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Optical branch line monitor system

阅读:413发布:2021-12-19

专利汇可以提供Optical branch line monitor system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To monitor individually each branched optical line while minimizing the loss of a test light by using an integrated optical waveguide circuit integrating an array guide path diffraction grating type wavelength multiplexer/ demultiplexer and an optical power splitter for an optical branch section. CONSTITUTION:An optical branch section 14C connects in cascade an input guide path 31 inputting a test light from an optical line 24, a slab guide path 32, plural array guide paths 33 whose length differ from each other, a slab guide path 34 and plural output guide paths 35 each connected to each optical line 15 and constitutes an array guide path diffraction grating type wavelength multiplexer/demultiplexer. Furthermore, the input guide path 36 inputting a signal light from the optical line 13 is connected to the slab guide path 34 in parallel with the array guide path 33 to form an optical power splitter using the slab guide path 34 and the output guide path 35 in common. The function of the array guide path diffraction grating type wavelength multiplexer/ demultiplexer providing the output of a test light to one optical line 15 in response to its wavelength and the function as the optical power splitter distributing a signal light to plural optical lines 15 in the optical branch section 14C are realized on the same printed circuit board.,下面是Optical branch line monitor system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 受動光部品のみを用いて構成される光分岐部で分岐された各光線路に試験光を入射し、その後方散乱光を観測して各光線路を監視する光パルス線路監視装置を備えた光分岐線路監視システムにおいて、 前記光分岐部は、前記試験光が入力される第1の入力導波路と、第1のスラブ導波路と、長さの異なる複数本のアレイ導波路と、第2のスラブ導波路と、前記各光線路に接続される複数本の出力導波路とを縦続に接続し、さらに信号光が入力される第2の入力導波路をアレイ導波路と並列に前記第2のスラブ導波路に接続した構成であり、 前記光パルス線路監視装置は、波長可変な光源を有し、
    前記試験光の波長を切り替えて被試験光線路を選択する構成であることを特徴とする光分岐線路監視システム。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の光分岐線路監視システムにおいて、 光分岐部の出力導波路のうち少なくとも1つに光反射処理を施し、 光パルス線路監視装置は、波長可変な光源の波長を所定の範囲で掃引して前記光反射処理部で反射した光の波長を検出し、その波長を基準に試験光の波長を設定する手段を含む構成であることを特徴とする光分岐線路監視システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、受動光部品のみを用いて光線路の分岐を行う光分岐線路(PDS:Passive Do
    uble Star)システムにおいて、分岐された各光線路の個別監視を行う光分岐線路監視システムに関する。

    【0002】特に、光分岐線路システムの光分岐部として、第1の入導波路から入力された光(試験光)はその波長に応じた出力導波路に出力し、第2の入力導波路から入力された光(信号光)は複数本の出力導波路に分配する集積光導波回路(特願平5−191183号)を利用することにより、分岐された各光線路の個別監視を可能にした光分岐線路監視システムに関する。

    【0003】

    【従来の技術】光ファイバその他の光線路を使用する光通信システムでは、光線路の破断を検出し、破断位置を標定するために、光パルス線路監視装置(OTDR:Op
    ticalTime Domain Reflectmeter)が用いられている。
    この光パルス線路監視装置は、光線路内を光が伝搬する際に、その光と同じ周波数の後方散乱光が発生して逆方向に伝搬することを利用している。 すなわち、光線路に光パルス(試験光)を入力すると、この光パルスが破断点に到達するまで光パルスと同じ周波数の後方散乱光が発生し続け、光パルスの入力端面から出射される。 光線路の破断位置は、この後方散乱光の継続時間を測定することにより標定できるという原理である。

    【0004】ところで、光加入者系システムの構成法の一つとして光分岐線路(PDS)システムがある。 その構成例を図6(1) に示す。 光分岐線路システムは、光信号送信局10aに光信号送信部11と光分岐部12を設け、光信号送信局10aを中心にスター状にN本の光線路13を接続する。 さらに、各光線路13の先端に光分岐部14aを接続し、各光分岐部14aにそれぞれスター状にM本の光線路15を接続し、各光線路15の先端に端末16を接続する。

    【0005】なお、図では、光信号送信局10aの局外にある光分岐部14a以降についてはその1系統のみを示すが、この光分岐部14aを受動光部品のみで構成して高い信頼性を確保したシステムを特に光分岐線路システムと呼んでいる。

    【0006】光分岐部14aの構成例(16分岐例)を図6(2) に示す。 光分岐部14aは、4段のY分岐を組み合わせて16分岐を実現する構成である。 このY分岐では、往路で3dBの分岐損失を受け、16分岐された1つの光線路15に分配される光は原理的に12dBの損失を受ける。 また、このY分岐は復路でも3dBの放射損失を受けるので、1つの光線路15から各Y分岐を経て光線路1
    3に到達する光も原理的に12dBの損失を受ける。

    【0007】光分岐線路システムは、少ない光線路でN
    ×M個の比較的多くの端末16に信号光を分配することができる。 しかし、光分岐部14aで分岐された各光線路15の破断監視が大きな課題となる。 すなわち、光パルス線路監視装置を用いた従来の光線路監視システムは1本の光線路に対してのみ有効であり、そのまま光分岐線路システムに適用することはできない。 それは、光分岐部14aで分岐された各光線路15に試験光が一様に分配されてしまい、どの光線路に破断が生じているかを識別できないからである。

    【0008】そこで、分岐後の破断線路を識別するために各光線路に特定の波長を割り当て、光パルス線路監視装置が試験光の波長を切り替えて被監視光線路を選択することにより、個別監視する方法が提案されている(
    F.Yamamoto, I.Sankawa, S.Furukawa, Y.Koyamada,
    N.Takato,"In-Service Remote Access and Measurement
    Methods for Passive Double Star Networks", in 5th
    Conference on OpticalHybrid Access Networks (Montr
    eal 1993), pp.5.02.01-5.02.06)。 その光分岐線路監視システムの構成例を図7に示す。 図7(1) は全体構成であり、図7(2)は光分岐部14bの構成である。 なお、
    図1に示す光分岐線路システムと同じ部分は同一符号を付す。

    【0009】光信号送信局10bは、光パルス線路監視装置(OTDR)21a、空間スイッチ(SW)22、
    および光分岐部12で分岐した各光線路13に個別の設けられる光カプラ23を加えた構成である。 光パルス線路監視装置21aと光分岐部14bとの間には、空間スイッチ22を介して試験光用の光線路24が設けられる。 本光分岐線路監視システムは、光信号送信局10b
    から光分岐部14bまでの光線路13の監視と、光分岐部14bから各端末16までの光線路15の監視の2段階に分けて行う構成である。

    【0010】光信号送信局10bから光分岐部14bまでの光線路13の監視は、光カプラ23で光パルス線路監視装置21aから送出された試験光を光線路13に結合することにより行う。 なお、ここでは、1台の光パルス線路監視装置21aで複数の光線路13を監視するために、光パルス線路監視装置21aと各光線路13との接続を空間スイッチ22を用いて時間的に切り替え、各光線路13の監視を時分割的に行う構成を示す。

    【0011】光分岐部14bから各端末16までの光線路15の監視は、光パルス線路監視装置21aから送出された試験光を空間スイッチ22,光線路24を介して光分岐部14bに取り込み、各光線路15に個別分配して行う。 すなわち、光分岐部14bに取り込まれた試験光は、まず4分岐され、それぞれ所定の波長の光のみを透過させる波長フィルタ25 1 〜25 4に入力される。
    ここで、所定の波長に設定された試験光は、対応する波長フィルタから出力されることになる。 一方、光線路1
    3から入力された信号光は2分岐を繰り返して16分岐されるが、4分岐から8分岐になるポイントに2入力2出力の3dBカプラ26 1 〜26 4を配置し、ここで各波長フィルタから出力された試験光を合波する。 これにより、試験光の波長に対応する光線路を指定して監視することが可能となる。

    【0012】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、図7(2) に示す構成では、3dBカプラ26で結合された試験光は2
    分岐され、さらに次のY分岐で2分岐されるので、4本の光線路15をまとめて監視することになる。 これは、
    波長フィルタ25の選択波長を高密度に並べることができないためである。 仮に、試験光を16分岐し各波長ごとに選択できるようにしても、各光線路15に結合する段階で試験光が受ける損失は15dB(16分岐で12dB,光カプラで3dB)になり、その後方散乱光における損失も試験光の損失分を含めて30dBに達する。

    【0013】また、図7に示す構成でも、試験光は最終的に12dB(最初の4分岐で6dB,3dBカプラで3dB,次のY分岐で3dB)の損失を受け、その後方散乱光における損失も試験光の損失分を含めると24dBに達する。 さらに、実際には光線路の損失や波長フィルタの挿入損失があり、それを加えると極めて大きな損失となる。

    【0014】このように、従来の光分岐線路監視システムでは、試験光を分岐し、分岐した各試験光を波長フィルタによって選択して光線路に結合する(分岐した信号光に合波する)構成になっており、各過程で生じる原理的に大きな損失は避けられなかった。 したがって、光分岐部14b以降の光線路15の個別監視は極めて困難であった。 また、複数本の光線路15をまとめて監視する構成としても、試験光のパワーは各光線路15に一様に分配されて小さくなるので、分岐規模によっては監視が困難であった。

    【0015】本発明は、光パルス線路監視装置で試験光の波長を切り替えて被監視光線路を選択する構成において、試験光の損失を最小限に抑えながら分岐された各光線路の個別監視を可能にする光分岐線路監視システムを提供することを目的とする。

    【0016】

    【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、受動光部品のみを用いて構成される光分岐部で分岐された各光線路に試験光を入射し、その後方散乱光を観測して各光線路を監視する光パルス線路監視装置を備えた光分岐線路監視システムにおいて、光分岐部は、試験光が入力される第1の入力導波路と、第1のスラブ導波路と、長さの異なる複数本のアレイ導波路と、第2のスラブ導波路と、各光線路に接続される複数本の出力導波路とを縦続に接続し、さらに信号光が入力される第2の入力導波路をアレイ導波路と並列に第2のスラブ導波路に接続した構成であり、光パルス線路監視装置は、波長可変な光源を有し、試験光の波長を切り替えて被試験光線路を選択する構成である。

    【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光分岐線路監視システムにおいて、光分岐部の出力導波路のうち少なくとも1つに光反射処理を施し、光パルス線路監視装置は、波長可変な光源の波長を所定の範囲で掃引して光反射処理部で反射した光の波長を検出し、
    その波長を基準に試験光の波長を設定する手段を含む構成である。

    【0018】

    【作用】本発明の光分岐線路監視システムでは、光分岐部で光の多光束干渉を利用したアレイ導波路回折格子型波長合分波器が構成される。 なお、この光分岐部として特願平5−191183号の集積光導波回路を利用し、
    試験光をその波長に応じた出力導波路に出力するアレイ導波路回折格子型波長合分波器の機能と、信号光を複数の出力導波路に分配する光パワースプリッタとしての機能を同一基板上で実現する。

    【0019】したがって、その第1の入力導波路に試験光を入力することにより、試験光をその波長に応じた出力導波路に波長分波し、対応する光線路に結合させることができる。 このときの原理的な損失は0である。 また、試験光に対する後方散乱光についても同様に、原理的な損失0の状態で試験光の入力導波路に戻すことができる。 すなわち、従来は試験光についても分岐する構成になっていたために原理的な損失が避けられなかったが、本発明では被試験光線路に試験光を波長分波するので原理的な損失がない。 しかも、試験光の波長に応じて各光線路の個別監視を実現することができる。 なお、信号光については従来と同様の分配損失に抑えることができる。

    【0020】

    【実施例】図1は、本発明の光分岐線路監視システムの実施例構成を示す。 図1(1) は全体構成であり、図1
    (2) は光分岐部14cの構成である。 なお、図7に示す従来の光分岐線路監視システムと同じ部分は同一符号を付す。

    【0021】本実施例では、光パルス線路監視装置(O
    TDR)21bが試験光の波長を切り替えることにより、監視対象の光線路15を選択する方法は従来と同様である。 本実施例の特徴は光分岐部14cの構成にある。 なお、本実施例の光分岐部14cの特性から温度対策が必要となるが、その一つの解決手段を与える光反射処理部30と、対応する光パルス線路監視装置21bの機能については後述する。

    【0022】本実施例の光分岐部14cは、特願平5−
    191183号の集積光導波回路を利用する。 すなわち、光線路24から試験光が入力される入力導波路31
    と、スラブ導波路32と、長さの異なる複数本のアレイ導波路33と、スラブ導波路34と、各光線路15に接続される複数本の出力導波路35とを縦続に接続してアレイ導波路回折格子型波長合分波器を構成する。 さらに、光線路13から信号光が入力される入力導波路36
    をアレイ導波路33と並列にスラブ導波路34に接続し、スラブ導波路34と出力導波路35を共用した光パワースプリッタを構成する。

    【0023】以下、光パワースプリッタによる信号光の分配動作およびアレイ導波路回折格子型波長合分波器による試験光の波長分波動作について説明する。 信号光が入力導波路36からスラブ導波路34に入力されると、
    各出力導波路35を介して各光線路15に分配される。
    このとき、スラブ導波路34で回折された信号光の強度分布はガウス分布となるので、並列に並べられた複数本の出力導波路35のうち、外側に配置された導波路に結合する光は弱くなる。 そこで、各出力導波路35に信号光が等分に分配されるように、各出力導波路35のスラブ導波路34側の入口をラッパ状にし、その幅を中央部で狭く、周辺部で広くする。 スラブ導波路34と出力導波路35の接続部の拡大図を図2に示す。 この結果、信号光に対する挿入損失は、図3のように各出力導波路3
    5でほぼ一様(13dB前後)となり、各光線路15に分配される信号光の強度をほぼ等しくすることができる。 なお、図3では分配数を16としたときの挿入損失を示すが、この場合の原理的な分配損失は12dBとなるので、挿入損失から原理的な分配損失を引いた過剰損失は1〜2
    dBであった。

    【0024】このように、入力導波路36,スラブ導波路34および出力導波路35を接続することにより、信号光を一様に分配でき、かつ分配損失をほぼ原理的な値に抑えることが可能な光パワースプリッタを構成することができる。

    【0025】一方、試験光が入力導波路31からスラブ導波路32に入力されると、並列に配置された複数本のアレイ導波路33に分配される。 アレイ導波路33は各導波路の光路長がΔLずつ異なるので、試験光はここで各光路長差の分だけ位相ずれが生じ、後段のスラブ導波路34で多光束干渉が起こる。 その結果、試験光の波長に応じて集光する位置、すなわち出力導波路35が変化する。

    【0026】ここで、16本の出力導波路35から出力される試験光の挿入損失波長特性を図4に示す。 本例は、
    例えば試験光の周波数を192960GHzとしたときに、♯1
    の出力導波路35に試験光が波長分波されることを示す。 また、試験光の周波数を10GHzずつシフトしたときに、波長分波される出力導波路35が♯2から♯16まで順次移動することを示す。 なお、試験光の周波数(波長)に対する出力導波路35(♯1〜♯16)は、スラブ導波路32に対する入力導波路31の位置で決まり、入力導波路31の位置をずらすことによりその対応関係も回転シフトする。 また、図4では各透過波長における挿入損失は3〜4dBとなっている。 この挿入損失は、共用する光パワースプリッタで信号光に対する損失が最小となるように出力導波路35を配置したためであり、回路パターンを工夫することにより原理的には0にすることが可能である。

    【0027】このように、入力導波路31,スラブ導波路32,アレイ導波路33,スラブ導波路34および出力導波路35を接続することにより、試験光をその波長に応じた出力導波路35に波長分波するアレイ導波路回折格子型波長合分波器を構成することができる。 したがって、試験光の波長を切り替えることにより、試験光を導く光線路15を選択することが可能となり、各光線路15の個別監視を実現することができる。 なお、試験光と同じ波長の後方散乱光は、アレイ導波路回折格子型波長合分波器の対称性により逆の経路で入力導波路31に導かれる。

    【0028】以上説明したように、光分岐部14cでは、試験光をその波長に応じた1本の光線路15に出力するアレイ導波路回折格子型波長合分波器の機能と、信号光を複数本の光線路15に分配する光パワースプリッタとしての機能が同一基板上で実現されている。

    【0029】光パルス線路監視装置21bでは、波長可変な光源として例えばDFBレーザを備え、所定の波長に制御されたレーザ光を音響光学フィルタで切り出した光パルスを試験光とする。 この光パルスのスペクトルは非常に狭く、通常10MHz以下の線幅を実現することができる。 また、波長制御はレーザ素子温度をペルチェ制御することにより行う。 この試験光は、空間スイッチ2
    2,光線路24を介して光分岐部14cに入力され、対応する1本の光線路15に送出される。 一方、その光線路15で生じた試験光と同じ波長の後方散乱光は、光分岐部14c,光線路24,空間スイッチ22を介して光パルス線路監視装置21bに戻り、所定の監視処理が実施される。 なお、光パルス線路監視装置21bから出力される試験光のパワーを0dBmとすると、1本の光線路15に到達した試験光のパワーは−9dBmであった。 光パルス線路監視装置21bの最小受光感度が−95dBm、
    後方散乱光が−57dBとすると、光パルス線路監視装置2
    1bのダイナミックレンジは0+95−57−9×2=20dB
    であった。

    【0030】また、試験光を空間スイッチ22から光カプラ23に導いて光線路13に結合することにより、従来と同様に光信号送信局10cから光分岐部14cまでの光線路13の監視を行うことができる。

    【0031】ところで、シリコン基板上の石英系ガラス光導波路で作製したアレイ導波路回折格子型波長合分波器は、その波長特性が基板温度によって 1.4GHz/℃で変化する。 すなわち、図4に示す試験光の挿入損失波長特性が基板温度に応じてシフトする。 したがって、光分岐部14cを温度制御せずに使用すると、各出力導波路35の透過波長がシフトして試験光の損失が大幅に増加する。 また、基板温度の変化が大きい場合、例えば7℃
    程度の変化があれば、所定の出力導波路35に分波するはずの試験光が隣接する出力導波路に出力されることになる。 これでは、光パルス線路監視装置21bで一方的に試験光の波長を設定しても、損失が大きくて監視ができなかったり、監視している光線路15が異なる事態になる可能性もあった。

    【0032】そこで、所定の出力導波路35の端面あるいは所定の光線路15の他端に光反射処理部30を形成し、光パルス線路監視装置21bが試験光の波長を所定の範囲で掃引する。 このとき、所定の出力導波路35に分波される波長の試験光だけが相対的に強く反射してくる。 たとえば、図4の挿入損失波長特性の例では、♯1
    の出力導波路35に光反射処理を施し、試験光の周波数を192950GHz〜193110GHzまで掃引すると、図5に示すように192960GHzの反射光の強度が最大となる。 その他は各波長に対する光線路15からの後方散乱光の強度である。

    【0033】このように、光パルス線路監視装置21b
    において最大強度を示す反射光の波長を検出することにより、♯1の出力導波路35に分波される試験光の波長を確認することができる。 しかも、この試験光の波長は、光分岐部15cの基板温度に対応したものであり基準にすることができる。 すなわち、各出力導波路35に分波される光の中心波長間隔は温度によってほとんど変化しないので、最大強度を示す反射光の周波数を基準に、上記の例では10GHz間隔で試験光の周波数を制御することにより、所定の出力導波路35に試験光を分波させることができる。 たとえば、基準周波数から+30GHz
    とすれば♯4の出力導波路35に試験光を分波させることができ、対応する光線路15の監視を行うことができる。

    【0034】現在のところ、光分岐線路システムが実用化された場合に、信号光の波長がどうなるか、また試験光の波長がどうなるか未定である。 このような状況の中で光分岐線路監視システムを構築する場合には、そのシステムの柔軟性が強く求められる。 本発明システムで用いる光分岐部14cの構成のうち、光パワースプリッタは極めてシンプルな構成であるために波長依存性がない。 また、アレイ導波路回折格子型波長合分波器は、そのFSRを1周期として周期的に同じ波長特性を示すので、 1.3μm帯,1.55μm帯, 1.6μm帯に関わらず波長合分波器として機能させることができる。 すなわち、
    信号光や試験光の波長を替える必要性が生じた場合でも、本発明の光分岐線路監視システムをそのまま用いることができる。

    【0035】また、図1(1) に示す構成において、信頼性確保のために光分岐部14cまでの光線路13,24
    がそれぞれ複数回線用意される場合には、対応する入力導波路36,31を複数本設ければよい。 なお、試験光が入力される入力導波路31が入れ替わった場合には、
    上述したように、試験光の波長と選択される光線路15
    の対応関係がずれるが、基準とする試験光の波長を決定する方式をとることにより容易に対応をとることができる。

    【0036】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明の光分岐線路監視システムは、光信号送信局の外部にある光分岐部として、アレイ導波路回折格子型波長合分波器と光パワースプリッタを集積した集積光導波回路を用いることにより、試験光および信号光の損失を最小限に抑えることができる。 しかも、アレイ導波路回折格子型波長合分波器における原理的な損失は0であるので、光分岐部で分岐される光線路が多い場合でも対応することができる。

    【0037】したがって、光パルス線路監視装置から送信する試験光の波長を切り替えるだけで、光分岐部で分岐される各光線路の個別監視を実現することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の光分岐線路監視システムの実施例構成を示す図。

    【図2】スラブ導波路34と出力導波路35の接続部の拡大図。

    【図3】光分岐部14cの出力導波路35における信号光の挿入損失を示す図。

    【図4】光分岐部14cにおける試験光の挿入損失波長特性を示す図。

    【図5】試験光の波長を掃引したときの反射光スペクトル。

    【図6】光分岐線路(PDS)システムの構成例を示す図。

    【図7】従来の光分岐線路監視システムの構成例を示す図。

    【符号の説明】

    10a,10b,10c 光信号送信局 11 光信号送信部 12 光分岐部 13 光線路 14a,14b,14c 光分岐部 15 光線路 16 端末 21 光パルス線路監視装置(OTDR) 22 波長スイッチ(SW) 23 光カプラ 24 光線路 25 波長フィルタ 26 3dBカプラ 30 光反射処理部 31,36 入力導波路 32,34 スラブ導波路 33 アレイ導波路 35 出力導波路

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高戸 範夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山本 文彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 須田 裕之 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 古川 眞一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

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