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End structure of the artificial fur for the sewn products reinforcing core and artificial fur sewn products using the same

申请号 JP8643188 申请日 1988-06-29 公开(公告)号 JPH072634Y2 公开(公告)日 1995-01-25
申请人 東レ株式会社; 发明人 眞壽士 小島; 恵美子 石川;
摘要
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】直径が4〜12mm,JIS L 1096で測定した伸度が5〜30%,JIS L 1018で測定した圧縮率が10〜35%
    の組み紐からなる人工毛皮縫製品用補強芯。
  • 【請求項2】請求項(1)記載の人工毛皮縫製品用補強芯を内部に固定することを特徴とする人工毛皮縫製品の端部構造。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は人工毛皮を素材とする縫製品用補強芯およびこれを用いた人工毛皮縫製品の端部構造に関する。

    [従来の技術と考案が解決しようとする課題] 人工毛皮を素材とする縫製品において、人工毛皮が折曲げられる部位では、いわゆる毛割れが発生し、基布が露呈し、また、袖口や裾部が自然なウェーブにならず折れてばるために品位が下がるという問題があった。 これは天然毛皮にくらべて人工毛皮の立毛密度が低いことに起因するものであるが、これを縫製技術で解決する手段は見出されていない。

    [課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために本考案の人工毛皮縫製品用補強芯は次の構成を有する。 すなわち、直径が4〜12m
    m,JIS L 1096で測定した伸度が5〜30%,JIS L 1018で測定した圧縮率が10〜35%の組み紐からなる人工毛皮縫製品用補強芯である。

    また、本考案の人工毛皮縫製品の端部構造は次の構成を有する。 すなわち、 直径が4〜12mm,JIS L 1096で測定した伸度が5〜30%,
    JIS L 1018で測定した圧縮率が10〜35%の組み紐からなる人工毛皮縫製品用補強芯を内部に固定することを特徴とする人工毛皮縫製品の端部構造である。

    以下、本考案の人工毛皮縫製品用補強芯およびこれを用いた人工毛皮縫製品の端部構造の構成要件について詳細に説明する。

    本考案の人工毛皮縫製品用補強芯は組み紐からなるものでなければならない。 組み紐はその内部が中空であり、
    比較的ルーズな構造であるために、人工毛皮縫製品用補強芯に要求される適度な伸縮性と適度な柔かさを兼ね備えているからと考えられる。 組み紐以外の紐状物、たとえば、糸条を合撚したロープ状の紐では該補強芯は硬く、縫製品の端部の丸みがきれいに出ず、図4に示すように表地に角ができてしまう。 また、伸縮性を有していても、棒状物、たとえば発砲ポリウレタンの棒のようなものでは表地の裏面とのすべりが悪く、表地に追随できないためにロープ状の紐と同様の問題がある。

    本考案の人工毛皮縫製品用補強芯として用いる組み紐の素材は、上記構成要件を満足するかぎり限定されないが、綿、ナイロン、ポリエステルなどはドライクリーニングによる収縮などもなく、耐久性も十分であるので好ましい。

    本考案の人工毛皮縫製品用補強芯の直径は4〜12mmの範囲でなければならず、6〜10mmの範囲がより好ましい。
    直径が4mmより小さい場合には毛割れの発生を防止することはできない。 一方、直径が12mmより大きい場合には、たとえば人工毛皮縫製品着用時に違和感がある。

    本考案の人工毛皮縫製品用補強芯のJIS L 1096で測定した伸度は5〜30%の範囲でなければならず、20〜25%の範囲がより好ましい。 伸度が5%より小さい場合には人工毛皮の表地とのなじみが悪く着用時につっぱった感じを与える。 一方、伸度が30%より大きい場合には、着用中またはクリーニング中に寸法変化を生じやすく、補強芯使用部の外観品位が低下する。

    なお、本考案においてJIS L 1096で測定した伸度とは、
    JIS L 1096-6.14伸縮織物の伸縮性−6.14.1伸縮率−
    (1)A法(定速伸長法)に準じて測定した伸度をいう。 ただし、つかみ間の距離を10cm,引張速度を1分間当たりつかみ間隔の50%として測定する。

    本考案の人工毛皮縫製品用補強芯の剛さについては、JI
    SL 1018で測定した圧縮率が10〜35%の範囲でなければならず、20〜25%の範囲がより好ましい。 該圧縮率が10
    %より小さい場合には人工毛皮の表地とのなじみが悪く着用時に違和感がある。 一方、該圧縮率が35%よい大きい場合には、裾部のウェーブが出にくく、折れて角ばりやすくなる。

    なお、本考案においてJIS L 1018で測定した圧縮率とは、JIS L 1018-6.20圧縮率及び圧縮弾性率に準じて測定した圧縮率をいう。 ただし、試験片は3本重ねることなく、3本引揃え,プレッサフートを3cm 2 ,荷重を240g
    f/cm 2として測定する。

    本考案において端部とは、裾、袖口、襟、ポケット口など衣服においては、表地が折り曲げられて縫製される部分のほか、衣服以外においても表地が曲率を持って使用され、毛割れの発生が問題になる部分をすべて含むものである。

    本考案の人工毛皮縫製品の端部構造は、上記の人工毛皮縫製品用補強芯を内部に固定してなるものであるが、最適な固定間隔は該端部の部位により異なる。 たとえば、
    衣服の裾、袖口など端部が下を向いている場合には、補強芯は点状に端部に固定されていれば良く、袖口などの場合には1か所のみの固定でも良い。

    衣服の襟、ポケット口など端部が上を向いている場合には、端部への補強芯の固定および自然な端部形状の保持の観点から、補強芯は3cmあたり2〜4針の間隔で固定するのが好ましい。

    また、補強芯の縫い深さ(表地裏面の縫い目に接する補強芯表面から補強芯の縫い目への間隔と補強芯の直径との比)は、補強芯を確実に固定し、かつ、固定後の端部の柔軟性を保たせるために、表地裏面の縫い目に接する補強芯表面から1/3〜2/3の範囲が好ましい。

    以下、実施例により、本考案の人工毛皮縫製品用補強芯およびこれを用いた人工毛皮縫製品の端部構造をさらに詳細に説明する。

    [実施例] (実施例1) 30番綿糸からなる直径8mm,伸度22%,JIS L 1018で測定した圧縮率25%の丸4ツ組の組み紐を人工毛皮製コートの裾回り寸法,袖口寸法に合わせて切断した。

    人工毛皮製コートの裾,袖口の折り目となる内側部分に上記組み紐を補強芯として、裾については10cmおきに、
    袖口については1か所のみ手縫いでとめつけた。 また、
    襟,ポケット口の折り目となる内側部分に上記組み紐を補強芯として、1cm間隔の針目ですくい縫いでとめつけた。

    各端部の毛割れは全く観察されなかった。 該コートをドライクリーニングした後も各端部の毛割れは全く観察されなかった。

    (実施例2) 4000デニール・200フィラメントのナイロンフィラメント8本からなる直径4.5mm,伸度25%,JIS L 1018で測定した圧縮率15%のくさり4ツ組の組み紐を人工毛皮製コートの各端部に合わせて切断した。

    実施例1と同様に人工毛皮製コートの各端部の内側部分に上記組み紐を補強芯としてとめつけた。 袖口の毛割れは全く観察されなかった。 該コートをドライクリーニングした後も各端部の毛割れはほとんど観察されなかった。

    (実施例3) 30番綿糸からなる直径8mm,伸度22%,JIS L 1018で測定した圧縮率25%の丸4ツ組の組み紐を40cmに切断した。

    人工毛皮製ポシェットの端部の内側部分に上記組み紐を補強芯として10cmおきにとめつけた。

    端部の毛割れは全く観察されなかった。 該ポシェットをドライクリーニングした後も端部の毛割れは全く観察されなかった。

    (比較例1) 5番ビニロン糸を三子撚にした直径6mm,伸度2%,JIS L
    1018で測定した圧縮率7%のロープを人工毛皮製コートの各端部に合わせて切断した。

    実施例1と同様に人工毛皮製コートの各端部の内側部分に上記ロープを補強芯としてとめつけた。 各端部に部分的に毛割れが観察された。 該コートをドライクリーニングした後は各端部の毛割れは一層ひどくなった。

    (比較例2) 直径8mm,伸度63%,JIS L 1018で測定した圧縮率82%のポリウレタンフォームの丸棒を人工毛皮製コートの各端部に合わせて切断した。

    実施例1と同様に人工毛皮製コートの各端部の内側部分に上記ロープを補強芯としてとめつけた。 各端部全体に毛割れが観察されたうえ、ポリウレタンフォームの丸棒が折れ曲った部分は表地が角張っていた。

    該コートをドライクリーニングした後は各端部の毛割れは一層ひどくなった。

    [考案の効果] 本考案の人工毛皮縫製品用補強芯およびこれを用いた人工毛皮縫製品の端部構造によって、人工毛皮を素材とする縫製品における、いわゆる毛割れの問題を防止することが可能となった。

    天然毛皮にくらべて本来立毛密度が低い人工毛皮であっても、基布が露呈することがないために品位を高く保つことができ、人工毛皮の需要増大に貢献する画期的な縫製技術といえる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本考案の人工毛皮縫製品用補強芯の一例を示す模式図、第2図は本考案の人工毛皮縫製品用補強芯を固定した人工毛皮縫製品の端部構造を裏側から観察したときの一例を示す模式図である。 第3図は本考案の人工毛皮縫製品用補強芯を固定した人工毛皮縫製品の角のない自然な丸みをもった袖口、第4図は本考案以外の人工毛皮縫製品用補強芯を固定した人工毛皮縫製品の折れて角ができた袖口の例を示す模式図である。 第5図は本考案の人工毛皮縫製品用補強芯を固定した人工毛皮縫製品の角のない自然な裾部、第6図は本考案以外の人工毛皮縫製品用補強芯を固定した人工毛皮縫製品の折れて角ができた裾部の例を示す模式図である。 図中、 1:人工毛皮縫製品用補強芯 2:人工毛皮の裏面 3:縫糸 4:表地 5:袖口 6:袖下 7:表身頃 8:裾部

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