首页 / 专利库 / 信号处理 / 信号 / 非直流信号 / Digital modulator

Digital modulator

阅读:568发布:2024-02-27

专利汇可以提供Digital modulator专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a digital modulator which can omit regulation of DC offset voltage when regulation of amplification degree of an amplifier which amplifies a baseband signal input to an orthogonal modulator without damaging a function to obtain non-modulation output. SOLUTION: Switches SW1 and SW2 are connected between respective input terminals of amplifiers 13Bi and 13Bq which compose a final stage of a driving circuit and ground, for a connection between input terminals of an initial stage of a driving circuit 13 which is installed in an early stage of an orthogonal modulator 14 in order to amplify baseband signals Si and Sq and a circuit of its preceding stage, and interstage connections in the driving circuit 13 as AC connections. By closing the SW1 and the SW2, direct voltage is impressed from the amplifiers 13Bi and 13Bq to the orthogonal modulator 14, and the non-modulated output is generated. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Digital modulator专利的具体信息内容。

  • デジタル信号をI成分信号及びQ成分信号に変換する信号変換部と、増幅器とフィルタとを有して前記I成分信号及びQ成分信号からの不要な成分の除去と増幅とを行なうドライブ回路と、前記ドライブ回路から出力されるI成分信号及びQ成分信号がそれぞれ入力されるI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子を有して搬送波を前記I成分信号及びQ成分信号で変調した変調出力を得る直交変調器とを備えたデジタル変調器において、
    前記信号変換部の出力端と前記ドライブ回路の入力端との間がAC結合されるとともに、前記ドライブ回路の段間がAC結合され、
    前記ドライブ回路の最終段は、前段から与えられるI成分信号及びQ成分信号をそれぞれ増幅して前記直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に入力するI成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器からなり、
    前記I成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器のそれぞれの入力端子と接地電位部との間に第1のスイッチ及び第2のスイッチが接続され、
    前記第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にしたときに前記I成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器から前記直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧が入力されて、前記直交変調器から無変調出力が得られるように構成されていること、
    を特徴とするデジタル変調器。
  • 前記直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子のそれぞれは、一対の差動入力端子からなり、
    前記I成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器のそれぞれは、非反転入力端子及び反転入力端子と反転出力端子及び非反転出力端子からなる一対の差動出力端子とを有する差動増幅器と、前記差動増幅器の反転入力端子に一端が接続された反転入力端子側入力抵抗と、前記反転入力端子側入力抵抗の他端と接地間に接続された反転入力端子側接地抵抗と、前記差動増幅器の反転出力端子と反転入力端子との間に接続された第1の帰還抵抗と、前記差動増幅器の非反転入力端子に一端が接続され、他端がAC結合用コンデンサを通して前段の回路の出力端子に接続された非反転入力端子側入力抵抗と、前記非反転入力端子側入力抵抗の他端と接地間に接続された非反転入力端子側接地抵抗と、前記差動増幅器の非反転出力端子と非反転入力端子との間に接続された第2の帰還抵抗とを備えていて、前記一対の差動出力端子が前記直交変調器の対応する一対の差動入力端子に接続され、
    前記I成分信号用増幅器の反転入力端子側接地抵抗の両端及び前記Q成分信号用増幅器の反転入力端子側接地抵抗の両端にそれぞれ前記第1のスイッチ及び第2のスイッチが並列接続されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のデジタル変調器。
  • 前記第1及び第2のスイッチはオンオフ制御が可能なスイッチ素子からなり、
    前記直交変調器から無変調出力を得ることを指令する無変調信号出力指令が与えられたときに前記ドライブ回路へのI成分信号及びQ成分信号の入力を止めてから前記第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にし、該無変調信号出力指令が除去されたときに前記ドライブ回路にI成分信号及びQ成分信号を入力してから前記第1のスイッチ及び第2のスイッチをオフ状態にするように前記第1及び第2のスイッチをそれぞれ構成するスイッチ素子を制御するスイッチ制御部が設けられている請求項1または2に記載のデジタル変調器。
  • 说明书全文

    本発明は、直交変調器を用いたデジタル変調器に関するものである。

    デジタルモデム等に設ける変調器として、図6に示したように、デジタル信号DをI成分(同相成分)及びQ成分(直交成分)のベースバンド信号(以下I成分信号及びQ成分信号ともいう。)Si及びSqに変換する信号変換部1と、増幅器及びフィルタにより構成されるドライブ回路2と、このドライブ回路から得られるI成分信号Si′及びQ成分信号Sq′が入される直交変調器(IQ−MOD)3とを備えたデジタル変調器4が用いられている。

    信号変換部1は、デジタル信号(送信データ)Dを直並列変換してI成分とQ成分とに分ける直並列変換器や、それぞれの成分の「1」及び「0」の値をそれぞれ所定のレベル(例えば5V及び0V)の電圧に変換するD/A変換器等を備えていて、I成分信号Si及びQ成分信号Sqを出力する。

    ドライブ回路2は、信号変換部1から与えられるI成分信号Si及びQ成分信号Sqから不要な信号成分を除去するとともに、両信号を直交変調器の駆動に必要なレベルまで増幅してI成分信号Si′及びQ成分信号Sq′を出力する部分である。 図示のドライブ回路2は、I成分信号Siを増幅する第1のI成分信号用増幅器2Ai及び第2のI成分信号用差動増幅器2Biと、不要な信号成分を除去するためにこれらの増幅器2Ai及び2Biの間に挿入されたフィルタ2fiと、Q成分信号を増幅する第1のQ成分信号用増幅器2Aq及び第2のQ成分信号用差動増幅器2Bqと、不要な信号成分を除去するためにこれらの増幅器2Aq及び2Bqの間に挿入されたフィルタ2fqとからなっている。

    直交変調器3は、ドライブ回路2から与えられるI成分信号Si′及びQ成分信号Sq′をそれぞれ90°位相が異なる第1及び第2の搬送波と乗算した後、乗算結果を加算することにより変調出力Smodを出力する。 この種の変調器は例えば特許文献1に示されている。

    特開平3−213029号公報

    デジタル変調器においては、製品の最終検査を行なう際やメンテナンスを行なう際に、その性能を評価するために、無変調出力の周波数スペクトラムを測定して搬送波成分の漏れ量、中心周波数のドリフト等を測定する必要がある。 直交変調器から無変調出力を得るためには、直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧を与える必要がある。 そのため、従来のデジタル変調器では、信号変換部1の出力端と増幅器2Ai及び2Aqの入力端との間と、フィルタFA及びFBの出力端と増幅器2Bi及び2Bqの入力端との間とをDC結合していた。

    しかしながら、信号変換部の出力端とドライブ回路2の入力部の結合及びドライブ回路2の段間の結合をDC結合とすると、直交変調器に与えられるI成分信号及びQ成分信号の電圧レベルを所定のレベルに調整するために各増幅器の増幅度を調整する際に、各増幅器の直流オフセット電圧の調整を併せて行なう必要があり、調整作業が非常に面倒になるという問題があった。

    各増幅器の増幅度を調整する際に、直流オフセット電圧の調整を不要とするためには、信号変換部1の出力端とドライブ回路2の入力端との間の結合及びドライブ回路2の段間の結合をAC結合とすればよいが、これらの結合をAC結合とすると、I成分信号及びQ成分信号を0レベルや1レベルといった固定の電圧にしたときにドライブ回路の最終段の差動増幅器の出力電圧が、該差動増幅器の基準電圧レベルになってしまうため、直交変調器3の入力端子に直流電圧を印加することができなくなり、デジタル変調器の試験等を行なう際に、直交変調器3から無変調出力を出力させることができなくなる。

    本発明の目的は、ドライブ回路の各増幅器の増幅度の調整を行なう際に直流オフセット電圧の調整を行なう必要性がないようにするとともに、直交変調器の試験等を行なう際にはドライブ回路から直接直交変調器の入力端子に直流電圧を印加して無変調出力を得ることができるようにしたデジタル変調器を提供することにある。

    本発明は、デジタル信号をI成分信号及びQ成分信号に変換する信号変換部と、増幅器とフィルタとを有してI成分信号及びQ成分信号からの不要な成分の除去と増幅とを行なうドライブ回路と、ドライブ回路から出力されるI成分信号及びQ成分信号がそれぞれ入力されるI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子を有して搬送波をI成分信号及びQ成分信号で変調した変調出力を得る直交変調器とを備えたデジタル変調器を対象とする。

    本発明においては、信号変換部の出力端とドライブ回路の入力端との間がAC結合されるとともに、ドライブ回路の段間がAC結合される。 またドライブ回路の最終段は、前段から与えられるI成分信号及びQ成分信号をそれぞれ増幅して直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に入力するI成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器からなっている。 本発明においては、I成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器のそれぞれの入力端子と接地電位部との間に第1及び第2のスイッチが接続され、これら第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にしたときにI成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器から直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧が入力されて、直交変調器から無変調出力が得られるように構成されている。

    上記のように、信号変換部の出力端とドライブ回路の入力端との間の結合及びドライブ回路の段間の結合をAC結合とすると、ドライブ回路の各増幅器の増幅度を調整する際に各増幅器のオフセット電圧の調整を行なう必要がなくなるため、調整作業を簡単にすることができる。 また第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にすることによりI成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器から直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧を与えて、直交変調器から無変調出力を発生させることができるため、無変調出力を発生する機能を損なうことなく、調整作業が容易なデジタル変調器を得ることができる。

    直交変調器においては、そのI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子のそれぞれが一対の差動入力端子からなっていて、各一対の差動入力端子間に電圧信号が入力されるように構成されることが多い。 この場合、I成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器のそれぞれを構成する増幅器は、非反転入力端子及び反転入力端子と反転出力端子及び非反転出力端子からなる一対の差動出力端子とを有する差動増幅器と、該差動増幅器の反転入力端子に一端が接続された反転入力端子側入力抵抗と、該反転入力端子側入力抵抗の他端と接地間に接続された反転入力端子側接地抵抗と、差動増幅器の反転出力端子と反転入力端子との間に接続された第1の帰還抵抗と、差動増幅器の非反転入力端子に一端が接続され、他端がAC結合用コンデンサを通して前段の回路の出力端子に接続された非反転入力端子側入力抵抗と、該非反転入力端子側入力抵抗の他端と接地間に接続された非反転入力端子側接地抵抗と、差動増幅器の非反転出力端子と非反転入力端子との間に接続された第2の帰還抵抗とを備えていて、一対の差動出力端子が前記直交変調器の対応する一対の差動入力端子に接続される。 この場合、I成分信号用増幅器の反転入力端子側接地抵抗の両端及びQ成分信号用増幅器の反転入力端子側接地抵抗の両端にそれぞれ第1のスイッチ及び第2のスイッチが並列接続される。

    本発明の好ましい態様では、上記第1及び第2のスイッチが、オンオフ制御可能なスイッチ素子からなり、直交変調器から無変調出力を得ることを指令する無変調信号出力指令が与えられたときにドライブ回路へのI成分信号及びQ成分信号の入力を止めて第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にし、該無変調信号出力指令が除去されたときにドライブ回路にI成分信号及びQ成分信号を入力して第1のスイッチ及び第2のスイッチをオフ状態にするように第1及び第2のスイッチをそれぞれ構成するスイッチ素子を制御するスイッチ制御部が設けられる。

    上記スイッチ制御部は、コンピュータを用いて構成することができる。 このようなスイッチ制御部を設けておくと、変調出力を発生させる状態と無変調出力を発生させる状態とを容易に切り換えることができるため、試験や検査を行なう際の操作性を良好にすることができる。

    以上のように、本発明によれば、信号変換部の出力端とドライブ回路の入力端との間の結合及びドライブ回路の段間の結合をAC結合としたので、ドライブ回路の各増幅器の増幅度を調整する際に各増幅器のオフセット電圧の調整を行なう必要性をなくして調整作業を簡単にすることができる。

    また本発明では、第1のスイッチ及び第2のスイッチをオン状態にすることによりI成分信号用増幅器及びQ成分信号用増幅器から直交変調器のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧を与えることができるようにしたため、必要に応じて両スイッチをオン状態にすることにより、無変調出力を発生させることができる。

    従って本発明によれば、無変調出力を発生させる機能を損なうことなく、ドライブ回路の入力部と前段の回路との間の結合及び段間の結合をAC結合として、ドライブ回路の増幅器の増幅度の調整を行なう際にオフセット電圧の調整を省略することができ、製品の出荷の際の調整作業を容易にすることができる。

    以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明は、直交変調器を用いてQAM(直交振幅変調)やPSK変調(位相変調)を行なうデジタル変調器に広く適用することができるが、以下の説明では、PSK変調を行なうデジタル変調器に本発明を適用する場合を例にとって、本発明の実施形態を説明する。

    図1は、4相PSK変調を行なうデジタル変調器に本発明を適用する場合の実施形態の構成を概略的に示したものである。 図1において、11は一定の時間間隔で発生する2値信号(0または1の状態をとる信号)からなるデジタル信号(変調信号)Dの一連の直列データを2つの並列データに変換する直並列変換器、12は直並列変換器11から与えられる各信号を所定のレベルを有するベースバンド信号に変換するレベル変換器(D/A変換器)である。

    本実施形態の4相PSK変調においては、デジタル信号Dを先頭から順に2ビットの信号に分け、図2に示すように、例えば、45°,−45°,135°及び−135°の4つの位相点にそれぞれ2ビットの情報00,01,10及び11を持たせて搬送波に載せる。

    直並列変換器11は、デジタル信号Dの一連のビットを順次2ビットのデータに分けて、各2ビットのデータの上位の桁をI成分とし、下位の桁をQ成分として出力する。 図1に示した例では、00011011の8ビットのデジタル信号を先頭から順に2ビットの信号00,01,10及び11に分けて、これらの信号の上位の桁0011及び下位の桁0101をそれぞれI成分及びQ成分として取り出している。

    レベル変換器12は、I成分の信号及びQ成分の信号の各ビットを所定のアナログ電圧値を有する電圧信号に変換してベースバンド信号として出力する。 本実施形態で用いているレベル変換器12は、2値信号の例えば0及び1をそれぞれ−1及び1相当の電圧に変換して、これらをD/A変換器によりアナログ電圧に変換する。 2.5Vを基準レベルとした場合には、「−1」及び「1」の信号にそれぞれ相当するレベルの電圧信号を出力させる場合、「−1」の信号に相当する電圧は0V、「1」の信号に相当する電圧は5Vとなる。

    本実施形態では、直並列変換器11とレベル変換器12とにより、デジタル信号DをI成分(同相成分)及びQ成分(直交成分)のベースバンド信号(I成分信号及びQ成分信号)Si及びSqに変換する信号変換部10が構成されている。 信号変換部10のレベル変換器12から出力されるI成分信号Si及びQ成分信号Sqは、増幅器及びフィルタにより構成されるドライブ回路13を通して直交変調器14に与えられる。

    直交変調器14は、ドライブ回路13から出力されるI成分信号Si′及びQ成分信号Sq′がそれぞれ入力されるI成分信号入力端子14i及びQ成分信号入力端子14qを有して搬送波をI成分信号及びQ成分信号で変調した変調出力Smodを出力するものである。 図示の直交変調器14は、I成分信号入力端子14iを通して入力されたI成分信号Si′と発振器OSCが出力する周波数及び振幅が一定の搬送波信号Scとを乗算する乗算器14Aと、搬送波信号Scの位相を90°シフトさせる移相器14Bと、Q成分信号入力端子14qを通して入力されるQ成分信号Sq′と移相器14Bから出力される90°位相がシフトされた搬送波信号とを乗算する乗算器14Cと、乗算器14Aの出力と乗算器14Cの出力とを加算する加算器14Dとからなっている。 本実施形態で用いる直交変調器のI成分信号入力端子14iは、正相入力端子tai及び逆相入力端子tbiからなる差動入力端子となっており、Q成分信号入力端子14qは、正相入力端子taq及び逆相入力端子tbqからなる差動入力端子となっている。

    ドライブ回路13は、信号変換部10から与えられるI成分信号Si及びQ成分信号Sqから不要な信号成分を除去するとともに、両信号を直交変調器14の駆動に必要なレベルまで増幅して、直交変調器に入力されるI成分信号Si′及びQ成分信号Sq′を出力する部分である。 図3は、本実施形態で用いるドライブ回路13の構成例を示したもので、図示のドライブ回路13は、信号変換部から与えられるI成分信号Si及びQ成分信号Sqをそれぞれ増幅する第1のI成分信号用増幅器13Ai及び第1のQ成分信号用増幅器13Aqと、これらの増幅器13Ai及び13Aqの出力から不要な周波数成分を除去するフィルタ13fi及び13fqと、フィルタ13fi及び13fqの出力をそれぞれ直交変調器14を駆動するために必要なレベルまで増幅する第2のI成分信号用増幅器13Bi及び第2のQ成分信号用増幅器13Bqとを備えている。

    第1のI成分信号用増幅器2Ai及び第1のQ成分信号用増幅器2Aqは、シングルエンドの反転増幅器からなっていて、それぞれの入力端子は信号変換部10の対応する出力端子に直流カット用コンデンサC1を通してAC結合されている。 第1のI成分信号用増幅器2Ai及び第1のQ成分信号用増幅器2Aqは、正弦波状の波形の電圧信号を出力する。 また第1のI成分信号用増幅器2Ai及び第1のQ成分信号用増幅器2Aqの出力端子は直流カット用(AC結合用)コンデンサC2を通してフィルタ13fi及び13fqの入力端子に接続されている。

    ドライブ回路13の最終段を構成する第2のI成分信号用増幅器13Bi及び第2のQ成分信号用増幅器13Bqは、差動出力を有する差動増幅器からなっていて、フィルタ13fi及び13fqの出力端子と増幅器13Bi及び13Bqの入力端子との間がそれぞれ直流カット用コンデンサC2を通してAC結合されている。

    このように、信号変換部10の出力端とドライブ回路13の入力端との間の結合及びドライブ回路13の段間の結合をAC結合とすると、ドライブ回路13の各増幅器の増幅度を調整する際に各増幅器のオフセット電圧の調整を行なう必要がなくなるため、調整作業を簡単にすることができる。 しかし、ドライブ回路13の入力部とその前段の回路との間の結合及び段間の結合をAC結合とすると、I成分信号及びQ成分信号を固定の電圧としたときに差動増幅器13Bi及び13Bqの出力電圧が該差動増幅器の基準電圧となるため、直交変調器14のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に所望の直流電圧を印加することができなくなり、直交変調器から無変調出力を発生させることができなくなる。

    そこで、本発明においては、ドライブ回路13の最終段を構成する増幅器13Bi及び13Bqのそれぞれの一つの入力端子と接地電位部との間に第1及び第2のスイッチを接続して、これらのスイッチをオン状態にすることにより、増幅器13Bi及び13Bqの入力のバランスを崩して、これらの増幅器の出力端子に直流電圧を発生させるようにする。

    図4は、ドライブ回路13の最終段を構成する増幅器13Bi及び13Bqの具体的構成例を示したものである。 図4に示された増幅器は、非反転入力端子t1及び反転入力端子t2と、反転出力端子ta及び非反転出力端子tbからなる一対の差動出力端子とを有する差動増幅器DAと、差動増幅器DAの反転入力端子t2に一端が接続された反転入力端子側入力抵抗R11と、この入力抵抗R11の他端と接地間に接続された反転入力端子側接地抵抗R21と、差動増幅器DAの反転出力端子taと反転入力端子t2との間に接続された第1の帰還抵抗R31と、差動増幅器の非反転入力端子t1に一端が接続された非反転入力端子側入力抵抗R22と、この抵抗R22の他端と接地間に接続された非反転入力端子側接地抵抗R12と、差動増幅器DAの非反転出力端子tbと非反転入力端子t1との間に接続された第2の帰還抵抗R32とを備え、抵抗R22の他端がAC結合用コンデンサC3を通して前段のフィルタ回路の出力端子に接続されている。

    図4に示した増幅器においては、抵抗R11及びR12が等しい抵抗値r1を有しており、抵抗R21及びR22が等しい抵抗値r2を有している。 また抵抗R31及びR32は等しい抵抗値r3を有している。 この増幅器においては、増幅度がr3/r2で決まる。 抵抗R12は、信号に対する入力インピーダンスを決める抵抗で、R11の抵抗値とR21の抵抗値との和とR12の抵抗値とR22の抵抗値との和とが同じになるようになっている。

    そして、第2のI成分信号用増幅器13Biを構成する差動増幅器DAの一対の差動出力端子ta及びtbがそれぞれ直交変調器14のI成分信号入力端子14iを構成する一対の差動入力端子tai及びtbiに接続され、第2のQ成分信号用増幅器13Bqを構成する差動増幅器DAの一対の差動出力端子ta及びtbがそれぞれ直交変調器14のQ成分信号入力端子14qを構成する一対の差動入力端子taq及びtbqに接続されている。 またI成分信号用増幅器13Biの反転入力端子側接地抵抗R21の両端及びQ成分信号用増幅器13Bqの反転入力端子側接地抵抗R21の両端にそれぞれ第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2が並列接続されている。

    本実施形態では、信号変換部10と、ドライブ回路13と、直交変調器14とによりデジタル変調器が構成されている。 このデジタル変調器は図示しない復調器とともにデジタルモデムを構成する。

    上記のデジタル変調器から変調出力を得る場合には、ドライブ回路13のスイッチSW1及びSW2をオフ状態にしておく。 スイッチSW1及びSW2がオフ状態にあるときには、増幅器13Ai,13Bi及び13Aq,13Bqにより増幅され、フィルタ13Fi及び13Fqにより余分な成分が除去されたI成分信号及びQ成分信号が直交変調器14に与えられ、直交変調器14は、搬送波信号をI成分信号及びQ成分信号で変調した変調出力を発生する。

    直交変調器14から無変調出力を得る場合には、I成分信号及びQ成分信号の入力を止めて変調出力を止めてからスイッチSW1及びSW2を共にオン状態にする。 スイッチSW1及びSW2を共にオン状態にすると、差動増幅器DAの反転入力端子側の抵抗R21が短絡されて、見かけ上非反転入力が大きくなるため、増幅器13Bi及び13Bqの出力端子ta及びtbの電位が「1」及び「−1」に相当するレベルに固定される。 これにより直交変調器14のI成分信号入力端子及びQ成分信号入力端子に一定の直流電圧が与えられるため、直交変調器14から無変調出力を出力させることができる。

    本実施形態では、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2が共にオンオフ制御が可能な半導体スイッチ素子からなっていて、コンピュータ15からの指令でこれらのスイッチを外部から制御するスイッチ制御部16が設けられている。 図5に示したように、スイッチ制御部16は、必要に応じてコンピュータ15にインターフェース17を介して接続されて、コンピュータ15から無変調信号出力指令(直交変調器から無変調出力を出力させることを指示する指令)が与えられたときにドライブ回路へのI成分信号Si及びQ成分信号Sqの入力を止めて変調出力の発生を止めてからスイッチSW1及びSW2をオン状態にし、該無変調信号出力指令が除去されたときにドライブ回路にI成分信号Si及びQ成分信号Sqを入力してからスイッチSW1及びSW2をオフ状態にするように各スイッチを構成するスイッチ素子を制御する。 スイッチ制御部16及びインターフェース17は本発明に係わるデジタル変調器が設けられるデジタルモデム18内に設けておき、コンピュータ15をデジタルモデム18に接続することにより、スイッチSW1及びSW2の制御を可能にする。

    上記の実施形態では、直交変調器が差動入力となっているため、ドライブ回路13の最終段の増幅器を差動出力を有する差動増幅器により構成したが、シングルエンド入力の直交変調器を用いる場合には、ドライブ回路13の最終段をシングルエンドの増幅器により構成する。 このように、ドライブ回路の最終段をシングルエンドの増幅器により構成する場合にも、増幅器の非接地側の信号入力端子と接地間にスイッチを接続することにより本発明を適用することができる。

    上記の説明では、直交変調器を用いてPSK変調を行なうデジタル変調器を例にとったが、本発明は、直交変調器を用いる他の変調方式のデジタル変調器、例えばQAMを行なうデジタル変調器にも適用することができる。

    上記の説明では、スイッチSW1及びSW2をスイッチ制御部により制御するとしたが、これらのスイッチとして手動操作されるスイッチを用いて、無変調出力を得る場合に、これらのスイッチを手動操作によりオン状態にするようにしてもよいのはもちろんである。

    本発明の実施形態の全体的な構成を概略的に示した構成図である。

    4相PSK変調において形成される位相点と各位相点に割り当てる情報との関係を示したマッピング図である。

    図1の実施形態で用いるドライブ回路の構成を示した構成図である。

    図3のドライブ回路の最終段を構成する増幅器の構成例を示した回路図である。

    本発明に係わるデジタル変調器にスイッチ制御部を設ける場合のデジタルモデムの構成例を示したブロック図である。

    従来のデジタル変調器の構成を概略的に示した構成図である。

    符号の説明

    10 信号変換部 11 直並列変換器 12 レベル変換器 13 ドライブ回路 13Bi,13Bq 増幅器 14 直交変調器

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈