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Water-surface facility for protection against disaster

阅读:185发布:2021-06-24

专利汇可以提供Water-surface facility for protection against disaster专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a water-surface facilities for protection against disaster capable of supplying necessities for the protection against disaster by sea or storing them on the sea, and enabling sending of a rescue team by sea and accommodating of rescued people.
SOLUTION: The water-surface facilities for protection against disaster are provided with a structure 3 having a space 5 for storing drinking water 90, a synthetic resin expanded body 60 annexed to the structure 3, a steel plate body 62 for covering the structure 3 and the synthetic resin expanded body 60, aerogenerators 84, and a sea wall 68, which is floated on the water for enabling transporting or storing of the drinking water 90. The sea wall 68 has a groove 69 provided on an upper periphery of the facilities, and a board- like member 71 formed so as to project from the groove 69. The groove 69 is formed for enabling injecting and discharging of water, and the board-like member is formed so that it is lighter than the water.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Water-surface facility for protection against disaster专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 用水を貯留する空間を有する構造体と、
    該構造体に付設させた水より軽い物体と、前記構造体および前記水より軽い物体を覆う水を透さない覆い体とを備え、前記水に浮かせて前記用水を輸送可能にまたは貯蔵可能にしてなる防災用水上施設。
  • 【請求項2】 請求項1において、前記施設の少なくとも側面に沿って両側に設けられた溝と、該溝から突出可能に形成された盤状部材とを備え、前記溝は水の注入および排出が可能に形成され、前記盤状部材は水より軽く形成されてなる防災用水上施設。
  • 【請求項3】 請求項1または2において、風力発電装置を備えてなる防災用水上施設。
  • 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記構造体は、複数の単位部材が連結されてなる防災用水上施設。
  • 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記単位部材は、一方の側に平坦な面を有する基盤と、
    該基盤の他方の側に突出させた柱状部とを有し、前記構造体は、前記基盤同士および前記柱状部の先端同士を連結してなる防災用水上施設。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、災害を防止するまたは災害を小さくする防災用上施設に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】地震、津波、噴火または洪水などの自然災害、あるいは各種の人為的災害の場合、一般に飲料水、食料や仮設住宅用資材その他の各種物資を災害地に供給する必要に迫られる。 これらの内、たとえば飲料水などの用水を輸送または貯蔵するには特別に準備されたタンクないしこれを備えた装置を使用しなければならない。 また、トラックなどの自動車によって陸上輸送を行う場合、短時間に多量のものを供給することには限界がある。 さらに、陸上の輸送経路が遮断された場合、供給ができない。

    【0003】また、災害地に救助隊を派遣したり、災害地からけが人や住民を救助し、収容することも必要になることがある。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】災害に対して、各種の物資を海上供給し、また海上に貯蔵しておくことは重要である。 また、救助隊を海上ルートで派遣したり、けが人や住民を収容できることも重要である。 しかし、緊急時に、多量の用水や物資を海上から供給し、救助隊などを派遣できる施設は見当たらない。

    【0005】本発明は、用水、物資などの防災に必要なものを海上供給することができ、救助隊などを海上派遣し、被救助者などを収容できることを課題とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、用水を貯留する空間を有する構造体と、
    この構造体に付設させた水より軽い物体と、この構造体および水より軽い物体を覆う水を透さない覆い体とを備え、水に浮かせて用水を供給可能にまたは貯蔵可能にしてなることを特徴とする。

    【0007】このようにすることにより、構造体の空間に用水を貯留することができる。 水より軽い物体を構造体に付設させると、この水より軽い物体の体積に対応した浮を構造体に付与することができる。 さらに、水を透さない覆い体で構造体および水より軽い物体を覆うことにより、水を排除した体積分の浮力をつけ、水に浮かすことができる。 浮かした構造体を移動することにより、または一定位置に浮かすことにより、用水を海上供給可能にまたは貯蔵可能にすることができる。 さらに、
    本防災用水上施設は、推進装置を備えることにより海上輸送も可能になる。

    【0008】さらに、本施設の少なくとも側面に沿って両側に設けられた溝と、この溝から突出可能に形成された盤状部材とを備えると良い。 そして、盤状部材は水より軽く形成されると良い。 こうすると、溝に水を注入して盤状部材を浮かせることができる。 盤状部材を浮かせることができるので、盤状部材を溝から突出させることができる。 盤状部材が施設の側面(または側壁)上端から突出するので施設の側面に壁を形成できる。 この壁は、波の高い場合に波よけとすることができる。 波の小さいときには溝の水を排出することにより盤状部材を下げることができる。

    【0009】さらに、この防災用水上施設は風力発電装置を備えると良い。 風力エネルギーを電気エネルギーに変えて、施設内所要動力、照明に使用できる。 また、災害復旧用動力、照明その他の用途にも利用できる。

    【0010】さらに、構造体は、複数の単位部材が連結されてなると良い。 構造体は、用水を貯留する空間を有するものであれば、全体が一体的なものや幾つかのサブ構造体を連結したもの、または軽量材料で形成された複数の単位の部材(単位部材)を連結したものなどとすることができる。 複数の単位部材が連結された構造体は、
    これを組み立てる場合、大きさ、重量の小さい単位部材を組み立てるので単位部材の連結施工がやり易い。 よって短期間に構造体を組み立てることができる。

    【0011】そして、単位部材は、一方の側に平坦な面を有する基盤と、この基盤の他方の側に突出させた柱状部とを有し、前記構造体は、前記基盤同士および前記柱状部の先端同士を連結してなると良い。 単位部材は、互いに基盤同士が連結されるので、基盤の平坦な面同士や基盤の縁同士が連結される。 さらに、単位部材の柱状部の先端同士が連結される。 このようにすると構造体全体が単位部材の複数段に積み重なった、かつ平面的に広がったものとなり、3次元的な立体的構造体を形成することができる。 また、基盤と基盤の間に柱状部が位置し、
    水の貯留される空間が形成される。

    【0012】次に本発明を構成する各要件についてさらに詳しく説明する。 用水は、飲料水や緊急時の水、または特定の成分を含む水などで、特に限定するものではない。 水より軽い物体は、合成樹脂、たとえばスチロールなどの合成樹脂発泡体、エアーマットなどである。 また、水より軽い物体は、構造体の外側面に沿って付設しても良いが、構造体の内側、たとえば単位部材の柱状部を筒状に形成して、この筒状に形成された中空部分に充填しても良い。 さらに、水より軽い物体として、水より軽い保護材、すなわち不織布などの保護シートを使用して構造体の外側面を覆っても良い。

    【0013】構造体は、変形の小さい強固な剛性を持たせても良いし、ある程度の変形する構造でも良い。 構造体の剛性の程度は、使用する材料、設置される条件などに応じて適宜選択する。 また、構造体を仕切りで仕切って複数のブロックに区画すると良い。 用水を輸送中または貯蔵中に、一つのブロックの外壁が破損して中に貯留していた用水が流出または外の水が浸入してこの用水が使用不能になっても他のブロックの用水は確保される。

    【0014】さらに、構造体に仕切りを設けて複数のブロックに区画しておくことにより、輸送中または貯蔵中に構造体が傾斜することによる用水の移動を防ぎ、施設の安定を確保する。 さらに、用水がブロックに分かれて貯蔵されるので一つのブロックが破損して、この中の用水が使用不能になっても他のブロックの用水は確保される。 また、構造体の上に倉庫および収容室の少なくともどちらかを備えると良い。 倉庫は、救援のための物資を貯蔵ないし保管できる。 収容室は、被災地への救援隊の輸送や被災地の救助された者を収容することができる。

    【0015】水を透さない覆い体は、水を透さないものであれば特に限定されないが、たとえば合成ゴムシートや鋼板、軽金属板などの金属板で水に対する耐食性に優れるものが好ましい。 盤状部材は、盤状に形成された一体部材でも良いが、先の単位部材を上下方向に連結し、
    外側面を遮水性の材料で覆ってたものでも良い。 風力発電装置は、施設の上面、すなわちデッキ上に設置されたポール上の風車と、風車の回転を増速する歯車などの回転増速手段と、この回転増速手段によって回転される誘導発電機とを主として含むものである。

    【0016】単位部材を連結して構造体を形成する場合、その単位部材の形状は枠状、箱状、容器状あるいは先のような基盤に柱状部を突出させた形状などとすることができる。 特に箱状、容器状などの場合、用水が単位部材間を移動できるように、箱状、容器状などの単位部材の側壁に通孔を設けておくと良い。 要するに、単位部材は内側に外と通ずる空間を有し、かつ必要な強度ないし剛性があれば適宜の形状のものとすることができる。

    【0017】単位部材は、強度、剛性を有し、かつ軽量材料で形成されると良い。 単位部材が剛性を有する材料で形成されることにより、これを組み立てた構造体も剛性を有するものにし易くできる。 また、一つ当たりの単位部材が軽量となるので、運搬が容易になり短期間に組み立てられる。 このような単位部材の材質としては、ポリプロピレンなどの合成樹脂、アルミニウム合金などの軽金属、軽量コンクリートなどであるが、特に水に対する耐腐食性を有する材料とすると良い。

    【0018】単位部材は、先に記したように基盤および柱状部を有するものとすることができる。 単位部材の基盤は、この基盤の縁近傍に設けられた縁連結部を有すると良い。 縁連結部に係合可能な縁連結部材を使用することにより、この縁連結部材を介して基盤同士が連結される。 基盤の形状は、その一方の側が略平坦な面を有するものであれば特に限定されない。 たとえば板部材と、その板部材の縁に沿って他方の側に設けられた縁枠とを有し、さらに縁枠間に補強用のリブを設けて補強したリブ構造が好ましい。

    【0019】このようにすると基盤の重量が小さくなり、使用される材料の量を少なくする。 板部材の形状は、たとえば正方形、長方形などの多形としても良い。 基盤の縁近傍に設けられる縁連結部は、たとえば基盤の一方の側の略平坦な面に設けられた係合孔(または係合穴)とし、縁連結部材の側には、これに係合する突起を設けても良い。 縁連結部の設けられる位置は、縁の近くが好ましいが、特に板部材が矩形の場合には、その四隅の位置に孔または突起を設けると良い。

    【0020】四隅の位置に設けられた縁連結部とこれに係合する縁連結部材を使用することにより、1点に上下で八つの単位部材の隅を集合させた状態で連結できる。
    基盤は、一方の側と他方の側とを通じさせる通孔を有すると良い。 水を貯留するときに、水がこの通孔を通して移動することを可能にする。

    【0021】柱状部の外側断面形状は、特に限定されないが円形、多角形などとしても良い。 さらに、柱状部の形状が筒状に形成されると良い。 筒状に形成された柱状部は軽量であり、かつ剛性があり耐荷重性に優れる。 特に、柱状部を先端に向かって漸次径が縮小した筒状に形成されると良い。 こうすることにより単位部材を運搬ないし輸送する際に、幾つかの単位部材の筒状の柱状部を重ね合わせて運搬、輸送でき、運搬、輸送の効率を向上させることができる。

    【0022】基盤に突出ないし延在させる柱状部の数は一つまたは複数とする。 特に、柱状部を四つ突出させると、安定した複数段の構造体にすることができる。 柱状部は、この先端に端連結部を有すると良い。 端連結部に係合可能な端連結部材を使用することにより、この端連結部材を介して柱状部の先端同士を連結できる。 端連結部は、たとえば柱状部の先端面に係合孔(または係合穴)を設け、端連結部材の側には、これに係合する突起を形成すると良い。 柱状部の先端に設けられる端連結部の係合孔の位置は、柱状部が円柱状または筒状の場合は、その円周上の適宜の位置に設けられる。

    【0023】単位部材の空間率または空隙率S、すなわち S=(V1−V2)/V1 但し、V1:単位部材1個の容積 V2:単位部材1個の質量から換算した体積 は、大きいほど良いが、空間率Sが大きすぎると、上からかかる荷重に対しての耐荷重性、横からかかる荷重に対する強度が小さくなるおそれがある。

    【0024】空間率Sの上限は97%までとする。 反対に空間率Sが小さいと、部材の上記強度を大きくできるが、部材の占める体積が大きくなり、柱状部が形成する空間が小さくなる。 基盤および柱状部の大きさ、肉厚などは構造体にかかる荷重を十分支えられる大きさとする。 基盤および柱状部の材質は、同じものとする方が製造上好ましい。

    【0025】

    【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防災用水上施設の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 なお、図1〜6において、同一または同等の構造、作用部分には同一符号を付けて示す。

    【0026】図1は、本発明に係る防災用水上施設の一実施形態を示す断面図である。 図2は、図1の平面図である。 本実施形態の防災用水上施設1は、飲料水90を貯留する空間を有する構造体3に、海水(水)より軽い物体、たとえばスチレンで形成された合成樹脂発泡体6
    0を付設させて海水に浮かせ、内部に貯留された飲料水90を海上から供給または海上に貯蔵できるようにしたものである。 また、エンジンやスクリューなどの推進装置を備えることにより船舶として使用することもできる。

    【0027】図1に示すように、防災用水上施設1は、
    構造体3と、この構造体3の外側に沿って付設させた合成樹脂発泡体60と、構造体3および合成樹脂発泡体6
    0を覆う鋼板体(水を透さない覆い体)62とを備える。 さらに、防災用水上施設1は、構造体3の上の両側に設けられた波よけ68と、構造体の上に設けられた倉庫75と、倉庫75の両上側に設けられた倉庫76と、
    左右の倉庫76の間に設けられた収容室79と、デッキ88の両側寄りに設けられた風力発電装置84とを備える。

    【0028】構造体3は、たとえば要素7を上下方向に5段、左右方向に12列をそれぞれ連結したものであるが、本発明はこの大きさに限定されない。 また、構造体3の側面部分には図示していない側部材を配置して、構造体にかかる力を面で受けて構造体自体を保護する。 構造体3と合成樹脂発泡体60との間には、鋼板、アルミニウム合金板などの金属板、合成樹脂板、合成ゴムシートなどの保護材65が設けられる。 保護材65は、構造体3を保護するとともに、海水が浸入しないようにする。 構造体3は、一枚ものの保護材65で囲われても良いし、複数枚の保護材65を接合したもので囲われても良い。

    【0029】合成樹脂発泡体60は、保護材65の外側に設けられ、スチロール樹脂やエアーマットなどが使われる。 合成樹脂発泡体60は、構造体3の外側に注入などの手段により一体的に設けられても良いし、適宜分割して形成された発泡体のブロックが設けられても良い。
    鋼板体62は、合成樹脂発泡体60の外側に設けられ、
    海水を遮断し、かつ波や異物の衝突による衝撃から合成樹脂発泡体60および構造体3を保護する。

    【0030】波よけ68は、施設の少なくとも両側の側面67に沿って設けられた溝69と、この溝69から突出可能に形成された盤状部材71とを備える。 溝69は海水の注入および排出が可能に形成され、図示していない海水ポンプと、これに接続された配管系を有する。 盤状部材71は、海水より軽く形成されたもので、海水の注入により浮いて上昇し、海水の排出によって下降する。 盤状部材71は、たとえば後述の図3に示すように、単位部材(符号12)を上下に連結したもの(要素7)を複数上下方向に連結して盤状に形成し、外側を遮水性の材料で覆ったものである。

    【0031】風力発電装置84は複数基設けられ、施設の両側寄りに設けられたポール85と、ポール85の上に設けられた風車86と、風車によって回転される回転軸の回転数を増速する図示していない増速歯車装置およびこの増速した回転により発電する誘導発電機87とを含むものである。

    【0032】図2に示すように、構造体3は、仕切り9
    により複数、たとえば五つのブロックに区画される。 波よけ68は、施設(または船)の周囲を囲うように設けられる。 一つの盤状部材71の施設の長さ方向両端は、
    案内柱73によって案内され昇降する。 また、施設の両側寄りにそれぞれ複数の風力発電装置のポール85が設けられる。 さらに、施設の中央線に沿って収容室79が位置する。

    【0033】図3は、図1における斜線で示した要素7
    を拡大して示したもので、本実施形態における二つの単位部材12の柱状部先端31同士を連結した状態の断面図である。 構造体3は、このような二つの単位部材の柱状部先端31同士を合わせて連結した要素7を左右、前後および上下に連結し3次元的に組み立てたものである。

    【0034】図4は、本実施形態における単位部材12
    を示し、(A)は平面図、(B)は(A)の I−I 線正面・断面図である。 単位部材12は、一方の側に平坦な面16を有する基盤13と、この基盤13の他方の側に突出させた柱状部30とを有する。 因みに、図4(B)
    において、中央線43より左側は正面図、中央線43より右側は正面断面図を示す。 単位部材12は剛性を有する軽量材料で形成され、この実施形態では合成樹脂であるポリプロピレンで形成される。

    【0035】単位部材の基盤13は、略平坦な面16を有する板部材15と、板部材15の縁に沿って板部材1
    5の他方の側に形成された縁枠18とを有する。 板部材15の他方の側(縁枠18の設けられた側)には図示していない補強リブが格子状に設けられる。

    【0036】基盤13は、その縁近傍の四つの隅20に縁連結部22を有する。 縁連結部22は、平坦な面16
    から窪ませた面22aと、この面22aに設けられた中心寄り(または中央寄り)の内側係合孔25および外寄り(または縁寄り)の外側係合孔26とで形成される。
    単位部材の基盤13同士は、この縁連結部22に係合可能な図示していない縁連結部材を介して連結される。 縁連結部22に縁連結部材を係合する際は、通常中心寄りの内側係合孔25が利用される。

    【0037】基盤13の縁辺中間位置に形成された四箇所の縁連結部23は、たとえばこの基盤13の大きさの二分の一の大きさの別の単位部材を連結する際に利用される。 縁連結部23は、縁連結部22と同様に、平坦な面16から窪ませた面23aと、この面23aに設けられた中心寄り(または中央寄り)の二つの内側係合孔2
    5および外寄り(または縁寄り)の二つの外側係合孔2
    6とを有する。 通常上記の別の構造部材を連結する際には外寄りの外側係合孔26を利用する。

    【0038】さらに、基盤13は、一方の側(平坦な面16の位置する側)と他方の側(補強リブのある側)とを通じさせる通孔28を有する。 通孔28は、基盤の中心42に対して点対称に長方形の孔が16箇所、補強リブを避けた位置に設けられる。 通孔28の設けられる位置とその形状、大きさは、本実施形態に限定されず、単位部材12の強度ないし剛性が確保される適宜の位置と形状、大きさに設けられる。

    【0039】柱状部30は、基盤13の他方の側に中心42を点対称に四つ突出させて二重筒状に設けられる。
    柱状部30は、先端31に向かって漸次径が縮小する外筒38と、先端31から内側に折り返して平坦な面16
    位置まで漸次径が縮小して延在させた内筒39とを有する。 内筒39の板部材15側端面は閉塞され、内筒39
    の内側に補強リブ41が形成される。 このように、柱状部30は外筒38と内筒39とを有するので、平坦な面16の外筒38と内筒39との間に環状の開口が形成される。 また、柱状部30の先端31の面には円形の開口が形成される。

    【0040】図5は、本実施形態における単位部材12
    a〜12cの相互の連結関係を示す断面図である。 破砕部分Pは、基盤13同士の連結状態を示す。 柱状部30
    a、30bは、その先端31に設けられた端連結部32
    を有する。 単位部材12aと単位部材12bとは、端連結部の係合孔34に係合可能な端連結部材51を介して柱状部の先端31同士が係合され連結される。

    【0041】端連結部32は、柱状部の先端31の平坦な面と、この面の円周方向に等間隔に設けられた八つの係合孔(図示せず)とで形成される。 この実施形態はこの八つの係合孔の内の対向する二つの係合孔34に端連結部材51の突起52、53を挿入し係合させる。 突起52と突起53とは90度のずれを持たせているので、
    突起52を実線で、突起53を2点鎖線で示している。
    上下方向に位置する単位部材12bと単位部材12cとは、破砕部分Pに示すように、基盤13b、13cに設けられた内側係合孔25b、25cに縁連結部材46の突起47を挿入して係合させ連結させる。 また、左右、
    前後方向に位置する単位部材は、基盤の縁17同士が縁連結部材46を介して連結される。

    【0042】以上の構造を有する本実施形態の防災用水上施設1は、次のように作用する。 すなわち、図1に示すように、構造体3の空間に飲料水90を貯留することができる。 合成樹脂発泡体60を構造体3に付設させると、この合成樹脂発泡体60の体積に対応した分だけ軽くすることができる。 さらに、鋼板体62で構造体3および合成樹脂発泡体60を覆うことにより、水を排除した分の浮力をつけ、水に浮かすことができる。 浮かした構造体3を移動することにより、または一定位置に浮かすことにより、飲料水を供給可能にまたは貯蔵可能にすることができる。

    【0043】さらに、施設の外側面に沿って周囲に設けられた溝69に海水を注入して盤状部材71を浮かせることができる。 盤状部材71が浮くので、盤状部材71
    を溝69から突出させることができる。 盤状部材71が施設の側面(または側壁)上端から突出するので施設の側面に壁を形成でき、この壁は波の高い場合に波よけとすることができる。 波の小さいときには溝69の水を排出することにより盤状部材71を下げることができる。

    【0044】さらに、風力発電装置84は、風力エネルギーを電気エネルギーに変えて、施設内所要動力、照明に使用できる。 また、災害復旧用動力、照明その他の用途に利用できる。

    【0045】さらに、複数の単位部材12が連結された構造体3は、これを組み立てる場合、大きさ、重量の小さい単位部材12を組み立てるので単位部材12の連結施工がやり易い。 よって短期間に構造体3を組み立てることができる。 また、構造体3の上に倉庫75、76を設けることにより、救援のための物資を入れることができる。 構造体3の上に収容室79を設けることにより、
    被災地への救援隊や救助された者を収容することができる。

    【0046】図2に示すように、構造体3を仕切り9で仕切って複数のブロックに区画することによって、輸送中または貯蔵中に構造体3が傾斜することによる飲料水の移動を防ぎ、施設の安定を確保する。 さらに、構造体3を仕切ることにより、飲料水を輸送中または貯蔵中に、一つのブロックの外壁が破損して中に貯留していた飲料水が流出または外の水が浸入してこの飲料水が使用不能になっても他のブロックの飲料水は確保される。

    【0047】図5に示すように、単位部材12は、互いに基盤13同士が上下、前後、左右連結され、かつ柱状部の先端31同士が連結される。 このようにすると構造体3全体が単位部材の複数段に積み重なった、かつ平面的に広がったものとなり、3次元的な立体的構造体を形成することができる。 また、上下の基盤13の間に柱状部30が位置し、水の貯留される空間が形成される。 単位部材12を剛性を有するものとすることにより、これを組み立てた構造体3も剛性を有するものにし易くできる。 また、一つ当たりの単位部材12が軽量となるので、運搬が容易となり短期間に組み立てられる。

    【0048】図6は、図1に相当する別の実施形態を示し、(A)は構造体の外面に水より軽い物体を当接させて設けた場合の断面図、(B)は構造体の内部に水より軽い物体を設けた場合の断面図である。 図6(A)に示すように、構造体3の外面に直接水より軽い物体、たとえば合成樹脂発泡体60を設けても良い。 この場合、合成樹脂発泡体60自体は保護シートの役目を果たす。 また、合成樹脂発泡体60は海水を吸わない方が好ましい。

    【0049】図6(B)に示すように、構造体3の内側に海水より軽い物体を付設させた場合である。 たとえば、たとえば先に記した単位部材の柱状部を筒状に形成して、この筒状に形成された柱状部の中空部分に合成樹脂発泡体60を充填しても良い。 図6(A)、(B)におけるその他の部分の構造と作用は、図1〜5に示した実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。

    【0050】本実施形態において、単位部材同士の連結は、縁連結部材や端連結部材を介して突起と孔による嵌入係合であるが、ボルト、ナットなどのねじを利用した締結手段を用いても良い。 また、合成樹脂発泡体60を設ける代わりに、保護材65を水より軽い物体、たとえば不織布などの保護シートとしても良い。

    【0051】

    【発明の効果】本発明によれば、用水、物資などの防災に必要なものを海上供給または海上貯蔵でき、救助隊などを海上派遣し、救助者などを収容できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る防災用水上施設の一実施形態を示す断面図である。

    【図2】図1の平面図である。

    【図3】本実施形態における二つの単位部材の柱状部先端同士を連結した状態の断面図である。

    【図4】本実施形態における単位部材を示し、(A)は平面図、(B)は(A)の I−I 線正面・断面図である。

    【図5】本実施形態における単位部材同士の連結状態を示す要部断面図である。

    【図6】図1に相当する別の実施形態を示し、(A)は構造体の外面に水より軽い物体を当接させて設けた場合の断面図、(B)は構造体の内部に水より軽い物体を設けた場合の断面図である。

    【符号の説明】

    1 防災用水上施設 3 構造体 5 空間 12、12a〜12c 単位部材 13、13a〜13c 基盤 16 平坦な面 30、30a〜30c 柱状部 31 先端 60 合成樹脂発泡体(水より軽い物体) 62 鋼板体(覆い体) 67 側面 69 溝 71 盤状部材 84 風力発電装置 90 飲料水(用水)

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