Cyberspace system

阅读:582发布:2021-08-09

专利汇可以提供Cyberspace system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide complicated services of higher level by utilizing a virtual reality space. CONSTITUTION: A server 11 offers the virtual reality space 10 consisting of a three-dimensional image to user terminals 13-1 and 13-2. The virtual reality space 10 is constituted as an object and user objects UO13-1 and UO13-2 are arranged corresponding to user terminals 13-1 and 13-2. Those user objects access information objects A-C to receive information.,下面是Cyberspace system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 3次元の画像により形成される仮想現実空間を提供するサーバと、 前記サーバより前記仮想現実空間の提供を受けるユーザ端末と、 前記サーバより提供される前記仮想現実空間の少なくとも一部を利用し、前記サーバを介して前記ユーザ端末に対して、前記仮想現実空間を形成する画像に対応するサービスを提供するサービス提供者端末とを備えるサイバースペースシステムにおいて、 前記サーバは、前記ユーザ端末を利用するユーザに対応する専用のユーザオブジェクトを前記仮想現実空間に配置し、 前記ユーザは前記ユーザ端末を操作し、前記サーバにより割り当てられた専用の前記ユーザオブジェクトを介して前記仮想現実空間における各種の処理を実行することを特徴とするサイバースペースシステム。
  • 【請求項2】 前記サーバは、前記サービスを提供するサービスオブジェクトを前記仮想現実空間に配置し、 前記サービス提供者端末は、前記サービスオブジェクトを介して、前記ユーザ端末に前記サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載のサイバースペースシステム。
  • 【請求項3】 前記ユーザオブジェクトは、前記ユーザ端末を利用するユーザの、氏名、年齢、職業、住所、クレジットカード、前記サービスオブジェクトへのアクセスの履歴の少なくとも1つを保持することを特徴とする請求項2に記載のサイバースペースシステム。
  • 【請求項4】 前記ユーザ端末は、前記ユーザオブジェクトが保持するクレジットカードを利用して、前記サービス提供者端末から提供を受けた前記サービスに対する現実空間における対価の支払の処理を行い、 前記サービス提供者端末は、前記ユーザオブジェクトが保持するクレジットカードを利用して、前記ユーザ端末に提供した前記サービスに対する現実空間における対価の支払いを受ける処理を行うことを特徴とする請求項3
    に記載のサイバースペースシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、例えばバーチャルリアリティ(仮想現実空間)を生成し、ユーザに提供するサイバースペースシステムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】図16は、従来のサイバースペースシステムの構成例を示している。 サーバ1は記憶装置2を備え、記憶装置2に記憶されている画像データを公衆電話回線4を介して、各ユーザ端末3−1乃至3−3に供給するようになされている。

    【0003】各ユーザ端末3−1乃至3−3は、記憶装置2に予め用意されている100種類のキャラクタの中から所定のものを自分のキャラクタとして指定する。 そして、そのキャラクタを、サーバ1が提供する仮想現実空間内において移動させ、仮想現実空間での生活を楽しむことができるようになされている。

    【0004】例えばユーザ端末3−1が、通常の公衆電話回線4を介してサーバ1にアクセスし、仮想現実空間の画像の提供を受ける。 ユーザ端末3−1において、所定の操作を行い、自分のキャラクタ(例えば、キャラクタA)を所定の方向に移動させるように指示すると、その移動方向に対応する画像がサーバ1より提供されてくる。 これにより、ユーザ端末3−1は、自分のキャラクタAを、あたかも仮想現実空間が提供する町を移動させるようにして楽しむことができる。

    【0005】ユーザ端末3−2においても、同様に、自分のキャラクタ(例えば、キャラクタB)を指定し、このキャラクタBを、仮想現実空間内において移動させることができる。

    【0006】ユーザ端末3−1のキャラクタAと、ユーザ端末3−2のキャラクタBが、仮想現実空間の近傍の位置に移動した場合、サーバ1からユーザ端末3−1に提供される仮想現実空間の画像には、背景としての町の画像の他に、その町を移動するキャラクタBの画像も提供される。 これにより、ユーザ端末3−1には、例えば図17に示すような画像が表示される。 即ち、自分のキャラクタAが中央に配置され、その近傍には、ユーザ端末3−2のキャラクタBが位置している。

    【0007】同様に、ユーザ端末3−2には、図18に示すように画像が提供される。 この図18においても、
    自分のキャラクタBが画面の中央に配置され、その近傍には、ユーザ端末3−1のキャラクタAが配置されている。

    【0008】このように、画面内に自分のキャラクタ以外のキャラクタが表示された状態になったとき、キャラクタAはキャラクタBに対して(あるいはキャラクタB
    はキャラクタAに対して)、文字による会話を行うことができるようになる。

    【0009】即ち、ユーザ端末3−1から、そのキーボードを操作して所定の文字を入すると、その文字データが公衆電話回線4を介してサーバ1に供給され、サーバ1は、この文字データを、公衆電話回線4を介してユーザ端末3−2に供給する。 同様にして、ユーザ端末3
    −2のキーボードを操作して、所定の文字を入力すると、その文字データが公衆電話回線4を介してサーバ1
    に供給され、サーバ1から、公衆電話回線4を介してユーザ端末3−1に供給される。 このようにして、ユーザ端末3−1とユーザ端末3−2は、相互に、文字による会話を行うことができる。

    【0010】また、この仮想現実空間においては、この仮想現実空間内において使われる仮想現実の通貨が用意されており、各キャラクタは、この通貨を使って、仮想現実の商品を購入することができる。

    【0011】

    【発明が解決しようとする課題】従来のシステムは、このように、仮想現実空間をキャラクタに生活させることを、一種のゲームとして楽しむことができるようになされている。 しかしながら、それは、あくまでゲームに過ぎず、現実の生活とのつながりが殆どなく、従って、すぐに飽きてしまう課題があった。

    【0012】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、現実の空間と密接に結合し、殆ど現実の生活と変わらない、変化に富んだ生活を楽しむことができるようにするものである。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】本発明のサイバースペースシステムは、3次元の画像により形成される仮想現実空間を提供するサーバ(例えば図4のサーバ11−1,
    11−2)と、サーバより仮想現実空間の提供を受けるユーザ端末(例えば図4のユーザ端末13−1乃至13
    −3)と、サーバより提供される仮想現実空間の少なくとも一部を利用し、サーバを介してユーザ端末に対して、仮想現実空間を形成する画像に対応するサービスを提供するサービス提供者端末(例えば図4のサービス提供者端末14−1,14−2)とを備えるサイバースペースシステムにおいて、サーバは、ユーザ端末を利用するユーザに対応する専用のユーザオブジェクト(例えば図1のユーザオブジェクトUO13−1,UO13−
    2)を仮想現実空間に配置し、ユーザはユーザ端末を操作し、サーバにより割り当てられた専用のユーザオブジェクトを介して仮想現実空間における各種の処理を実行することを特徴とする。

    【0014】サーバは、サービスを提供するサービスオブジェクト(例えば図1の情報オブジェクトA乃至C)
    を仮想現実空間に配置し、サービス提供者端末が、サービスオブジェクトを介して、ユーザ端末にサービスを提供するようにすることができる。

    【0015】ユーザオブジェクトには、ユーザ端末を利用するユーザの、氏名、年齢、職業、住所、クレジットカード、サービスオブジェクトへのアクセスの履歴の少なくとも1つを保持させるようにすることができる。

    【0016】ユーザ端末には、ユーザオブジェクトが保持するクレジットカードを利用して、サービス提供者端末から提供を受けたサービスに対する現実空間における対価を支払う処理を行わせ、サービス提供者端末には、
    ユーザオブジェクトが保持するクレジットカードを利用して、ユーザ端末に提供したサービスに対する現実空間における対価の支払いを受ける処理を実行させるようにすることができる。

    【0017】

    【作用】上記構成のサイバースペースシステムにおいては、ユーザ端末に対して、専用のユーザオブジェクトが割り当てられ、このユーザオブジェクトを利用して、仮想現実空間における各種の処理が実行される。 従って、
    現実空間と密接に関連した、より高度なサービスの提供が可能となる。

    【0018】

    【実施例】図1は、本発明のサイバースペースシステムにより提供される仮想現実空間(サイバースペース)の構成例を表している。 このサイバースペースシステムは、仮想現実空間10を提供するサーバ11と、光ファイバなどを利用した高速通信網を介してサーバ11に接続され、この仮想現実空間10の提供を受けるユーザ端末13−1,13−2により構成されている。 この仮想現実空間10には、1以上の(実施例においては、3個の)情報オブジェクトA,B,Cが設けられている。 これらの情報オブジェクトA,B,Cは、動画像、静止画像、音声、音楽、テキストなどのメディア情報、また、
    それらを利用したネットワークゲーム、オンラインショッピング、データベース検索などのサービスを提供するシステムである。

    【0019】サイバースペースで提供される情報(サービス)は、関連する情報毎にまとめられ、サーバ11に格納されている。 各ユーザは、自分のユーザ端末13−
    1,13−2を用意するとともに、この仮想現実空間1
    0を利用するために、ユーザとしての登録をする。 サーバ11は、このユーザ登録をするとき、各ユーザ端末1
    3−1,13−2に対応する専用のユーザオブジェクトUO13−1,UO13−2を用意する。

    【0020】各ユーザは、ユーザ端末13−1,13−
    2を用いて、対応するユーザオブジェクトUO13−
    1,UO13−2を操作する。 そして、利用したい情報を有する情報オブジェクトにアクセスし、そこに格納されている情報を調べたり、ゲームをしたり、買い物をしたりすることができる。 各情報オブジェクトがどのような情報(サービス)を提供するかは、各情報オブジェクト毎に異なっている。

    【0021】仮想現実空間10は、図2に示すように、
    オブジェクトシステムとして構成される。 即ち、各種の情報オブジェクトA,B,C、ユーザがユーザ端末13
    −1,13−2を介して操作するユーザオブジェクトU
    O13−1,UO13−2などは、全て、データと手続により規定されるオブジェクトとして構成される。 従って、各ユーザは、自分の専用のユーザオブジェクトUO
    13−iを操作して、所望の情報オブジェクトA,B,
    Cにアクセスし、その情報オブジェクトが管理する情報の提供を受けることになる。

    【0022】ユーザオブジェクトUO13−iは、各ユーザ端末13−iに対応しており、ユーザ自身を表す特別な専用のオブジェクトである。 このユーザオブジェクトUO13−iは、図3に示すように、各種の課金情報、過去にどの情報オブジェクトにアクセスしたのかなどの履歴情報、ユーザ自身の年齢、職業、住所、所持しているクレジットカードなどの個人情報を、その手続中の属性として保持している。

    【0023】また、このユーザオブジェクトUO13−
    iは、ユーザ端末13−iによって操作されるものであるため、ユーザ端末13−iからの操作内容(例えば、
    ユーザ端末13−iに備えられているボタンの操作、あるいは音声入力など)を、その規定される手続に従って、他のユーザオブジェクトにメッセージとして送ることができる。 また、画像データをメッセージとして受け取り、対応するユーザ端末に出力し、表示させたり、ユーザオブジェクトが保持する情報に関するアクセスをメッセージとして受け取ることができる。

    【0024】さらに、このユーザオブジェクトUO13
    −iは、各ユーザ端末13−iに対応するものであるため、この仮想現実空間10の内部において、その内容が固定されたものである。 従って、例えば、ユーザ端末1
    3−iに対応するユーザオブジェクトUO13−iが、
    情報オブジェクトBの情報の提供を受ける場合においても、情報オブジェクトAの情報の提供を受ける場合においても、それを理由として、その内容が変更されることはない。

    【0025】仮想現実空間10の中の各情報オブジェクトA,B,Cへのアクセスは、その情報オブジェクトへのメッセージの送信として実現される。 例えば、ユーザオブジェクトUO13−iが所定の情報オブジェクトの内容を調べるには、その情報オブジェクトに対してメッセージを送り、その返答を受信する。 情報オブジェクトが受け取ることができるメッセージの種類は、各情報オブジェクト毎に異なるものとなる。 買い物を行う情報オブジェクトであれば、値段や商品の説明のメッセージを受け取ることができる。 戦闘ゲームの情報オブジェクトは、攻撃指令のメッセージを受け取ることができる。

    【0026】また、各情報オブジェクトが提供するサービスの内容は、ユーザの属性によって異なるようにすることができる。 例えば、サイバースペースの管理者に対して低い金額の入会金を支払ったユーザに対しては、画像情報の提供しか受けることができないようにし、より高い金額の入会金を支払ったユーザに対しては、画像情報に加えて、音声情報の提供も受けられるようにすることができる。 この場合、支払った金額によって、ユーザインターフェイスも異なったものとなる。

    【0027】即ち、仮想現実空間10は、全てオブジェクトにより構成され、各オブジェクトは、いずれも本質的に、自分の手続により規定される属性を有している。
    そして、各情報オブジェクトは、この属性に対応してアクセスの許否を決定するようになされている。

    【0028】図4は、本発明のサイバースペースシステムのハードの構成例を表している。 同図に示すように、
    この実施例においては、任意の数(この実施例においては、2台)のサーバ11(11−1,11−2)が、それぞれ対応する記憶装置12(12−1,12−2)を有し、例えば光ファイバを利用した広帯域通信網15を介して、仮想現実空間10を提供することができるようになされている。 また、任意の数(この実施例においては、3台)のユーザ端末13(13−1乃至13−3)
    が設けられ、広帯域通信網15を介して、サーバ11
    (11−1,11−2)から、仮想現実空間と、それを利用した所定のサービス(情報)の提供を受けることができるようになされている。

    【0029】さらに、この実施例においては、任意の数(この実施例においては、2台)のサービス提供者端末14(14−1,14−2)が設けられており、このサービス提供者端末14−1,14−2は、広帯域通信網15を利用して、サーバ11−1,11−2を介して仮想現実空間10の提供を受けるとともに、ユーザ端末1
    3−1乃至13−3に対して、所定のサービスを提供することができるようになされている。

    【0030】図5は、サーバ11(11−1,11−
    2)の構成例を示している。 同図に示すように、サーバ11はCPU21を備え、このCPU21は、ROM2
    2に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するようになされている。 RAM23には、CPU2
    1が各種の処理を実行する上において必要なデータ、プログラム等が適宜記憶されるようになされている。 通信装置24は、広帯域通信網15に対して所定のデータを授受するようになされている。

    【0031】表示装置25は、CRT、LCDなどを備え、サーバ11が提供する仮想現実空間10の画像をモニタすることができるように、インタフェース28に接続されている。 このインタフェース28にはまた、マイク26とスピーカ27が接続されており、所定の音声信号をユーザ端末13やサービス提供者端末14に供給したり、ユーザ端末13やサービス提供者端末14からの音声信号をモニタすることができるようになされている。

    【0032】また、サーバ11は入力装置29を備え、
    インタフェース28を介して、各種の入力を行うことができるようになされている。 この入力装置29は、少なくともキーボード29aとマウス29bを有している。

    【0033】図6は、ユーザ端末13(13−1乃至1
    3−3)の構成例を示している。 ユーザ端末13はCP
    U41を備え、このCPU41は、ROM42に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行するようになされている。 RAM43には、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラム等が適宜記憶されるようになされている。 通信装置44
    は、広帯域通信網15を介して、サーバ11に対してデータを授受するようになされている。

    【0034】表示装置45は、CRT、LCDなどを備え、CG(コンピュータグラフィック)の3次元画像や、通常のビデオカメラなどにより撮影された3次元の画像を表示することができるようになされている。 マイク46は、音声信号をサーバ11に出力するとき利用される。 また、スピーカ47は、サーバ11より音声信号が伝送されてきたとき、これを出力する。 入力装置49
    は、各種の入力を行うとき操作されるようになされている。

    【0035】この入力装置49のキーボード49aは、
    所定の文字や記号などを入力するとき操作されるようになされている。 マウス49bは、所定の位置を指定するとき操作されるようになされている。 視点入力装置49
    cは、ユーザ端末13の対応するキャラクタの視点を入力するとき操作される。 これにより、キャラクタの視点を上下左右の方向に移動させたり、所定の画像をズームすることができるようになされている。 また、移動入力装置49dは、キャラクタを、前後左右の方向に、所定の速度で移動させるための入力を行うことができるようになされている。

    【0036】インタフェース48は、表示装置45、マイク46、スピーカ47、および入力装置49に対するデータのインタフェースを構成している。

    【0037】図7は、サービス提供者端末14(14−
    1,14−2)の構成例を示している。 そのCPU51
    乃至入力装置59は、図6のユーザ端末13のCPU4
    1乃至入力装置49と基本的に同様の構成であるので、
    その説明は省略する。

    【0038】図8は、図4に示したサーバ11により提供される仮想現実空間10を模式的に表している。 同図に示すように、この仮想現実空間10は、町を構成しており、キャラクタC(例えばユーザ端末13−1のキャラクタ)や、キャラクタD(例えばユーザ端末13−2
    のキャラクタ)が、この町(仮想現実空間)を移動することができるようになされている。

    【0039】キャラクタCは、仮想現実空間における位置と視点から、例えば図9に示すような画像を見ることになる。 即ち、ユーザ端末13−1の表示装置25には、図9に示すような画像がサーバ11から提供され、
    表示される。 そして、そのキャラクタCの視点と位置を、視点入力装置49cと移動入力装置49dを操作することで変更すると、それに対応して、サーバ11から供給される仮想現実空間を形成する3次元画像が変化される。

    【0040】同様に、キャラクタDが対応するユーザ端末13−2の表示装置には、図10に示すような画像がサーバ11から提供され、表示される。 そして、その表示画像も、キャラクタDの視点と位置を移動させることで変化される。

    【0041】図8に示す状態において、キャラクタCはキャラクタDの方向を見ている。 従って、図9に示すように、ユーザ端末13−1の表示装置25に表示される画像(仮想現実空間)には、キャラクタDが表示されている。

    【0042】同様に、図8において、キャラクタDはキャラクタCの方向を見ている。 このため、ユーザ端末1
    3−2の表示装置25に表示される画像(仮想現実空間)には、図10に示すように、キャラクタCが表示される。

    【0043】サービス提供者端末14は、サーバ11−
    1または11−2が提供する仮想現実空間の一部の空間を支配する。 換言すれば、サービス提供者は、サーバ1
    1の管理者から、その提供する仮想現実空間の一部を購入する。 この購入は、現実空間において行われる。 即ち、サーバ11の管理者は、所定のサービス提供者より仮想現実空間の購入の申込を受けたとき、仮想現実空間の一部を、そのサービス提供者に割り当てる。

    【0044】例えば、サービス提供者端末14−1の所有者(サービス提供者)が、仮想現実空間内の所定のビルの1室を借り受け、そこに電器店を設けるものとする。 サービス提供者は、その電器店に展示する商品、例えばテレビの資料をサーバ管理者に提供する。 サーバ管理者は、この資料を基に、コンピュータグラフィックスにより、そのテレビの立体画像を生成する。 そして、その立体画像を、その電器店の所定の位置に配置する。 これにより、仮想現実空間内におけるその空間の画像が完成することになる。

    【0045】同様のことが多くのサービス提供者により行われ、仮想現実空間が1つの大きな町として形成される。

    【0046】図11は、ユーザが自分のユーザ端末13
    −iを操作して、サーバ11が提供する仮想現実空間に入る場合における処理例を表している。 最初にステップS1において、ユーザ端末13は、広帯域通信網15を介してサーバ11にアクセスする処理を実行する。 即ち、ユーザ端末13のキーボード49aを操作して、サーバ11へのアクセスを指令する。 インタフェース48
    を介してこの指令の入力を受けたとき、CPU41は通信装置44を制御し、広帯域通信網15を介してサーバ11に対してアクセスする処理を実行する。

    【0047】次にステップS2に進み、ユーザはキーボード49aを操作してIDを入力し、さらにステップS
    3において、パスワードを入力する。

    【0048】このIDとパスワードは、広帯域通信網1
    5を介してサーバ11に伝送される。

    【0049】サーバ11においては、図12を参照して後述するように、このIDとパスワードの伝送を受けたとき、そのIDとパスワードが正しい対応関係にあれば、ステップS23において、そのIDとパスワードに対応するユーザオブジェクトの氏名と住所を読み出し、
    出力する処理を実行する。 これに対して、IDとパスワードが正しいものでない場合、ステップS28において、アクセスを不許可とするメッセージを出力する。

    【0050】そこで、ユーザ端末13においては、図1
    1のステップS4において、サーバ11よりアクセスを不許可とするメッセージを受信したか否かを判定する。
    アクセスが不許可とされた場合においては、ステップS
    10に進み、終了処理を実行する。 即ち、この場合においては、入力したIDとパスワードが正しいものでないために、仮想現実空間におけるアクセスが拒否される。

    【0051】入力したIDとパスワードが正しいものである場合においては、上述したように、サーバ11よりそのIDとパスワードに対応するユーザオブジェクトの氏名と住所が伝送されてくる。 ユーザ端末13は、ステップS5において、この氏名と住所を取得する。 そして、この氏名と住所は、ユーザ端末13の表示装置45
    に表示される。 ユーザは、この表示を見て、入力したI
    Dとパスワードに対応するユーザが自分自身であることを確認する。

    【0052】次にステップS6に進み、ユーザは、マイク46からパス音声を入力する。 即ち、IDとパスワードとともに予めサーバ11の記憶装置12に登録されているパス音声を、マイク46に向かって発声する。

    【0053】後述するように、サーバ11においては、
    図12のステップS24において、このパス音声データが取得され、その声紋が検出される。 そして、声紋が、
    予め登録されている声紋と一致する場合、ステップS2
    6において、アクセスを許可するメッセージが出力され、声紋が一致しない場合、ステップS28において、
    アクセスを拒否するメッセージが出力される。

    【0054】そこで、ユーザ端末13においては、図1
    1のステップS7において、サーバ11からのメッセージを受信し、これを表示装置45に表示させる。

    【0055】受信したメッセージが、仮想現実空間に対するアクセスを許可するものであるか否かを、ステップS8において判定し、許可するものである場合、ステップS9に進み、サーバ11から伝送されてくる仮想現実空間の画像データを受信し、これを表示装置45に表示させる処理を実行する。

    【0056】これに対して、ステップS8において、仮想現実空間に対するアクセスが拒否されたと判定された場合においては、ステップS10に進み、仮想現実空間に対するアクセス処理を終了する。

    【0057】このように、この実施例においては、ステップS2,S3において、IDとパスワードを入力させる他、ステップS6において、パス音声信号を入力させ、ユーザが予め登録されているユーザであるか否かを判定させる。 これは、上述したように、この実施例においては、各ユーザに対して専用のユーザオブジェクトが割り当てられるのであるが、このユーザオブジェクトには、プライバシーに属する個人情報が登録されている。
    従って、ユーザが他人のユーザオブジェクトを利用して、仮想現実空間にアクセスすることができないようになされているのである。

    【0058】このように、ユーザオブジェクトは、属人的なもの(個々のユーザに属するもの)であって、ユーザ端末に属するものではない。 同一のユーザ端末であっても、異なるユーザが用いれば、異なるユーザオブジェクトが対応される。

    【0059】図12は、図11に示したようにして、ユーザ端末13からサーバ11に対して仮想現実空間へのアクセスが行われたときにおけるサーバ11の処理例を表している。 最初にステップS21において、ユーザ端末13より広帯域通信網15を介して伝送されてきたI
    Dとパスワードが受信される。 このIDとパスワードは、図11のステップS2とステップS3において入力されたものである。 このIDとパスワードは、通信装置24を介して受信されたとき、RAM23に転送され、
    記憶される。

    【0060】次にステップS22に進み、CPU21
    は、RAM23に記憶されたIDとパスワードが、記憶装置12に予め登録されているIDとパスワードと一致するものであるか否かを判定する。 即ち、サーバ11
    は、ユーザ端末13−iから仮想現実空間の提供の申込を受けたとき、そのユーザ端末13−iに対してIDとパスワードを付与する。 そして、付与したIDとパスワードは記憶装置12に記憶される。 ステップS22においては、ステップS21で受信されたIDとパスワードが、記憶装置12に予め登録されているIDとパスワードと等しいか否かが判定される。 記憶装置12に記憶されていないIDであったり、記憶装置12に記憶されていないパスワードであったり、あるいは、記憶されていたとしても、IDとパスワードが対応しない場合、正しいIDとパスワードとは判定されない。 この場合においては、ステップS28に進み、アクセスを不許可とするメッセージをユーザ端末13−iに出力する。

    【0061】これに対して、ステップS22において、
    IDとパスワードが正しいと判定された場合においては、ステップS23に進み、IDとパスワードに対応して登録されているユーザの氏名と住所を記憶装置12から読み出し、これを通信装置24、広帯域通信網15を介してユーザ端末13−iに出力する。 上述したようにして、このユーザの氏名と住所が、図11のステップS
    5において、ユーザ端末13において受信される。 ユーザは、この氏名と住所を見て、自分が入力したIDとパスワードが自分に対応しているものであることを確認することになる。

    【0062】次にステップS24に進み、サーバ11
    は、ユーザ端末13から伝送されてくるパス音声データを取得する。 即ち、上述したように、ユーザ端末13においては、氏名と住所が自分自身のものであると確認されたとき、図11のステップS6において、パス音声を入力する。 サーバ11は、このパス音声のデータを通信装置24を介して受信したとき、これをRAM23に記憶させる。 そしてCPU21は、この音声データから声紋を検出する。

    【0063】次にステップS25において、ステップS
    24で検出した声紋と、記憶装置12に予め登録されているユーザの声紋が一致するか否かを判定する。 声紋が一致しない場合、ステップS28に進み、アクセスを拒否するメッセージが出力される。 これに対して、声紋が一致すると、ステップS25において判定された場合、
    ステップS26に進み、アクセスを許可するメッセージが出力される。 そして、このようにして、正しいユーザからのアクセスであることが確認されたとき、ステップS27に進み、CPU21は、記憶装置12に記憶されている仮想現実空間の画像データをユーザ端末13に供給する。 従って、以後、ユーザは、自分に割り当てられているユーザオブジェクトを用いて、各情報オブジェクトにアクセスし、各種の情報(サービス)の提供を受けることができるようになる。

    【0064】図13は、以上のようにして、ユーザが仮想現実空間の提供を受けている場合において、所定の情報(サービス)を購入する場合のユーザ端末13の処理例を表している。 いまユーザ端末13の表示装置45には、サーバ11の記憶装置12より読み出された仮想現実空間の画像が表示されているものとする。 そして、ユーザは、ユーザ端末13の視点入力装置49cや移動入力装置49dを操作して、対応するキャラクタを仮想現実空間の所定の位置に移動させ、キャラクタの位置と視点に対応する画像の提供を受ける。

    【0065】そしてステップS41において、表示装置45に表示されている仮想現実空間内の所定の画像(商品)を指定する。 この指定を行うと、後述する図14のステップS71において、サーバ11から、指定した商品のより詳細な画像が提供されてくる。

    【0066】そこで、ユーザ端末13においては、図1
    3のステップS42において、このサーバ11より供給される情報を受信する。 この情報は、ユーザ端末13の表示装置45に表示される。

    【0067】例えば、上述したように、仮想現実空間内に存在する電器店にキャラクタCを移動させ、そこにおいて展示されている所定の商品をマウス49bで指定すると、指定した商品(例えばテレビ)に対応するより詳細な画像が記憶装置12から読み出され、ユーザ端末1
    3に提供される。 ユーザは、この表示を見て、その商品に関し、より詳細に知ることができる。

    【0068】そしてステップS43に進み、いま情報の提供を受けた(マウス49bを操作して指定した)商品を購入するか否かを判定する。 商品を指定し、その商品の詳細な情報の提供を受けたが、気に入らない場合においては、購入を中止し、ステップS52に進む。 ステップS52においては、サービスを購入する処理を終了するか否かを判定する。 ユーザ端末13のキーボード49
    aの所定のキーを操作して、購入処理の終了を指定すると、購入処理が終了されるが、終了が指令されない場合においては、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

    【0069】ステップS43において、提供を受けた情報に対応する商品を購入すると判定した場合においては、ステップS44に進み、購入を希望することを、キーボード49aの所定のキーを操作して指令する。 CP
    U41は、この指令を受けたとき、購入信号をサーバ1
    1に出力する。 ユーザは、さらにステップS45において、購入する商品の数を、キーボード49aの所定のキーを操作するなどして入力する。

    【0070】このような入力を行うと、図15を参照して後述するように、指定した商品と、その個数に対応する金額が、サービス提供者端末14のステップS93において演算され、ユーザ端末13に伝送される。

    【0071】ユーザ端末13においては、ステップS4
    6において、サービス提供者端末14より伝送されてきたこの購入金額を表示装置45に表示させる。 これにより、ユーザは、購入金額の総額を知ることができる。

    【0072】そしてステップS47において、この金額で商品を購入することを、最終的に希望するか否かを判断する。 購入を希望しない場合においては、キーボード49aの所定のキーを操作して、その旨を指令する。 このとき、CPU41は、ステップS52に進み、処理の終了が指令されなければ、再びステップS41に戻り、
    それ以降の処理を繰り返す。

    【0073】ステップS47において、最終的に購入を希望すると判定した場合、ユーザはキーボード49aの所定のキーを操作するなどして購入を指令する。 このとき、CPU41は、ステップS48に進み、購入確認信号をサーバ11に出力させる。 サーバ11は、図14を参照して後述するように、この購入信号を、図14のステップS73においてサービス提供者端末14に出力する。

    【0074】サービス提供者端末14においては、図1
    5を参照して後述するように、ステップS94で、この購入確認信号を受信したとき、ユーザ端末13の対応するユーザオブジェクトが有するクレジットカードの番号を、ステップS95で取得する。

    【0075】ユーザは、このクレジットカードの暗唱番号を、図13のステップS49において、キーボード4
    9aの所定のキーを操作するなどして入力する。

    【0076】サービス提供者は、後述するように、このクレジットカードの番号と暗唱番号から、取引ができるか否かを判定し、取引ができる場合においては、図15
    のステップS101において、取引完了メッセージを出力し、取引ができない場合においては、ステップS10
    3において、取引不可を表すメッセージを出力する。

    【0077】そこで、ユーザ端末13においては、次に図13のステップS50において、指定した商品の届先を指定する。 この指定は、キーボード49aの所定のキーを操作するなどして行われる。 次にステップS51に進み、サービス提供者端末14より供給されてくる、取引完了メッセージまたは取引不可メッセージを受信する。 このメッセージは、表示装置45に表示される。 これにより、ユーザは、商品の購入を正しく申し込むことができたか否かを知ることができる。

    【0078】そしてステップS52に進み、処理を終了する場合においては、キーボード49aの所定のキーを操作するなどして、その旨を入力する。 この入力が行われた場合においては、購入処理は終了され、終了が指令されない場合においては、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

    【0079】図14は、ユーザ端末13から、図13に示すような購入処理が実行された場合におけるサーバ1
    1の処理例を表している。 最初にステップS71において、サーバ11のCPU21は、図13のステップS4
    1において、ユーザ端末13で指定された商品に対応する情報を記憶装置12から読み出し、これをユーザ端末13に出力する。 上述したように、ユーザは、このより詳細な画像を見て、商品(情報)を購入するか否かを決定することになる。

    【0080】次にステップS72に進み、ユーザ端末1
    3から購入信号が受信されたか否かが判定される。 この購入信号は、図13のステップS44において、ユーザ端末13が発生するものである。 この購入信号が受信された場合、ステップS71において、ユーザに提供した情報に対応する商品をユーザが購入する処理を実行することになる。 そこで、この場合においては、ステップS
    73に進み、以後、ユーザ端末13から入力される情報を、ユーザ端末13により指定された商品を提供しているサービス提供者端末14に出力する。

    【0081】即ち、サーバ11は、仮想現実空間をユーザ端末13に提供するが、この仮想現実空間において、
    現実空間と結合した商品(サービス)を提供しているのは、サービス提供者である。 サーバ11は、その画像(仮想現実空間)を提供しているに過ぎない。 この発明においては、仮想現実空間を利用して、現実空間における取引が実行される。 このため、商品を購入するためにユーザ端末13から入力される情報は、そのままサーバ11からサービス提供者端末14に伝送されるのである。 従って、ステップS72において、購入信号を受信していないと判定された場合においては、このステップS73の処理はスキップされる。

    【0082】次にステップS74に進み、ユーザ端末1
    3またはサービス提供者端末14より、処理を終了する終了信号が受信されたか否かが判定され、受信されていなければ、ステップS71に戻り、それ以降の処理が繰り返される。 終了信号が受信されていれば、サーバ11
    の購入処理は終了される。

    【0083】図15は、ユーザ端末13が、図13のフローチャートに示す処理に従って商品の購入処理をスタートさせた場合におけるサービス提供者端末14の処理例を表している。 最初にステップS91において、サービス提供者端末14のCPU51は、ユーザ端末13が図13のステップS44において出力した購入信号と、
    ユーザが指定した商品を特定するデータを取得する処理を実行する。 このデータは、通信装置54を介して受信されたとき、RAM53に記憶される。 次にステップS
    92に進み、ユーザ端末13が図13のステップS45
    で入力した商品の購入個数のデータが取得させる。 このデータも、RAM53に記憶される。

    【0084】次にステップS93に進み、ステップS9
    1とステップS92において取得した個数の商品の金額(総額)を、CPU51は演算する。 RAM53には、
    各商品に対応する価格が予め記憶されている。 CPU5
    1は、RAM53に記憶されている商品1個当りの金額と、指定された購入個数とから購入金額を演算する。 購入個数に対応して、所定の率の割引がある場合においては、その割引を含めて演算が行われる。 演算結果は、ユーザ端末13に出力され、図13のステップS46において、その金額が表示される。

    【0085】上述したように、この金額を見て、ユーザは、最終的に商品を購入するか否かを判定する。 商品を購入すると判定した場合、図13のステップS48において、ユーザ端末13は、購入確認信号を出力する。

    【0086】サービス提供者端末14は、ステップS9
    4において、この購入確認信号を受信したか否かを判定し、受信した場合においては、ステップS95に進み、
    ユーザオブジェクトよりクレジットカードの番号を取得する。 CPU51は、ステップS95において、クレジットカードの番号を取得したとき、通信装置54を介して仮想現実空間(または現実空間でも良い)の取引情報センタ(この取引情報センタも、一種のサービス提供者である)にアクセスし、信用のおけるカードであるか否かの情報を得る。

    【0087】次にステップS96で、このクレジットカードが信用のおけるものであるか否か(取引可能なものであるか否か)が判定される。 取引が可能であると判定された場合においては、ステップS97に進み、このクレジットカードの暗唱番号が取得される。 この暗唱番号は、ユーザ端末13が図13のステップS49において入力したものである。 ステップS98においては、ステップS97で取得した暗唱番号が正しいものであるか否かが判定される。 この判定も、上述した取引情報センタにアクセスして得たデータから行われる。

    【0088】暗唱番号が正しいものであると判定された場合、ステップS99に進み、そのクレジットカードから、ステップS93で演算した金額の支払を受けるための請求処理を実行する。

    【0089】さらにステップS100に進み、ユーザ端末13が図13のステップS50において指定した届先のデータを取得し、このデータをRAM53に一旦記憶させるとともに、その記憶された届先に対して、指定された商品を配送する処理を実行する。 そしてステップS
    101に進み、取引が完了したことを表すメッセージをユーザ端末13に出力する。

    【0090】一方、ステップS96またはステップS9
    8において、読み取られたクレジットカードの信用状態が好ましいものではないと判定されたとき、並びに、予め登録されている暗唱番号と異なる暗唱番号が入力されたり、暗唱番号が入力されなかったと判定された場合、
    ステップS103に進み、商品の購入はできない旨のメッセージを、ユーザ端末13に出力する。

    【0091】上述したように、ステップS101またはステップS103で出力したメッセージが、ユーザ端末13の図13のステップS51において受信され、表示される。 この表示からユーザは、商品の購入処理を正しく完了することができたか否かを知ることになる。

    【0092】ステップS101またはステップS103
    の処理が終了された後、あるいは、ステップS94において、購入確認信号が受信できなかったと判定されたとき、ステップS102に進み、終了信号がユーザ端末1
    3から受信されたか否かが判定され、受信されていない場合、ステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。 終了信号が受信された場合においては、
    処理は終了される。

    【0093】以上のように、仮想現実空間におけるユーザの処理は、常に専用のユーザオブジェクトを介して行われる。 従って、このユーザオブジェクトが他のユーザによって使用されることがなく、換言すれば、このユーザオブジェクトに、各ユーザに固有の個人情報を登録することが可能となる。 従って、これを利用して、仮想現実空間における行為を現実空間と結合させ、より高度な生活空間を実現することが可能になる。

    【0094】サイバースペースシステムを以上のようにオブジェクトで構成することにより、次のような利点が得られる。

    【0095】(1)ユーザの個人情報を、サイバースペースの各サービスとは別に管理することができるため、
    オブジェクトの保護機能と併せて用いることにより、個人情報の保護が容易となる。 (2)個人情報を、ユーザがサービス提供者に開示するのかどうかを自分自身で決め、それをユーザオブジェクトの属性として設定、変更することができる。 (3)情報オブジェクトに対するアクセスが、ユーザからのアクセス、他のオブジェクトからのアクセスなどに拘りなく、メッセージの送受信という形で行われるため、オブジェクトの実現が著しく簡略化される。 (4)ユーザオブジェクトから情報オブジェクトへのメッセージ送信および受信を、ユーザオブジェクトにおいて記録することで、ユーザのサイバースペースにおける行動の履歴(どの情報オブジェクトにいつアクセスしたのかなどの情報)を収集し、各ユーザの個人情報の一部として記録することが容易となる。 (5)収集した行動の履歴に関する情報も、他の情報と同様に、第三者に開示するか否かは、ユーザが自分自身で決定することができる。

    【0096】

    【発明の効果】以上の如く、本発明のサイバースペースシステムによれば、各ユーザに対して専用のユーザオブジェクトを割り当て、このユーザオブジェクトを介して仮想現実空間における各種の処理を実行させるようにしたので、現実空間と結合した処理機能で、より高度で複雑なサービスの提供が可能となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のサイバースペースシステムの提供する仮想現実空間を説明する図である。

    【図2】仮想現実空間を構成するオブジェクトを説明する図である。

    【図3】ユーザオブジェクトを説明する図である。

    【図4】本発明のサイバースペースシステムのハードウエアの構成例を示すブロック図である。

    【図5】図4のサーバ11の構成例を示すブロック図である。

    【図6】図4のユーザ端末13の構成例を示すブロック図である。

    【図7】図4のサービス提供者端末14の構成例を示すブロック図である。

    【図8】図4のサイバースペースシステムにより形成される仮想現実空間の具体例を説明する図である。

    【図9】図8のキャラクタCからの視野を説明する図である。

    【図10】図8のキャラクタDからの視野を説明する図である。

    【図11】仮想現実空間にアクセスする場合におけるユーザ端末13の処理例を説明するフローチャートである。

    【図12】ユーザ端末13が図11の処理を実行した場合におけるサーバ11の処理例を説明するフローチャートである。

    【図13】ユーザ端末13が仮想現実空間においてサービスを購入する場合の処理を説明するフローチャートである。

    【図14】ユーザ端末13が図13のフローチャートに示す処理を実行した場合におけるサーバ11の処理例を説明するフローチャートである。

    【図15】ユーザ端末13が図13の処理を実行した場合におけるサービス提供者端末14の処理例を説明するフローチャートである。

    【図16】従来のサイバースペースシステムの構成例を示すブロック図である。

    【図17】図16のユーザ端末3−1の表示例を示す図である。

    【図18】図16のユーザ端末3−2の表示例を示す図である。

    【符号の説明】

    1 サーバ 2 記憶装置 3,3−1,3−2,3−3 ユーザ端末 4 公衆電話回線 11,11−1,11−2 サーバ 12,12−1,12−2 記憶装置 13,13−1,13−2,13−3 ユーザ端末 14,14−1,14−2 サービス提供者端末 15 広帯域通信網

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 17/00 15/00 9365−5H G06F 15/62 350 A 9365−5H 360

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