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Manufacture of catalyst for purifying exhaust gas

阅读:432发布:2021-07-02

专利汇可以提供Manufacture of catalyst for purifying exhaust gas专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a catalyst fro purifying exhaust gas which can prevent injury due to sulfur by a method wherein after a catalyst carrier in which a NOx storing material is uniformly dispersed in a porous carrier is prepared, the catalyst carrier is dipped in a solution in which a noble metal compound is dissolved or dispersed in a solvent, in which the NOx storing material is not dissolved, to cause the catalyst carrier to carry the noble metal. SOLUTION: For manufacturing the exhaust gas purifying catalyst for purifying exhaust gas of autombile, in a first step, a catalyst carrier in which a NOx storing material is uniformly dispersed in a porous carrier is prepared. As the porous carrier, alumina, titania, silica are used and as elements for constituting the NOx storing material, any one of metals such as alkali metal, alkaline earth metal, and rare earth element is used. Next, in a second step, the catalyst carrier is dipped in a solution in which a noble metal compound is dissolved or dispersed in a solvent, in which the NOx storing material uniformly dispersed in the catalyst carrier is not dissolved, to cause the catalyst carrier to carry a noble metal. As the noble metal, Pt, Rh, Pd, Ag, Au are used.,下面是Manufacture of catalyst for purifying exhaust gas专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 多孔質担体にアルカリ金属とアルカリ土類金属及び希土類元素の中から選ばれる少なくとも1種の元素からなるNO x吸蔵材が均質分散した触媒担体を調製する第1工程と、 該触媒担体中に均質分散した該NO x吸蔵材が溶解しない溶剤に貴金属化合物が溶解又は分散された溶液に該触媒担体を浸漬して該触媒担体に該貴金属を担持する第2
    工程と、よりなることを特徴とする排ガス浄化用触媒の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は自動車などの排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒の製造方法に関し、詳しくは製造時にNO x吸蔵材の分散度が低下するのを防止した製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、自動車の排ガス浄化用触媒として、CO及びHCの酸化とNO xの還元とを行って排ガスを浄化する三元触媒が用いられている。 このような三元触媒としては、例えばコーディエライトなどからなる耐熱性基材にγ−アルミナからなる多孔質担体層を形成し、その多孔質担体層に白金(Pt)、ロジウム(R
    h)などの触媒貴金属を担持させたものが広く知られている。 また、酸素吸蔵能をもつセリア(セリウム酸化物)を併用し、低温活性を高めた三元触媒も知られている。

    【0003】一方、近年、地球環境保護の観点から、自動車などの内燃機関から排出される排ガス中の二酸化炭素(CO 2 )が問題とされ、その解決策として酸素過剰雰囲気において希薄燃焼させるいわゆるリーンバーンが有望視されている。 このリーンバーンにおいては、燃費が向上するために燃料の使用量が低減され、その結果燃焼排ガスであるCO 2の発生を抑制することができる。

    【0004】これに対し、従来の三元触媒は、空燃比が理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO,H
    C,NO xを同時に酸化・還元し、浄化するものであって、リーンバーン時の排ガスの酸素過剰雰囲気下におけるNO xの還元除去に対しては充分な浄化性能を示さない。 このため、酸素過剰雰囲気下においても効率よくN
    xを浄化しうる触媒及び浄化システムの開発が望まれている。

    【0005】そこで本願出願人は、先にアルカリ土類金属とPtをアルミナなどの多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平5−317652号公報)や、ランタンとPtを多孔質担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平5−168860号公報)、あるいはアルカリ金属とPtとをアルミナ担体に担持した排ガス浄化用触媒(特開平6−31139号公報)を提案している。 これらの排ガス浄化用触媒によれば、リーン側ではNO x
    がアルカリ土類金属の酸化物やランタンの酸化物に吸蔵され、それがストイキ又はリッチ側でHCやCOなどの還元性成分と反応するため、リーン側においてもNO x
    の浄化性能に優れている。

    【0006】また、これらの排ガス浄化用触媒を製造するには、アルミナなどの多孔質担体に先ず触媒貴金属化合物溶液を含浸させ、乾燥・焼成して触媒貴金属を担持する。 次いで、NO x吸蔵材化合物溶液を含浸させて乾燥・焼成し、NO x吸収材を担持する、いわゆる吸担持法が主流である。 ところで、排ガス規制の強化及びエンジンの高性能化などにより、排ガス浄化用触媒への入りガスの平均温度及び最高温度は近年ますます上昇する傾向にあり、排ガス浄化用触媒にはさらなる耐熱性の向上が望まれている。 また入りガス温度の上昇に伴い、高温域におけるNO x浄化性能の向上も望まれている。

    【0007】ところが従来の排ガス浄化用触媒では、高温域でNO x吸蔵材と担体との反応が生じてNO x吸蔵材のNO x吸蔵能が低下するという問題がある。 また従来の排ガス浄化用触媒では、最高浄化能を示す温度域(温度ウインドウ)が狭く、高温域でのNO x浄化能を確保することが困難であった。 また、この排ガス浄化用触媒においては、燃料中に含まれる微量の硫黄に起因するSOx によるNO x吸蔵材の被毒(硫酸塩の生成によるNO x吸蔵能の低下)が生じ、その結果耐久性が低下してしまう。

    【0008】そして従来の触媒の製造方法では、吸水担持法によりNO x吸蔵材が担持されているが、この方法ではNO x吸蔵材の分散性が悪く、NO x吸蔵材の分布が不均一となって担持濃度の高い部分を中心にNO x吸蔵材の結晶化が進行し、その結果NO x吸蔵能が低下してしまう。 特に高温におけるNO x浄化能は、NO x吸蔵材と担体との組合せやNO x吸蔵材の分散度の影響が大きい。

    【0009】さらに、NO x吸蔵材の分散性が悪いと、
    硫黄被毒により生成した硫酸塩の結晶が成長しやすく、
    その結果硫酸塩の脱離が一層困難となって耐久性が低下する。 またアルカリ金属のNO x吸蔵材は、従来技術であると担体表面に担持されているため、排ガス中の水蒸気により飛散や溶出が起こり易く耐久性が低い。 そこで本願出願人は、NO x吸蔵材を触媒担体中に原子サイズで分散させた非晶質で均質な複合酸化物担体を開発した。 この複合酸化物担体は、元素周期表の3B族、4A
    族及び4B族から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物と、アルカリ金属とアルカリ土類金属及び希土類元素の中から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物よりなるNO x吸蔵材とからなり、酸化物とNO x吸蔵材とは非晶質の複合酸化物を構成していることを特徴としている。

    【0010】そして、この複合酸化物担体を粉末とし、
    この担体粉末と貴金属を担持した別の粉末とを混合して排ガス浄化用触媒を形成することにより、NO x浄化性能に優れ硫黄被毒も防止できる排ガス浄化用触媒を製造することができる。 しかし複合酸化物担体を用いて排ガス浄化用触媒を製造する場合、貴金属の担持法としては、ノウハウも確立され各種改良もなされた吸水担持法を利用するのが便利である。 つまり、例えば白金を担持する場合、ジニトロジアミン白金硝酸水溶液を複合酸化物担体に吸水させ、それを乾燥・焼成することで白金を容易に担持させることができる。 また吸水担持法によれば、高価な白金を排ガスと接触する担体表面に優先的に担持させることができ、白金のロスが低減されるという効果もある。

    【0011】

    【発明が解決しようとする課題】複合酸化物担体を用いてハニカム形状の排ガス浄化用触媒を製造する場合、コージェライト質などのハニカム担体基材に複合酸化物担体のスラリーを付着させ、焼成して担体層を形成し、それをジニトロジアミン白金水溶液などに浸漬して吸水させ、乾燥・焼成して白金を担持する方法がある。

    【0012】ところがこの吸水担持法で白金を担持すると、複合酸化物担体中に均質分散しているNO x吸蔵材が水溶液中に溶出し、NO x吸蔵材の分散性が低下して耐熱性や耐硫黄被毒性が劣化するという不具合が生じることが明らかとなった。 また例えばジニトロジアミン白金水溶液などにNO x吸蔵材が溶出すると、水溶液がアルカリ性となり貴金属が担持されにくくなることもわかった。 貴金属が必要量担持できないと、初期の三元活性、NO x吸蔵能及び還元能が低下してしまう。

    【0013】例えばCsとAlの複合酸化物担体を各p
    Hのアンモニア水に1時間浸漬した場合の浸漬前のpH
    と、Cs溶出率及び浸漬後のpHとの関係を図1に示す。 このようにCsの溶出率はきわめて高く、それによってpHが増大していることがわかる。 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、貴金属担持時の複合酸化物担体中のNO x吸蔵材の溶出を防止するとともに高分散性を維持することで、触媒の耐熱性及び耐久性の低下を防止することを目的とする。

    【0014】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法の特徴は、多孔質担体にアルカリ金属とアルカリ土類金属及び希土類元素の中から選ばれる少なくとも1種の元素からなるNO x吸蔵材が均質分散した触媒担体を調製する第1工程と、触媒担体中に均質分散したNO x吸蔵材が溶解しない溶剤に貴金属化合物が溶解又は分散された溶液に触媒担体を浸漬して触媒担体に貴金属を担持する第2工程と、よりなることにある。

    【0015】

    【発明の実施の形態】本発明の製造方法では、先ず第1
    工程において多孔質担体にNO x吸蔵材が均質分散した触媒担体が調製される。 多孔質担体としては、アルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカ、シリカ−アルミナ、シリカーチタニアなど、元素周期表の3B族、4A
    族及び4B族から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物あるいはゼオライトが例示される。

    【0016】またNO x吸蔵材を構成する元素としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素から選ばれる少なくとも一種を用いることができる。 アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムが挙げられる。 また、アルカリ土類金属とは周期表2A族元素をいい、バリウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムが挙げられる。 また希土類元素としては、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジムなどが例示される。

    【0017】多孔質担体にNO x吸蔵材を均質に分散担持するには、多孔質担体粉末にNO x吸蔵材の化合物が溶解した水溶液を吸水させて担持する吸水担持法、多孔質担体粉末にNO x吸蔵材の化合物が溶解した水溶液を含浸させ、それを蒸発乾固して担持する方法、あるいはゾルゲル法や共沈法などの方法がある。 なかでも多孔質担体を構成する酸化物ゾル溶液とNO x吸蔵材化合物の溶液を混合し、それをゲル化させて多孔質担体とNO x
    吸蔵材とからなる非晶質の複合酸化物担体を形成することが望ましい。 この方法によれば、酸化物ゾルは比表面積が約500m 2 /g以上の微細粒子からなり、その微細粒子表面にNO x吸蔵材が分散されるので、NO x吸蔵材はきわめて高分散される。 またNO x吸蔵材の結晶化する温度が高くなるため、十分な高温耐久性が維持される。

    【0018】なお、多孔質担体を構成する金属酸化物とNO x吸蔵材の両方を金属アルコキシドとして供給し、
    いわゆるゾルゲル法にて製造しても、NO x吸蔵材を高分散担持した複合酸化物担体を製造することができる。
    しかし金属アルコキシドは高価であり、ゾルゲル法では原料コストが多大となる。 そこで酸化物ゾルを用いる上記方法によれば、ゾルゲル法に比べて安価に複合酸化物担体を製造することができる。

    【0019】NO x吸蔵材の含有量は、多孔質担体10
    0モルに対して1〜50モルが好ましく、8〜33モルの範囲が特に望ましい。 含有量が1モルより少ないとN
    x吸蔵能が小さくNO x浄化性能が低下し、50モルを超えて含有しても、NO x吸蔵能力が飽和すると同時にHCのエミッションが増加するなどの不具合が生じる。

    【0020】複合酸化物担体としては、多孔質担体としてのアルミナとNO x吸蔵材としてのセシウム酸化物からなり、酸化セシウムと酸化アルミニウムのモル比が1
    /3>Cs 2 O/Al 23 >1/90であって、結晶化しない温度で熱処理されたものを用いることが望ましい。 Csは低温におけるNO x吸蔵能に優れるばかりか、Alとの相互作用により400℃以上でも高いNO
    x吸蔵能を示す。

    【0021】つまりCsは塩基性が強く、酸性のNO x
    と強固に結びつくためNO x吸蔵能に優れる。 そしてC
    sはBaなどと比べてアルミナと反応しずらいので、N
    x吸蔵能を長期間高く維持することができる。 またC
    sはアルミナと複合酸化物を形成すると高い耐久性を示し、また硫黄被毒されても硫酸塩はCsとAlの複合硫酸塩として生成されるため、Baなどの場合に比べて硫酸塩の分解が容易であり脱離しやすい。

    【0022】そしてCsとAlの組成比を、モル比で1
    /3>Cs 2 O/Al 23 >1/90の範囲とすることが好ましい。 Csが多すぎる(1/3≦Cs 2 O/A
    23 )と、NO x吸蔵能は有するものの還元雰囲気におけるNO xの放出が不十分となり、比表面積が小さく耐熱性に不足する。 またCsが少なくなる(Cs 2
    /Al 23 ≦1/90)と、高温において担体にシンタリングが生じ比表面積が低下したり、必要なNO x吸蔵量を維持することが困難となる。 したがってこの範囲とすることで、十分な耐熱性及び耐久性が得られる。

    【0023】Csを用いる場合には、Csの一部をCs
    以外のアルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素及び遷移金属の中から選ばれる少なくとも1種の元素で置換することが望ましい。 この置換元素は、Csより耐硫黄被毒性に一層優れているので、優れたNO x浄化能と耐硫黄被毒性を両立することができる。 例えばTiで置換すれば、Tiは酸性元素であるため硫酸塩の生成が防止される。 またKやCaはAlとともに三元素複合硫酸塩を生成し、これは二元素の複合硫酸塩より分解温度が低いので硫黄被毒を一層速やかに解消することができる。

    【0024】本発明の特色をなす第2工程では、触媒担体中に均質分散したNO x吸蔵材が溶解しない溶剤に貴金属化合物が溶解又は分散された触媒担体が浸漬され、
    触媒担体に貴金属が担持される。 貴金属としては、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、金(Au)、イリジウム(Ir)などが例示される。

    【0025】触媒担体中に分散しているNO x吸蔵材は、一般に水溶性である。 したがってNO x吸蔵材を溶解しない溶剤としては有機溶剤が選ばれる。 有機溶剤中に少量の水が混入していてもよいが、多量の水が混入しているとNO x吸蔵材が溶出するため好ましくない。 許容できる水の混入量は、有機溶剤の種類及びNO x吸蔵材の種類に応じて決められる。 そして有機溶剤に溶解する貴金属化合物としては、例えば貴金属のビスアセチルアセトナト錯塩、貴金属のジカルボニルビストリフェニルホスフィン、貴金属のジフェニルビストリエチルホスフィンなどが例示され、中でもビスアセチルアセトナト錯塩が好適である。

    【0026】上記錯塩を溶解する有機溶剤としては各種のものがあるが、溶剤の粘性率が大きいと触媒担体への含浸が困難となり、また触媒担体への濡れ性も良好であることが望ましい。 そこでアルコール類が推奨され、中でも特性が水に近く、NO x吸蔵材が特に溶出しにくいイソプロピルアルコールが望ましい。 なお、上記には貴金属化合物が溶解する例を示したが、貴金属化合物をコロイド状に分散した溶液に触媒担体を浸漬して貴金属を担持することも可能である。

    【0027】貴金属の触媒担体への担持量は、貴金属が0.1〜10重量%の範囲で任意に選択することができる。 貴金属の担持量が0.1重量%より少ないとNO x
    浄化性能が低下して実用的ではなく、10重量%より多く担持してもNO x浄化性能が飽和するとともにコストの高騰を招く。

    【0028】

    【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。 (実施例1) (1)触媒担体の調製 酢酸セシウム16.0g及びアルミニウムトリイソプロポキシド153.3gをイソプロピルアルコール480
    mlに溶解した。 この溶液を80℃で2時間還流攪拌した後、2,4−ペンタンジオン14.5g混合し、さらに3時間攪拌した。 ここにイオン交換水84.0mlとイソプロピルアルコール100mlの混合溶液を80℃
    に保ちながら滴下した。 そして80℃で5時間攪拌した後、減圧下120℃で加熱乾燥して白色粉末を得た。

    【0029】この粉末を大気中800℃で5時間焼成し、触媒担体粉末を調製した。 この触媒担体粉末の比表面積は161m 2 /gであり、X線回折の結果CsとA
    lとは複合酸化物担体を構成して、CsはAlに対して高分散されていた。 なお、CsとAlとは、酸化物としてモル比でCs 2 O/Al 23 =1/9の割合で含まれている。

    【0030】(2)貴金属の担持 得られた触媒担体粉末の所定量をイソプロピルアルコールと混合し、そこへ白金源としてビスアセチルアセトナト白金[Pt(C 5 H 7 O 2 ) 2 ]の所定量をイソプロピルアルコールに溶解した溶液を添加して、1時間攪拌混合した。
    その後遠心分離により溶剤を分離し、沈殿物を室温から徐々に120℃まで昇温して乾燥し、次いで窒素雰囲気下で500℃に昇温して熱処理し触媒粉末を得た。 この触媒粉末中のPtの担持量を化学分析(ICP)により測定し、計算値とともに表2に示す。 また分散度をCO
    吸蔵装置により測定し、結果を表2に示す。

    【0031】上記触媒粉末とイソプロピルアルコールとを混合してスラリーを調製した。 そしてハニカム形状のモノリス骨材をそのスラリーに浸漬し、引き上げて余分なスラリーを吹き払った後、120℃で乾燥し、500
    ℃で熱処理して本実施例の排ガス浄化用触媒を得た。 (3)評価試験 得られた触媒をモデルガス耐久装置に装着し、表1に示すリーンモデルガスを4分間と、リッチモデルガスを1
    分間交互に流すのを、入りガス温度900℃、SV=5
    万hr -1で5時間行う耐久試験を行った。 その後リーンモデルガスとリッチモデルガスをそれぞれ2分間ずつS
    V=10万hr -1で交互に流し、リーン時のNO x浄化率を測定して熱処理後の浄化率とした。

    【0032】一方、触媒をモデルガス耐久装置に装着し、表1に示すSO 2を200ppm含む被毒処理ガスを400℃で30分間流通させて硫黄被毒処理を行った。 その後上記と同様にしてリーン時のNO x浄化率を測定し、硫黄被毒処理後のNO x浄化率とした。 また硫黄被毒処理後の触媒中の硫黄付着量を化学分析し、これらの結果を表2に示す。

    【0033】

    【表1】

    (実施例2)実施例1で得られた触媒担体粉末を用い、


    白金源としてジカルボニルビストリフェニルホスフィン白金[Pt(CO)

    2 (P(C

    6 H

    5 )

    3 )

    2 ]を用いたこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持した。 Ptの担持量は1.2


    重量%である。

    【0034】得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。 (実施例3)実施例1で得られた触媒担体粉末を用い、
    白金源としてジフェニルビストリエチルホスフィン白金[Pt(C 6 H 5 ) 2 (P(C 2 H 5 ) 3 ) 2 ]を用いたこと以外は実施例1
    と同様にしてPtを担持した。 Ptの担持量は1.2重量%である。

    【0035】得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。 (実施例4)ジ−i−プロポキシバリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、BaとAlを酸化物としてモル比でBaO
    /Al 23 =1/3の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0036】そして実施例1と同様にしてPtを担持した後、ビスアセチルアセトナトロジウム[Rh(C 5 H
    7 O 2 ) 2 ]をイソプロピルアルコールに溶解した溶液を用い、Ptの担持方法と同様にしてRhを担持した。 Pt
    及びRhの担持量は、それぞれ1.2重量%と0.1重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0037】(実施例5)酢酸セシウムと、ジ−i−プロポキシバリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、CsとBa
    及びAlを酸化物としてモル比でCs 2 O/BaO/A
    23 =1/1/6の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0038】そしてビスアセチルアセトナトパラジウム( Pd(C 5 H 7 O 2 ) 2 )をイソプロピルアルコールに溶解した溶液を用いたこと以外は実施例1のPtの担持方法と同様にして、Pdを担持した。 Pdの担持量は10重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0039】(実施例6)酢酸カリウムと、テトラ−i
    −プロポキシチタニウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、KとTi及びAlを酸化物としてモル比でK 2 O/TiO 2
    /Al 23 =1/1/6の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0040】そして実施例1と同様にしてPtを担持した後、ビスアセチルアセトナトロジウム( Rh(C 5 H 7 O 2 ) 2
    )を2ープロピルアルコールに溶解した溶液を用い、
    Ptの担持方法と同様にしてRhを担持した。 Pt及びRhの担持量は、それぞれ2重量%と0.1重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0041】(実施例7)酢酸カリウムと、酢酸セリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、KとCe及びAlを酸化物としてモル比でK 2 O/CeO 2 /Al 23 =2/1
    /12の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0042】そして実施例1と同様にPtを同量担持して同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2
    に示す。 (比較例1)実施例1で得られた触媒担体粉末の所定量を水と混合し、そこへ白金源としてビスアセチルアセトナト白金[Pt(C 5 H 7 O 2 ) 2 ]の所定量を添加したこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持した。

    【0043】得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。 (比較例2)ジ−i−プロポキシバリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、BaとAlを酸化物としてモル比でBaO
    /Al 23 =1/3の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0044】そして比較例1と同様にしてPtを担持した後、さらに水に混合しビスアセチルアセトナトロジウム[Rh(C 5 H 7 O 2 ) 2 ]を添加してPtの担持方法と同様にしてRhを担持した。 Pt及びRhの担持量は、それぞれ計算値で1.2重量%と0.1重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0045】(比較例3)酢酸セシウムと、ジ−i−プロポキシバリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、CsとBa
    及びAlを酸化物としてモル比でCs 2 O/BaO/A
    23 =1/1/6の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0046】そして複合酸化物担体粉末を水に添加した後、ビスアセチルアセトナトパラジウム( Pd(C 5 H 7 O 2 ) 2
    )を添加し、比較例1のPtの担持方法と同様にして、Pdを担持した。 Pdの担持量は計算値で10重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0047】(比較例4)実施例1で得られた触媒担体粉末の所定量をイソプロピルアルコールと混合し、そこへ白金源としてジニトロジアミン白金硝酸水溶液を添加したこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持した。
    Ptの担持量は計算値で1.2重量%である。

    【0048】得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。 (比較例5)ジ−i−プロポキシバリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1と同様にして、BaとAlを酸化物としてモル比でBaO
    /Al 23 =1/3の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0049】この複合酸化物担体よりなる触媒担体粉末の所定量をイソプロピルアルコールと混合し、そこへ白金源としてジニトロジアミン白金硝酸水溶液を添加したこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持した。 また、Ptを担持した触媒担体粉末をイソプロピルアルコールと混合し、そこへ硝酸ロジウム水溶液を添加して同様にRhを担持した。 Pt及びRhの担持量は、それぞれ計算値で1.2重量%及び0.1重量%である。

    【0050】得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。 (比較例6)酢酸カリウムと、酢酸セリウムとアルミニウムトリイソプロポキシドを用いたこと以外は実施例1
    と同様にして、KとCe及びAlを酸化物としてモル比でK 2 O/CeO 2 /Al 23 =2/1/12の割合で含む複合酸化物担体を調製した。

    【0051】この複合酸化物担体よりなる触媒担体粉末の所定量をイソプロピルアルコールと混合し、そこへ白金源としてジニトロジアミン白金硝酸水溶液を添加したこと以外は実施例1と同様にしてPtを担持した。 Pt
    の担持量は計算値で4重量%である。 得られた触媒粉末を用いて実施例1と同様に触媒化し、同様に評価試験を行った結果を表2に示す。

    【0052】

    【表2】

    【0053】(評価)表2より、比較例の製造方法で得られた排ガス浄化用触媒では、実施例に比べて熱処理後のNO x浄化率が低く、耐熱性に劣っていることがわかる。 また硫黄付着量が実施例に比べて高く、したがって硫黄被毒処理後のNO x浄化率も低く、比較例で得られた排ガス浄化用触媒は耐硫黄被毒性にも劣っていることがわかる。

    【0054】一方、実施例の製造方法で得られた排ガス浄化用触媒では、耐熱性及び硫黄被毒性に優れ、NO x
    吸蔵材の分散性が高く維持されていることが間接的に示されている。 また貴金属担持量の計算値と実測値とが一致し、かつ貴金属は高い分散度を示していることから、
    実施例ではNO x吸蔵材の溶出による不具合が回避されていることが明らかであり、これは貴金属を錯塩としてイソプロピルアルコールに溶解し、そこへ担体を浸漬して水を用いずに担持させた効果であることが明らかである。

    【0055】

    【発明の効果】すなわち本発明の製造方法によれば、N
    x吸蔵材の溶出による不具合がなく、均質かつ高い分散度でNO x吸蔵材が含まれた排ガス浄化用触媒を確実に製造することができる。 さらに吸水担持法(水は用いない)を利用して貴金属を担持しても、貴金属は担持が阻害されることなく高い分散度で担持される。 したがって耐熱性及び耐硫黄被毒性に優れた排ガス浄化用触媒を、容易にかつ安定して製造することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】Cs−Al複合酸化物担体を各pHのアンモニア水に浸漬したときのCs溶出量と溶液のpHを示すグラフである。

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