【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 この考案は、ナプキン，エプロンを首から吊下げ、保持する装飾止着具に関す るものである。 【０００２】 【従来の技術】 一般にレストラン等での食事の際のナプキンは、ナプキンの一端を衣服の間に 挟み込んで腰部上下を覆い衣服の汚れを防止していた。 【０００３】 しかし乍ら、食事中に、これらのナプキンが自然と外れたりずり落ちることが 屡々あり、その結果衣服を汚すことがあり、子供等においては多々経験するとこ ろであった。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】 この考案の装飾止着具は、これらの問題点を解決するためになされたものであ り、首から吊り下げた二つの装飾止着具にナプキンを挟み食事中はナプキンの吊 下げ保持を計ることを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 この考案は上記の課題を解決するために、宝石、又は動物、花等のキャラクタ ーで紙、金属、貴金属、プラスチック等よりなる装飾体に、両面テープ，クリッ プ等の止着具を設け、これら装飾体間を着脱自在に紐、チエン等の連結具により 連結した構成を採用したものである。 【０００６】 【作用】 この考案によれば、紐，チエン等の連結具を首から下げ、その両端に連結した 装飾体のクリップ又は両面テープ離形紙を剥して、ナプキンの両端に止着し、ナ プキンを固定して食事等をし、食事後はナプキンより止着具を外して紐、チエン 等により連結した装飾止着具を回収する。 【０００７】 装飾止着具には宝石や動物、花のキャラクター等の装飾体により大人並びに子 供等にも喜ばれる。 【０００８】 【実施例】 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 【０００９】 図１は装飾体１に宝石を設け、その裏面に図６に示す如くクリップ２を設け、 これら装飾体１と１との間を着脱自在に鎖３により連結したものである。 【００１０】 図２は紙、金属、貴金属、プラスチック等よりなる装飾体１に動物のキャラク ターを用い、この裏面に図７に示す如く止着具２として両面テープを設け、そし て装飾体１と１との間を着脱自在に紐３により連結したものである。 【００１１】 図３と図４は装飾体１に紙又はプラスチックよりなる種々の図形のものを用い 、これらの裏面に止着具２としてクリップ又は両面テープを用いたもので、これ ら装飾体１と１との間を着脱自在に紐又は鎖３により連結したものである。 【００１２】 図５はこれら装飾止着具１，１によりナプキンを止着した状態を示すものでこ の状態で食事等をする。 【００１３】 図６，図７，図８は夫々図１，図２，図４の矢印に沿った拡大断面図である。 【００１４】 尚図９は止着具２を装飾体１の裏面に設けずに、紐、チエン等の連結具３に摺 動自在に設けたものであり、この止着具によればナプキンの高さを任意に調節す ることができる。 【００１５】 上述の如くこの考案によれば、レストラン等によりナプキンを止め、飲食等の 汚れ止めを行なうものであり、ナプキン以外にエプロン等の吊下げにも利用する ことができる。 【００１６】 更に、紐、チエン等の連結具に両面テープ、クリップ等の止着具のみを設けた ものでも使用できる。 この場合、止着具に宝石又は動物、花等のキャラクターで紙、金属、貴金属、 プラスチック等よりなる装飾体は使用しない。 【００１７】 【考案の効果】 上述の如くこの考案によれば、止着具としては単にナプキン，エプロンを吊り 下げるのみならず、止着具に宝石や動物、花のキャラクターを用いたため、大人 から子供迄好んで用いることができ、食事中においてナプキンがずり落ちる等の 心配がなく、ナプキン，エプロンを外し、再度の使用が可能である。 【図面の簡単な説明】 【図１】この考案の装飾止着具の平面図。 【図２】同上の他の例を示す平面図。 【図３】同上の他の例を示す平面図。 【図４】同上の他の例を示す平面図。 【図５】この考案の使用例を示す正面図。 【図６】図１の VI−VI 線の断面図。 【図７】図２の VII−VII 線の断面図。 【図８】図４のVIII−VIII線の断面図。 【図９】この考案の他の使用例を示すもので、止着具を連結具に摺動自在に設けたものである。 【符号の説明】 １ 装飾体 ２ 止着具 ３ 連結具 |
