首页 / 专利库 / 风能 / 风力发电场 / 风力发电机组 / 海上风力发电机 / Marine mobile type wind power generating set

Marine mobile type wind power generating set

阅读:347发布:2021-06-29

专利汇可以提供Marine mobile type wind power generating set专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To effectively and accurately convert the vast wind force energy of a typhoon into electric power energy by disposing a plurality of windmill- mounted hulls in a frame body floating on the sea, and arranging a large number of windmills on the respective hulls collectively in a battle array state through fitting supports. SOLUTION: Six disc-like windmill mounted hulls S1 -S6 are arranged along the inner peripheral surface of an annular frame body X floating on the sea, and a similar windmill-mounted hull S is disposed at the center part of the frame body X so as to float, respectively. A center support A is erected at the center of the center windmill-mounted hull S, and six peripheral supports C are erected at the peripheral part. Connecting members E are stretched between the supports A, C and between the respective peripheral supports C. The windmill-mounted hulls S1 -S6 are also constituted in the same way, and a plurality of windmill-mounting supports for rotatably supporting windmills are provided between the respective peripheral supports C1 -C6 . The rotation of each windmill is transmitted to a generator to generate power.,下面是Marine mobile type wind power generating set专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】海上に浮かべたフレ−ム枠体内に,この枠体に沿って複数の風車取付船体を枠体に接続して浮設配置し、この各風車取付船体上に多数の風車を取付支柱を介し円陣若しくは多角陣の陣形状に集合配列して,各風車の回転軸をギア,チェ−ン等を介して船体内に配設の各発電機の回転軸に連繋接続せしめるとともに、フレ−
    ム枠体に接続する各風車取付船体相互を連結材を介して連結せしめたことを特徴とする海上移動式風力発電装置。
  • 【請求項2】フレ−ム枠体を円輪状となし、その枠体内に沿って接続配列される各風車取付船体を円盤状となしたことを特徴とする請求項1記載の海上移動式風力発電装置。
  • 【請求項3】各風車取付船体上に取付支柱を介し円陣等の陣形状に集合配列される多数の風車の取付支柱に対する配設手段として、風車が風向きに対し自動的に正対方向に向きを調整するように,風車取付支柱を、風車取付船体上に直立固定させた固定支柱とその外周面に回動可能に嵌合する回動支柱とにより形成し、この回動支柱の上側外周面に風を受ける舵取り板を備えるとともに、この舵取り板と反対側の回動支柱の外周面の適宜位置に,
    風車の回転羽根を、回動支柱外周面より直角方向に突出する固定軸とその外周面に回転自在に嵌合する回転軸とを介して取り付け配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の海上移動式風力発電装置。
  • 【請求項4】風車の回転軸に対する回転羽根の装着手段として、風速変動に応じて風向きに対する風車の回転羽根の上下方向起伏角度若しくは水平方向対面角度を自動的に調整して風車の風速変動に対する回転数を自動調整するべく,風車の回転羽根を、風車取付支柱における固定支柱外面に嵌合の回動支柱外周面より直角方向に突出する固定軸の外周面に嵌合された回転軸に、軸と油圧シリンダ−等の加圧手段を介し軸を中心として所定角度の範囲内において垂直若しくは水平方向に回動可能に装着せしめたことを特徴とする請求項3記載の海上移動式風力発電装置。
  • 【請求項5】各風車取付船体上の多数の風車の安定支持手段として、各風車取付船体上に,中央部のセンタ−支持柱とそれを円陣若しくは多角陣の陣形状に囲む複数の周辺支持柱とを直立固定し、各支持柱間相互を連結材を介して連結するとともに、複数の周辺支持柱間相互を連結する各連結材に上側部を連繋接続させて複数の風車取付支柱を風車取付け船体上に直立せしめたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の海上移動式風力発電装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、風車を利用した風発電装置に関するものであるが、海上を吹く風特に台風の膨大な風力エネルギ−を有効に活用して,環境公害問題等を伴わないクリ−ンな電力エネルギ−を豊富に得るとともに、それにより台風の風力エネルギ−を減殺させてその被害の発生を極力減少させることができる海上移動式風力発電装置に係るものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来の風力発電装置は、規模が比較的小さく発電出力の点で充分とはいい難いものであり、特に海上で発生する台風の膨大な風力エネルギ−を的確に捉えてそれを有効に電力に変換し得るものはなかった。
    そのため、この台風の膨大な風力エネルギ−をみすみす逃がしているばかりでなく、それにより毎年甚大な被害を被っているのが現状である。 一方,力発電装置は、山間部に巨大な貯水ダムを建設する必要上,特殊な立地条件の制約が伴い、その建設と送電設備に多大な工期と工費がかかり、運転が天候に左右されるという問題があり、また現在主力発電の地位を占めている火力発電装置には燃焼排気ガスによる環境汚染(地球温暖化等)
    が問題とされており、更に将来有力視されている原子力発電装置には事故による放射能汚染の危険の虞が回避されていないのが現状である。 そしてこれら現在の主力発電装置はいずれも台風の被害発生の減少には無力である。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる現在又は将来の電力事情に伴い懸念される種々の問題点に鑑み、現在みすみす見逃されている海上で発生する風特に台風の膨大な風力エネルギ−に着目し、これを捉え有効に活用して環境公害問題等の難点を伴わないクリ−ンな電力エネルギ−を豊富に獲得するとともに、それによって台風の巨大な風力エネルギ−を減殺させそれに伴う被害を極力減少せしめることができ、実用上極めて画期的で有益な海上移動式風力発電装置を提供することを目的とする。 勿論同時に、台風の膨大な風力エネルギ−を有効且つ的確に電力エネルギ−に変換するために必要且つ適切な装置の開発をも当然に目的とする。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するために、次の手段を採っている。 即ち、海上に浮かべたフレ−ム枠体内に,この枠体に沿って複数の風車取付船体を枠体に接続して浮設配置し、この各風車取付船体上に多数の風車を取付支柱を介して円陣若しくは多陣の陣形状に集合配列して,各風車の回転軸をギア,チェ−ン等を介して船体内に配設の各発電機の回転軸に連繋接続せしめるとともに、フレ−ム枠体に接続する各風車取付船体相互を連結材を介して連結せしめたことを特徴とするものである。

    【0005】海上を吹く風をその風向きに拘らず有効且つ的確に捉えるべく,また台風による破損や転覆の事故を防止し耐久性を増大させるために、前記フレ−ム枠体を円輪状となし、その枠体内に沿って接続配列される各風車取付船体を円盤状となしている。

    【0006】また,各風車取付船体上に取付支柱を介し円陣等の陣形状に多数集合配列される風車の取付支柱に対する配設手段として、風車が風向きに対し自動的に正対方向に向きを調整するように,風車取付支柱を、風車取付船体上に直立固定させた固定支柱とその外周面に回動可能に嵌合する回動支柱とにより形成し、この回動支柱の上側外周面に風を受ける取り板を備えるとともに、この舵取り板と180度反対側の回動支柱の外周面の適宜位置に,風車の回転羽根を、回動支柱外周面より直角方向に突出する固定軸とその外周面に回転自在に嵌合する回転軸とを介して取り付け配設している。

    【0007】そして,風車の前記回転軸に対する回転羽根の装着手段としては、風速変動に応じて風向きに対する風車の回転羽根の上下方向起伏角度若しくは水平方向対面角度を自動的に調整して風車の風速変動に対する回転数を自動調整するべく,風車の回転羽根を、風車取付支柱における固定支柱外面に嵌合の回動支柱外周面より直角方向に突出する固定軸の外周面に嵌合された回転軸に、軸と油圧シリンダ−等の加圧手段を介し軸を中心として所定角度(ほぼ90度)の範囲内において垂直若しくは水平方向に回動可能に装着せしめている。

    【0008】更に,各風車取付船体上の多数の風車の安定支持手段として、各風車取付船体上に,中央部のセンタ−支持柱とそれを円陣若しくは多角陣の陣形状に囲む複数の周辺支持柱とを直立固定し、各支持柱間相互を連結材を介して連結するとともに、複数の周辺支持柱相互を連結する各連結材に上側部を連繋接続させて複数の風車取付支柱を風車取付船体上に直立せしめている。

    【0009】

    【発明の実施の形態】別紙図面について本発明実施の形態に係る海上移動式風力発電装置の一例を説明する。

    【0010】図1は、フレ−ム枠体と,その内周面に沿って接続配列される複数の風車取付船体と,その上に直立される支持柱と,その間に接続配置される連結材とを介した発電装置全体における多数の風車の支持配列の要領を示す平面図である。 同図において,Xは海上に浮かべた波除け円輪状のフレ−ム枠体で、その内周面に沿って6隻の円盤状の風車取付船体S 1 〜S 6が正六角形を形造るように接続配置して浮設されている。 またフレ−
    ム枠体Xの中央部従って正六角形状に整列配置する風車取付船体S 1 〜S 6の中心部にも、円盤状の風車取付船体Sが浮設配置されている。

    【0011】中心の風車取付船体S上には、中央部にセンタ−支持柱Aが,周辺部に該支持柱Aを囲み正六角形を形造るように6本の周辺支持柱Cが直立固定されており、センタ−支持柱Aと各周辺支持柱Cとの間,及び各周辺支持柱C相互の間には連結材Eが掛け渡されている。 フレ−ム枠体Xの内周面に沿う風車取付船体S 1
    6上にも、同様に夫々中央部にセンタ−支持柱B 1
    6が,また周辺部に夫々該支持柱B 1 〜B 6を囲み正六角形を形造るように各6本ずつの周辺支持柱C 1 〜C
    6が直立固定されており、夫々センタ−支持柱B 1 〜B
    6と各周辺支持柱C 1 〜C 6との間,及び各周辺支持柱C 1 〜C 6相互の間には連結材Eが掛け渡されている。
    また,中央の風車取付船体Sと周辺部の風車取付船体S
    1 〜S 6とは、隣接する周辺支持柱Cと周辺支持柱C 1
    〜C 6間に掛け渡された連結材Eを介して連結されている。 そして,各風車取付船体S 1 〜S 6相互においても、同様に隣接する最外側(フレ−ム枠体X寄り)の周辺支持柱C 1 〜C 6間に掛け渡された連結材Eにて連結されている。 これら連結材Eは、風の抵抗を考慮して丸管材が用いられている。 センタ−支持柱A,B 1
    6 、周辺支持柱C,C 1 〜C 6 、後記風車取付支柱D
    も同様である。 フレ−ム枠体Xと,中央風車取付船体S
    と,周辺風車取付船体S 1 〜S 6との間の空間部には鉄板製の甲板kが敷設されており、その上でヘリコプタ−
    等の輸送機の発着が可能となっている。 フレ−ム枠体Xは、衝突事故等による破損防止と耐久性増大のために鉄板と緩衝材とにより相当な厚さに形成されている。

    【0012】図2は、風車取付船体S 1 (S 2 〜S 6も同様)における風車の支持配列の要領を示す平面図で、
    6本の周辺支持柱C 1間には、夫々5本づつの風車取付支柱Dが所定間隔で風車取付船体S 1上に直立して配設されており、各風車取付支柱Dの上側端部は6本の周辺支持柱C 1間を連結する各連結材Eに連繋接続されている。 従って周辺の風車取付船体S 1 〜S 6には、夫々30本づつの風車取付支柱Dが(S 1 〜S 6全体では合計180本)配設されている。 それ故,周辺の風車取付船体S 1 〜S 6上には、合計180基の風車が取付け配置される。 中央の風車取付船体Sにも同様に多数の風車取付支柱Dが配設されるが、この場合には各周辺支持柱C間の間隔が周辺の風車取付船体S 1 〜S 6における各周辺支持柱C 1 〜C 6間の間隔より大きく設定されているので、各周辺支持柱C間には6本ずつの風車取付支柱Dが配設される。 従って風車取付船体S上には合計3
    6本の風車取付支柱Dが配設される。 それ故,中央の風車取付船体S上には36基の風車が取り付け配置される。

    【0013】図3は、中央の風車取付船体Sと周辺の風車取付船体S 1 〜S 6上に直立するセンタ−支持柱A,
    1 〜B 6 、周辺支持柱C,C 1 〜C 6 、風車取付支柱Dとの間の背高や間隔等の寸法関係並びに船体内の構造を示す概略説明図(便宜上,図1の中央風車取付船体S
    とその右隣の周辺風車取付船体S 1との関係の一部のみ)である。 同図に示されているように、センタ−支持柱A,センタ−支持柱B 1 〜B 6 ,周辺支持柱C及びC
    1 〜C 6 ,風車取付支柱Dとの間には、夫々10mづつの背高差を設けている。 また,センタ−支持柱Aと周辺支持柱Cとの間隔(風車取付船体Sの半径)の方がセンタ−支持柱B 1 〜B 6と周辺支持柱C 1 〜C 6との間隔(風車取付船体S 1 〜S 6の半径)より大に設定されている。 連結材Eは、風車取付支柱Dの高さの位置に掛け渡されている。 ちなみに,センタ−支持柱Aと周辺支持柱Cとの間隔,及び各周辺支持柱C間の間隔は30
    0m、従って中央の風車取付船体Sの直径は600m、
    センタ−支持柱B 1 〜B 6と周辺支持柱C 1 〜C 6との間隔,及び各周辺支持柱C 1 〜C 6間の間隔は250
    m、従って周辺の風車取付船体S 1 〜S 6の直径は50
    0m、そしてこれらの船体群を内部に接続配置するフレ−ム枠体Xの内径は2000mに設定している。 また,
    風車取付支柱Dは、連結材Eに対しその両端の周辺支持柱C,Cとの間及びC 1 ,C 1との間(C 2 〜C 6も同様)に25mづつ配し、50m間隔で接続配設されている(後記に示す風車の回転羽根の直径は25m)。 更に,風車取付船体S,S 1 〜S 6上からの風車取付支柱D、周辺支持柱C,C 1 〜C 6 、センタ−支持柱B 1
    6 、センタ−支持柱Aの背高は、夫々45m、55
    m、65m、75mとなしている。 風車取付船体S,S
    1 〜S 6内は、4階建構造で、最上層階が作業員の居住室f,中間層階の2室が作業室g,最下層階が発電機等の機械室hとなっており、各室の側面には荷物の搬出入口iが設けられている。 各室の高さは居住室fと作業室gが5m、発電機等の機械室hが10mに設定されている。

    【0014】風車取付船体SとS 1 〜S 6は、海上を装置全体として任意に移動可能となすべく,通常の船体と同様にエンジンとスクリュ−と舵の推進手段を備えており、また,風速を利用して向きの調整と推進の補助をなすために、センタ−支持柱Aと各センタ−支持柱B 1
    6の上側部に舵取り板の取り付けと帆掛けを施している。 更に,中央風車取付船体Sのセンタ−支持柱Aとそれを囲む6本の周辺支持柱C上端部,及び周辺風車取付船体S 1 〜S 6のセンタ−支持柱B 1 〜B 6と中央風車取付船体Sに隣接する各船体1本ずつ計6本の周辺支持柱C 1 〜C 6上端部には、避雷針を設けている。 更にまた,多数の風車の安定支持の完全を期するため、風車取付支柱Dの上側端部を接続固定し且つ各周辺支持柱C,C 1 〜C 6間を連結している各連結材Eと風車取付船体S,S 1 〜S 6の甲板kとの間には夫々複数本の丸管材の筋交いを配設している。

    【0015】図4は、前記風車取付船体S及びS 1 〜S
    6上に多数円陣等の陣形状に集合配列される風車の取付け配設構造とそれに基づく発電構造の概略を示す説明図である。 前記の風車取付支柱Dは、風車取付船体S又はS 1 〜S 6上に直立固定された固定支柱1と、その外周面に回動可能に嵌合された回動支柱2とからなっている。 この回動支柱2には、上側端部に風を受けて向きを変える舵取り板3が取付けられており、それと180度反対側の中間部にブラケットを介して風車取付用の固定軸4が直角方向に固定配設されている。 この固定軸4
    の長手方向外周面には回転軸5がベアリングを介して嵌合配設されており、この回転軸5に風車の3枚の回転羽根6が120度の間隔を配し軸7と後記の油圧シリンダ−8の加圧手段を介して90度の範囲内において垂直方向(風向きに対し上下起伏方向)に回動可能に取り付けられている。 前記舵取り板3が風を受けて回動支柱2の回動を介して向きを変えることにより、回動支柱2に取り付けられている各風車は常に自動的に風向き方向に対し3枚の回転羽根6が正対する状態となる。 舵取り板3は、風を充分に受けて風車とギア等のその回転連繋手段を取り付けた回動支柱2が固定支柱1の回りを円滑に回動して風車の回転羽根6が風向き方向に正対するように、充分な寸法に設定されており、ちなみにその長さは約10m程度,幅は最も広幅の部分で約3m程度となっている。 そして,回転羽根6が風を受けることにより固定軸4の回りに回転する回転軸5の端部にはスプロケット9が固定されており、このスプロケット9はチェ−ン10を介して回動支柱2の下側部側に回転可能に配設されたベベルギア12と一体に接続するスプロケット11
    に連結している。 ベベルギア12とスプロケット11
    は、回動支柱2の下側部側に支持腕を介して固定された固定シャフトに回転可能に配設されており、ベベルギア12は、回動支柱2の外周面にベアリングを介して回転可能に配設されたベベルギア13と噛み合い、このベベルギア13には通常のギア14が一体に接続形成されている。 そしてこの接続ギア14にはギア15が噛み合っており、ギア15の回転シャフトは最下層階の機械室hに配設されている発電機16の回転軸と連繋接続している。

    【0016】図5は、風車の3枚の回転羽根6が風速変動に対応して風向きに対し上下方向起伏角度自在に回動調節される構造の一例を示したものである。 上記のように,回動支柱2にブラケットを介して固定された固定軸4の外周面に回転軸5が嵌合されており、この回転軸5の外周面には3枚の回転羽根6が120度の間隔を配しブラケットと軸7を介して垂直方向(風向きに対し上下起伏方向)に回動可能に取り付けられている。 各回転羽根6の回転軸側基端部には、各油圧シリンダ−8のピストンロッドが連繋接続されており、各回転羽根6
    は、この油圧シリンダ−8の押圧又は引張作用により軸7を中心として風速変動に応じて90度の範囲内において上下方向に起伏回動されるようになっている。 各油圧シリンダ−8内のピストンのヘッド側とロッド側の空間部は、夫々配管17と18を介して回転軸5の内周面側に円周方向に沿って形成されたオイル収容溝19と2
    0とに接続されている。 オイル収容溝19、20と固定軸4外周面との間には気密が保持されている。 このオイル収容溝19と20は、固定軸4外周面に形成されたオイル供給孔21と22に接続しており、オイル供給孔2
    1と22は、オイル供給管23と24を介して油圧ポンプ25に接続している。 オイル供給管23と24は、
    回動支柱2に取り付けられた固定軸4のブラケットの外側を回って固定軸4の側面に開けられた接続孔から内部に導入されている。 油圧ポンプ25はブラケットを介して回動支柱2に固定配設されている。 そして油圧ポンプ25は、風速センサを有するコンピュ−タ制御手段(図示せず)を介して風速変動に応じて油圧シリンダ−8内のピストンのヘッド側とロッド側とにオイルを所定に切り替え供給してピストンロッドを伸縮せしめ、回転羽根6の風向きに対する上下方向起伏角度を90度の範囲内において適度に調整し、それにより回転羽根6の回転数を風速変動に対応して最適に調整するようになしている。

    【0017】図6は、前記風速変動に対応する風車の回転数の自動調整手段の他の実施形態を示すものである。
    この場合には、回転羽根6は回転軸5に対し羽根の長さ方向に備えられた軸7´と油圧シリンダ−8の加圧手段を介して、軸7´を中心に矢印水平方向(風向きに対し左右対面方向)に90度の範囲内において回動(捻転)可能に取付けられている。 従って、風速変動に応じて回転羽根6は風向きに対する対面角度(正対の度合い)が軸7´を中心とする捻転により正対から平行まで適度に自動調整され、それによって風車は風速に対し最適な回転数に自動調整される。

    【0018】なお風車取付船体S 1 〜S 6の各センタ−
    支持柱B 1 〜B 6上には、ソ−ラ−発電設備も備えられている。 そして中央の風車取付船体Sには36基の風車が備えられており、これによってこの風力発電装置全体の海上移動や居住,作業に必要な電力は賄われる。

    【0019】しかして,上記実施形態に係る海上移動式風力発電装置の動作について説明する。 フレ−ム枠体X
    内に連繋接続される複数の風車取付船体S,S 1 〜S 6
    とこれらに取付けられる多数の風車は、円陣若しくは正六角形等の多角陣の陣形状に集合配列されており、且つそれら各船体の間と各風車の間には相当な間隔が配されているので、海上を吹く風の風向き如何に拘らず有効にそして万遍なく風を受けることができる。 しかもその風向き如何に拘らず,風車取付支柱Dにおける固定支柱1
    と回動支柱2及び舵取り板3による風車の方向自動調整手段により、全風車は常に風向きに対し正対(直交)した状態で位置することとなるので一層有効に且つ万遍なく風を受ける。 そして、軸7(7´)と油圧シリンダ−
    8等の加圧手段と制御手段を介した回転羽根6の風向きに対する上下方向起伏角度又は水平方向対面角度自動調整手段により、風速変動(風の強弱)に応じて全風車は最適な回転数で回転し、風車の回転軸5はチェ−ンやギア等の連繋手段を介して各発電機16の回転軸に接続しているので、風車の回転に伴い発電機16が回転して発電され、得られた発電出力は蓄電しておく。

    【0020】多数の風車及びこれを配設する風車取付船体S,S 1 〜S 6は前記のように円陣若しくは多角陣の陣形状に相当な間隔と大きさを配して配列しており、そして風車の自動方向調整と風速変動に応じた自動回転数調整も図られるので、台風のような膨大な風力の直撃を受けても破損や転覆の虞がなく耐久性に優れており、却ってその膨大な風力エネルギ−を活用して電力エネルギ−に有効に変換することができ、そのため台風はこの発電装置を通過することによってその風力エネルギ−が相当程度に亘って減殺される。

    【0021】風車取付船体S 1 〜S 6上には、上記の如く合計180基の3枚羽根の風車が備え付けられており、その回転羽根6の直径は25mとなしている。 風車の実効率を30%とすると、この装置による発電出力は、計算上大旨次のとおりである。 即ち、風速が毎秒5
    mのとき、風力エネルギ−は75KW、風車1基の出力は22KW、風車180基の出力は4,000KWとなる。 風速が20mのときには、風力エネルギ−は4,7
    00KW、風車1基の出力は1,400KW、風車18
    0基の出力は258,000KWとなる。 風速が40m
    となると、風力エネルギ−は38,000KW、風車1
    基の出力は11,000KW、風車180基の出力は2,000,000KWとなる。

    【0022】本装置は上記のとおり、海上を任意に移動可能で、他から電力の供給を受けることなく自家発電によりその移動及び作業を行うことができるので、予め台風の発生並びに進路に合わせて相当数の装置を配備しておけば、例えば本装置100艘程度配備しておくことにより、大型台風が到来してもその巨大な風力エネルギ−
    を極力電力エネルギ−に有効に変換できるとともに、その風力エネルギ−を減殺させてそれによる被害を減少させることができる。 そして蓄電した電力を随時陸上の電力が不足した発電所や変電所或は需要所等に随時供給する。

    【0023】

    【発明の効果】本発明は上記の構成となしたので、上述の従来技術の有する諸難点を解消して所期の目的を達成し、次に示す特有の効果を有する。

    【0024】請求項1に係る発明においては、フレ−ム枠体X内にそれに沿ってS,S 1 〜S 6等の複数の風車取付船体を接続配置し、各風車取付船体上に取付支柱を介して多数の風車(例えば中央の船体Sには36基,周辺の船体S 1 〜S 6には合計180基等)を円陣や多角陣のような陣形状に集合配列してその回転軸を連繋手段を介して発電機に接続するとともに、各風車取付船体を連結材にて連結し全体を海上に浮かべて任意に移動可能となしたので、次の効果を奏する。 (1) 複数の風車取付船体及び多数の風車の円陣等の陣形状の集合配列従って全方位型配列により、海上を吹く風の風向き如何に拘らずその風を風車にて万遍なく且つ有効に捉えることができるとともに,風の状況に応じ任意に移動可能であるから、発電効率が良好であり、この装置一艘でも相当な出力が期待できる。 そして本装置の海上移動や居住,作業等その稼動に必要な電力は他から供給を受ける必要はなく、本装置で得られる自家発電の出力の一部で充分に賄うことができる。 (2) また前記複数の風車取付船体と多数の風車の円陣等の陣形状の集合配列構造により,台風のような強い風力を受けても破損や転覆の虞がなく耐久性にも優れており、そのため、予め台風の発生箇所や進路の予定コ−スの近辺に本装置を相当数配備しておくことにより、台風の持つ巨大且つ膨大な風力エネルギ−を有効且つ的確に豊富な電力エネルギ−に変換することができ、それに伴いその巨大且つ膨大な風力エネルギ−を極力減殺しそれによる被害の発生を減少せしめることができるので一石二鳥である。 (3) 装置は海上という比較的生活圏に近い所に配備できるので、水力発電のような生活圏から遠い山間部という特殊な立地条件の制約がなく、建設や送電設備に膨大な工期と費用を要するという問題もない。 (4) 火力発電のような燃焼排気ガスによる環境汚染の公害問題を伴うことがなく、クリ−ンな電力を供給することができ、現在及び将来の環境汚染の改善に大いに寄与することができる。 (5) 原子力発電のような事故による放射能汚染の危険はなく、極めて安全性が高い。 (6) 水力発電のように運転が天候に左右されるという心配がなく常時運転が可能であるとともに、特に台風のような膨大な風力エネルギ−を電力エネルギ−に変えて大量の電力を蓄電しておくことができるので、いつでも発電出力の低下した発電所に,或は変電所,事業所等の需要所に蓄えた電力を補充供給することができ、今後逼迫が予想される電力事情の改善に大いに寄与することができる。

    【0025】請求項2に係る発明においては、上記構成に加えて、複数の風車取付船体S,S 1 〜S 6等を内部に取り付けて波除けとなるフレ−ム枠体Xを円輪状となし且つその枠体内に沿って配列される各風車取付船体を円盤状となしたことにより、複数の風車取付船体自体も円輪状のフレ−ム枠体内に沿って円陣若しくは多角陣の陣形状に整然と合理的に配列させることができるので、
    円陣若しくは多角陣の陣形状に集合配列させた多数の風車による風の捕捉性を一層向上させ且つ台風に対する耐久性乃至剛性の一層の増強を図ることができる。

    【0026】請求項3に係る発明においては、上記構成に加えて、各風車の風向きに対する自動方向調整手段により、請求項1,2の場合に比し風車による風の捕捉性を更に高揚させることができるので、発電効率が一層良好となる。

    【0027】請求項4に係る発明においては、上記構成に加えて、風速変動に対応して風車の回転羽根の風向きに対する上下方向起伏角度若しくは水平方向対面角度を調整することにより,風速変動に対する風車の回転数を最適に自動調整することができるので、請求項3に比して更に発電効率が良好で且つ常時安定した発電出力を得ることができる。

    【0028】請求項5に係る発明においては、上記構成に加えて、各風車取付船体上に直立固定したセンタ−支持柱とその周囲を円陣若しくは多角陣の陣形状に囲む複数の周辺支持柱とそれらを連結し複数の風車取付支柱を連繋接続する連結材との配列構造により、多数の風車の取り付けの安定支持を強固に図ることができるので、風力発電の実効性を高めることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施形態の一例に係る発電装置全体の概略平面図で、多数の風車の取付け配置要領(取付位置)を説明するものである。

    【図2】周辺の風車取付船体における一部の船体S 1の概略平面図で、同じく多数の風車の取付位置をより具体的に示すものである。

    【図3】中央の風車取付船体Sと周辺の風車取付船体S
    1との一部の縦断正面図である。 但し、風車取付支柱D
    は一部のみ図示し、他は省略してある。

    【図4】風車の取付構造と風向きに対する自動方向調整手段を示した一部を断面とした側面図である。

    【図5】風車の風速変動に対する回転羽根の自動上下方向起伏角度調整手段を示した一部を断面とした側面図である。

    【図6】風車の風速変動に対する回転羽根の自動水平方向対面角度調整手段を示した一部を断面とした側面図である。

    【符号の説明】

    X フレ−ム枠体 S 中央風車取付船体 S 1 〜S 6周辺風車取付船体 A センタ−支持柱 B 1 〜B 6センタ−支持柱 C 周辺支持柱 C 1 〜C 6周辺支持柱 D 風車取付支柱 E 連結材 f 居住室 g 作業室 h 発電機等の機械室 i 荷物の搬出入口 k 甲板 1 風車取付支柱Dにおける固定支柱 2 風車取付支柱Dにおける回動支柱 3 舵取り板 4 風車取付用固定軸 5 風車の回転軸 6 風車の回転羽根 7 軸 7´ 軸 8 油圧シリンダ−等の加圧手段 9 スプロケット 10 チェ−ン 11 スプロケット 12 ベベルギア 13 ベベルギア 14 ギア 15 ギア 16 発電機 17 配管 18 配管 19 オイル収容溝 20 オイル収容溝 21 オイル供給孔 22 オイル供給孔 23 オイル供給管 24 オイル供給管 25 油圧ポンプ

    【手続補正書】

    【提出日】平成11年4月23日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】特許請求の範囲

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【特許請求の範囲】

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0004

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するために、次の手段を採っている。 即ち、 台風の
    風力エネルギーを有効に利用して電力を得るとともにそ
    れによりその風力エネルギーを減殺させて台風による被
    害の減少を図るべく、海上に浮かべたフレーム枠体内に,この枠体に沿って複数の風車取付船体を枠体に接続して浮設配置し、この各風車取付船体上に多数の風車を取付支柱を介して円陣若しくは多角陣の陣形状に集合配列せしめ、各風車の回転軸をギア,チェーン等を介して船体内に配設の各発電機の回転軸に連繋接続せしめるとともに、フレーム枠体に接続する各風車取付船体相互を連結材を介して連結せしめたことを特徴とするものである。

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈