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Semiconductor laser array and fabrication there

阅读:572发布:2021-12-20

专利汇可以提供Semiconductor laser array and fabrication there专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To fabricate an element, in which semiconductor lasers having different oscillation wavelengths are integrated in array, through simple process with high reproducibility. CONSTITUTION:An element comprising n elements of variable wavelength semiconductor lasers, each comprising an active region 31, a phase control region 32, and a DBR region 3, is fabricated by MOVPE selective growth. When a dielectric thin film stripe mask 20 is formed on the surface of InP substrate 1, in which a diffraction grating is formed with uniform period in the DBR region 33, the mask width is varied Wm1, Wm2,... Wmn for each channel in the DBR region 33 and a multilayer structure, comprising at least a quantum well optical waveguide layer, is formed selectively in a waveguide region 21 sandwiched by the stripe masks 20. Since the thickness of waveguide layer in the DBR region 33 varies for each channel, the equivalent refractive index of waveguide layer varies and thereby the oscillation wavelength varies. This method allows formation of the waveguide layer through one time crystal growth without varying the period of diffraction grating.,下面是Semiconductor laser array and fabrication there专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 活性領域、位相制御領域ならびにDBR
    領域からなり、選択的に形成され少なくとも量子井戸構造からなる光導波層を有する半導体レーザが複数個並列に配置された半導体レーザアレイにおいて、複数の前記DBR領域に形成された回折格子の周期がすべて同一であり、かつ前記光導波層の層厚が異なることを特徴とする半導体レーザアレイ。
  • 【請求項2】 請求項1の半導体レーザアレイにおいて、さらに半導体光変調器領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザアレイ。
  • 【請求項3】 請求項1の半導体レーザアレイにおいて、さらに合波領域が形成されており、合波領域においては少なくとも量子井戸構造からなる光導波層が途切れることなく全面に形成されており、かつ合波領域内の光導波路領域に半導体クラッド層が選択的に形成され、前記光導波路領域が複数の半導体レーザを結合するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザアレイ。
  • 【請求項4】 表面が平坦な活性領域と位相制御領域、
    および表面に均一な周期を有する回折格子が形成されたDBR領域とに分割された半導体基板の上に、間に光導波路領域を挟んで対向する2本の誘電体薄膜のストライプを複数組形成する工程と、前記誘電体薄膜ストライプ以外の前記半導体基板上に量子井戸層を含む光導波層を積層する選択結晶成長工程とを含み、かつ前記DBR領域において、異なる光導波路領域に対向した前記誘電体薄膜ストライプの幅を変化させることを特徴とする半導体レーザアレイの製造方法。
  • 【請求項5】 請求項4の半導体レーザアレイの製造方法において、活性領域、位相制御領域、DBR領域に加えて半導体光変調器領域が形成され、前記半導体光変調器領域において誘電体薄膜ストライプの幅が前記活性領域より狭いことを特徴とする請求項4記載の半導体レーザアレイの製造方法。
  • 【請求項6】 前記請求項4の半導体レーザアレイの製造方法において、活性領域、位相制御領域、DBR領域に加えて少なくとも合波領域が形成され、前記合波領域においては誘電体薄膜ストライプを形成せずに少なくとも量子井戸構造を含む光導波層を全面に積層した後、表面に2本の誘電体薄膜ストライプを形成し、前記誘電体薄膜ストライプに挟まれた光導波路領域に半導体クラッド層を選択的に形成する工程を含むことを特徴とする請求項4記載の半導体レーザアレイの製造方法。
  • 【請求項7】 請求項4または5または6の半導体レーザアレイの製造方法において、部分的に回折格子が形成された半導体基板上に全面に半導体ガイド層を含む半導体多層膜を積層した後に、誘電体薄膜ストライプを形成し、少なくとも量子井戸構造を含む半導体多層膜を選択的に形成して光導波層を構成することを特徴とする請求項4また5または6記載の半導体レーザアレイの製造方法。
  • 【請求項8】 請求項4または5または6または7の半導体レーザアレイの製造方法において、量子井戸構造を含む半導体多層膜を選択的に形成する際、成長圧力を成長層によって変化させ、少なくとも量子井戸構造の成長時の圧力が他の半導体層の成長時の圧力より高いことを特徴とする請求項4または5または6または7記載の半導体レーザアレイの製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、光多重伝送などに用いられる、異なる発振波長を有する複数の半導体レーザを同一基板上にアレイ状に形成した半導体レーザおよびその製造方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】光ファイバ通信において、伝送容量の拡大を目的として、波長もしくは周波数の異なる複数の光信号を1本の光ファイバを通して同時に伝送する、光多重伝送が重要になりつつある。 その光源としては、複数の半導体レーザモジュールを各々ファイバに接続してからファイバを1本に結合する方法もあるが、複数の半導体レーザを集積化した半導体レーザアレイを用いる方が実装が容易である。 さらに合波器がモノリシックに集積された半導体レーザアレイを用いれば、ファイバとの結合数が減少し実装が格段に容易になる。 こうした理由により、多波長半導体レーザアレイの研究開発が進められている。

    【0003】多波長半導体レーザアレイを製作するためには、発振波長を各チャンネルごとに変化させる必要がある。 その方法の一つとして、波長可変レーザをアレイ化することが挙げられる。 例えば4チャンネルの分布反射型(DBR)半導体レーザと半導体光変調器、ならびに合波器を集積した半導体光集積回路が報告されている。 12回アイイーイーイー セミコンダクターレーザカンファレンス テクニカル ダイジェスト 160−
    161頁(1990年)参照。 (M.Yamaguch
    i et al. ,Technical Diges
    t,12th IEEE Int. Semicondu
    ctor Laser Conf. ,Davos,Sw
    itzerland,pp. 160−161,199
    0)。 その構造を図8に模式的に示す。 図8(a)に素子の平面図を示す。 DBR半導体レーザはチャンネル(ch)1から4までの4素子からなり、それぞれが活性領域31、位相制御領域32およびDBR領域33から構成されている。 一定の周期を有する回折格子15をDBR領域33に形成した後に、結晶成長工程を含む素子作製を行った。 素子特性を図8(b)に示す。 DBR
    領域に電流I dを注入することにより、発振波長を短波側にシフトさせることができる。 この素子では、各チャンネルについて8nm以上の波長シフト幅が得られた。
    各チャンネルごとにDBR電流を調節することにより、
    波長シフト幅の範囲内で等間隔の光信号が得られた。

    【0004】さらに広い波長分布を実現した例として、
    20チャンネルの分布帰還型(DFB)半導体レーザアレイがある。 エレクトロニクスレターズ 28巻 82
    4〜826頁(1992年)参照。 (C.E.Zah
    et al. ,Electron. Lett. ,vo
    l. 28,pp. 824−826,1992)。 ここでは図9(a)に模式的に示すように、電子ビーム露光を用いることによってチャンネルごとに異なる周期の回折格子15を形成し、同時に結晶成長を行った。 図9
    (b)に模式的に示すように、回折格子の周期を変化させることによって発振波長をシフトさせることができる。 周期を232.5nmから245.0nmまで段階的に変化させることにより、80nmという広い波長分布範囲が得られ、波長間隔約3.7nmの20本の光信号が得られた。 さらにこの素子では、20チャンネルの半導体レーザを1本に合波する合波器(スターカプラ)、および減衰した光信号を増幅する半導体光アンプを集積していた。

    【発明が解決しようとする課題】DBR半導体レーザなどの波長可変半導体レーザの波長可変範囲は一般に10
    nm以下に制御される。 このため波長可変半導体レーザを単にアレイ化しただけでは、広い波長範囲を得ることは困難である。 より広い波長範囲を得るためには、さらに複雑な回折格子パターンや電極構造が必要となり、素子の歩留まりや製造コストの点で課題が生じる。 また電子ビーム露光を用いる方法は描画に多大な時間を要するため、生産性の点で課題となる。

    【0005】

    【発明を解決するための手段】上記の課題を解決するための半導体レーザアレイの構造および製造方法は以下の通りである。

    【0006】活性領域、位相制御領域ならびにDBR領域からなり、選択的に形成され少なくとも量子井戸構造からなる光導波層を有する半導体レーザが複数個並列に配置された半導体レーザアレイにおいて、複数の前記D
    BR領域に形成された回折格子の周期がすべて同一であり、かつ前記光導波層の層厚が異なることを特徴とする、半導体レーザアレイである。

    【0007】または、上記の半導体レーザアレイにおいて、さらに半導体光変調器領域が形成されていることを特徴とする、半導体レーザアレイである。

    【0008】または、上記の半導体レーザアレイにおいて、さらに合波領域が形成されており、合波領域においては少なくとも量子井戸構造からなる光導波層が途切れることなく全面に形成されており、かつ合波領域内の光導波路領域に半導体クラッド層が選択的に形成され、前記光導波路領域が複数の半導体レーザを結合するように形成されていることを特徴とする、半導体レーザアレイである。

    【0009】表面が平坦な活性領域と位相制御領域、および表面に均一な周期を有する回折格子が形成されたD
    BR領域とに分割された半導体基板の上に、間に光導波路領域を挟んで対向する2本の誘電体薄膜ストライプを複数組形成する工程と、前記誘電体薄膜ストライプ以外の前記半導体基板上に量子井戸層を含む光導波層を積層する選択結晶成長工程とを含み、かつ前記DBR領域において、異なる光導波路領域に対向した前記誘電体薄膜ストライプの幅を変化させることを特徴とする、半導体レーザアレイの製造方法である。

    【0010】または、上記の半導体レーザアレイの製造方法において、活性領域、位相制御領域、DBR領域に加えて半導体光変調器領域が形成され、前記半導体光変調器領域において誘電体薄膜ストライプの幅が前記活性領域より狭いことを特徴とする、半導体レーザアレイの製造方法である。

    【0011】または、上記の半導体レーザアレイの製造方法において、活性領域、位相制御領域、DBR領域に加えて少なくとも合波領域が形成され、前記合波領域においては誘電体薄膜ストライプを形成せずに少なくとも量子井戸構造を含む光導波層を全面に積層した後、表面に2本の誘電体薄膜ストライプを形成し、前記誘電体薄膜ストライプに挟まれた光導波路領域に半導体クラッド層を選択的に形成する工程を含むことを特徴とする、半導体レーザアレイの製造方法である。

    【0012】または、上記の半導体レーザアレイの製造方法において、部分的に回折格子が形成された半導体基板上に全面に半導体ガイド層を含む半導体多層膜を積層した後に、誘電体薄膜ストライプを形成し、少なくとも量子井戸構造を含む半導体多層膜を選択的に形成して光導波層を構成することを特徴とする、半導体レーザアレイの製造方法である。

    【0013】または、上記の半導体レーザアレイの製造方法において、量子井戸構造を含む半導体多層膜を選択的に形成する際、成長圧を成長層によって変化させ、
    少なくとも量子井戸構造の成長時の圧力が他の半導体層の成長時の圧力より高いことを特徴とする、半導体レーザアレイの製造方法である。

    【0014】

    【作用】DBR半導体レーザなどの光半導体素子、ならびに半導体光集積素子の新しい作製方法として、有機金属気相成長法(MOVPE)を用いた選択成長による方法がある。 特開平4−105383号公報、特開平4−
    303982号公報、特開平5−37092号公報参照。 この方法は、一対の誘電体薄膜ストライプマスクに挟まれた導波領域に量子井戸(MQW)構造などを含む光導波層を選択的に形成することにより、半導体のエッチングなしに光導波構造を形成できる特徴がある。 さらに、誘電体薄膜ストライプマスクの幅を変化させることにより、選択成長した量子井戸層の層厚および組成が変化するため、ストライプマスクの幅が導波路方向で変化したパターンを用いれば、1回の選択成長で異なるバンドギャップエネルギー(Eg)を導波路方向で有する光導波層を得ることができる。 このEg制御技術によって、複雑な方法により製作していたバット−ジョイント構造などを用いることなく、DBR半導体レーザなどの素子を高い均一性、歩留まりのもとに製作することができる。 一例として、選択成長時のマスク幅とバンドギャップエネルギーの関係に関する報告が、第40回応用物理学関係連合講演会講演予稿集第1分冊264〜265
    頁、30a−ZR−7、30a−ZR−8(1993
    年)に記載されている。

    【0015】本発明ではストライプマスク幅が広いほど、光導波路領域に選択成長した半導体多層膜の層厚が増加することから、光導波路の等価屈折率が増加する。
    したがって、図2にマスクパターンを示すように、DB
    R半導体レーザのDBR領域33におけるマスク幅W m
    を導波路間で変化させれば、同一の周期を有する回折格子を用いても、発振波長を変化させることが可能となる。

    【0016】こうしたマスク幅によって発振波長を変化させたDBR半導体レーザアレイは、さらに他の光半導体素子を集積することが可能である。 例えば半導体光変調器は、選択成長時のマスク幅を適当にとって量子井戸構造の吸収端が発振波長に対して一定の波長差になるようにすれば、まったく同じ作製プロセスでDBR半導体レーザに集積することが可能である。

    【0017】また複数の光導波路を合波する合波器を集積するためには、光導波層を全面に形成した後、半導体クラッド層を選択的に形成したリッジ構造(特開平4−
    243216号公報に記載)を用いればよい。 DBR半導体レーザと合波器を集積するためには、図5(a)に示すように誘電体薄膜ストライプ20を部分的に形成することによって、量子井戸構造を含む多層構造をDBR
    半導体レーザ領域などの電流注入領域31〜34および36ではストライプマスク20に挟まれた光導波路領域21に選択的に形成する一方、合波器領域35では全面に形成する。 次に図5(b)に示すように、ストライプマスク22を全領域に形成して、光導波路領域23に半導体クラッド層を形成する。 このとき、半導体クラッド層はDBR半導体レーザ領域では選択的に形成された光導波路構造を埋め込むように成長し、一方合波器領域では全面に成長した光導波路構造の上に選択的に形成される。 このようにして、作製工程を変化させることなく合波器構造などを集積することが可能である。

    【0018】

    【実施例】以下に本発明を用いた実施例について述べる。 図1はDBR半導体レーザアレイのDBR領域における断面図で、(a)がマスク幅の広いチャンネル、
    (b)が狭いチャンネルである。 また図2はその製造方法を示すマスクパターンである。 本素子は活性領域3
    1、位相制御領域32、DBR領域33からなる。 以下に製造工程を記す。 n型InP基板1上のDBR領域3
    3のみに一定の周期を有する回折格子15を形成した後、SiO 2ストライプマスク20を形成した。 マスクパターンは幅W 0の導波領域21を挟んで対向した一対のパターンがアレイ状に形成されており、そのマスク幅は活性領域31でW ma 、位相制御領域32でW mpと一定であるのに対し、DBR領域33ではW m 1 、W
    m 2 、・・・W mnと変化している。 ここではW 0
    1.5μm、W ma =30μm、W mp =4μm、DB
    R領域ではW m 1 =4μmからW m 1 0 =22μmまで2μm間隔とした。

    【0019】このパターン上にMOVPE法により、n
    型InGaAsPガイド層2(層厚0.15μm)、n
    型InPスペーサ層3(層厚0.1μm)、MQW導波層4、InGaAsP光閉じ込め層5(層厚0.2μ
    m)、p型InPクラッド層6(層厚0.5μm)を選択成長した。 層厚はいずれも活性領域での値であり、M
    QW導波層はInGaAsウェル8層とInGaAsP
    バリアからなる。 InGaAsウェルの厚さは活性領域では7nmであるのに対し、DBR領域ではマスク幅によって変化し、2.5nmから5.5nmの間となった。 他の成長層についても、マスク幅の広い領域ほど厚くなった。 次に、導波領域21に接したマスクストライプ20の内縁部をエッチングで除去し、導波領域21の幅を6μmに広くした。 一方、すべてのマスクストライプ20の幅が10μm以下になるように活性領域31およびDBR領域33のマスクストライプ20の外縁部も除去した。

    【0020】次に、2回目の結晶成長として、p型In
    Pクラッド層7(層厚1.5μm)、p型InGaAs
    キャップ層8(層厚0.3μm)を、MQW導波層4を含む光導波層を埋め込むように成長した。 結晶成長終了後に各領域間のp型InGaAsキャップ層8を幅20
    μmにわたって除去して素子分離を行った後、全面にS
    iO 2膜12を形成し、各領域ごとにp型InGaAs
    キャップ層8に面したメサ上部を窓開けした後にp側電極13をパターン状に形成し、n型InP基板1を研磨後にn側電極14を形成した。

    【0021】各素子は活性領域31に電流注入することによってレーザ発振した。 発振しきい値電流は10個のアレイにおいて8mAから15mAの間であった。 また最大光出力は30mWから38mWであった。 図3は1
    0本のアレイ素子における発信波長λ bの変化を示している。 λ bは約1.529μmから1.547μmの間で変化し、波長範囲は18nm、素子間の波長差は約1.8nmであった。 また各素子の発振波長はDBR領域および位相制御領域に電流注入することにより変化し、その波長変化量は3.5nmから8nmであった。
    このことから、約20nmの波長範囲において、10素子の波長間隔を高精度で等間隔に配置することが可能となった。

    【0022】次にDBR半導体レーザと半導体光変調器の集積素子の作製結果について述べる。 図4にマスクパターンを示すように、活性領域31、位相制御領域3
    2、DBR領域33からなるDBR半導体レーザに半導体光変調器領域34が加わった構成となっていて、光変調器領域34におけるマスク幅W mmはゲインピーク波長が約1.48μmとなるように20μmとした。 その後の製作方法はDBR半導体レーザと同一である。 なお光変調器側の端面が低反射率となるように誘電体多層膜をコーティングした。

    【0023】この素子の光変調器側からの光出力は10
    本のアレイにおいて12mWから18mWであり、光変調器領域に−3Vの電圧を印加した時の消光比は15d
    Bから19dBであった。 また発振波長の分布、波長可変特性等はDBR半導体レーザアレイの結果と同等であった。 なお本実施例では光変調器領域34でのマスク幅W mmはここでは一定としたが、吸収端波長が各チャンネルでの発振波長に合わせた最適値となるように、チャンネル間で変化させてもよい。

    【0024】次に4チャンネルのDBR半導体レーザと光変調器、それぞれの信号光を1本の導波路に合波する合波器、および信号光を増幅する半導体光アンプを集積した素子の作製結果について述べる。 図5(a)のように活性領域31、位相制御領域32、DBR領域33および半導体光変調器34からなる素子4チャンネルと半導体光アンプ領域36にストライプマスク20を形成し、それぞれのストライプマスク20に挟まれた幅1.
    5μmの導波領域21には量子井戸層を含む多層構造を選択的に形成し、一方ストライプマスクのない合波領域35および窓領域37には全面に形成した。 半導体光アンプ領域36のマスク幅は活性領域31と同じ30μm
    とした。 次に全面にSiO 2膜を形成した後、図5
    (b)に示すように、図5(a)の導波領域21を挟むように幅10μmのストライプマスク22を形成し、マスク22に挟まれた導波領域23が4本のDBR半導体レーザを合波して半導体光アンプに接続されるようにした。 この光導波路領域23にp型InPクラッド層およびp型InGaAsキャップ層を選択的に形成した。

    【0025】領域31、32、33、34、および36
    にパターン電極を形成した後、窓領域側の側面に低反射膜を形成した。 こうして製作した素子の活性領域および光アンプ領域に電流を流して窓領域側からの発光を測定したところ、最大光出力2.5mWが得られた。 このように本発明の半導体レーザアレイの製造方法を用いれば、合波器を集積した素子も同様の方法で製作できることが明らかとなった。 なお合波器構造は図6に示したようなスターカプラでもよい。

    【0026】なお上述の製造方法ではDBR半導体レーザと合波領域においてp型InPクラッド層を同時に形成している。 別の方法として、図5(a)のマスクパターンを用いて量子井戸構造を含む多層膜を形成した後に、図7(a)に示すようにストライプマスク22を形成して半導体レーザなどの電流注入領域のみにp型In
    Pクラッド層およびp型InGaAsキャップ層を形成し、続いて図7(b)に示すように新しいマスクストライプ22を形成して、合波領域などの受動領域にアンドープInP層を選択的に形成する方法がある。 成長回数は1回増えることになるが、合波領域でのクラッド層における吸収係数の低減により、合波領域での導波損失が低下し、より高い光出力を得ることが可能となる。

    【0027】なお今までの実施例ではn型InGaAs
    Pガイド層2を含む多層構造を同時に形成していたが、
    特開平4−303982号公報の例と同様に、まずn型InGaAsPガイド層2とn型InPスペーサ層3を全面に形成してから、ストライプマスク20を形成し、
    MQW導波層4を含む多層構造を選択的に形成する方法でもよい。 但しこの場合は成長回数が1回多くなる。

    【0028】さらにMOVPE選択成長においては成長速度のマスク幅に対する変化量が成長圧力によって変わるため、成長の途中で成長圧力を層ごとに変化させれば、特定の層の層厚のみを大きく変化させ、その他の層厚はあまり変化させないことも可能である。 たとえばM
    QW導波層の成長時には高い圧力のもとに成長を行ってDBR領域のゲインピーク波長が発振波長より充分短波長になるようにし、一方でガイド層2、閉じ込め層5などの成長時には比較的低い圧力を用いて成長し、層厚のもっとも薄いDBR領域においても光閉じ込め係数の値が小さくなりすぎないような層厚にすることなど、幅広い層構造の設計が可能である。

    【0029】

    【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の半導体レーザアレイおよびその製造方法を用いれば、発振波長の異なる半導体レーザからなるアレイ素子を作製するために回折格子の周期をチャンネルごとに変化させたり、
    活性層を別々に形成する必要がなく、均一な回折格子のもとに1回の活性層の形成で比較的広い波長範囲を有するアレイ素子を実現することができる。 また半導体レーザに半導体光変調器、半導体光アンプなどの素子、さらには複数のチャンネルを結合する合波器をも集積化することが可能であり、本発明によって、半導体レーザアレイを含む半導体光集積素子を簡便かつ高均一な特性のもとで実現することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の半導体レーザアレイを表わす断面図。

    【図2】本発明の半導体レーザアレイの製造方法を表わす構造図。

    【図3】本発明の半導体レーザアレイの波長分布を表わす図。

    【図4】本発明の半導体レーザアレイと半導体光変調器の集積素子の製造方法を表わす構造図。

    【図5】本発明の半導体レーザアレイと半導体光変調器、合波器および半導体光アンプによる集積素子の製造方法を表わす構造図。

    【図6】本発明の半導体レーザアレイと半導体光変調器、合波器および半導体光アンプによる集積素子の製造方法を表わす構造図。

    【図7】本発明の半導体レーザアレイと半導体光変調器、合波器および半導体光アンプによる集積素子の製造方法を表わす構造図。

    【図8】従来の半導体レーザアレイの製造方法および動作特性を表わす図。

    【図9】従来の別の半導体レーザアレイの製造方法および動作特性を表わす図。

    【符号の説明】

    1 n型InP基板 2 n型InGaAsPガイド層 3 n型InPスペーサ層 4 MQW導波層 5 InGaAsP光閉じ込め層 6 p型InPクラッド層 7 p型InPクラッド層 8 p型InGaAsキャップ層 12 SiO 2膜 13 p側電極 14 n側電極 15 回折格子 20 SiO 2ストライプマスク 21 導波領域 22 SiO 2ストライプマスク 23 導波領域 24 スターカプラ 31 活性領域 32 位相制御領域 33 DBR領域 34 半導体光変調器領域 35 合波領域 36 半導体光アンプ領域 37 窓領域

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