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Pll circuit device

阅读:320发布:2024-02-19

专利汇可以提供Pll circuit device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To make a circuit device have a configuration which enables use of an interface connector when the control voltage of a voltage controlled oscillator is measured, and to simplify the structure. SOLUTION: Between the control terminal 3B of a VCO 3 and a PLL-IC 14, a connecting wire 15 and a loop filter 16 are connected. The VCO 3 receives an input of a control voltage V to its control terminal 3B from the PLL-IC 14, while outputting an oscillation signal from its output terminal 3C. Moreover, a transmitting circuit 17 and a receiving circuit 18 communicates with an external circuit by an interface connector 20, while performing radio communication by using the oscillation signal of the VCO 3. In this case, until a radio communication device 1 is made into a product, the control voltage V is measured via the terminal 20D of the connector 20 and a wiring conductor 21 by a voltage measuring instrument 23. Consequently, the whole can be miniaturized, since the control voltage V can be measured even if a measuring terminal, a switch, etc. for exclusive use are not provided on a board 2. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Pll circuit device专利的具体信息内容。

  • 制御電圧が入力される制御端子を有し前記制御電圧に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の出力側に接続され前記発振信号と基準信号との位相を比較して位相差に対応する制御電圧を出力するPLL−ICと、該PLL−ICの出力側と前記電圧制御発振器の制御端子との間に接続され前記制御電圧の直流成分を前記制御端子に入力するループフィルタと、前記電圧制御発振器の出力側に接続され前記発振信号を用いて作動する作動回路と、該作動回路を外部の回路に接続するインターフェイスコネクタとを備えてなるPLL回路装置において、
    前記インターフェイスコネクタの端子には、前記電圧制御発振器の制御端子と前記PLL−ICの出力側との間に位置して前記制御電圧を測定可能な部位を接続する構成としたことを特徴とするPLL回路装置。
  • 前記制御電圧を測定可能な部位を接続する端子は、前記インターフェイスコネクタを構成する複数の端子のうち前記PLL−IC及び前記電圧制御発振器が作動するときに非使用状態となる残余の端子である請求項1に記載のPLL回路装置。
  • 前記インターフェイスコネクタの端子と前記制御電圧を測定可能な部位との間には抵抗素子を設けてなる請求項1または2に記載のPLL回路装置。
  • 前記インターフェイスコネクタの端子と前記制御電圧を測定可能な部位との間には、前記制御電圧を測定するときに用いられ測定後に切断される配線を設けてなる請求項1,2または3に記載のPLL回路装置。
  • 说明书全文

    本発明は、例えば無線機、携帯電話等の無線通信機器に好適に用いられるPLL(Phase Locked Loop)回路装置に関する。

    一般に、無線通信機器には、所定の発振周波数で無線通信を行うためにPLL回路装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。

    特開平10−32490号公報

    この種の従来技術によるPLL回路装置は、制御端子とバイアス端子とを有する電圧制御発振器(VCO)と、このVCOの出側に接続されたPLL−IC(Phase Locked Loop-Integrated Circuit)と、PLL−ICの出力側とVCOの制御端子との間に接続されたループフィルタとを備えている。

    そして、PLL−ICは、VCOから出力される発振信号と、外部から入力される基準信号との間の位相差を検出し、この位相差に対応する制御電圧を出力する。 また、ループフィルタは、制御電圧の直流成分を取出してVCOの制御端子に入力する。 この結果、VCOは、制御電圧に応じた所定の周波数で発振信号を出力しつつ、その発振周波数がフィードバック制御される。

    また、PLL回路装置の基板には、例えばVCOから出力される発振信号を用いて無線通信を行う通信回路と、この通信回路を外部の回路に接続するインターフェイスコネクタとを搭載することが多い。 この場合、通信回路は、VCOの発振信号を用いて無線信号の送信、受信を行いつつ、インターフェイスコネクタを経由して外部回路との間で各種の通信を行う構成となっている。

    このように構成されるPLL回路装置においては、例えばVCOを構成する回路部品の特性ばらつき等によって発振周波数の値が設計上の規格値等からずれることがあり、この場合には制御電圧の値にばらつきが生じ易い。

    このため、従来技術では、装置を製品化する前にVCOとPLL−ICとの間で制御電圧の値を測定するための測定端子と、この測定端子をVCO側の回路に対して接続,遮断するスイッチとを基板に設ける構成としている。

    そして、例えばPLL回路装置の製造ライン等でVCOの制御電圧を測定するときには、まず装置を作動させた状態で、スイッチを閉成して測定端子の電圧を測定し、その測定値と設計上の規格値との差を補正用のバイアス電圧として求める。 次に、スイッチを開成した状態で、このバイアス電圧をVCOのバイアス端子に印加することにより、制御電圧が設計上の規格値に一致することを確認するようにしている。

    ところで、上述した従来技術では、PLL回路装置の基板に制御電圧用の測定端子とスイッチとを設ける構成としている。 しかし、例えば装置の設計時等には、これらの測定端子とスイッチとを基板に搭載する分だけ他の部品の搭載スペースが制約されたり、装置全体の小型化や薄型化が難しくなる虞れがあり、またコストアップを招くという問題がある。

    本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、専用の測定端子、スイッチ等を搭載しなくても、既存の部品を利用してVCOの制御電圧を容易に測定することができ、小型化や薄型化を促進できるようにしたPLL回路装置を提供することにある。

    上述した課題を解決するために本発明は、制御電圧が入力される制御端子を有し前記制御電圧に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の出力側に接続され前記発振信号と基準信号との位相を比較して位相差に対応する制御電圧を出力するPLL−ICと、該PLL−ICの出力側と前記電圧制御発振器の制御端子との間に接続され前記制御電圧の直流成分を前記制御端子に入力するループフィルタと、前記電圧制御発振器の出力側に接続され前記発振信号を用いて作動する作動回路と、該作動回路を外部の回路に接続するインターフェイスコネクタとを備えてなるPLL回路装置に適用される。

    そして、請求項1の発明が採用する構成の特長は、前記インターフェイスコネクタの端子には、前記電圧制御発振器の制御端子と前記PLL−ICの出力側との間に位置して前記制御電圧を測定可能な部位を接続する構成としたことにある。

    また、請求項2の発明によると、前記制御電圧を測定可能な部位を接続する端子は、前記インターフェイスコネクタを構成する複数の端子のうち前記PLL−IC及び前記電圧制御発振器が作動するときに非使用状態となる残余の端子によって構成している。

    また、請求項3の発明によると、前記インターフェイスコネクタの端子と前記制御電圧を測定可能な部位との間には抵抗素子を設ける構成としている。

    さらに、請求項4の発明によると、前記インターフェイスコネクタの端子と前記制御電圧を測定可能な部位との間には、前記制御電圧を測定するときに用いられ測定後に切断される配線を設ける構成としている。

    請求項1の発明によれば、インターフェイスコネクタの端子には、例えば電圧制御発振器の制御端子とPLL−ICとの間に配置された配線等を接続することができる。 これにより、例えば電圧制御発振器の作動状態を検査するときには、電圧測定用の機器をインターフェイスコネクタに接続することにより、当該コネクタの端子等を用いて電圧制御発振器の制御電圧を容易に測定することができる。

    このため、従来技術のように専用の測定端子、スイッチ等をPLL回路装置に搭載しなくても、作動回路と外部の回路とを接続するインターフェイスコネクタを制御電圧の測定端子として利用することができる。 従って、PLL回路装置の検査後に不要となる部品を装置の基板等に搭載しなくてもよいので、装置全体の構造を簡略化でき、その小型化、薄型化を促進できると共に、コストダウンを図ることができる。 また、例えば電圧測定器等の測定治具に設けた汎用的なコネクタをインターフェイスコネクタに接続するだけで、装置の検査を行うことができるから、測定治具を容易に作製することができる。

    また、請求項2の発明によれば、電圧制御発振器の制御電圧を測定するときには、インターフェイスコネクタの各端子のうち非使用状態である残余の端子を用いることができる。 これにより、コネクタの余った端子を有効に活用することができ、例えば制御電圧の測定後にPLL回路装置をそのまま製品化したとしても、装置の作動状態に影響を与えることが殆どないので、装置の検査、出荷等を効率よく行うことができる。

    また、請求項3の発明によれば、例えば電圧制御発振器の作動状態を検査するときには、インターフェイスコネクタにより抵抗素子を介して電圧制御発振器の制御電圧を測定することができる。 この場合、抵抗素子は、発振器側の回路とコネクタとの間のインピーダンスを高めることができるので、これらの間を接続した状態でも、発振器側の回路とコネクタとが相互に干渉するのを確実に防止することができる。 従って、インターフェイスコネクタの端子を制御電圧の測定に利用したとしても、PLL回路装置を安定的に作動させることができ、信頼性を高めることができる。

    さらに、請求項4の発明によれば、電圧制御発振器の制御電圧を測定した後には、発振器側の回路とインターフェイスコネクタとの間で不要となった配線を切断することができる。 これにより、例えばPLL回路装置を製品化した状態では、発振器側の回路とコネクタとを確実に遮断することができ、これらの干渉等を防止して装置を安定的に作動させることができる。

    以下、本発明の実施の形態によるPLL回路装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。

    ここで、図1及び図2は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、PLL回路装置として無線通信装置を例に挙げて説明する。

    図中、1は例えば無線機、携帯端末等に設けられるPLL回路装置としての無線通信装置で、該無線通信装置1は、基板2と、該基板2に搭載された後述の電圧制御発振器3、PLL−IC14、接続線15、ループフィルタ16、送信回路17、受信回路18、インターフェイスコネクタ20、電圧測定用配線21とによって大略構成されている。

    3は電圧制御発振器(VCO)を示し、このVCO3は、電源端子3A、制御端子3B、出力端子3Cを有する発振回路として形成されている。 そして、VCO3は、PLL−IC14から制御端子3Bに制御電圧Vが入力されるときに、この制御電圧Vに応じた周波数の発振信号を出力端子3Cから出力する。

    また、VCO3は、図2に示す如く、例えば制御端子3Bに接続されたバリキャップ4と、このバリキャップ4とグランドとの間に接続されたコンデンサ5と、制御端子3Bに対してバリキャップ4と並列に接続され、互いに直列に接続された例えば2個のコンデンサ6,7と、ベース側がコンデンサ6,7を経由して制御端子3Bに接続された例えばNPN型のトランジスタ8と、一端側がコンデンサ6,7の間に接続され他端側がグランドに接続されたインダクタンス9と、他のインダクタンス10、コンデンサ11,12,13とによって構成されている。

    この場合、インダクタンス10は、トランジスタ8のコレクタと電源端子3Aとの間に接続され、コンデンサ11は、トランジスタ8のコレクタと出力端子3Cとの間に接続されている。 また、コンデンサ12は、トランジスタ8のベースとエミッタとの間に接続され、コンデンサ13は、トランジスタ8のエミッタとグランドとの間に接続されている。

    14はVCO3の出力端子3Cに接続されたPLL−ICを示し、該PLL−IC14は、例えば位相比較器等を含んだ集積回路として形成され、図示しない基準信号出力回路等と接続されている。 そして、PLL−IC14は、VCO3から入力される発振信号と、基準信号出力回路から入力される基準信号との位相を比較することにより、これらの信号の位相差に対応する制御電圧Vを出力端子14Aからループフィルタ16に向けて出力するものである。

    15はVCO3の制御端子3BとPLL−IC14の出力端子14Aとを接続する接続線を示し、この接続線15は、PLL−IC14から出力される制御電圧VをVCO3に入力するもので、制御電圧Vが測定可能な部位を構成している。 この場合、接続線15は、例えば導電性材料等を基板2に印刷、塗布したり、基板2に設けた金属膜にエッチング等の加工を施すことによって形成されている。

    16は接続線15の途中に設けられたループフィルタで、該ループフィルタ16は、例えばローパスフィルタ等によって構成され、VCO3の制御端子3BとPLL−IC14の出力端子14Aとの間に設けられている。 そして、ループフィルタ16は、PLL−IC14から出力される制御電圧Vの直流成分を取出し、この直流成分をVCO3の制御端子3Bに入力するものである。

    これにより、VCO3は、PLL−IC14から出力される制御電圧Vに応じた所定の周波数で発振信号を出力しつつ、その発振周波数がフィードバック制御される。

    17は基板2に搭載された作動回路としての送信回路を示し、18は同じく基板2に搭載された他の作動回路としての受信回路を示している。 これらの送信回路17と受信回路18とは、後述のインターフェイスコネクタ20を用いてベースバンド処理部等の外部回路(図示せず)と接続されている。

    ここで、ベースバンド処理部とは、例えば通信用のデジタル信号(ベースバンド信号)を用いて中間周波数の信号を変調し、この中間周波数信号を送信回路17に出力したり、受信回路18から入力される中間周波数信号を用いてデジタル信号を復調するものである。

    そして、送信回路17は、ベースバンド処理部からインターフェイスコネクタ20を経由して中間周波数信号が入力されるときに、この中間周波数信号をVCO3から入力される発振信号と混合して無線信号にアップコンバートし、例えば基板2に搭載されたアンテナ19から外部に送信する。

    また、受信回路18は、アンテナ19によって無線信号を受信したときに、VCO3の発振信号を用いて無線信号を中間周波数信号にダウンコンバートし、この中間周波数信号をインターフェイスコネクタ20によってベースバンド処理部に出力する。

    20は基板2に設けられたインターフェイスコネクタ(以下、単にコネクタ20という)で、このコネクタ20は、例えば複数本の端子を有する汎用的な部品等を用いて構成され、例えばベースバンド処理部を含む各種の外部回路と、無線通信装置1とを着脱可能に接続するものである。 なお、図1には、コネクタ20を構成する複数本の端子のうち、例えば4本の端子20A,20B,20C,20Dについて図示している。

    そして、コネクタ20の端子20A,20Bは、例えば送信回路17,受信回路18に接続され、これらの回路17,18とベースバンド処理部との間で通信を行うのに用いられている。 また、端子20Cは、例えばVCO3の電源端子3Aに接続され、外部の電源(図示せず)からVCO3に給電するのに用いられている。

    一方、端子20Dは、無線通信装置1が作動するときに使用されない残余の端子となっている。 このため、本実施の形態では、余っている端子20Dを後述の電圧測定用配線21によって接続線15に接続し、VCO3の制御電圧Vを測定するときには、これらの端子20Dと電圧測定用配線21とを用いる構成としている。 なお、無線通信装置1を使用するときには、例えばインターフェイスコネクタ20に接続される相手方のコネクタ側において、端子20Dが開放(Open)されるものである。

    21は基板2に設けられた電圧測定用配線を示し、この電圧測定用配線21は、例えば金属膜等の導電性材料からなり、接続線15や他の配線22等と同様の工程でこれらと一緒に形成されている。 そして、電圧測定用配線21の一端側は、コネクタ20の残余の端子20Dに接続されている。

    また、電圧測定用配線21の他端側は、VCO3の制御端子3BとPLL−IC14の出力端子14Aとの間で制御電圧Vの測定が可能な部位に接続されている。 このため、後述の電圧測定器23をコネクタ20に接続したときには、コネクタ20の端子20Dと電圧測定用配線21とを介してVCO3の制御電圧Vを測定することができる。

    22は基板2の各部位に設けられた複数本の配線で、これらの配線22は、例えばコネクタ20の端子20A,20B,20Cと送信回路17,受信回路18,VCO3の電源端子3Aとの間、VCO3の出力端子3Cと各回路17,18との間等を接続している。

    一方、図1において、23は制御電圧Vの測定時に使用される電圧測定器で、この電圧測定器23は、例えばインターフェイスコネクタ20と着脱可能に接続される相手方のコネクタと、このコネクタにより端子20Dと電圧測定用配線21とを介して制御電圧Vを測定する測定回路と、この測定回路とコネクタ20側とを接続,遮断するスイッチ(何れも図示せず)とを有している。

    本実施の形態による無線通信装置1は上述の如き構成を有するもので、次に、この装置を製品化する前に行う制御電圧Vの測定作業について説明する。

    この測定作業は、例えば特開平10−32490号公報に記載された従来技術とほぼ同様の原理によって行われるもので、作業の開始時には、まず測定対象となる無線通信装置1のインターフェイスコネクタ20に電圧測定器23のコネクタを接続する。 そして、電圧測定器23のスイッチを開成した状態でVCO3、PLL−IC14等を作動させることにより、VCO3をある発振周波数でロックさせる。

    次に、スイッチを閉成し、電圧測定器23によりコネクタ20の端子20Dと電圧測定用配線21とを介して制御電圧Vを測定する。 そして、制御電圧Vの測定値と所望の電圧値(例えば、設計上の規格値等)とを比較して、選別を行う等に利用できる。 また、所望の電圧値から外れた場合には、任意の調整方法によって制御電圧を補正することにも利用できる。

    次に、無線通信装置1の作動について説明すると、まずベースバンド処理部を含む外部の回路等にインターフェイスコネクタ20を接続し、電源を投入すると、電源からインターフェイスコネクタ20の端子20Cを通じてVCO3に通電が行われ、VCO3が作動する。

    そして、VCO3は、制御電圧Vに応じた周波数で発振信号を出力しつつ、その発振周波数がPLL−IC14によってフィードバック制御される。 これにより、送信回路17と受信回路18とは、インターフェイスコネクタ20の端子20A,20Bによってベースバンド処理部と通信しつつ、無線信号の送信動作や受信動作を行うことができる。

    かくして、本実施の形態によれば、インターフェイスコネクタ20の端子20Dを、電圧測定用配線21によってVCO3の制御端子3BとPLL−IC14との間に接続する構成としたので、例えばVCO3の作動状態を検査するときには、電圧測定器23をコネクタ20に接続することにより、端子20D等を用いてVCO3の制御電圧Vを容易に測定することができる。

    このため、従来技術のように専用の測定端子、スイッチ等を基板2に搭載しなくても、基板2上の各回路17,18と外部の回路とを接続するインターフェイスコネクタ20を制御電圧Vの測定端子として利用することができる。

    従って、無線通信装置1の検査後に不要となる部品を装置に搭載しなくてもよいので、装置全体の構造を簡略化でき、その小型化、薄型化を促進できると共に、コストダウンを図ることができる。

    特に、本実施の形態では、コネクタ20の各端子のうち無線通信装置1の作動時に使用されない残余の端子20Dを制御電圧Vの測定に用いている。 これにより、コネクタ20の余った端子20Dを有効に活用することができ、例えば制御電圧Vの測定後に無線通信装置1をそのまま製品化したとしても、装置の作動状態に影響を与えることが殆どないので、装置の検査、出荷等を効率よく行うことができる。

    また、例えば電圧測定器23等の測定治具に設けた汎用的なコネクタをインターフェイスコネクタ20に接続するだけで、無線通信装置1の検査を行うことができるから、測定治具を容易に作製することができる。

    次に、図3は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、インターフェイスコネクタの端子と、制御電圧が測定可能な部位との間に抵抗素子を設ける構成としたことにある。 なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

    31は無線通信装置で、該無線通信装置31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、基板2、VCO3、PLL−IC14、接続線15、ループフィルタ16、送信回路17、受信回路18、インターフェイスコネクタ20、電圧測定用配線32等によって構成されている。 しかし、電圧測定用配線32の途中には、例えば高いインピーダンスをもつ抵抗素子33が設けられている。

    そして、抵抗素子33は、電圧測定用配線32の位置でVCO3側の回路とコネクタ20側の回路との間に高いインピーダンスをもって介在し、これらの回路間に電圧測定用配線32を通じて干渉等が生じるのを防止している。

    かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。 そして、特に本実施の形態では、電圧測定用配線32の途中に高いインピーダンスをもつ抵抗素子33を設ける構成としている。

    これにより、例えば無線通信装置31を使用するときに、電圧測定用配線32の位置では、抵抗素子33によってVCO3側の回路とコネクタ20側の回路との間のインピーダンスを高めることができる。

    従って、これらの回路間に電圧測定用配線32を接続した状態でも、電圧測定用配線32周辺またはコネクタ20周辺の回路等からVCO3側への電磁ノイズ等の干渉を防止することができる。 このため、インターフェイスコネクタ20の端子20Dを制御電圧Vの測定に利用したとしても、無線通信装置31を安定的に作動させることができ、信頼性を高めることができる。

    次に、図4は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、制御電圧を測定する配線を測定後に切断する構成としたことにある。 なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

    41は無線通信装置で、該無線通信装置41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、VCO3の制御電圧Vを測定する電圧測定用配線42を有し、この電圧測定用配線42は、例えば無線通信装置41を製造した時点、即ち制御電圧Vを測定する前の時点において、図4中に仮想線で示すように接続線15とコネクタ20の端子20Dとを接続した状態で形成されている。

    しかし、電圧測定用配線42は、制御電圧Vを測定した後に、例えばリュータ等の切断具、またはレーザ等の手段によって切断される。 このため、無線通信装置41を製品化した状態では、電圧測定用配線42の途中に切断部42Aが形成され、VCO3側の回路とインターフェイスコネクタ20側の回路とは、電圧測定用配線42を経由した接続が遮断されている。

    かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。 そして、特に本実施の形態では、VCO3の制御電圧Vを測定した後には、VCO3側の回路とコネクタ20側の回路との間で不要となった電圧測定用配線42を切断することができる。

    これにより、例えば無線通信装置41を製品化した状態では、VCO3側の回路とコネクタ20側の回路とを確実に遮断することができ、これらの回路間の干渉等を防止して装置を安定的に作動させることができる。

    次に、図5は本発明による第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、制御電圧を測定した後に装置の基板の一部を電圧測定用配線と一緒に切離す構成としたことにある。 なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

    51は無線通信装置で、該無線通信装置51は、第1の実施の形態とほぼ同様に、基板52、VCO3、PLL−IC14、接続線15、ループフィルタ16、送信回路17、受信回路18、インターフェイスコネクタ20、電圧測定用配線53等によって構成されている。

    ここで、基板52は、VCO3の制御電圧Vを測定する前の時点において、図5中に仮想線で示す部52Aと一体に形成されている。 この状態で、電圧測定用配線53は、例えば長さ方向の途中部位が略コ字状をなして基板52から耳部52A側に張出すように形成され、接続線15とコネクタ20の端子20Dとを接続している。

    しかし、制御電圧Vを測定した後には、耳部52Aが電圧測定用配線53の切断部53Aと一緒に基板52から切離される。 このため、無線通信装置51を製品化した状態では、電圧測定用配線53が途中で切断され、VCO3側の回路とインターフェイスコネクタ20側の回路とは、電圧測定用配線53を経由した接続が遮断されている。

    かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1,第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。 そして、特に本実施の形態では、VCO3の制御電圧Vを測定した後に、電圧測定用配線53の切断部53Aを基板52の耳部52Aと一緒に切断する構成としている。

    これにより、無線通信装置51の製造時には、電圧測定用配線53だけを選択的に切断する工程等が必要なくなり、例えば基板52を切離す工程を利用して、電圧測定用配線53を効率よく切断できるから、生産性を高めることができる。

    次に、図6は本発明による第5の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、インターフェイスコネクタにおいて回路接続用の端子を電圧測定用の端子と兼用する構成としたことにある。 なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。

    61は無線通信装置で、該無線通信装置61は、第5の実施の形態とほぼ同様に、基板62、VCO3、PLL−IC14、接続線15、ループフィルタ16、送信回路17、受信回路18、インターフェイスコネクタ20と、後述の電圧測定用配線67とを有している。 しかし、基板62には後述の補助回路63が搭載されている。

    63は基板62に搭載された補助回路で、この補助回路63は、例えば1個または複数個の素子等によって構成されている。 この場合、補助回路63は、例えば送信回路17や受信回路18の一部でもよい。 また、補助回路63は、無線通信装置61を製品化した状態で、基板62に設けられた配線64と、後述の接続パッド65、半田66とによってコネクタ20の端子20D′に接続されている。 そして、補助回路63は、無線通信装置61が作動するときに、コネクタ20を経由して外部の回路と通信したり、通電を受けながら、各種の動作、信号処理等を行う。

    65は配線64の途中に設けられた例えば2個の接続パッドで、これらの接続パッド65は、無線通信装置61を製品化するときに半田66によって互いに接続され、これによって配線64を導通状態に保持している。

    67は基板62に設けられた電圧測定用配線67を示し、この電圧測定用配線67は、第5の実施の形態とほぼ同様に、基板62から耳部62Aを切離すことによって切断部67Aが切断されている。

    ここで、例えば無線通信装置61を製造した時点では、電圧測定用配線67によって接続線15とコネクタ20の端子20D′とが接続されている。 このとき、各接続パッド65は半田66によって接続されておらず、補助回路63は端子20D′から絶縁されている。 従って、これらの端子20D′と電圧測定用配線67とを用いてVCO3の制御電圧Vを測定することができる。

    一方、制御電圧Vを測定した後に、無線通信装置61を製品化するときには、基板62の耳部62Aを切断し、各接続パッド65を半田66によって互いに接続する。 これにより、コネクタ20の端子20D′は、VCO3側の回路から遮断され、補助回路63と接続される。 このように、コネクタ20の端子20D′は、VCO3の制御電圧Vを測定する端子と、電圧の測定後に補助回路63の接続に使用される端子とを兼用しているものである。

    かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1,第3,第4の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。 そして、特に本実施の形態では、VCO3の制御電圧Vを測定する端子と、電圧の測定後に補助回路63の接続に使用される端子とを兼用する構成としたので、例えばコネクタ20に余っている端子が存在しない場合でも、使用される端子20D′を一時的に利用して制御電圧Vを測定することができ、電圧測定用の端子を容易に確保することができる。

    また、コネクタ20の端子20D′と補助回路63との間には、互いに半田接続される2個の接続パッド65を設けているので、制御電圧Vの測定時には、補助回路63と端子20D′とを遮断しておくことができる。

    これにより、補助回路63の影響で制御電圧Vの測定精度が低下したり、電圧の測定動作によって補助回路63が悪影響を受けるのを防止でき、装置の検査等を円滑に行うことができる。 そして、測定終了時には、各接続パッド65の半田接続、基板62の切断等を行うことにより、無線通信装置61を容易に製品化することができる。

    なお、前記各実施の形態では、無線通信装置1の外部にベースバンド処理部を配置し、このベースバンド処理部をインターフェイスコネクタ20によって無線通信装置1と接続する構成とした。 しかし、本発明はこれに限らず、例えばベースバンド処理部も送信回路17、受信回路18と一緒に基板2に搭載し、インターフェイスコネクタ20は、これらの回路に対して他の外部回路を接続する構成としてもよい。

    また、実施の形態では、インターフェイスコネクタ20の端子20D,20D′をVCO3の制御端子3Bとループフィルタ16の出力側との間に接続する構成とした。 しかし、本発明はこれに限らず、これらの端子をPLL−IC14の出力端子14Aとループフィルタ16の入力側との間に接続する構成としてもよい。

    また、実施の形態では、作動回路として送信回路17と受信回路18とを例に挙げて説明した。 しかし、本発明はこれらの回路17,18に限らず、VCO3の発振信号によって作動する他の作動回路に適用してもよい。

    一方、実施の形態では、抵抗素子33を用いる構成、電圧測定用配線42を切断する構成、基板52の耳部52Aを切離す構成、コネクタ20の端子20D′を電圧測定用の端子と補助回路63用の端子として兼用する構成等を例に挙げて説明した。 しかし、本発明はこれに限らず、第1ないし第5の実施の形態のうち何れか2つの実施の形態、または3つ以上の実施の形態を組合わせることによってPLL回路装置を構成してもよい。

    また、第2の実施の形態では、電圧測定用配線42を切断部42Aの位置で切断する構成とした。 しかし、本発明はこれに限らず、電圧測定用配線の途中には、第5の実施の形態と同様に、互いに半田接続された2個の接続パッドを設け、電圧測定用配線を切断する代わりに各接続パッド間の半田を除去する構成としてもよい。

    また、第5の実施の形態では、コネクタ20の端子20D′と補助回路63との間に接続パッド65を設ける構成とした。 しかし、本発明では、接続パッド65は必ずしも必要ではなく、例えばコネクタ20の端子20D′と補助回路63とを配線等によって常時接続しておき、この状態のまま電圧測定用配線67によって制御電圧Vを測定する構成としてもよい。

    さらに、実施の形態では、PLL回路装置として無線通信装置1,31,41,51,61を例に挙げて説明した。 しかし、本発明はこれに限らず、例えば無線機、携帯電話、他の携帯端末等を含めて各種の通信機器に適用することができる。

    本発明の第1の実施の形態による無線通信装置を示す回路構成図である。

    図1中の電圧制御発振器を示す回路構成図である。

    本発明の第2の実施の形態による無線通信装置を示す回路構成図である。

    本発明の第3の実施の形態による無線通信装置を示す回路構成図である。

    本発明の第4の実施の形態による無線通信装置を示す回路構成図である。

    本発明の第5の実施の形態による無線通信装置を示す回路構成図である。

    符号の説明

    1,31,41,51,61 無線通信装置(PLL回路装置)
    2,52,62 基板 3 電圧制御発振器 3A 電源端子 3B 制御端子 3C 出力端子 14 PLL−IC
    14A 出力端子 15 接続線 16 ループフィルタ 17 送信回路(作動回路)
    18 受信回路(作動回路)
    20 インターフェイスコネクタ 20A,20B,20C,20D,20D′ 端子 21,32,42,53,67 電圧測定用配線 33 抵抗素子 42A,53A,67A 切断部 52A,62A 耳部 63 補助回路 65 接続パッド 66 半田 V 制御電圧

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