長靴下吊り具

申请号 JP2015129950 申请日 2015-06-29 公开(公告)号 JP2017014637A 公开(公告)日 2017-01-19
申请人 株式会社岡田快適生活研究所; 发明人 岡田 司郎;
摘要 【課題】長靴下を吊り上げるだけでなく、装着することで骨盤の歪みの矯正等を行うこともできる長靴下吊り具を提供する。 【解決手段】長靴下吊り具1は、人体の腰回りに装着される腰回り輪10aと、片脚の太腿回りに装着される太腿回り輪10bとを有し、腰回り輪10aと太腿回り輪10bとが一繋がりにつながった牽引紐10と、太腿回り輪10bに設置された、長靴下の開口縁部に着脱可能に固定される長靴下留め具30と、腰回り輪10aと太腿回り輪10bとの境界において、牽引紐10が全体として略8の字形となるように、牽引紐10が交差した状態で連結する交差連結具20と、を備える。 【選択図】図1
权利要求

左右何れかの片脚に装着された長靴下を吊り上げる片脚用の長靴下吊り具において、 人体の腰回りに装着される腰回り輪と、前記片脚の太腿回りに装着される太腿回り輪とを有し、前記腰回り輪と前記太腿回り輪とが一繋がりにつながった牽引紐と、 前記太腿回り輪に設置された、前記長靴下の開口縁部に着脱可能に固定される長靴下留め具と、 前記腰回り輪と前記太腿回り輪との境界において、前記牽引紐が全体として略8の字形となるように、前記牽引紐が交差した状態で連結する交差連結具と、 を備えることを特徴とする長靴下吊り具。前記牽引紐は、前記腰回り輪の長さを調整する腰回り長さ調整具と、前記太腿回り輪の長さを調整する太腿回りの長さ調整具と、を備え、 前記長靴下留め具は、前記牽引紐に対してスライド可能に設置されていることを特徴とする請求項1記載の長靴下吊り具。

说明书全文

本発明は、脚に装着された長靴下を吊り上げるために人体に装着される長靴下吊り具に関する。

従来から、脚に装着されたガーターストッキング等の長靴下がずり落ちるのを防ぐために、長靴下の上部を挟んで吊り上げるガーターベルト等の長靴下吊り具が提供されている。

下記特許文献1には、ストッキングへの固定操作を片手で簡単に行うことのできるガーターベルトが開示され、下記特許文献2には、ガーターベルト機能の付いたショーツが開示されている。

一方、近年の健康志向により、大転子等の骨盤の所定の場所を圧迫することで、骨盤の歪み矯正を行うことが注目されている。

登録実用新案第3161925号公報

登録実用新案第3094649号公報

しかし、従来のガーターベルトは、単にガーターストッキングを吊り上げるためだけに装着され、骨盤の歪みを矯正する機能は全く備えていない。

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、長靴下を吊り上げるだけでなく、装着することで骨盤の歪みの矯正等を行うこともできる長靴下吊り具を提供することを目的とする。

上記課題を解決するための本発明に係る長靴下吊り具は、左右何れかの片脚に装着された長靴下を吊り上げる片脚用の長靴下吊り具において、人体の腰回りに装着される腰回り輪と、前記片脚の太腿回りに装着される太腿回り輪とを有し、前記腰回り輪と前記太腿回り輪とが一繋がりにつながった牽引紐と、前記太腿回り輪に設置された、前記長靴下の開口縁部に着脱可能に固定される長靴下留め具と、前記腰回り輪と前記太腿回り輪との境界において、前記牽引紐が全体として略8の字形となるように、前記牽引紐が交差した状態で連結する交差連結具と、を備えることを特徴とする。

本発明に係る長靴下吊り具を人体に装着すると、長靴下を吊り上げることができると共に、骨盤の歪みを矯正する等のために骨盤の所定の場所を圧迫することもできる。

図1は、本発明の実施形態に係るストッキング吊り具の斜視図である。

図2は、本発明の実施形態に係るガーターボストンの斜視図である。

図3は、本発明の実施形態に係るガーターボストンの側面図である。

図4は、本発明の実施形態に係るストッキング吊り具の装着状態を示す図である。

図5は、本発明の実施形態に係るストッキング吊り具の装着状態を示す図である。

まず、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、長靴下吊り具として、脚の太腿までの長さのガーターストッキングを吊り上げるストッキング吊り具を例に挙げて説明する。

図1は、本実施形態に係るストッキング吊り具の斜視図である。図2は、本実施形態に係るガーターボストンの斜視図である。図3は、本実施形態に係るガーターボストンの側面図である。図4及び図5は、本実施形態に係るストッキング吊り具の装着状態を示す図である。まず、本実施形態では、片脚用ストッキング吊り具1について説明する。

ストッキング吊り具1は、牽引紐10と、牽引紐10の所定の位置を交差させた状態で連結する交差連結具20と、牽引紐10の所定の位置に設置されたガーターボストン30とを備えている。

牽引紐10は、第一弾性紐11と、第二弾性紐12と、第一弾製紐11と第二弾性紐12とを一繋がりの環状の紐となるように連結するための2個の着脱留め具15と、弾性紐11,12の長さを調節するための2個の長さ調整具17とを備えている。第一弾性紐11及び第二弾性紐12は、ブラジャーの肩紐等として用いられている細いテープ状紐(弾性紐)である。このテープ状紐は、伸縮率が1.6倍と伸縮性の高い紐である。

着脱留め具15は、プラスチックホックであり、第一弾性紐11の一端に設置された鉤形ホックと、第二弾性紐12の一端に設置された鉤形ホックとから構成される。第一の着脱留め具15は、第一弾性紐11の一端と第二弾性紐12の一端とを着脱自在に連結し、第二の着脱留め具15は、第一弾性紐11の他端と第二弾性紐12の他端とを着脱自在に連結する。

長さ調整具17は、エイトカンであり、第一弾性紐11と第二弾性紐12の双方に、それぞれ着脱留め具15に隣接して設置されている。長さ調整具17に対してスライド可能な弾性紐11,12の固定場所を変えることで、弾性紐11,12の折り返されて二重になった部分の長さを調節し、牽引紐10の長さを調整することができる。

交差連結具20は、牽引紐10が全体として略8の字形となるように、牽引紐10の所定の部分を交差させた状態で連結する部材である。本実施形態では、交差連結具20として、弾性紐11,12の幅よりも若干広い内幅(弾性紐11,12が通される部分の幅)のエイトカンを用いている。

交差連結具20によって所定の位置が交差状態で重ねられた牽引紐10は、全体として、大きい輪と小さい輪とが交差部分で連結された略8の字形となっている。この大きい輪の部分が装着時に腰回りに装着される腰回り輪10aとなり、小さい輪の部分が装着時に太腿回りに装着される太腿回り輪10bとなる。

なお、交差連結具20は、牽引紐10を強く引っ張れば牽引紐10に対してスライド可能設置されており、交差連結位置を調整することで、腰回り輪10a及び太腿回り輪10bの大きさを適宜調整可能である。また、上述した長さ調整具17は、腰回り輪10aと太腿回り輪10bの部分にそれぞれ1個ずつ設置されており、腰回り輪10aの長さ、太腿回り輪10bの長さをそれぞれ独立して調整可能である。

ガーターボストン30は、牽引紐10の太腿回り輪10bの所定の位置に3個固定設置されており、ガーターストッキング8の開口縁の所定の場所を着脱可能に挟み込んで固定する長靴下留め具である。牽引紐10に固定されたガーターボストン30によりガーターストッキング8の上端開口縁を挟み込むことで、牽引紐10によってガーターストッキング8を吊り上げることができる。

ガーターボストン30は、ヒンジ構造によって連結されたカン31とベロ50とを備え、カン31とベロ50とが重なり合った閉じた状態と所定の度で開いた状態との間で開閉自在である。なお、本実施形態では、カン31の長手方向を縦方向、ヒンジ構造の開閉軸(回動軸)方向を横方向とし、縦方向において、開閉軸側を根元側、開閉先端側を先端側とする。

カン31は、周枠32と、横棹33と、ヒンジ軸35と、横紐留め部40とを備えている。周枠32の内部には、周枠32と横棹33とにより囲まれた、後述するベロ50の係合凸部52を係止するための係止用穴34が形成されている。係止用穴34は、根元側に位置する挿入用幅広穴34aと、先端側に位置する係止用幅狭穴34bとから構成されており、両者は連続してつながって一つの穴(係止用穴34)を構成している。

ヒンジ軸35は、横棹33の根元側において、周枠32に対して横方向に一体に設置された棒状部材である。横棹33と、ヒンジ軸35と、周枠32の根元部分とによって囲まれた二つの穴は、後述するベロ50のヒンジ部57が係合するヒンジ用穴36として機能する。なお、周枠32、横棹33及びヒンジ軸35は、金属製であり、一体に形成されている。

横紐留め部40は、牽引紐10の太腿回り輪10bにガーターボストン30をスライド可能に固定するための部材であり、ガーターボストン30に対して横方向に延在する牽引紐10が摩擦により簡単には滑らないように留めている。

横紐留め部40は、ガーターボストン30の縦方向に延在する、第一縦桿41、第二縦桿42及び第三縦桿43を備えており、第一縦桿41及び第三縦桿43は、周枠32の一部が兼用されている。

第一縦桿41と第二縦桿42との間には、牽引紐10を横方向に通すための第一紐挿通穴44aが形成され、第二縦桿42と第三縦桿43との間には、牽引紐10を横方向に通すための第二紐挿通穴44bが形成されている。

よって、横方向に延在する牽引紐10を第一挿通穴44a及び第二挿通穴44bに通すと、牽引紐10は、横紐留め部40と三箇所(第一縦桿41、第二縦桿42、第三縦桿43)で接触して摩擦が作用するため、横方向に移動し難く、カン31に対して簡単には滑らないように留めて固定することができる。

ベロ50は、カン31と略同じ大きさの樹脂製の部材であり、可撓性の帯状片51と、帯状片51の先端近傍のカン31側の面上に形成された係合凸部52と、帯状片51の根元部分に形成されたヒンジ部57とを備えている。

係合凸部52は、カン31の係止用穴34に挿入されて係合する部分であり、先端側に位置する略円筒状で大径の頭部53と、根元側(帯状片51側)に位置する略円筒状で小径の首部54とを備えている。頭部53は、カン31の挿入用幅広穴34aを通過可能であるが、係止用幅狭穴34bを通過できない形状・サイズであり、首部54は、挿入用幅広穴34a及び係止用幅狭穴34bの双方を通過できる形状・サイズである。

ヒンジ部57は、ヒンジ構造を実現するために、ベロ50の根元の折返し部59で折り返された部分であり、根元側端部に形成された突起である返し爪58を備えている。カン31とベロ50とを連結する際には、ヒンジ部57がヒンジ用穴36aに通された後に、端部の返し爪58がヒンジ用穴36bに挿入され、ヒンジ部57がカン31に対して抜けないように係止される。

これにより、ベロ50の根元部分のヒンジ部57が、カン31の根元部分のヒンジ軸35の回りを周回して固定される。ここで、ヒンジ部57の折返し部59は、他の帯状片51の部分よりも厚みが薄くなっており、ヒンジ軸35近傍の折返し部59を開閉軸(回動軸)として、ベロ50はカン31に対して開閉自在となる。すなわち、ベロ50がカン31に対してヒンジ構造により連結される(図1及び図2参照)。

このように、ヒンジ構造により連結されたカン31とベロ50とは、ベロ50の係合凸部52をカン31の係止用穴34に挿入して係止させることで、カン31に対してベロ50を閉じた状態で固定することができる。閉じる際に、カン31とベロ50との間にガーターストッキング8の上端開口の縁部を挟んでおくことで、ガーターストッキング8の上端にガーターボストン30を留めることができる(図4参照)。

係合凸部52を係止用穴34に挿入する際には、ベロ50を湾曲させながら係合凸部52を根元側に移動させ、カン31の挿入用幅広穴34aに頭部53を斜めに挿入する。頭部53は、係止用幅狭穴34b内には侵入できないが、首部54まで挿入用幅広穴34aに挿入されると、首部54は係止用幅狭穴34b内に進入できる。

このとき、頭部53は、係止用穴34を通り抜けてカン31の反対側に飛び出している。よって、首部54が係止用幅狭穴34b内に位置する状態で、係合凸部52をカン31の先端側にスライドさせると、係合凸部52が係止用幅狭穴34bの先端付近まで移動することができる。

係合凸部52が係止用幅狭穴34bの先端付近まで移動すると、係止用幅狭穴34b周囲の周枠32が頭部53と帯状片51との間に挟まれており、係合凸部52は、スライド方向のみに移動することができ、挿入用幅広穴34aまで移動しない限り、係止用穴34から抜けることはない。

一方、このように閉じた状態で挟持されたガーターストッキング8の固定を解除する際には、係合凸部52を係止用幅広穴34aまでスライドさせれば、係止用穴34を貫通した頭部53を抜くことができる。これにより、係止状態が解除され、ガーターボストン30を開くことができる。

もちろん、ガーターストッキング8の開口縁を留めるための長靴下留め具は、ガーターボストン30に限らず、筒所布部材の開口縁部を挟持するものであれば、他の構成を採用することできる。

続いて、ストッキング吊り具1の使用態様について説明する。ここでは、図4に示すように、右脚に装着されたガーターストッキング8を吊り上げるためにストッキング吊り具1を装着する場合について説明する。

ストッキング吊り具1の装着にあたっては、まず、牽引紐10の腰回り輪10aの部分を腰回りに装着する。腰回り輪10aの装着は、腰回り輪10aの部分に設置されている着脱留め具15を外して、腰回り輪10aの部分での連結状態を解除し、開いた部分から牽引紐10の腰回り輪10aを腰の周囲に回す。この状態で、着脱留め具15を連結して腰回り輪10aを閉じ、腰回り輪10aの部分を腰回りに装着する。

そして、ストッキング吊り具1の交差連結具20が右脚の前面の中心から少し外側に寄った場所に位置するように、牽引紐10の腰回り輪10aの位置を調整する(図4参照)。

続いて、牽引紐10の太腿回り輪10bの部分を右脚の太腿回りに装着する。太腿回り輪10bの装着は、太腿回り輪10bの部分に設置されている着脱留め具15を外して、太腿回り輪10bの部分での連結状態を解除し、開いた部分から牽引紐10の太腿回り輪10bを太腿の周囲に回す。この状態で、着脱留め具15を連結して太腿回り輪10bを閉じ、太腿回り輪10bの部分を太腿回りに装着する。

このとき、太腿回り輪10bが右脚に装着されているガーターストッキング8の上端開口付近に位置するように、太腿回り輪10bの位置を調整する(図4参照)。その後、太腿回り輪10bの部分に設置されている3個のガーターボストン30によりガーターストッキング8の開口上端縁を挟み込む。

なお、牽引紐10の装着時に、腰回り輪10aと太腿回り輪10bの境界となる交差連結具20が位置する交差部分が、骨盤の大転子の前側近傍に位置すると共に、腰回り輪10aの交差部分と逆側の部分が骨盤の腰椎の上側近傍に位置するように装着するのが望ましい。

このように装着すると、腰回り輪10aは、腰椎側から大転子側(交差部分側)に向けて斜め下方に傾斜した状態で人体に装着される。腰回り輪10aの腰椎側は、腰椎に引っ掛かることで下方にずり落ち難い。

また、牽引紐10の交差部分は、交差部分から後側に向けて、斜め上方に延在する腰回り輪10aと斜め下方に延在する太腿回り輪10bとの間に突起部である大転子が位置するため、上方や下方に移動し難い。また、大転子は股関節と近く、装着者が歩行や屈伸運動を行っても、大転子近傍の牽引紐10はそれ程移動しない。よって、このように装着された牽引紐10は、ずれることなく人体に対してしっかりと装着される。

また、ストッキング吊り具1の装着手順は適宜変更可能であるのは言うまでもない。例えば、先にガーターボストン30によりガーターストッキング8の開口上端を挟み込んだ状態で、ガーターストッキング8を脚に装着し、その後、牽引紐10の太腿回り輪10bを太腿回りに、腰回り輪10aを腰回りに装着するようにしても良い。この場合には、さらに、脱ぐときにも着脱留め具15を外すのみで、ガーターボストン30は挟み込んだままにし、ストッキング吊り具1とガーターストッキング8とを連結したままで保管や洗濯等をしても良い。

また、着脱留め具15を外さないで留めたままで、ストッキング吊り具1を着用したり脱いだりすることもできる。留めたままでストッキング吊り具1を穿く場合には、牽引紐10の腰回り輪10aに両脚を通してから太腿回り輪10bに片脚を通すようにすれば良い。また、腰回り輪10aの着脱留め具15のみを外し、太腿回り輪10bの着脱留め具15は留めたままで着脱するようにしても良い。

以上により、図4に示すように、ガーターストッキング8を吊り上げるように右脚用のストッキング吊り具1が装着される。

本実施形態では、腰回り輪10aによって腰回りにしっかりと装着された牽引紐10の太腿回り輪10bに固定されたガーターボストン30によって、ガーターストッキング8の上端開口縁部が挟持されて上方に吊り上げられるため、ガーターストッキング8が脚からずり落ちるのを確実に防止し、しっかりと脚に装着することができる。

また、本実施形態では、装着時に、牽引紐10の交差部分の後側において、腰回り輪10aと太腿回り輪10bとの間に大転子が位置しており、大転子を圧迫することができ、骨盤の歪みを矯正し、腰痛を抑えたりすることができる。このように、大転子を圧迫するためのサポーターとしてストッキング吊り具1をみた場合、牽引紐10を腰回りに装着しているだけでは、装着者が体を動かすと牽引紐10がずり上がって大転子の場所からずれてしまうが、本実施形態のように牽引紐10によってガーターストッキング1を吊り上げるように装着することで、牽引紐10のずり上がりを防止し、大転子を安定して圧迫することができる。

また、本実施形態においては、腰回り輪10aが腰回り長さ調整具17を、太腿回り輪10bが太腿回り長さ調整具17をそれぞれ備えており、独立して長さを調整可能であるため、牽引紐10による人体への締め付け力も適宜調整することができる。よって、牽引紐10の装着位置や締め付け力を適宜変更することで、人体の所望の位置を所望の強さで圧迫することができ、適切な骨盤の歪み調整等を行うことができる。

続いて、図5を参照しながら、ストッキング吊り具1を両脚に装着する場合について説明する。片脚用のストッキング吊り具1は、左脚用、右脚用とで略同じ構成であり、どちらの脚にも用いることができる。図5は、図4に基づいて説明した装着方法と同じ方法により、左右の両脚にストッキング吊り具1を装着した状態を示している。

なお、ストッキング吊り具1を両脚に装着する場合には、図4や図5とは異なる状態で装着することも可能である。例えば、図4及び図5の装着方法では、腰回り輪10aが腰回りを一周しているのに対して、腰回り輪10aを装着者の右側又は左側において前後に往復させて、腰回りを半周させるように装着することもできる。

この場合には、左右のストッキング吊り具1の腰回り輪10aを、装着者の前側(腹側)及び後側(背中側)においてX状交差させて引っ掛けることで、左右の腰回り輪10aが一体となって腰回りを周回するように構成する。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、ストッキング吊り具を構成する部材のサイズや形状、素材等は適宜変更可能であり、装着者の体型等に合わせて適宜変更すれば良い。

また、上記実施形態では、牽引紐として、ブラジャーの肩紐等として用いられている細いテープ状紐を用いているが、伸縮性のあるエナメルベルトや革製の紐等、適宜他の素材や形状の紐を用いても良い。

また、上記実施形態では、交差連結具としてエイトカンを用いているが、牽引紐をクロスした状態で連結する交差連結具として、他の構成の部材を用いても良い。また、上記実施形態では、ガーターボストンを牽引紐の太腿回り輪に対して直接固定して設置したが、太腿回り輪に対してぶら下げて設置しても良い。

また、本実施形態では、ストッキング吊り具により吊り上げる長靴下として、ガーターストッキングを例に挙げて説明したが、ハイソックス等の他の長靴下を吊り上げ対象とすることができる。

1 ストッキング吊り具 10 牽引紐 10a 腰回り輪 10b 太腿回り輪 11 第一弾性紐 12 第二弾性紐 15 着脱留め具 17 長さ調整具 20 交差連結具 30 ガーターボストン 31 カン 32 周枠 33 横棹 34 係止用穴 34a 挿入用幅広穴 34b 係止用幅狭穴 35 ヒンジ軸 36 ヒンジ用穴 40 横紐留め部 41 第一縦桿 42 第二縦桿 43 第三縦桿 44a 第一紐挿通穴 44b 第二紐挿通穴 50 ベロ 51 帯状片 52 係合凸部 53 頭部 54 首部 57 ヒンジ部 58 返し爪 59 折返し部

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