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Silver halide photographic sensitive material and its processing method

阅读:547发布:2021-09-24

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CONSTITUTION: Silver halide grains contain a metal coordination compound having cyanide ligands each represented by formula I: [M(CN)
m X
6-m ]
n , and they are chemically sensitized by a sensitizing dye represented by formula II, and in formulae I and II, H is Fe, Re, Os, Ru, or Ir; X is a ligand; m is 4-6: n is 2-4; Z is an atomic group necessary to form an oxazole, benzoxazole, or naphthoxazole ring: R
1 is alkyl: R
2 is alkoxycarbonylalkyl, hydroxyalkyl, hydroxyalkoxyalkyl, carbamoylalkyl, hydroxyphenyl, or hydroxyalkylphenyl; and each of R
3 and R
4 is H, alkyl, alkoxy, Cl, or carboxy.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Silver halide photographic sensitive material and its processing method专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲン化銀粒子が一般式Iで表わされるシアニド配位子を持つ金属化合物を含有し、かつ、該ハロゲン化銀粒子が、セレン増感剤で増感され、かつ、該ハロゲン化銀粒子が一般式IIで表わされる、増感色素によって分光増感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式I 〔M(CN) m6-mn Mは、鉄、レニウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウム、を表わす。 Xは、架橋配位子である。 mは0、1
    又は2である。 nは−2、−3又は−4である。 一般式II 【化1】 式中、Zはオキサゾール核、ベンゾオキサゾール核または、ナフトオキサゾール核を形成するのに必要な原子群を表す。 R 1はアルキル基を表す。 R 2はアルコキシカルボニルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、ヒドロキシフェニル基、ヒドロキシアルキルフェニル基を表す。 R 3 、R 4は同一でも異なっていても良く、各々水素原子、アルキル基、アルコキシ基、塩素原子、またはカルボキシ基を表す。
  • 【請求項2】 全処理時間が15秒〜60秒である自動現像機で処理することを特徴とする請求項1記載の、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  • 【請求項3】 ラインスピートが1000mm/min 以上の自動現像機を用いて処理することを特徴とする請求項1、2記載の、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  • 【請求項4】 現像液、定着液、補充量が、各々200
    cc/m 2以下である自動現像機を用いて、処理することを特徴とする、請求項1〜3記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関するものであり、特に製版用カメラを用いた露光において、高感度、かつ迅速処理適性に優れたハロゲン化銀写真感光材料及びその現像処理方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】写真製版の、線画撮影工程では、原稿は、写植文字、手書きの文字、イラスト、網点化された写真などが貼り込まれて作られる。 この原稿は製版カメラを用いて撮影される。 製版カメラは露光時間によって、露光量を調節するようになっており、感度が高い写真感光材料ほど短い時間で撮影することができる。 近年、印刷業界では納期の短縮化が求められており、そのため、より感度の高い写真感光材料が望まれている。 このために、製版カメラに用いられる写真感光材料には、
    特開昭55−45015に記載の増感色素が用いられてきた。 また、高感化のためにはヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムといった、シアニド配位子を持つ金属化合物を、ハロゲン化銀粒子に含有させることが有効なことは特公昭48−35373号、米国特許第4,835,0
    93号などで知られていた。 しかしながら、これらの金属化合物は、多量に用いると、コントラストの低下を招きやすいという問題があった。 また、セレン増感剤を用いて化学増感を行なうと感度が上昇することは知られていたが、多量に用いるとカブリを生じやすいという欠点を有していた。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は、製版用カメラを用いた露光において、高感硬調なハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。 本発明の第2の目的は、迅速処理を行なっても、高感度でかつ良好な画質を与えるハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法を提供することにある。 本発明の第3の目的は、現像液、定着液の補充量を下げても高感でかつ良好な画質を与えるハロゲン化銀写真感光材料及びその処理方法を提供することにある。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ハロゲン化銀粒子が、一般式Iで表わされるシアニド配位子を持つ金属化合物を含有し、かつ、該ハロゲン化銀粒子が、セレン増感剤で増感され、かつ該ハロゲン化銀粒子が、一般式IIで表わされる増感色素によって、分光増感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料を用いることにより達成された。 一般式I 〔M(CN) m6-mn Mは、鉄、レニウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウムを表わす。 Xは架橋配位子を表わす。 mは0、1又は2である。 nは−2、−3又は−4である。 一般式II

    【0005】

    【化2】

    【0006】式中、Zはオキサゾール核、ベンゾオキサゾール核または、ナフトオキサゾール核を形成するのに必要な原子群を表す。 R 1はアルキル基を表す。 アルキル基はさらに置換基を有していてもよい。 R 2はアルコキシカルボニルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、ヒドロキシフェニル基、ヒドロキシアルキルフェニル基、を表す。 R 3 、R 4は同一でも異なっていても良く、各々素原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルスルホニル基、スルホ基、塩素原子、フッ素原子またはカルボキシ基を表す。

    【0007】本発明の具体的構成について詳細に説明する。 本発明に係わるハロゲン化銀写真乳剤はハロゲン化銀として、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、沃臭化銀のいずれでも良いが、塩化銀含有率30モル%以上が好ましく、50モル%以上が更に好ましい。 また、
    沃化銀含有率は5モル%以下が好ましく、2モル%以下が更に好ましい。 ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.0
    1μm〜1μmが好ましいが、より好ましくは0.4μ
    m以下であり、{(粒径の標準変差)/(平均粒径)}
    ×100で表わされる変動係数が15%以下、より好ましくは10%以下の粒径分布の狭いものが好ましい。 ハロゲン化銀粒子は内部と表層が均一な相から成っていても、異なる相から成っていてもよい。 本発明に用いられる写真乳剤は、P.Glafkides 著 Chimie et Physique Ph
    otographique(Paul Montel社刊、1967年)、GF
    Duffin著 Photographic Emulsio Chemistry(The Focal
    Press 刊、1966年)、VL Zelikman et al著 Mak
    ing and Coating Photographic Emulsio(The Focal Pre
    ss 刊、1964年)などに記載された方法を用いて調製することができる。 即ち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれでもよく、又可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形成としては、片側混合法、同時混合法、それらの組合せなどのいずれを用いてもよい。 粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。 同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成される液相中のpAg を一定に保つ方法、即ち、いわゆるコントロールド・ダブルジェット法を用いることもできる。 この方法によると、
    結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン化銀乳剤が得られる。 また、粒子サイズを均一にするためには、英国特許1,535,016号、特公昭48−36
    890、同52−16364号に記載されているように、硝酸銀やハロゲン化アルカリの添加速度を粒子成長速度に応じて変化させる方法や、英国特許4,242,
    445号、特開昭55−158124号に記載されているように水溶液の濃度を変化させる方法を用いて、臨界飽和度を超えない範囲において早く成長させることが好ましい。 本発明のハロゲン化銀乳剤の粒子形成は、四置換チオ尿素、有機チオエーテル化合物の如きハロゲン化銀溶剤の存在下で行うことが好ましい。 本発明で用いられる好ましい四置換チオ尿素ハロゲン化銀溶剤は、特開昭53−82408、同55−77737などに記載された化合物である。

    【0008】本発明に好ましく用いられる有機チオエーテルハロゲン化銀溶剤は例えば特公昭47−11386
    号(米国特許3,574,628号)等に記載された酸素原子と硫黄原子がエチレンによりへだてられている基(例えば−O−CH 2 CH 2 −S−)を少なくとも1つ含む化合物、特開昭54−155828号(米国特許4,276,374号)に記載された両端にアルキル基(このアルキル基は各々ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、アミド又はスルホンの中から選ばれる少なくとも2
    個の置換基を有する)を持つ鎖状のチオエーテル化合物である。

    【0009】ハロゲン化銀溶剤の添加量は、用いる化合物の種類および目的とする粒子サイズ、ハロゲン組成などにより異なるが、ハロゲン化銀1モルあたり10 -5
    10 -2モルが好ましい。 ハロゲン化銀溶剤の使用により目的以上の粒子サイズになる場合は粒子形成時の温度
    銀塩溶液、ハロゲン塩溶液の添加時間などを変えることにより所望の粒子サイズにすることができる。 本発明に用いられる、シアニド配位子を持つ金属化合物は、一般式Iで表わされる。 一般式Iで表わされる化合物の具体例を下記に示す。 〔Fe(CN) 6-4 〔Fe(CN) 6-3 〔Re(CN) 6-2 〔Ru(CN) 6-2 〔Os(CN) 6-2 〔Ir(CN) 6-3 〔FeF(CN) 5-4 〔FeF(CN) 5-3 〔ReF(CN) 5-2 〔RuF(CN) 5-2 〔OsF(CN) 5-2 〔IrF(CN) 5-3 〔FeCl(CN) 5-4 〔FeCl(CN) 5-3 〔ReCl(CN) 5-2 〔RuCl(CN) 5-2 〔OsCl(CN) 5-2 〔IrCl(CN) 5-3 〔FeBr(CN) 5-4 〔FeBr(CN) 5-3 〔ReBr(CN) 5-2 〔RuBr(CN) 5-2 〔OsBr(CN) 5-2 〔IrBr(CN) 5-3 〔FeI(CN) 5-4 〔FeI(CN) 5-3 〔ReI(CN) 5-2 〔RuI(CN) 5-2 〔OsI(CN) 5-2 〔IrI(CN) 5-3 〔Fe(CN) 5 (OCN)〕 -4 〔Ru(CN) 5 (OCN)〕 -2 〔Os(CN) 5 (OCN)〕 -2 〔Fe(CN) 5 (SCN)〕 -4 〔Ru(CN) 5 (SCN)〕 -2 〔Os(CN) 5 (SCN)〕 -2 〔Fe(CN) 5 (N 3 )〕 -4 〔Ru(CN) 5 (N 3 )〕 -2 〔Os(CN) 5 (N 3 )〕 -2 〔Fe(CN) 5 (H 2 O)〕 -3 〔Ru(CN) 5 (H 2 O)〕 -1 〔Os(CN) 5 (H 2 O)〕 -1 〔RuF 2 (CN) 4-2 〔OsF 2 (CN) 4-2 〔FeCl 2 (CN) 4-2 〔FeCl 2 (CN) 4-2 〔IrBr 2 (CN) 4-3 〔RuBr 2 (CN) 4-2 〔OsI 2 (CN) 4-2 〔ReI 2 (CN) 4-2

    【0010】上記の化合物は、ハロゲン化銀粒子形成中に添加することが好ましい。 添加位置としては、粒子中に均一に分布させても、また粒子形成の初期、中期、後期に局在化させても良いが、粒子形成の後期、すなわち、最終粒子径の50%、より好ましくは、80%が形成された後に添加することが好ましい。 上記化合物の添加量は、最終的に形成されるハロゲン化銀1モルあたり1×10 -7 〜1×10 -2モルが適当であり、好ましくは1×10 -6 〜1×10 -3モル、より好ましくは5×10
    -6モル〜1×10 -4モルである。

    【0011】本発明においては、シアニド配位子を持たない、第VIII族に属する金属の化合物を併用することができる。 特にヘキサクロロロジウム(III)酸カリウム、
    ヘキサブロモロジウム酸カリウムのごときロジウム塩との併用や、ヘキサクロロイリジウム(III)酸アンモニウム、塩化イリジウムのごときイリジウム塩との併用は硬調な乳剤が得られ、有利である。

    【0012】本発明で用いられるセレン増感剤としては、従来公知の特許に開示されているセレン化合物を用いることができる。 すなわち通常、不安定型セレン化合物および/または非不安定型セレン化合物を添加して、
    高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌することにより用いられる。 不安定型セレン化合物としては特公昭44−15748号、特公昭43−13489
    号、特願平2−130976号、特願平2−22930
    0号などに記載の化合物を用いることが好ましい。 具体的な不安定セレン増感剤としては、イソセレノシアネート類(例えばアリルイソセレノシアネートの如き脂肪族イソセレノシアネート類)、セレノ尿素類、セレノケトン類、セレノアミド類、セレノカルボン酸類(例えば、
    2−セレノプロピオン酸、2−セレノ酪酸)、セレノエステル類、ジアシルセレニド類(例えば、ビス(3−クロロ−2,6−ジメトキシベンゾイル)セレニド)、セレノホスフェート類、ホスフィンセレニド類、コロイド状金属セレンなどがあげられる。 不安定型セレン化合物の好ましい類型を上に述べたがこれらは限定的なものではない。 当業技術者には写真乳剤の増感剤としての不安定型セレン化合物といえば、セレンが不安定である限りに於いて該化合物の構造はさして重要なものではなく、
    セレン増感剤分子の有機部分はセレンを担持し、それを不安定な形で乳剤中に存在せしめる以外何らの役割をもたないことが一般に理解されている。 本発明においては、かかる広範な概念の不安定セレン化合物が有利に用いられる。 本発明で用いられる非不安定型セレン化合物としては特公昭46−4553号、特公昭52−344
    92号および特公昭52−34491号に記載の化合物が用いられる。 非不安定型セレン化合物としては例えば亜セレン酸、セレノシアン化カリウム、セレナゾール類、セレナゾール類の四級塩、ジアリールセレニド、ジアリールジセレニド、ジアルキルセレニド、ジアルキルジセレニド、2−セレナゾリジンジオン、2−セレノオキサゾリジンチオンおよびこれらの誘導体等があげられる。 これらのセレン化合物のうち、好ましくは以下の一般式III 及びIVがあげられる。 一般式 III

    【0013】

    【化3】

    【0014】式中、Z 1およびZ 2はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、アルキル基(例えば、メチル基、
    エチル基、t−ブチル基、アダマンチル基、t−オクチル基)、アルケニル基(例えば、ビニル基、プロペニル基)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基)、アリール基(例えば、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−オクチルスルファモイルフェニル基、α−
    ナフチル基)、複素環基(例えば、ピリジル基、チェニル基、フリル基、イミダゾリル基)、−NR
    1 (R 2 )、−OR 3または−SR 4を表す。 R 1 、R
    2 、R 3およびR 4はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、アルキル基、アラルキル基、アリール基または複素環基を表す。 アルキル基、アラルキル基、アリール基または複素環基としてはZ 1と同様な例があげられる。
    ただし、R 1およびR 2は水素原子またはアシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基、ヘプタフルオロブタノイル基、ジフルオロアセチル基、4
    −ニトロベンゾイル基、α−ナフトイル基、4−トリフルオロメチルベンゾイル基)であってもよい。 一般式II
    I 中、好ましくはZ 1はアルキル基、アリール基または−NR 1 (R 2 )を表し、Z 2は−NR 5 (R 6 )を表す。 R 1 、R 2 、R 5およびR 6はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アリール基、またはアシル基を表す。 一般式III 中、より好ましくはN,N−ジアルキルセレノ尿素、N,N,N'−トリアルキル−N'−アシルセレノ尿素、テトラアルキルセレノ尿素、N,N−ジアルキル−アリールセレノアミド、N−アルキル−N−アリール−アリールセレノアミドを表す。 一般式IV

    【0015】

    【化4】

    【0016】式中、Z 3 、Z 4およびZ 5はそれぞれ同じでも異なっていてもよく、脂肪族基、芳香族基、複素環基、−OR 7 、−NR 8 (R 9 )、−SR 10 、−Se
    11 、X、水素原子を表す。 R 7 、R 10およびR 11は脂肪族基、芳香族基、複素環基、水素原子またはカチオンを表し、R 8およびR 9は脂肪族基、芳香族基、複素環基または水素原子を表し、Xはハロゲン原子を表す。 一般式IVにおいて、Z 3 、Z 4 、Z 5 、R 7 、R 8
    9 、R 10およびR 11で表される脂肪族基は直鎖、分岐または環状のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−
    プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基、プロパルギル基、3−ペンチニル基、ベンジル基、フェネチル基)を表す。 一般式IVにおいて、Z 3 、Z 4 、Z 5 、R 7 、R
    8 、R 9 、R 10およびR 11で表される芳香族基は単環または縮環のアリール基(例えば、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−スルホフェニル基、α−ナフチル基、4−メチルフェニル基)
    を表す。 一般式IVにおいて、Z 3 、Z 4 、Z 5 、R 7
    8 、R 9 、R 10およびR 11で表される複素環基は窒素原子、酸素原子または硫黄原子のうち少なくとも一つを含む3〜10員環の飽和もしくは不飽和の複素環基(例えば、ピリジル基、チェニル基、フリル基、チアゾリル基、イミダゾリル基、ベンズイミダゾリル基)を表す。
    一般式IVにおいて、R 7 、R 10およびR 11で表されるカチオンはアルカリ金属原子またはアンモニウムを表し、
    Xで表されるハロゲン原子は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子または沃素原子を表す。 一般式IV中、好ましくはZ 3 、Z 4またはZ 5は脂肪族基、芳香族基または−OR 7を表し、R 7は脂肪族基または芳香族基を表す。 一般式IV中、より好ましくはトリアルキルホスフィンセレニド、トリアリールホスフィンセレニド、トリアルキルセレノホスフェートまたはトリアリールセレノホスフェートを表す。 以下に一般式III およびIVで表される化合物の具体例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。

    【0017】

    【化5】

    【0018】

    【化6】

    【0019】

    【化7】

    【0020】

    【化8】

    【0021】

    【化9】

    【0022】

    【化10】

    【0023】

    【化11】

    【0024】

    【化12】

    【0025】セレン増感法に関しては、米国特許第15
    74944号、同第1602592号、同第16234
    99号、同第3297446号、3297447号、同第3320069号、同第3408196号、同第34
    08197号、同第3442653号、同第34206
    70号、同第3591385号、フランス特許第269
    3038号、同第2093209号、特公昭52−34
    491号、同52−34492号、同53−295号、
    同57−22090号、特開昭59−180536号、
    同59−185330号、同59−181337号、同59−187338号、同59−192241号、同6
    0−150046号、同60−151637号、同61
    −246738号、特開平3−4221号、特願平1−
    287380号、同1−250950号、同1−254
    441号、同2−34090号、同2−110558
    号、同2−130976号、同2−139183号、同2−229300号更に、英国特許第255846号、
    同第861984号及び、HE Spencer ら著、Journal
    of Photographic Science 誌、31巻、158〜16
    9ページ(1983年)等に開示されている。

    【0026】これらのセレン増感剤は水またはメタノール、エタノールなどの有機溶媒の単独または混合溶媒に溶解しまたは、特願平2−264447号、同2−26
    4448号に記載の形態にて化学増感時に添加される。
    好ましくは化学増感開始前に添加される。 使用されるセレン増感剤は1種に限られず上記セレン増感剤の2種以上を併用して用いることができる。 不安定セレン化合物と非不安定セレン化合物を併用してもよい。 本発明に使用されるセレン増感剤の添加量は、用いるセレン増感剤の活性度、ハロゲン化銀の種類や大きさ、熟成の温度および時間などにより異なるが、好ましくは、ハロゲン化銀1モル当り1×10 -8モル以上である。 より好ましくは1×10 -7モル以上1×10 -5モル以下である。 セレン増感剤を用いた場合の化学熟成の温度は好ましくは4
    5℃以上である。 より好ましくは50℃以上、80℃以下である。 pAgおよびpHは任意である。 例えばpH
    は4から9までの広い範囲で本発明の効果は得られる。
    セレン増感は、ハロゲン化銀溶剤の存在下で行うことには、より効果的である。

    【0027】本発明で用いることができるハロゲン化銀溶剤としては、米国特許第3,271,157号、同第3,531,289号、同第3,574,628号、特開昭54−1019号、同54−158917号等に記載された(a)有機チオエーテル類、特開昭53−82
    408号、同55−77737号、同55−2982号等に記載された(b)チオ尿素誘導体、特開昭53−1
    44319号に記載された(c)酸素または硫黄原子と窒素原子とにはさまれたチオカルボニル基を有するハロゲン化銀溶剤、特開昭54−100717号に記載された(d)イミダゾール類、(e)亜硫酸塩、(f)チオシアネート等が挙げられる。 特に好ましい溶剤としては、チオシアネートおよびテトラメチルチオ尿素がある。 また用いられる溶剤の量は種類によっても異なるが、例えばチオシアネートの場合、好ましい量はハロゲン化銀1モル当り1×10 -4モル以上、1×10 -2モル以下である。

    【0028】本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、化学増感においてイオウ増感及び/又は金増感を併用することによりさらに高感度、低かぶりを達成することができる。 イオウ増感は、通常、イオウ増感剤を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌することにより行われる。 また、金増感は、通常、金増感剤を添加して、高温、好ましくは40℃以上で乳剤を一定時間攪拌することにより行われる。 上記のイオウ増感には硫黄増感剤として公知のものを用いることができる。 例えばチオ硫酸塩、チオ尿素類、アリルイソチアシアネート、シスチン、p−トルエンチオスルホン酸塩、ローダニンなどが挙げられる。 その他米国特許第1,574,
    944号、同第2,410,689号、同第2,27
    8,947号、同第2,728,668号、同第3,5
    01,313号、同第3,656,955号各明細書、
    ドイツ特許1,422,869号、特公昭56−249
    37号、特開昭55−45016号公報等に記載されている硫黄増感剤も用いることができる。 硫黄増感剤の添加量は、乳剤の感度を効果的に増大させるのに十分な量でよい。 この量は、pH、温度、ハロゲン化銀粒子の大きさなどの種々の条件の下で相当の範囲にわたって変化するが、ハロゲン化銀1モル当り1×10 -7モル以上、
    5×10 -4モル以下が好ましい。

    【0029】上記の金増感の金増感剤としては金の酸化数が+1価でも+3価でもよく、金増感剤として通常用いられる金化合物を用いることができる。 代表的な例としては塩化金酸塩、カリウムクロロオーレート、オーリックトリクロライド、カリウムオーリックチオシアネート、カリウムヨードオーレート、テトラシアノオーリックアシド、アンモニウムオーロチオシアネート、ピリジルトリクロロゴールドなどが挙げられる。 金増感剤の添加量は種々の条件により異なるが、目安としてはハロゲン化銀1モル当り1×10 -7モル以上5×10 -4モル以下が好ましい。 化学熟成に際して、ハロゲン化銀溶剤およびセレン増感剤またはセレン増感剤と併用することができるイオウ増感剤および/または金増感剤等の添加の時期および順位については特に制限を設ける必要はなく、例えば化学熟成の初期(好ましくは)または化学熟成進行中に上記化合物を同時に、あるいは添加時点を異にして添加することができる。 また添加に際しては、上記の化合物を水または水と混合し得る有機溶剤、例えばメタノール、エタノール、アセトン等の単液あるいは混合液に溶解せしめて添加させればよい。

    【0030】本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤は下記一般式IIで表わされる増感色素によって、オルソ増感される。 一般式IIについて説明する。 式中、Zはオキサゾール核、ベンゾオキサゾール核またはナフトオキサゾール核を完成するに必要な原子群を表わすが、ベンゾオキサゾール核が好ましい。 これらの核は炭素原子上に置換基を有していてもよい。 置換基の具体例としては、ハロゲン原子(例えばフッソ原子、クロル原子、ブロム原子)、炭素数1〜6の無置換アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等)、炭素数1〜4のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基)、ヒドロキシ基、炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等)、
    炭素数2〜5のアルキルカルボニルオキシ基(例えばアセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基等)、フェニル基、ヒドロキシフェニル基、等があげられる。

    【0031】これらの核の具体例としては、オキサゾール核としてオキサゾール、4−メチルオキサゾール、5
    −メチルオキサゾール、4,5−ジメチルオキサゾール、4−フェニルオキサゾールなど;ベンゾオキサゾール核としてベンゾオキサゾール、5−クロロベンゾオキサゾール、5−ブロモベンゾオキサゾール、5−メチルベンゾオキサゾール、5−エチルベンゾオキサゾール、
    5−メトキシベンゾオキサゾール、5−ヒドロキシベンゾオキサゾール、5−エトキシカルボニルベンゾオキサゾール、5−アセチルオキシベンゾオキサゾール、5−
    フェニルベンゾオキサゾール、6−メチルベンゾオキサゾール、6−メトキシベンゾオキサゾール、5,6−ジメチルベンゾオキサゾール、6−クロロ−5−メチルベンゾオキサゾールなど、ナフトオキサゾール核としてナフト〔1,2−d〕オキサゾール、ナフト〔2,1−
    d〕オキサゾール、ナフト〔2,3−d〕オキサゾール等の核をあげることができる。

    【0032】R 1は炭素数合計(以下「炭素数」は炭素数の合計を意味する)が1〜10である無置換もしくは置換アルキル基を表わす。 置換基の例としてはヒドロキシ基、スルホ基、スルファート基、カルボキシ基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子)、炭素数1〜
    4の無置換または置換アルコキシ基(アルコキシ基はさらにスルホ基やヒドロキシ基で置換されていてもよい)、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜4のアルキルスルホニル基、スルファモイル基、無置換又は置換カルバモイル基(炭素数1〜4のアルキル基で置換された置換カルバモイル基を含む)、置換フェニル基(置換基の例としては、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基等)、ビニル基、等があげられる。

    【0033】無置換アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げられる。
    置換アルキル基の例としてはヒドロキシアルキル基として2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基など、スルホアルキル基として2−スルホエチル基、3
    −スルホプロピル基、3−スルホブチル基、4−スルホブチル基、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル基、2
    −クロロ−3−スルホプロピル基など、2−スルファートエチル基、3−スルファートプロピル基、カルボキシアルキル基としてカルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基など、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−(3−スルホプロピルオキシ)エチル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、エトキシカルボニルエチル基、メチルスルホニルエチル基、スルファモイルアルキル基として2−スルファモイルエチル基、2−カルバモイルエチル基、2−N,N−
    ジメチルカルバモイルエチル基など、フェネチル基、p
    −カルボキシフェネチル基、スルホアラルキル基としてp−スルホフェネチル基、o−スルホフェネチル基など、p−ヒドロキシフェネチル基、アリル基、フェノキシエチル基等があげられる。

    【0034】R 2は炭素数3〜7のアルコキシカルボニルアルキル基(例えば、メトキシカルボニルメチル基、
    エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエチル基等)、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基(例えば2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基等)、炭素数2〜6のヒドロキシアルコキシアルキル基(例えばヒドロキシメトキシメチル基、2−
    (2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−ヒドロキシエトキシメチル基等)、炭素数2〜8のカルバモイルアルキル基(N−アルキル置換、N,N−ジアルキル置換、N−ヒドロキシアルキル置換、N−アルキル−N−
    ヒドロキシアルキル置換、N,N−ジ(ヒドロキシアルキル)置換の置換カルバモイルアルキル基および5,6
    員環の環状アミンのカルバモイルアルキル基を含む)
    (例えば、2−カルバモイルエチル基、2−N−(2−
    ヒドロキシエチル)カルバモイルエチル基、N−ヒドロキシエチルカルバモイルメチル基、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)カルバモイルメチル基、2−N,N−
    ジ(2−ヒドロキシエチル)カルバモイルエチル基、
    N,N−ジメチルカルバモイルメチル基、モルホリノカルバモイルメチル基、ピペリジノカルバモイルメチル基等)、ヒドロキシフェニル基、炭素数7〜9のヒドロキシアルキルフェニル基(例えばp−(2−ヒドロキシエチル)フェニル基、m−(1−ヒドロキシエチル)フェニル基等)を表わす。

    【0035】R 3及びR 4は同一でも異っていてもよく、各々水素原子、炭素数1〜4のアルキル基(例えばメチル基、エチル基など)、炭素数1〜4のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基など)、塩素原子、
    カルボキシ基を表わす。 次に本発明に用いられる前記一般式IIで表わされる化合物の代表例を列記するが、これにより本発明に使用する化合物が限定されるものではない。

    【0036】

    【化13】

    【0037】

    【化14】

    【0038】

    【化15】

    【0039】

    【化16】

    【0040】

    【化17】

    【0041】本発明の増感色素の含有量はハロゲン化銀乳剤の粒子径、ハロゲン組成、化学増感の方法と程度、
    該化合物を含有させる層とハロゲン化銀乳剤の関係、カブリ防止化合物の種類などに応じて最適の量を選択することが望ましく、その選択のための試験の方法は当業者のよく知るところである。 通常は好ましくはハロゲン化銀1モル当り10 -7モルないし1×10 -2モル、特に1
    -6モルないし5×10 -3モルの範囲で用いられる。

    【0042】本発明の感光材料に用いられる各種添加剤等に関しては、特に制限は無く、例えば下記に示す該当個所に記載されたものを好ましく用いることが出来る。 項 目 該 当 個 所 1)界面活性剤 特開平2−12236号公報第右上欄7行目から同 帯電防止剤 右下欄7行目及び特開平2−18542号公報第2 頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行目。 2)カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19 安定剤 行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行 目から5行目。 3)ポリマーラテックス 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12 行目から同20行目。 4)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目、及び同2−553 49号公報第8頁右下欄13行目から同第11頁左 上欄8行目。 5)ポリヒドロキシ 特開平2−55349号公報第11頁左上欄9頁か ベンゼン類 ら同右下欄17行目。 6)マット剤、滑り剤 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15 可塑剤 行目から同第19頁右上欄15行目。 7)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5行 目から同17行目。 8)染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行 目から同18行目、同2−39042号公報第4頁 右上欄1行目から第6頁右上欄5行目。 9)バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目か ら20行目。 10)現像液及び現像方法 特開平2−55349号公報第13頁右下欄1行目 から同第16左上欄10行目。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。

    【0043】

    【実施例】

    実施例1 乳剤Aの調製 1液 水 1.0リットル ゼラチン 20g 塩化ナトリウム 35g 1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−チオン 20mg ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム 6mg 2液 水 400ml 硝酸銀 100g 3液 水 400ml 塩化ナトリウム 27.1g 臭化カリウム 21.0g ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウム 5ml (0.001%水溶液) ヘキサクロロロジウム(III)酸カリウム 5ml (0.001%水溶液)

    【0044】40℃、pH4.5に保たれた1液に2液と3液を攪拌しながら同時に15分間にわたって加え、
    0.20μmの核粒子を形成した。 続いて下記4液、5
    液を15分間にわたって加えた。 さらにヨウ化カリウム0.15gを加え粒子形成を終了した。 4液 水 400ml 硝酸銀 100g 5液 水 400ml 塩化ナトリウム 27.1g 臭化カリウム 21.0g 表1の化合物 (表1の量)

    【0045】その後常法にしたがってフロキュレーション法によって水洗し、ゼラチン30gを加えた。 これを2等分し、pHを5.5、pAg を7.5に調整し、チオ硫酸ナトリウム3.7mgと塩化金酸6.2mgを加え、65
    ℃で最適感度になるように化学増感した。 一方の乳剤は、pHを5.3、pAg を7.5に調整し、チオ硫酸ナトリウム2.0mgとIV−1のセレン増感剤3.0mg、塩化金酸6mg、ベンゼンチオスルホン酸ソーダを4mg、ベンゼンスルフィン酸ソーダを1mg添加して55℃で最適感度になるように化学増感を施し、安定剤として、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザインデン200mg、防腐剤としてフェノキシエタノールを加えた。 最終的に塩化銀を70モル%含む、平均粒子径0.25μmのヨウ塩臭化銀立方体乳剤を得た。 (変動係数9%)

    【0046】塗布試料の作成 乳剤Aに表1に示した一般式IIの増感色素を1×10 -3
    モル/モルAg加えて、オルソ増感を施した。 さらにカブリ防止剤としてハイドロキノン、1−フェニル−5−
    メルカプトテトラゾールをAg1モルあたりそれぞれ1.5g、50mg、可塑剤としてポリエチルアクリレートラテックスをゼラチンバインダー比25%、粒径10
    μmのコロイダルシリカをゼラチンバインダー比40
    %、硬膜剤として2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタンを加えて、ポリエステル支持体上にAg
    3.5g/m 2 、ゼラチン1.5g/m 2になるように塗布した。 この上に、下記組成の保護層下層及び保護層上層を塗布した。

    【0047】 <保護層下層> ゼラチン 0.25g/m 2ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム 4mg/m 2 1,5−ジヒドロキシ−2−ベンズアルドキシム 25mg/m 2ポリエチルアクリレートラテックス 125mg/m 2 <保護層上層> ゼラチン 0.25g/m 2平均サイズ3.4μmのマット剤 100mg/m 2化合物(ゼラチン分散物) 30mg/m 2化合物 5mg/m 2ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 22mg/m 2なお本実施例で使用したサンプルの支持体は下記組成のバック層及びバック保護層を有する。

    【0048】 <バック層> ゼラチン 2.0g/m 2ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 80mg/m 2化合物 60mg/m 2化合物 50mg/m 2化合物 50mg/m 2 1,3−ジビニルスルホニル−2−プロパノール 60mg/m 2 <バック保護層> ゼラチン 0.5g/m 2ポリメチルメタクリレート(粒子サイズ4.7μm) 30mg/m 2ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 20mg/m 2化合物 2mg/m 2シリコーンオイル 100mg/m 2

    【0049】

    【化18】

    【0050】試料の評価 得られた試料をステップウェッジを介してタングステン光源で露光し、富士写真フイルム(株)製、自動現像機FG−710NHを用いて、現像温度38℃、現像時間14秒、全処理時間43秒にてセンシトメトリーを行なった。 ただし、現像液及び定着液は、それぞれ富士写真フイルム(株)製、LD8352、LF308を用いた。 濃度3.0を与える露光量の逆数を感度とし、相対感度で表1に、示した。 また、特性曲線で、濃度0.1
    と3.0の点を結ぶ直線の傾きを階調として同じく、表1に示した。

    【0051】

    【表1】

    【0052】表1から明らかなように、一般式Iで示されるシアニド配位子を持つ鉄、又はルテニウム、オスミウム又は、レニウム又はイリジウム化合物を含有するハロゲン化銀粒子をセレン増感剤で増感し、かつ、該ハロゲン化銀粒子を、一般式IIで示される増感色素で分光増感することにより、高感・硬調化が達成できる。

    【0053】実施例2 実施例1の、試料番号1のフィルムを50%黒化露光後、下記組成の現像液A及び定着液Aを用い、FG−3
    60A自動現像機で現像液、定着液の補充量を180cc
    /m 2として600m 2処理し、ランニング現像液(現像液B)及びランニング定着液(定着液B)を作った。 その後、実施例1の試料番号1〜4、9〜12の試料を、現像液A、定着液A及び現像液B及び定着液Bを用いて、
    実施例1と同様に処理し、写真性を評価した。

    【0054】 現像液A ジエチレントリアミン−五酢酸 2.0g 炭酸ナトリウム 5.0g ホウ酸 10.0g 亜硫酸カリウム 85.0g 臭化ナトリウム 6.0g ジエチレングリコール 40.0g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.2g ハイドロキノン 30.0g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル −3−ピラゾリドン 1.6g 2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2−チオ キソ−4−(1H)−キナゾリノン 0.09g 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン 酸ナトリウム 0.3g 水酸化カリウムを加え、水を加えて1リットルとし pHを10.7に合わせる。 1リットル

    【0055】 定着液A チオ硫酸ナトリウム・5水塩 300g 亜硫酸ナトリウム 7g メタ重亜硫酸ナトリウム 20g EDTA 0.025g 水を加えて1リットルとしpHを5.7に合わせる

    【0056】

    【表2】

    【0057】表2から明らかなように、一般式Iで示されるシアニド配位子を持つ金属化合物を、含有するハロゲン化銀粒子をセレン増感剤で増感し、かつ、該ハロゲン化銀粒子を一般式IIで示される増感色素で分光増感することにより、現像液、定着液の補充量が各々200cc
    /m 2以下の条件においても高感、硬調で迅速処理が達成できる。

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成5年4月5日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】請求項1

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【化1】

    式中、Zはオキサゾール核、ベンゾオキサゾール核または、ナフトオキサゾール核を形成するのに必要な原子群を表す。 R

    1はアルキル基を表す。 R

    2はアルコキシカルボニルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、ヒドロキシフェニル基、ヒドロキシアルキルフェニル基を表す。 R

    3 、R

    4は同一でも異なっていても良く、各々水素原子、アルキル基、アルコキシ基、塩素原子、またはカルボキシ基を表す。

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0004

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ハロゲン化銀粒子が、一般式Iで表わされるシアニド配位子を持つ金属化合物を含有し、かつ、該ハロゲン化銀粒子が、セレン増感剤で増感され、かつ該ハロゲン化銀粒子が、一般式IIで表わされる増感色素によって、分光増感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料を用いることにより達成された。 一般式I 〔M(CN) m6-mn Mは、鉄、レニウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウムを表わす。 Xは架橋配位子を表わす。 mは4、5又は6である。 nは−2、−3又は−4である。 一般式II ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成5年6月30日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】請求項1

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【化1】

    式中、Zはオキサゾール核、ベンゾオキサゾール核または、ナフトオキサゾール核を形成するのに必要な原子群を表す。 R

    1はアルキル基を表す。 R

    2はアルコキシカルボニルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル基、カルバモイルアルキル基、ヒドロキシフェニル基、ヒドロキシアルキルフェニル基を表す。 R

    3 、R

    4は同一でも異なっていても良く、各々水素原子、アルキル基、アルコキシ基、塩素原子、またはカルボキシ基を表す。

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0004

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ハロゲン化銀粒子が、一般式Iで表わされるシアニド配位子を持つ金属化合物を含有し、かつ、該ハロゲン化銀粒子が、セレン増感剤で増感され、かつ該ハロゲン化銀粒子が、一般式IIで表わされる増感色素によって、分光増感されていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料を用いることにより達成された。 一般式I 〔M(CN) m6-mn Mは、鉄、レニウム、オスミウム、ルテニウム、イリジウムを表わす。 Xは架橋配位子を表わす。 mは6、5又は4である。 nは−2、−3又は−4である。 一般式II

    【手続補正3】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0042

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0042】本発明の感光材料に用いられる各種添加剤等に関しては、特に制限は無く、例えば下記に示す該当個所に記載されたものを好ましく用いることが出来る。 項 目 該 当 個 所 1)界面活性剤 特開平2−12236号公報第右上欄7行目から同 帯電防止剤 右下欄7行目及び特開平2−18542号公報第2 頁左下欄13行目から同第4頁右下欄18行目。 2)カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19 安定剤 行目から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行 目から5行目。 3)ポリマーラテックス 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12 行目から同20行目。 4)酸基を有する化合物 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行 目から同第19頁左上欄1行目、及び同2−553 49号公報第8頁右下欄13行目から同第11頁左 上欄8行目。 5)ポリヒドロキシ 特開平2−55349号公報第11頁左上欄9頁か ベンゼン類 ら同右下欄17行目。 6)マット剤、滑り剤 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15 可塑剤 行目から同第19頁右上欄15行目。 7)硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5行 目から同17行目。 8)染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行 目から同18行目、同2−39042号公報第4頁 右上欄1行目から第6頁右上欄5行目。 9)バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目か ら20行目。 10)現像液及び現像方法 特開平2−55349号公報第13頁右下欄1行目 から同第16頁左上欄10行目。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。

    【手続補正4】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0050

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0050】試料の評価 得られた試料をステップウェッジを介してタングステン光源で露光し、富士写真フイルム(株)製、自動現像機FG−710NHを用いて、現像温度38℃、現像時間14秒、全処理時間43秒にてセンシトメトリーを行なった。 ただし、現像液及び定着液は、それぞれ富士写真フイルム(株)製、LD835、LF308を用いた。
    濃度3.0を与える露光量の逆数を感度とし、相対感度で表1に、示した。 また、特性曲線で、濃度0.1と3.0の点を結ぶ直線の傾きを階調として同じく、表1
    に示した。

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 5/26

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