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Electronic mail transmitter and its relevant device

阅读:30发布:2021-03-21

专利汇可以提供Electronic mail transmitter and its relevant device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To eliminate the need for building in a specific symbol string such as face characters in order to improve the working efficiency of mail production and also to ensure the smooth synchronous operations when the operations are carried out to enrich the feeling expression via a robot mode, etc., and synchronously with the voice output of an electronic mail text.
SOLUTION: In an electronic mail transmitter 1, an operation category imparting part 13 gives the operation categories to the character strings sent from a mail text storing part 12 for generating an operation category set associated with positions included in an electronic mail text of character strings and sends the electronic mail text having the attached operation category to a network 3 via a transmitting part 14. In an electronic mail receiver 2, an operation control data generation part 24 generates the operation control data to decide the voice output timing of character strings and the operation timing of a robot mode based on the electronic mail text and the operation category set. Then a control part 34 performs the synchronous control between a voice output part 26 and a feeling expression operation part 27 based on the operation control data.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Electronic mail transmitter and its relevant device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電子メールの本文中の任意の文字列に動作カテゴリを対応付け、前記電子メールの本文における前記文字列の位置と前記文字列に対応付けられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットを生成する動作カテゴリ付与手段と、前記電子メールの本文に前記動作カテゴリセットを添付し電子メールとして送信する送信手段とを備えていることを特徴とする電子メール送信装置。
  • 【請求項2】 前記動作カテゴリ付与手段は、前記動作カテゴリを入力するための動作カテゴリ入力手段を備えたものとして構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電子メール送信装置。
  • 【請求項3】 前記動作カテゴリ付与手段は、前記文字列に基づいて前記動作カテゴリを自動的に生成する動作カテゴリ生成手段を備えたものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子メール送信装置。
  • 【請求項4】 前記動作カテゴリ付与手段は、さらに、
    前記動作カテゴリ生成手段によって自動生成された動作カテゴリを提示する動作カテゴリ提示手段と、提示された動作カテゴリの修正を行う動作カテゴリ修正手段とを備えたものとして構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子メール送信装置。
  • 【請求項5】 前記電子メールの本文をユーザが入力するためのメール本文入力手段と、入力された電子メールの本文を格納するメール本文格納手段とを備え、前記動作カテゴリ付与手段および送信手段はそれぞれ前記メール本文格納手段から前記電子メールの本文を読み出すように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電子メール送信装置。
  • 【請求項6】 前記文字列が記号、文字、単語、文節、
    文のうちから任意に選択された1つまたは複数のものである請求項1から請求項5までのいずれかに記載の電子メール送信装置。
  • 【請求項7】 電子メールの受信手段と、受信した電子メールの本文を音声データに変換する音声合成手段と、
    前記音声データを出力する音声出力手段と、感情表現のための動作を行わせる感情表現動作手段と、前記感情表現動作手段を駆動する駆動手段と、前記受信手段により受信した電子メールの本文と前記電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに基づいて動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、前記動作制御データに基づいて前記音声出力手段と前記駆動手段を同期的に制御する制御手段とを備えていることを特徴とする電子メール受信装置。
  • 【請求項8】 前記動作制御データ生成手段は、動作カテゴリ毎に前記駆動手段の動作を規定する少なくとも1
    種類以上の駆動部制御データを格納する駆動部制御データ格納手段と、前記受信した電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに含まれている動作カテゴリに基づいて前記駆動部制御データ格納手段を検索し、
    前記動作カテゴリに対応する駆動部制御データを一つだけ選択する駆動部制御データ選択手段を備えたものとして構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項9】 前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記駆動部制御データ格納手段に格納されている各駆動部制御データが前記駆動部制御データ選択手段によって選択された回数を示す動作選択回数を格納する動作選択回数格納手段を備え、前記駆動部制御データ選択手段は、前記動作選択回数と前記動作カテゴリに基づいて前記駆動部制御データ格納手段を検索し、前記動作カテゴリに対応する駆動部制御データを一つだけ選択することを特徴とする請求項8に記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項10】 前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを追加・更新する駆動部制御データ更新手段を備えたものとして構成されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項11】 前記動作制御データ生成手段は、さらに、ネットワークを介して前記駆動部制御データを受信する駆動部制御データ受信手段を備え、前記駆動部制御データ更新手段は、前記駆動部制御データ受信手段から受信した駆動部制御データを用いて前記駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを追加・
    更新するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項12】 前記音声合成手段は、前記音声出力手段によって前記電子メールの本文の各文字列が音声出力されるタイミングを表す音声出力タイミングデータを出力し、前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記受信した電子メールの本文と前記電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに基づいて、前記駆動部制御データ選択手段から出力された駆動部制御データと前記音声出力タイミングデータを合成して前記動作制御データを出力する動作制御データ合成手段を備えていることを特徴とする請求項8から請求項11までのいずれかに記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項13】 前記動作制御データは、前記電子メールの本文および、前記電子メールの本文中の文字列の位置とこの文字列に対応付けられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットに基づいて、前記文字列に基づく音声データの出力のタイミングと前記感情表現動作手段の動作のタイミングとを対応付ける状態に生成されたものである請求項7から請求項12までのいずれかに記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項14】 前記文字列が記号、文字、単語、文節、文のうちから任意に選択された1つまたは複数のものである請求項12または請求項13に記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項15】 前記動作制御データはロボット様体の動作制御にかかわるものであり、前記感情表現動作手段がロボット様体に構成されていることを特徴とする請求項7から請求項14までのいずれかに記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項16】 前記音声合成手段は備えておらず、前記音声出力手段に代えて、前記受信手段が受信した電子メールの本文を表示する文字表示手段を備えていることを特徴とする請求項7から請求項15までのいずれかに記載の電子メール受信装置。
  • 【請求項17】 前記請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電子メール送信装置と、前記請求項7から請求項16までのいずれかに記載の電子メール受信装置とがネットワークを介して接続されていることを特徴とする電子メール送受信システム。
  • 【請求項18】 前記請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電子メール送信装置の機能と、前記請求項7から請求項16までのいずれかに記載の電子メール受信装置の機能とを併せ有するものとして構成されていることを特徴とする電子メール送受信装置。
  • 【請求項19】 前記電子メールに代えて、ネットワークを介することなく、文字メッセージを送信するものであって、「電子メール」を「文字メッセージ」に置き換えて記述したものとして構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のメッセージ送信装置。
  • 【請求項20】 文字メッセージの入力手段と、入力した文字メッセージを音声データに変換する音声合成手段と、前記音声データを出力する音声出力手段と、感情表現のための動作を行わせる感情表現動作手段と、前記感情表現動作手段を駆動する駆動手段と、前記入力手段により入力した文字メッセージと前記文字メッセージに添付されている動作カテゴリセットから動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、前記動作制御データに基づいて前記音声出力手段と前記駆動手段を同期的に制御する制御手段とを備えていることを特徴とするメッセージ表現装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介して電子メールを送信するための電子メール送信装置、
    およびそれに関連する装置に記録されている文字メッセージを音声出または文字表示にて表現するメッセージ表現装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来の電子メール受信装置としては、受信した電子メールの本文を音声合成して音声データに変換した後、スピーカから音声出力することによって、電子メールを音声で読み上げる機能を備えたものがある。

    【0003】一方、最近の電子メールには、文章では表現しにくい送信者の感情を伝えるために、文章中に例えば、万歳を意味する \("o")/ 等の顔文字(フェイスマーク)と呼ばれる記号列が組み込まれているものがある。 このような電子メールを音声で読み上げる場合、顔文字等の記号列をそのまま音声で読み上げても、ユーザはその意味を理解することができない。 よって、通常、このような記号列は、音声読み上げの際に読み飛ばされるように処理される。 したがって、このような電子メールを音声で読み上げる場合には、せっかく顔文字等の記号列によって表現されていた送信者の感情を受信者に正しく伝えることができなかった。

    【0004】そこで、例えば動物型ロボットを使用し、
    電子メールに含まれる顔文字等の特定の記号列に基づいてロボットの手足等を動作させることにより、受信者に送信者の感情を伝える電子メール受信装置が、特開平1
    1−327872号公報「電子メール提示方法及び電子メール端末及び電子メール提示プログラムを格納した記憶媒体」に示されている。

    【0005】図7はこの公報と同様の考え方の従来の電子メール受信装置の構成図を示すものである。 図7において、符号の71は受信部であり、ネットワークを介して電子メールを受信するものである。 72はメール本文解析部であり、受信した電子メールの本文を解析することにより、電子メールの本文に含まれる顔文字等の特定の記号列にロボットの動作を対応付けるものである。 このメール本文解析部72は具体的には、電子メールの本文に含まれている各文字列が顔文字等の特定の記号列であるかどうか照合し、ある文字列が特定の記号列である場合には、その記号列に対応するロボットの動作の種類を決定し、その動作の発生タイミングを計算するものとして構成されている。 73は読み上げ部であり、メール本文解析部72で求めた動作発生タイミングに基づいて受信した電子メールの本文を音声で読み上げるものである。 74は駆動部であり、メール本文解析部72から得られた動作発生タイミングに基づいて動物型ロボットの形状をした電子メール受信装置の可動部75(手や足等)を動作させるものである。 76は制御部であり、読み上げ部73、駆動部74の動作を制御するものである。

    【0006】以上のように構成された従来の電子メール受信装置について、以下にその動作を説明する。

    【0007】受信部71は、ネットワークを介して電子メールを受信する。 メール本文解析部72は、受信部7
    1より受信した電子メールの本文を解析し、電子メールの本文に含まれる顔文字等の特定の記号列によって動作発生のタイミングを計算し、制御部76に出力する。 制御部76は、メール本文解析部72から得られた動作発生タイミングに基づいて、読み上げ部73、駆動部74
    を制御する制御信号を出力する。 読み上げ部73は、制御部76からの制御信号に応じて電子メールの本文の読み上げを行う。 同時に、駆動部74も、制御部76からの制御信号に応じて、電子メール受信装置すなわちロボットの可動部75を動作させる。

    【0008】例えば、電子メールの本文の中に 〜なんです。 \("o")/ という記述が含まれている場合には、メール本文解析手段72は記号列 \ ( " o " ) / を解析し、「〜なんです。」を読み上げ部73が読み終えた後、数秒後にロボットが両手(可動部75)を上げる動作を生成する。 さらに、読み上げ部73が「〜なんです。」を読み終えるタイミングを計算し、その時刻にロボットが両手を上げる動作を行うように、読み上げ部73と駆動部74の動作を制御するタイムテーブルを制御部76に出力する。 制御部76は、タイムテーブルに従って、読み上げ部73が「〜なんです。」を読み終えた後、数秒後に駆動部74がロボットの両手を上げるように、読み上げ部73と駆動部74を制御する。

    【0009】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような構成では、メール本文解析部72において、受信した電子メールの本文に含まれる文字列が、ロボットの動作に対応付けられている特定の記号列であるかどうかを常に照合する必要があるので、メール本文を解析するために多くの処理時間が必要であった。

    【0010】一方、送信者の多様な感情を表現するためには、ロボットの動作の種類を多くする必要があるが、
    従来技術では、それに伴って特定の記号列の種類を多くしなければならない。 しかし、ロボットの動作の種類を多くすると、照合すべき特定の記号列の種類も多くなるので、受信した電子メールの本文を解析するためにさらに多くの処理時間が必要となり、リアルタイムに処理ができないという問題があった。

    【0011】また、従来技術では、電子メールの本文に含まれる特定の記号列にしかロボットの可動部は反応しない。 つまり、メールの送信者が意図した通りに受信側のロボットの可動部を動作させるためには、送信者が電子メールの本文の中に顔文字等の特定の記号列を組み込む必要があり、普段、このような記号列を使い慣れていないユーザにとっては、このような電子メールを作成し難いという問題もあった。

    【0012】本発明は上記した課題の解決を図るべく創作したものであって、感情表現を豊かにするための動作の情報を本文とともに送信するように構成された電子メール送信装置において、その電子メールの本文の作成に際して、馴染みが薄くて分かりにくい顔文字等の特定の記号列を組み込む必要性をなくし、顔文字等の特定の記号列を使い慣れていないユーザでも、受信側のロボット様体などの感情表現動作手段を動作させるための電子メールの作成作業を効率良く行うことができる電子メール送信装置を提供することを目的としている。

    【0013】また、本発明は、受信した電子メールを音声で読み上げると同時に電子メールの内容に応じてロボット様体などの感情表現動作手段を動作させることにより電子メールの内容を感情表現豊かに提示する電子メール受信装置において、従来技術の場合のような時間のかかる受信文字列中の特定の記号列の有無の常時的な照合を不要となし、音声出力に同期しての感情表現動作手段を所期通りに迅速に駆動して、豊かな感情表現を伴ったメッセージの伝達をスムーズに行うことができる電子メール受信装置を提供することを目的としている。

    【0014】

    【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来の技術の課題を解決するために、顔文字等の特定の記号列を利用してメッセージを伝えるということから脱却し、
    電子メールの本文に含まれている文字列に動作カテゴリセットを添付するという新たな手法を提案する。 そのような文字列に動作カテゴリセットを添付した形態で電子メールをやりとりするものとして、電子メール送信装置や電子メール受信装置を構成する。

    【0015】動作カテゴリセットは、メッセージ伝達専用の電子メールの本文とは起源を異にするものとして予め構築されるものである。 従来の技術で利用していた顔文字等の特定の記号列は、メッセージ伝達のための文字や記号の集合に予め含まれているものであり、電子メールの本文と特定の記号列とは起源を同じくするものである。 動作カテゴリセットは、メッセージではなく、あくまで、ロボット様体などの感情表現動作手段の制御を司る専用のデータである。 そのデータ構造は、電子メールの本文のデータ構造とは明らかに異なるものである。 ここのところが本発明と従来の技術との根本的な違いである。

    【0016】したがって、本発明における受信側の電子メール受信装置としては、従来の技術の場合のように電子メールの本文に含まれている文字列がロボット様体などの感情表現動作手段の動作に対応付けられている顔文字等の特定の記号列であるのかどうかの照合を常時的に行う必要性はなく、電子メールの本文に添付されているところの制御を司る専用のデータである動作カテゴリセットをもって感情表現動作手段を制御すればよい。

    【0017】送信側の電子メール送信装置においては、
    複数の記号の組み合わせである顔文字等の特定記号列の面倒な入力の操作については、これを不要化する。

    【0018】本発明にかかわる送信側の電子メール送信装置は、動作カテゴリ付与手段を設けて電子メール本文中の任意の文字列(感情表現を豊かにしたい部分の文字列)に対して動作カテゴリを対応付け、この文字列の電子メール本文中の位置と動作カテゴリとの組み合わせを動作カテゴリセットとなす。

    【0019】この動作カテゴリセットなるものは、例えば、電子メール本文中における「うれしいです」という文字列の位置と『喜び』という動作カテゴリとの組み合わせや、「残念です」という文字列の位置と『悲しみ』
    という動作カテゴリとの組み合わせや、「こんにちは」
    という文字列の位置と『昼の挨拶』という動作カテゴリとの組み合わせや、「さようなら」という文字列の位置と『別れの挨拶』という動作カテゴリとの組み合わせなどである。

    【0020】あるいは、例えば、電子メール本文中における「ごめんなさい」という文字列の位置と『頭・下げる』という動作カテゴリとの組み合わせや、「はらがたちます」という文字列の位置と『目・つり上げ』という動作カテゴリとの組み合わせや、「おどろきました」という文字列の位置と『目・開閉・口・開』という動作カテゴリとの組み合わせである。

    【0021】そして、送信手段においては電子メールの本文に前記動作カテゴリセットを添付し電子メールとして送信させる。

    【0022】このように生成される動作カテゴリセットは、そのコード形態において、上記のように、メッセージ伝達専用の電子メールの本文とは基本的に起源を異にしており、感情表現動作手段の動作の制御を司る専用の、電子メールの本文とは独立した状態のデータとなっている。

    【0023】さらに、送信側の電子メール送信装置において生成される前記の動作カテゴリは、上記例のように、『喜び』,『悲しみ』,『挨拶』,『別れ』や『頭・下げる』,『目・つり上げ』,『目・開閉・口・開』
    等々のように、従来の技術の場合の顔文字、 \("o")/ に比べて、非常に直截な記述(表現)となっている。 つまり、誰にでも直ちに理解できる常識レベルの記述となっている。 さらにいうと、顔文字の \("o")/ は、文字・記号の組み合わせとして、 \ ( " o " ) / の7つの記号を羅列したものであるが、このような特定の記号列がどのような感情表現に対応しているのかについては、一般の了解が周知していないという事情がある。

    【0024】それに対して、『喜び』,『頭・下げる』
    などは、通常の知識を有する人であれば、誰でもダイレクトにその意味を認識することができるものである。 したがって、電子メール送信装置において、動作カテゴリの作成は非常に理解しやすいものになっている。

    【0025】また、本発明の場合のような直截な記述では、その種類数として膨大なものが歴史的にすでに蓄積されている。 日本人なら日本人共通の言語体系の中で広く知られたものとして構築され、その知識が広く広まっている。 顔文字などの認知度はきわめて低いものであり、これに比べて、上記の直截な記述は、その認知度がきわめて高いものとなっている。 感情表現の種類数の増加に応じて、顔文字等の特定の記号列を新たに作成することはなかなか面倒であるし、しかもそれを周知させるにはかなりの時間がかかってしまう。 直截な記述による動作カテゴリ方式の場合には、そのような問題は薄く、
    非常に多くの種類の感情表現にきわめて容易に対応することができる。 常識レベルでの対応であるので、周知には多くの時間を要しない。

    【0026】このように、本発明の電子メール送信装置においては、電子メールを作成する際に、本文そのものに、顔文字等の特定の記号列を組み込む必要性がない。
    よって、電子メールの本文の作成作業そのものを迅速・
    容易化することができる。

    【0027】受信側の電子メール装置装置においては、
    電子メールの受信において、電子メールの本文とともにそれに添付されている動作カテゴリセットを受信する。

    【0028】また、本発明にかかわる受信側の電子メール受信装置は、動作制御データ生成手段を設けて、受信した前記電子メールの本文と前記動作カテゴリセットに基づいて動作制御データを生成させる。 動作制御データとは、感情表現動作手段における動作部分の動作を文字列の音声出力と同期してダイレクトに制御するコードである。 その形態としては、例えば、「すみません」の文字列に組み合わせた動作カテゴリが『謝罪』であるときには、感情表現動作手段としてのロボット様体の頭部に対する制御コードとして下向かせ動作の動作部分指定
    動作形態の制御コードをもち、また、文字列と動作との同期制御として、文字列の「すみません」の音声出力の開始/終了タイミングに同期させての頭部下向かせ動作の開始/終了タイミングを定めたタイミング管理の制御コードをもつ。 一般的には、感情表現動作手段におけるどの部分を制御対象として指定するかの制御コード、その動作部分をどのように動作させるかの制御コード、その動作部分のそのような動作を、対応する文字列の音声出力のタイミングとどのように同期させるかの制御コードをもっておればよい。

    【0029】動作制御データを生成するためには、音声出力と同期して感情表現動作手段の動作部分を動作させる文字列の電子メール本文中での位置が必要である。 本発明においては、受信した動作カテゴリセットに予め前記文字列の位置が含まれているので、従来の技術の場合のように、電子メールの本文中に含まれる文字列の中に感情表現動作手段に動作を行わせるための特定記号列があるかどうかを常時的に照合する必要はない。 したがって、感情表現動作手段を所期通りに迅速に駆動制御することができ、豊かな感情表現を伴ったメッセージの伝達をスムーズに行うことができる。

    【0030】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を総括的に説明する。

    【0031】本願第1の発明の電子メール送信装置は、
    電子メールの本文中の任意の文字列に動作カテゴリを対応付け、前記電子メールの本文における前記文字列の位置と前記文字列に対応付けられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットを生成する動作カテゴリ付与手段と、前記電子メールの本文に前記動作カテゴリセットを添付し電子メールとして送信する送信手段とを備えていることを特徴としている。

    【0032】この第1の発明の構成は、上記の〔課題を解決するための手段〕の項における電子メール送信装置の説明を別の表現形態で記述したものに相当し、それによる作用については、同じく上記の〔課題を解決するための手段〕の項で説明したのと実質的に同様のものとなる。 すなわち、感情表現を豊かにしたい部分の文字列に動作カテゴリを対応付けて生成される動作カテゴリセットは、メッセージを伝える電子メールの本文に添付されるものである。 この動作カテゴリセットは電子メール本文での文字列とは体系を異にする別個の独立した制御専用のデータで構成することが可能である。 したがって、
    文字列に対応付ける動作カテゴリとしては、文字列が属している文字・記号の集合とは起源を異にする直截で分かりやすいものの採用が可能である。 認知度が比較的に高く、新しく作るものも周知が容易である。 結果として、電子メールの本文の作成において、分かりにくい顔文字等の特定の記号列を組み込む必要性がなく、顔文字等の特定の記号列を使い慣れていないユーザでも、受信側のロボット様体などの感情表現動作手段を動作させることができる電子メールを簡単に作成することができ、
    電子メールの作成作業の効率化を促すことが可能となる。

    【0033】また、前記動作カテゴリ付与手段は、電子メールの本文中における文字列の位置とこの文字列に対応付けられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットを生成する。 よって、受信側において、動作制御データを生成する際、従来の技術では、電子メールの本文に含まれている文字列が顔文字等の特定の記号列であるかどうかを照合し、その照合の結果、抽出した特定の記号列を解釈して、タイミングを計算した上で、動作制御データを生成する必要があった。 しかし、この第1の発明は、あらかじめ送信側の電子メール送信装置において、
    動作制御データの元になる動作カテゴリセットに、感情表現動作手段を動作させる文字列の電子メール本文中の位置が含まれているので、動作制御データを生成する際に特定の文字列の照合処理を行う必要がない。 したがって、受信側の電子メール受信装置での処理上の負担の軽減を図ることが可能である。

    【0034】本願第2の発明の電子メール送信装置は、
    上記の第1の発明において、前記動作カテゴリ付与手段は、前記動作カテゴリを入力するための動作カテゴリ入力手段を備えたものとして構成されているというものである。

    【0035】本願第3の発明の電子メール送信装置は、
    上記の第1の発明において、前記動作カテゴリ付与手段は、前記文字列に基づいて前記動作カテゴリを自動的に生成する動作カテゴリ生成手段を備えたものとして構成されているというものである。

    【0036】第2の発明は、ユーザによるマニュアル操作によって動作カテゴリを入力することを記述している。 第3の発明は、動作カテゴリの生成をオートマチックに行うことを記述している。 後者の第3の発明によると、感情表現を豊かにしたい部分の文字列に対し、対応付けるべき適切な動作カテゴリを、その文字列に基づいて自動的に生成するので、マニュアル入力の場合に比べて、ユーザにかける負担を軽減することが可能となる。
    ただし、第2の発明のように、ユーザによるマニュアル操作での動作カテゴリ入力でも、本発明の基本的作用・
    効果は達成されるのである。

    【0037】本願第4の発明の電子メール送信装置は、
    上記の動作カテゴリをオートマチックに生成する第3の発明において、前記動作カテゴリ付与手段は、さらに、
    前記動作カテゴリ生成手段によって自動生成された動作カテゴリを提示する動作カテゴリ提示手段と、提示された動作カテゴリの修正を行う動作カテゴリ修正手段とを備えたものとして構成されているというものである。

    【0038】この第4の発明による作用は次のとおりである。 感情表現を豊かにしたい部分の文字列に対して、
    その文字列に基づいて動作カテゴリを生成することは、
    自動生成であるから、ときとして、ユーザが意図している感情表現とは異なるものとなってしまう。 したがって、何らのチェックもせずに、自動生成した動作カテゴリに基づいての動作カテゴリセットをそのまま送信すると、受信側のロボット様体などの感情表現動作手段で行われる動作が、送信者の意図とは異なる表現となってしまう。 そこで、送信する前に、自動生成された動作カテゴリをユーザに提示し、チェックを受けさせるようにし、もし、ユーザの意図した動作カテゴリでないときには、その修正(削除、追加、変更など)を許容することとしたものである。 これにより、感情表現を伴う電子メールの作成を、ユーザが意図している感情表現に的確に合わせた状態で行うことが可能となる。

    【0039】本願第5の発明の電子メール送信装置は、
    上記の第1〜第4の発明において、前記電子メールの本文をユーザが入力するためのメール本文入力手段と、入力された電子メールの本文を格納するメール本文格納手段とを備え、前記動作カテゴリ付与手段および送信手段はそれぞれ前記メール本文格納手段から前記電子メールの本文を読み出すように構成されているというものである。

    【0040】この第5の発明は、送信すべき電子メールの本文の起源について記述している。 当該の電子メール送信装置自体において電子メールの本文の作成を可能としてある。 電子メールの作成機能を有しているときは、
    その利便性を享受することができる。 なお、この第5の発明以外の発明においては、必ずしも電子メール作成機能をもっている必要性はないということである。

    【0041】本願第6の発明の電子メール送信装置は、
    上記の第1〜第5の発明において、前記文字列が記号、
    文字、単語、文節、文のうちから任意に選択された1つまたは複数のものとなっているというものである。 文字、単語についてはすでに例示したが、記号については、例えば「!」(エクスクラメーションマーク)や「?」(クエスチョンマーク)などに対応付けて感情表現を行う場合のことである。 高度の機能をもたせれば、
    文節単位や文単位で動作カテゴリを対応付けることも可能である。

    【0042】本願第7から第16までの発明は、電子メール受信装置についてのものである。

    【0043】本願第7の発明の電子メール受信装置は、
    電子メールの受信手段と、受信した電子メールの本文を音声データに変換する音声合成手段と、前記音声データを出力する音声出力手段と、感情表現のための動作を行わせる感情表現動作手段と、前記感情表現動作手段を駆動する駆動手段と、前記受信手段により受信した電子メールの本文と前記電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに基づいて動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、前記動作制御データに基づいて前記音声出力手段と前記駆動手段を同期的に制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。

    【0044】この第7の発明による作用は次のとおりである。 受信手段が受信した電子メールの本文に動作カテゴリセットが添付されているときは、動作制御データ生成手段が電子メール本文と動作カテゴリセットから動作制御データを生成する。 制御手段は、動作制御データに基づいて音声出力手段と駆動手段とを同期させて制御し、音声出力手段から出力される電子メールの本文の音声の出力において、感情表現を豊かにしたい部分の文字列が出力されるタイミングに合わせて、駆動手段を介して、感情表現動作手段をして、その文字列に対応付けられた感情表現の動作を行わせる。 したがって、送信者が受信者に伝えたいとするメッセージのある文字列の音声出力にタイミングを合わせる状態で、その文字列に付随させたいとする感情表現を良好かつ迅速に行わせることができる。

    【0045】また、動作カテゴリセットには、感情表現動作手段の動作の制御およびこれに同期しての音声出力手段の動作の制御を行わせる文字列に対応付けられた動作カテゴリ以外に、その文字列の電子メール本文中の位置が含まれているので、動作制御データを生成する際、
    従来の技術の場合のような時間のかかる受信文字列中の特定の記号列の有無の常時的な照合処理は不要である。
    したがって、音声出力に同期しての感情表現動作手段を所期通りに迅速に駆動制御することができ、文章だけでは伝わりにくい電子メールにあって、豊かな感情表現を伴ったメッセージの伝達をスムーズに行うことができる。

    【0046】本願第8の発明の電子メール受信装置は、
    上記の第7の発明において、前記動作制御データ生成手段は、前記動作カテゴリ毎に前記駆動手段の動作を規定する少なくとも1種類以上の駆動部制御データを格納する駆動部制御データ格納手段と、前記受信した電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに含まれている動作カテゴリに基づいて前記駆動部制御データ格納手段を検索し、前記動作カテゴリに対応する駆動部制御データを一つだけ選択する駆動部制御データ選択手段を備えたものとして構成されているというものである。

    【0047】この第8の発明による作用は次のとおりである。 駆動部制御データ選択手段は、動作カテゴリセットに含まれている動作カテゴリに対し、駆動部制御データ格納手段を検索し、各動作カテゴリ毎に複数種類格納されている駆動部制御データの中から一つの駆動部制御データを選択し出力する。 制御手段は、この選択された駆動部制御データに基づいて、感情表現動作手段を動作させる。 したがって、この第8の発明では、ある動作カテゴリに対して、感情表現動作手段に、常に同一の動作ではなく、選択的に複数種類の動作を行わせることができる。 つまり、感情表現動作手段に、画一的ではない、
    変化のある動作を行わせることができるので、ユーザに電子メールのメッセージを多種多様な感情表現で伝達することができる。

    【0048】本願第9の発明の電子メール受信装置は、
    上記の第8の発明において、前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記駆動部制御データ格納手段に格納されている各駆動部制御データが前記駆動部制御データ選択手段によって選択された回数を示す動作選択回数を格納する動作選択回数格納手段を備え、前記駆動部制御データ選択手段は、前記動作選択回数と前記動作カテゴリに基づいて前記駆動部制御データ格納手段を検索し、前記動作カテゴリに対応する駆動部制御データを一つだけ選択するように構成されているというものである。

    【0049】この第9の発明は、駆動部制御データ選択手段が、ある動作カテゴリに対し、複数種類の駆動部制御データの中から一つの駆動部制御データを選択する際に、動作選択回数格納手段からこれまでに各駆動部制御データが選択された回数を読み出し、この動作選択回数に基づいて駆動部制御データを選択するということを記述している。 選択された動作カテゴリについては、その動作選択回数をインクリメントする。 つまり、この第9
    の発明では、感情表現動作手段に、これまでに感情表現動作手段が行った動作を反映した動作を行わせることができる。 したがって、感情表現動作手段に、画一的ではない、より変化のある動作を行わせることができるので、ユーザに電子メールのメッセージを多種多様な感情表現で伝達することができる。

    【0050】なお、前記の動作選択回数に基づいた駆動部制御データの選択については、原則として、複数種類ある駆動部制御データの動作選択回数が平均的にほぼ同数となることを前提条件としてランダムに選択するものとする。 ただし、駆動部制御データの種類に応じて被選択確率に重み付けを行ってもよい。 あるいは、無条件にランダムに選択するのでもよいし、逆に、所定の順番に従ってサイクリックに選択するのでもよい。

    【0051】本願第10の発明の電子メール受信装置は、上記の第8・第9の発明において、前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを追加・更新する駆動部制御データ更新手段を備えたものとして構成されているというものである。

    【0052】この第10の発明による作用は次のとおりである。 駆動部制御データ格納手段は、各動作カテゴリ毎に複数種類の駆動部制御データを格納できるようになっているが、通常、駆動部制御データ格納手段の容量には限りがあるので、駆動部制御データの種類は有限である。 上記の第8、第9の発明では、メールを受信する度に、感情表現動作手段に常に異なる動作を行わせることはできるが、駆動部制御データ格納手段に格納されていない新たな動作を行わせることはできない。 よって、ユーザが本発明の電子メール受信装置を頻繁に使用すると、ユーザには感情表現動作手段の動作があまり目新しいものではなくなるので、ユーザは感情表現動作手段の動作に対し興味を失ってしまう可能性がある。 そこで、
    この第10の発明では、駆動部制御データ更新手段により、適宜、駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを追加・更新できるようにしている。
    これにより、ユーザが感情表現動作手段の動作に対して飽きが来ないうちに、感情表現動作手段に新たな動作を行わせることができるので、感情表現動作手段の動作に対するユーザの興味を維持することができる。 したがって、ユーザに電子メールのメッセージを常に、感情表現豊かに伝達することができる。

    【0053】本願第11の発明の電子メール受信装置は、上記の第10の発明において、前記動作制御データ生成手段は、さらに、ネットワークを介して前記駆動部制御データを受信する駆動部制御データ受信手段を備え、前記駆動部制御データ更新手段は、前記駆動部制御データ受信手段から受信した駆動部制御データを用いて前記駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを追加・更新するように構成されているというものである。

    【0054】この第11の発明は、ネットワークを介して駆動部制御データ受信手段が受信した駆動部制御データを用いて、駆動部制御データ更新手段が駆動部制御データ格納部に格納されている駆動部制御データを追加・
    更新するということを記述している。 つまり、この第1
    1の発明によると、ネットワーク上のサーバーに格納されている駆動部制御データをダウンロードすることにより、駆動部制御データ格納手段に格納されている駆動部制御データを自動的に追加・更新することができる。 したがって、ユーザは、磁気ディスク、光磁気ディスク、
    光ディスクや半導体メモリ等の可搬性のある記憶媒体を用いて、自分で動作制御データを追加・更新する必要がないので、ユーザにかける負担を軽減することが可能である。

    【0055】本願第12の発明の電子メール受信装置は、上記の第8〜第11の発明において、前記音声合成手段は、前記音声出力手段によって前記電子メール本文の各文字列が音声出力されるタイミングを表す音声出力タイミングデータを出力し、前記動作制御データ生成手段は、さらに、前記受信した電子メールの本文と前記電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに基づいて、前記駆動部制御データ選択手段から出力された駆動部制御データと前記音声出力タイミングデータを合成して前記動作制御データを出力する動作制御データ合成手段を備えたものとして構成されているというものである。

    【0056】この第12の発明は、動作制御データは、
    駆動部制御データと音声出力タイミングデータを合成することによって生成されるということを記述している。

    【0057】本願第13の発明の電子メール受信装置は、上記の第7〜第12の発明において、前記動作制御データ生成手段から生成される動作制御データは、前記電子メールの本文および前記電子メールの本文中の文字列の位置とこの文字列に対応付けられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットに基づいて、前記文字列に基づく音声データの出力のタイミングと前記感情表現動作手段の動作のタイミングとを対応付ける状態に生成されたものとなっているというものである。 これは、動作制御データの形態をより具体的レベルで記述したものである。

    【0058】この第13の発明によると、感情表現を豊かにしたい部分の文字列の音声出力に的確に同期してタイミング良く感情表現動作手段を動かして、その出力されている音声が伝えようとするメッセージの情感を豊かなものとして表現することができる。

    【0059】本願第14の発明の電子メール受信装置は、上記の第12・第13の発明において、前記文字列が記号、文字、単語、文節、文のうちから任意に選択された1つまたは複数のものとなっているというものである。 これは、上記電子メール送信装置についての第6の発明に対応している。

    【0060】本願第15の発明の電子メール受信装置は、上記の第7〜第14の発明において、前記動作制御データがロボット様体の動作制御にかかわるものであり、前記感情表現動作手段がロボット様体に構成されているというものである。 すなわち、動作制御データが使用に供される対象としての受信側の感情表現動作手段として、ロボット様体を特定している。 送信者のメッセージを感情表現豊かに相手側に伝えるときの動作を表現する媒体としての感情表現動作手段としては、ロボット様体やアニメーションやMPEG‐4などでいうオブジェクト合成画像など音声表現以外のものであれば何であってもよいのであるが、ここでは、感情表現動作手段として、感情表現が非常に豊かなロボット様体を特定している。

    【0061】もっとも、ロボット様体としては、人間型ロボット様体、人形型ロボット様体、動物型ロボット様体、植物型ロボット様体などの一般的なロボット様体のほか、楽器とか自動車など任意の形態の物体型ロボット様体でもよい。

    【0062】本願第16の発明の電子メール受信装置は、上記の第7〜第15の発明において、前記音声合成手段は備えておらず、前記音声出力手段に代えて、前記受信手段が受信した電子メールの本文を表示する文字表示手段を備えているというものである。

    【0063】この第16の発明による作用は次のとおりである。 メッセージを再現するのに、必ずしも音声で出力することに限る必要性はなく、メッセージを電子メール本来の文字として文字表示手段において表示するのでもよい。 この場合に、前記の制御手段は、感情表現動作手段の駆動手段と文字表示手段を同期的に制御することとなる。 文字表示でのメッセージ伝達は、音声出力でのメッセージ伝達よりも感情が伝わりにくい要素があるが、それでも、ロボット様体などの感情表現動作手段の支援があるので、受信者に表示文字を読ませるモードでも、かなり豊かな感情表現を伴うメッセージ伝達が可能となる。

    【0064】なお、音声合成手段および音声出力手段を備えることに加えて文字表示手段も備えていてもよいことはいうまでもない。

    【0065】本願第17の発明は、電子メール送受信システムにかかわるものであって、上記の第1〜第6の発明の電子メール送信装置と、上記の第7〜第16の発明の電子メール受信装置とがネットワークを介して接続されていることを特徴としている。

    【0066】本願第18の発明は、電子メール送受信装置にかかわるものであって、上記の第1〜第6の発明の電子メール送信装置の機能と、上記の第7〜第16の発明の電子メール受信装置の機能とを併せ有するものとして構成されていることを特徴としている。

    【0067】本願第19の発明は、メッセージ送信装置にかかわるものであって、上記の第1〜第6の発明において、前記電子メールに代えて、ネットワークを介することなく、文字メッセージを送信するものであって、
    「電子メール」を「文字メッセージ」に置き換えて記述したものとして構成されているというものである。

    【0068】この場合の文字メッセージは、磁気ディスクや光磁気ディスクや光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体に格納されているものとし、そのような記録媒体のやりとりで、つまりネットワークを介することなく、メッセージを伝えることができ、その際に、感情表現豊かな状態でのメッセージとすることができる。

    【0069】本願第20の発明は、メッセージ表現装置にかかわるものであり、文字メッセージの入力手段と、
    入力した文字メッセージを音声データに変換する音声合成手段と、前記音声データを出力する音声出力手段と、
    感情表現のための動作を行わせる感情表現動作手段と、
    前記感情表現動作手段を駆動する駆動手段と、前記入力手段により入力した文字メッセージと前記文字メッセージに添付されている動作カテゴリセットから動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、前記動作制御データに基づいて前記音声出力手段と前記駆動手段を同期的に制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。

    【0070】この第20の発明による作用は次のとおりである。 メッセージの伝達は、必ずしもネットワークを介してだけのものではない。 スタンドアローンな情報処理装置においても、他の人に対してのメッセージ伝達を必要とすることがある。 また、他の人に対してのメッセージ伝達だけではなく、自分自身に対してのメモ的な表現とか癒し系の表現を行う場合もある。 そのような要請に良好に応えることが可能である。

    【0071】(具体的な実施の形態)以下、本発明の具体的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。

    【0072】図1は、本発明の実施の形態における電子メール送信装置および電子メール受信装置ならびに電子メール送受信システムの構成を示すブロック図である。
    また、図2は、本発明においてロボット様体として構成された電子メール受信装置の外観形状を示す。

    【0073】図1において、1は電子メール送信装置であり、送信者が作成した電子メールをネットワーク3を介して送信するものである。 2は電子メール受信装置であり、ネットワーク3を介して電子メールを受信し、受信者に電子メールを提示するものである。 また、図2に示すように、電子メール受信装置2の形状は人間型ロボット様体のものであり、このロボット様体は右手、左手、首、目、、口の6つの要素を動かすことができ、
    音声を出力できるスピーカ等を備えているものとする。
    なお、図2に示すロボット様体は形状を示す一例であり、外観上の構成は任意である。 感情表現を豊かにするためには、より多くの関節をもったメカニズムのものにすることが望ましい。 3はインターネットやイントラネット等のネットワークであり、電子メール送信装置1と電子メール受信装置2の間で電子メールの通信を行うものである。

    【0074】電子メール送信装置1において、11はメール本文入力部であり、送信者によって電子メールの本文が入力されるものである。 12はメール本文格納部であり、メール本文入力部11で入力された電子メールの本文を格納するものである。 13は動作カテゴリ付与部であり、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文に含まれる各文字列に動作カテゴリを対応付け、動作カテゴリと、その動作カテゴリが対応付けられた文字列の電子メール本文中での位置が含まれている動作カテゴリセットを出力する。 14は送信部であり、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文に、動作カテゴリ付与部13から得られた動作カテゴリセットを添付書類として添付した電子メールを、ネットワーク3を介して電子メール受信装置2に送信するものである。

    【0075】図1に示す動作カテゴリ付与部13は、ユーザによるマニュアル入力タイプとして構成されている。 図1において、符号の15は動作カテゴリ入力部であり、送信者によって、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文に含まれる各文字列に対応した動作カテゴリが入力されるものである。 16は動作カテゴリセット格納部であり、動作カテゴリ入力部15から得られる動作カテゴリセットを格納するものである。

    【0076】電子メール受信装置2において、21は受信部であり、ネットワーク3を介して、電子メール送信装置1から送信された電子メールを受信するものである。 22は電子メール格納部であり、受信部21より受信した電子メールを格納するものである。 23は動作カテゴリセット認識部であり、電子メール格納部22に到着した電子メールにロボット様体に対する動作カテゴリセットが添付されているかどうかを判断するものである。 24は動作制御データ生成部であり、電子メール格納部22に格納されている電子メールの本文と電子メール本文に添付されている動作カテゴリセットを用いてロボット様体に対する動作制御データを生成するものである。 25は音声合成部であり、電子メール格納部22に格納されている電子メールの本文を音声データに変換するものである。 26は音声出力部であり、音声合成部2
    5から得られた音声データを出力するものである。 27
    は感情表現動作部であり、図2に示すロボット様体の左手、右手、首、目、耳、口の全部で6つの可動部を備えたものである。 音声出力部26は、ロボット様体の口の部分の奥にスピーカとして搭載されている。 28〜33
    は駆動部であり、感情表現動作部27に含まれる6つの可動部をそれぞれ駆動するものである。 34は制御部であり、動作カテゴリセット認識部23が動作カテゴリセットの添付を検出したときに、動作制御データ生成部2
    4から出力された動作制御データに基づいて、音声出力部26と駆動部28〜33の動作を同期して制御するものである。

    【0077】また、動作制御データ生成部24において、35は駆動部制御データ格納部であり、動作カテゴリ毎に駆動部28〜33の動作を規定する少なくとも1
    種類以上の駆動部制御データを格納するものである。 3
    6は駆動部制御データ選択部であり、電子メール格納部22に格納されている動作カテゴリセットに含まれている動作カテゴリに基づいて駆動部制御データ格納部35
    を検索し、動作カテゴリに対応する駆動部制御データを一つだけ選択するものである。 37は動作選択回数格納部であり、駆動部制御データ格納部35に格納されている各駆動部制御データが駆動部制御データ選択部36によって選択された回数を示す動作選択回数を格納するものである。 38は動作制御データ合成部であり、電子メール格納部22に格納されている電子メールの本文と動作カテゴリセットに基づいて、駆動部制御データ選択部36から出力された駆動部制御データと音声合成部25
    から出力された音声出力タイミングデータを合成して動作制御データを生成するものである。 39は駆動部制御データ更新部であり、駆動部制御データ格納部35に格納されている駆動部制御データを追加・更新するものである。 40は駆動部制御データ受信手段であり、ネットワーク3を介して駆動部制御データを受信するものである。 41はデータ更新信号送信部であり、駆動部制御データ更新部39から出力されたデータ更新信号をネットワーク3へ送信するものである。

    【0078】以上のように構成された本実施の形態の電子メール送信装置1および電子メール受信装置2について、まず、電子メール送信装置1が、受信側のロボット様体を動作させるための電子メールを作成し、電子メール受信装置2に送信する動作について以下に説明する。

    【0079】電子メール送信装置1では、まず、送信者は、メール本文入力部11から電子メールの本文(ヘッダ情報と送信メッセージ)を入力する。 ここで、ヘッダ情報とは、図3に示すように、宛先名[To:]、メール送信元名[From:]、標題[Subject:]、カーボン・コピー[C
    c:]、ブラインド・カーボン・コピー[Bcc:]、アタッチド[Attached:]を示し、送信メッセージとは、送信者が作成した電子メールの内容を示すものとする。 図3は送信者が入力した電子メールの本文の例を示す。 送信者が入力し終えた電子メールの本文は、メール本文格納部1
    2に格納される。

    【0080】次に、送信者は、マニュアル操作により、
    動作カテゴリ入力部15から、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文に含まれている各文字列に対応した動作カテゴリを入力する。

    【0081】ここで、電子メールの本文に含まれる文字列とは、電子メールの本文を構成する記号、文字、単語、文節、文を指す。 また、動作カテゴリとは、受信側のロボット様体に行わせる動作の種類を示すものであり、例えば、喜び、悲しみ、恐怖、嫌悪、怒り、驚き等の感情や、挨拶、感謝、謝罪、依頼、同意、拒絶等を示す。

    【0082】図4に、図3に示した電子メール本文に動作カテゴリを割り付けた例を示す。 図4では、例えば、
    「こんにちは。」という文には「昼の挨拶」という動作カテゴリが付与され、「すみませんでした。」という文節には「謝罪」という動作カテゴリが付与されている。

    【0083】送信者が受信側のロボット様体に動作を行わせたい全ての文字列に対してそれぞれに動作カテゴリを入力し終えたなら、電子メール本文中の各文字列の位置とその動作カテゴリが動作カテゴリセットとして動作カテゴリセット格納部16に格納される。 図5に、図4
    に示した電子メール本文から生成された動作カテゴリセットの例を示す。

    【0084】電子メール送信装置1における送信部14
    は、まず、メール本文格納部12に格納されているメール本文に含まれているメールヘッダ情報のアタッチド[A
    ttached:]に動作カテゴリセットのファイル名を追加し、このメールヘッダ情報に基づいてメールヘッダを作成する。 作成したメールヘッダは、メール本文格納部1
    2に格納されている送信メッセージの先頭部分に付加される。 次に、メールヘッダが付加された送信メッセージに、動作カテゴリセット格納部16に格納された動作カテゴリセットを添付書類として添付し、これを送信電子メールとして、ネットワーク3を介して電子メール受信装置2に送信する。

    【0085】次に、電子メール送信装置1から送信された動作カテゴリセットが添付された電子メールを受信する電子メール受信装置2について以下に説明する。

    【0086】電子メール受信装置2では、まず、受信部21がネットワーク3を介して電子メールを受信し、電子メール格納部22に受信した電子メールを格納する。

    【0087】次に、動作カテゴリセット認識部23が、
    電子メール格納部22に格納された電子メールのメールヘッダに基づいて、受信した電子メールに動作カテゴリセットが添付されているかどうかを判断し、電子メールに動作カテゴリセットが添付されていると判断した場合には、動作制御データ生成部24と音声合成部25と制御部33に動作カテゴリセットが添付されていたことを示す認識信号を出力する。

    【0088】音声合成部25は、動作カテゴリセット認識部23から認識信号が入力されると、電子メール格納部22に格納されている電子メールから動作カテゴリセットの部分を除去して本文のみを取り出し、その電子メールの本文を音声合成することによって、電子メールの本文を音声データに変換し、音声出力部26に音声データを出力する。 また、同時に、音声出力部26において、電子メール本文に含まれる各文字が音声で読み上げられるタイミングを示す音声出力タイミングデータを動作制御データ生成部24へ出力する。

    【0089】また、動作制御データ生成部24は、動作カテゴリセット認識部23から認識信号が入力されると、電子メール格納部12に格納されている電子メール本文、電子メール本文に添付されている動作カテゴリセットおよび音声合成部25から出力された音声出力タイミングデータを用いて、ロボット様体に対する動作制御データを生成し、制御部34に出力する。

    【0090】ここで、動作制御データとは、ロボット様体の動作を制御するデータである。 具体的に説明すると、音声出力部26が音声データを出力開始/終了するタイミング(音声出力タイミングデータ)と駆動部28
    〜33が対応する左手、右手、首、目、耳、口などの可動部を駆動開始/終了するタイミング(駆動部動作制御データ)とが互いに対応された状態で記述されたタイムテーブルである。

    【0091】例えば、ロボット様体に動作を行わせる文字列と動作カテゴリが、〔「こんにちは」−「挨拶」〕
    の組み合わせである場合、ロボット様体に「こんにちは」と音声を出力させながら、動作カテゴリ「挨拶」の動作(例えば、口を動かし、右手を挙げる等)を行わせるために、動作制御データには、音声出力部26が音声データ「こんにちは」を出力開始/終了するタイミングと、それに同期して、右手と口に対応する駆動部29,
    33を駆動開始/終了するタイミングが記述されている。

    【0092】以下、動作制御データ生成部24の動作を具体的に説明する。

    【0093】駆動部制御データ選択部36は、動作カテゴリセット認識部23から認識信号が入力されると、電子メール格納部22に格納されている電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットに含まれている各動作カテゴリに対し、駆動部制御データ格納部35を検索し、対応する駆動部制御データを動作制御データ合成部38に出力する。 但し、動作カテゴリに対応する駆動部制御データが、駆動部制御データ格納部35に複数種類格納されている場合には、駆動部制御データ選択部3
    6は、動作選択回数格納部37から動作カテゴリに対応する動作選択回数を読み出し、この動作選択回数に基づいて、複数種類の駆動部制御データの中から駆動部制御データを一つだけ選択し、この駆動部制御データを動作制御データ合成部38に出力する。 また、駆動部制御データ選択部36は、選択した駆動部制御データに対応する動作選択回数を1つ増やし、この動作選択回数を動作選択回数格納部37に記憶する。 動作制御データ合成部38は、動作カテゴリセットに含まれているロボット様体を動作させる文字列の電子メール本文中での位置を用いて、駆動部制御データと音声合成部25から出力された音声出力タイミングデータを対応付けて動作制御データを生成し、制御部34へ出力する。

    【0094】以下、動作制御データ選択手段36が、動作選択回数を用いて、複数種類の駆動部制御データから一つの駆動部制御データを選択する方法を、例を挙げて説明する。

    【0095】いま、動作対象の文字列を「こんにちは。」とし、対応付けられた動作カテゴリが「昼の挨拶」とする。 また、動作カテゴリ「昼の挨拶」に対応するロボット様体の動作は、以下に示す4種類の動作が用意されているものとする。

    【0096】動作1:口を動かしながら、右手を挙げる。

    【0097】動作2:口を動かしながら、左手を挙げる。

    【0098】動作3:口を動かしながら、首を左に傾けて、右手を挙げる。

    【0099】動作4:口を動かしながら、首を右に傾けて、左手を挙げる。

    【0100】すなわち、駆動部制御データ格納部35には、動作カテゴリ「昼の挨拶」に対し、上記各動作に対応した4種類の駆動部制御データが格納されている。 また、動作選択回数記憶部37には、上記4種類の駆動部制御データの動作選択回数(これまでに各駆動部制御データが選択された回数)が以下のように格納されているものとする。

    【0101】動作1:2回 動作2:2回 動作3:1回 動作4:1回 この場合には、駆動部制御データ選択部36は、動作3
    または動作4の駆動部制御データをランダムに選択する。 動作4が選択された場合には、駆動部制御データ選択部36は動作4を示す駆動部制御データを動作制御データ合成部38に出力した後、上記動作選択回数を以下のように更新する。

    【0102】動作1:2回 動作2:2回 動作3:1回 動作4:2回 次に、動作カテゴリ「昼の挨拶」が再入力された場合には、駆動部制御データ選択部36は、動作3の駆動部制御データを選択する。 つまり、駆動部制御データ選択部36は、駆動部制御データを基本的にランダムに選択するが、その選択回数はほぼ同じようになるよう、各駆動部制御データを選択する。

    【0103】ところで、上記説明のように、動作選択回数格納部37に格納されている動作選択回数は、動作カテゴリセットが添付された電子メールを受信するたびに更新される。 駆動部制御データ更新部39は、予め定められた時間、または、新たな電子メールを受信する毎に、この各動作選択回数が予め定められた回数以上であるかどうかを検証する。 検証した結果、更新された動作選択回数が予め定められた回数以上になった場合には、
    その動作選択回数に対応する駆動部制御データを追加・
    更新することを示すデータ更新信号をデータ更新信号送信部41に出力する。 データ更新信号送信部41は、データ更新信号が入力されると、各動作カテゴリに対し新たな駆動部制御データを常に格納しているネットワーク3上のサーバー(図示せず)に、そのデータ更新信号を送信する。 サーバーは、データ更新信号を受信すると、
    データ更新信号が示す動作カテゴリに対応する新たな駆動部制御データを電子メール受信装置2に送信する。 電子メール受信装置2においては、駆動部制御データ受信部40がサーバーから送信された新たな駆動部制御データを受信する。 駆動部制御データ更新部39は、駆動部制御データ受信部40が受信した新たな駆動部制御データを駆動部制御データ格納部35に追加する、または、
    以前の駆動部制御データとの置き換えを行う。 このように、駆動部制御データ格納部35に格納されている駆動部制御データは自動的に追加・更新される。

    【0104】以上が動作制御データ生成部24の具体的な動作である。

    【0105】動作制御データ生成部24から出力された動作制御データに基づいて、制御部34は、動作カテゴリセット認識部23から認識信号が入力されると、音声出力部26と駆動部28〜33を制御する。 上述したように、動作制御データは、音声合成部25から得られた音声データを出力開始/終了するタイミングと、感情表現動作部27を構成する左手、右手、首、目、耳、口などの可動部を駆動開始/終了するタイミングとが互いに対応された状態で記述されたタイムテーブルである。 つまり、制御部34はそのタイムテーブルに従って、音声出力部26と駆動部28〜33に制御信号を出力する。

    【0106】最後に、音声出力部26は、制御部34からの制御信号に従って、音声合成部25から得られた音声データを音声に変換して出力する。 同時に、駆動部2
    8〜33も、制御部34からの制御信号に従って、対応する可動部を駆動する。 この駆動部28〜33による可動部の駆動は、音声出力部26から出力される音声の元になっている電子メールの本文のうちの動作制御データに対応する文字列についての音声出力に同期した状態で行われる。 例えば、上述の例の「こんにちは。」の場合には、音声出力部26から「こんにちは」という音声が出力されると同時に、ロボット様体の右手と口に対応する駆動部29,33が駆動される。 したがって、ロボット様体は口を動かしながら右手を挙げる動作を行い、同時に「こんにちは。」という音声が出力される。

    【0107】このように、本実施の形態によれば、電子メール送信装置1が、受信側のロボット様体に動作を行わせる文字列の電子メール本文中での位置とこの文字列に対応づけられた動作カテゴリからなる動作カテゴリセットを作成し、これを電子メールの本文に添付して送信する。 電子メール受信装置2では、動作制御データ生成部24がこの電子メールの本文と電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットからロボット様体の動作を制御するタイミング(詳しくは、音声出力部26が音声を出力開始/終了するタイミングと駆動部28〜3
    3が対応する可動部を駆動開始/終了するタイミング)
    がタイムテーブルのかたちで記述されている動作制御データを作成した後、制御部34が動作制御データに基づいて音声出力部26と駆動部28〜33の動作を制御することにより、電子メール受信装置2であるロボット様体を動作させる。

    【0108】従来技術においては、ロボット様体に動作を行わせるための顔文字等の特定の記号列が電子メール本文中にあるかどうかを常時的に照合する必要があった。 しかし、本実施の形態の電子メール受信装置2においては、受信した動作カテゴリセットにロボット様体に動作を行わせる文字列の位置が含まれているので、動作制御データ生成部24が動作制御データを生成する際に、従来技術のような照合処理は必要としない。

    【0109】その結果、本実施の形態の電子メール受信装置2は、電子メールを受信してから、従来技術よりも非常に短時間に、ロボット様体の音声出力部26や駆動部28〜33を動作させることができる。 つまり、受信した電子メールを迅速に受信者に提示することができる。 また、ロボット様体を動作させながら受信者に電子メールを提示することで、文章だけでは伝わりにくい、
    送信者の感情を受信者により明確に伝えることができる。

    【0110】さらに、本実施の形態の電子メール受信装置2では、動作制御データ生成部24において、動作カテゴリ毎に複数種類の駆動部制御データが駆動部制御データ格納部35に格納されており、駆動部制御データ選択部36は、入力された動作カテゴリに対し、これらの駆動部制御データの中から一つの駆動部制御データを選択し、動作制御データ合成部38に出力する。 動作制御データ合成部38は、動作カテゴリセットに含まれている文字列の電子メール本文中での位置に基づいて、選択された駆動部制御データと音声合成部25から出力された音声出力タイミングから動作制御データを生成し、制御部34に出力し、制御部34はこの動作制御データに基づいてロボット様体を動作させる。 したがって、本実施の形態の電子メール受信装置2では、ロボット様体に、ある動作カテゴリに対して、常に同一の動作ではなく、複数種類の動作を行わせることができる。 つまり、
    ロボット様体に画一的ではない、常に変化のある動作を行わせることができるので、受信者に電子メールのメッセージを多種多様な感情表現で伝達することができる。

    【0111】さらに、本実施の形態の電子メール受信装置2では、動作制御データ生成部24において、駆動部制御データ選択部36によって選択された駆動部制御データの選択回数が動作選択回数格納部37に格納されており、駆動部制御データ更新部39は、ある動作カテゴリの選択回数が予め定められた回数を超えると、データ更新信号を出力する。 データ更新信号送信部41は、このデータ更新信号をネットワーク3上のサーバーに送信し、駆動部制御データ受信部40は、サーバーから更新要求された動作カテゴリに対応する新たな駆動部制御データを受信する。 駆動部制御データ更新部39は、新たな駆動部制御データを用いて駆動部制御データ格納部3
    5の駆動部制御データを追加・更新する。 したがって、
    本実施の形態の電子メール受信装置2では、ある動作カテゴリに対してロボット様体が同じ動作を予め定められた回数以上行うと、ネットワーク3を介してサーバーからその動作カテゴリに対応する新たな駆動部制御データをダウンロードすることにより、自動的に駆動部制御データを追加・更新できるようにしている。 よって、ユーザがロボット様体の動作に対して飽きが来ないうちに、
    ロボット様体に新たな動作を行わせることができ、ロボット様体の動作に対し、ユーザの興味を長期間維持することができる。 すなわち、ユーザに電子メールのメッセージを常に感情表現豊かに伝達することができる。 また、駆動部制御データの更新は自動的に行われるので、
    ユーザは自分で動作制御データを更新する必要がない。
    すなわち、ユーザにかける負担を軽減することができる。

    【0112】また、本実施の形態の電子メール送信装置1では、動作カテゴリ入力部15において、送信者によって電子メールの本文に含まれている各文字列に対応した動作カテゴリが入力されると、受信側のロボット様体の動作を制御する文字列の位置とその文字列に対応付けられた動作カテゴリである動作カテゴリセットを生成する。 したがって、本実施の形態の電子メール送信装置1
    では、従来技術のように、受信側のロボット様体を動作させるために電子メール本文に顔文字等の特定の記号列を組み込む必要がない。 よって、顔文字等の特定の記号列を使い慣れていないユーザでも、受信側のロボット様体を動作させることができる電子メールを簡単に作成することができる。

    【0113】なお、上記の実施の形態の電子メール受信装置2では、動作制御データ生成部24において、駆動部制御データ選択部36が駆動部制御データ格納部35
    に格納されている複数種類の駆動部制御データを一つだけ選択する方法として、動作選択回数格納部37に格納されている各動作選択回数に基づいて駆動部制御データを選択する方法を説明したが、選択方法としては、動作選択回数を用いることなく、 (1)駆動部制御データ格納部35に格納されている複数種類の駆動部制御データをランダムに選択する (2)駆動部制御データ格納部35に格納されている複数種類の駆動部制御データを順番に選択する というような選択方法でもよい。 また、動作選択回数を用いた場合でも、ある動作カテゴリに対応する各駆動部制御データが常に同じ選択回数になるように選択するのではなく、駆動部制御データ毎に選択される回数にばらつきを持たせてもよい。 例えば、ロボット様体に複雑な動作を行わせる駆動部制御データは5回に1回だけ選択されるというようにしてもよい。

    【0114】また、上記の実施の形態の電子メール受信装置2では、動作制御データ生成部24において、駆動部制御データ更新部39は、新たな駆動部制御データをネットワーク3上のサーバーからダウンロードすることによって、駆動部制御データ格納部35に格納されている駆動部制御データを追加・更新するようにしたが、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクや半導体メモリ等の可搬性のある記憶媒体に格納されている駆動部制御データを用いて、ユーザが自分で駆動部制御データを追加・更新するようにしてもよい。

    【0115】動作カテゴリ付与部13としては、図1に示すような構成ではなく、以下に示すような構成にしてもよい。

    【0116】図6は、動作カテゴリ付与部13の別の形態の構成を具体的に示すブロック図である。 図6において、符号の61は動作カテゴリ生成部であり、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文に含まれる各文字列に対応した動作カテゴリを自動生成するものである。 62は動作カテゴリセット格納部であり、動作カテゴリセットを格納するものである。 63は動作カテゴリ提示部であり、動作カテゴリセット格納部62に格納されている動作カテゴリセットをユーザに提示するものである。 64は動作カテゴリ修正部であり、動作カテゴリ提示部63によって提示された動作カテゴリセットをユーザが修正できるものである。

    【0117】以上のように構成された図6の動作カテゴリ付与部13について、以下にその動作を説明する。

    【0118】動作カテゴリ生成部61は、メール本文格納部12に格納されている電子メールの本文を解析し、
    電子メールの本文に含まれている各文字列に動作カテゴリを自動的に対応付ける。 具体的な方法としては、まず、電子メールの本文について形態素解析を行い、電子メールの本文に含まれている全ての単語を抽出する。 動作カテゴリ生成部61には、あらかじめ、多数の単語について、個々の単語に適した動作カテゴリが対応付けられたデータベースを含むライブラリを備えている。 そして、前記の抽出された単語に基づいてライブラリを検索し、一致した単語に対して登録されている動作カテゴリを対応付ける。 なお、上記の方法では、動作カテゴリを対応付ける文字列を単語としたが、記号、文字、文節、
    文でもよい。 また、そのライブラリの登録言語(メール本文作成用および動作カテゴリ用の言語)としては、日本語に限る必要性はまったくなく、任意の言語を採用してよい。 動作カテゴリ生成部61によって生成された動作カテゴリは、対応する文字列、その文字列の電子メール本文中での位置とともに動作カテゴリセットとして、
    動作カテゴリセット格納部62に格納される。

    【0119】次に、動作カテゴリ提示部63が動作カテゴリセット格納部62に格納された動作カテゴリセットをモニター画面等に表示することによって、動作カテゴリセットを送信者に提示する。

    【0120】送信者は、動作カテゴリ提示部63に提示された動作カテゴリセットを閲覧し、電子メールに含まれている各文字列に、送信者が意図した通りの動作カテゴリが対応付けられているかどうか検証する。 もし、文字列に送信者が意図した通りの動作カテゴリが対応付けられていない場合には、動作カテゴリ修正部64によって該当する文字列に対し動作カテゴリの追加、変更、削除などの必要な修正を行う。 動作カテゴリ修正部64によって修正された動作カテゴリセットは、動作カテゴリセット格納部62に格納される。

    【0121】このように、図6の動作カテゴリ付与部1
    3によれば、動作カテゴリ生成部61が電子メールの本文に含まれる文字列に対応する動作カテゴリを自動生成するので、図1の動作カテゴリ付与部の場合とは異なり、送信者が動作カテゴリを全て入力する必要がない。
    よって、送信者は、受信側のロボット様体を動作させることができる電子メールを非常に簡単に作成することができる。

    【0122】さらに、動作カテゴリセット修正部64により、動作カテゴリ生成部61が自動生成した動作カテゴリを送信者が修正できるので、受信側のロボット様体を送信者が意図した通りに動作させることができる。

    【0123】なお、上記の実施の形態の説明では、電子メール送信装置1におけるメール本文入力部11、メール本文格納部12、動作カテゴリ付与部13、送信部1
    4、また、電子メール受信装置2における受信部21、
    電子メール格納部22、動作カテゴリセット認識部2
    3、動作制御データ生成部24、音声合成部25、音声出力部26、制御部34は専用のハードウェアにより構成したが、これに代えて、同様の機能をマイクロコンピュータ上のソフトウェアで実現してもよい。

    【0124】また、同様に、図1に示す電子メール送信装置1における動作カテゴリ付与部13を構成する動作カテゴリ入力部15、動作カテゴリセット格納部16および図6に示す動作カテゴリ生成部61、動作カテゴリセット格納部62、動作カテゴリ提示部63、動作カテゴリ修正部64も専用のハードウェアにより構成したが、これに代えて、同様の機能をマイクロコンピュータ上のソフトウェアで実現してもよい。

    【0125】また、同様に、図1に示す電子メール受信装置2における動作制御データ生成部24を構成する駆動部制御データ格納部35、駆動部制御データ選択部3
    6、動作選択回数格納部37、動作制御データ合成部3
    8、駆動部制御データ更新部39、駆動部制御データ受信部40、データ更新信号送信部41も専用のハードウェアにより構成したが、これに代えて、同様の機能をマイクロコンピュータ上のソフトウェアで実現してもよい。

    【0126】

    【発明の効果】電子メール送信装置についての本発明は、感情表現を豊かにしたい部分の文字列に動作カテゴリを対応付けて生成される動作カテゴリセットが、メッセージを伝える電子メールの本文に添付されるものであるので、この動作カテゴリセットは電子メール本文での文字列とは体系を異にする別個の独立した制御専用のコードで構成することが可能である。 したがって、文字列に対応付ける動作カテゴリとしては、文字列が属している文字・記号の集合とは起源を異にする直截で分かりやすいものの採用が可能である。 認知度が比較的に高く、
    新しく作るものも周知が容易である。 結果として、電子メールの本文の作成において、分かりにくい顔文字等の特定の記号列を組み込む必要性がなく、顔文字等の特定の記号列を使い慣れていないユーザでも、受信側のロボット様体などの感情表現動作手段を動作させることができる電子メールを簡単に作成することができ、電子メールの作成作業の効率化を促すことができる。

    【0127】なお、文字列に対して動作カテゴリの生成を自動的に行うように構成することも可能であり、感情表現を豊かにしたい部分の文字列に対する適切な動作カテゴリの対応付けにおいて、マニュアル入力の場合に比べて、ユーザにかける負担を軽減することが可能となる。

    【0128】また、上記の自動的な対応付けの場合には、ときとして、ユーザが意図している感情表現とは異なる動作カテゴリとなってしまう可能性があるが、自動生成された動作カテゴリをユーザに提示してチェックさせ、その修正(削除、追加、変更など)を許容するように構成することも可能であり、その修正により、感情表現を伴う電子メールを、ユーザが意図している感情表現に的確に合わせた状態で作成することが可能となる。

    【0129】次に、電子メール受信装置についての本発明によれば、感情表現を豊かにしたい部分の文字列の音声が出力されるタイミングに合わせて、駆動手段を介しての感情表現動作手段に希望の動作を行わせ、感情表現豊かなメッセージ伝達が行える。 さらに、感情表現動作手段の動作の制御およびこれに同期しての音声出力手段の動作の制御を行わせるための動作制御データは、受信した電子メールの本文に添付されている動作カテゴリセットから自動的に生成される。 本発明において、動作カテゴリセットは、感情表現を豊かにしたい部分の文字列の電子メール本文中での位置とその文字列に対応づけられた動作カテゴリが記述されており、従来の技術の場合のように、受信文字列中の特定の記号列の有無の常時的な照合などの時間のかかる処理は不要である。 したがって、音声出力に同期しての感情表現動作手段を迅速に駆動制御することができ、文章だけでは伝わりにくい電子メールにあって、豊かな感情表現を伴ったメッセージの伝達をスムーズに行うことができる。

    【0130】また、ある動作カテゴリに対して感情表現動作手段の動作を複数種類用意することで、同一動作カテゴリに対しても、感情表現動作手段に常に異なった動作を行わせることが可能である。 つまり、感情表現動作手段に、画一的ではない、常に変化のある動作を行わせることができるので、ユーザに電子メールのメッセージを多種多様な感情表現で伝達することができる。

    【0131】さらに、ある動作カテゴリに対して、感情表現動作手段の各動作が選択された回数を記憶しておくことで、感情表現動作手段にこの選択回数に基づいた動作を行わせることが可能である。 すなわち、感情表現動作手段に、これまでに感情表現動作手段が行った動作を反映した動作を行わせることができる。 よって、感情表現動作手段に、画一的ではない、より変化のある動作を行わせることができるので、ユーザに電子メールのメッセージを多種多様な感情表現で伝達することができる。

    【0132】さらに、ある動作カテゴリに対する感情表現動作手段の動作を新しく追加、更新できるように構成することも可能である。 つまり、ユーザが感情表現動作手段の動作に対して飽きが来ないうちに、感情表現動作手段に新たな動作を行わせることができ、感情表現動作手段の動作に対するユーザの興味を維持することができる。 よって、ユーザに電子メールのメッセージを常に、
    感情表現豊かに伝達することができる。

    【0133】さらに、上記感情表現動作手段に新たな動作を追加・更新するためのデータをネットワーク上のサーバーからダウンロードすることにより、感情表現動作手段の動作が自動的に追加・更新するように構成することも可能である。 つまり、ユーザは、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクや半導体メモリ等の可搬性のある記憶媒体を用いて、自分で動作制御データを更新する必要がないので、ユーザにかける負担を軽減することが可能である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の実施の形態における電子メール受信装置、電子メール送信装置、電子メール送受信システムの構成を示すブロック図

    【図2】 本発明の実施の形態における電子メール受信装置の形状の概略を示す外観図

    【図3】 本発明の実施の形態における電子メール送信装置において、送信者によって入力された電子メールの本文の例を示す図

    【図4】 本発明の実施の形態における電子メール送信装置の動作カテゴリ付与部において、図3の電子メールに動作カテゴリが対応付けられた例を示す図

    【図5】 本発明の実施の形態における電子メール送信装置において、図3の電子メールの本文に添付される動作カテゴリセットの例を示す図

    【図6】 本発明の実施の形態における電子メール送信装置の動作カテゴリ付与部の別の形態を示すブロック図

    【図7】 従来の技術にかかわる電子メール受信装置の構成を示すブロック図

    【符号の説明】

    1 電子メール送信装置 2 電子メール受信装置 3 ネットワーク 11 メール本文入力部 12 メール本文格納部 13 動作カテゴリ付与部 14 送信部 15 動作カテゴリ入力部 16 動作カテゴリセット格納部 21 受信部 22 電子メール格納部 23 動作カテゴリセット認識部 24 動作制御データ生成部 25 音声合成部 26 音声出力部 27 感情表現動作部 28 可動部(左手)の駆動部 29 可動部(右手)の駆動部 30 可動部(首)の駆動部 31 可動部(目)の駆動部 32 可動部(耳)の駆動部 33 可動部(口)の駆動部 34 制御部 35 駆動部制御データ格納部 36 駆動部制御データ選択部 37 動作選択回数格納部 38 動作制御データ合成部 39 駆動部制御データ更新部 40 駆動部制御データ受信部 41 データ更新信号送信部 61 動作カテゴリ生成部 62 動作カテゴリセット格納部 63 動作カテゴリ提示部 64 動作カテゴリ修正部

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