留モノマー含有率が縮合生成物に基づいて30重量%未満、特に<20重量%であり、無機塩含有率が調製物に対して10重量%未満、
    好ましくは<5重量%、特に<1重量%である調製物。
  • 【請求項4】 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の水溶液又は水性懸濁液を、>8
    0,000ダルトン、特に200,000〜500,0
    00ダルトンのMWCOレベルを有する限外濾過膜を透過させることにより得ることができる縮合生成物を含む調製物。
  • 【請求項5】 なめし剤、液化剤又は分散剤としての請求項1に記載の方法により得られる調製物、ならびに請求項2、3及び4項のいずれかに記載の調製物の利用。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】本発明は、スルホン化芳香族化合物及びアルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合によりさらに非スルホン化芳香族化合物、尿素及び/又は尿素誘導体などの化合物の縮合生成物の低−塩調製物の製造法、そのような縮合生成物の特定の低−塩調製物、ならびになめし剤、液化剤及び分散剤としてのそれらの利用に関する。

    【0002】スルホン化芳香族化合物とホルムアルデヒドの縮合生成物は既知である。 それらはその塩−含有溶液又はその乾燥生成物の形態でなめし剤として、又は分散剤として用いられる(EP−A 37 250、DE
    −A−29 34 980)。 しかし、そのような縮合生成物の既知の塩−含有調製物は改良の余地のあるいくつかの欠点をまだ持っている。 例えば、特に液体調製物はまだ不十分な保存安定性を有する。

    【0003】今回、縮合の後に存在する無機酸を、場合により中和の後にその塩の形態で、無機塩の含有率が調製物に対して10重量%未満になるまで縮合生成物から全体的に又は部分的に分離することを特徴とする A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の低−塩調製物の製造法が見いだされた。

    【0004】「基づく」は、縮合生成物がA、B及び用いられる場合はCに加えて、場合によりさらに別の反応物から製造されたことを意味する。 しかし、本出願の範囲内の縮合生成物はA、B及び用いられる場合はCのみから製造されるのが好ましい。

    【0005】本出願の範囲内で、スルホン化芳香族化合物という用語は、同様にスルホメチル化芳香族化合物も指すために用いられる。 好ましいスルホン化芳香族化合物はナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、スルホン化ジトリルエーテル、4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、スルホン化ジフェニルメタン、スルホン化ビフェニル、スルホン化テルフェニル又はベンゼンスルホン酸である。

    【0006】特に適したアルデヒド及び/又はケトンは、脂肪族、環状脂肪族及び芳香族の例である。 脂肪族アルデヒドが好ましく、ホルムアルデヒド及び又、炭素数が3〜5の他の脂肪族アルデヒドが特に好ましい。

    【0007】適した非スルホン化芳香族化合物はフェノール、クレゾール及びジヒドロキシジフェニルメタンである。

    【0008】尿素誘導体の例はジメチロールウレア、メラミン又はグアニジンである。

    【0009】フェノール及びフェノール誘導体、例えばフェノールスルホン酸は多くの場合、ホルムアルデヒド及び尿素の同時の作用によっても、又はジメチロールウレアを用いることによっても結合される(DE−A 1
    113 457)。 芳香族化合物のスルホン化生成物は(Ullman's Encyklopaedied
    er technischen Chemie,vol
    ume 16(4th edition) Weinh
    eim 1979,p. 138)一般に、未反応出発化合物を分離せずに−単独で、又は他の出発化合物と一緒に−ホルムアルデヒドと縮合される。 フェノールの場合、アルカリ金属素亜硫酸塩とホルムアルデヒドの同時の作用を用いるスルホメチル化により、縮合と一緒に可溶化基を導入することができる。 このスルホメチル化は、例えばDE−A 848 823に記載されている。 完成なめし剤を与えるための未反応出発化合物、例えば非スルホン化芳香族化合物とホルムアルデヒドの反応は、望ましくない副生成物をも生じ得る;新規な方法のおかげで、そのような出発化合物を除去し、それらを新しいスルホン化に加えることができる。

    【0010】さらに、リグニンスルホネートと芳香族ヒドロキシ化合物のゆっくりした共縮合(joint c
    ondensation)(B.Toth,J.Vai
    da,Das Leder 22(1971),p. 1
    2 ff. )を、新規な方法によって、塩含有率及び低分子量素材の部分の排除に関して向上させることができる。

    【0011】さらに好ましい縮合生成物は、ジトリルエーテルスルホン酸と4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン、フェノールスルホン酸とフェノール、ホルムアルデヒド及び尿素の縮合物である。

    【0012】特に好ましい縮合生成物は、スルホン化及び場合により非スルホン化芳香族化合物と脂肪族アルデヒド、特にホルムアルデヒドの縮合によって得られるものであり、スルホン化芳香族化合物という用語は特にスルホメチル化芳香族化合物を除く。

    【0013】そのような縮合生成物は、スルホン化ナフタレン及びスルホン化フェノール(又は4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン)とホルムアルデヒドの縮合により、又はナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドから得られるのが好ましい。

    【0014】縮合において優先的に得られる縮合生成物は、1〜150、好ましくは1〜20、特に1〜5の平均縮合度を有するのが好ましい。

    【0015】新規な方法は、縮合生成物が A)スルホン化芳香族化合物、 B)ホルムアルデヒド、及び場合により C)非スルホン化芳香族化合物 から製造された場合に特に好ましい。

    【0016】縮合は一般に−1〜9のpH値において行われる。 特に好ましい実施態様の場合、スルホン化及び場合により非スルホン化芳香族化合物−ヒドロキシル基を有していない−の縮合は、アルデヒド及び/又はケトン、特にアルデヒド、好ましくはホルムアルデヒド、ならびに場合により尿素及び/又は尿素誘導体と、酸性p
    H範囲において行われる。 ヒドロキシル基を有するスルホン化芳香族化合物とアルデヒド、特にホルムアルデヒドの縮合は、pH6〜8において行われるのが好ましい。 縮合生成物は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアンモニウム塩、あるいはそれらの混合物の形態であるのが好ましい。 特に好ましい塩の形態はNa、
    K、Li、NH 4 、Ca、Mg又はNR 1234塩であり、ここでR 1 〜R 4は同一又は異なるC 1 〜C 8 −アルキル又はC 6 〜C 10 −アリール基又はHを示す。

    【0017】分離のために持ちいられる無機酸はHCl
    又はH 2 SO 4が好ましい。 それらの塩として、本出願の範囲内で、好ましくは無機塩、例えばアルカリ金属塩化物及び硫酸塩、アルカリ土類金属塩化物及び硫酸塩ならびにアンモニウムクロリド及びサルフェートが考慮され、アンモニウム塩という用語はNR 1234を指し、ここでR 1 〜R 4は同一又は異なり、H、C 1 〜C 8
    アルキル又はC 6 〜C 10 −アリール基である。 Na 2 SO
    4及びまた(NH 42 SO 4又はNaClが特に挙げられる。

    【0018】縮合の完了の前又はそれに続いて、場合により前もって行われる芳香族化合物のスルホン化に由来することができる酸及び/又は縮合反応に用いられる酸を全体的に又は部分的に中和するが好ましい。 縮合の完了の後、3〜8のpHが確立されるのが好ましい。 pH
    は、1%濃度の溶液が上記のpHを有するように確立されるのが好ましい。 これは、特に無機塩基、例えばNa
    OH、Na 2 CO 3 、KOH、LiOH、NH 4 OHを用いることにより行われる。

    【0019】上記のスルホン化芳香族化合物の製造のための芳香族化合物のスルホン化は、例えばDE−A 2
    9 34 980に記載されているような既知の方法に従って行われる。 用いることができる適したスルホン化剤の例は、クロロスルホン酸、アミドスルホン酸、発煙硫酸及びまた硫酸である。

    【0020】得られる反応混合物を、スルホン化芳香族化合物を単離せずに、続く縮合に用いるのが好ましい。
    反応混合物は、非スルホン化芳香族化合物を分離せずに用いるのが好ましい。

    【0021】無機酸をその塩の形態で分離するために新規な方法に従って用いられる方法−ショート脱塩法(s
    hort desalting technique)
    において−は、例えばEP−A 15 82 33から既知であるような塩の凍結分離に基づく方法である。 新規な方法の好ましい実施態様の場合、脱塩は膜分離法を用いて行われる。 本範囲内で考慮される好ましい膜分離法は、限外濾過、拡散透析又は電気透析である。

    【0022】一般に十字流限外濾過(cross−fl
    ow ultrafiltration)として操作される限外濾過及びそこで用いられる膜は、それ自体既知である(例えばUllman's Encyclope
    dia of Industrial Chemist
    ry,vol. A16,1990,pp. 187−26
    3を参照されたい)。 用いられる膜は一般に、例えばポリスルホン又はPVDF(ポリビニリデンフルオリド)
    などの有機材料からあるいはTiO 2 、ZrO 2又はAl
    23などの無機材料から毛管膜、管状膜又は平面膜の形態で製造される、商業的に入手可能な膜である。 平面膜は、例えば膜クッションとして又はAbfallwir
    tschaftsjournal (1990)19
    7−221から既知のような螺旋巻きモジュール形態で用いられる。 新規な方法における限外濾過による脱塩の場合、一般に1〜200バール、好ましくは1〜100
    バールの貫膜圧差が適用される。 特に好ましい実施態様の場合、貫膜圧力差は30〜100バールである。

    【0023】拡散透析による脱塩の場合に用いられる膜は、例えばUllman's Encyclopedi
    a of Industrial Chemistr
    y,vol. A15,1990及びEP 126 83
    0から既知である。 この方法の場合、順守されるべきパラメーターには同じものが適用される。

    【0024】電気透析による脱塩の場合に用いられるべき電気透析膜及び電気透析装置は、例えばHandbo
    ok of Industrial Membrane
    Technology,1995,pp. 482−5
    10からならびにEP−A167 107及びAbwa
    sserechnik in der Produkt
    ion,vol. 2,section 7から既知である。

    【0025】好ましい実施態様の場合、膜分離法において、好ましくは限外濾過において用いられる膜は、1,
    000〜10,000ダルトンの分子量カットオフ(M
    WCO)を有する。

    【0026】脱塩に用いられるそのような縮合生成物の水溶液又は水性懸濁液は、それぞれの場合に調製物に基づいて40〜70重量%の固体含有率、及び5重量%より高い、好ましくは10重量%より高い塩含有率を有するのが好ましい。 固体含有量に基づく縮合生成物の含有率は70〜90重量%、特に約80重量%が好ましい。

    【0027】用いられる特定の脱塩法を用いて、好ましくは膜分離法を用いて確立される塩含有率は、調製物に基づいて好ましくは<10重量%、特に<5重量%、特に<2重量%、非常に好ましくは<1重量%である。

    【0028】脱塩されるべき縮合生成物の水性調製物は、多様な方法で製造することができる。 例えば対応する塩−含有調製物を、別々に製造される縮合生成物を混合することにより製造することができるか又は上記の縮合法を用いて得られる。

    【0029】無機酸の塩を含有し、脱塩されるべき懸濁液又は溶液の製造は、スルホン化芳香族化合物とアルデヒド及び/又はケトンならびに場合により非スルホン化芳香族化合物、尿素及び/又は尿素誘導体などのさらに別の化合物の縮合により行うのが好ましい。

    【0030】スルホン化芳香族化合物A)の製造ならびに/又はA)及びB)及び用いられる場合はC)の縮合に由来する無機酸を縮合生成物からそのまま分離する場合、スルホン化芳香族化合物はスルホン酸、クロロスルホン酸、アミドスルホン酸及び/又は発煙硫酸をスルホン化剤として用いて製造され、その後−単離されずに、
    必要なら非スルホン化芳香族化合物、尿素及び/又は尿素誘導体と共に−アルデヒド及び/又はケトン、特に脂肪族アルデヒドとの縮合が続き、その場合、過剰に用いられるスルホン化剤及び/又はスルホン化の間に生成され得る無機非水性反応生成物、すなわち無機酸、特にH
    Cl又はH 2 SO 4は、膜分離法を用いて縮合反応混合物から全体的に又は部分的に除去するのが好ましい。

    【0031】新規な方法のこの変法において、すでに上記で記載したスルホン化芳香族化合物、非スルホン化芳香族化合物、アルデヒド及び縮合生成物が製造され及び/又は用いられ及び/又は得られるのが好ましい。 過剰のスルホン化剤及び/又はスルホン化の間に生成し得る無機非水性反応生成物は無機酸H 2 SO 4及び/又はHC
    lを含むのが好ましい。

    【0032】膜分離法を用いる無機酸の分離は、十字流濾過において酸に安定な限外−もしくはナノ濾過膜を用いるジフィルトレーション(difiltratio
    n)により行うのが好ましい。 これに関して適している膜の例はEP−A 65 2044から既知のようなポリヒダントイン膜である。

    【0033】この目的のために好ましい膜は2,000
    〜10,000ダルトンのMWCOレベルを有する。 所望の場合、この方法の段階の経過中に濃縮が同時に行われる。

    【0034】存在し得るいずれの合成塩も、この方法で同様に分離される。 これに関しては、無機酸のいくらか又は全部を分離することができる。 いくらかが分離されるのみである場合、残りの酸は全体的に又は部分的に中和するのが好ましい。 この場合、3〜8のpHが確立されるのが好ましい。 pHは、1%濃度の溶液が上記のp
    Hを有するように確立されるのが好ましい。 中和は特に無機塩基、例えばNaOH、Na 2 CO 3 、KOH、Li
    OH、NH 4 OHを用いて行われる。

    【0035】この新規な方法により製造される調製物の塩含有率は、調製物に基づいて好ましくは<10重量%、特に<5重量%、特別に好ましくは1重量%未満である。

    【0036】それぞれ無機酸をそのまま分離するための及び無機酸をその塩の形態で分離するための上記の2つの変法により製造される液体低−塩調製物は、混乱を避けるために下記において、それぞれ「脱塩された」又は「塩形成体が除去された」懸濁液又は溶液と呼ぶ。 最後に記載した方法における塩形成体は、例えばHCl又はH 2 SO 4であり、「除去された」という用語は、完全な又は部分的除去を示す。

    【0037】「脱塩された」溶液又は懸濁液、すなわち上記の脱塩法により得られる溶液又は懸濁液、及び「塩形成体が除去された」調製物、すなわち同様に上記の方法により、縮合反応に続いて膜法によりスルホン化剤及び/又は無機スルホン化生成物が除去された溶液又は懸濁液は、続いて、例えば濃縮し、螺旋膜処理に供し及び/又は所望なら乾燥することができる。

    【0038】これらの調製物の濃縮は、例えば限外濾過、ナノ濾過又は逆浸透を用いて行うことができる。

    【0039】これらの場合、これらの方法に通常用いられる膜が用いられ、通常用いられる条件が順守される。
    脱塩のために限外濾過が用いられる場合、脱塩をジフィルトレーションにより行うことができる。 濃縮が望まれる場合、脱塩を濃縮と同時に行うことができる。

    【0040】好ましい実施態様の場合、新規な脱塩の前の、脱塩されるべき上記の縮合生成物の水溶液又は水性懸濁液、あるいは新規な方法により「塩形成体が除去された」、又は脱塩された懸濁液又は溶液を、必要なら、
    それらをそれぞれ濃縮した後に、>80,000ダルトン、好ましくは200,000〜500,000ダルトンのMWCOを有する膜に透過させる。

    【0041】さらに好ましい実施態様の場合、新規な方法により「塩形成体が除去され」又は「脱塩され」、濃縮されていることができ、>80,000ダルトンのM
    WCOレベルを有する膜に透過させられていることができる上記の縮合生成物の懸濁液又は溶液を乾燥する。 もちろん乾燥の前に、なめし剤、液化剤又は分散剤のための通常の添加剤を水性調製物に加えることができ、これらの添加剤の添加は、塩含有率を調製物に基づいて10
    重量%未満、好ましくは5重量%未満、特に<1重量%
    のままに留める。

    【0042】適した乾燥法の例は、Chem. Ing.
    Tech. 66(1994)1 610及びChem.
    Ing. Tech. 67(1995)401に記載の方法である。 噴霧乾燥が特に好ましい。 乾燥の経過中に形成される固体調製物は、例えば粉末又は顆粒の形態である。 それは調製物に基づいて<10重量%、好ましくは<5重量%、特に<1重量%の塩含有率を有する。 固体調製物中の縮合生成物の含有率は、調製物に基づいて8
    5〜95重量%が好ましい。

    【0043】「脱塩された」又は「塩形成体が除去された」、新規な方法により得られる調製物は、水性懸濁液又は水溶液の形態で、好ましくは濃溶液の形態で保存安定性が高い。 対応する固体調製物は、優れた保存安定性のみでなく、おそらく低い微粉含有率、耐摩耗性及び優れた顆粒安定性をも特徴とする。

    【0044】新規な方法により得られる水性及び固体調製物は、なめし剤、液化剤又は分散剤として著しく適しており(例えばDE−A 2 934 980を参照されたい)、なめし剤という用語は、なめし助剤及び再なめし剤も指している。 従って本発明はこれらの調製物の、対応する利用にも関する。 示された用途に関し、これらの水性及び固体調製物は、新規な方法により製造されたのではない調製物に対して、向上した有効性を有する。 これらの低−塩調製物の性能も同様に向上している。 挙げることができるそのような性質の例は、それらを用いる革のなめしの豊かさ(fullness)の向上、及び革の再なめしの場合の風合いの向上である。

    【0045】上記の用途に特に適した調製物の例は、 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、縮合生成物が5未満もしくは5に等しい、好ましくは1〜5の平均縮合度を有し、
    調製物の無機塩含有率が調製物に基づいて<10重量%
    である調製物である。 スルホン化芳香族化合物、及び脂肪族アルデヒド、特にホルムアルデヒド、ならびに場合により非スルホン化芳香族化合物の縮合生成物が特に好ましい。 これらの調製物は、調製物に基づいて<5重量%、特に<1重量%の好ましい塩含有率を有する水性の形態であるのが好ましい。 好ましい実施態様の場合、これらの調製物は、調製物に基づいて10〜60重量%の量の、特に30〜60重量%の量の縮合生成物を含有する。 さらに、これらの水性調製物は追加の添加剤、例えば0〜10重量%の芳香族及び/又は脂肪族モノ−及び/又はポリカルボン酸、例えばグルタル酸、0〜3重量%の鉄のための錯体化剤、例えばEDTAを含むことができる。

    【0046】固体の形態のこれらの新規な調製物も同様に好ましい。 それらの塩含有率は、調製物に基づいて好ましくは<10重量%、特に<5重量%、特別に好ましくは<1重量%である。 それらの該縮合生成物の含有率は、90〜98%が好ましい。 固体調製物も上記の追加の添加剤を含むことができる。 その量は一般に、乾燥後の液体調製物に関する追加の添加剤の好ましい量から導かれる。

    【0047】本発明はさらに、それ自体本発明に従って用いられるこれらの調製物に関する。 これらの調製物は、例えば新規な方法の1つにより製造されることができる。 5未満もしくは5に等しい、特に1〜5の平均縮合度を有する上記の縮合生成物を含むこれらの調製物は、なめし剤として及び分散剤として用いるのが特に好ましい。

    【0048】上記の膜分離法により新規な方法に従って脱塩された溶液又は懸濁液、ならびに縮合の後に膜法により塩形成体のいくらか又は全部が除去された「塩形成体が除去された」新規な方法により得られる溶液又は懸濁液は、低からゼロの範囲の残留モノマー含有率を有するのが好ましい。 低残留モノマー含有率は、縮合生成物に基づいて30重量%未満、好ましくは20重量%未満、特に<10重量%、好ましくは<5重量%の残留モノマー含有率を指す。 これに関し、残留モノマーという用語は縮合生成物の製造に用いられる反応物を指す。 新規な方法において分離されるモノマーは、対応する縮合反応において再利用されることができる。 この目的のために、塩形成体が膜法により除去される新規な方法に由来する流出物を用いるのが好ましく、それは塩負荷量が比較的低いからである。

    【0049】同様に上記の用途に好ましく、適しているのは、 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、残留モノマー含有率が縮合生成物に基づいて30重量%未満、好ましくは20重量%未満、特に<10重量%であり、無機塩含有率が調製物に対して<10重量%、好ましくは<5重量%、特に<1重量%である調製物である。

    【0050】好ましい残留モノマー含有率は、縮合生成物に基づいて30重量%未満、好ましくは20重量%未満、特に好ましくは10重量%未満、特別に5重量%未満である。 好ましい無機塩含有率は、調製物に基づいて<5重量%、特に<1重量%である。

    【0051】本発明はさらに、本発明に従って用いられるこれらの低−塩及び低−残留−モノマー調製物に関し、これらの調製物は同様に新規な方法により製造されることができる。

    【0052】これらの調製物は、調製物に基づいて<5
    重量%、特に<1重量%の好ましい塩含有率を有する水性形態であるのが特に好ましい。 さらに好ましい実施態様の場合、これらの調製物は調製物に基づいて10〜6
    0重量%の量、特に30〜60重量%の量の縮合生成物を含む。

    【0053】縮合生成物が1〜20、好ましくは1〜1
    0、特に1〜5の平均縮合度を有する、これらの低−塩及び低−残留−モノマー調製物が同様に特に好ましい。
    好ましい縮合生成物はすでに上記において特定した。

    【0054】さらに好ましい実施態様の場合、縮合生成物を含む新規な調製物は、 A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の水溶液又は水性懸濁液を>80,
    000ダルトン、特に200,000〜500,000
    ダルトンのMWCOレベルを有する限外濾過膜に透過させることにより得ることができる。

    【0055】この場合、この膜処理の前又は後に脱塩を行うことができるが、必須ではない。 そのような方法で得られる調製物は、それらが少量で用いられるのみでも特に優れた作用を有するという利点を有する。 さらに、
    それらはその適用と関連した技術的利点を有する。

    【0056】これらの新規な調製物は、例えば上記に記載されたようなさらに別の添加剤を添加して又は添加せずに水性調製物の形態で、あるいはさらに別の添加剤を添加して又は添加せずに乾燥することにより固体調製物の形態で用いることができる。

    【0057】上記の新規な調製物の好ましい塩含有率、
    固体含有率及び縮合生成物の含有率は、新規な方法に関して特定されたものに対応する。 さらに特に好ましい新規な調製物は、その縮合生成物が上記の分子量及び縮合度を有するものである。 新規な調製物は、例えば新規な方法により製造することができる。

    【0058】特に好ましいなめし剤は、5未満もしくは5に等しい、特に1〜5の平均縮合度を有する縮合生成物の新規な調製物又は新規な方法により製造される調製物である。

    【0059】分散剤としては、3〜10の平均縮合度を有する縮合生成物の新規な調製物又は新規な方法により製造される調製物を用いるのが好ましい。 縮合生成物としてヒドロキシル−非含有芳香族化合物及びアルデヒド、特にホルムアルデヒドから得られたものを分散剤として用いるのが特に好ましい。

    【0060】液化剤としては、1〜5の平均縮合度を有する縮合生成物の新規な調製物又は新規な方法により製造される調製物を用いるのが特に好ましい。

    【0061】分散剤としての新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物の利用は、新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物を固体、特に顔料、好ましくは有機顔料及び/又は染料の水性懸濁液に加え、懸濁液を場合により、例えばビーズミルなどの湿式微粉砕装置において均質化することを特徴とするのが好ましい。

    【0062】この場合、場合により噴霧乾燥された保存−安定分散液が得られる。

    【0063】液化剤、特にコンクリートのための液化剤としての新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物の利用は、新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物を、好ましくは液化されるべき懸濁液に基づいて0.1〜1.0重量%の量で、液化されるべき懸濁液に加えることを特徴とするのが好ましい。

    【0064】なめし剤としての新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物の利用は、なめされた革、例えばクロム−なめしされた革(ウェットブルー(wet
    blue))を中和し、新規な調製物又は本発明に従って得られる調製物の存在下で再なめしし、染色し及び/
    又は脱脂することを特徴とするのが好ましい。 通常これらのプロセス段階はすべて「再なめし」という用語にまとめられる。

    【0065】

    【実施例】 実施例1 23部(質量)のナフタレン及び18部のフェノールから、スルホン化し、続いてホルムアルデヒドと縮合させることにより製造される溶液、ならびにナフタレンから、スルホン化し、続いてホルムアルデヒドと縮合させることにより製造される溶液を混合することにより製造される25kgの溶液を水酸化ナトリウム溶液を用いて3〜7のpHに調節し、次いで35バールの貫膜圧及び30℃の温度で十字流濾過に供する。 これは9,000
    g/モルのMWCOを有する管状膜を用いて行う。 4回のジフィルトレーション(連続的に透過液を脱イオン水に交換)は、硫酸塩含有率を6.0%から<0.2%に減少させる。 同時に残留モノマー含有率は縮合生成物の全体量に基づいて22重量%から9重量%に下がる。 平均縮合度は5以下であった。 最後の濃縮時、活性物質の含有率は45%増加する。 同時に、硫酸塩含有率はもう変化しない。 それぞれなめし及び再なめしにおいてなめし剤として用いられると、調製物は向上した濃さと深みの革を与える。

    【0066】 実施例2ナフタレンから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により製造され、75バールの浸透圧を有する10kgの溶液を、アンモニア水溶液を用いて3〜7のpHに調節し、次いで35バールの貫膜圧及び25℃の温度において十字流濾過に供する。 これは2,000g
    /モルのMWCOを有する管状膜を用いて行う。 3回のジフィルトレーション(不連続的)は、硫酸塩含有率を6.9%から<0.2%に減少させる。 同時に残留モノマー含有率(1−及び2−ナフタレンスルホン酸)は縮合生成物の全体量に基づいて25重量%から13重量%
    に下がる。 平均縮合度は5以下であった。 同時に、硫酸塩含有率はもう変化しない。 革の再なめしに用いられると、調製物は風合い及び濃さと深みの向上した製品を与える。

    【0067】 実施例3ジトリルエーテルをスルホン化し、続いてホルムアルデヒドと縮合させることにより製造された100kgの懸濁液を水酸化ナトリウム溶液を用いて3〜7のpHに調節し、次いで40℃に加熱することにより溶解する。 この溶液を40バールの貫膜圧及び40℃の温度において十字流濾過に供する。 これは螺旋巻きモジュラー形態において3,500g/モルのMWCOを有する平面膜を用いて行われる。 連続的ジフィルトレーションは、硫酸塩含有率を6.0から1.2%に減少させる。 続く濃縮の経過中に、活性物質の含有率は50%増加する。 同時に、硫酸塩含有率はさらに0.6%に下がる。 同時に残留モノマー含有率は、縮合生成物の全体量に基づいて1
    5重量%から10重量%に下がる。 平均縮合度は5以下である。 かくして得られる溶液は高い活性物質濃度において保存−安定性であり、液体調剤への添加剤として適しており、その保存安定性に悪影響はない。 分散剤として用いられると、調製物の作用は初期の生成物より顕著に向上している。 調製物は顔料インクの調剤において用いられることができる。

    【0068】 実施例4 18部のフェノール及び31部のジトリルエーテルから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により製造された13kgの溶液を水酸化ナトリウム溶液を用いて3〜7のpHに調節し、40バールの貫膜圧及び5℃の温度において十字流濾過に供する。 これは平面モジュールにおいて8,000g/モルのMWCOを有する平面膜を用いて行われる。 3回の連続的ジフィルトレーションは、硫酸塩含有率を5.0から<0.2%に減少させる。 続く濃縮の経過中に、活性物質の含有率は6
    0%増加する。 同時に残留モノマー含有率(4,4'−
    ジヒドロキシジフェニルスルホン)は、縮合生成物の全体量に基づいて15重量%から8重量%に下がる。 縮合生成物は5以下の平均縮合度を有する。 得られる調製物も50%以上の活性物質にもかかわらず非常に保存−安定性であり、なめし剤として用いられると、塩−含有初期生成物が用いられる場合より優れた性質を有する革を与える。

    【0069】 実施例5等しい割合のフェノール及びナフタレンから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により製造された15kgの溶液をアンモニア水溶液を用いて3〜7のp
    Hに調節し、55バールの貫膜圧及び5℃の温度において十字流濾過に供する。 これは膜ポケットモジュールにおいて2.500g/モルのMWCOを有する平面膜を用いて行われる。 3回の連続的ジフィルトレーションは、硫酸塩含有率を4.5から0.3%に減少させる。
    同時に残留モノマー含有率(非縮合フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸及び4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルホン)は、縮合生成物の全体量に基づいて43重量%から28重量%に下がる。 なめし剤として用いられると、調製物は塩−含有初期生成物が用いられる場合より優れた性質を有する革を与える。

    【0070】 実施例6等しい割合のフェノール及びナフタレンから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により製造された15kgの溶液をアンモニア水溶液を用いて3〜7のp
    Hに調節し、10バールの貫膜圧及び5℃の温度において十字流濾過に供する。 これは、200,000g/モルのMWCOを有する管状膜を用いて行われる。 膜プロセスは比較的高い縮合度の成分を分離し、透過液が3以下の平均縮合度を有する化合物のみから成るという結果を生ずる。 なめし剤として用いられると、透過液は、未処理の初期生成物が用いられる場合より優れた性質を有する革を与える。 続いて透過液をさらに脱塩し、濃縮、
    保存−安定液体調剤を得た。

    【0071】 実施例7 18部のフェノール及び31部のジトリルエーテルから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により得られる2kgの溶液を水酸化ナトリウム溶液を用いて3〜7のpHに調節し、40℃で電気透析に供する。
    55時間後、硫酸塩含有率は5.0%から1.0%に下がった。 縮合生成物は5以下の平均縮合度を有する。 塩−含有初期生成物と異なり、希釈液−高い活性物質濃度においても−は優れた保存安定性を有し、なめし剤として用いられると向上した性質を有する革を与える。

    【0072】 実施例8等しい割合のナフタレン及びフェノールから、スルホン化及び続くホルムアルデヒドとの縮合により製造される50kgの溶液を、縮合の直後に、すなわちアルカリを添加せずに、50℃及び30バールのモジュール流入圧において十字流濾過に供した。 これは、螺旋巻き形態における約2,000g/モルのMWCOを有する平面膜の形態の、例えばEP−A−652 044から既知のような環状ポリウレアから作られる酸−耐性膜を用いて行われた。 全体の量を脱イオン水で1回交換すると、硫酸含有率が約85%減少し、pH調節の後、上記の初期生成物からアルカリ添加により直接製造され得る標準生成物より約85%少ない中和塩を含有する調剤が得られた。 膜脱塩の経過中に残留モノマー含有率は縮合生成物の全体量に基づいて29重量%から22重量%に下がった。 なめし剤として用いられると、90%の量を用いるのみで、アルカリの添加により初期生成物から直接得られる生成物と同じ性能の結果が観察された。

    【0073】 使用実施例革のなめしの方法 クロム−なめしされた革(ウェットブルー)を水性液中で、まず最初に約3%の、中和なめし剤の性質を有する、本発明に従って得られる調製物を用いて処理し、次いで約4%の脂肪油で処理する(1.5時間、40
    ℃)。 液を交換し、水で洗浄した後、交換なめし剤の性質を有する約5%の本発明に従って得られる新規な調製物又は2種又はそれ以上の調製物の混合物を、場合により革染料と一緒に、約40〜60℃において約1時間、
    作用させる。 この後に酸処理が続き、排液し、革を洗浄した後、グリース及び/又は可塑化安定剤を用いる処理が続く。

    【0074】有機顔料の分散の方法 約20%の顔料含有率を有する有機顔料の懸濁液を約5
    %の新規な調製物と混合し、続いて懸濁液をビーズミルにおいて2回摩砕する。 場合により噴霧乾燥されることもできる保存−安定分散液が得られる。

    【0075】染色操作における革染料の分散/安定化の方法 やはり本発明に従って得られる調製物を用いて行うことができるいわゆる再なめしを行う場合、約3%の染料及び2%の本発明に従って得られる調製物(実施例3)を有する60℃の温度の溶液を、約40℃の液体に加える。 この混合物を約60分間作用させる。 希釈、酸性化、排液及び革の洗浄の後、通常の後処理法を行う。

    【0076】アニオン性光学的増白剤調剤の安定化の方法 約0.2%の本発明に従って得られる固体調製物を、増白剤含有率が約27%であり、さらに約20%の安定剤を含むあらかじめ脱塩された増白剤の溶液に加え、混合物を撹拌により均質化する。

    【0077】コンクリートの液化の方法 コンクリート懸濁液の液化のために、好ましくはナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合物を含む0.1
    〜1.0%の本発明に従って得られる調製物を加える。

    【0078】[試験:縮合物の1%濃度の溶液の1〜5
    mlを10gの酸化亜鉛に加える。 混合物は容易に液体になる。 縮合物を添加しないと、粘度の高いペーストを与える。 ] 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。

    【0079】1. 縮合の後に存在する無機酸を、場合により中和の後にその塩の形態で、無機塩の含有率が調製物に対して10重量%未満になるまで、縮合生成物から全体的に又は部分的に分離することを特徴とする A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の低−塩調製物の製造法。

    【0080】2. 場合によりその塩の形態であることができる無機酸を膜分離法を用いて分離することを特徴とする上記1項に記載の方法。

    【0081】3. 用いられる膜分離法が限外濾過、拡散透析又は電気透析であることを特徴とする上記1項に記載の方法。

    【0082】4. 膜分離法において、1,000〜1
    0,000ダルトンの分子量カットオフ(MWCO)レベルを有する限外濾過膜を用いることを特徴とする上記3項に記載の方法。

    【0083】5. 縮合生成物が A)スルホン化芳香族化合物、 B)ホルムアルデヒド、及び場合により C)非スルホン化芳香族化合物 から製造されたことを特徴とする上記1項に記載の方法。

    【0084】6. A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、縮合生成物が5以下の平均縮合度を有し、調製物の無機塩含有率が調製物に対して10重量%未満である調製物。

    【0085】7. A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物を含み、残留モノマー含有率が縮合生成物に基づいて30重量%未満、特に<20重量%であり、無機塩含有率が調製物に対して10重量%未満、
    好ましくは<5重量%、特に<1重量%である調製物。

    【0086】8. A)スルホン化芳香族化合物、 B)アルデヒド及び/又はケトン、ならびに場合により C)非スルホン化芳香族化合物、尿素及び尿素誘導体から成る群より選ばれる1種又はそれ以上の化合物 に基づく縮合生成物の水溶液又は水性懸濁液を、>8
    0,000ダルトン、特に200,000〜500,0
    00ダルトンのMWCOレベルを有する限外濾過膜を透過させることにより得ることができる縮合生成物を含む調製物。

    【0087】9. 縮合生成物が A)スルホン化芳香族化合物、 B)ホルムアルデヒド、及び場合により C)非スルホン化芳香族化合物 から製造されたことを特徴とする上記6、7及び8項の1つに記載の調製物。

    【0088】10. なめし剤、液化剤又は分散剤としての上記1〜5項の1つに記載の方法により得られる調製物、ならびに上記6〜9項の1つに記載の調製物の利用。

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