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Virtual space line of sight controller

阅读:987发布:2022-01-05

专利汇可以提供Virtual space line of sight controller专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a virtual space line of sight controller for allowing the user of a first device to control the line of sight of the user (the other user) of a second device. SOLUTION: A first device 10 changes a second line of sight information 8 of a second device 11 according the other operation command, generates an avatar being the other-self of the user of the second device at a position in a virtual three-dimensional space decided according to the second line of sight information, and displays the virtual three-dimensional space viewed from the line of sight based on the first line of sight information 3 and the avatar of the user of the second device 11. Also, the second device 11 generates the avatar of the user of the first device 10 at a position in the virtual three- dimensional space decided by the first line of sight information 3, and displays the virtual three-dimensional space viewed from the line of sight based on the second line of sight information 8 and the avatar of the user of the first device 10.,下面是Virtual space line of sight controller专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 仮想3次元空間内を利用者の視線を更新しながらウォークスルーする第1装置に、仮想3次元空間における視点位置及び視線方向の情報と上記第1装置以外の第2装置を操作指示する他操作コマンドとが入力される第1入力手段と、上記第1入力手段からの視点位置及び視線方向の情報を第1視線情報として記憶する第1視線設定手段と、上記第1視線情報のうち上記他操作コマンドに応じた視線情報によって、上記第2装置の第2視線情報を変更する第1制御手段と、上記第2装置から受け取った視点位置及び視線方向から決定される仮想3次元空間内の位置に、上記第2装置の利用者の分身であるアバタを第1アバタ情報に基いて生成し、仮想3次元空間を示す第1空間情報に基き、第1出力手段に、上記第1視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と上記第2装置の利用者のアバタとを表示する第1仮想空間表示手段とを備え、上記第2装置に、仮想3次元空間における視点位置及び視線方向の情報が入力される第2入力手段と、上記第2入力手段からの視点位置及び視線方向の情報を上記第2視線情報として記憶する第2視線設定手段と、上記第1装置から受け取った視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間内の位置に、上記第1装置の利用者のアバタを第2アバタ情報に基いて生成し、仮想3次元空間を示す第2空間情報に基き、第2出力手段に、上記第2視線情報に基く視線から見た仮想3
    次元空間と上記第1装置の利用者のアバタとを表示する第2仮想空間表示手段とを備えた仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項2】 第1及び第2入力手段に入力する情報として、仮想3次元空間の表示範囲及びその表示範囲を明暗領域に区分けする表示効果を指示する情報を加え、第1及び第2視線設定手段に、上記表示範囲及び表示効果を指示する情報を第1及び第2視線情報に加えて記憶する機能を備え、第1仮想空間表示手段に、上記第1視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを上記第1視線情報における表示範囲及び表示効果の情報に基き第1出力手段に表示する機能を備え、第2仮想空間表示手段に、上記第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第2装置の利用者のアバタとを上記第2視線情報における表示範囲及び表示効果の情報に基き第2出力手段に表示する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項3】 第1制御手段に代え、第1入力手段からの視点位置及び視線方向の情報と、表示範囲及び表示効果の情報とを、第2視線設定手段へ送出する第2制御手段を設け、上記第2視線設定手段が、第2制御手段からの情報を第2視線情報として記憶するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項4】 第2仮想空間表示手段が、第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを第2出力手段に表示する際に、第2アバタ情報及び第2空間情報に代え、第1アバタ情報及び第1
    空間情報を用いて行うようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項5】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者の視点位置に移動させ、上記第2装置の利用者の動きを上記第1装置の利用者の動きと同調させ、上記第2装置の利用者の視点位置及び視線方向を第1装置の利用者の視点位置及び視線方向と同一とし、上記第2装置の利用者の表示範囲及び表示効果を上記第1装置の利用者の表示範囲及び表示効果と同一とするコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項6】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、上記第2装置の利用者の視点位置及び視線方向と、表示範囲及び表示効果とを指定するコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項7】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、上記第2装置の利用者の視点位置と、表示範囲及び表示効果とを指定するコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項8】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、上記第2装置の利用者の視線方向を上記第1装置の利用者が向けたい点または物体を指定するコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項9】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、上記第2装置の利用者の視点位置を上記第1装置の利用者が移動させたい地点に変更するコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 【請求項10】 他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、上記第2装置の利用者の視点位置を上記第1装置の利用者が移動させたい経路または経路を示す複数の地点に変更するコマンドであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の仮想空間視線制御装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータ内部に3次元コンピュータグラフィックスモデル群や2次元画像群によって構成される仮想的な3次元空間を構築し、この仮想空間内を入手段を用いて視線を更新しながらウォークスルーする事ができるリアルタイムコンピュータグラフィックスを行う際に、他の利用者の視線を制御する事ができる仮想空間視線制御装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図13は従来の仮想空間視線制御装置のブロック構成図であり、図において、10はコンピュータ内部に3次元コンピュータグラフィックスモデル群や2次元画像群によって構成される仮想的な3次元空間を構築し、利用者Aがその3次元空間内を、入力手段10
    1を用いて視線を更新しながらウォークスルーするリアルタイムコンピュータグラフィックスを実現する第1装置、11は第1装置と同機能を有すると共に第1装置と接続され、他の利用者Bが使用する第2装置である。

    【0003】101はジョイスティック等のポインティングデバイスと操作切替え用スイッチデバイスなどによるものであり、それらデバイスの入力操作に応じた座標データ信号(例えば変位量を表す電気信号)を出力する入力手段、102は入力手段101から出力される座標データ信号を仮想空間表示手段106で用いる事ができる形に変換する機能を有し、例えば座標データ信号を直交座標系における3次元座標データに変換し、このデータを視点位置及び視線方向を定義する視線情報103としてコンピュータの図示せぬ記憶装置に記憶する視線設定手段である。

    【0004】106は第2装置11の仮想空間表示手段106aから、他の利用者の視線情報103aを受け取り、視線情報103aで定義された視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、他の利用者Bの分身(アバタ)となる物体をアバタ情報109に基いて生成し、また、視線情報103で定義される視点位置から、同じく視線情報103で定義される視線方向に、前記アバタを含む、空間情報105により定義される仮想3次元空間を見た時の画像を生成し、これを出力手段107に表示する仮想空間表示手段、107はCR
    T(Cathode-Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Displa
    y)等による出力手段である。

    【0005】また、視線設定手段102、仮想空間表示手段106は、例えば具体的には、それぞれコンピュータ内の中央演算装置(CPU:Central Processing Uni
    t )によって実行される所定のプログラムである。 また、空間情報105、アバタ情報109も、視線情報1
    03と同様、通常コンピュータの記憶装置に格納され、
    必要に応じて読み出されて使用される。 なお、第2装置11の構成要素101a〜103a、105a〜107
    a、109aは、第1装置10の構成要素と同様なのでその説明を省略する。

    【0006】次に動作について説明する。 図2は仮想空間表示手段106により生成される画像と、仮想3次元空間との例を示す模式図である。 図2(a)は、仮想3
    次元空間に置かれた2つの物体(さいころ形状の物体1
    11と、球形状の物体112)と、利用者Aの視線11
    3及び他の利用者Bの視線114とが配置されている例を示している。

    【0007】ここで、座標系は出力手段107であるディスプレイのブラウン管面に対応した管面座標系としている。 例えばx軸が画面の垂直方向、y軸が画面の平方向に対応し、z軸は奥行き方向に対応する。 視線と画面とは正対するので、この座標系では、利用者Aの視線113のベクトル方向はz軸に平行となる。

    【0008】図2(d)は、物体111、112を利用者Aの視線113からz軸方向に見た時のディスプレイに表示される画像である。 この時、他の利用者Bを示すアバタ115が、仮想3次元空間の該当する位置に表示される。 同様に、図2(e)は、物体111、112を利用者Bの視線114からz軸方向に見た時のディスプレイに表示される画像である。 この時、利用者Aを示すアバタ116が、仮想3次元空間の該当する位置に表示される。

    【0009】図15は入力手段101の操作例を説明する模式図である。 図15(a)に示すように、入力手段101であるジョイスティック121を前(手前)・後(奥)・左・右に移動させたり、ボタン122,123
    の操作と組合せる事により、これに対応して、視点位置と視線方向が変更される。

    【0010】図15(b)は、ジョイスティック121
    を前後に動かした場合の視点位置と視線方向124の変化の例を示している。 例えば、ジョイスティック121
    を手前に動かすと、その移動量に応じた速さで、視点位置124は画面手前方向(z軸の−方向)に移動する。
    この時、手前に倒す度が大きい程、早く移動する事ができる。 但し、この時、視線方向124には変化はない。 また、ジョイスティック121を奥に動かすと、その移動量に応じた速さで、視点位置124は画面奥方向(z軸の+方向)に移動する。 この時、奥に倒す角度が大きい程、早く移動する事ができる。

    【0011】図15(c)は、ジョイスティック121
    を左右に動かした場合の視点位置と視線方向124の変化の例を示している。 例えば、ジョイスティック121
    を左に動かすと、その移動量に応じた速さで、視線方向124は画面の垂直方向(x軸)を中心として左回転する。 この時、左に倒す角度が大きい程、早く回転する事ができる。 但し、この時、視点位置124には変化はない。

    【0012】図15(d)は、ボタン122を押しながらジョイスティック121を前後左右に動かした場合の視点位置と視線方向124の変化の例を示している。 例えば、ボタン122を押しながらジョイスティック12
    1を奥に動かすと、その移動量に応じた速さで、視点位置は画面下方(x軸の−方向)に移動する。 この時、奥に倒す角度が大きい程、早く移動する事ができる。 但し、この時、視線方向124には変化はない。

    【0013】図15(e)は、ボタン123を押しながらジョイスティック121を前後に動かした場合の視点位置と視線方向124の変化の例を示している。 例えば、ボタン123を押しながらジョイスティック121
    を奥に動かすと、その移動量に応じた速さで、視点位置124は画面の水平方向(y軸)を中心として下回転する。 この時、奥に倒す角度が大きい程、早く回転する事ができる。 但し、この時、視点位置124には変化はない。

    【0014】図15(f)は、ボタン123を押しながらジョイスティック121を左右に動かした場合の視点位置と視線方向124の変化の例を示している。 例えば、ボタン123を押しながらジョイスティック121
    を右に動かすと、その移動量に応じた速さで、視線方向124の画面に対する傾きは画面の奥行き方向(z軸)
    を中心として右回転する。 即ち、人間の動きに例えると、首を右に傾ける動きに相当する。 この時、右に倒す角度が大きい程、早く回転する事ができる。 但し、この時、視点位置124には変化はない。 これらの入力手段1での操作を組合せる事により、仮想3次元空間を自由にウォークスルーする事ができる。

    【0015】この種の従来の仮想空間視線制御装置として、例えば特開平7−262400号公報に記載の「コンピュータグラフィックス表示装置」がある。 この例は、前進したい場合には、前進の指示だけで、階段の上り下りやスロープに沿った移動や壁に沿った移動を可能とし、簡便な操作で実世界的なウォークスルーを行う事を目的とするリアルタイムコンピュータグラフィック表示装置である。

    【0016】

    【発明が解決しようとする課題】従来の仮想空間視線制御装置は以上のように構成されているので、同一の仮想3次元空間をウォークスルーする利用者のアバタを見る事はできても、各々の利用者は独自に視線を操作するため、他の利用者の視線を制御することができないなどの課題があった。

    【0017】この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、現実感溢れ優れたユーザインタフェースを有する仮想3次元空間操作型の仮想空間視線制御装置において、他の利用者の視点位置や視線方向や表示範囲や表示効果による視線を制御することを可能とする仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0018】また、この発明は他の利用者の視点位置や視線方向による視線を制御する処理を出来る限り共通化し、開発部分を少なくできる仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0019】さらに、この発明は仮想3次元空間の情報や、各々の利用者を表すアバタに関する情報等、共有できる情報をまとめて一人が所有し、必要に応じて他の利用者が取出して利用する事により、多くの情報を記憶できない装置であっても、同様の仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0020】さらに、この発明は他の利用者の動きを自分の動きとリンクさせる事により、自分と同じ映像を他の利用者にも見せる事を可能とする仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0021】さらに、この発明は他の利用者が操作に不慣れな場合等に、別の人がその人の操作を代って行う事を可能とする仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0022】さらに、この発明は他の利用者を構築している仮想3次元空間へ誘導する仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0023】さらに、この発明は他の利用者の視線方向がどこを向いているかに関わらず、視線方向を向けたい地点または物体に向ける事を可能とする仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0024】さらに、この発明は他の利用者を構築している仮想3次元空間に移動させる、例えば、街を構築していてその中をウォークスルーさせたい場合に、構築している街の境界に来た時に街の反対側の境界に移動させる事により、無限に街が広がるように感じさせる仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0025】さらに、この発明は他の利用者が乗り物に乗車しているように、構築している仮想3次元空間だけを移動していく事を可能とする仮想空間視線制御装置を得ることを目的とする。

    【0026】

    【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、第1装置が、他操作コマンドに応じて第2装置の第2視線情報を変更し、第2装置の情報で決定される仮想3次元空間内の位置に、第2装置の利用者の分身であるアバタを第1アバタ情報に基いて生成し、第1空間情報に基き、第1出力手段に、第1
    装置の第1視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第2装置の利用者のアバタとを表示し、また、第2装置が、第1装置の情報で決定される仮想3次元空間内の位置に、第1装置の利用者のアバタを第2アバタ情報に基いて生成し、第2空間情報に基き、第2出力手段に、
    第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1
    装置の利用者のアバタとを表示するものである。

    【0027】請求項2記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、第1及び第2入力手段に入力され、第1及び第2視線設定手段に記憶された第1及び第2視線情報における表示範囲及び表示効果の情報に基づき、第1仮想空間表示手段が第1視線情報に基く視線から見た仮想3
    次元空間と第1装置の利用者のアバタとを表示し、第2
    仮想空間表示手段が第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第2装置の利用者のアバタとを表示するものである。

    【0028】請求項3記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、第1制御手段に代え、第1入力手段からの視点位置及び視線方向の情報と、表示範囲及び表示効果の情報とを、第2視線設定手段へ送出する第2制御手段を設け、第2制御手段からの情報を第2視線情報とするものである。

    【0029】請求項4記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、第2装置の第2仮想空間表示手段が、第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを第2出力手段に表示する際に、第2
    アバタ情報及び第2空間情報に代え、第1アバタ情報及び第1空間情報を用いて行うものである。

    【0030】請求項5記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者の視点位置に移動させ、第2装置の利用者の動きを上記第1装置の利用者の動きと同調させ、第2装置の利用者の視点位置及び視線方向を第1
    装置の利用者の視点位置及び視線方向と同一とし、第2
    装置の利用者の表示範囲及び表示効果を第1装置の利用者の表示範囲及び表示効果と同一とするものである。

    【0031】請求項6記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置及び視線方向と、表示範囲及び表示効果とを指定するものである。

    【0032】請求項7記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置と、表示範囲及び表示効果とを指定するものである。

    【0033】請求項8記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視線方向を第1装置の利用者が向けたい点または物体を指定するものである。

    【0034】請求項9記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者が移動させたい地点に変更するものである。

    【0035】請求項10記載の発明に係る仮想空間視線制御装置は、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者が移動させたい経路または経路を示す複数の地点に変更するものである。

    【0036】

    【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 図1において、10は演算手段、記憶手段、入出力手段を有するコンピュータを用いて構成され、コンピュータ内部に3
    次元コンピュータグラフィックスモデル群や2次元画像群によって構成される仮想的な3次元空間を構築し、利用者Aがその3次元空間内を、入力手段(第1入力手段)1を用いて視線を更新しながらウォークスルーするリアルタイムコンピュータグラフィックスを実現する第1装置、11は第1装置と同機能を有すると共に第1装置と接続され、他の利用者Bが使用する第2装置である。

    【0037】1はジョイスティック、トラックボール等のポインティングデバイス及び操作切替え用スイッチデバイスと、キーボード等のコマンドを入力できるコマンドデバイスによるものであり、ポインティングデバイスとスイッチデバイスとからは例えば、ポインターの変位量を表す電気信号である座標データ信号を出力し、コマンドデバイスからはコマンド信号を出力する入力手段である。

    【0038】2は入力手段1からの座標データ信号を、
    本装置10上に構築される仮想3次元空間における視点位置と視線方向を表す情報に変換するとともに、コマンド信号を、表示範囲と表示効果と他操作コマンドとを表す情報に変換し、自らの視線(ここでは、視点位置と視線方向と表示範囲と表示効果とを合せて、以降、視線と呼ぶ)に関する情報であれば視線情報(第1視線情報)
    3として記憶手段に記憶し、他の利用者Bが操作する第2装置11を制御する情報であれば制御手段4に渡す視線設定手段(第1視線設定手段)である。

    【0039】4は前記した他操作コマンドに基いて、前記した視線の内、指定された視線情報を他の第2装置1
    1に送り込み、第2装置11の視線情報(第2視線情報)8に記憶された視線を変更する事により第2装置1
    1を制御する制御手段(第1制御手段)である。

    【0040】5は仮想3次元空間内の仮想物体のID、
    形状、色や配置、また光源が点光源か平行光源かといった種類やその配置などの情報であり、通常は、コンピュータ上の記憶手段に格納され、必要に応じて読み出されて使用される空間情報(第1空間情報)である。

    【0041】9は各々の利用者A,Bを仮想3次元空間で表す場合の分身(アバタ)のID、形状、色などの情報で、例えば、アバタの形状を人の形にしたり、アバタの前面に利用者の顔を取込んだイメージデータを貼り付けたりする事により、その利用者の視線方向が判るようにする情報であり、通常は、コンピュータ上の記憶手段に格納され、必要に応じて読み出されて使用されるアバタ情報(第1アバタ情報)である。

    【0042】6は自分以外の利用者Bが使用する第2装置11の仮想空間表示手段6aより送り込まれた視点位置と視線方向とを受け取り、定義される視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Bのアバタとなる物体をアバタ情報9に基いて生成し、仮想的な3次元空間を示す空間情報5に基き、出力手段7に、前記作成された視線情報3に基く視線から見た仮想的な3次元空間と自分以外の利用者Bのアバタとを前記視線情報3における表示範囲と表示効果とに基き表示する仮想空間表示手段(第1仮想空間表示手段)、7はCRT、LCD等による出力手段(第1出力手段)である。

    【0043】6aは利用者Aが使用する第1装置10による仮想空間表示手段6と同様に、自分以外の利用者A
    の仮想空間表示手段6より送り込まれた視点位置と視線方向とを受け取り、定義される視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Aのアバタとなる物体をアバタ情報(第2アバタ情報)9aに基いて生成し、仮想的な3次元空間を示す空間情報(第2空間情報)5aに基き、出力手段(第2出力手段)7aに、前記作成された視線情報8に基く視線から見た仮想的な3次元空間と自分以外の利用者のアバタとを前記視線情報8における表示範囲と表示効果とに基き表示する仮想空間表示手段(第2仮想空間表示手段)である。

    【0044】2aは入力手段(第2入力手段)1aからの座標データ信号とコマンド信号との内、座標データ信号を第2装置11の装置上に構築される仮想3次元空間における視点位置と視線方向を表す情報に変換し、視線情報8として記憶手段に記憶する視線設定手段(第2視線設定手段)である。

    【0045】また、仮想空間表示手段6aが使用する空間情報5aとアバタ情報9aとは、それぞれ空間情報5
    とアバタ情報9と同じものであり、記憶される場所が第1装置10と第2装置11との違いだけである。 また、
    入力手段1aと出力手段7aとは、入力手段1と出力手段7と同じものであり、接続されている場所が第1装置10と第2装置11との違いだけである。

    【0046】次に動作について説明する。 まず、第1装置10から制御される第2装置11における動作について説明する。 第1装置10の入力手段1により、コンピュータ上の仮想3次元空間における座標データ信号とコマンド信号とが入力される。 視線設定手段2は、入力手段1からの座標データ信号を、本装置10上に構築される仮想3次元空間における視点位置と視線方向を表す情報に変換するとともに、コマンド信号を、表示範囲と表示効果と他の利用者を制御するコマンドとを表す情報に変換し、自らの視線に関する情報であれば視線情報3として記憶し、第2装置11を制御する情報であれば制御手段4に渡す。

    【0047】制御手段4は、前記した第2装置11を制御するコマンドに基いて、前記した視線の内、指定された視線情報3を指定された第2装置11に送り込み、第2装置11の視線情報8に記憶された視線を変更する。

    【0048】第2装置11の仮想空間表示手段6aは、
    自分以外の利用者Aが使用する第1装置10の仮想空間表示手段6より送り込まれた視点位置と視線方向とを受け取り、定義される視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Aのアバタとなる物体をアバタ情報9aに基いて生成し、仮想的な3次元空間を示す空間情報5aに基き、出力手段7a
    に、前記作成された視線情報8に基く視線から見た仮想的な3次元空間と自分以外の利用者Aのアバタとを前記視線情報8における表示範囲と表示効果とに基き表示する。

    【0049】次に、第1装置10における動作について説明する。 第1装置10の入力手段1での入力から視線設定手段2により視線情報3に視線が記憶されるまでは、前記利用者Bが使用する第2装置11の場合と同じである。

    【0050】仮想空間表示手段6は、自分以外の利用者Bの仮想空間表示手段6aより送り込まれた視点位置と視線方向とを受け取り、定義される視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Bのアバタとなる物体をアバタ情報9に基いて生成し、仮想的な3次元空間を示す空間情報5に基き、出力手段7に、前記作成された視線情報3に基く視線から見た仮想的な3次元空間と自分以外の利用者Bのアバタとを前記視線情報3における表示範囲と表示効果とに基き表示する。

    【0051】図2は仮想空間表示手段6において入力手段1の操作と出力手段7で描画される仮想3次元空間との関係の例を示す模式図である。

    【0052】図2(a)は、仮想3次元空間における利用者Aの視線113と利用者Bの視線114との関係、
    及び、仮想3次元空間を構成する仮想物体111と仮想物体112とを示している。

    【0053】仮想3次元空間に仮想物体111と仮想物体112とが図2(a)に示すように配置され、それを挟んで利用者Aの視線113と利用者Bの視線114とがある。 この状況で、利用者Aが利用者Bの視線114
    を制御するものとする。

    【0054】図2(b)は、入力手段1の操作例を示している。 例えば、ボタン122とボタン123とは操作せず、ジョイスティック121のみを左に動かして、かつ、キーボード131から、視点位置をそのままで視線方向のみを変化させ、表示範囲は標準で表示効果は無しとのコマンドXをコマンドキー132により入力したとする。

    【0055】図2(c)は、前記入力操作を行った場合の、利用者Bの視線の変化状況を示している。 前記入力操作に対しては、利用者Bの視線方向114のみが、x
    軸を中心として左回転する事になる。

    【0056】図2(d)は、利用者Aの出力手段7での画面映像を示している。 入力手段1の操作によらず、画面映像は変化しない。

    【0057】図2(e)は、利用者Bの出力手段7aでの画面映像を示している。 利用者Aの入力手段1の操作、即ちジョイスティック121を左に移動する操作により、画面全体の映像が右に移動するように見える。 これは、描画の範囲が左に移動している事を示している。

    【0058】図3は、表示範囲の例を示す模式図である。 例えば、通常は図3(a)に示すように、表示画面141全体を表示範囲とし、描画範囲として描画範囲(近点)143から描画範囲(遠点)142で指定されていた場合には、実線で示した範囲が描画され、表示画面141に投影される。

    【0059】入力手段1から、表示範囲を画面中央付近に狭めるコマンドが入力されると、図3(b)に示すように、表示画面141中の表示範囲144に投影される範囲に描画範囲142aが狭められる。 このように、描画範囲142aを狭めた場合、画面上で表示される大きさが小さくなるため、ウォークスルーする効果は減少するが、描画の処理性能の劣るコンピュータであっても描画範囲の空間が狭いため、より滑らかな描画が可能となる。

    【0060】また、描画範囲(遠点)142aを、利用者Aの視点113に近づける事によっても、同様の効果があり、この場合、表示画面141上の描画範囲144
    を狭める事なく実現できるが、利用者Aの視点113から遠い物体を描画しないため、見かけ上の描画された画面が異なってしまう問題が残る。

    【0061】図4は、表示効果の例を示す模式図である。 例えば、図4(a)に示すような画面が表示されており、指定場所151が、マウスやキーボードからの座標によって指定され、指定場所151を中心とした範囲をはっきりと表示し、他の部分はぼんやりと表示するように指定された場合、図4(b)で示すように、はっきり見える範囲152と、ぼんやり見える範囲153とに表示される。 このように、指定範囲のみをはっきりと表示させた場合、その範囲を注目させる事が可能となる。

    【0062】以上のように、この実施の形態1によれば、第2装置11が、自分以外の利用者Aが使用する第1装置10より送り込まれた視点位置と視線方向とから決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Aのアバタを生成し、空間情報5aに基き、出力手段7aに、第2装置11の視線情報8に基く視線から見た仮想的な3次元空間と利用者Aのアバタとを視線情報8
    における表示範囲と表示効果とに基き表示し、第1装置10が、第2装置11より送り込まれた視点位置と視線方向とから決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Bのアバタを生成し、空間情報5に基き、
    出力手段7に、第1装置10の視線情報3に基く視線から見た仮想的な3次元空間と自分以外の利用者Bのアバタとを視線情報3における表示範囲と表示効果とに基き表示するようにしたので、利用者Aが他の利用者Bの視線を制御できる効果が得られる。

    【0063】また、描画の処理性能が劣るコンピュータであっても、描画の範囲を狭める事で、より滑らかな描画を実現でき、更に、指定した範囲を注目させる事ができる効果が得られる。

    【0064】実施の形態2. 図5はこの発明の実施の形態2による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 本実施の形態3において上記実施の形態1,2と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。 24は他操作コマンドに基いて座標データ信号とコマンド信号とを第2装置11の視線設定手段2aに送り込み、他の第2装置11の視線情報8
    の視線を変更させる事により第2装置11を制御する制御手段(第2制御手段)である。

    【0065】つまり、実施の形態1では他の利用者の視線情報を生成した上で直接他の利用者に視線情報として送付していた。 この実施の形態2では、より処理を共通化し開発部分を少なくするために入力手段1からの情報をそのまま他の利用者に送付している。

    【0066】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、視線情報3が第1装置10の制御手段4により、
    第1装置10の視線設定手段6から第2装置11の視線情報8に送り込まれていたが、本実施の形態2では、座標データ信号とコマンド信号が第1装置10の制御手段24の制御により、第1装置10の視線設定手段2から第2装置11の視線設定手段2aに送り込まれており、
    前記視線設定手段2aでの処理が、第1装置10の視線設定手段2aと同様の処理となる。

    【0067】つまり、実施の形態1では他の利用者の視線情報を生成した上で直接他の利用者に視線情報として送付していたが、実施の形態2では、より処理を共通化し開発部分を少なくするために入力手段からの情報をそのまま他の利用者に送付している。

    【0068】以上のように、この実施の形態2によれば、第1及び第2装置10,11において、他の利用者の視点位置や視線方向による視線を制御する処理を共通化したので、開発部分を少なくできる効果が得られる。

    【0069】実施の形態3. 図6はこの発明の実施の形態3による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態3において上記実施の形態1,2と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0070】36aはまとめて記憶している第1装置1
    0から取出したアバタ情報9を利用して、第1装置10
    の仮想空間表示手段(第1仮想空間表示手段)36より送り込まれた視点位置と視線方向とを受け取り、定義される視点位置と視線方向から決定される仮想3次元空間中の位置に、自分以外の利用者Aのアバタとなる物体を生成し、空間情報5を利用して、出力手段7aに、視線情報8に基く視線から見た仮想的な仮想3次元空間と自分以外の利用者Aのアバタとを視線情報8における表示範囲と表示効果とに基き表示する仮想空間表示手段(第2仮想空間表示手段)である。

    【0071】36は実施の形態1で説明した仮想空間表示手段6と同様に、視線情報3に基く視線から見た仮想的な仮想3次元空間と自分以外の利用者Bのアバタとを視線情報3における表示範囲と表示効果とに基き表示するが、他の第2装置11からの要求に応じてアバタ情報9と空間情報5とを送出する点が仮想空間表示手段6と異なる仮想空間表示手段である。

    【0072】即ち、実施の形態1では各々の利用者A,
    Bが記憶していた空間情報5,5aやアバタ情報9,9
    aを用いて仮想空間の描画をしていたが、実施の形態3
    では、より情報を記憶できない装置であっても同様の仮想空間での視線制御を可能とするために、空間情報とアバタ情報との共有できる情報をまとめて一人が所有し、
    必要に応じて他の利用者が取出して利用できるようにしている。

    【0073】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、第2装置11による仮想空間表示手段6aは第2
    装置11に記憶されたアバタ情報9aと空間情報5aとを利用していたが、本実施の形態3では、第2装置11
    による仮想空間表示手段36aは、第1装置10の装置に記憶されたアバタ情報9と空間情報5とを、仮想空間表示手段36を介して取込んで利用する。

    【0074】以上のように、この実施の形態3によれば、空間情報とアバタ情報との共有できる情報をまとめて一人が所有し、必要に応じて他の利用者が取出して利用できるので、より情報を記憶できない装置であっても同様の仮想空間での視線制御が可能となる効果が得られる。

    【0075】実施の形態4. 図7はこの発明の実施の形態4による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態4において、上記実施の形態1〜3
    と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0076】41は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者Bの動きを自分の動きとリンクさせて、他の利用者Bの視線を変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)である。

    【0077】即ち、実施の形態1では他の利用者Bの視線情報を直接指定していたが、実施の形態4では、自分と同じ映像を他の利用者Bにも見せる事を可能とするために、他の利用者Bの動きを自分Aの動きとリンクさせている。

    【0078】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態4では、自分Aの視線の動きと指定した他の利用者Bの視線の動きが同じであるため、第1装置10の視線情報3と同じものが第2装置11に送られる事になる。

    【0079】以上のように、この実施の形態4によれば、他の利用者の動きを自分の動きとリンクさせる事により、自分と同じ映像を他の利用者にも見せる事が可能となる効果が得られる。

    【0080】実施の形態5. 図8はこの発明の実施の形態5による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態5において、上記実施の形態1〜4
    と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0081】51は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者Bの動きを自分Aの動きとは別に操作し、他の利用者Bの視線を変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)である。

    【0082】即ち、実施の形態1では他の利用者の視線情報を直接指定していたが、この実施の形態5では、他の利用者Bが操作に不慣れであってもウォークスルーできるようにするために、別の人がその人Bの操作を代って行う事を可能としている。

    【0083】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態5では、自分Aの動きとは別に他の利用者Bの動きを操作するため、第1装置1
    0の視線情報3にはデータが送られず、第2装置11の視線情報8にのみ座標データ信号とコマンド信号による視線が送られる事になる。 以上のように、この実施の形態5によれば、他の利用者Bが操作に不慣れな場合等に、別の人がその人Bの操作を代って行う事が可能となる効果が得られる。

    【0084】実施の形態6. 図9はこの発明の実施の形態6による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態6において、上記実施の形態1〜5
    と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0085】61は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者の動きを自分の動きとは別に操作し、他の利用者の視点位置のみを変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)である。

    【0086】即ち、実施の形態1では他の利用者Bの視線情報8を直接指定していたが、この実施の形態6では、より限られた空間しか構築していなかった場合でもウォークスルーできるために、他の利用者Bを誘導する事を可能としている。

    【0087】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態6では、第1装置10の視線情報3にはデータが送られず、第2装置11の視線情報8にのみ座標データ信号とコマンド信号による視点位置と表示範囲と表示効果とが送られる事になる。 以上のように、この実施の形態6によれば、第1装置10の利用者Aを他の利用者Bが使用する第2装置11を構築している仮想3次元空間へ誘導することができる効果が得られる。

    【0088】実施の形態7. 図10はこの発明の実施の形態7による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態7において、上記実施の形態1〜
    6と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0089】71は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者Bの動きを自分Aの動きとは別に操作し、他の利用者Bの視線方向を向けたい地点または物体を指定し、他の利用者Bの視線方向を変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)
    である。

    【0090】即ち、実施の形態1では他の利用者Bの視線情報8を直接指定していたが、この実施の形態7では、他の利用者Bの視線方向がどこを向いていても、視線方向を向けたい地点または物体に向ける事を可能としている。

    【0091】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態7では、第1装置10の視線情報3にはデータが送られず、第2装置11の視線情報8にのみ座標データ信号とコマンド信号による視線方向と表示範囲と表示効果と他の利用者Bの視線方向を向けたい地点または物体とが送られる事になる。

    【0092】以上のように、この実施の形態7によれば、他の利用者Bの視線方向がどこを向いているかに関わらず、他の利用者Bの視線方向を向けたい地点または物体に向ける事を可能とする効果が得られる。

    【0093】実施の形態8. 図11はこの発明の実施の形態8による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態8において、上記実施の形態1〜
    7と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0094】81は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者Bの動きを自分Aの動きとは別に操作し、他の利用者Bを移動させたい地点を指定し、他の利用者Bを指定した地点に移動させ、他の利用者Bの視点位置を変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)である。

    【0095】即ち、実施の形態1では他の利用者Bの視線情報8を直接指定していたが、この実施の形態8では、他の利用者Bが構築している仮想3次元空間内をウォークスルーできるようにするために、他の利用者Bの視点位置を、指定した仮想3次元空間が存在する場所に移動している。

    【0096】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態8では、第1装置10の視線情報3にはデータが送られず、第2装置11の視線情報8にのみ座標データ信号とコマンド信号による視点位置と表示範囲と表示効果と他の利用者Bを移動させたい地点とが送られる事になる。

    【0097】以上のように、この実施の形態8によれば、第1装置10の利用者Aを第2装置11を構築している仮想3次元空間に移動させる、例えば、街を構築しており、その中をウォークスルーさせたい場合に、構築している街の境界に来た時に街の反対側の境界に移動させる事により、無限に街が広がるように感じさせることができる効果が得られる。

    【0098】実施の形態9. 図12はこの発明の実施の形態9による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。 この実施の形態9において、上記実施の形態1〜
    9と同一又は相当の機能を有する構成要素には、同一の符号を付し説明を省略する。

    【0099】91は座標データ信号を出力する機能に関しては前記入力手段1と同じであるが、出力するコマンド信号の内、指定した他の利用者Bの動きを自分Aの動きとは別に操作し、他の利用者Bを移動させたい経路または複数の地点を指定し、他の利用者Bを指定した経路で移動させ、他の利用者Bの視点位置を変更するコマンドが追加された入力手段(第1入力手段)である。

    【0100】即ち、実施の形態1では他の利用者Bの視線情報8を直接指定していたが、この実施の形態9では、他の利用者Bが、構築された仮想3次元空間だけを見ていけるように、他の利用者Bのたどる経路または複数の地点を指定するようにしている。

    【0101】次に動作について説明する。 実施の形態1
    では、他の利用者Bの視線を直接指定して変更する例を示していたが、この実施の形態9では、第1装置10の視線情報3にはデータが送られず、第2装置11の視線情報8にのみ座標データ信号とコマンド信号による視点位置と表示範囲と表示効果と他の利用者を移動させたい経路または複数の地点とが送られる事になる。

    【0102】以上のように、この実施の形態9によれば、他の利用者Bが、例えば乗り物に乗車しているように、構築している仮想3次元空間だけを移動していく事を可能とする効果が得られる。

    【0103】なお、上記実施の形態1〜9ではポインティングデバイスとしてジョイスティックによる例を示したが、マウスやトラックボールなどの2つの座標を変更できる手段であっても良く、この場合も上記実施の形態1〜9と同様の効果が得られる。

    【0104】また、ポインティングデバイスとスイッチデバイスとの組合せによる操作切替えの例を示したが、
    必要となる操作の分だけポインティングデバイスを用意しても良く、この場合も上記実施の形態1〜9と同様の効果が得られる。

    【0105】さらに、上記の表示範囲を指定する例では、描画範囲を特定コマンドで指定される例を示したが、表示画面141上での表示範囲144の大きさを画面上の座標で指定しても良いし、マウス等の2次元座標を指定するデバイスで直接画面上の位置を指定しても良く、どちらの場合であっても、上記実施の形態1〜9と同様の効果が得られる。

    【0106】さらに、第1装置10から第2装置11を制御する例を示したが、第2装置11の構成を第1装置10と同じにしておく事により、第2装置11から第1
    装置10を制御する事もでき、この場合も上記実施の形態1〜9と同様の効果が得られる。

    【0107】

    【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によれば、第1装置が、他操作コマンドに応じて第2装置の第2視線情報を変更し、第2装置の情報で決定される仮想3次元空間内の位置に、第2装置の利用者の分身であるアバタを第1アバタ情報に基いて生成し、第1空間情報に基き、第1出力手段に、第1装置の第1視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第2装置の利用者のアバタとを表示し、また、第2装置が、第1装置の情報で決定される仮想3次元空間内の位置に、第1装置の利用者のアバタを第2アバタ情報に基いて生成し、第2空間情報に基き、第2出力手段に、第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを表示するように構成したので、第1装置の利用者が第2装置の利用者の視線を制御できる効果がある。

    【0108】請求項2記載の発明によれば、第1及び第2入力手段に入力され、第1及び第2視線設定手段に記憶された第1及び第2視線情報における表示範囲及び表示効果の情報に基き、第1仮想空間表示手段が第1視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを表示し、第2仮想空間表示手段が第2
    視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第2装置の利用者のアバタとを表示するように構成したので、描画の処理性能が劣るコンピュータであっても、描画の範囲を狭める事で、より滑らかな描画を実現でき、更に、
    指定した範囲を注目させる事ができる効果がある。

    【0109】請求項3記載の発明によれば、第1制御手段に代え、第1入力手段からの視点位置及び視線方向の情報と、表示範囲及び表示効果の情報とを、第2視線設定手段へ送出する第2制御手段を設け、第2制御手段からの情報を第2視線情報とするように構成したので、第1及び第2装置において、開発部分を少なくできる効果がある。

    【0110】請求項4記載の発明によれば、第2装置の第2仮想空間表示手段が、第2視線情報に基く視線から見た仮想3次元空間と第1装置の利用者のアバタとを第2出力手段に表示する際に、第2アバタ情報及び第2空間情報に代え、第1アバタ情報及び第1空間情報を用いて行うように構成したので、空間情報とアバタ情報をまとめて一装置が所有し、必要に応じて他装置が取出して利用できるので、より情報を記憶できない装置であっても同様の仮想空間での視線制御が可能となる効果がある。

    【0111】請求項5記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者の視点位置に移動させ、第2装置の利用者の動きを上記第1装置の利用者の動きと同調させ、第2装置の利用者の視点位置及び視線方向を第1装置の利用者の視点位置及び視線方向と同一とし、第2装置の利用者の表示範囲及び表示効果を第1装置の利用者の表示範囲及び表示効果と同一とするように構成したので、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとリンクさせる事により、第1装置の利用者と同じ映像を第2装置の利用者にも見せる事が可能となる効果がある。

    【0112】請求項6記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置及び視線方向と、表示範囲及び表示効果とを指定するように構成したので、第2装置の利用者が操作に不慣れな場合等に、別の人がその第2装置の利用者の操作を代って行う事が可能となる効果がある。

    【0113】請求項7記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置と、
    表示範囲及び表示効果とを指定するように構成したので、第1装置の利用者を第2装置を構築している仮想3
    次元空間へ誘導することができる効果がある。

    【0114】請求項8記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視線方向を第1装置の利用者が向けたい点または物体を指定するように構成したので、第2装置の利用者の視線方向がどこを向いているかに関わらず、第2装置の利用者の視線方向を向けたい地点または物体に向ける事を可能とする効果がある。

    【0115】請求項9記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者が移動させたい地点に変更するように構成したので、第1装置の利用者を第2装置を構築している仮想3次元空間に移動させる、例えば、街を構築しており、その中をウォークスルーさせたい場合に、構築している街の境界に来た時に街の反対側の境界に移動させる事により、無限に街が広がるように感じさせることができる効果がある。

    【0116】請求項10記載の発明によれば、他操作コマンドが、第2装置の利用者の動きを第1装置の利用者の動きとは別に操作し、第2装置の利用者の視点位置を第1装置の利用者が移動させたい経路または経路を示す複数の地点に変更するように構成したので、第2装置の利用者が、例えば乗り物に乗車しているように、構築している仮想3次元空間だけを移動していく事を可能とする効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 この発明の実施の形態1による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図2】 入力手段と出力手段とによって描画される仮想3次元空間との関係例を示す模式図である。

    【図3】 表示範囲の例を示す模式図である。

    【図4】 表示効果の例を示す模式図である。

    【図5】 この発明の実施の形態2による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図6】 この発明の実施の形態3による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図7】 この発明の実施の形態4による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図8】 この発明の実施の形態5による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図9】 この発明の実施の形態6による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図10】 この発明の実施の形態7による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図11】 この発明の実施の形態8による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図12】 この発明の実施の形態9による仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図13】 従来の仮想空間における仮想空間視線制御装置のブロック構成図である。

    【図14】 従来の仮想空間視線制御装置の動作を説明するための模式図である。

    【図15】 従来の仮想空間視線制御装置の入力手段の操作例を説明する模式図である。

    【符号の説明】

    1,41,51,61,71,81,91 入力手段(第1入力手段)、1a入力手段(第2入力手段)、2
    視線設定手段(第1視線設定手段)、2a視線設定手段(第2視線設定手段)、3 視線情報(第1視線情報)、4 制御手段(第1制御手段)、5 空間情報(第1空間情報)、5a 空間情報(第2空間情報)、
    6,36 仮想空間表示手段(第1仮想空間表示手段)、6a,36a 仮想空間表示手段(第2仮想空間表示手段)、7 出力手段(第1出力手段)、7a 出力手段(第2出力手段)、8 視線情報(第2視線情報)、9アバタ情報(第1アバタ情報)、9a アバタ情報(第2アバタ情報)、10第1装置、11 第2装置、24 制御手段(第2制御手段)。

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