Mold manufacturing method according to the hobbing

专利类型 发明专利 法律事件
专利有效性 失效专利 当前状态
申请号 JP26913087 申请日 1987-10-23
公开(公告)号 JP2580630B2 公开(公告)日 1997-02-12
申请人 大同特殊鋼株式会社; 申请人类型 企业
发明人 IKEDA MASANORI; MATSUO SHIGEO; 第一发明人 IKEDA MASANORI
权利人 大同特殊鋼株式会社 权利人类型 企业
当前权利人 大同特殊鋼株式会社 当前权利人类型 企业
省份 当前专利权人所在省份: 城市 当前专利权人所在城市:
具体地址 当前专利权人所在详细地址: 邮编 当前专利权人邮编:
主IPC国际分类 B21D37/20 所有IPC国际分类 B21D37/20B21K5/00
专利引用数量 0 专利被引用数量 0
专利权利要求数量 0 专利文献类型 B2
专利代理机构 专利代理人
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】高さが外径寸法よりも低い柱状素材の上面に雄型をプレス装置により押し込んで所定形状の成形用凹部を形成し、以て該素材を塑性加工用の雌型に加工する金型製造方法であって、 該素材の被加工面である上面とは反対側の下面側に、下向きの開放形状となし且つ実質上円錐若しくは円錐台形状をなす凹所を形成し、該凹所は、その上面と下面との直径がそれぞれ前記成形用凹部の径若しくは幅2/3以下と1/2以上とであって且つ該上面の外周と該下面の外周とを結んで形成される面の、該凹所下面に対する角度で規定される傾斜角度が80度以下である形状となし、該凹所を前記雄型の押込方向と同じ向きに形成して該雄型の押込時に素材材料を該凹所に逃がすようにしたことを特徴とするホビングによる金型製造方法。
  • 【請求項2】前記柱状素材を650℃〜900℃に予め加熱した後に前記雄型の該柱状素材上面への押込みを行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の金型製造方法。
  • 【請求項3】前記プレス装置として機械プレス装置を用い、且つ前記素材下面側の凹所の体積を前記素材上面側の成形用凹部形成のための材料排除体積以上とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項若しくは第2項に記載の金型製造方法。
  • 【請求項4】前記プレス装置として油圧プレス装置を用い、且つ前記素材上面側の成形用凹部形成のための材料排除体積を前記素材下側面の凹所の体積で割った比率が1〜1.2の範囲とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項若しくは第2項に記載の金型製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は雄型(ホブ)を円柱等柱状素材上面に押し込んで雌型に加工するホビングによる金型製造方法に関するものである。

    (従来の技術) 従来より鍛造など塑性加工用の金型を製造する方法の1つとして、素材に雄型(ホブ)を押し込んで所定形状の成形用凹部を形成し、以て同素材を雌型に加工するホビングによる金型製造方法が知られている。

    このホビングによる金型製造方法は、得られる金型の内面が鏡面に仕上がって別途研磨などの加工が必要でなく、また繊維組織が加工後も連続し残ることから金型の寿命が長い上に、一つの母型である多数の金型が製造できるなど種々の利点を有することから広く行われている。

    しかしながら反面において、このホビングによる方法は加工対象、即ち素材が一般的に工具鋼等硬い材料であって変形し難いため、雄型を素材に押し込むときに極めて大きな圧が必要であること、雄型の押込速度を0.01
    〜0.1mm/秒程度の極めて遅い速度としなければならず、
    加工時間が非常に長くなって生産性が悪いこと、雄型の押込みに大きな圧力を要し、加えて押込速度が遅いことからホビング加工用の高価な専用プレス装置が必要であること、素材が硬いために加工により割れを生じ易いことなど種々の欠点も有している。

    このようなことから、例えば自動車のデファレンシャルギヤのような複雑形状部品用の金型を製造する場合、
    従来な所定形状に加工・形成した放電電極からアークを飛ばして素材を溶かし、以て素材に電極形状に対応した形状の成形用凹部を形成する放電加工方法が行われている。

    (発明が解決しようとする問題点) しかしながら本法は素材を溶かしながら加工して行くものであるために加工時間が長くかかる上、電極が1回の加工で消耗してしまって加工コストが高くなり、しかも本法は素材を溶かして成形用凹部を形成するため、得られた凹部内面の肌が荒れた状態となって後に研磨加工が必要であるなど種々の問題を有している。

    (問題点を解決するための手段) そこで本発明者等はかかる放電加工に代えてホビング加工により金型を製造すべく研究を進めて行く過程で、
    素材の側に特定形状の凹所を形成することを着想し、本発明の金型製造方法を完成した。 而して本発明に係る製造方法の要旨とするところは、高さが外径寸法よりも低い柱状素材の上面に雄型をプレス装置により押し込んで所定形状の成形用凹部を形成し、以て該素材を塑性加工用の雌型に加工する金型製造方法であって、該素材の被加工面である上面とは反対側の下面側に、下向きの開放形状となし且つ実質上円錐若しくは円錐台形状をなす凹所を形成し、該凹所は、その上面と下面との直径がそれぞれ前記成形用凹部の径若しくは幅の2/3以下と1/2以上とであって且つ該上面の外周と該下面の外周とを結んで形成される面の、該凹所下面に対する度で規定される傾斜角度が80度以下である形状となし、該凹所を前記雄型の押込方向と同じ向きに形成して該雄型の押込時に素材材料を該凹所に逃がすようにしたことにある。

    尚ここで実質上円錐形状若しくは円錐台形状としたのは、外周面がテーパ面である円錐形状或いは円錐台形状のみならず、かかる外周面が凹又は凸に多少湾曲している場合、或いは上下に階段状を成している場合などをも含む意図である。 要するに上端から下端に進むにつれて凹所の幅が漸次広くなるような実質上円錐又は円錐台形状であって、且つ上面外周部と下面外周部とを結んで形成される面(仮想的な面である場合もある)の傾斜角度が80度以下であるような凹部形状のものであれば良いのである。

    このような本発明によれば低圧力で、しかも形状精度良く金型を製造することができる。

    これは雄型を押し込むとき材料が凹所にスムーズに逃げられるからであるが、その凹所の形状は上記形状の範囲とすることが必要であり、例えば凹所下面の径が成形用凹部の径若しくは幅、つまり雄型の径若しくは幅の1/
    2より小さいと材料が凹所内にスムーズに逃げられなくなって良い結果が得られない。 逆に上面の径が成形用凹部の径若しくは幅の2/3よりも大きくなると、或いは凹所上面と下面とを結ぶ面の傾斜角度が80度より大きくなると、雄型の押込みによって材料が剪断破壊するようになり、同じく好結果が得られない。

    このように本発明では凹所の形状が重大な意味を有し、これにより低圧力で形状精度良く金型をホビング加工できるようになるが、特に素材を650℃〜900℃に予め加熱しておいて雄型を押し込むようにすれば、加工割れを防止しつつ極めて低い圧力で加工できるようになり、
    上述した専用プレス装置を用いなくても機械プレス装置,油圧プレス装置等慣用プレス装置を用いて容易に金型を加工できるようになる。

    尤も素材を800〜1000℃程度まで加熱してホビング加工することは既に知られている。

    しかしながらこの従来の熱間加工法の場合、プレス速度が数mm/秒と遅いため加工中素材を上記温度に保持しておく必要があり、これに伴って加工装置が大がかりとなるとともに、素材の脱炭,スケール発生等の問題が生じ、このため通常の工具鋼の場合、同法の適用は困難と考えられている。

    これに対し、本発明によれば速い速度で加工できるために、加工中素材の温度を保持している必要は特になく、加えて素材の加熱温度は比較的低いから、上記のような脱炭,スケール発生等の問題は特に生じない。

    このように、本発明は素材を予め所定温度に加熱しておくならば通常の機械プレス装置或いは油圧プレス装置等の汎用プレス装置を用いて加工することができるが、
    特に機械プレス装置を用いた場合、材料を逃がすための凹所の体積を成形用凹部形成のための材料排除体積よりも大きくしておくと、極めて良好に金型を加工することができる。

    また一方プレス装置として油圧プレス装置を用いた場合には、材料排除体積を凹所の体積で割った比率が1〜
    1.2となるようにした場合において、特に良好な結果の得られることが確認されている。

    このように機械プレス装置と油圧プレス装置とで最適条件が異なって来るのは、油圧プレス装置の場合には機械プレス装置よりもプレス速度が遅い(機械プレス装置の場合には10 2 mm/秒のオーダーであるのに対し、油圧プレス装置の場合には10 1 mm/秒のオーダー以下)ために、
    材料の流れが機械プレス装置の場合とは異なって来ることに由来するものである。 即ち雄型が自身の成形面に局部的に小さな凹型部を有しているような場合、素材側逃げ部の凹所体積を成形凹部形成のための材料排除体積よりも小さくしておくことにより、このような凹型部にも材料をうまく充填し得、以て雌型の形状を雄型に良く倣った形に成形できるのである。

    (実施例) 次に本発明の効果をより明確にすべく、以下にその実施例について説明する。

    [実施例1] 第1図の工程図に示すように、素材材料としてSKD61
    を用い、これを第2図(A)に示すような円柱形状に切り出して第1表に示すような種々寸法の円錐又は円錐台形状の凹所10を設けた(ブランク加工(12))。 これらを200℃に予熱した後(予熱工程(14))、黒鉛潤滑処理(16)を施し、更に第1表に示す種々の温度に加熱して(加熱工程(18))これにナックルジョイントプレス(600ト

    ン)を用いてポビング加工(成形工程(20))を施した。 その後加工物の外形切削加工(22),焼入れ・焼戻し処理(24)を施して第2図(B)に示すように、歯車成形用の凹部26(体積18000mm

    2 )を備えた雌型28を得た。 而してこの雌型28の形状精度(雄型の転写精度),


    加工成形性を調査したところ第1表の如くであった。


    尚、本例によって製造した雌型28の外観及びその断面を参照写真(1)の(イ),(ロ)として示した。 またこの雌型を用いて鍛造成形した歯車を参考写真(ハ)として示した。

    これらの結果にみれらるように、本法によれば通常の機械プレス装置を用いて、しかも形状精度良く雌型を加工することができる。

    [実施例2] 実施例1と同様の工程に従って素材材料SKD61を第3
    図(A)に示す円柱形状に切り出し、そしてその裏面側に第2表に示す種々寸法の円錐又は円錐台形状の凹所30
    を形成した(ブランク加工(12))。 これを予熱処理(14),黒鉛潤滑処理

    (16),加熱処理(18)した後油圧プレス装置(2000トン)を用いてホビング加工(20)し、更に外形切削加工(22),焼入れ・焼戻し処理(24)して歯車成形用の凹部32(体積290000mm

    2 )を備えた雌型34を得た。 得られた雌型34の形状精度(雄型の転写精度),加工成形性を調査したところ第2表の如くであった。 尚、本例にて得られた雌型34の外観とその断面を参考写真(2)の(イ),(ロ)として、またこの雌型34を用いて鍛造成形した歯車を参考写真(ハ)として示している。

    同表及び参考写真に示すように、本法によれば通常の油圧プレス装置を用いた場合にも容易にホビング加工でき、得られた金型の寸法精度も良好である。

    以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はこのような歯車のみに限られず、種々形状の製品を成形するための金型の加工に適用することができるものであって、その趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた態様において実施可能である。

    (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば低圧力で形状精度良く金型をホビング加工することができる。 これにより、金型の製造コストを大幅に低減でき、短時間で金型を製造できて生産能率も高くなり、特に素材を所定温度に加熱した後ホビング加工した場合には、プレス装置として汎用的な機械プレス装置,油圧プレス装置等を用いることができるなど工業上意義ある優れた効果が生ずる。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は本発明の一実施例である金型製造方法の工程を示すブロック図であり、第2図は本発明の一実施例において用意された円柱状素材と同素材のホビング加工により得られた金型とを簡略化して示す図であり、第3図は本発明の他の実施例において用意された円柱状素材と同素材のホビング加工により得られた金型とを簡略化して示す図である。 10,30:凹所 26,32:歯車成形用凹部 28,34:雌型

    QQ群二维码
    意见反馈