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Plant-cultivating facility house

阅读:797发布:2021-02-28

专利汇可以提供Plant-cultivating facility house专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide the house capable of stably realizing plant cultivation in high harvest while reducing the production cost.
CONSTITUTION: This house A virtually closed by wall layers 3 with thermal insulation and free from any window facing on the outside is divided into two floors, upper room B and lower room C, through an intermediate layer 4 with thermal insulation as well, and the layer 4 is afforded with openings respectively openable at the same time by doors 5-7. Lighting lamps 8 and a plant-cultivating facility are installed in the lower room C, while the upper room B represents a space free from any virtual heat source. For the temperature control of the lower room C, the doors 5-7 are subjected to opening/closing control to substitute the air in the room B(C) for that in the room C(B), thus keeping the temperature of the lower room C constant.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Plant-cultivating facility house专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 断熱的な壁層により実質的に密閉されて、外部への窓を有しない建屋の内部が上下二階に分かれ、その中間層は同じく断熱的に構成されており、同時に開閉できる開口部を備えており、その下階に植物栽培施設を配置し、また、上階には実質的な熱源を設置しないことを特徴とする植物栽培施設建屋。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、完全制御型植物工場の生産コストを低減することができると共に、収穫率の高い植物栽培を安定的に実現することができる植物栽培施設建屋に関し、特に、その構造の改良に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、自然環境の変化の影響を受けないようにして植物を栽培する植物工場に関わる技術としては、実開昭60−85142号公報、特開昭62−28
    2526号公報、特開昭63−119631号公報、特開平5−38227号公報、特開平5−308857号公報に開示されたものがある。

    【0003】植物工場と言われるものの内、従来のいわゆる温室、ビニールハウス等の栽培施設は、太陽光併用型と言われるもので、壁面は断熱的構造を持たず、通気性良く、密閉構造とはいえない。 また透光性の窓を有している。

    【0004】一方、外部環境から断熱され実質的に密閉された建屋内に人工照明、空調設備、温度制御設備などを設置することにより、人工的に環境を調整して植物の生産速度を早めるものを完全制御型植物工場と言う。

    【0005】完全制御型植物工場は、密閉された建屋の中で人工照明により植物を育成するものであるから、太陽光併用型と対比して、事業として次のような特長を有する。 1. 最適な成長条件を設定することができるので、成長速度が早く、したがって、生産量、施設回転率が高い。 このため、生産単価が安くなる。

    【0006】2. 外界の気象条件に無関係に生産できるので、計画生産ができ、納期の不確実性がない。

    【0007】3. 完全無農薬、無病虫害が実現でき、密植率を高くとれるので生産性が上がり、また付加価値を高めることができる。 更に、労働者の健康を守り、環境を破壊することもない。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完全制御型植物工場の問題点は、人工照明に関係する問題であって、そのためのコストと、ランプの熱源による夏季冷房のコストにある。 冬季の暖房は、密閉構造なので、従来の温室と異なって内部のランプ熱源により、大部分賄われ、暖房コストは極めて少ない特長がある。 その代わり夏季の冷房コストは重要な問題となっており、これを軽減させれば、完全制御型植物工場の経済性を飛躍的に向上させることができる。

    【0009】本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、生産コストを低減しつつ収穫率の高い植物栽培を安定的に実現することができる植物栽培施設建屋を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために本発明は、植物栽培施設建屋において、断熱的な壁層により実質的に密閉されて、外部への窓を有しない建屋の内部が上下二階に分かれ、その中間層は同じく断熱的に構成されており、同時に開閉できる開口部を備えており、その下階に植物栽培施設を配置し、また、上階には実質的な熱源を設置しないことを特徴とする構造にした。

    【0011】

    【作用】このような構造によると、前記断熱的な壁層により、建屋内は自然光と外気温から遮断される。 建屋内は前記中間層によって上階と下階に分割され、更に、その中間層(すなわち、下階の天井および上階の床に担当するものを指す)には、上階の空間と下階の空間とを断続することできる開口部が設けられている。 そして、下階の上部に人工照明を設けて栽培を行い、植物を栽培している下階の室温が上昇する夏季等においては、その開口部を開くと、下階の上部空間に蓄積している人工照明等に起因する熱を上階に排出することができ、植物が栽培されている下階の下部空間に下がってくる相対的に冷えた空気(涼気)によって、その下階の温度を略一定に安定化することができる。 また、たとえ、栽培のための最適温度を越える室温となって、冷却装置によって強制冷却する必要場ある場合であっても、消費電の低減を図ることができる。

    【0012】

    【実施例】以下、本発明による一実施例を図面と共に説明する。 尚、図1及び図2は、建屋の構造を示す縦断面図、図3及び図5はその機能及び効果を説明するための説明図である。

    【0013】図1及び図2に基づいて構造を説明する。
    建屋Aの外形は、通気性を有さず且つ断熱性と遮光性(光を透過しない性質)を有する素材、例えばガラスウールを介在させたコンクリートブロックやストレート材等を外壁1に用いて構築され、更にその外壁1の内面に更に上記同様の性質を有する内壁2が積層されている。
    このように、外壁1と内壁2との積層構造の壁(以下、
    壁層という)3で建屋Aを構築することによって、建屋Aの内部が外部環境から影響を受けないようにほぼ完全に密閉されている。 尚、現実には、壁層3を構成する外壁1と内壁2の特性上、理想的な完全密閉は不可能であるが、可能な限り密閉性が得られる構造とする。 これは、後記するように、生産性を高めるために炭酸ガスの施用を前提としているので、密閉性は必要条件であり、
    従って建屋Aは冷房を必要とするときでも通常のハウス施設のように外気を通風させることができない。 建屋は実質的に密閉構造をとるのである。

    【0014】更に、建屋Aの内部は、上記の壁層3と同様の壁(以下、中間層という)4によって上下2段に仕切られることにより、屋根裏側の上部室Bと下部室Cとが構成されている。 尚、中間層4の1又は2以上の箇所には開口部が形成されており、中間層4の所定部分に取り付けられた蝶番機構を介して揺動可能に支持されている開閉扉5〜7を、図1に示す如く閉じると、上記開口部を密閉し、図2に示す如く開くと、開口部を介して上部室Bと下部室Cとを連通することができるようになっている。

    【0015】下部室Cには、中間層4の一端に固着された照明ランプ8〜10が設けられている。 これらの照明ランプ8〜10の個数は3個に限定されるものではなく、建屋Aの規模に応じて適宜の数に決められると共に、夫々の設置間隔も適宜に設定される。 また、照明ランプ8〜10は、自然光と同様の波長光を出射するナトリウムランプやハロゲンランプその他のランプが適用される。

    【0016】更に、下部室Cには、必要によってこの室温を常時検出する1又は2以上の温度センサ(図示せず)が設置されると共に、設定温度を基準として、その検出温度の変動を無くすように冷気または暖気を下部室Cへ供給するエアーコンディショナー11が設置することができる。 このエアーコンディショナー11は、動作時には、下部室C側の壁層3の所定部分に穿設された穴に設けられた排気管12を介して下部室C内の空気等を吸入し、その吸入した空気等を熱交換器(図示せず)で冷気または暖気に熱交換して、壁層3の他の部分に穿設された穴に設けられている供給管13を介して再び下部室Cへ供給する。 尚、排気管12及び供給管13と上記の穴との間に隙間が生じないように密閉処理されており、且つ下部室Cの空気等がエアーコンディショナー1
    1と排気管12及び供給管13による閉ループ内を循環するので、上部室Bと下部室Cは外気から遮断される。

    【0017】更に、図示していないが、下部室C内において植物Dを栽培するための灌用配管や培地、更に、
    植物の光合成に必須の炭酸ガスを供給し且つその濃度を調整する炭酸ガス供給調整系が設けられている。

    【0018】次に、図3及び図4に基づいて、このように外部環境から遮断された建屋Aの機能を説明する。
    尚、発明の原理を理解し易くするために、植物の成長に最適な下部室C内の温度をT CO (例えば、20℃)に保持するように制御するものとし、下部室C内の実際の温度をT C 、上部室Bの実際の温度をT B 、更に外気の実際の温度をT Oとする。 更に、照明ランプ8〜10は、
    植物の成長にとって最適な条件の一定照度で常に点灯される。

    【0019】図3において、冬季のように、下部室Cの温度に対して外気温度T Oが低い場合には、壁層3の断熱効果と照明ランプ8〜10による発熱により、下部室Cの温度T Cは、外気温度T Oよりも高くなる。 更に、
    壁層3及び中間層4は完全な断熱効果を発揮するものではなく、実質的に断熱効果を発揮するものであるので、
    熱源の効果をも有している照明ランプ8〜10から離れている上部室Bの温度T Bは、下部室Cの温度T Cよりも低く且つ外気温度T Oよりも高い状態となる。 即ち、
    O <T B <T Cの関係が保たれる。 更に、上部室B
    は、植物を栽培している下部室Cにとって緩衝作用を発揮するので、下部室Cの温度T Cは外気温度T Oからの影響を受け難く、下部室Cの保温性が保たれる。

    【0020】ここで、照明ランプ8〜10と壁層3及び中間層4による保温効果によっても、現実に下部室Cの温度T Cが設定温度T COよりも所定の許容範囲を越えて低下した場合には、必要に応じて設置された温度センサの検出信号に応じてエアーコンディショナー11が起動し、供給管13を介して下部室C内に暖気を供給し、実際の温度T Cが設定温度T COに戻ると、エアーコンディショナー11の電源を切って停止させる。

    【0021】また、上記所定の許容範囲を越えて温度T
    Cが設定温度T COよりも上昇した場合には、後述の図4
    に示すように、開閉扉5〜7を開き、中間層4の開口部を介して熱を上部室Bへ逃がし、下部室Cの温度T Cが設定温度T COになると、開閉扉5〜7を閉じて、再び上部室Bと下部室Cとの間を中間層4で遮断する。

    【0022】このように、開閉扉5〜7の開閉操作を行うことによって、下部室Cの温度調節を行うことは、エアーコンディショナー11の使用頻度を大幅に低減することができ、それに伴って消費電力の大幅低減と、植物の成長性を維持しつつ生産コストの低減を図ることができる。

    【0023】次に、図1に示す如く開閉扉5〜7を閉じた状態において、夏季のように、外気温度T Oが設定温度T COと比較して高くなる場合には、エアーコンディショナー11を作動させないで長期間経過すれば、外気温度T Oと上部室Bの温度T Bと下部室Cの温度T Cの関係は、一般的には、T C >T B >T Oとなる。 そして、
    壁層3と中間層4及び上部室Bが存在していても、現実には、下部室Cの温度T Cは設定温度T COよりも上昇しやすいこととなる。 これは好ましい状況ではない。

    【0024】このように、温度T Cが設定温度T COよりも所定の許容範囲を越えて上昇する場合には、図4に示す如く、開閉扉5〜7を開放する。 即ち、図1に示すように開閉扉5〜7を閉めたままにしておくと、上部室B
    内の温度T Bは、周知のごとく高い温度の空気等が上昇するから、実際には上部空間ほど高温となり、中間層4
    に近い空間ほど低温となるという温度分布を有し、一方、下部室C内の実際の温度も、中間層4に近い上部空間の方が照明ランプ8〜10の発熱や上昇熱のために高温となり、地面に近い下部空間の方が低温となる。 更に、上部室Bの中間層4に近い空間の温度T BLは、照明ランプ8〜10の発熱を中間層4によって遮断されていることにより、下部室Cの上部空間の温度T CUよりも低温になる(T BL <T CU )。

    【0025】そこで、下部室Cの実測温度T Cが設定温度T COよりも所定の許容範囲を越えて上昇する場合には、図4に示す如く、開閉扉5〜7を開放し、上部室B
    の温度T BLの空気等(図中に涼気として示す)を下部室Cへ自然降下させると共に、下部室Cの温度T CUの空気等を上部室Bへ自然上昇させて、入れ替えを自然に行わせる。 これにより、下部室Cの温度T Cは下がり、所定の設定温度T COに近づくよう調整することができる。

    【0026】但し、かかる開閉扉5〜7を開放しても温度T Cが十分に下がらない場合には、エアーコンディショナー11を起動させて、下部室C内を強制冷却する。
    このときT C <T B <T Oとなる。 これは冬期の場合と逆であって、(T O −T C )>(T B −T C )のように、上階と下階との温度差を小さくすることができる。
    すなわち上方からの外気熱が上階を経由して下階へ及ぶのを最小限に止めることができる。

    【0027】このように、開閉扉5〜7の開閉操作を行うことによって、下部室Cの温度調節を行うことは、たとえエアーコンディショナー11を使用する事態が生じたとしても、その使用頻度を大幅に低減することができるので、それに伴って消費電力の大幅低減と、植物の成長性を維持しつつ生産コストの低減を図ることができる。

    【0028】尚、詳細にみれば、下部室C内においても、中間層4に近い上部空間の温度の方が植物の栽培されている地面に近い下部空間の温度よりも低くなるという温度分布を生じることとなる。 そして、設定温度T CO
    と温度センサにより検出される実際の温度T Cは、たとえば植物の栽培されている一定の空間領域(比較的下部の空間)の温度に設定されており、実際の温度T Cが設定温度T COとほぼ等しい状態であっても、中間層4に近い上部空間の実際の温度は、設定温度T COよりも高くなる。 しかし、中間層4に近い上部空間の実際の温度が高くなることは、冬季のように外気温度が低下する場合には、外気温度T O及び上部室Bの温度T に対する緩衝効果を発揮することとなる。 そして、開閉扉5〜7を開閉制御することによって、この中間層4に近い上部空間の上昇温度を上部室Bへ逃がすだけで、温度T を大きな温度変動を伴うことなく調整することができる。

    【0029】このように、この実施例によれば、簡素な構造により完全制御型植物工場の建屋Aを実現することができ、特に、中間層4により上部室Bと下部室Cに分離して、適宜に中間層4の開口部を開閉制御するようにしたので、電力消費の大きなエアーコンディショナー1
    1等を使用することなく、又はその使用頻度を大幅に低減して、最適条件の温度管理を可能にするという優れた機能を発揮する。 また、このような温度管理を可能にすることができるのは、建屋A内を開閉扉8〜9を備えた中間層4によって上部室Bと下部室Cとに区分けして、
    上部室Bの空間内に温度調節時に使用するための空気およびその他の物体の熱容量等を貯蓄するようにした点にある。 そして、極めて簡素な構造で実現されている点に優れた特徴を有する。

    【0030】尚、上部室Bの容積は、下部室C内における植物の生産量を考慮しつつ、その温度調整に必要な空気等の体積を算出することによって、最適に設計することが望ましい。

    【0031】次に、シミュレーションの結果を示す。 このような大規模となる植物工場の効果を、実際に建屋A
    を構築して具体的実験結果にて開示することは困難な場合があるので、シミュレーションの結果を示すものとする。

    【0032】一般的な場合、例えば建坪が300m 2の建屋Aを構築するものとして、平均熱伝導率が約0.1
    (W/m・K)且つ厚さが約10cmの壁層3と中間層4を用いて密閉した建屋Aを構築する。 そして、下部室Cに植物を栽培するための水耕設備を内蔵すると共に、
    最適栽培条件を満足する照度で照明ランプ8〜10を点灯させるようにする。 この場合には、照明ランプ8〜1
    0の電力消費量は、50kW程度となる。

    【0033】夏季などにおいて(図3を参照)、外気温T Oが例えば32℃であるものとすると、外部から建屋A内に侵入するパワーは約10kWとなる。 上部室Bと下部室Cの実効熱容量が同程度とし、中間層4の開口部を開閉扉5〜7で閉じると、上部室Bで30℃、下部室Cの植物栽培されている近傍の空間の温度T C =22℃
    を保つために、下部室Cに設置されたエアーコンディショナーの空調用の電力は20kWを要する。

    【0034】本発明の場合のように中間層4に設ける開口部の開口面積を適当に選び、下部室Cにエアーコンディショナー11を設置したとき、上部室BではT B =2
    7℃、下部室Cの植物栽培されている近傍の空間の温度T C =22℃となる。 これは、上部室Bには、下部室C
    からの暖気の上昇があるからである。 中間層を介しての温度差が小さいため、変調用消費電力は10kWとなる。 以上の結果から明らかなように、電力消費の節約が明らかである。

    【0035】一方、冬季のように(図4を参照)、外気温がT O =0℃の場合には、下部室Cの設定温度T COを20℃に保つこととするならば、開口部を開放すると、
    下部室Cの植物栽培されている近傍の空間の温度T C
    15℃となる。 これは、上部室Bから冷気が直接に効果すると共に、暖房熱容量が増加したからである。 上部室Bの温度T Bも15℃となる。 従って、この場合にはエアーコンディショナー11によって暖房する必要があるので不利である。 一方、中間層4の開口部を開閉扉5〜
    7によって閉じれば、自己発熱により、ほぼ暖房を必要とせずに、設定温度T COが得られる。 このとき、上部室Bの温度はT B =10℃となる。

    【0036】以上のシミュレーション結果からも明らかなように、夏季や冬季等の外気温度が設定温度から大きく変動する場合があっても、年間を通して所望の温度設定が可能となり、そのための電力消費量も大幅に低減することができる。 そして、季節を問わず通年で植物栽培(生産)を行うことができる。

    【0037】尚、この実施例では、建屋Aの内部を中間層4にて上下段の2分割にし、上部室Aと下部室Bとの間で熱対流を行わせることによって安価な温度調整を可能にする場合を説明したが、かかる基本構造を有して更に各種の構造的な変形を加えるようにしてもよい。

    【0038】また、一般的に建屋内を一定温度に保つ方法としては、植物栽培を行うための第1の建屋を構築して、更にこの第1の建屋よりも大容積の第2の建屋で第1の建屋全体を包含するようにする所謂二重構造にすることが考えられるが、かかる構造によれば、図1〜図4
    に示したこの実施例とは異なり、屋根と壁の全てが第1,第2の建屋毎に独立して必要となり、実質的に2個の建屋を建てることとなる。 したがって、コスト面での問題が生じることは勿論のこと、大規模の植物工場を構築することの技術的困難を生じる。

    【0039】これに対して、この実施例を含む本発明によれば、基本的には、中間層にて1個の建屋内を上下2
    分割する構造で温度調節が可能であるから、特に大規模の植物工場を構築する場合に優れた効果を発揮する。 但し、上述の一般的に考えられ得る所謂二重構造を実現する第1,第2の建屋に対して、この実施例に示したような中間層を夫々備えるような場合は、本発明から容易に想到し得る技術であるから、このような変更構造は、本発明の技術を利用したものである。

    【0040】因みに、この実施例に係わる構造の建屋を使用して年間の諸費用を算出したところ、軒下3m程度、璧層3と中間層4には約5cm厚さのグラスウール断熱壁を適用した建坪100坪の建屋の場合には、冷暖房に必要な電力消費を20%〜30%削減することができた。

    【0041】

    【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
    断熱的な壁層により建屋内は自然光と外気温から遮断され、建屋内は中間層によって上階と下階に分割され、更に、その中間層には、上階の空間と下階の空間とを断続することできる開口部が設けられ、そして、下階の上部に人工照明を設けて栽培を行い、植物を栽培している下階の室温が上昇する夏季等においては、その開口部を開くと、下階の上部空間に蓄積している人工照明等に起因する熱を上階に排出することができ、植物が栽培されている下階の下部空間に下がってくる相対的に冷えた空気(涼気)によって、その下階の温度を略一定に安定化することができる。 また、たとえ、栽培のための最適温度を越える室温となって、冷却装置によって強制冷却する必要場ある場合であっても、消費電力の低減を図ることができる。

    【0042】このように、季節の変化に係わりなく通年で植物栽培を行うことができ、そのための生産コストを低減することができる完全制御型植物工場を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による植物栽培施設建屋の一実施例の構造を示す縦断面図である。

    【図2】本発明による植物栽培施設建屋の一実施例の構造を更に示す縦断面図である。

    【図3】一実施例の機能を説明するために図1に対応して示す縦断面図である。

    【図4】一実施例の機能を更に説明するために図2に対応して示す縦断面図である。

    【符号の説明】

    A…建屋、B…上部室、C…下部室、D…栽培される植物、1…外壁、2…内壁、3…壁層、4…中間層、5〜
    7…開閉扉、8〜10…照明ランプ、11…エアーコンディショナー、12…排気管、13…供給管。

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