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Method for releasing synchronization communication setting of bus network, bus network utilizing it and information presentation medium

阅读:657发布:2021-02-14

专利汇可以提供Method for releasing synchronization communication setting of bus network, bus network utilizing it and information presentation medium专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To release setting of synchronization communication even when a resource possessing node, a transmission node and a reception node are not in existence on a same bus.
SOLUTION: An owner (resource possessing node) 1, a talker (transmission node) 2, a listener (reception node) 3 connect to any of plurality of busest 4 being components of an IEEE1394 bus network. The method has a 1st step where a command is delivered and setting of communication is released from the owner 1 till a portal of a bridge 6, a 2nd step where a command is delivered and setting of communication is released between portals of the bridges 6, 6 on a same bus, and a 3rd step where a command is delivered and setting of communication is released between portals 60A, 60B of the same bridge 6. After the execution of the 1st step, the 2nd and 3rd steps are properly repeated, a command releasing setting of synchronization communication is sequentially delivered to release the setting of synchronization communication of the bus 4 for a path from the talker 2 to the listener 3 and the bridge 6.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Method for releasing synchronization communication setting of bus network, bus network utilizing it and information presentation medium专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 第1および第2の通信手段を連結したブリッジを用いて複数のバスが接続されてなるバスネットワークにおいて同期通信の設定を解除する方法であって、 資源所有ノードが、自己が存在する第1のバスに送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第1のバスの同期通信の設定を解除すると共に、上記第1のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第1のバスに存在し、上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信するステップと、 同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第1の通信手段が、自己と連結した上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信すると共に、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の上記同期通信の設定を解除するステップと、 同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第2の通信手段が、自己が存在する第2のバスに上記送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第2のバスの同期通信の設定を解除し、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の同期通信の設定を解除し、さらに上記第2のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第2
    のバスに存在し、かつ上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信するステップとを備えることを特徴とするバスネットワークの同期通信設定の解除方法。
  • 【請求項2】 上記ブリッジの第1の通信手段が、自己と連結された上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信した後に、上記第2の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を上記同期通信設定の解除の要求を送信してきた上記資源所有ノードまたは上記ブリッジの第2の通信手段に送信するステップと、 上記ブリッジの第2の通信手段が、上記ブリッジの第1
    の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信した後に、上記ブリッジの第1の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を自己と連結された上記第1の通信手段に送信するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のバスネットワークの同期通信設定の解除方法。
  • 【請求項3】 上記バスはIEEE1394バスであると共に、上記第1および第2の通信手段はポータルであることを特徴とする請求項1に記載のバスネットワークの同期通信設定の解除方法。
  • 【請求項4】 第1および第2の通信手段を連結したブリッジを用いて複数のバスが接続されてなるバスネットワークであって、 上記複数のバスのうち同一または異なるバスに資源所有ノード、送信ノードおよび受信ノードが接続され、 上記資源所有ノードは、自己が存在する第1のバスに送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第1のバスの同期通信の設定を解除する手段と、上記第1のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第1のバスに存在し、上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信する手段とを有し、 上記ブリッジの第1の通信手段は、同期通信設定の解除の要求を受信したとき、自己と連結した上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信する手段と、上記同期通信設定の解除の要求を受信したとき、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にある場合には、自己の上記同期通信の設定を解除する手段とを有し、 上記ブリッジの第2の通信手段は、同期通信設定の解除の要求を受信したとき、自己が存在する第2のバスに上記送信ノードまたは受信ノードが存在する場合には、上記第2のバスの同期通信の設定を解除する手段と、上記同期通信設定の解除の要求を受信したとき、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にある場合には、自己の同期通信の設定を解除する手段と、上記同期通信設定の解除の要求を受信したとき、上記第2のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しない場合には、上記第2のバスに存在し、かつ上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信する手段とを有することを特徴とするバスネットワーク。
  • 【請求項5】 上記ブリッジの第1の通信手段は、自己と連結された上記第2の通信手段に同期設定の解除の要求を送信した後に、上記第2の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を上記同期通信設定の解除の要求を送信してきた上記資源所有ノードまたは上記ブリッジの第2の通信手段に送信する手段を有し、 上記ブリッジの第2の通信手段は、上記ブリッジの第1
    の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信した後に、上記ブリッジの第1の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を自己と連結された上記第1の通信手段に送信する手段を有することを特徴とする請求項4に記載のバスネットワーク。
  • 【請求項6】 上記バスはIEEE1394バスであると共に、上記第1および第2の通信手段はポータルであることを特徴とする請求項4に記載のバスネットワーク。
  • 【請求項7】 第1および第2の通信手段を連結したブリッジを用いて複数のバスが接続されてなるバスネットワークで使用されるコンピュータプログラムを提供する情報提供媒体であって、 資源所有ノードが、自己が存在する第1のバスに送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第1のバスの同期通信の設定を解除すると共に、上記第1のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第1のバスに存在し、上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信するステップと、 同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第1の通信手段が、自己と連結した上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信すると共に、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の上記同期通信の設定を解除するステップと、 同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第2の通信手段が、自己が存在する第2のバスに上記送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第2のバスの同期通信の設定を解除し、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の同期通信の設定を解除し、さらに上記第2のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第2
    のバスに存在し、かつ上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信するステップのうち、 少なくとも1つのステップを実行するためのコンピュータプログラムを提供する情報提供媒体。
  • 【請求項8】 上記ブリッジの第1の通信手段が、自己と連結された上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信した後に、上記第2の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を上記同期通信設定の解除の要求を送信してきた上記資源所有ノードまたは上記ブリッジの第2の通信手段に送信するステップと、 上記ブリッジの第2の通信手段が、上記ブリッジの第1
    の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信した後に、上記ブリッジの第1の通信手段より同期通信設定の解除が完了した旨の応答を受信するとき、その応答を自己と連結された上記第1の通信手段に送信するステップのうち、 少なくとも1つのステップを実行するためのコンピュータプログラムを提供する請求項7に記載の情報提供媒体。
  • 【請求項9】 上記バスはIEEE1394バスであると共に、上記第1および第2の通信手段はポータルであることを特徴とする請求項7に記載の情報提供媒体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は、例えばIEEE
    1394バスネットワーク等のブリッジによって複数のバスが接続されてなるバスネットワークの同期通信設定の解除方法およびそれを利用するバスネットワーク、並びに情報提供媒体に関する。 詳しくは、送信ノードから受信ノードへのパス(通信路)を構成するバスおよびブリッジの同期通信設定が解除されるように資源所有ノードからの同期通信設定の解除の要求が順次伝搬する構成としたことによって、資源所有ノード、送信ノードおよび受信ノードが同一のバスに存在しなくても、同期通信の設定の解除を良好に行い得るようにしたバスネットワークの同期通信設定の解除方法等に係るものである。

    【0002】

    【従来の技術】ディジタル信号の伝送規格としては、例えばIEC(International Electrotechnical Commiss
    ion:国際電気技術標準機関)やIEEE(Institute o
    f Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子技術者協会)による規格など、多数の規格が存在する。 このなかで、例えばIEEE1394は、ディジタルビデオレコーダ等の家庭用電子機器同士の接続や、これら電子機器とコンピュータとの間の接続といったマルチメディア用途に向くものとして注目されている。 このIEEE1394については周知であるため、ここでは、その内容説明は省略する。

    【0003】現在、IEEE1394高速シリアルバス通信環境で用いるバス間を連結するブリッジのプロトコル標準化活動がP1394.1ワーキンググルーブ(P1
    394.1 working group、1998年6月現在のドラフトはP1394.1 Draft 0.03 Oct 18, 1997)で行われている。 なお、以下の説明ではこの標準化の最新ドラフトを「ブリッジドラフト」と呼ぶことにする。 IEEE13
    94ブリッジ(以下、単に「ブリッジ」と称する)は、
    IEEE1394バス(以下、適宜、「バス」と略記する)に接続されているポータル(portal)と称する2個の通信手段が連結されて構成されており、このブリッジを介して、複数のバスの間でデータの伝送を行うことが可能となされている。

    【0004】1つのIEEE1394バスに接続できるノード(IEEE1394機器)の数は、最大で63個に制限されているが、複数のバスをブリッジを用いて接続し、バスとブリッジからなるバスネットワークを構成することにより、さらに多くのノードを接続することが可能になされている。 なお、ブリッジ(ポータル間)におけるデータの伝送は、ケーブルのみならず、電波や赤外線等を用いて行うことが既に提案されている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】IEEE1394はアイソクロナス(isochronous)転送機能を備えており、
    IEEE1394バスにおいては125μsec単位で同期通信が行われる。 図13は、同期通信におけるアイソクロナス・パケットの転送例を示している。 サイクル・
    マスタと呼ぶノードが、125μsecの割合でサイクル・スタート・パケットCSを送る。 サイクル・スタート・パケットCSが送られた後に、アイソクロナス・パケットの転送が始まる。 なお、図13は、チャネルa,b
    で2種類のアイソクロナス・パケットPisがチャネルa,bを使用して転送されている。 また、アイソクロナス・パケットPisの転送が完了した後に、アシンクロナス(asynchronous)・パケットPasの転送が行われる。

    【0006】ところで、上述したような同期通信を行うためには、同期通信の設定、つまりチャネルの設定や帯域容量の設定を行うことが必要となる。 しかし、IEE
    E1394では、オーナ(同期通信の資源所有ノード)、トーカ(同期通信のパケット送信ノード)、リスナ(同期通信のパケット受信ノード)が同一のバスに接続されている場合しか、同期通信の設定方法を定義していない。 つまり、オーナ、トーカ、リスナが異なるバスに存在するような同期通信の設定方法、さらにはその同期通信の設定の解除方法は未定義であった。

    【0007】この発明では、資源所有ノード、送信ノードおよび受信ノードが同一のバスに接続されていなくても同期通信設定の解除を良好に行い得るようにしたバスネットワークの同期通信設定の解除方法等を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】この発明に係るバスネットワークの同期通信設定の解除方法は、第1および第2
    の通信手段を連結してなるブリッジを用いて複数のバスが接続されたバスネットワークにおいて同期通信の設定を解除する方法であって、以下の第1〜第3のステップを備えるものである。

    【0009】第1のステップでは、資源所有ノードが、
    自己が存在する第1のバスに送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第1のバスの同期通信の設定を解除すると共に、上記第1のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第1のバスに存在し、上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信する。

    【0010】第2のステップでは、同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第1の通信手段が、自己と連結した上記第2の通信手段に同期通信設定の解除の要求を送信すると共に、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の上記同期通信の設定を解除する。

    【0011】第3のステップでは、同期通信設定の解除の要求を受信した上記ブリッジの第2の通信手段が、自己が存在する第2のバスに上記送信ノードまたは受信ノードが存在するとき、上記第2のバスの同期通信の設定を解除し、自己が上記送信ノードから上記受信ノードへのパス上にあるとき、自己の同期通信の設定を解除し、
    さらに上記第2のバスに上記送信ノードまたは上記受信ノードが存在しないとき、上記第2のバスに存在し、上記存在しない送信ノードまたは受信ノードへのパケットを通過させる上記ブリッジの第1の通信手段に、同期通信設定の解除の要求を送信する。

    【0012】この発明においては、第1のステップが実行された後、第2および第3のステップが適宜繰り返され、同期通信設定の解除の要求が順次伝搬され、送信ノードから受信ノードへのパスを構成するバスおよびブリッジの同期通信設定の解除が行われる。 これにより、資源所有ノード、送信ノードおよび受信ノードが同一のバスに存在しなくても同期通信設定の解除が良好に行われる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。 具体的な内容説明の前に、理解を容易とするため、説明で使用する主要語句について簡単に説明する。

    【0014】「オーナ(owner)」は同期通信の資源所有ノードであり、このオーナが同期通信の設定を始める。 「トーカ(talker)」は同期通信のパケット送信ノードであり、「リスナ(listener)」は同期通信のパケット受信ノードである。 例えば、オーナがパーソナルコンピュータ、トーカがビデオカメラ、リスナがテレビ受信機であるシステムが考えられる。 また例えば、オーナおよびトーカがビデオカメラ、リスナがテレビ受信機であるシステムが考えられる。

    【0015】「バスID(bus ID)」は、バスネットワークを構成するバスの識別に使用される。 バスネットワークを構成する各IEEE1394バスには、それぞれネットワークで唯一のバスIDが割り当てられる。 「ローカルバスID(local busID)」は、処理を実行するノードが存在するバス(ローカルバス)のバスIDである。 「トーカバスID(talker bus ID)」は、トーカが存在するバス(トーカバス)のバスIDである。 「リスナバスID(listener bus ID)」は、リスナが存在するバス(リスナバス)のバスIDである。

    【0016】「フィジカルID(phy ID)」は、バスに接続されるノードの識別に使用される物理IDである。
    バスに接続される各ノードには、バス内で唯一のフィジカルIDが割り当てられる。 「トーカフィジカルID(t
    alker phy ID)」は、トーカのフィジカルIDである。
    「リスナフィジカルID(listener phy ID)」は、リスナのフィジカルIDである。 「ノードID(node I
    D)」は、バスIDとフィジカルIDとから構成される。 これにより、バスネットワークに接続される各ノードには、ネットワーク内で唯一のノードIDが割り当てられることとなる。

    【0017】「OIP(on the isochronous path)」
    は、ノードが、トーカからリスナへのパス上にあるか否かを示すためのフラグであって、OIP=1のときはパス上にあることを示し、OIP=0のときはパス上にないことを示す。 「TOIP」は、ターゲットノードがトーカからリスナへのパス上にあるか否かを示すためのフラグであって、TOIP=1のときはパス上にあることを示し、TOIP=0のときはパス上にないことを示す。

    【0018】「イニシエータ」は、同一バス上にあるターゲットノードに対して、同期通信の設定コマンドを送信するノードである。 同期通信のオーナか、ブリッジのポータルがイニシエータになる。

    【0019】「ターゲットノード」は、TOIP=0のときは、イニシエータから見てトーカのローカルバスへの通り道となるブリッジポータルであり、TOIP=1
    のときは、イニシエータから見てリスナのローカルバスへの通り道となるブリッジのポータルである。 イニシエータとターゲットノードは、同一バスに存在する。 「ターゲットノードID」は、ターゲットノードのノードI
    Dである。

    【0020】「ローカルバス同期通信」は、バス内で閉じた同期通信であって、IEEE1394で定義されているものである。 隣り合ったローカルバス同期通信を複数接続して、ブリッジを越えた同期通信が行える。

    【0021】「completeレスポンス」は、同期通信の設定が完了したことを示すレスポンスである。 「failレスポンス」は、同期通信の設定が失敗したことを示すレスポンスである。 「アザーポータル」は、一方のポータルから見た場合、同一のブリッジを構成する他方のポータルである。

    【0022】図1A〜C、図2A,B、図3A,Bは、
    この発明が適用されるIEEE1394バスネットワークにおけるオーナ1、トーカ2、リスナ3の配置例を示している。 図1Aでは、同一のバス4に、オーナ1、トーカ2、リスナ3が存在している。

    【0023】なお、IRM(isochronus resource mana
    ger:アイソクロナス・リソース・マネージャ)5は、
    通信資源を管理する同期通信管理ノードである。 同期通信が行われるためには、オーナ1、トーカ2、リスナ3
    の他に、バス4にはIRM5が必要となる。 このIRM
    5は、バス設定(bus configuration)時に自動的に選ばれる。

    【0024】図1Bでは、トーカ2およびリスナ3は同一のバス4に存在し、オーナ1はそれとは異なるバス4
    に存在している。 バス4,4は、ブリッジ6を介して接続されている。 なお、この図1Bでは、オーナ1が存在するバス4とトーカ2およびリスナ3が存在するバス4
    とは隣接しているが、これらのバス4,4の間に他の1
    以上のバス4が介在する場合も考えられる。 以下の図1
    C、図2A,B、図3A,Bにおける隣接したバス4,
    4に関しても同様である。

    【0025】図1Cでは、オーナ1およびトーカ2は同一のバス4に存在し、リスナ3はそれとは異なるバス4
    に存在している。 図2Aでは、オーナ1およびリスナ3
    は同一のバス4に存在し、トーカ2はそれとは異なるバス4に存在している。 図2Bでは、オーナ1、トーカ2、リスナ3が、この順にそれぞれ異なるバス4に存在している。 バス4,4,4は、ブリッジ6,6を介して順次接続されている。 図3Aでは、オーナ1、リスナ3、トーカ2が、この順にそれぞれ異なるバス4に存在している。 図3Bでは、トーカ2、オーナ1、リスナ3
    が、この順にそれぞれ異なるバス4に存在している。

    【0026】図4は、オーナ1の構成を示している。 オーナ1は、IEEE1394ノードであって、IEEE
    1394通信部11、制御部12、RAM13、ROM
    14およびアプリケーション部15を有して構成されている。

    【0027】IEEE1394通信部11は、制御部1
    2またはアプリケーション部15により制御され、制御部12やアプリケーション部15から供給されるデータをパケット化し、このIEEE1394パケットをバス4を介して送信すると共に、バス4より受信したパケットからデータを抽出して制御部12またはアプリケーション部15に出するようになされている。 また、このIEEE1394通信部11は、リード(read)、ライト(write)、ロック(lock)等のリクエストパケット(request packet)を発行して、送信する。 さらに、I
    EEE1394通信部11は、これらのリクエストに対するレスポンス(response)パケットや、アクノリッジ(acknowledge)パケットの発行、送信等もする。

    【0028】制御部12は、アプリケーション部15からの指令に対応して、各部を制御するようになされている。 例えば、上記アプリケーション部15からリード(read)やロックのリクエストパケットの発行要求を受けると、IEEE1394通信部11にリクエストパケットの発行を命令する。

    【0029】RAM13は、IEEE1394のCSR
    (Control and Status Registers)として機能するようになされており、制御12が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどを適宜記憶する。
    ROM14はコンフィギュレーションROMを含み、このROM14には、各種のプログラムや、各種のパラメータ等が記憶されている。

    【0030】アプリケーション部15は、制御装置12
    またはIEEE1394通信部11に対して、IRM
    5、ブリッジ6における同期通信に必要な設定に関する指令を行うと共に、図示せぬモニタ等に通信結果を表示することができるようになされている。

    【0031】図5は、IRM5の構成を示している。 このIRM5は、IEEE1394ノードであって、IE
    EE1394通信部51、制御部52、RAM53およびROM54を有して構成されている。

    【0032】IEEE1394通信部51は、制御部5
    2により制御され、制御部52から供給されるデータをパケット化し、このIEEE1394パケットをバス4
    を介して送信すると共に、バス4より受信したパケットからデータを抽出して制御部52に出力するようになされている。 ROM54はコンフィギュレーションROM
    を含み、このROM54には、各種のプログラムや、各種のパラメータ等が記憶されている。

    【0033】RAM53は、IEEE1394のCSR
    として機能するようになされており、制御部52が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどを適宜記憶する。 ここで、RAM53のCSRには、他のIEEE1394ノードのRAMと異なり、BA
    NDWIDTH AVAILABLE レジスタおよびCHANNELS AVAILABLE
    レジスタの領域がある。 これら両レジスタおよびその設定の詳細はIEEE1394で定義されているので詳細説明は省略するが、BANDWIDTH AVAILABLEレジスタはバス4で使用可能な通信帯域容量を示すレジスタであり、
    CHANNELS AVAILABLEレジスタはチャネル番号の使用状況を示すレジスタである。

    【0034】図6は、ブリッジ6の構成を示している。
    ブリッジ6は、IEEE1394バス4,4を接続するための機器であって、第1、第2の通信手段としての2
    つのポータル(portal)60A,60Bが連結されて構成されている。 ポータル60A,60Bは、それぞれI
    EEE1394ノードである。 なお、2つのポータルは1つの機器として構成される場合もある。

    【0035】ポータル60Aは、IEEE1394通信部61A、制御部62A、RAM63A、ROM64A
    およびファブリック通信部65Aとを有して構成されている。 同様に、ポータル60Bは、IEEE1394通信部61B、制御部62B、RAM63B、ROM64
    Bおよびファブリック通信部65Bとを有して構成されている。

    【0036】RAM63A,63Bは、それぞれIEE
    E1394ブリッジ用のCSRとして機能し、STREAMS
    AVAILABLE レジスタ等、IEEE1394ブリッジで定義されているレジスタ領域が確保されている他、IEE
    E1394−1995(IEEE1394)で定義されているレジスタ群のための領域が確保されている。 ROM
    64A,64Bも同様に、IEEE1394ブリッジとIEEE1394−1995のフォーマットに従っており、コンフィギュレーションROMを含み、各種のプログラムや、各種のパラメータ等が記憶されている。

    【0037】IEEE1394通信部61A,61B
    は、それぞれ制御部62A,62Bにより制御され、制御部62A,62Bから供給されるデータをパケット化して、バス4,4またはファブリック通信部65A,6
    5Bを介して送信すると共に、バス4,4より受信したパケットからデータを抽出して制御部62A,62Bまたはファブリック通信部65A,65Bに出力し、さらにファブリック通信部65A,65Bより受信したパケットからデータを抽出して、制御部62A,62Bまたはバス4,4に出力するようになされている。

    【0038】上述したようにブリッジ6を構成するポータル60A,60Bはそれぞれファブリック通信部65
    A,65Bを有しており、これら一組のファブリック通信部65A,65BがIEEE1394ブリッジのファブリック(fabric)の役割を果たしている。 ファブリック通信部65A,65Bは、それぞれ制御部62A,6
    2Bにより制御され、IEEE1394通信部61A,
    61Bから送られたデータを受信して他方のファブリック通信部65B,65Aに送信する。 また、ファブリック通信部65A,65Bは、それぞれ他方のファブリック通信部65B,65Aから送られてきたデータをIE
    EE1394通信部61A,61Bや制御部62A,6
    2Bに送信する。

    【0039】「同期通信設定方法」次に、上述したようなバスネットワークにおける同期通信設定方法について説明する。

    【0040】図7のフローチャートを参照して、オーナ1の同期通信設定の動作を説明する。 ここで、オーナ1
    は、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスID、リスナフィジカルIDおよび同期通信帯域容量の情報を用いて、同期通信設定の動作をする。 本実施の形態では、これらの情報が既知であることが前提となる。 オーナ1は、同期通信設定を行う際に、図7のフローチャートのステップを実行する。

    【0041】ステップST101で、ローカルバスID
    とトーカバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST102に進み、同じであるときはステップST104に進む。 ここで、オーナ1とトーカ2とが同一のバス4に存在する場合には、ローカルバスIDとトーカバスIDとが同じとなる(図1A,C参照)。 ステップST102では、TOIPを0に設定する。 そして、ステップST103で、ディストネーションバスIDにトーカバスIDを代入して、ステップST
    109に進む。

    【0042】一方、ステップST104では、TOIP
    を1に設定する。 次いで、ステップST105で、ローカルバスの同期通信の設定をする。 この場合、同期通信を設定するノード(ここでは、オーナ1)は、ローカルバス(オーナ1が接続されているバス4)に存在するI
    RM5のRAM53のBANDWIDTH AVAILABLE レジスタが示す帯域容量値から同期通信に使用する帯域容量値を引き、残りの値でBANDWIDTH AVAILABLE レジスタを更新する。 さらに、同期通信を設定するノードは、そのIRM
    5のRAM53のCHANNELS AVAILABLE レジスタの値から未使用のチャネル番号を検索し、その中から番号を一つ選択して同期通信に使用することを宣言する。 これらの処理は、コンペア・アンド・スワップ(compare and
    swap)と呼ばれるロック・トランザクション(lock tra
    nsaction)や、リード・トランザクション(read trans
    action)を使って行われる。

    【0043】次いで、ステップST106で、ステップST105のローカルバスの同期通信の設定が成功したか否かを判定し、成功した場合はステップST107に進み、失敗した場合にはステップST116に進む。 ここで、同期通信の設定が失敗する場合としては、例えば
    BANDWIDTH AVAILABLE レジスタが示す帯域容量値が同期通信に使用する帯域容量値より少なかった場合、あるいは未使用のチャネル番号がなかった場合が考えられる。

    【0044】ステップST107では、ローカルバスI
    DとリスナバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST108に進み、同じであるときはステップST113に進む。 ここで、オーナ1とリスナ3とが同一のバス4に存在する場合には、ローカルバスIDとリスナバスIDとが同じとなる(図1A参照)。 ステップST108では、ディストネーションバスIDにリスナバスIDを代入して、ステップST10
    9に進む。

    【0045】ステップST109では、ターゲットノードIDを検索する。 ここで、ターゲットノードIDは、
    オーナ1が存在するバス4に存在し、かつディストネーションバスIDと同じバスIDを持つバス4への通り道となるブリッジ6のポータルのノードIDである。 このターゲットノードIDの検索方法の一例を説明する。

    【0046】ターゲットノードIDを検索するノードは、以下のステップST109−1〜ST109−3を実行する。

    【0047】[ステップST109−1]まず、ローカルバスに存在する全てのブリッジポータルにあるラウティング情報を読み、ブリッジポータルのノードIDとラウティング情報を記憶する。 ラウティング情報とは、ブリッジドラフトに記載のROUTING_BOUNDS レジスタか、
    それに類似するレジスタに記載されている。 類似するレジスタとしては、例えば、1023ビットのレジスタで、MSB(most significant bit)から順にバスID
    =0,1,・・・,1022と対応しているものがある。 このレジスタのiビット目の値が1のときは、このレジスタを持っているブリッジポータルは、バスID=
    i宛のパケットを通過させることを意味する。 同様に、
    iビット目の値が0のときは、バスID=i宛のパケットを通過させないことを意味する。

    【0048】[ステップST109−2]次いで、ステップST109−1で得られた情報から、ディストネーションバスID宛のパケットを通過させるようなブリッジポータルを検索する。 例えば、ラウティング情報の記憶方法として上述の1023ビットのレジスタを使用する場合は、ディストネーションバスIDに対応するレジスタのビットが1になっているブリッジポータルを選択する。 この処理は、IEEE1394のリードトランザクションで、ローカルバスに存在する全てのブリッジポータルのラウティング情報を読み出むことで検索可能である。

    【0049】[ステップST109−3]次いで、ステップST109−2で検索したブリッジポータルのノードIDをターゲットノードIDとする。

    【0050】上述のようにステップST109でターゲットノードIDを検索した後に、ステップST110
    で、ターゲットノードにコマンド情報を送信する。 この場合、オーナ1は、イニシエータとなって、ターゲットノードに、TOIP、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスID、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量、同期通信チャネル番号を送る。 ここで、
    同期通信チャネル番号は、ステップST105において、ローカルバスの同期通信設定によって得られる値である。 ステップST101の判定によりステップST1
    02に進み、ステップST105の処理を行わなかった場合には、同期通信チャネル番号として適当な値(例えば0)が与えられる。

    【0051】このコマンド情報の送信は、ライト・トランザクション(write transaction)や、ロック・トランザクションを使って行われる。 なお、ターゲットノードは、このコマンド情報がRAMの所定領域に記憶されることによって、同期通信設定の要求があったものと認識する。

    【0052】次いで、ステップST111で、ターゲットノードからの同期通信設定の要求に対するレスポンスを待つ。 そして、ステップST112で、受信したレスポンスがfailレスポンスであるかcompleteレスポンスであるかを判定し、completeレスポンスであるときはステップST113に進み、failレスポンスであるときはステップST114に進む。

    【0053】ステップST113では、同期通信設定に成功したことを確認し、処理を終了する。 ステップST
    114では、TOIP=1であるか否かを判定し、TO
    IP=1であるときはステップST115に進み、TO
    IP=0であるときはステップST116に進む。

    【0054】TOIP=1であるときは、ステップST
    105でローカルバスの同期通信設定が行われている。
    そのため、ステップST115で、その同期通信設定を解除する。 このローカルバスの同期通信設定の解除の場合も、ローカルバスの同期通信設定の場合と同様に、解除処理をIRM5に対して行う。 すなわち、同期通信の設定を解除するノード(ここでは、オーナ1)は、同期通信のために予約していた帯域容量値をIRM5のBAND
    WIDTH AVAILABLE レジスタが示す帯域容量値に加算し、
    加算後の値でそのBANDWIDTH AVAILABLE レジスタを更新する。 さらに、同期通信の設定を解除するノードは、CH
    ANNELS AVAILABLE レジスタに対して予約していたチャネル番号を返却する処理をする。 これらの処理も、ロック・トランザクションや、リード・トランザクションを使って行われる。

    【0055】ステップST115で同期通信の設定を解除した後に、ステップST116に進む。 ステップST
    116では、同期通信設定に失敗したことを確認し、処理を終了する。

    【0056】次に、図8のフローチャートを参照して、
    オーナ1や、他のブリッジ6を構成するポータル等からの同期通信設定の要求を受けたポータルの同期通信設定の動作を説明する。 このポータルは、イニシエータから、TOIP、トーカバスID、トーカフィジカルI
    D、リスナバスID、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量、同期通信チャネル番号が送られて同期通信設定の要求(命令)がされた場合、イニシエータノードI
    Dを記憶し、図8のフローチャートのステップを実行する。 イニシエータノードIDは、後述のステップST3
    09,ST312で使用する。

    【0057】ステップST301で、この要求を他の要求と区別するために、他の要求と重複しないように識別番号cidを獲得する。 このcidの獲得方法は、例えばcidの初期値を0として、同期通信設定の要求が来るたびに番号を1ずつ増やせばよい。 cidは、例えば0から1023までの範囲をとれるとする。 cidの値はブリッジ6内で共通の値になる。 つまり、上記例の場合、一つのブリッジで区別できる要求は1024個となる。

    【0058】次いで、ステップST302で、未使用のcidの獲得が不可であったか否かを判定し、不可であったときはステップST312に進み、不可でなかったときはステップST303に進む。 ステップST303
    では、OIP[cid]にイニシエータから受けたTOI
    Pの値を代入し、ステップST304に進む。

    【0059】ステップST304では、OIP[cid]
    が1であるか否かを判定し、OIP[cid]=1であるときはステップST305に進み、OIP[cid]=0
    であるときはステップST306に進む。

    【0060】ステップST305では、ポータルの設定をする。 このポータルの設定は、ブリッジドラフトで定義されている方法に従って行うものとする。 ブリッジドラフトでは、全てのポータルにSTREAM CONTROL レジスタが備えられ、ポータルに出入りする同期通信のチャネル番号を記述したりする領域が確保されている。 ポータルの設定は、ブリッジを通過する同期通信のチャネル番号等の情報を、STREAMCONTROL レジスタに書き込むことで行われる。

    【0061】ステップST305でポータルを設定した後に、ステップST306に進む。 ステップST306
    では、アザーポータルに、OIP[cid]、cid、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスI
    D、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量を送信し、同期通信設定の要求をする。

    【0062】次いで、ステップST307で、アザーポータルからの同期通信設定の要求に対するレスポンスを待つ。 そして、ステップST308で、受信したレスポンスがfailレスポンスであるかcompleteレスポンスであるかを判定し、completeレスポンスであるときはステップST309に進み、failレスポンスであるときはステップST310に進む。

    【0063】ステップST309では、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、上述のイニシエータIDを使用して、イニシエータに送信し、処理を終了する。 ステップST310では、OIP[cid]
    が1であるか否かを判定し、OIP[cid]=1であるときはステップST311に進み、OIP[cid]=0
    であるときはステップST312に進む。

    【0064】OIP[cid]=1であるときは、ステップST305でポータルの設定が行われている。 そのため、ステップST311で、そのポータルの設定を解除する。 このポータルの設定の解除も、ブリッジドラフトで定義している方法に従って行う。 解除処理は、設定処理の逆であり、設定時にSTREAM CONTROL レジスタに書き込んだ情報を、初期値に戻す等の処理をする。

    【0065】ステップST311でポータルの設定を解除した後に、ステップST312に進む。 ステップST
    312では、同期通信設定に失敗したことを示すfailレスポンスを、上述のイニシエータIDを使用して、イニシエータに送信し、処理を終了する。

    【0066】次に、図9のフローチャートを参照して、
    同一ブリッジを構成するポータル(アザーポータル)からの同期通信設定の要求を受けたポータルの同期通信設定の動作を説明する。 このポータルは、アザーポータルから、OIP[cid]、cid、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスID、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量が送られて同期通信設定の要求(命令)がされた場合、図9のフローチャートのステップを実行する。

    【0067】ステップST201で、OIP[cid]が1であるか否かを判定する。 OIP[cid]=0であるときはステップST202に進み、OIP[cid]=1
    であるときはステップST205に進む。 ステップST
    202では、ローカルバスIDとトーカバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST2
    03に進み、同じであるときはステップST205に進む。

    【0068】ステップST203では、TOIP[ci
    d]を0に設定する。 自己のポータルがトーカ2からリスナ3へのパス上になく(OIP[cid]=0)、かつローカルバスにトーカ2が存在しない場合、後述するように検索されるターゲットノード(トーカ2のローカルバスへの通り道となるブリッジのポータル)は、トーカ2からリスナ3へのパス上にないからである。 次いで、
    ステップST204で、ディストネーションバスIDをトーカバスIDとして、ステップST212に進む。

    【0069】一方、ステップST205では、TOIP
    [cid]を1に設定する。 自己のポータルがトーカ2からリスナ3へのパス上にあるか(OIP[cid]=
    1)、ローカルバスにトーカ2が存在する場合、後述するように検索されるターゲットノード(リスナ3のローカルバスへの通り道となるブリッジのポータル)は、トーカ2からリスナ3へのパス上にあるからである。

    【0070】次いで、ステップST206で、ローカルバスの同期通信の設定をする。 この場合、同期通信を設定するノード(ここでは、ポータル)は、ローカルバスに存在するIRM5のRAM53のBANDWIDTH AVAILABL
    E レジスタが示す帯域容量値から同期通信に使用する帯域容量値を引き、残りの値でBANDWIDTH AVAILABLE レジスタを更新する。 さらに、同期通信を設定するノードは、そのIRM5のRAM53のCHANNELS AVAILABLE
    レジスタの値から未使用のチャネル番号を検索し、その中から番号を一つ選択して同期通信に使用することを宣言する。 これらの処理は、図7のステップST105と同様に、ロック・トランザクションや、リード・トランザクションを使って行われる。

    【0071】次いで、ステップST207で、ステップST206のローカルバスの同期通信の設定が成功したか否かを判定し、成功した場合はステップST208に進み、失敗した場合にはステップST221に進む。

    【0072】ステップST208では、OIP[cid]
    が1であるか否かを判定し、OIP[cid]=1であるときはステップST209に進み、OIP[cid]=0
    であるときはステップST210に進む。 ここで、OI
    P[cid]=1であるときは自己のポータルがトーカ2
    からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定が必要となることからステップST209に進むようにされる。

    【0073】ステップST209では、ポータルの設定をする。 このポータルの設定は、ブリッジドラフトで定義されている方法に従って行うものとする。 ポータルの設定は、図8のステップST305と同様に、ブリッジを通過する同期通信のチャネル番号等の情報を、STREAM
    CONTROL レジスタに書き込むことで行われる。

    【0074】ステップST209でポータルを設定した後に、ステップST210に進む。 ステップST210
    では、ローカルバスIDとリスナバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST211に進み、同じであるときはステップST216に進む。 ここで、自己のポータルとリスナ3とが同一のバス4に存在する場合には、ローカルバスIDとリスナバスIDとが同じとなる。 ステップST211では、ディストネーションバスIDにリスナバスIDを代入して、ステップST212に進む。

    【0075】ステップST212では、ターゲットノードIDを検索する。 ここで、ターゲットノードIDは、
    自己のポータルが存在するバスに存在し、かつディストネーションバスIDと同じバスIDを持つバス4への通り道となるブリッジ6のポータルのノードIDである。
    このターゲットノードIDの検索は、図7のステップS
    T109で説明したと同様の方法で行われる。 なおこの場合、リスナ3がトーカ2よりオーナ1側に存在する場合(図2A、図3A参照)、自己のポータルのノードI
    DがターゲットノードIDとなる。

    【0076】ステップST212でターゲットノードI
    Dを検索した後に、ステップST213で、ターゲットノードにコマンド情報を送信する。 この場合、オーナ1
    は、イニシエータとなって、ターゲットノードに、TO
    IP[cid]をTOIPとして送ると共に、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスID、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量、同期通信チャネル番号を送る。

    【0077】ここで、同期通信チャネル番号は、ステップST206において、ローカルバスの同期通信設定によって得られる値である。 ステップST202の判定によりステップST203に進み、ステップST206の処理を行わなかった場合には、同期通信チャネル番号として適当な値(例えば0)が与えられる。

    【0078】このコマンド情報の送信は、ライト・トランザクション(write transaction)や、ロック・トランザクションを使って行われる。 なお、ターゲットノードは、このコマンド情報がRAMの所定領域に記憶されることによって、同期通信設定の要求があったものと認識する。 ステップST212で自己のポータルのノードIDがターゲットノードIDとなる場合には、自己のポータルがイニシエータとなり、自己のポータルに対して同期通信設定の要求をすることとなる。

    【0079】ここで、先の同期通信設定の要求と新たな同期通信設定の要求とは、識別番号cidによって区別される。 なお、行きと戻りで2回同期通信設定の要求を受けるポータルは、同様に、それら行きと戻りの要求を識別番号cidで区別することになる。

    【0080】次いで、ステップST214で、ターゲットノードからの同期通信設定の要求に対するレスポンスを待つ。 そして、ステップST215で、受信したレスポンスがfailレスポンスであるかcompleteレスポンスであるかを判定し、completeレスポンスであるときはステップST216に進み、failレスポンスであるときはステップST217に進む。

    【0081】ステップST216では、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータルに送信し、処理を終了する。 ステップST217では、TOIP[cid]が1であるか否かを判定し、TO
    IP[cid]=1であるときはステップST218に進み、TOIP[cid]=0であるときはステップST2
    19に進む。

    【0082】TOIP[cid]=1であるときは、ステップST206でローカルバスの同期通信設定が行われている。 そのため、ステップST218で、その同期通信設定を解除する。 このローカルバスの同期通信設定の解除の場合も、ローカルバスの同期通信設定の場合と同様に、解除処理をIRM5に対して行う。 すなわち、同期通信の設定を解除するノード(ここでは、ポータル)
    は、同期通信のために予約していた帯域容量値をIRM
    5のBANDWIDTH AVAILABLE レジスタが示す帯域容量値に加算し、加算後の値でそのBANDWIDTH AVAILABLE レジスタを更新する。 さらに、同期通信の設定を解除するノードは、CHANNELS AVAILABLE レジスタに対して予約していたチャネル番号を返却する処理をする。 これらの処理も、ロック・トランザクションや、リード・トランザクションを使って行われる。

    【0083】ステップST218で同期通信の設定を解除した後に、ステップST219に進む。 ステップST
    219では、OIP[cid]が1であるか否かを判定し、OIP[cid]=1であるときはステップST22
    0に進み、OIP[cid]=0であるときはステップS
    T221に進む。

    【0084】OIP[cid]=1であるときは、ステップST209でポータルの設定が行われている。 そのため、ステップST220で、そのポータルの設定を解除する。 このポータルの設定の解除も、ブリッジドラフトで定義している方法に従って行う。 解除処理は、設定処理の逆であり、設定時にSTREAM CONTROL レジスタに書き込んだ情報を、初期値に戻す等の処理をする。

    【0085】ステップST220でポータルの設定を解除した後に、ステップST221に進む。 ステップST
    221では、同期通信設定に失敗したことを示すfailレスポンスを、アザーポータルに送信し、処理を終了する。

    【0086】次に、オーナ1、トーカ2、リスナ3が、
    図1A〜C、図2A,B、図3A,Bのように配置されている場合における同期通信設定の動作を簡単に説明する。

    【0087】図1Aの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が同一のバス4に存在するので、ステップST101の判定によってステップST104に進んでTOIPを1に設定し、ステップST105でローカルバス4の同期通信設定をする。 また、オーナ1とリスナ3が同一のバス4に存在するので、ステップST1
    07の判定でステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。 このように、オーナ1、トーカ2、リスナ3が図1Aに示す配置関係にあるときは、オーナ1の同期通信設定の動作のみで、同期通信設定の処理が終了する。

    【0088】図1Bの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST101の判定によってステップST1
    02に進んでTOIPを0に設定し、ステップST11
    0でトーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求をする。

    【0089】次に、同期通信設定の要求を受けたポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上になく、OIP[cid]
    =0である。 そのため、ポータルの設定をすることなく、ステップST304の判定によってステップST3
    06に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定を要求する。

    【0090】次に、同期通信設定の要求を受けたポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bにトーカ2が存在するので、ステップST202の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1
    に設定し、ステップST206でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]=0であるため、ステップST208の判定によってステップST2
    10に進み、ポータルの設定はしない。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST21
    0の判定によってステップST216に進み、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0091】次に、completeレスポンスを受信したポータル60Aは、図8のステップST308の判定によってステップST309に進み、completeレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0092】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0093】なお、図1Bではバス4A,4Bが隣接しているものであるが、これらのバス4A,4Bの間に他の1以上のバス4が介在する場合には、上述した図8および図9のフローチャートの動作が順次交互に行われることとなる。 このことは、以下の図1C、図2A,B、
    図3A,Bの配置例に係る同期通信設定の動作に関しても同様である。

    【0094】図1Cの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が同一のバス4Aに存在するので、ステップST101の判定によってステップST104に進んでTOIPを1に設定し、ステップST105でローカルバス4Aの同期通信設定をする。 また、オーナ1
    とリスナ3が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST107の判定でステップST108に進み、
    ステップST110でリスナ3のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求をする。

    【0095】次に、同期通信設定の要求を受けたポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP[cid]
    =1である。 そのため、ステップST304の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、
    その後にステップST306でアザーポータル60Bに同期通信設定の要求をする。

    【0096】次に、同期通信設定の要求を受けたポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=1であるため、ステップST201の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]=1であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、
    ポータルの設定をする。 さらに、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST210の判定によってステップST216に進み、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータル6
    0Aに送信し、処理を終了する。

    【0097】次に、completeレスポンスを受信したポータル60Aは、図8のステップST308の判定によってステップST309に進み、completeレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0098】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0099】図2Aの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST101の判定によってステップST1
    02に進んでTOIPを0に設定し、ステップST11
    0でトーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求(a1)をする。

    【0100】次に、同期通信設定の要求(a1)を受けたポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、OIP[ci
    d]=0であるため、ステップST304の判定によってステップST306に進み、ポータルの設定をすることなく、アザーポータル60Bに同期通信設定の要求(a2)をする。

    【0101】次に、同期通信設定の要求(a2)を受けたポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bにトーカ2が存在するので、ステップST202の判定によってステップST205に進んでTOIP[ci
    d]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]=0
    であるため、ステップST208の判定によってステップST210に進み、ポータルの設定はしない。 また、
    ローカルバス4Bにリスナ3が存在しないので、ステップST210の判定によってステップST211に進み、ステップST212でリスナ3のローカルバス4A
    への通り道となるブリッジ6のポータル60BのノードIDをターゲットノードIDとする。 つまり、この場合、自己のポータル60Bがターゲットノードとなり、
    ステップST213で自己のポータル60Bに対して同期通信設定の要求(b1)をする。

    【0102】次に、同期通信設定の要求(b1)を受けたポータル60Bは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60
    Bはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP
    [cid]=1である。 そのため、ステップST304の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、その後にステップST306でアザーポータル60Aに同期通信設定の要求(b2)をする。

    【0103】次に、同期通信設定の要求(b2)を受けたポータル60Aは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60
    Aはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP
    [cid]=1である。 そのため、ステップST201の判定によってステップST205に進んでTOIP[ci
    d]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Aの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]=1
    であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、ポータルの設定をする。 また、ローカルバス4Aにリスナ3が存在するので、ステップS
    T210の判定によってステップST216に進み、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータル60Bに送信し、要求(b2)に係る処理を終了する。

    【0104】次に、completeレスポンスを受信したポータル60Bは、図8のステップST308の判定によってステップST309に進み、completeレスポンスをイニシエータである自己のポータル60Bに送信し、要求(b1)に係る処理を終了する。

    【0105】次に、completeレスポンスを受信したポータル60Bは、図9のステップST215の判定によってステップST216に進み、completeレスポンスを、
    アザーポータル60Aに送信し、要求(a2)に係る処理を終了する。

    【0106】次に、completeレスポンスを受信したポータル60Aは、図8のステップST308の判定によってステップST309に進み、completeレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、要求(a1)に係る処理を終了する。

    【0107】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0108】図2Bの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST101の判定によってステップST1
    02に進んでTOIPを0に設定し、ステップST11
    0でトーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求をする。

    【0109】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上になく、
    OIP[cid]=0である。 そのため、ステップST3
    04の判定によってステップST306に進み、ポータルの設定をすることなく、アザーポータル60Bに同期通信設定の要求をする。

    【0110】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bにトーカ2が存在するので、ステップST2
    02の判定によってステップST205に進んでTOI
    P[cid]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OIP[ci
    d]=0であるため、ステップST208の判定によってステップST210に進み、ポータルの設定はしない。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在しないので、ステップST210の判定によってステップST2
    11に進み、ステップST213でリスナ3のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60
    Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、
    同期通信設定の要求をする。

    【0111】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、
    OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST3
    04の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、その後にステップST306でアザーポータル60Bに同期通信設定の要求をする。

    【0112】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Bはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、O
    IP[cid]=1である。 そのため、ステップST20
    1の判定によってステップST205に進んでTOIP
    [cid]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Cの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]
    =1であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、ポータルの設定をする。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在するので、ステップST210の判定でステップST216に進み、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0113】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるブリッジ6Dのポータル60Bに送信し、処理を終了する。

    【0114】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のステップST21
    5の判定によってステップST216に進み、complete
    レスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0115】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0116】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0117】図3Aの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Cに存在するので、ステップST101の判定によってステップST1
    02に進んでTOIPを0に設定し、ステップST11
    0でトーカ2のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求をする。

    【0118】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、このポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上になく、OIP[cid]=0である。 そのため、ステップS
    T304の判定によってステップST306に進み、ポータルの設定をすることなく、アザーポータル60Bに同期通信設定の要求をする。

    【0119】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、OIP
    [cid]=0であり、かつローカルバス4Bにトーカ2
    が存在しないので、ステップST202の判定によってステップST203に進んでTOIP[cid]を0に設定し、ステップST213でトーカ2のローカルバス4
    Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求(a1)をする。

    【0120】次に、同期通信設定の要求(a1)を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=0であるため、ステップST30
    4の判定によってステップST306に進み、ポータルの設定をすることなく、アザーポータル60Bに同期通信設定の要求(a2)をする。

    【0121】次に、同期通信設定の要求(a2)を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Cにトーカ2が存在するので、ステップST202の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1に設定し、ステップST20
    6でローカルバス4Cの同期通信設定をする。 また、O
    IP[cid]=0であるため、ステップST208の判定によってステップST210に進み、ポータルの設定はしない。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在しないので、ステップST210の判定によってステップST211に進み、ステップST212でリスナ3のローカルバス4Aへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60BのノードIDをターゲットノードIDとする。
    つまり、この場合、自己のポータル60Bがターゲットノードとなり、ステップST213で自己のポータル6
    0Bに対して同期通信設定の要求(b1)をする。

    【0122】次に、同期通信設定の要求(b1)を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Bは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST304の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、その後にステップST306
    でアザーポータル60Aに同期通信設定の要求(b2)
    をする。

    【0123】次に、同期通信設定の要求(b2)を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST201の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1に設定し、ステップST206
    でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OI
    P[cid]=1であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、ポータルの設定をする。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST210の判定によってステップST2
    16に進み、同期通信設定に成功したことを示すcomple
    teレスポンスを、アザーポータル60Bに送信し、要求(b2)に係る処理を終了する。

    【0124】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Bは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータである自己のポータル60B
    に送信し、要求(b1)に係る処理を終了する。

    【0125】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Bは、図9のステップST21
    5の判定によってステップST216に進み、complete
    レスポンスを、アザーポータル60Aに送信し、要求(a2)に係る処理を終了する。

    【0126】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるブリッジ6Dのポータル60Bに送信し、要求(a1)に係る処理を終了する。

    【0127】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のステップST21
    5の判定によってステップST216に進み、complete
    レスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0128】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0129】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0130】図3Bの配置例に係る同期通信設定の動作を説明する。 まず、オーナ1が、図7のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4B,4Aに存在するので、ステップST101の判定によってステップST1
    02に進んでTOIPを0に設定し、ステップST11
    0でトーカ2のローカルバス4Aへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Bをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求(a1)をする。

    【0131】次に、同期通信設定の要求(a1)を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=0であるため、ステップST30
    4の判定によってステップST306に進み、ポータルの設定をすることなく、アザーポータル60Aに同期通信設定の要求(a2)をする。

    【0132】次に、同期通信設定の要求(a2)を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Aにトーカ2が存在するので、ステップST202の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1に設定し、ステップST20
    6でローカルバス4Aの同期通信設定をする。 また、O
    IP[cid]=0であるため、ステップST208の判定によってステップST210に進み、ポータルの設定はしない。 また、ローカルバス4Aにリスナ3が存在しないので、ステップST210の判定によってステップST211に進み、ステップST212でリスナ3のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60AのノードIDをターゲットノードIDとする。
    つまり、この場合、自己のポータル60Aがターゲットノードとなり、ステップST213で自己のポータル6
    0Aに対して同期通信設定の要求(b1)をする。

    【0133】次に、同期通信設定の要求(b1)を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST304の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、その後にステップST306
    でアザーポータル60Bに同期通信設定の要求(b2)
    をする。

    【0134】次に、同期通信設定の要求(b2)を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST201の判定によってステップST205に進んでTOIP[cid]を1に設定し、ステップST206
    でローカルバス4Bの同期通信設定をする。 また、OI
    P[cid]=1であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、ポータルの設定をする。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在しないので、ステップST210の判定によってステップST
    211に進み、ステップST213でリスナ3のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル6
    0Aをターゲットノードとしてコマンド情報を送信して、同期通信設定の要求をする。

    【0135】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、
    OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST3
    04の判定によってステップST305に進んでポータルの設定をし、その後にステップST306でアザーポータル60Bに同期通信設定の要求をする。

    【0136】次に、同期通信設定の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図9のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、ポータル60Bはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、O
    IP[cid]=1である。 そのため、ステップST20
    1の判定によってステップST205に進んでTOIP
    [cid]を1に設定し、ステップST206でローカルバス4Cの同期通信設定をする。 また、OIP[cid]
    =1であるため、ステップST208の判定によってステップST209に進み、ポータルの設定をする。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在するので、ステップST210の判定でステップST216に進み、同期通信設定に成功したことを示すcompleteレスポンスを、アザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0137】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるブリッジ6Dのポータル60Bに送信し、処理を終了する。

    【0138】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図9のステップST21
    5の判定によってステップST216に進み、complete
    レスポンスをアザーポータル60Aに送信し、要求(b
    2)に係る処理を終了する。

    【0139】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータである自己のポータル60A
    に送信し、要求(b1)に係る処理を終了する。

    【0140】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図9のステップST21
    5の判定によってステップST216に進み、complete
    レスポンスを、アザーポータル60Bに送信し、要求(a2)に係る処理を終了する。

    【0141】次に、completeレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図8のステップST30
    8の判定によってステップST309に進み、complete
    レスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、要求(a1)に係る処理を終了する。

    【0142】次に、completeレスポンスを受信したオーナ1は、図7のステップST112の判定によってステップST113に進み、同期通信設定の成功を確認して、処理を終了する。

    【0143】以上説明したように、本実施の形態においては、オーナ1が図7に示すフローチャートに沿った動作をし、ブリッジ6を構成するポータル60A,60B
    が適宜図8または図9に示すフローチャートに沿った動作をするものである。 そのため、トーカ2からリスナ3
    に向かうパスで同期通信設定の要求が順次伝搬していき、トーカ2からリスナ3へのパス上にあるバスおよびブリッジに対する同期通信の設定が行われる。 これにより、オーナ1、トーカ2、リスナ3が同一のバスに存在しなくても、同期通信の設定が良好に行われる。

    【0144】なお、上述実施の形態においては、トーカ2からリスナ3に向かうパスで同期通信設定の要求が順次伝搬していくようにしたものであるが、逆にリスナ3
    からトーカ2に向かうパスで同期通信設定の要求が順次伝搬していくようにしてもよい。 そのためには、図7〜
    図9のフローチャートにおいて、トーカとリスナを入れ換えればよい。 また、オーナ1側にトーカ2があるときはトーカ2からリスナ3に向かうパスが選択され、オーナ1側にリスナ3があるときはリスナ3からトーカ2に向かうパスが選択されるようにしてもよい。

    【0145】「同期通信設定解除方法」次に、上述したようなバスネットワークにおける同期通信設定の解除方法について説明する。

    【0146】図10のフローチャートを参照して、オーナ1の同期通信設定の解除動作を説明する。 ここで、オーナ1は、トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスID、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量、およびターゲットノードIDの情報を用いて、同期通信設定解除の動作をする。 これらの情報は設定時に用いられたものであり、設定時に記憶して保持されているものとする。 オーナ1は、同期通信設定の解除を行う際に、図10のフローチャートのステップを実行する。

    【0147】ステップST401で、ローカルバスID
    とトーカバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST402に進み、同じであるときはステップST404に進む。 ここで、ローカルバスID
    とトーカバスIDとが同じ場合(図1A,C参照)、ローカルバスの同期通信の設定が行われている(図7のステップST101,ST105参照)。

    【0148】ステップST404では、ローカルバスの同期通信設定の解除をする。 詳細説明は省略するが、この解除の処理は、図7のステップST115で説明したと同様の処理である。 そして、ステップST405で、
    ローカルバスIDとリスナバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST402に進み、
    同じであるときはステップST406に進む。

    【0149】ステップST402では、イニシエータとなって、ターゲットノードに同期通信設定の解除を要求する。 ここで、ターゲットノードは、オーナ1と同一のバスに接続されており、かつトーカ2またはリスナ3のローカルバスへの通り道となるブリッジのポータルである。

    【0150】次いで、ステップST403で、ターゲットノードからのresetレスポンスを受信し、ステップS
    T406に進む。 そして、ステップST406で、同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。 ここで、
    resetレスポンスは、同期通信設定の解除が完了したことを示すレスポンスである。

    【0151】次に、図11のフローチャートを参照して、オーナ1、他のブリッジ6を構成するポータル等からの同期通信設定の解除要求を受けたポータルの同期通信設定の解除動作を説明する。 ここで、OIP[ci
    d]、cidおよびイニシエータノードIDの情報を用いて、同期通信設定解除の動作をする。 これらの情報は設定時に用いられたものであり、設定時に記憶して保持されているものとする。 ポータルは、同期通信設定の解除を行う際に、図11のフローチャートのステップを実行する。

    【0152】ステップST601で、OIP[cid]が1であるか否かを判定し、OIP[cid]=1であるときはステップST602に進み、OIP[cid]=0であるときはステップST603に進む。 OIP[cid]
    =1であるときは、ポータルの設定が行われている(図8のステップST304,ST305参照)。 ステップST602では、ポータルの設を解除する。 詳細説明は省略するが、この解除の処理は、図8のステップST3
    11で説明したと同様の処理である。

    【0153】ステップST602でポータルの設定を解除した後、ステップST603に進む。 ステップST6
    03では、アザーポータルに、cidを送り、同期通信設定の解除を要求する。 次いで、ステップST604
    で、アザーポータルからのresetレスポンスを受信し、
    ステップST605で、イニシエータにresetレスポンスを送信して、処理を終了する。

    【0154】次に、図12のフローチャートを参照して、同一ブリッジを構成するポータル(アザーポータル)からの同期通信設定の解除要求を受けたポータルの同期通信設定の解除動作を説明する。 このポータルは、
    トーカバスID、トーカフィジカルID、リスナバスI
    D、リスナフィジカルID、同期通信帯域容量、ターゲットノードID、OIP[cid]、TOIP[cid]およびcidの情報を用いて、同期通信設定解除の動作をする。 これらの情報は設定時に用いられたものであり、設定時に記憶して保持されているものとする。 ポータルは、同期通信設定の解除を行う際に、図12のフローチャートのステップを実行する。

    【0155】ステップST501で、TOIP[cid]
    が1であるか否かを判定し、TOIP[cid]=1であるときはステップST506に進み、TOIP[cid]
    =0であるときはステップST503に進む。 TOIP
    [cid]=1であるときは、ローカルバスの同期通信設定が行われている(図9のステップST205,ST2
    06参照)。

    【0156】ステップST506では、ローカルバスの同期通信設定の解除をする。 詳細説明は省略するが、この解除の処理は、図7のステップST115で説明したと同様の処理である。 そして、ステップST507で、
    OIP[cid]が1であるか否かを判定し、OIP[cid]
    が1であるときはステップST508に進み、OIP
    [cid]=0であるときはステップST509に進む。
    OIP[cid]=1であるときは、ポータルの設定が行われている(図9のステップST208,ST209参照)。

    【0157】ステップST508では、ポータルの設定を解除する。 詳細説明は省略するが、この解除の処理は、図8のステップST311で説明したと同様の処理である。 ステップST508でポータルの設定を解除した後、ステップST509に進む。

    【0158】ステップST509では、ローカルバスI
    DとリスナバスIDとが同じであるか否かを判定し、異なるときはステップST503に進み、同じであるときはステップST505に進む。 ステップST503では、イニシエータとなって、ターゲットノードに同期通信設定の解除を要求する。 ここで、ターゲットノードは、自己のポータルと同一のバスに接続されており、かつトーカ2またはリスナ3のローカルバスへの通り道となるブリッジのポータルである。

    【0159】次いで、ステップST504で、ターゲットノードからのresetレスポンスを受信する。 そして、
    ステップST505で、アザーポータルにresetレスポンスを送信して、処理を終了する。

    【0160】次に、オーナ1、トーカ2、リスナ3が、
    図1A〜C、図2A,B、図3A,Bのように配置されている場合における同期通信設定の解除動作を簡単に説明する。

    【0161】図1Aの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が同一のバス4に存在するので、ステップST401の判定によってステップST
    404に進み、ローカルバス4の同期通信の設定を解除する。 また、オーナ1とリスナ3が同一のバス4に存在するので、ステップST405の判定によってステップST406に進み、同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。 このように、オーナ1、トーカ2、リスナ3が図1Aに示す配置関係にあるときは、オーナ1の同期通信設定の解除動作のみで、同期通信設定の解除動作が終了する。

    【0162】図1Bの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST401の判定によってステップST402に進み、トーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0163】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3へのパス上になく、ポータルの設定は行われておらず、OIP[cid]=0である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0164】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bにトーカ2が存在し、ローカルバス4Bの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1である。
    そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 また、OIP[cid]=0であり、ポータルの設定は行われておらず、ステップST507の判定によってステップST509に進む。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST509
    の判定でステップST505に進み、resetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0165】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Aは、図11のステップST605でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0166】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップST406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0167】なお、図1Bではバス4A,4Bが隣接しているものであるが、これらのバス4A,4Bの間に他の1以上のバス4が介在する場合には、上述した図11
    および図12のフローチャートの動作が順次交互に行われることとなる。 このことは、以下の図1C、図2A,
    B、図3A,Bの配置例に係る同期通信設定の解除動作に関しても同様である。

    【0168】図1Cの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が同一のバス4Aに存在するので、ステップST401の判定によってステップS
    T404に進み、ローカルバス4Aの同期通信の設定を解除する。 また、オーナ1とリスナ3が異なるバス4
    A,4Bに存在するので、ステップST405の判定でステップST402に進み、リスナ3のローカルバス4
    Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0169】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、さらにステップST603でアザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0170】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bの同期通信設定が行われており、TOIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル60Bは、
    トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=1である。 そのため、ステップST507の判定によってステップST5
    08に進み、ポータルの設定を解除する。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST5
    09の判定によってステップST505に進み、reset
    レスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0171】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Aは、図11のステップST605でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0172】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップST406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0173】図2Aの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST401の判定によってステップST402に進み、トーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6のポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求(c1)をする。

    【0174】次に、同期通信設定の解除の要求(c1)
    を受けたポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、
    OIP[cid]=0であるため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求(c2)をする。

    【0175】次に、同期通信設定の解除の要求(c2)
    を受けたポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、
    ローカルバス4Bにトーカ2が存在し、ローカルバス4
    Bの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1
    である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 また、OIP[cid]=0であり、ステップST507の判定によってステップST5
    09に進む。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在しないので、ステップST509の判定によってステップST503に進み、リスナ3のローカルバス4Aへの通り道となるブリッジ6のポータル60B、つまり自己のポータル60Bに対して同期通信設定の解除の要求(d1)をする。

    【0176】次に、同期通信設定の解除の要求(d1)
    を受けたポータル60Bは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、
    ポータル60Bはトーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=1
    である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、
    さらにステップST603でアザーポータル60Aに同期通信設定の解除の要求(d2)をする。

    【0177】次に、同期通信設定の解除の要求(d2)
    を受けたポータル60Aは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、
    ローカルバス4Aの同期通信設定が行われており、TO
    IP[cid]=1である。 そのため、ステップST501
    の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Aの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル6
    0Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=1である。
    そのため、ステップST507の判定によってステップST508に進み、ポータルの設定を解除する。 また、
    ローカルバス4Aにリスナ3が存在するので、ステップST509の判定によってステップST505に進み、
    resetレスポンスをアザーポータル60Bに送信し、要求(d2)に係る処理を終了する。

    【0178】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Bは、図11のステップST605でresetレスポンスをイニシエータである自己のポータル60Bに送信し、要求(d1)に係る処理を終了する。

    【0179】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Bは、図12のステップST505でresetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、要求(c2)
    に係る処理を終了する。

    【0180】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Aは、図11のステップST605でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、要求(c1)に係る処理を終了する。

    【0181】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップST406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0182】図2Bの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Bに存在するので、ステップST401の判定によってステップST402に進み、トーカ2のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0183】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3へのパス上になく、ポータルの設定は行われておらず、OIP
    [cid]=0である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0184】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bにトーカ2が存在し、ローカルバス4Bの同期通信設定が行われており、TOIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 なお、ポータル60Bはトーカ2からリスナ3へのパス上になく、ポータルの設定は行われていない。 また、ローカルバス4Bにリスナ3
    が存在しないので、ステップST509の判定によってステップST503に進み、リスナ3のローカルバス4
    Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0185】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、さらにステップST603でアザーポータル6
    0Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0186】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Cの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1である。 そのため、ステップS
    T501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Cの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル60Bは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=1
    である。 そのため、ステップST507の判定によってステップST508に進み、ポータルの設定を解除する。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在するので、ステップST509の判定によってステップST5
    05に進み、resetレスポンスをアザーポータル60A
    に送信し、処理を終了する。

    【0187】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるブリッジ6
    Dのポータル60Bに送信し、処理を終了する。

    【0188】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のステップST50
    5でresetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0189】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0190】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップST406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0191】図3Aの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4A,4Cに存在するので、ステップST401の判定によってステップST402に進み、トーカ2のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0192】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3へのパス上になく、ポータルの設定は行われておらず、OIP
    [cid]=0である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0193】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=0であり、かつローカルバス4
    Bにトーカ2が存在しないので、TOIP[cid]=0
    である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST503に進み、トーカ2のローカルバス4
    Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求(c
    1)をする。

    【0194】次に、同期通信設定の解除の要求(c1)
    を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=0であるため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求(c2)をする。

    【0195】次に、同期通信設定の解除の要求(c2)
    を受けたポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、
    ローカルバス4Cにトーカ2が存在し、ローカルバス4
    Cの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1
    である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Cの同期通信の設定を解除する。 また、OIP[cid]=0であり、ステップST507の判定によってステップST5
    09に進む。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在しないので、ステップST509の判定によってステップST503に進み、リスナ3のローカルバス4Bへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60B、つまり自己のポータル60Bに対して同期通信設定の解除の要求(d1)をする。

    【0196】次に、同期通信設定の解除の要求(d1)
    を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Bはトーカ2からリスナ3
    へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OI
    P[cid]=1である。 そのため、ステップST601
    の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、さらにステップST603でアザーポータル60Aに同期通信設定の解除の要求(d2)をする。

    【0197】次に、同期通信設定の解除の要求(d2)
    を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST507の判定によってステップST508に進み、ポータルの設定を解除する。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在するので、ステップST509の判定によってステップS
    T505に進み、resetレスポンスをアザーポータル6
    0Bに送信し、要求(d2)に係る処理を終了する。

    【0198】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Bは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータである自己のポータル60Bに送信し、要求(d1)に係る処理を終了する。

    【0199】次に、resetレスポンスを受信したポータル60Bは、図12のステップST505でresetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、要求(c2)
    に係る処理を終了する。

    【0200】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるブリッジ6
    Dのポータル60Bに送信し、要求(c1)に係る処理を終了する。

    【0201】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のステップST50
    5でresetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、処理を終了する。

    【0202】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、処理を終了する。

    【0203】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップS406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0204】図3Bの配置例に係る同期通信設定の解除動作を説明する。 まず、オーナ1が、図10のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、オーナ1とトーカ2が異なるバス4B,4Aに存在するので、ステップST401の判定によってステップST402に進み、トーカ2のローカルバス4Aへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60Bをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求(c1)をする。

    【0205】次に、同期通信設定の解除の要求(c1)
    を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、OIP[cid]=0であるため、ステップST601の判定によってステップST603に進み、アザーポータル60Aに同期通信設定の解除の要求(c2)をする。

    【0206】次に、同期通信設定の解除の要求(c2)
    を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Aにトーカ2が存在し、
    ローカルバス4Aの同期通信設定が行われており、TO
    IP[cid]=1である。 そのため、ステップST501
    の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Aの同期通信の設定を解除する。 また、OIP[ci
    d]=0であり、ステップST507の判定によってステップST509に進む。 また、ローカルバス4Aにリスナ3が存在しないので、ステップST509の判定によってステップST503に進み、リスナ3のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Dのポータル60
    A、つまり自己のポータル60Aに対して同期通信設定の解除の要求(d1)をする。

    【0207】次に、同期通信設定の解除の要求(d1)
    を受けたブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aはトーカ2からリスナ3
    へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OI
    P[cid]=1である。 そのため、ステップST601
    の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、さらにステップST603でアザーポータル60Bに同期通信設定の解除の要求(d2)をする。

    【0208】次に、同期通信設定の解除の要求(d2)
    を受けたブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Bの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1である。 そのため、ステップST501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Bの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル60Bは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST507の判定によってステップST508に進み、ポータルの設定を解除する。 また、ローカルバス4Bにリスナ3が存在しないので、ステップST509の判定によってステップST503に進み、リスナ3のローカルバス4Cへの通り道となるブリッジ6Eのポータル60Aをターゲットノードとして同期通信設定の解除の要求をする。

    【0209】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ポータル60Aは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[ci
    d]=1である。 そのため、ステップST601の判定によってステップST602に進み、ポータルの設定を解除し、さらにステップST603でアザーポータル6
    0Bに同期通信設定の解除の要求をする。

    【0210】次に、同期通信設定の解除の要求を受けたブリッジ6Eのポータル60Bは、図12のフローチャートに沿って同期通信設定の解除動作を開始する。 この場合、ローカルバス4Cの同期通信設定が行われており、TOIP[cid]=1である。 そのため、ステップS
    T501の判定によってステップST506に進み、ローカルバス4Cの同期通信の設定を解除する。 また、ポータル60Bは、トーカ2からリスナ3へのパス上にあり、ポータルの設定がされており、OIP[cid]=
    1である。 そのため、ステップST507の判定によってステップST508に進み、ポータルの設定を解除する。 また、ローカルバス4Cにリスナ3が存在するので、ステップST509の判定によってステップST5
    05に進み、resetレスポンスをアザーポータル6
    0Aに送信し、処理を終了する。

    【0211】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Eのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるブリッジ6
    Dのポータル60Bに送信し、処理を終了する。

    【0212】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図12のステップST50
    5でresetレスポンスをアザーポータル60Aに送信し、要求(d2)に係る処理を終了する。

    【0213】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータである自己のポータル60Aに送信し、要求(d1)に係る処理を終了する。

    【0214】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Aは、図12のステップST50
    5でresetレスポンスをアザーポータル60Bに送信し、要求(c2)に係る処理を終了する。

    【0215】次に、resetレスポンスを受信したブリッジ6Dのポータル60Bは、図11のステップST60
    5でresetレスポンスをイニシエータであるオーナ1に送信し、要求(c1)に係る処理を終了する。

    【0216】次に、resetレスポンスを受信したオーナ1は、図10のステップS406で同期通信設定の解除を確認して、処理を終了する。

    【0217】以上説明したように、本実施の形態においては、オーナ1が図10に示すフローチャートに沿った動作をし、ブリッジ6を構成するポータル60A,60
    Bが適宜図11または図12に示すフローチャートに沿った動作をするものである。 そのため、トーカ2からリスナ3に向かうパスで同期通信設定の解除の要求が順次伝搬していき、トーカ2からリスナ3へのパス上にあるバスおよびブリッジに対する同期通信の設定の解除が行われる。 これにより、オーナ1、トーカ2、リスナ3が同一のバスに存在しなくても、同期通信設定の解除が良好に行われる。

    【0218】なお、上述実施の形態においては、トーカ2からリスナ3に向かうパスで同期通信設定の解除の要求が順次伝搬していくようにしたものであるが、逆にリスナ3からトーカ2に向かうパスで同期通信設定の解除の要求が順次伝搬していくようにしてもよい。 そのためには、図10〜図12のフローチャートにおいて、トーカとリスナを入れ換えればよい。 また、オーナ1側にトーカ2があるときはトーカ2からリスナ3に向かうパスが選択され、オーナ1側にリスナ3があるときはリスナ3からトーカ2に向かうパスが選択されるようにしてもよい。

    【0219】なお、上述した図7〜図12の各フローチャートの処理を実現するためのプログラムデータは、例えば光ディスクや磁気ディスク等のディスク状記録媒体や、テープ状記録媒体により提供可能である。 また、通信回線を使用しても提供可能であり、各ノードにおいては当該プログラムデータをインストールあるいはダウンロードすることが可能である。

    【0220】また、上述実施の形態においては、この発明をIEEE1394バスネットワークに適用したものであるが、この発明はブリッジによって複数のバスが接続されてなるその他のバスネットワークにも同様に適用できることは勿論である。

    【0221】

    【発明の効果】この発明によれば、送信ノードから受信ノードへのパス(通信路)を構成するバスおよびブリッジの同期通信設定の解除が行われるように資源所有ノードからの同期通信設定の解除の要求が順次伝搬する構成としたものであり、資源所有ノード、送信ノードおよび受信ノードが同一のバスに存在しなくても、同期通信設定の解除を良好に行うことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】IEEE1394バスネットワークにおけるオーナ、トーカ、リスナの配置例を示す図である。

    【図2】IEEE1394バスネットワークにおけるオーナ、トーカ、リスナの配置例を示す図である。

    【図3】IEEE1394バスネットワークにおけるオーナ、トーカ、リスナの配置例を示す図である。

    【図4】オーナの構成を示すブロック図である。

    【図5】IRMの構成を示すブロック図である。

    【図6】ブリッジの構成を示すブロック図である。

    【図7】オーナの同期通信設定の動作を示すフローチャートである。

    【図8】ブリッジポータルの同期通信設定の動作を示すフローチャートである。

    【図9】ブリッジポータルの同期通信設定の動作を示すフローチャートである。

    【図10】オーナの同期通信設定の解除動作を示すフローチャートである。

    【図11】ブリッジポータルの同期通信設定の解除動作を示すフローチャートである。

    【図12】ブリッジポータルの同期通信設定の解除動作を示すフローチャートである。

    【図13】アイソクロナス・パケットの転送を説明するための図である。

    【符号の説明】

    1・・・オーナ、2・・・トーカ、3・・・リスナ、
    4,4A〜4C・・・IEEE1394バス、5・・・
    IRM、6,6D,6E・・・ブリッジ、60A,60
    B・・・ポータル

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