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Array antenna system

阅读:483发布:2024-02-21

专利汇可以提供Array antenna system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an array antenna system capable of easily improving bad display of a television receiver or hard-of-hearing of a radio receiver. SOLUTION: The array antenna system 100 includes an array antenna 10 and a control unit 20. The array antenna 10 includes a feeding element 2, parasitic elements 3, 4 and varactor diodes 6 to 9. The varactor diodes 6, 7 are loaded to the parasitic element 3, and the varactor diodes 8, 9 are loaded to the parasitic element 4. The control unit 20 includes a solar cell 22 and a control unit 23. The solar cell 22 receives light from a fluorescent light in a room to generate power, and the control unit 23 is started by a DC power from the solar cell 22. Upon the receipt of a particular signal from a remote controller 40, the control unit 23 applies control voltages CV1 to CV4 respectively to the varactor diodes 6 to 9 via control lines 12 to 15 to switch the directivity of the array antenna 10. COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Array antenna system专利的具体信息内容。

  • 電気的に指向性を切換え可能なアレーアンテナと、
    リモートコントローラから特定信号を受信すると、前記アレーアンテナの指向性を切換える制御装置とを備えるアレーアンテナ装置。
  • 前記アレーアンテナは、
    給電素子と、
    各々が前記給電素子の長さと異なる長さを有するn(nは正の整数)個の無給電素子と、
    前記n個の無給電素子の少なくとも1つに装荷されたm(mは正の整数)個の可変容量素子とを含み、
    前記制御装置は、前記特定信号を受信すると、前記m個の可変容量素子の少なくとも1つの容量を変えて前記アレーアンテナの指向性を切換える、請求項1に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記制御装置は、
    前記リモートコントローラから信号を受信する受信器と、
    前記受信器が受信した信号から前記特定信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部から前記特定信号を受けると、前記m個の可変容量素子の少なくとも1つの容量を変えて前記アレーアンテナの指向性を切換える指向性切換部とを含む、請求項2に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記指向性切換部は、前記特定信号を受けると、前記m個の可変容量素子に印加する直流電圧を変えて前記少なくとも1つの容量を変える、請求項3に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記アレーアンテナは、第1の基板を更に含み、
    前記給電素子および前記n個の無給電素子は、前記第1の基板上に略平行に配置され、
    前記制御装置は、第2の基板を更に含み、
    前記受信器、前記信号検出部および前記指向性切換部は、前記第2の基板上に配置される、請求項4に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記制御装置は、前記第2の基板上に配置された電源を更に含み、
    前記指向性切換部は、前記電源からの電力に基づいて前記直流電圧を生成し、その生成した直流電圧を前記m個の可変容量素子に印加する、請求項5に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記電源は、太陽電池からなる、請求項6に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記電源は、
    太陽電池と、
    前記太陽電池が発電した電力を蓄積する蓄電池とからなり、
    前記指向性切換部は、前記蓄電池からの電力に基づいて前記直流電圧を生成する、請求項6に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記太陽電池は、前記第2の基板の主面のうち、前記受信器、前記信号検出部および指向性切換部が配置された領域以外の領域に形成された非晶質太陽電池である、請求項7または請求項8に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記リモートコントローラは、前記テレビジョンを制御するコントローラであり、
    前記特定信号は、前記リモートコントローラの複数のボタンのうち、未使用のボタンを押下することにより発生される信号である、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のアレーアンテナ装置。
  • 前記リモートコントローラは、前記テレビジョンを制御するコントローラであり、
    前記特定信号は、前記リモートコントローラの複数のボタンのうち、前記テレビジョンに表示された画面を選択するチャネル用ボタンを押下することにより発生される信号である、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のアレーアンテナ装置。
  • 说明书全文

    この発明は、アレーアンテナ装置に関し、特に、既存のテレビジョンに取り付け可能なアレーアンテナ装置に関するものである。

    現在、地上デジタルテレビ放送が開始されている。 この地上デジタルテレビ放送は、周波数が300MHz〜3GHzの範囲であるUHF(Ultra High Frequency)帯を用いて行なわれる放送である(非特許文献1)。

    従って、受信周波数(チャネル)は、UHF帯に設定され、地上デジタルテレビ放送を受信するテレビジョンは、UHF帯の受信周波数に対応したUHFアンテナを備える必要がある。

    そして、UHFアンテナは、例えば、20〜25本のアンテナ素子を略平行に配列した構造からなる。 20〜25本のアンテナ素子を用いることにより、地上デジタルテレビ放送のほぼ全てのチャネルに対応したアンテナとして機能させることができる。

    このように、地上デジタルテレビ放送においては、広帯域の周波数に対応可能なUHFアンテナが用いられている。
    社団法人電波産業会," デジタル放送用受信装置−標準規格(望ましい仕様) ", ARIB STD−B21 4.2版,p11.

    しかし、地上デジタルテレビ放送に用いられているUHFアンテナは、無指向性であるため、テレビジョンの写りが悪くなっても、それを改善することは困難である。 テレビジョンの写りが悪くなるのは、受信信号が劣化しており、これを改善するには、テレビジョンを改造する必要があるからである。

    また、このような問題は、FMラジオを聴く場合にも生じる。 すなわち、従来のFMラジオ用のアンテナは、無指向性であるため、FMラジオの聴こえ難くなっても、それを改善することは困難である。

    そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、テレビジョンの悪い写りまたはラジオの聴こえ難さを容易に改善可能なアレーアンテナ装置を提供することである。

    この発明によれば、アレーアンテナ装置は、アレーアンテナと、制御装置とを備える。 アレーアンテナは、電気的に指向性を切換え可能なアンテナである。 制御装置は、リモートコントローラから特定信号を受信すると、アレーアンテナの指向性を切換える。

    好ましくは、アレーアンテナは、給電素子と、n(nは正の整数)個の無給電素子と、m(mは正の整数)個の可変容量素子とを含む。 n個の無給電素子は、各々が給電素子の長さと異なる長さを有する。 m個の可変容量素子は、n個の無給電素子の少なくとも1つに装荷される。 制御装置は、特定信号を受信すると、m個の可変容量素子の少なくとも1つの容量を変えてアレーアンテナの指向性を切換える。

    好ましくは、制御装置は、受信器と、信号検出部と、指向性切換部とを含む。 受信器は、リモートコントローラから信号を受信する。 信号検出部は、受信器が受信した信号から特定信号を検出する。 指向性切換部は、信号検出部から特定信号を受けると、m個の可変容量素子の少なくとも1つの容量を変えてアレーアンテナの指向性を切換える。

    好ましくは、指向性切換部は、特定信号を受けると、m個の可変容量素子に印加する直流電圧を変えて少なくとも1つの容量を変える。

    好ましくは、アレーアンテナは、第1の基板を更に含み、給電素子およびn個の無給電素子は、第1の基板上に略平行に配置される。 制御装置は、第2の基板を更に含み、受信器、信号検出部および指向性切換部は、第2の基板上に配置される。

    好ましくは、制御装置は、第2の基板上に配置された電源を更に含む。 指向性切換部は、電源からの電に基づいて直流電圧を生成し、その生成した直流電圧をm個の可変容量素子に印加する。

    好ましくは、電源は、太陽電池からなる。

    好ましくは、電源は、太陽電池と、蓄電池とからなる。 蓄電池は、太陽電池が発電した電力を蓄積する。 指向性切換部は、蓄電池からの電力に基づいて直流電圧を生成する。

    好ましくは、太陽電池は、第2の基板の主面のうち、受信器、信号検出部および指向性切換部が配置された領域以外の領域に形成された非晶質太陽電池である。

    好ましくは、リモートコントローラは、テレビジョンを制御するコントローラである。 特定信号は、リモートコントローラの複数のボタンのうち、未使用のボタンを押下することにより発生される信号である。

    好ましくは、リモートコントローラは、テレビジョンを制御するコントローラである。 特定信号は、リモートコントローラの複数のボタンのうち、テレビジョンに表示された画面を選択するチャネル用ボタンを押下することにより発生される信号である。

    この発明によるアレーアンテナ装置は、テレビジョンに表示された画面が劣化するとまたはラジオが聴こえ難くなると、リモートコントローラから特定信号を受信して指向性を切換える。 そして、アレーアンテナ装置は、その切換えた指向性で電波を受信し、その受信した電波をテレビジョンまたはラジオへ送信する。

    従って、この発明によれば、テレビジョンの悪い写りまたはラジオの聴こえ難さを容易に改善できる。

    本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。

    [実施の形態1]
    図1は、この発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置の概略図である。 この発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置100は、アレーアンテナ10と、制御装置20とを備える。

    アレーアンテナ10は、基板1と、給電素子2と、無給電素子3,4と、給電部5と、バラクタダイオード6〜9と、同軸ケーブル11と、制御線12〜15とを含む。 また、制御装置20は、基板21と、太陽電池22と、制御器23とを含む。

    基板1は、例えば、プリント基板からなる。 給電素子2および無給電素子3,4は、基板1の主面1A上に略平行に配置される。 そして、無給電素子3,4は、給電素子2を中心にして対称に配置される。

    給電部5は、給電素子2に設けられ、不平衡−平衡変換回路であるバランを含む。 バラクタダイオード6,7は、無給電素子3に装荷され、バラクタダイオード8,9は、無給電素子4に装荷される。 このように、アレーアンテナ10においては、無給電素子3,4の各々に2個のバラクタダイオード6,7;8,9が装荷される。

    同軸ケーブル11は、一方端が給電素子2の給電部5に接続され、他方端が地上デジタルテレビジョン30のアンテナ端子に接続される。 そして、同軸ケーブル11は、アレーアンテナ10への入力インピーダンスが75Ωになるように設計されている。

    制御線12は、一方端がバラクタダイオード6に接続され、他方端が制御器23に接続される。 制御線13は、一方端がバラクタダイオード7に接続され、他方端が制御器23に接続される。 制御線14は、一方端がバラクタダイオード8に接続され、他方端が制御器23に接続される。 制御線15は、一方端がバラクタダイオード9に接続され、他方端が制御器23に接続される。

    基板21は、例えば、プリント基板からなる。 太陽電池22は、基板21の主面21Aに形成される。 制御器23は、基板21の主面21Aに配置される。 太陽電池22は、後述するように、アモルファスシリコン太陽電池からなり、室内の蛍光灯からの光によって直流電力を発電し、その発電した直流電力を制御器23へ出力する。

    制御器23は、太陽電池22からの直流電力によって起動される。 そして、制御器23は、地上デジタルテレビジョン30を制御するリモートコントローラ(以下、「リモコン」という。)40から赤外線により信号を受信し、その受信した信号から特定信号を検出する。 制御器23は、特定信号を検出すると、制御電圧CV1〜CV4をそれぞれ制御線12〜15を介してバラクタダイオード6〜9に印加し、アレーアンテナ10の指向性を切換える。 アレーアンテナ10の指向性を切換える方法については、後に詳述する。

    特定信号は、リモコン40が地上デジタルテレビジョン30のチャネルを選択するために用いられていない特定ボタンが押下されることにより発生する信号である。 そして、地上デジタルテレビジョン30の視聴者は、地上デジタルテレビジョン30の画面が悪くなると、リモコン40を制御器23の方向へ向けて特定ボタンを押下する。

    従って、制御器23は、リモコン40から特定信号を受信すると、地上デジタルテレビジョン30の画面が悪くなったものとしてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    このように、制御器23は、地上デジタルテレビジョン30のチャネル選択に用いられるボタンと異なる特定ボタンが押下されることによって発生する特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換えるので、視聴者がチャネル選択用のボタンを押下してもアレーアンテナ10の指向性を切換えることはなく、地上デジタルテレビジョン30の画面が悪くなったときにのみ、アレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    図2は、図1に示すアレーアンテナ10の平面図である。 給電素子2は、略中央に給電部5を含み、例えば、230mmの長さL1を有する。 無給電素子3,4は、例えば、330mmの長さL2を有する。 そして、給電素子2および無給電素子3,4の各々は、例えば、10mmの幅Wを有する。 また、給電素子2と無給電素子3,4との間隔dは、例えば、30mmに設定される。 この30mmは、アレーアンテナ10が受信する電波の波長をλとした場合、0.05λに相当する。

    このように、アレーアンテナ10においては、無給電素子3,4は、給電素子2よりも長い。 そして、無給電素子3,4は、給電素子2の長さ方向において給電素子2の両側に長くなるように配置される。

    バラクタダイオード6は、無給電素子3の一方端3AからL3=115mmの位置に装荷され、バラクタダイオード7は、無給電素子3の他方端3BからL4=115mmの位置に装荷される。 その結果、バラクタダイオード6,7間の間隔L5は、100mmに設定される。

    バラクタダイオード8,9の無給電素子4への装荷位置およびバラクタダイオード8,9間の間隔は、バラクタダイオード6,7の場合と同じである。

    図3は、図2に示す無給電素子3および2個のバラクタダイオード6,7の詳細を示す平面図である。 無給電素子3は、導体31〜33からなる。 導体31〜33は、直線状に配置される。

    バラクタダイオード6は、カソードが導体31側に配置され、アノードが導体32側に配置されるように導体31と導体32との間に接続される。 また、バラクタダイオード7は、カソードが導体32側に配置され、アノードが導体33側に配置されるように導体32と導体33との間に接続される。

    そして、制御電圧CV1は、バラクタダイオード6に逆バイアスが印加されるようにノードN1,N2間に印加され、制御電圧CV2は、バラクタダイオード7に逆バイアスが印加されるようにノードN3,N4間に印加される。

    即ち、制御電圧CV1は、バラクタダイオード6のカソード側のノードN1が正になり、バラクタダイオード6のアノード側のノードN2が負になるようにノードN1,N2間に印加され、制御電圧CV2は、バラクタダイオード7のカソード側のノードN3が正になり、バラクタダイオード7のアノード側のノードN4が負になるようにノードN3,N4間に印加される。

    なお、バラクタダイオード6,7は、図3に示す接続方向と逆向きにそれぞれ導体31,32間および導体32,33間に接続されてもよい。 この場合、制御電圧CV1は、ノードN1が負になり、ノードN2が正になるようにノードN1,N2間に印加され、制御電圧CV2は、ノードN3が負になり、ノードN4が正になるようにノードN3,N4間に印加される。

    バラクタダイオード8,9の無給電素子4への装荷方法は、バラクタダイオード6,7の無給電素子3への装荷方法と同じである。

    図4は、図1に示す制御装置20の平面図である。 太陽電池22は、15個の単位セル221〜235からなる。 15個の単位セル221〜235は、直列に接続される。 そして、単位セル221の正極は、リード線24によって制御器23に接続され、単位セル235の負極は、リード線25によって制御器23に接続される。

    制御器23は、太陽電池22に隣接して配置され、リード線24,25を介して太陽電池22から直流電力を受け、その受けた直流電力によって起動する。

    図5は、図4に示す線V−V間における基板21および太陽電池22の断面図である。 単位セル221は、裏面電極211と、アモルファスシリコン層212と、透明導電膜213とからなる。

    裏面電極211は、例えば、銀(Ag)からなり、基板21の主面21A上に形成される。 アモルファスシリコン層212は、n型アモルファスシリコン(n型a−Si)/i型アモルファスシリコン(i型a−Si)/p型アモルファスシリコンカーバイド(p型a−SiC)を裏面電極211上に順次積層した構造からなる。

    透明導電膜213は、ITO(Indium Tin Oxide)からなり、アモルファスシリコン層212および隣接する単位セル222の裏面電極211上に形成される。

    裏面電極211は、スパッタリング法により形成され、アモルファスシリコン層212は、プラズマCVD(Chemical Vapour Deposition)法により形成され、透明導電膜213は、スパッタリング法により形成される。

    単位セル222〜235の各々も、図5に示す単位セル221と同じ構造からなる。 このように、単位セル221〜235の各々は、アモルファスシリコン太陽電池からなる。 そして、単位セル221〜234の透明導電膜213は、それぞれ、隣接する単位セル222〜235の裏面電極211と接続されるので、15個の単位セル221〜235は、直列に接続される。

    図5に示す15個の単位セル221〜235を基板21上に形成するには、スパッタリング法によりAgを基板21の主面21Aの所定領域に形成し、その形成したAgをレーザによって所定の幅にパターンニングして15個の裏面電極211を形成する。

    その後、15個の裏面電極211を覆うように、プラズマCVD法によりn型a−Si/i型a−Si/p型a−SiCを主面21A上に順次堆積してアモルファスシリコン層を形成し、その形成したアモルファスシリコン層をレーザによって所定の幅にパターンニングして15個のアモルファスシリコン層212を形成する。

    そして、15個のアモルファスシリコン層212を覆うように、スパッタリング法によりITOを形成し、その形成したITOをレーザによって所定の幅にパターンニングして15個の透明導電膜213を形成する。

    これによって、15個の単位セル221〜235が直列に接続された太陽電池22が作製される。

    このように、15個の単位セル221〜235は、スパッタリング法およびプラズマCVD法により形成されるので、太陽電池22をプリント基板からなる基板21上に容易に作製できる。

    アモルファスシリコンは、約1.7eVのバンドギャップを有するので、単位セル221〜235の各々は、400nm〜700nmの波長範囲に放射スペクトルを有する蛍光灯の光によって効率的に発電する。 そして、単位セル221〜235の各々は、約1Vの開放電圧を有するので、15個の単位セル221〜235が直列に接続された太陽電池22は、15Vの直流電圧を出力可能である。

    図6は、図1に示すリモコン40の平面図である。 リモコン40は、ボタン401〜412を有する。 ボタン401〜412は、それぞれ、数字“1”〜“12”が割り当てられている。 地上デジタルテレビ放送においては、チャネル13〜チャネル51が存在するので、ボタン401〜409がチャネル13〜チャネル51を選択するために用いられる。

    従って、実施の形態1においては、チャネル13〜チャネル51の選択に用いられていないボタン410〜412のいずれかを特定信号を生成するための特定ボタンとして用いる。 例えば、特定信号を生成するための特定ボタンとしてボタン410を用いる。

    チャネル13〜チャネル51を選択するための39個の信号の各々は、2つのボタンを押下することにより生成され、39個の信号は、相互に異なるコードからなる。 また、ボタン410〜412を押下したときの3個の信号は、相互に異なるコードからなる。 従って、チャネル13〜チャネル51を選択するための39個の信号およびボタン410を押下したときの信号は、相互に異なるコードからなる。

    リモコン40は、チャネル13〜チャネル51を選択するためのボタン(ボタン401〜409から選択された2個のボタン)およびボタン410が押下されると、それぞれ、異なるコードからなる赤外線を放射する。

    チャネル13〜チャネル51を指定するためのコードのボタン401〜409への割当および特定信号を指定するためのコードのボタン410への割当は、地上デジタルテレビジョン30およびアレーアンテナ装置100を購入したときに行なわれる。

    また、地上デジタルテレビジョン30を既に購入しており、アレーアンテナ装置100のみを新たに購入した場合、特定信号を指定するためのコードのボタン410への割当のみが、アレーアンテナ装置100を新たに購入し、アレーアンテナ装置100を地上デジタルテレビジョン30に取り付けたときに行なわれる。

    従って、アレーアンテナ装置100は、新規に購入した地上デジタルテレビジョン30用のアンテナ、および既に購入している地上デジタルテレビジョン30用のアンテナとして用いることができる。

    図7は、図1および図4に示す制御器23の構成を示す概略ブロック図である。 制御器23は、赤外線受信部2301と、信号検出部2302と、制御電圧発生部2303とを含む。

    赤外線受信部2301は、アンテナからなり、リモコン40からの赤外線を受信し、受信信号を信号検出部2302へ出力する。 信号検出部2302は、太陽電池22からの直流電力DCPWによって起動され、赤外線検出部2301から受けた受信信号を復号し、特定信号を検出する。 そして、信号検出部2302は、検出した特定信号を制御電圧発生部2303へ出力する。

    制御電圧発生部2303は、信号検出部2302から特定信号を受けると、太陽電池22からの直流電力DCPWに基づいて、アレーアンテナ10の指向性を切換えるための制御電圧CV1〜CV4を生成し、その生成した制御電圧CV1〜CV4をそれぞれ制御線12〜15を介してバラクタダイオード6〜9へ供給する。 そして、制御電圧発生部2303は、次に、信号検出部2302から特定信号を受けるまで、制御電圧CV1〜CV4を保持する。

    制御電圧CV1〜CV4の各々は、0Vまたは15Vの直流電圧からなる。 制御電圧CV1〜CV4の各々が15Vの直流電圧からなるとき、15Vの直流電圧は、ノードN1,N3,N5,N7が正になり、ノードN2,N4,N6,N8が負になるようにバラクタダイオード6〜9に印加される。

    その結果、バラクタダイオード6〜9には、15Vの逆バイアスが印加され、バラクタダイオード6〜9の容量は小さくなる。

    また、制御電圧CV1〜CV4の各々が0Vの直流電圧からなるとき、ノードN1,N2;N3,N4;N5,N6;N7,N8は、共に0Vにバイアスされ、バラクタダイオード6〜9の容量は大きくなる。

    そして、制御電圧発生部2303は、バラクタダイオード6,7に同じ直流電圧を印加し、バラクタダイオード8,9に同じ直流電圧を印加する。 即ち、制御電圧発生部2303は、0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加するとともに、15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加する。

    つまり、制御電圧発生部2303は、バラクタダイオード6,7の容量がバラクタダイオード8,9の容量と異なるように制御電圧CV1〜CV4をそれぞれバラクタダイオード6〜9に印加する。

    制御線12は、リード線121,122と、抵抗123,124とからなる。 リード線121は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗123を介してノードN1に接続される。 リード線122は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗124を介してノードN2に接続される。

    制御線13は、リード線131,132と、抵抗133,134とからなる。 リード線131は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗133を介してノードN3に接続される。 リード線132は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗134を介してノードN4に接続される。

    制御線14は、リード線141,142と、抵抗143,144とからなる。 リード線141は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗143を介してノードN5に接続される。 リード線142は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗144を介してノードN6に接続される。

    制御線15は、リード線151,152と、抵抗153,154とからなる。 リード線151は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗153を介してノードN7に接続される。 リード線152は、一方端が制御電圧発生部2303に接続され、他方端が抵抗154を介してノードN8に接続される。

    従って、制御電圧発生部2303は、制御電圧CV1〜CV4をそれぞれ抵抗123,124;133,134;143,144;153,154を介してバラクタダイオード6〜9の両端に印加する。

    図8は、アレーアンテナ10の指向性を示す概念図である。 制御電圧発生部2303が15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加すると、バラクタダイオード6,7は、容量が相対的に小さくなり、バラクタダイオード8,9は、容量が相対的に大きくなる。

    そうすると、無給電素子3は、導波器として機能し、無給電素子4は、反射器として機能する。 その結果、アレーアンテナ10は、給電素子2および無給電素子3,4に略垂直な方向に指向性DIR1を有するビームBM1を放射する。

    また、制御電圧発生部2303が0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加すると、バラクタダイオード6,7は、容量が相対的に大きくなり、バラクタダイオード8,9は、容量が相対的に小さくなる。

    そうすると、無給電素子3は、反射器として機能し、無給電素子4は、導波器として機能する。 その結果、アレーアンテナ10は、指向性DIR1と反対方向の指向性DIR2を有するビームBM2を放射する。

    このように、アレーアンテナ10は、指向性が異なる2つのビームBM1,BM2を選択的に放射する。

    従って、制御電圧発生部2303は、15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加しているときに、信号検出部2302から特定信号を受けると、0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加する。

    また、制御電圧発生部2303は、0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加しているときに、信号検出部2302から特定信号を受けると、15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7に印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9に印加する。

    図9は、図1に示すアレーアンテナ装置100における(反射電力/入力電力) 1/2と周波数との関係を示す図である。 図9において、縦軸は、(反射電力/入力電力) 1/2を表し、横軸は、周波数を表す。 (反射電力/入力電力) 1/2は、給電素子2に電力を供給したときの入力電力に対する反射電力の比を表す。

    図9に示す(反射電力/入力電力) 1/2と周波数との関係は、無給電素子4に装荷されたバラクタダイオード8,9の容量を8.0pFに設定し、無給電素子3に装荷されたバラクタダイオード6,7の両方の容量を0.8pF,0,9pF,1.0pF,1.25pF,1.5pF,2.0pF,2.5pF,4.0pF,8.0pFと変化させたときの(反射電力/入力電力) 1/2と周波数との関係を示すシミュレーション結果である。

    曲線k1〜k9は、それぞれ、バラクタダイオード6,7の両方の容量が8.0pF,4.0pF,2.5pF,2.0pF,1.5pF,1.25pF,1.0pF,0.9pF,0.8pFである場合の(反射電力/入力電力) 1/2と周波数との関係を示す。

    バラクタダイオード6,7の容量が変化した場合、(反射電力/入力電力) 1/2は、約440MHz〜約680MHzの範囲で低下する。 (反射電力/入力電力) 1/2が低下することは、給電素子2の給電部5から反射する電力が減少し、約440MHz〜約680MHzの範囲の周波数を有する交流電流が給電素子2に流れることを意味する。

    従って、アレーアンテナ装置100は、約440MHz〜約680MHzの範囲の電波を受信できる。 つまり、アレーアンテナ装置100は、約440MHz〜約680MHzの範囲の周波数帯域を有する。

    そして、図9から明らかなように、バラクタダイオード6,7の両方の容量を8.0pFから0.8pFへ小さくすることにより、アレーアンテナ装置100の周波数帯域が広くなる。

    これは、バラクタダイオード6,7の両方の容量を変化させることにより、給電素子2の給電部5に給電されることに起因して励振する無給電素子3の電気長が変化し、無給電素子3,4は、給電素子2よりも長いので、給電素子2に流れる交流電流の周期、即ち、周波数がより多くの周波数に変化するからである。

    このように、バラクタダイオード8,9の容量を一定に保持しながら、バラクタダイオード6,7の両方の容量を変化させることにより、アレーアンテナ装置100の周波数帯域を制御できる。

    なお、バラクタダイオード6,7の容量を8.0pFに設定し、バラクタダイオード8,9の容量を8.0pF〜0.8pFの範囲で変化させても、図9に示す(反射電力/入力出力) 1/2と周波数との関係が得られる。

    上述したように、アレーアンテナ装置100は、広い周波数帯に受信周波数を有するので、地上デジタルテレビ放送の受信に適したアンテナである。

    アレーアンテナ装置100における全体動作について説明する。 アレーアンテナ装置100のアレーアンテナ10は、地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を給電部5および同軸ケーブル11を介して地上デジタルテレビジョン30へ送信する。

    地上デジタルテレビジョン30の視聴者は、リモコン40によってチャネル13〜チャネル51のうちから1つのチャネル(例えば、チャネル25)を選択する。 そうすると、リモコン40は、チャネル25に応じたコードからなる信号を赤外線によって地上デジタルテレビジョン30へ送信し、地上デジタルテレビジョン30は、リモコン40からの赤外線を受信するとともに、その受信した受信信号を復号してチャネル25が選択されたことを検知する。

    そして、地上デジタルテレビジョン30は、アレーアンテナ10から受信した電波の中からチャネル25の電波を抽出してチャネル25の番組の画面を表示し、視聴者は、チャネル25の番組を視聴する。

    視聴者がチャネル25の番組を視聴しているとき、地上デジタルテレビジョン30の画面が悪くなると、視聴者は、リモコン40を制御器23へ向けてボタン410を押下する。 そうすると、リモコン40は、ボタン410に応じたコードからなる信号を赤外線によって制御器23へ送信する。

    一方、アレーアンテナ装置100の制御装置20において、太陽電池22は、室内の蛍光灯からの光によって直流電力DCPWを発電し、その発電した直流電力DCPWをリード線24,25を介して制御器23へ供給する。

    そして、制御器23において、赤外線受信部2301は、リモコン40からの赤外線を受信し、その受信した受信信号を信号検出部2302へ出力する。 信号検出部2302は、太陽電池22からの直流電力DCPWによって起動され、赤外線受信部2301からの受信信号を復号して特定信号を検出する。 そして、信号検出部2302は、その検出した特定信号を制御電圧発生部2303へ出力する。

    制御電圧発生部2303は、信号検出部2302から特定信号を受信する前に、15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加している場合、信号検出部2302からの特定信号に応じて、0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加してアレーアンテナ10の指向性を指向性DIR1から指向性DIR2に切換える。

    また、制御電圧発生部2303は、信号検出部2302から特定信号を受信する前に、0Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、15Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加している場合、信号検出部2302からの特定信号に応じて、15Vからなる制御電圧CV1,CV2をそれぞれバラクタダイオード6,7へ印加し、0Vからなる制御電圧CV3,CV4をそれぞれバラクタダイオード8,9へ印加してアレーアンテナ10の指向性を指向性DIR2から指向性DIR1に切換える。

    そして、制御電圧発生部2303は、信号検出部2302から新たに特定信号を受信するまで制御電圧CV1〜CV4を保持する。

    そうすると、アレーアンテナ10は、切換えられた指向性で地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を給電部5および同軸ケーブル11を介して地上デジタルテレビジョン30へ送信する。

    そして、地上デジタルテレビジョン30は、アレーアンテナ10から受信した電波の中からチャネル25の電波を抽出してチャネル25の番組の画面を表示し、視聴者は、チャネル25の番組を視聴する。

    これによって、地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化が解消され、視聴者は、高品質な画面を見ることができる。

    実施の形態1によれば、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化すると、アレーアンテナ装置100は、リモコン40から特定信号を受信してアレーアンテナ10の指向性を切換えて地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を地上デジタルテレビジョン30へ送信するので、地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化を容易に改善できる。

    なお、上記においては、制御器23は、未使用のボタン410が押下されたことにより発生される特定信号をリモコン40から受信してアレーアンテナ10の指向性を切換えると説明したが、この発明においては、これに限らず、チャネル13〜チャネル51を選択するボタン401〜409が押下されたことにより発生される信号をリモコン40から受信してアレーアンテナ10の指向性を切換えるようにしてもよい。

    この場合、視聴者は、自己が視聴しているチャネル(チャネル13〜チャネル51のいずれか)を選択するためのボタンを押下する。 従って、リモコン40から送信された赤外線が地上デジタルテレビジョン30によって受信されても、地上デジタルテレビジョン30の画面が他のチャネルの画面に切換わることがなく、アレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    また、実施の形態1においては、太陽電池22は、単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池およびガリウム砒素太陽電池等の結晶系太陽電池から構成されていてもよい。 これらの結晶系太陽電池を用いる場合、15Vの直流電力が得られる複数の結晶系太陽電池を作製し、その作製した複数の結晶系太陽電池をリード線によって直列に接続することにより太陽電池22を作製する。

    例えば、単結晶シリコン太陽電池および多結晶シリコン太陽電池の場合、開放電圧は、約0.7Vであるので、21〜22個の単結晶シリコン太陽電池または多結晶シリコン太陽電池をリード線によって直列に接続する必要がある。

    結晶系太陽電池により太陽電池22を作製した場合、太陽電池22は、太陽光によって安定して直流電力DCPWを発電でき、制御装置20は、太陽電池22が太陽光によって発電した直流電力DCPWを用いてアレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    また、太陽電池22が非晶質材料により作製され、太陽光によって発電する場合、太陽電池22は、好ましくは、タンデム型の太陽電池からなる。 このタンデム型の太陽電池は、例えば、アモルファスシリコンカーバイドセル/アモルファスシリコンセル/アモルファスシリコンゲルマニウムセル(a−SiGe)からなり、太陽光は、アモルファスシリコンカーバイドセル側から太陽電池22に入射される。

    この場合、アモルファスシリコンカーバイドセルは、p型a−SiC/i型a−SiC/n型a−SiCからなり、アモルファスシリコンセルは、p型a−Si/i型a−Si/n型a−Siからなり、アモルファスシリコンゲルマニウムセルは、p型a−SiGe/i型a−SiGe/n型a−SiGeからなる。

    このようなタンデム型の太陽電池を用いることにより、太陽電池22をアモルファスシリコンセル(p型a−Si/i型a−Si/n型a−Si)のみから作製する場合に比べ、太陽光を用いて直流電力DCPWをより安定に発電できる。

    [実施の形態2]
    図10は、実施の形態2によるアレーアンテナ装置の概略図である。 実施の形態2によるアレーアンテナ装置100Aは、図1に示すアレーアンテナ装置100の制御装置20を制御装置20Aに代えたものであり、その他は、アレーアンテナ装置100と同じである。

    制御装置20Aは、図1に示す制御装置20に蓄電池26を追加したものであり、その他は、制御装置20と同じである。 制御装置20Aにおいては、太陽電池22は、発電した直流電力DCPWを蓄電池26へ出力する。

    蓄電池26は、基板21の主面21Aに配置され、太陽電池22からの直流電力DCPWを蓄積するとともに、その蓄積した直流電力DCPWを制御器23へ出力する。 制御器23は、蓄電池26からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    図11は、図10に示す制御装置20Aの平面図である。 蓄電池26は、リード線24によって太陽電池22の単位セル221の透明導電膜213と接続され、リード線25によって太陽電池22の単位セル235の裏面電極211と接続される。 これによって、蓄電池26は、太陽電池22によって発電された直流電力DCPWを受け、その受けた直流電力DCPWを蓄積する。

    また、蓄電池26は、リード線27,28によって制御器23と接続される。 そして、蓄電池26は、蓄積した直流電力DCPWをリード線27,28を介して制御器23へ供給する。

    このように、実施の形態2においては、太陽電池22によって発電された直流電力DCPWを蓄電池26に蓄積するので、夜間に室内の蛍光灯を消灯した状態で地上デジタルテレビジョン30を視聴する場合にも、制御装置20Aは、リモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    太陽電池22は、視聴者が地上デジタルテレビジョン30を視聴していない時にも、室内の蛍光灯からの光によって発電するので、蓄電池26は、視聴者が地上デジタルテレビジョン30を視聴していない時間帯に太陽電池22が発電した直流電力DCPWをも蓄積し、その蓄積した直流電力DCPWを制御器23へ供給する。

    また、蓄電池26は、視聴者が地上デジタルテレビジョン30を視聴している時間帯に太陽電池22が発電した直流電力DCPWの一部を制御器23へ供給しながら、余った直流電力DCPWを蓄積する。

    従って、蓄電池26は、制御器23における消費電力よりも多くの直流電力DCPWを蓄積する容量を有する。

    アレーアンテナ装置100Aにおける全体動作について説明する。 視聴者がチャネル13〜チャネル51の中から1つのチャネル25を選択して地上デジタルテレビジョン30を視聴し、リモコン40が特定信号を指定するためのコードを赤外線によって制御器23へ送信するまでの動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    一方、アレーアンテナ装置100Aの制御装置20Aにおいては、太陽電池22は、室内の蛍光灯からの光によって直流電力DCPWを発電し、その発電した直流電力DCPWをリード線24,25を介して蓄電池26へ供給する。

    そして、蓄電池26は、太陽電池22からの直流電力DCPWを蓄積するとともに、その蓄積した直流電力DCPWを制御器23へ供給する。

    その後、制御器23は、蓄電池26からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。 その他の動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    実施の形態2によれば、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化すると、アレーアンテナ装置100Aは、太陽電池22によって発電され、かつ、蓄電池26によって蓄積された直流電力DCPWを用いてリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換えるとともに、その切換えた指向性で地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を地上デジタルテレビジョン30へ送信するので、夜間に蛍光灯を消灯して地上デジタルテレビジョン30を視聴している場合でも地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化を容易に改善できる。

    その他は、実施の形態1と同じである。

    [実施の形態3]
    図12は、実施の形態3によるアレーアンテナ装置の概略図である。 実施の形態3によるアレーアンテナ装置100Bは、図1に示すアレーアンテナ装置100の制御装置20を制御装置20Bに代えたものであり、その他は、アレーアンテナ装置100と同じである。

    制御装置20Bは、図1に示す制御装置20の太陽電池22を電池29に代えたものであり、その他は、制御装置20と同じである。 電池29は、基板21の主面21A上に配置され、リード線34によって制御器23に接続される。 そして、電池29は、一次電池または二次電池からなり、15Vの直流電力DCPWを制御器23へ供給する。 制御器23は、電池29からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    制御装置20Bは、電池29を備えるので、視聴者が屋外で地上デジタルテレビジョン30を視聴する場合にも、アレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    アレーアンテナ装置100Bにおける全体動作について説明する。 視聴者がチャネル13〜チャネル51の中から1つのチャネル25を選択して地上デジタルテレビジョン30を視聴し、リモコン40が特定信号を指定するためのコードを赤外線によって制御器23へ送信するまでの動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    一方、アレーアンテナ装置100Bの制御装置20Bにおいては、電池29は、直流電力DCPWをリード線34を介して制御器23へ供給する。

    そして、制御器23は、電池29からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。 その他の動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    実施の形態3によれば、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化すると、アレーアンテナ装置100Bは、電池29からの直流電力DCPWを用いてリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換えるとともに、その切換えた指向性で地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を地上デジタルテレビジョン30へ送信するので、屋外で地上デジタルテレビジョン30を視聴している場合でも地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化を容易に改善できる。

    その他は、実施の形態1と同じである。

    [実施の形態4]
    図13は、実施の形態4によるアレーアンテナ装置の概略図である。 実施の形態4によるアレーアンテナ装置100Cは、図1に示すアレーアンテナ装置100の制御装置20を制御装置20Cに代えたものであり、その他は、アレーアンテナ装置100と同じである。

    制御装置20Cは、図1に示す制御装置20の太陽電池22をアダプタ50に代えたものであり、その他は、制御装置20と同じである。 アダプタ50は、電力変換部51と、差込部52と、リード線53と、出力部54と、端子55とを含む。

    差込部52は、電力変換部51に取り付けられ、商用電源のコンセントに差し込まれる。 出力部54は、リード線53によって電力変換部51に接続されるとともに、端子55によって制御器23に接続される。

    電力変換部51は、差込部52を介して商用電源から交流電力を受け、その受けた交流電力を15Vの直流電力DCPWに変換する。 そして、電力変換部51は、15Vの直流電力DCPWをリード線53を介して出力部54へ供給し、出力部54は、電力変換部51からの直流電力DCPWを端子55を介して制御器23へ供給する。

    制御器23は、アダプタ50からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    制御装置20Cは、アダプタ50を備えるので、室内の商用電源を用いてアレーアンテナ10の指向性を切換えることができる。

    アレーアンテナ装置100Cにおける全体動作について説明する。 視聴者がチャネル13〜チャネル51の中から1つのチャネル25を選択して地上デジタルテレビジョン30を視聴し、リモコン40が特定信号を指定するためのコードを赤外線によって制御器23へ送信するまでの動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    一方、アレーアンテナ装置100Cの制御装置20Cにおいては、アダプタ50は、商用電源からの交流電力を直流電力DCPWに変換し、その変換した直流電力DCPWを制御器23へ供給する。

    そして、制御器23は、アダプタ50からの直流電力DCPWによって起動され、上述した方法によってリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。 その他の動作は、アレーアンテナ装置100の動作と同じである。

    実施の形態4によれば、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化すると、アレーアンテナ装置100Cは、アダプタ50からの直流電力DCPWを用いてリモコン40からの特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換えるとともに、その切換えた指向性で地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を地上デジタルテレビジョン30へ送信するので、地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化を容易、かつ、安定して改善できる。 また、一般の商用電源を用いて地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化を容易に改善できる。

    なお、実施の形態4においては、制御装置20Cは、太陽電池22または電池29を更に含み、制御器23は、太陽電池22または電池29と接続するための端子と、アダプタ50と接続するための端子とを備えるようにしてもよい。

    そして、制御器23は、太陽電池22または電池29からの直流電力DCPWを用いてアレーアンテナ10の指向性を切換え、太陽電池22または電池29からの直流電力DCPWの供給が停止された場合、アダプタ50からの直流電力DCPWを用いてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    これによって、制御装置20Cは、より安定してアレーアンテナ10の指向性を改善できる。

    また、実施の形態4においては、制御装置20Cは、蓄電池26を更に含み、アダプタ50は、直流電力DCPWを蓄電池26へ供給し、制御器23は、蓄電池26から直流電力DCPWを受けてアレーアンテナ10の指向性を切換えるようにしてもよい。

    この場合、アダプタ50は、蓄電池26が満充電されると、商用電源のコンセントから抜かれ、蓄電池26の充電量が制御器23を起動可能な直流電力の下限値に達すれば、商用電源のコンセントに差し込まれる。 そして、蓄電池26には、充電量が下限値に達したことを示すLED(Light Emission Device)が設けられている。

    その他は、実施の形態1と同じである。

    [実施の形態5]
    図14は、実施の形態5によるアレーアンテナ装置の概略図である。 実施の形態5によるアレーアンテナ装置100Dは、図1に示すアレーアンテナ装置100の制御装置20を制御装置20Dに代え、専用リモコン60を追加したものであり、その他は、アレーアンテナ装置100と同じである。

    制御装置20Dは、図1に示す制御装置20の制御器23を制御器23Aに代えたものであり、その他は、制御装置20と同じである。 制御装置20Dは、専用リモコン60から特定信号を受信し、その受信した特定信号に応じてアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    専用リモコン60は、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化したときに、アレーアンテナ10の指向性を切換えるための特定信号を制御器23Aへ送信するリモコンである。 従って、専用リモコン60によって地上デジタルテレビジョン30のチャネルを切換えることはできない。

    図15は、図14に示す専用リモコン60の平面図である。 専用リモコン60は、切換ボタン61を有し、送信ユニット62を内蔵する。 切換ボタン61は、地上デジタルテレビジョン30の画面が劣化したときに特定信号を発生させるための特定ボタンである。 送信ユニット62は、切換ボタン61が押下されたことに応じて特定信号を示すコードを光によって制御器23Aへ送信する。

    図16は、図15に示す送信ユニット62の構成を示す概略図である。 送信ユニット62は、スイッチ621と、送信機622と、発光素子623とを含む。 スイッチ621は、切換ボタン61が押下されたことに応じてオンされる。 送信機622は、スイッチ621がオンされると、特定信号を示す特定コードを生成し、その生成した特定コードによって発光素子623が発光する光を変調して制御器23Aへ送信する。

    図17は、図14に示す制御器23Aの構成を示す概略図である。 制御器23Aは、図7に示す制御器23の赤外線受信部2301を受光素子2304に代えたものであり、その他は、制御器23と同じである。

    受光素子2304は、光を受光し、その受光した光を電気信号に変換する。 そして、受光素子2304は、電気信号を受信信号として信号検出部2302へ出力する。 信号検出部2302は、受光素子2304から受信信号を受け、その受けた受信信号を復号して特定信号を検出する。

    このように、実施の形態5においては、制御器23Aは、専用リモコン60から送信された特定信号を検出してアレーアンテナ10の指向性を切換える。

    アレーアンテナ装置100Dにおける全体動作について説明する。 アレーアンテナ装置100Dのアレーアンテナ10は、地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を給電部5および同軸ケーブル11を介して地上デジタルテレビジョン30へ送信する。

    地上デジタルテレビジョン30の視聴者は、リモコン40によってチャネル13〜チャネル51のうちからチャネル25を選択する。 そうすると、リモコン40は、チャネル25に応じたコードからなる信号を赤外線によって地上デジタルテレビジョン30へ送信し、地上デジタルテレビジョン30は、リモコン40からの赤外線を受信するとともに、その受信した受信信号を復号してチャネル25が選択されたことを検知する。

    そして、地上デジタルテレビジョン30は、アレーアンテナ10から受信した電波の中からチャネル25の電波を抽出してチャネル25の番組の画面を表示し、視聴者は、チャネル25の番組を視聴する。

    視聴者がチャネル25の番組を視聴しているとき、地上デジタルテレビジョン30の画面が悪くなると、視聴者は、専用リモコン60を制御器23Aへ向けて切換ボタン61を押下する。 そうすると、専用リモコン60は、切換ボタン61に応じたコードによって変調された光を制御器23Aへ向けて発光する。

    一方、アレーアンテナ装置100Dの制御装置20Dにおいて、太陽電池22は、室内の蛍光灯からの光によって直流電力DCPWを発電し、その発電した直流電力DCPWをリード線24,25を介して制御器23Aへ供給する。

    そして、制御器23Aにおいて、受光素子2304は、専用リモコン60からの光を受光し、その受光した光を電気信号に変換して受信信号を信号検出部2302へ出力する。 その後、信号検出部2302および制御電圧発生部2303は、上述した動作によって、受光素子2304からの受信信号から特定信号を検出し、アレーアンテナ10の指向性を切換える。

    そうすると、アレーアンテナ10は、切換えられた指向性で地上デジタルテレビ放送の電波を受信し、その受信した電波を給電部5および同軸ケーブル11を介して地上デジタルテレビジョン30へ送信する。

    そして、地上デジタルテレビジョン30は、アレーアンテナ10から受信した電波の中からチャネル25の電波を抽出してチャネル25の番組の画面を表示し、視聴者は、チャネル25の番組を視聴する。

    これによって、地上デジタルテレビジョン30の画面の劣化が解消され、視聴者は、高品質な画面を見ることができる。

    なお、上記においては、特定信号を光によって専用リモコン60から制御器23Aへ送信すると説明したが、この発明においては、これに限らず、特定信号を音波または電波によって専用リモコン60から制御器23Aへ送信するようにしてもよい。

    特定信号を音波によって専用リモコン60から制御器23Aへ送信する場合、専用リモコン60は、発光素子623に代えて超音波振動子を内蔵し、制御器23Aは、受光素子2304に代えて音波センサーを含む。

    この場合、専用リモコン60の送信機622は、スイッチ621がオンされると、特定信号を示すコードに応じて超音波振動子を振動させ、特定信号を示す音波を送信する。 そして、制御器23Aの音波センサーは、専用リモコン60からの音波を受信するとともに、その受信した音波を電気信号に変換し、その変換した電気信号を受信信号として信号検出部2302へ出力する。

    特定信号を電波によってリモコン60から制御器23Aへ送信する場合、専用リモコン60は、発光素子623に代えてアンテナを内蔵し、制御器23Aは、受光素子2304に代えてアンテナを含む。

    この場合、専用リモコン60の送信機622は、スイッチ621がオンされると、特定信号を示すコードに応じてアンテナに給電し、特定信号を示す電波を送信する。 そして、制御器23Aのアンテナは、リモコン60からの電波を受信するとともに、その受信した電波を受信信号として信号検出部2302へ出力する。

    また、実施の形態5によるアレーアンテナ装置100Dは、アレーアンテナ装置100A,100B,100Cの制御器23を制御器23Aに代え、専用リモコン60を追加したものであってもよい。

    実施の形態5によれば、アレーアンテナ装置100Dは、専用リモコン60からの特定信号を受けてアレーアンテナ10の指向性を切換える制御器23Aを備えるので、地上デジタルテレビジョン30用のリモコン40からの信号と特定信号とを区別でき、アレーアンテナ10の指向性を正確に切換えることができる。

    その他は、実施の形態1と同じである。

    [実施の形態6]
    図18は、実施の形態6によるアレーアンテナ装置の概略図である。 実施の形態6によるアレーアンテナ装置100Eは、図1に示すアレーアンテナ装置100の基板1,21を基板101に代えたものであり、その他は、アレーアンテナ装置100と同じである。

    基板101は、例えば、プリント基板からなり、2つの平板部1011,1012により構成される。 そして、基板101は、平板部1011,1012を分離するための切溝1013を有する。

    給電素子2、無給電素子3,4、給電部5およびバラクタダイオード6〜9は、平板部1011の主面1011Aに配置され、太陽電池22および制御器23は、平板部1012の主面1012Aに配置される。

    給電素子2、無給電素子3,4、給電部5、バラクタダイオード6〜9、同軸ケーブル11、制御線12〜15および基板101(=平板部1011)は、アレーアンテナ10Aを構成し、太陽電池22、制御器23および基板101(=平板部1012)は、制御装置20Eを構成する。

    このように、アレーアンテナ装置100Eは、給電素子2、無給電素子3,4、給電部5、バラクタダイオード6〜9、太陽電池22および制御器23が1枚の基板101上に配置された構造からなる。

    そして、アレーアンテナ装置100Eの使用においては、切溝1013を用いて基板101を2つの平板部1011,1012に分離してもよい。

    アレーアンテナ装置100Eにおける全体動作は、アレーアンテナ装置100における全体動作と同じである。

    なお、実施の形態6によるアレーアンテナ装置は、アレーアンテナ装置100A,100B,100C,100Dの基板1,21を基板101に代えたものであってもよい。

    図19は、この発明におけるアレーアンテナの他の平面図である。 上述したアレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eは、図19に示すアレーアンテナ110を備えていてもよい。

    アレーアンテナ110は、図1に示すアレーアンテナ10のバラクタダイオード6,7をバラクタダイオード6Aに代え、バラクタダイオード8,9をバラクタダイオード7Aに代えたものであり、その他は、アレーアンテナ10と同じである。 なお、図19においては、同軸ケーブル11および制御線12〜15は省略されている。

    バラクタダイオード6Aは、無給電素子3の略中央に装荷され、バラクタダイオード7Aは、無給電素子4の略中央に装荷される。

    図20は、図19に示すバラクタダイオード6A,7Aの構成図である。 バラクタダイオード6Aは、2個のバラクタダイオード6,7を直列に接続した構成からなる(図20の(a)参照)。 また、バラクタダイオード7Aは、2個のバラクタダイオード8,9を直列に接続した構成からなる(図20の(b)参照)。

    従って、制御電圧CV1は、ノードN1とノードN2,N3との間に印加され、制御電圧CV2は、ノードN2,N3とノードN4との間に印加される。 また、制御電圧CV3は、ノードN5とノードN6,N7との間に印加され、制御電圧CV4は、ノードN6,N7とノードN8との間に印加される。

    このように、アレーアンテナ110は、アレーアンテナ10の2つのバラクタダイオード6,7;8,9を直列に接続して一箇所に装荷したアレーアンテナである。

    なお、バラクタダイオード6Aは、2個のバラクタダイオード6,7が逆直列に接続された構成からなり、バラクタダイオード7Aは、2個のバラクタダイオード8,9が逆直列に接続された構成からなっていてもよい。

    図21は、この発明におけるアレーアンテナの更に他の平面図である。 上述したアレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eは、図21に示すアレーアンテナ120を備えていてもよい。 アレーアンテナ120は、図1に示すアレーアンテナ10のバラクタダイオード6〜9をバラクタダイオード111〜116に代えたものであり、その他は、アレーアンテナ10と同じでる。 なお、図21においては、同軸ケーブル11および制御線12〜15は省略されている。

    バラクタダイオード111〜113は、無給電素子3に装荷され、バラクタダイオード114〜116は、無給電素子4に装荷される。 従って、アレーアンテナ120は、1本の無給電素子に3個のバラクタダイオードが装荷されたアレーアンテナである。

    バラクタダイオード111は、無給電素子3の一方端3AからL6=130mmの位置に装荷され、バラクタダイオード112は、無給電素子3の略中央に装荷され、バラクタダイオード113は、無給電素子3の他方端3BからL7=130mmの位置に装荷される。 その結果、バラクタダイオード111,113間の間隔L8は、70mmになり、バラクタダイオード111,112間およびバラクタダイオード112,113間の間隔は、35mmになる。

    バラクタダイオード114〜116は、バラクタダイオード111〜113と同じように無給電素子4に装荷される。

    また、バラクタダイオード111〜116の無給電素子3,4への装荷方法は、図3に示す装荷方法と同じである。

    なお、アレーアンテナ120においては、バラクタダイオード111〜116は、それぞれ、制御電圧CV1〜CV6を制御器23,23Aの制御電圧発生部2303から受ける。

    アレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eがアレーアンテナ120を備える場合、制御電圧発生部2303は、0Vからなる制御電圧CV1〜CV3をそれぞれバラクタダイオード111〜113へ印加し、15Vからなる制御電圧CV4〜CV6をそれぞれバラクタダイオード114〜116へ印加するとともに、15Vからなる制御電圧CV1〜CV3をそれぞれバラクタダイオード111〜113へ印加し、0Vからなる制御電圧CV4〜CV6をそれぞれバラクタダイオード114〜116へ印加する。

    そして、アレーアンテナ110は、約440MHz〜約640MHzの範囲に受信周波数を有し、アレーアンテナ120は、約460MHz〜約760MHzの範囲に受信周波数を有する。

    従って、アレーアンテナ10の代わりにアレーアンテナ110,120を用いた場合、アレーアンテナ10を用いた場合と同等の周波数範囲またはアレーアンテナ10を用いた場合よりも広い周波数範囲で地上デジタルテレビ放送の電波を受信できる。

    なお、アレーアンテナ120において、バラクタダイオード111〜113;114〜116の相互の間隔を変えても良いし、給電素子2の長さに対する無給電素子3,4の長さを変えてもよい。

    上記においては、2本の無給電素子が使用されると説明したが、この発明においては、これに限らず、少なくとも1本の無給電素子が設けられていればよい。

    また、上記においては、2本の無給電素子3,4の各々に2個または3個のバラクタダイオードが装荷されると説明したが、この発明においては、これに限られず、無給電素子3,4のうち、一方の無給電素子には、2個または3個のバラクタダイオードが装荷され、他方の無給電素子には、バラクタダイオードが装荷されないようにしてもよい。

    更に、上記においては、1本の無給電素子に2個または3個のバラクタダイオードが装荷されると説明したが、この発明においては、これに限られず、1本の無給電素子には、4個以上のバラクタダイオードが装荷されてもよく、一般的には、1本の無給電素子には、2個以上のバラクタダイオードが装荷されていればよい。

    さらに、上記においては、アレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eは、テレビジョンに取り付けられると説明したが、この発明においては、これに限らず、アレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eは、FMラジオ等のテレビジョン以外のものに取り付けられてもよい。 この場合、FMラジオを聴いている者は、FMラジオからの音声出力が聴こえ難くなると、リモコン40,60を用いて特定信号を制御器23,23Aへ送信し、アレーアンテナ装置100,100A,100B,100C,100D,100Eの指向性を切換える。

    なお、この発明においては、制御電圧発生部2303は、「指向性切換部」を構成する。 また、この発明においては、アダプタ50は、「電力変換器」を構成する。 更に、太陽電池22、太陽電池22および蓄電池26、および電池29の各々は、「電源」を構成する。

    今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。 本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

    この発明は、テレビジョンの悪い写りまたはラジオの聴こえ難さを容易に改善可能なアレーアンテナ装置に適用される。

    この発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    図1に示すアレーアンテナの平面図である。

    図2に示す無給電素子および2個のバラクタダイオードの詳細を示す平面図である。

    図1に示す制御装置の平面図である。

    図4に示す線V−V間における基板および太陽電池の断面図である。

    図1に示すリモコンの平面図である。

    図1および図4に示す制御器の構成を示す概略ブロック図である。

    アレーアンテナの指向性を示す概念図である。

    図1に示すアレーアンテナ装置における(反射電力/入力電力)

    1/2と周波数との関係を示す図である。

    実施の形態2によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    図10に示す制御装置の平面図である。

    実施の形態3によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    実施の形態4によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    実施の形態5によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    図14に示す専用リモコンの平面図である。

    図15に示す送信ユニットの構成を示す概略図である。

    図14に示す制御器の構成を示す概略図である。

    実施の形態6によるアレーアンテナ装置の概略図である。

    この発明におけるアレーアンテナの他の平面図である。

    図19に示すバラクタダイオードの構成図である。

    この発明におけるアレーアンテナの更に他の平面図である。

    符号の説明

    1,21,101 基板、1A,21A,1011A,1012A 主面、2 給電素子、3,4 無給電素子、3A 一方端、3B 他方端、5 給電部、6〜9,6A,7A,111〜116 バラクタダイオード、10,10A,110,120 アレーアンテナ、11 同軸ケーブル、12〜15 制御線、20,20A,20B,20C,20D,20E 制御装置、22 太陽電池、23,23A 制御器、24,25,27,28,34,53,121,122,131,132,141,142,151,152 リード線、26 蓄電池、29 電池、30 地上デジタルテレビジョン、31〜33 導体、40 リモートコントローラ、50 アダプタ、51 電力変換部、52 差込部、54 出力部、55 端子、60 専用リモコン、61 切換ボタン、62 送信ユニット、100,100A,100B,100C,100D,100E アレーアンテナ装置、123,124,133,134,143,144,153,154 抵抗、211 裏面電極、212 アモルファスシリコン層、213 透明導電膜、221〜235 単位セル、401〜412 ボタン、621 スイッチ、622 送信機、623 発光素子、1011,1012 平板部、2301 赤外線受信部、2302 信号検出部、2303 制御電圧発生部、2304 受光素子。

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