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Liquid crystal display and manufacturing method therefor

阅读:0发布:2021-01-01

专利汇可以提供Liquid crystal display and manufacturing method therefor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a liquid crystal display capable of restraining an orientation of a liquid crystal from getting defective caused by diffusion, on an alignment film, of an abraded material of rubbing cloth when rubbing-treated, and a manufacturing method therefor.
SOLUTION: This liquid crystal display 100 is provided with a substrate 1, an inorganic insulating film 17 formed on the substrate 1, and the alignment film 19 arranged in a display area 2 of at least the substrate 1, and formed on the inorganic insulating film 17. The liquid crystal display 100 has an alignment film 19 forming area formed with the alignment film 19, and an alignment film 19 nonforming area not formed with the alignment film 19, and the inorganic insulating film 17 is not exposed in the alignment film 19 nonforming area.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT,下面是Liquid crystal display and manufacturing method therefor专利的具体信息内容。

  • 基板と、
    前記基板上に形成される無機絶縁膜と、
    少なくとも前記基板上の表示領域に配置されるとともに前記無機絶縁膜の上に形成される配向膜とを備え、
    前記配向膜が形成された配向膜形成領域と前記配向膜が形成されていない配向膜非形成領域があり、前記配向膜非形成領域において、前記無機絶縁膜は露出しないように構成されている、液晶表示装置。
  • 前記基板と前記無機絶縁膜との間に形成される有機絶縁膜をさらに備え、
    前記有機絶縁膜は前記配向膜非形成領域において露出するように形成されている、請求項1に記載の液晶表示装置。
  • 前記有機絶縁膜は前記無機絶縁膜よりも摩擦係数が小さい膜からなる、請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  • 少なくとも前記配向膜非形成領域に配置され、前記配向非形成領域に位置する前記無機絶縁膜を覆うように形成され、前記無機絶縁膜よりも摩擦係数が小さい保護膜をさらに備える、請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  • 前記保護膜は、導電性膜からなる、請求項4に記載の液晶表示装置。
  • 前記基板上に形成された第1透明電極と、
    前記第1透明電極上に前記無機絶縁膜を介して形成された第2透明電極とをさらに備え、
    前記配向膜非形成領域に位置する前記無機絶縁膜は、前記第1透明電極と前記保護膜とにより挟み込まれるように形成されている、請求項4または5に記載の液晶表示装置。
  • 前記保護膜は、前記保護膜の端部と前記第1透明電極とが接触するように形成されている、請求項6に記載の液晶表示装置。
  • 前記保護膜は、前記第2透明電極と同一の層からなる、請求項6または7に記載の液晶表示装置。
  • 前記保護膜は、所定の電圧が印加されるように構成されている、請求項5〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  • 前記第1透明電極は共通電極であり、
    前記第2透明電極は画素電極である、請求項6〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  • 配向膜を備える液晶表示装置の製造方法であって、
    基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
    前記有機絶縁膜上に無機絶縁膜を形成する工程と、
    前記配向膜が形成される領域の外側に位置する前記無機絶縁膜を覆う保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜が形成された領域の外側に位置する前記無機絶縁膜を除去することによって、前記有機絶縁膜を露出させる工程とを備える、液晶表示装置の製造方法。
  • 配向膜を備える液晶表示装置の製造方法であって、
    基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、
    前記有機絶縁膜上に無機絶縁膜を形成する工程と、
    前記無機絶縁膜にコンタクトホールを形成するのと同時に、前記無機絶縁膜の前記配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの所定の領域を除去する工程と、
    その後、前記無機絶縁膜の前記配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの除去されなかった部分を覆うように保護膜を形成するとともに、前記保護膜の外側の領域に位置する前記有機絶縁膜を露出させる工程とを備える、液晶表示装置の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明は、液晶表示装置およびその製造方法に関し、特に、絶縁膜および配向膜を備えた液晶表示装置およびその製造方法に関する。

    従来、絶縁膜および配向膜を備えた液晶表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。

    上記特許文献1には、基板上の各電極間を絶縁するための絶縁膜(無機絶縁膜)と、液晶分子を一定方向に配列させるための配向膜とを備えた液晶表示装置が開示されている。
    この特許文献1に記載の液晶表示装置では、表示領域上に形成された絶縁膜上には、電極が形成されている。 また、表示領域には配向膜が形成されている。 また、液晶表示装置の形成プロセスにおいては、基板上に複数の表示領域が設けられ、複数の表示領域にまたがるように絶縁膜が設けられるとともに、各々の表示領域に対応するように配向膜が設けられている。 そして、基板表面全体をラビング処理することにより、配向膜上の液晶分子が一定方向に配列されるように構成されている。

    特開2007−226175号公報

    しかしながら、上記特許文献1に記載の液晶表示装置では、基板上の表示領域と表示領域との間の領域には配向膜が形成されていないため、絶縁膜が露出した状態であると考えられる。 この露出した絶縁膜上をラビング処理した際に、ラビング布の磨耗物が絶縁膜上に転写されてしまう場合がある。 また、ラビング処理後の洗浄処理をした際に、絶縁膜上に転写されたラビング布の磨耗物から溶解した不純物が、配向膜上に拡散してしまうという不都合がある。 このため、配向膜上に拡散した不純物により液晶の配向不良を起こしてしまうという問題点があると考えられる。

    この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ラビング処理時のラビング布の摩耗物が配向膜上に拡散することに起因する液晶の配向不良を抑制することが可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することである。

    課題を解決するための手段および発明の効果

    この発明の第1の局面による液晶表示装置は、基板と、基板上に形成される無機絶縁膜と、少なくとも基板上の表示領域に配置されるとともに無機絶縁膜の上に形成される配向膜とを備え、配向膜が形成された配向膜形成領域と配向膜が形成されていない配向膜非形成領域があり、配向膜非形成領域において、無機絶縁膜は露出しないように構成されている。

    この発明の第1の局面による液晶表示装置では、上記のように、配向膜非形成領域において、無機絶縁膜は露出しないように構成することによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜に接触するのを抑制することができるので、ラビング布の磨耗物が無機絶縁膜に転写されることを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、基板と無機絶縁膜との間に形成される有機絶縁膜をさらに備え、有機絶縁膜は配向膜非形成領域において露出するように形成されている。 このように構成すれば、無機絶縁膜が露出している場合と異なり、
    ラビング処理時にラビング布の磨耗物は、有機絶縁膜には転写されにくいので、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができる。 これにより、液晶の配向不良を抑制することができる。

    上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、有機絶縁膜は無機絶縁膜よりも摩擦係数が小さい膜からなる。 このように構成すれば、ラビング処理時に、ラビング布が有機絶縁膜および無機絶縁膜に接触した際に、有機絶縁膜は、無機絶縁膜よりも摩擦係数が小さいので、無機絶縁膜に比べてラビング布の磨耗物が転写されるのを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    上記第1の局面による液晶表示装置において、好ましくは、少なくとも配向膜非形成領域に配置され、配向非形成領域に位置する無機絶縁膜を覆うように形成され、無機絶縁膜よりも摩擦係数が小さい保護膜をさらに備える。 このように構成すれば、ラビング処理時に、ラビング布が保護膜に接触しても、無機絶縁膜よりも保護膜の方が摩擦係数が小さいので、ラビング布の磨耗物が保護膜に転写されるのを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    この場合、好ましくは、保護膜は、導電性膜からなる。 このように構成すれば、無機絶縁膜が保護膜により覆われているので、ラビング処理時のラビング布が無機絶縁膜に接触することをより抑制することができる。

    上記保護膜を備える液晶表示装置において、好ましくは、基板上に形成された第1透明電極と、第1透明電極上に無機絶縁膜を介して形成された第2透明電極とをさらに備え、
    配向膜非形成領域に位置する無機絶縁膜は、第1透明電極と保護膜とにより挟み込まれるように形成されている。 このように構成すれば、無機絶縁膜が第1透明電極と保護膜とにより確実に覆われるので、ラビング処理時のラビング布が無機絶縁膜に接触することを確実に抑制することができる。

    この場合、好ましくは、保護膜は、保護膜の端部と第1透明電極とが接触するように形成されている。 このように構成すれば、保護膜と第1透明電極とにより、容易に無機絶縁膜の配向膜非形成領域に位置する部分を挟み込むことができる。

    上記第2透明電極を備える液晶表示装置において、好ましくは、保護膜は、第2透明電極と同一の層からなる。 このように構成すれば、保護膜と第2透明電極とを同一の層をパターニングすることにより形成することができるので、保護膜を設けたとしても、製造プロセスが増加するのを抑制することができる。

    上記導電性膜からなる保護膜を備える液晶表示装置において、好ましくは、保護膜は、
    所定の電圧が印加されるように構成されている。 このように構成すれば、保護膜の電位がフローティング状態である場合と異なり、保護膜が液晶表示装置の電気的特性に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。

    上記第1透明電極と第2透明電極とを備える液晶表示装置において、好ましくは、第1
    透明電極は共通電極であり、第2透明電極は画素電極である。 このように構成すれば、共通電極と画素電極との間の電界により、容易に、横方向電界モードの液晶表示装置を構成することができる。

    この発明の第2の局面による液晶表示装置の製造方法は、配向膜を備える液晶表示装置の製造方法であって、基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、有機絶縁膜上に無機絶縁膜を形成する工程と、配向膜が形成される領域の外側に位置する無機絶縁膜を覆う保護膜を形成する工程と、保護膜が形成された領域の外側に位置する無機絶縁膜を除去することによって、有機絶縁膜を露出させる工程とを備える。

    この発明の第2の局面による液晶表示装置の製造方法では、上記のように、保護膜が形成された領域の外側に位置する無機絶縁膜を除去することによって、有機絶縁膜を露出させる工程を備えることによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜に接触しなくなるので、ラビング処理時のラビング布の摩耗物が配向膜上に拡散することに起因する液晶の配向不良を抑制することが可能な液晶表示装置を製造することができる。

    この発明の第3の局面による液晶表示装置の製造方法は、配向膜を備える液晶表示装置の製造方法であって、基板上に有機絶縁膜を形成する工程と、有機絶縁膜上に無機絶縁膜を形成する工程と、無機絶縁膜にコンタクトホールを形成するのと同時に、無機絶縁膜の配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの所定の領域を除去する工程と、その後、無機絶縁膜の配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの除去されなかった部分を覆うように保護膜を形成するとともに、保護膜の外側の領域に位置する有機絶縁膜を露出させる工程とを備える。

    この発明の第3の局面による液晶表示装置の製造方法では、上記のように、無機絶縁膜にコンタクトホールを形成するのと同時に、無機絶縁膜の配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの所定の領域を除去する工程を備えることによって、同一の工程で、コンタクトホールの形成と無機絶縁膜の除去とを行うことができるので、製造工程数の増加を抑制することができる。 また、その後、無機絶縁膜の配向膜が形成される領域の外側に位置する部分のうちの除去されなかった部分を覆うように保護膜を形成するとともに、保護膜の外側の領域に位置する有機絶縁膜を露出させる工程を備えることによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜に接触しなくなるので、ラビング処理時のラビング布の摩耗物が配向膜上に拡散することに起因する液晶の配向不良を抑制することが可能な液晶表示装置を製造することができる。

    以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

    (第1実施形態)
    図1は、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の全体構成を示す図である。 図2は、図1の200−200線に沿った断面図である。 まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態による液晶表示装置100の構成について説明する。 なお、本発明の第1実施形態では、液晶配向モードの一例である横方向電界モードを適用した場合について説明する。

    第1実施形態による液晶表示装置100は、図1に示すように、基板1の表面上には、
    表示領域2が設けられている。 また、表示領域2の外周には、後述する共通電極16に接続されるCOM配線3が形成されている。 また、COM配線3の外周には、後述するポリイミド(PI)からなる配向膜19の端部(PI端)19aが形成されている。 また、配向膜19の端部(PI端)19aの外周には、Vドライバ5およびHドライバ6が配置されている。 このVドライバ5およびHドライバ6は、それぞれ、基板1に配置された複数の走査線(図示せず)および信号線(図示せず)に接続されている。

    また、第1実施形態による液晶表示装置100の詳細な断面構造としては、図2に示すように、基板1の表面上に、ポリシリコンからなる能動層7が形成されている。 そして、
    能動層7には、能動層7のチャネル領域7aを挟むように所定の間隔を隔てて、ソース領域7bおよびドレイン領域7cが形成されている。 また、能動層7のチャネル領域7a上には、SiO からなるゲート絶縁膜8が形成されている。 また、ゲート絶縁膜8上には、Mo層からなるゲート電極9が形成されている。 また、チャネル領域7aと、ソース領域7bと、ドレイン領域7cと、ゲート絶縁膜8と、ゲート電極9とによって、電界効果型トランジスタ10が形成されている。

    また、電界効果型トランジスタ10の表面を覆うように、SiO からなる層間絶縁膜11が形成されているとともに、層間絶縁膜11には、開口部11aおよび11bが形成されている。 また、層間絶縁膜11の開口部11aを介してソース領域7bに電気的に接続するようにソース電極12が形成されている。 また、開口部11bを介してドレイン領域7cに接続するようにドレイン電極13が形成されている。 このソース電極12およびドレイン電極13は、たとえば、Alなどからなる。 また、ソース電極12から所定の間隔を隔ててCOM配線3が層間絶縁膜11の表面上に形成されている。

    また、層間絶縁膜11の表面上には、CVD法または塗布法により形成された有機平坦化膜15が形成されている。 なお、有機平坦化膜15は、本発明の「有機絶縁膜」の一例である。 この有機平坦化膜15は、アクリル系の樹脂からなる。 この有機平坦化膜15には、開口部15aおよび15bが形成されている。 この有機平坦化膜15の表面上には、
    酸化インジウムスズ(ITO)などの透明電極からなる共通電極16が形成されている。
    また、有機平坦化膜15の開口部15aの表面上に形成された共通電極16は、層間絶縁膜11の表面上に形成されたCOM配線3と電気的に接続されている。 なお、共通電極1
    6は、本発明の「第1透明電極」の一例である。

    また、ソース電極12の表面上の一部の領域と、有機平坦化膜15の表面上の一部の領域と、共通電極16の表面上の一部の領域とには、SiO やSiN などからなる無機絶縁膜17が形成されている。 また、有機平坦化膜15の開口部15b上に形成された無機絶縁膜17の底部は除去されている。 この開口部15b上には、後述する画素電極18
    が形成されるようにコンタクトホール17aが形成されている。 また、第1実施形態では、有機平坦化膜15は、無機絶縁膜17よりも摩擦係数が小さい膜からなっている。 また、有機平坦化膜15は、基板1と無機絶縁膜17との間に形成されている。

    また、第1実施形態では、無機絶縁膜17の表面上には、酸化インジウムスズ(ITO
    )などの透明電極からなる画素電極18が形成されている。 なお、画素電極18は、本発明の「第2透明電極」の一例である。 また、第1実施形態では、コンタクトホール17a
    上に形成された画素電極18の底部18aは、ソース電極12の表面上の一部の領域と電気的に接続されている。

    また、第1実施形態では、コンタクトホール17aの表面上に形成される画素電極18
    の外側(矢印Y方向側)には、所定の間隔を隔てて保護膜18bが形成されている。 また、第1実施形態では、無機絶縁膜17よりも摩擦係数が小さい保護膜18bは、導電性膜であり、画素電極18と同一の層からなっている。 そして、画素電極18と保護膜18b
    とが電気的に開放されるように、画素電極18の端部18cと保護膜18bの一方端部1
    8dとが分離されている。 また、保護膜18bの他方端部の底部18eは、保護膜18b
    が無機絶縁膜17を覆うようにして、共通電極16の表面上に接触(接続)されている。
    また、第1実施形態では、保護膜18bには、所定の電圧が印加されるように構成されている。 この所定の電圧は、たとえば0Vでもよい。 また、保護膜18bに別途配線を設けることにより、電圧を印加してもよい。

    また、画素電極18は、平面的に見て、長方形形状のスリットを有している。 また、保護膜18bの他方端部18fの外側(矢印Y方向側)の共通電極16は、表面が露出している。 また、共通電極16の端部16aの外側(矢印Y方向側)の有機平坦化膜15の表面は露出している。 また、無機絶縁膜17の表面上の一部の領域と、画素電極18の表面上とには、ポリイミド(PI)からなる配向膜19が形成されている。 また、第1実施形態では、基板1上には、配向膜19が形成されている配向膜19の形成領域が形成されている。 また、基板1上には、配向膜19が形成されていない配向膜19の非形成領域(配向膜19の端部(PI端)19aから矢印Y方向側)が形成されている。 この配向膜19
    の非形成領域には、保護膜18bが配置されている。 この配向膜19は、表示領域2(図1参照)を覆うように形成されている。 また、第1実施形態では、配向膜19の非形成領域に位置する無機絶縁膜17は、共通電極16と保護膜18bとに挟み込まれることにより露出しないように構成されている。 また、有機平坦化膜15は、配向膜19の非形成領域において露出するように構成されている。

    次に、図3〜図7は、それぞれ、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 まず、図2〜図7を参照して、本発明の第1実施形態による液晶表示装置100の製造プロセスについて説明する。

    まず、図3に示すように、基板1の表面上の所定の領域にポリシリコンからなる能動層7を形成する。 次に、基板1の表面上の一部の領域および能動層7の表面上にゲート絶縁膜8を形成する。 その後、ゲート絶縁膜8の表面上に層間絶縁膜11を形成する。 このゲート絶縁膜8および層間絶縁膜11の一部の領域に開口部11aおよび11bを形成する。 この開口部11aおよび11bにソース電極12およびドレイン電極13を形成するとともに、層間絶縁膜11の表面上にCOM配線3を形成する。

    次に、図3に示すように、COM配線3と、層間絶縁膜11と、ソース電極12と、ドレイン電極13との表面上に、CVD法または塗布法により、アクリル系の樹脂からなる有機平坦化膜15を形成する。 次に、有機平坦化膜15の表面に、レジスト膜(図示せず)を形成する。 その後、ドライエッチングにより有機平坦化膜15の表面に開口部15a
    および15bを形成する。 そして、レジスト膜を除去する。 次に、有機平坦化膜15の表面上の所定の領域に共通電極16を形成する。 このとき、共通電極16は、有機平坦化膜15の開口部15aに形成された共通電極16の底部がCOM配線3に電気的に接続するように形成される。

    次に、図4に示すように、有機平坦化膜15の表面上の一部と、共通電極16の表面上とに、CVD法により無機絶縁膜17を形成する。 その後、無機絶縁膜17の表面上の所定の領域にレジスト膜30を形成する。 そして、無機絶縁膜17の表面17bおよび17
    cをドライエッチングにより順テーパ状に形成し、図5に示すように、ソース電極12の表面および共通電極16の表面が露出される。 その後、レジスト膜30(図4参照)を除去する。

    そして、第1実施形態では、図6に示すように、ソース電極12の表面上の一部の領域と、共通電極16の表面上の一部の領域と、無機絶縁膜17の表面上とに画素電極18と保護膜18bとを形成する。 なお、保護膜18bは、画素電極18の表面上にレジスト膜(図示せず)を形成するとともに、画素電極18をエッチングし、画素電極18の端部1
    8cと保護膜18bの一方端部18dとで切断することにより形成される。 この時、保護膜18bの他方端部の底部18eは、共通電極16の表面上で接触するように形成される。 また、保護膜18bは、無機絶縁膜17を覆うように形成される。 この後、レジスト膜を除去する。

    次に、図7に示すように、画素電極18の表面上の所定の領域にレジスト膜31を形成する。 その後、第1実施形態では、共通電極16の表面のレジスト膜31が形成されていない領域に形成された無機絶縁膜17をウェットエッチングにより除去する。 これにより除去された無機絶縁膜17の下部に形成されている共通電極16および有機平坦化膜15
    が露出される。 この後、レジスト膜31を除去する。 この後、画素電極18および保護膜18b上の所定の領域に、配向膜19を形成する。 この時、基板1上には、配向膜19が形成されている形成領域と、配向膜19が形成されていない非形成領域(配向膜19の端部(PI端)19aから矢印Y方向側)とが形成される。 これにより、図1に示す第1実施形態による液晶表示装置100が形成される。

    第1実施形態では、上記のように、配向膜19の非形成領域において、無機絶縁膜17
    を、露出しないように構成することによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜17に接触するのを抑制することができるので、ラビング布の磨耗物が無機絶縁膜17に転写されることを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、有機平坦化膜15を配向膜19の非形成領域において露出するように形成することによって、無機絶縁膜17が露出している場合と異なり、ラビング処理時にラビング布の磨耗物は、有機平坦化膜15に転写されにくいので、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができる。 これにより、液晶の配向不良を抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、有機平坦化膜15を無機絶縁膜17よりも摩擦係数が小さい膜にすることによって、ラビング処理時に、ラビング布が有機平坦化膜1
    5および無機絶縁膜17に接触した際に、有機平坦化膜15は、無機絶縁膜17よりも摩擦係数が小さいので、無機絶縁膜17に比べてラビング布の磨耗物が転写されるのを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、無機絶縁膜17よりも摩擦係数が小さい保護膜18bを備えることによって、ラビング処理時にラビング布が保護膜18bに接触しても、無機絶縁膜17よりも保護膜18bの方が摩擦係数が小さいので、ラビング布の磨耗物が保護膜18bに転写されるのを抑制することができる。 これにより、その後の洗浄処理による磨耗物の拡散を抑制することができるので、液晶の配向不良を抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、保護膜18bを導電性膜にすることによって、無機絶縁膜17が保護膜18bにより覆われているので、ラビング処理時のラビング布が無機絶縁膜17に接触することを抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、配向膜19の非形成領域に位置する無機絶縁膜17を、共通電極16と保護膜18bとにより挟み込むように形成することによって、
    無機絶縁膜17が共通電極16と保護膜18bとにより確実に覆われるので、ラビング処理時のラビング布が無機絶縁膜17に接触することを確実に抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、保護膜18bを、保護膜18bの端部と共通電極16とを接触するように形成することによって、保護膜18bと共通電極16とにより容易に無機絶縁膜17の配向膜19の非形成領域に位置する部分を挟み込むことができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、保護膜18bを、画素電極18と同一の層にすることによって、保護膜18bと画素電極18とを同一の層をパターニングすることにより形成することができるので、保護膜18bを設けたとしても、製造プロセスが増加するのを抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、保護膜18bを、所定の電圧が印加されるように構成することによって、保護膜18bの電位がフローティング状態である場合と異なり、保護膜18bが液晶表示装置100の電気的特性に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、第1透明電極は共通電極16であり、第2透明電極は画素電極18であることによって、共通電極16と画素電極18との間の電界により、容易に、横方向電界モードの液晶表示装置100を構成することができる。

    また、第1実施形態では、上記のように、保護膜18bが形成された領域の外側(矢印Y方向側)に位置する無機絶縁膜17を除去することによって、有機平坦化膜15を露出させる工程を備えることによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜17に接触しなくなるので、ラビング処理時のラビング布の摩耗物が配向膜19上に拡散することに起因する液晶の配向不良を抑制することが可能な液晶表示装置100を製造することができる。

    (第2実施形態)
    図8は、本発明の第2実施形態による液晶表示装置の構成を説明するための断面図である。 次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態では、上記した第1実施形態と異なり、無機絶縁膜17にコンタクトホール17aを形成するのと同時に、無機絶縁膜17の配向膜19が形成される領域の外側に位置する部分のうちの所定の領域を除去する液晶表示装置100aについて説明する。

    この第2実施形態による液晶表示装置100aの構成では、上記した第1実施形態と同様に、有機平坦化膜15の表面上に共通電極16が形成され、共通電極16の表面上には、無機絶縁膜17が形成されている。 また、無機絶縁膜17の表面上には、保護膜18b
    が形成されている。

    また、配向膜19の非形成領域に位置する無機絶縁膜17は、共通電極16と保護膜1
    8bとにより挟み込まれるようにして形成されている。 これにより、無機絶縁膜17は、
    露出しないように形成される。

    また、第1実施形態とは異なり、保護膜18bの他方端部18fと共通電極16の端部16aとは平面的に見て一致するように形成されている。 また、共通電極16は、露出しないように形成されている。 また、共通電極16の外側(矢印Y方向側)の有機平坦化膜15の表面は、露出するように形成されている。

    なお、液晶表示装置100aのその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。

    図9〜図12は、本発明の第2実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。 次に、図8〜図12を参照して、本発明の第2実施形態による液晶表示装置100aの製造プロセスについて説明する。

    この第2実施形態による液晶表示装置100aの製造プロセスでは、まず、第1実施形態の図3に示した有機平坦化膜15を形成する製造プロセスを行った後に、図9に示すように、共通電極16を有機平坦化膜15の表面上全体に形成する。 この時、第1実施形態と異なり、共通電極16の外側(矢印Y方向側)の部分は途中で切断されずに、有機平坦化膜15の矢印Y方向側の表面上全体に形成される。 その後、図10に示すように、第1
    実施形態と同様に共通電極16の表面上に無機絶縁膜17を形成する。

    次に、図10に示すように、無機絶縁膜17の表面上の所定の領域にレジスト膜32を形成する。 その後、無機絶縁膜17をドライエッチングする。 この時、第2実施形態では、第1実施形態と異なり、無機絶縁膜17の表面上には、図11に示すように、順テーパ状のコンタクトホール17aが形成されるのと同時に、無機絶縁膜17の表面上には順テーパ状のテーパ部17dが形成される。 これと同時にテーパ部17dの外側(矢印Y方向側)に位置する無機絶縁膜17が除去される。 なお、ドライエッチングの際には、共通電極16がエッチングストッパとして機能する。 その後、レジスト膜32を除去する。

    そして、第2実施形態では、図12に示すように、有機平坦化膜15の表面上の無機絶縁膜17の除去されなかった領域を覆うように保護膜18bを形成する。 これにより、保護膜18bの外側(矢印Y方向側)の領域に位置する有機平坦化膜15が基板1上に露出する。 この後、図8に示したように、第2実施形態による液晶表示装置100aが形成される。

    第2実施形態では、上記のように、無機絶縁膜17にコンタクトホール17aを形成するのと同時に、無機絶縁膜17の配向膜19を形成する領域の外側に位置する部分のうちの所定の領域を除去する工程を備えることによって、同一の工程で、コンタクトホール1
    7aの形成と無機絶縁膜17の除去とを行うことができる。 これにより、製造工程数の増加を抑制することができる。 また、その後、無機絶縁膜17の配向膜19を形成する領域の外側に位置する部分のうちの除去されなかった部分を覆うように保護膜18bを形成するとともに、保護膜18bの外側の領域に位置する有機平坦化膜15を露出させる工程を備えることによって、ラビング処理時にラビング布が無機絶縁膜17に接触しなくなるので、ラビング処理時のラビング布の摩耗物が配向膜19上に拡散することに起因する液晶の配向不良を抑制することが可能な液晶表示装置100aを製造することができる。

    なお、第2実施形態におけるその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。

    なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。 本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

    また、上記第1および第2実施形態では、本発明の有機平坦化膜の一例として、アクリル系の樹脂を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、SiO やSiN などからなる無機絶縁膜よりも摩擦抵抗が小さければ、有機平坦化膜としてアクリル系の樹脂以外の材料からなる有機膜を用いても良い。

    たとえば、上記第1および第2実施形態では、本発明の一例として、横方向電界モードに適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、縦方向電界モードなどの液晶配向モードにも適用可能である。

    また、上記第1および第2実施形態では、本発明の一例として、第1透明電極が共通電極であり、第2透明電極が画素電極である例を示したが、本発明はこれに限らず、第1透明電極が画素電極であり、第2透明電極が共通電極であってもよい。

    本発明の第1および第2実施形態による液晶表示装置の全体構成を示す図である。

    図1の200−200線に沿った断面図である。

    本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第1実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第2実施形態による液晶表示装置の構成および製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第2実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための図1の200−200線に沿った断面図である。

    本発明の第2実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第2実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    本発明の第2実施形態による液晶表示装置の製造プロセスを説明するための断面図である。

    符号の説明

    1 基板 2 表示領域 15 有機平坦化膜(有機絶縁膜)
    16 共通電極(第1透明電極)
    17 無機絶縁膜 18 画素電極(第2透明電極)
    18b 保護膜 19 配向膜 100、100a 液晶表示装置

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