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Tea plantation-tending machine for shade cultivation of tea plantation

阅读:886发布:2021-02-19

专利汇可以提供Tea plantation-tending machine for shade cultivation of tea plantation专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a new tending machine for shade cultivation of a tea plantation which enables tending work to smoothly be conducted without an obstacle to running and operation of the tending machine due to the hanging of a shading material even if the shading material such as a chemical fiber sheet having been drawn in hangs low when carrying out tea plantation-tending work such as plucking in a shade cultivation-type tea plantation.
SOLUTION: This tending machine 1 for shade cultivation of a tea plantation is equipped with a tending machine body 3 for performing various kinds of tea plantation-tending work on a running gear 2 the upper deck 14 of which is provided with a matting-fending guard 16 for receiving a shading material S covering the upper part of the tea plantation and capable of smoothly fending the material S toward the side at the upper rear of the tending machine with the running of the tending machine. The matting-fending guard 16 features that frames 19 each formed by properly bending a rod-like member are placed at least on both right and left ends of the deck 14.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO,下面是Tea plantation-tending machine for shade cultivation of tea plantation专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 茶畝を跨ぐように走行する走行機体に対して、剪枝機体や摘採機体または施肥・防除機体等の管理機体を取り付けて、適宜の茶園管理作業を行う茶園管理機において、前記走行機体の上部デッキには、茶園上方を被覆する遮光資材を受けるとともに、この遮光資材を走行に伴い、管理機上部後方側に円滑に逃がし得る、
    こも避けガードを設けたことを特徴とするかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項2】 前記こも避けガードは、杆状部材を適宜曲げ形成して成るフレームを複数具えて成り、少なくともこのフレームを上部デッキの左右両端部に配置することを特徴とする請求項1記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項3】 前記走行機体は、上部デッキに操縦者用シートを設けないことを特徴とする請求項1または2記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項4】 前記走行機体には、遠隔操作用のコントロールケーブルを保持するケーブル案内杆が、少なくとも走行機体の上部後方に張り出すように設けられることを特徴とする請求項1、2または3記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項5】 前記ケーブル案内杆は、後方に張り出すアーム部分が前記こも避けガードの作用高さとほぼ同じ高さに設定されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項6】 前記ケーブル案内杆は、アーム部分にコントロールケーブルを保持するフックを設けるとともに、水平旋回自在に構成されることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 【請求項7】 前記ケーブル案内杆は、コントロールケーブルの繰り出し長さを自在に設定できる自由長調節リールを具えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5または6記載のかぶせ茶園用茶園管理機。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は茶畝を跨いで走行する走行機体に対して、枝幹を剪除する剪枝機体、茶葉を摘採する摘採機体、肥料や薬剤等を散布する施肥・防除機体等を取り付けて種々の茶園管理作業を行う茶園管理機に関するものであって、特に化学繊維シートやこもなどの遮光資材で被覆を行った、いわゆるかぶせ茶園において作業の効率化や労の低減等を図る新規なかぶせ茶園用茶園管理機に係るものである。

    【0002】

    【発明の背景】例えば茶園を化学繊維シートやこもなどの遮光資材で被覆すると、新芽は直射光線が遮られることにより、葉緑素が増え、葉色が鮮緑色になると同時に、テアニン(茶のうま味の主成分とされる)等のアミノ酸類が増加し、苦渋味の成分であるタンニンが減少することや、また香りにおいても「かぶせ香」と呼ばれる独特の香りを生ずること等が知られている。 そしてこのような被覆栽培の利点を最大限に活かしたものとして、
    高級茶として知られる玉露がある。 しかし、本格的な玉露を作るためには、茶園を被覆する際に強度の遮光性能を必要とし、設備費用が過大となったり、製造技術や栽培管理等も玉露特有であることなどから、実際にはある決まった場所でしか生産されていない。 このため一般的な仕立ての茶園において、比較的容易に玉露に近い品質の茶を作ろうとしたものが、いわゆる「かぶせ茶」である。 このように茶園をある時期、ある期間被覆することによって、茶の品質を向上ないしは維持させ得るものであるが、このような効果のほかにも、例えば被覆によって新芽の硬化を遅延させて摘採時期を4〜5日間調節したり、あるいは霜除け対策等としての利点も挙げられる。

    【0003】ところでこのかぶせ茶園における被覆手法については、使い勝手を考慮して、茶園に立てた支柱にワイヤを懸張し、このワイヤに対して簡易被覆用の化学繊維シート等をリングやフック等で掛止するという方法が採られ、茶園を被覆するときのみ茶園上方に遮光資材を拡げるように展開し、被覆時以外の時には遮光資材を支柱端部にたぐり寄せておく形態が一般に採用されている。 そしてこのようなかぶせ茶園において摘採等を行うにあたっては、従来手摘みないしは二人可搬タイプの摘採機が適用され、自走式車両タイプの摘採機が使われることはほとんどなかった。 これは摘採等の管理作業を行う場合、たぐり寄せた遮光資材が低く垂れ下がり、車両タイプの管理機の走行や操作の障害になるためであり、
    この点において改善の余地があった。 もちろんかぶせ茶が一般的な茶よりも高価であるという性格上、茶園が比較的小規模である場合には、手摘みや二人可搬タイプの摘採機を使用しても採算は合うが、かぶせ茶が玉露ほどの高級品質を要求されないことから、比較的大規模にかぶせ茶園を経営する農家にあっては、労力の軽減、作業の効率化等の点からも自走式車両タイプの管理機の開発が望まれていた。

    【0004】

    【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を認識してなされたものであって、かぶせ茶園において摘採等の茶園管理作業を行う際、たぐり寄せられた化学繊維シート等の遮光資材が低く垂れ下がっていても、これが管理機の走行や操作の障害となることなく、円滑に管理作業が行い得る新規なかぶせ茶園用茶園管理機の開発を試みたものである。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、茶畝を跨ぐように走行する走行機体に対して、剪枝機体や摘採機体または施肥・防除機体等の管理機体を取り付けて、適宜の茶園管理作業を行う茶園管理機において、前記走行機体の上部デッキには、茶園上方を被覆する遮光資材を受けるとともに、
    この遮光資材を走行に伴い、管理機上部後方側に円滑に逃がし得る、こも避けガードを設けたことを特徴として成るものである。 この発明によれば、化学繊維シート等の遮光資材が設置されたかぶせ茶園に、自走式車両タイプの管理機を適用する場合、たぐり寄せられた遮光資材が低く垂れ下がっていても、こも避けガードがこの遮光資材を押し上げながらスムーズに管理機後方に逃がすため、管理機の走行や操作の障害となることがない。 またこのため摘採や剪枝等の管理作業が効率的に行えるとともに、大幅な労力の軽減化が達成される。

    【0006】また請求項2記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1記載の要件に加え、前記こも避けガードは、杆状部材を適宜曲げ形成して成るフレームを複数具えて成り、少なくともこのフレームを上部デッキの左右両端部に配置することを特徴として成るものである。 この発明によれば、こも避けガードを極めて単純に構成できるとともに、管理機全体の軽量化や低コスト化等も図れる。 また管理機が万が一、転倒した場合には、
    このこも避けガードによってエンジンの保護が可能である。

    【0007】更にまた請求項3記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記走行機体は、上部デッキに操縦者用シートを設けないことを特徴として成るものである。 この発明によれば、
    操縦者用シートを上部デッキに設けないため、管理機の全高さ寸法を低く抑えられ、かぶせ茶園に設置されている遮光資材の高さに規制される場合を極力少なくでき、
    同一仕様の管理機をより多くの茶園に適用し得る。

    【0008】また請求項4記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記走行機体には、遠隔操作用のコントロールケーブルを保持するケーブル案内杆が、少なくとも走行機体の上部後方に張り出すように設けられることを特徴として成るものである。 この発明によれば、例えば摘採作業を行う場合、多くは摘採機体の後方に載置台を設け、ここに摘採した茶葉を収容するための収葉袋を設置する形態を採るが、ケーブル案内杆を上部後方に張り出すように形成しているため、コントロールケーブルやケーブル案内杆が載置台と接触することがなく、摘採作業がより効率良く行える。

    【0009】また請求項5記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、前記ケーブル案内杆は、後方に張り出すアーム部分が前記こも避けガードの作用高さとほぼ同じ高さに設定されることを特徴として成るものである。 この発明によれば、コントロールケーブルを保持するケーブル案内杆においても、「こも避け」作用を期待できる。

    【0010】また請求項6記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、前記ケーブル案内杆は、アーム部分にコントロールケーブルを保持するフックを設けるとともに、平旋回自在に構成されることを特徴として成るものである。
    この発明によれば、ケーブル案内杆のアーム部が水平旋回自在に構成されるため、コントローラによって管理機を操作する作業者が自由に作業位置を選べ、より作業効率を向上させ得る。 またコントロールケーブルはアーム部においてフックで保持されるため、旋回中に無理なよれやねじれ等が加わることがなく、旋回途中で外れてしまうこともない。 更にコントロールケーブルをアーム部に取り付けるないしは取り外す作業が、確実且つ容易に行い得る。

    【0011】また請求項7記載のかぶせ茶園用茶園管理機は、前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加え、前記ケーブル案内杆は、コントロールケーブルの繰り出し長さを自在に設定できる自由長調節リールを具えたことを特徴として成るものである。 この発明によれば、コントロールケーブルの繰り出し長さを自在に設定できるため、コントローラによって操作を行う作業位置が、より自由に選択でき、より効率的に作業が行える。

    【0012】

    【発明の実施の形態】まず本発明の説明に先立ち、本発明の名称中及び本明細書に記載する「茶園管理」について説明する。 この「茶園管理」とは、樹形を整え樹勢の回復を図るために枝幹を剪除する剪枝作業や、実際に茶葉を摘採する摘採作業や、茶畝Tに肥料や薬剤等を散布する施肥・防除作業等のいわゆる茶園管理作業を総合的に示すものである。 因みに剪枝作業とは、いわゆる刈ならし機による整枝作業、浅刈機による浅刈り作業、軽剪枝機による深刈り作業、中刈機による中刈り作業、刈込機による台刈り作業、裾刈機による裾刈り作業すべてを総称するものである。 また本発明のかぶせ茶園用茶園管理機1は、茶園の上方を化学繊維シート等の遮光資材で被覆した、いわゆる「かぶせ茶園」での適用に際し、非常に好適なものであるが、必ずしもこのような茶園に限定されることなく、一般の露天状態の茶園に適用してももちろん構わない。

    【0013】なお遮光資材Sとしては、上述した化学繊維シートが一般的であるが、その他にもこもや不織布等、直射光線を遮る種々適宜の部材を適用し得るものである。 このため本明細書中に記載する「こも避け」の「こも」とは、単なる資材としての「こも」を意味するのではなく、上述した直射光線を遮る化学繊維シート等の遮光資材Sを総称するものとする。 因みにこのような遮光資材Sの張設方法としては、一例として図1、5に示すように茶園に立てた支柱PにワイヤWを懸張し、このワイヤWに対して化学繊維シート等の遮光資材Sをリングやフック等の掛止部材Fで掛止する手法が採られ、
    茶園を被覆する時のみ茶園上方に遮光資材Sを拡げるように展開し、被覆時以外の時には遮光資材Sを支柱P端部にたぐり寄せておく形態が一般に採られる。

    【0014】以下本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。 本発明のかぶせ茶園用茶園管理機1は、一例として図1に示すように茶畝Tを跨ぐように走行する走行機体2と、この走行機体2によって茶畝T上面に位置するように支持される管理機体3とを具えて成るものである。 なお管理機体3は、作業に応じて剪枝機体、摘採機体、施肥・防除機体などが適宜適用される。 以下各構成部について説明する。

    【0015】まず走行機体2について説明する。 このものは一例として図1〜4に示すように茶畝Tを跨ぐように概ね門形状に形成されたフレーム部11を骨格部材とし、このフレーム部11に対し下方にクローラ12を設けるとともに、このクローラ12の上方に管理機体3が取り付けられる。 この管理機体3はフレーム部11を上下動するスライダ13に取り付けられることによって、
    昇降自在に構成されている。 またフレーム部11の上部空間を上部デッキ14とし、ここにクローラ12やスライダ13等を駆動させるためのエンジンユニット15が搭載されるとともに、こも避けガード16が取り付けられる。 なおこの実施の形態では、走行機体2にクローラ12を適用するものであるが、この他にもあらかじめ茶園に敷設したレール上を走行させる、いわゆるレール走行式のものを適用することも可能である。

    【0016】またこの実施の形態では、上記クローラ1
    2の走行操作や管理機体3の高さ設定等の操作などを、
    コントロールケーブルCを具えたコントローラ17によって遠隔操作する形態を基本とするため、このコントロールケーブルCを保持するケーブル案内杆18がフレーム部11から上部後方に張り出すように設けられる。 またこのような形態を採ることから、上部デッキ14上に従来のような操縦者用シートを設ける必要がなく、これによって管理機全体の高さ寸法をより低く抑え、遮光資材Sの設置高さに規制されて管理機が適用不可となる場合を極力少なくし、同一仕様の管理機で種々のかぶせ茶園に対応できるようにしている。 従って作業者を管理機に搭乗させる形態を採りたい場合には、搭乗用の台を例えば走行機体2の後方に設け、管理機の高さはそのまま低く抑える形態が好ましい。 もちろん一つの茶農家が、
    かぶせ茶園と、一般の露天状態の茶園とを併せて経営しているような場合等には、当然本発明のかぶせ茶園用茶園管理機1を一般の露天状態の茶園に適用することが考えられ、このような場合には両方の茶園における使い勝手を考慮し、操縦者用シートや操作部等を上部デッキ1
    4上に着脱自在に設ける形態が好ましい。

    【0017】次にこも避けガード16について説明する。 このものは、支柱P付近にたぐり寄せられて低く垂れ下がった化学繊維シート等の遮光資材Sが、管理機の走行や操作の障害とならないようにするためのものであって、管理機の走行に伴い、遮光資材Sを受けて押し上げるとともに、押し上げた遮光資材Sを上部後方側にスムーズに逃がすものである。 このこも避けガード16
    は、一例として図1に示すように、まず杆状部材が適宜曲げ形成されて成るフレーム19を三組形成し、このフレーム19によって上部デッキ14に搭載され、上方に突出するエンジンユニット15等の部材を挟み込むように設けられる。 またフレーム19は遮光資材Sを押し上げ、後方に逃がす作用高さが、各フレーム19に挟み込まれる部材よりも当然高く形成されるものである。

    【0018】なおこの実施の形態では、三組のフレーム19によって、こも避けガード16を形成しているが、
    この数は上部デッキ14に搭載される部材等によって適宜変更可能である。 またこも避けガード16の目的が、
    垂れ下がる遮光資材Sを積極的に受けるとともにこれを上部後方に逃がすことであるため、上述したフレーム1
    9は少なくとも上部デッキ14の左右両端部に配置される。 更にこも避けガード16をこのように複数のフレーム19で構成することにより、極めて簡単な構造で「こも避け」を構成し得るとともに、管理機の軽量化や低コスト化等をも併せて図るものである。

    【0019】次にケーブル案内杆18について説明する。 このものは種々の管理作業を行う際にコントロールケーブルCがその作業の邪魔にならないように、保持するためのものであって、一例として図1、2に示すように、ほぼ直杆状に形成された支持部20と、この支持部20から走行機体2の後方に張り出すように形成されるアーム部21とを具えて成るものである。 そしてこの支持部20がフレーム部11に対して回動自在に支持されることにより、後方に張り出したアーム部21を水平旋回自在に構成している。 なおケーブル案内杆18を後方に張り出すように形成する目的は、例えば摘採作業を行う場合、多くは摘採機体の後方に載置台を設け、ここに摘採した茶葉を収容するための収葉袋を設置するが、その際コントロールケーブルCと載置台との接触を避け、
    作業を効率的に行うためである。

    【0020】またこの実施の形態では、後方張出部となるアーム部21の高さを前記こも避けガード16の作用高さと、ほぼ同じ高さに設定し、ケーブル案内杆18においてもこも避け作用を期待し得るものである。 この場合例えばケーブル案内杆18のみで、その部分のこも避け作用を充分に発揮できるのであれば、その部分のこも避けガード16のフレーム19を省略しても構わない。
    因みにこの実施の形態では、ケーブル案内杆18が管理機の前進方向に対し左側に設けられているため、この左側のフレーム19が省略できる可能性がある。

    【0021】またアーム部21には、一例としてコントロールケーブルCを巻き込むように保持するフック22
    が三カ所設けられるとともに、各フック22はケーブルの巻き込み状態が交互に反転するように構成されている。 このような構造を採ることによって、アーム部21
    を旋回させた際、コントロールケーブルCを確実に保持しながらもケーブルに無理なよれやねじれが加わることを防止するものである。 またコントロールケーブルCをアーム部21に取り付ける、または取り外す作業にあたっては、各フック22に巻き付けるように掛止するため(取り外す場合も含めて)、その作業が極めて容易に且つ確実に行えるものである。 更にケーブル案内杆18には、コントロールケーブルCの繰り出し長さを自在に調節できる自由長調節リール23が付設され、コントローラ17を操作する作業者がその位置を、より自由に選択できるとともに、コントロールケーブルCが作業の障害になることなく、より効率的に作業を行い得るものである。

    【0022】次に管理機体3について説明する。 このものは、上述したように剪枝機体、摘採機体、施肥・防除機体などを適用し、種々の茶園管理作業を実質的に行うものであり、前記スライダ13によって、昇降自在に支持される。 ここでは管理機体3の一例である剪枝機体3
    0について説明する。 剪枝機体30は、一例として図3
    に示すように、剪枝機フレーム31に対して、茶畝T上面の円弧にほぼ沿うように設けた一対の刈刃32によって実質的に茶樹を剪除するものであって、更に刈り取った茶樹を吹き飛ばすための送風ファン33と、この刈刃32と送風ファン33とを、共に駆動するための剪枝機エンジン34とを具えて成るものである。 なお摘採作業を行う場合には、図2に示すように管理機体3として摘採機体35を適用するが、その際摘採機体35の後方側に、摘採した茶葉を収容するための収容部4を設けるものであり、以下この収容部4について説明する。

    【0023】収容部4は、摘採した茶葉を収容する部分であり、例えば茶畝T上面にほぼ沿うような曲面状に形成され、その上に収葉袋などが載置される。 そして収容部4は、通常摘採作業時に使用されるものであるため、
    その後方部分が、スライダ13から設けられた油圧シリンダの伸縮によって回動自在に構成されるとともに、収容部4全体が、スライダ13から取り外せるように構成され、剪枝作業時等においてより効率的に作業を行い得るようにしている。 なお収容部4は、このような形態のほかにも、例えば収葉袋をセットした収容籠を回転自在に取り付ける形態やコンテナを搭載する形態等が可能である。 また適宜必要に応じて摘採した茶葉を傷めないように、摘採機体後方から収容部4上方まで移送する中継移送装置等を設けることも可能であり、このような場合には管理機を摘採専用機として使用する形態が好ましい。 因みにこのような中継移送装置の詳細な説明は、本出願人の出願に係る特願平10−157979号「茶畝跨走型茶葉摘採機における茶葉収容構造」、特願平10
    −222667号「茶畝跨走型茶葉摘採機」、特願平1
    0−231384号「茶畝跨走型茶葉摘採機における茶葉収容構造」、特願平10−308102号「収容効率を向上させた茶畝跨走型茶葉摘採機」等の特許出願を援用する。

    【0024】次に以上のように構成されたかぶせ茶園用茶園管理機1のこも避け態様すなわち支柱P付近にたぐり寄せられて垂れ下がった遮光資材Sを受けてこれを押し上げ、更に後方側に逃がす作動態様について説明する。 説明にあたっては、一例として図5に示すように、
    種々の管理作業を行う前に、まず管理機をかぶせ茶園に進入させる状況を例に挙げて説明する。 (1)準備段階 管理機が進入を開始する前の準備段階として、茶園では化学繊維シート等の遮光資材Sが支柱P付近にたぐり寄せられて垂れ下がった状態にされる。 一方、管理機側ではコントローラ17を所持した作業者が、管理機から適宜離れて立ち、進入に備える。 なお通常管理機は茶園まで輸送される途中、ケーブル案内杆18のアーム部21
    が後方張出寸法を最小とするように格納、固定されるものであり、この準備段階までに格納の固定が解除され、
    後方張り出し可能状態に設定される。 またコントロールケーブルCは、この準備段階までにアーム部21に形成された各フック22に掛止され、保持が成される。

    【0025】(2)進入開始 以上のような準備段階が終了すると、作業者がコントローラ17を使ってクローラ12を走行駆動させ、管理機を茶園に進入させる。 このような管理機の進入に伴い、
    図5(a)に示すように、まず上部デッキ14上に設けたこも避けガード16が、たぐり寄せられた化学繊維シート等の遮光資材Sに積極的に接触し、続いてフレーム19に沿うように遮光資材Sを上方に押し上げる。 その後遮光資材Sは、図5(b)示すように、こも避けガード16が通過する間、フレーム19の上部に位置した状態で、フレーム19上を滑って行き、通過終了とともに、フレーム19に沿って滑り落ち、再び当初の垂れ下がった状態となる。 このようにこも避けガード16は、
    遮光資材Sを押し上げながら、スムーズに管理機の後方側に逃がすため、遮光資材Sが低く垂れ下がった状態であっても、上部デッキ14に搭載されたエンジンユニット15等の部材に接触することがほとんどなく、管理機の走行や操作の障害になることがない。

    【0026】なお以上のような管理機の走行に伴い、管理機そのものはその位置を刻々と変えるが、コントローラ17を持った作業者は管理機の位置に規制されることなく、その作業位置をほぼ自由に選択できる。 これはコントロールケーブルCが自由長調節リール23によって、その繰り出し長さを自由に設定できることやケーブル案内杆18のアーム部21が、水平旋回自在に構成されていること等に起因するものである。 またこの実施の形態では、上述したようにクローラ12の走行操作や管理機体3の高さ設定や駆動などをコントロールケーブルCを具えたコントローラ17によって遠隔操作する形態を基本として説明したが、例えば走行機体2の後方に作業者が立つための搭乗用の台を設けていれば、この台に作業者が立ちながら管理機の操作を行うことも可能である。 この場合、走行中においてはコントローラ17を走行機体2に固定できるように、例えばコントローラ17
    にマグネット等を組み込み、適宜の位置に取り付ける形態が好ましい。

    【0027】

    【他の実施の形態】本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。 すなわち先の図1〜5に示した実施の形態では、こも避けガード16は、まず杆状部材を適宜曲げ形成して成るフレーム19を複数形成した後、このフレーム19によって上部デッキ14に搭載されるエンジンユニット15等を挟むように設けられる。
    しかしながらフレーム19は、必ずしも一本の杆状部材によって形成される必要はなく、例えば図6(a)に示すように一本のフレーム19をその前後で分割形成(前部材を19A、後部材を19Bとする)し、前後の部材をワイヤやチェーン等の連結部材19Cで接続する形態が採り得る。 また複数のフレーム19によって上部デッキ14から突出する部材を挟み込むように構成するのではなく、図6(b)に示すように前後部分を曲面状に形成したガード体16Aをこも避けガード16とし、これによって上部デッキ14上方ほぼ全面を覆うようにする形態も採り得る。

    【0028】更に図示は省略するものの、茶農家が、かぶせ茶園と、一般の露天状態の茶園とを併せて経営する場合を考慮し、本発明のかぶせ茶園用茶園管理機1を露天状態の茶園に適用した際、管理作業をより行いやすくする目的から、こも避けガード16を上部デッキ14から取り外し自在に構成する形態も採り得る。 更にまたこも避けガード16を取り付ける場合、上部デッキ14との間に例えばスプリング等の弾性部材を介在させることで、こも避けガード16を上下動自在に構成することが可能である。 そしてこのような構成を採ることによって、より円滑に遮光資材Sを管理機後方に逃がし得るとともに、こも避けガード16と遮光資材Sとの摩耗を極力抑え得るものである。

    【0029】また一旦こも避けを行った管理機を後退させる際、遮光資材Sとの引っ掛かりを、より確実に回避したい場合には、一例として図7(a)に示すように、
    ケーブル案内杆18のアーム部21の後端を下方に向けて滑らかに曲げる形態や、図7(b)に示すように、アーム部21を後方側に行くに従い幾分下げるように傾斜させる形態、あるいは図7(c)に示すように、アーム部21の後端側のみを下方に傾斜させる形態等、種々の形態が採り得る。

    【0030】

    【発明の効果】まず請求項1記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、化学繊維シート等の遮光資材Sが設置されたかぶせ茶園に、自走式車両タイプの管理機を適用する場合、たぐり寄せられた遮光資材Sが低く垂れ下がっていても、こも避けガード16がこの遮光資材Sを押し上げながらスムーズに管理機後方に逃がすため、管理機の走行や操作の障害となることがない。 またこのため摘採や剪枝等の管理作業が効率的に行えるとともに、大幅な労力の軽減化が達成される。

    【0031】また請求項2記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、こも避けガード16を極めて単純な構造で製作できるとともに、管理機全体の軽量化や低コスト化等も図れる。 また管理機が万が一、転倒した場合には、
    このこも避けガード16によってエンジンの保護が可能である。

    【0032】更にまた請求項3記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、操縦者用シートを上部デッキ14に設けないため、管理機の全高さ寸法を低く抑えられ、かぶせ茶園に設置されている遮光資材Sの高さに規制されて適用不可となる場合を極力なくし、同一仕様の管理機でより多くの茶園に対応し得る。

    【0033】また請求項4記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、例えば摘採作業を行う場合、多くは摘採機体35の後方に載置台を設け、ここに摘採した茶葉を収容するための収葉袋を設置する形態を採るが、ケーブル案内杆18を上部後方に張り出すように形成しているため、コントロールケーブルCやケーブル案内杆18が載置台と接触することがなく、摘採作業がより効率良く行える。

    【0034】また請求項5記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、コントロールケーブルCを保持するケーブル案内杆18においても、「こも避け」作用を期待できる。

    【0035】また請求項6記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、ケーブル案内杆18のアーム部21が水平旋回自在に構成されるため、コントローラ17によって管理機を操作する作業者が作業位置を自由に選べ、より作業効率を向上させ得る。 またコントロールケーブルC
    はアーム部21においてフック22で保持されるため、
    旋回中に無理なよれやねじれ等が加わることがなく、旋回途中で外れてしまうこともない。 更にコントロールケーブルCをアーム部21に取り付ける、ないしは取り外す作業が、確実且つ容易に行い得る。

    【0036】また請求項7記載のかぶせ茶園用茶園管理機によれば、コントロールケーブルCの繰り出し長さを自在に設定できるため、コントローラ17によって操作を行う作業位置の自由度が大幅に増し、作業効率を格段に向上させ得る。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のかぶせ茶園用茶園管理機を示す斜視図である。

    【図2】同上側面図である。

    【図3】同上正面図である。

    【図4】同上平面図である。

    【図5】こも避け態様を骨格的に示す側面図である。

    【図6】こも避けガードの他の実施の形態を示す側面図である。

    【図7】管理機を後退させる際、遮光資材の引っ掛かりを防ぐケーブル案内杆の後方形状を種々示す側面図である。

    【符号の説明】

    1 かぶせ茶園用茶園管理機 2 走行機体 3 管理機体 4 収容部 11 フレーム部 12 クローラ 13 スライダ 14 上部デッキ 15 エンジンユニット 16 こも避けガード 16A ガード体 17 コントローラ 18 ケーブル案内杆 19 フレーム 19A 前部材 19B 後部材 19C 連結部材 20 支持部 21 アーム部 22 フック 23 自由長調節リール 30 剪枝機体 31 剪枝機フレーム 32 刈刃 33 送風ファン 34 剪枝機エンジン 35 摘採機体 C コントロールケーブル F 掛止部材 P 支柱 S 遮光資材 T 茶畝 W ワイヤ

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