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Multivariable system construction method and its device

阅读:286发布:2021-01-20

专利汇可以提供Multivariable system construction method and its device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To decide the number of units in an intermediate layer without depending on experience and to obtain a multilayered perceptron with high versatility in a neural network using the multilayered perceptron. CONSTITUTION:The input/output sample 20 of an unknown system is divided into a learning sample 21 and an evaluation sample 22, and the multilayered perceptron 10 is caused to execute learning by using the input sample of the learning sample 21. Then, the input samples of the learning sample 21 and the evaluation sample 22 are inputted to the multilayered perceptron 10 after learning and respective operation results are obtained. The square average of the operation results and a difference between the output samples of the learning sample 21 and the evaluation sample 22 are compared, and it is detected that overlearning occurs in the multilayered perceptron 10. When overlearning is detected, one unit 130 in the intermediate layer 13 is removed, and the multilayered perceptron 10 is caused to execute learning by the learning sample 21. The learning and the detection of overlearning are repeated until overlearning is not detected.,下面是Multivariable system construction method and its device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】独立した1つの信号入力に対して第一の演算を行い、複数の演算処理結果を出力し、これらの演算結果に対して第二の演算を行い、複数の演算処理結果を出力し、前記第二の演算結果に対して第三の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する多層パーセプトロンを使用し、 該多層パーセプトロン内の複数ノードのそれぞれに、独立した入力信号として学習用サンプルと評価用サンプルとを印加し、 該サンプル印加手段からのサンプル、および、上記多層パーセプトロンから演算結果を入力して多層パーセプトロン内の中間処理手段における過学習を検出し、過学習を検出した場合、前記中間処理手段の中間ノードにおける第二の演算手段を修正して所定の中間ノードを減少させて学習および評価を行う多変数システム構成方法。
  • 【請求項2】請求項1記載の多変数システム構成方法において、 上記中間処理手段内の中間ノードは1段であり、 上記第二の演算にウェイトを用い、 上記学習・評価手段は過学習が検出されたときに上記ウェイトを調節することを特徴とする多変数システム構成方法。
  • 【請求項3】請求項1、または請求項2記載の多変数システム構成方法において、 上記学習・評価手段はサンプルと多層パーセプトロンの演算結果との差の総和、もしくは差の2乗の総和が訂正値以上のとき過学習として検出する多変数システム構成装置。
  • 【請求項4】請求項3記載の多変数システム構成方法において、 上記学習・評価手段は過学習が検出されたとき、最大の誤差を生じさせることを特徴とする多変数システム構成方法。
  • 【請求項5】独立した1つの信号入力に対して第一の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する入力ノードを複数個有する入力処理手段と、該入力処理手段内の複数の入力ノードから複数の演算結果を入力して第二の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する少なくとも1段の中間ノードを複数個有する中間処理手段と、該中間処理手段内の複数の中間ノードから複数の演算処理結果を入力して第三の演算を行い、1つの出力信号を出力する複数の出力ノードを有する出力処理手段とを有する多層パーセプトロンを有し、 該多層パーセプトロン内の複数ノードのそれぞれに、独立した入力信号として学習用サンプルと評価用サンプルとを印加するサンプル印加手段と、 該サンプル印加手段からのサンプル、および、上記多層パーセプトロンから演算結果を入力して多層パーセプトロン内の中間処理手段における過学習を検出し、過学習を検出した場合、前記中間処理手段の中間ノードにおける第二の演算手段を修正して所定の中間ノードを減少させる学習・評価手段とを有する多変数システム構成装置。
  • 【請求項6】請求項5記載の多変数システム構成装置において、 上記中間処理手段内の中間ノードは1段であり、 上記第二の演算にウェイトを用い、 上記学習・評価手段は過学習が検出されたときに上記ウェイトを調節することを特徴とする多変数システム構成装置。
  • 【請求項7】請求項5、または請求項6記載の多変数システム構成装置において、 上記学習・評価手段はサンプルと多層パーセプトロンの演算結果との差の総和、もしくは差の2乗の総和が訂正値以上のとき過学習として検出する多変数システム構成装置。
  • 【請求項8】請求項7記載の多変数システム構成装置において、 上記学習・評価手段は過学習が検出されたとき、最大の誤差を生じさせる事を特徴とする多変数システム構成装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、多変数システムの構成方法およびその装置、特にパーセプトロンを使用した多変数システムの構成方法およびその装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】入出の関数関係が未知であるシステム(未知のシステム)の入出力関係の同定方法として、従来から、多層パーセプトロンを用い、誤差逆伝播法で学習させる方法が知られている。

    【0003】多層パーセプトロンは、多入力1出力の単位ユニットが、信号を伝達するリンクによって層状に多数結合されたネットワークである。 各々のリンクには結合の強さを表すウェイトと呼ばれる係数が定義されている。

    【0004】各単位ユニットは、リンクによって入力側に結合されている他のいくつかのユニットの出力にリンクのウェイトを乗じたものを入力として受け取る。 受け取られた入力は加算され、入力の総和が計算される。 この入力の総和と単位ユニットの入出力関数に従ってその単位ユニットの出力が決まる。 この出力は出力側リンクを通じて、次の単位ユニットへと伝えられてゆく。

    【0005】多層パーセプトロンにおいては、同じ層内にある単位ユニット間のリンクやフィードバックリンクはなく、信号の流れは、入力層→中間層→・・・→出力層の入力層側から出力層側に一方向である。 多層パーセプトロンとは、以上のような動作により、未知のシステムの入出力間の関数関係を推定する等の用途に使用されるものである。

    【0006】以上述べたような多層パーセプトロンのウェイトを教師信号と呼ばれる信号を用いて調整し、未知のシステムの入出力関係を推定可能な状態にすることを、学習するという。 この学習に使用される教師信号は、入出力関係を推定する未知のシステムの実際の入出力データをサンプリングして使用する。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】従来、多層パーセプトロンを用いた未知のシステムの入出力関係の同定方法は以上に述べたように行われるので、以下に述べるような問題点があった。 中間層の単位ユニットを必要以上に多く用意した場合、あるいは各層の結合の数に対して未知のシステムの入出力値のサンプル数が少ない場合、学習による調節の対象となる前記ウェイトの数が前記未知のシステムの入出力値のサンプル数に対して多過ぎることとなる。

    【0008】よって、学習に用いた前記入出力サンプルに対して、誤差を過剰に減らすことになり、また、同定した関数が過剰に複雑になる。 この結果、前記未知のシステムに対する前記入力サンプル以外の入力値に対応する出力値を、同定した関数を使用して推定しようとする場合、全く妥当でない推定値を出力するという現象が起きるという問題点があった。 この現象は過学習と呼ばれるものである。

    【0009】この過学習を防ぐためには、中間層の単位ユニット数を適正にし、これにより各層に含まれるユニット間の結合を減らし、この結合のパラメータであるウェイトを減らす必要がある。 しかし、多層パーセプトロンの中間層のユニット数の決定方法(多変数システム構成方法)はこれまで経験的なものが多く、適正な単位ユニット数を求めることは困難であるという問題点があった。

    【0010】本発明は以上に述べたような問題点に鑑みてなされたものであり、経験によらず適正な多層パーセプトロンの中間層の単位ユニット数を決定することができ、汎化性のよい多変数システム構成方法およびその装置を提供することを目的とする。

    【0011】

    【課題を解決するための手段】以上述べた目的を達成するために、本発明の多変数システム構成方法は、独立した1つの信号入力に対して第一の演算を行い、複数の演算処理結果を出力し、これらの演算結果に対して第二の演算を行い、複数の演算処理結果を出力し、前記第二の演算結果に対して第三の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する多層パーセプトロンを使用し、該多層パーセプトロン内の複数ノードのそれぞれに、独立した入力信号として学習用サンプルと評価用サンプルとを印加し、該サンプル印加手段からのサンプル、および、上記多層パーセプトロンから演算結果を入力して多層パーセプトロン内の中間処理手段における過学習を検出し、過学習を検出した場合、前記中間処理手段の中間ノードにおける第二の演算手段を修正して所定の中間ノードを減少させて学習および評価を行う。

    【0012】また、上記中間処理手段内の中間ノードは1段であり、上記第二の演算にウェイトを用い、上記学習・評価手段は過学習が検出されたときに上記ウェイトを調節することを特徴とする。

    【0013】また、上記学習・評価手段はサンプルと多層パーセプトロンの演算結果との差の緩和、もしくは差の2乗の総和が訂正値以上のとき過学習として検出する。

    【0014】また、上記学習・評価手段は過学習が検出されたとき、最大の誤差を生じさせる事を特徴とする。

    【0015】また、独立した1つの信号入力に対して第一の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する入力ノードを複数個有する入力処理手段と、該入力処理手段内の複数の入力ノードから複数の演算結果を入力して第二の演算を行い、複数の演算処理結果を出力する少なくとも1段の中間ノードを複数個有する中間処理手段と、該中間処理手段内の複数の中間ノードから複数の演算処理結果を入力して第三の演算を行い、1つの出力信号を出力する複数の出力ノードを有する出力処理手段とを有する多層パーセプトロンを有し、該多層パーセプトロン内の複数ノードのそれぞれに、独立した入力信号として学習用サンプルと評価用サンプルとを印加するサンプル印加手段と、該サンプル印加手段からのサンプル、および、上記多層パーセプトロンから演算結果を入力して多層パーセプトロン内の中間処理手段における過学習を検出し、過学習を検出した場合、前記中間処理手段の中間ノードにおける第二の演算手段を修正して所定の中間ノードを減少させる学習・評価手段とを有する。

    【0016】また、上記中間処理手段内の中間ノードは1段であり、上記第二の演算にウェイトを用い、上記学習・評価手段は過学習が検出されたときに上記ウェイトを調節することを特徴とする。

    【0017】また、上記学習・評価手段はサンプルと多層パーセプトロンの演算結果との差の緩和、もしくは差の2乗の総和が訂正値以上のとき過学習として検出する。

    【0018】また、上記学習・評価手段は過学習が検出されたとき、最大の誤差を生じさせることを特徴とする。

    【0019】

    【作用】まず、未知のシステムの入出力値のサンプルは学習用入出力サンプルと評価用入出力サンプルに分類される。 この学習用入出力サンプルについて学習を行った多層パーセプトロンについて、上記学習用入力サンプルと上記評価用入力サンプルをそれぞれ入力した際の出力と、それに対応する出力サンプルの誤差を比較することにより、多層パーセプトロンにおける過学習の発生を検出する。

    【0020】過学習の発生が検出された場合、中間層の単位ユニット数を減らし、再び学習用入出力サンプルについて多層パーセプトロンに学習を行わせる。 この過学習の際の学習および単位ユニット数を減らす操作と上記過学習の発生の検出を、評価用入力サンプルに対する出力サンプルの誤差が学習用入力サンプルに対する出力サンプルの誤差よりも少なくなるまで繰り返し行うことにより適正な中間層の単位ユニットの数を求める。

    【0021】

    【実施例】以下、本発明の多変数システム(ニューラルネットワーク)構成方法およびその装置について説明する。 図1は本発明の多変数システム構成方法に適用される多層パーセプトロン10の構成を示す図である。 図1
    において、多層パーセプトロン10は、入力層11、中間層13、出力層15から構成され、各層間が図1に示すような結合関係(入力層と中間層の結合12、および中間層と出力層の結合14)を有する3層パーセプトロンである。 入力層11、中間層13、および出力層15
    は、それぞれk個、m個、n個の単位ユニット(ノード)110a〜110k、130a〜130m、150
    a〜150nから構成される階層である。

    【0022】ここで、入力層11に含まれる単位ユニット110数は同定を行う未知の関数の入力変数の数であり、出力層15に含まれる単位ユニット150の数は出力変数の数である。 中間層13に含まれる単位ユニット130の初期の数は任意である。 また、単位ユニット1
    10a〜110k、130a〜130m、150a〜1
    50nは、それぞれ計算機(図示せず)上において、ソフトウェアで構成されるものである。

    【0023】以下、多層パーセプトロン10の動作について説明する。 入力層11と中間層13は入力層と中間層の結合12の矢印で示されるような結合関係を有し、
    中間層13と出力層15は中間層と出力層の結合14の矢印で示されるような結合関係を有している。

    【0024】ここで、中間層13に含まれる単位ユニット130i(i=1、2、...m)について動作を説明する。 単位ユニット130iは、入力層11に含まれる単位ユニット110j(j=1、2、...k)の出力Y jに、単位ユニット110jと単位ユニット130
    iの結合の強さを表す数値、ウェイトW ijを乗算した値の総和を入力とし、その入力に対してある非線形関数f
    を施した値Y iを出力する。 つまり、単位ユニット13
    0の出力Y iと単位ユニット110の出力Y jには、

    【数1】

    の関係が成り立つ。

    【0025】中間層13に含まれる単位ユニット130
    iと出力層15に含まれる単位ユニット150 hの間にも同様の関係が成り立つ。 つまり、単位ユニット150
    hの出力Y h (h=1、2、...n)と単位ユニット130の出力Y iには、

    【数2】

    の関係が成り立つ。 ここで、関数gは、上記関数fに対応する非線形関数であり、通常g=fである。 また、W


    hiは、上記ウェイトW

    ijに対応する結合の強さを表す数値である。

    【0026】未知のシステムの入力値と出力値の組み合わせのサンプルが充分多数存在する場合、以上述べた多層パーセプトロン10に前記未知のシステムの入力値のサンプルを入力し、この入力値に対する多層パーセプトロン10の出力と、対応する未知のシステムの出力値のサンプルを比較し、多層パーセプトロン10の出力と未知のシステムの出力値のサンプルの値が一致するように上記ウェイトW ijおよびウェイトW ijを調節する(以下、これを学習するという)。 この操作を充分な回数繰り返すことにより、多層パーセプトロン10は未知のシステムの入出力関係の同定を行う。

    【0027】多層パーセプトロン10の形式において、
    3層以上の階層を有するパーセプトロンについては、中間層(3層以上の多層パーセプトロンにおいて、入力層と出力層以外の階層)の単位ユニット数を充分に数多く用意すれば、あらゆる未知のシステムの入出力の関数関係が任意の精度で近似できることが知られている。

    【0028】また、多層パーセプトロン10に上記学習をさせる方法としては、誤差逆伝播法と呼ばれる方法が有力なものとして知られている。 誤差逆伝播法は、未知のシステムのp番目の出力サンプルZ p 'と多層パーセプトロン10の出力Z pの誤差の2乗の総和を最小にする方法である。 この2乗誤差の総和を損失関数Eとする。 損失関数Eは、

    【数3】

    ただし、(式3)においてwは入力サンプル数である。


    と表すことができる。

    【0029】この各ウェイトW hi 、W ijに関する各勾配(gradient)方向に各ウェイトW hi 、W ijを修正する。 この方法は、最急降下法に相当する。 つまり、
    学習前のウェイトW hi 、W hiと学習後のウェイトW hi '、W ij 'は、

    【数4】

    【数5】

    および、

    【数6】

    【数7】

    のような関係となる。

    【0030】図2は、本発明の多変数システム構成方法のおよびその装置を実現する学習/評価ソフトウェア1
    の構成を示す図である。 図2において、多層パーセプトロン10は3層のパーセプトロンである。 学習/評価部30は、各層の結合のウェイトW hi 、W ijを調節する部分である。

    【0031】入出力値のサンプル(入出力サンプル)2
    0は、ある未知のシステム(図示せず)に与えられた(u+v)組の入力値および、これに対する前記未知のシステムの出力値のサンプルデータである。 学習用サンプル21は、入出力サンプル20のうち、多層パーセプトロン10の学習に使用されるu(u=整数)組の入力値および出力値のサンプルデータである。 評価用サンプル22は、入出力サンプル20のうち、多層パーセプトロン10の評価に使用されるv(v=整数)組の入力値および出力値のサンプルデータである。 なお、学習用サンプル21と評価用サンプル22は、なるべく双方のサンプルデータの内容に偏りが生じないように入出力サンプル20を2分割したものである。 以上述べた図2中に示される各部分は、計算機(図示せず)上にソフトウェアまたはデータの形で存在するものである。

    【0032】以下、学習/評価ソフトウェア1の動作について説明する。 まず、学習/評価部30は未知のシステムから入出力サンプル20を得る。 この入出力サンプル20のうち、学習用サンプル21の入力サンプルI
    21p (p=1、2、...u)を多層パーセプトロン1
    0に入力し、多層パーセプトロン10での演算結果出力Z 20p 'を得る。 これを全ての入力サンプルI 21pについて行う。 ここで、多層パーセプトロン10の各単位ユニットで行われる演算は、上述したものと同じである。

    【0033】次に、学習/評価部30は、入出力サンプル20の出力サンプルZ 21pと演算結果Z 21p 'に基づき多層パーセプトロン10の学習を行う。 つまり、ウェイトW hiおよびW ijをウェイトW hi 'およびW ijに置換し、ウェイトの調節を行う。 つまり、損失関数Eを

    【数8】

    により算出し、すべてのウェイトW

    hiおよびW

    ijについて、(式4)、(式5)および、(式6)、(式7)の演算を行う。 ただし、i=1、2、. . . m j=1、2、. . . k h=1、2、. . . n である。

    【0034】次に、学習/評価部30は上記の学習を行った後の多層パーセプトロン10に評価用サンプル22
    の入力サンプルI 22pを入力し、多層パーセプトロン1
    0での演算結果Z 22p 'を得る。 これを全ての評価用サンプル22の入力サンプルについて行う。

    【0035】学習/評価部30はこの各演算結果Z 22p 'と評価用サンプル22の出力サンプルZ 22pの2乗平均E 22を演算する。 つまり、

    【数9】

    の演算を行う。

    【0036】また同様に、学習/評価部30は、学習用サンプル21の入力サンプルI 21pを再度多層パーセプトロン10に入力し、演算結果Z 21p 'と学習用サンプル21の出力サンプルZ 21pの2乗平均E 21を演算する。 つまり、

    【数10】

    の演算を行う。

    【0037】学習/評価部30は、上記2つの2乗平均E 21およびE 22により、多層パーセプトロン10で過学習が発生していることを検出する。 つまり、ここで2乗平均E 22がE 21よりも大きい値(E 22 >E 21 )である場合、過学習が起こっていると判断する。 また、ここで2
    乗平均E 22がE 21と同値、または小さい値(E 22
    21 )である場合、過学習は起こっていないと判断し、
    処理を終了する。

    【0038】過学習が起こっていると判断された場合、
    中間層13の単位ユニット130iを一つ減らす。 どの単位ユニット130iを取り去るかは任意であるが、ここでは例えば、添字の最も大きい単位ユニット130i
    から取り去るものとする。 つまり、単位ユニット130
    iを減らす場合、単位ユニット130m、130m−
    1、130m−2、. . . の順番に取り去られる。

    【0039】次に、学習/評価部30は学習用サンプル21を用いて、再び多層パーセプトロン10の学習を行う。 多層パーセプトロン10の学習の手順は上記した手順と同様である。 この多層パーセプトロン10の学習の後、学習/評価部30は再び多層パーセプトロン10の過学習の検出を行う。 過学習が検出された場合、学習/
    評価部30は単位ユニット130iを減らす手順を行う。 学習/評価部30は、上記過学習の検出および単位ユニット130iを減らす手順を過学習が検出されなくなるまで繰り返す。 以上で多層パーセプトロン10の学習、つまりウェイトW hiおよびW ijの最適化を終了する。

    【0040】この実施例では、過学習の検出条件として、上記2乗平均E 21 、E 22の値を比較し、2乗平均E
    21がE 22より大きいことをもって過学習が発生していると判断したが、判定条件はこれに限らず、例えば2乗平均E 21をE 22で除算した商が一定範囲、例えば1.3〜
    0.7であることを判定条件としてもよい。 また、学習用サンプル21を使用した際の誤差に比べ評価用サンプル22を使用した際の誤差が大きくなり過ぎた場合、再び単位ユニット130iを増加させるように構成してもよい。 また、過学習の判定に使用する数値は2乗平均に限らず、例えば絶対値の平均であってもかまわない。

    【0041】図3は上述した学習/評価ソフトウェア1
    の動作を示すフローチャートである。 図3において、ステップ00(S00)において、学習/評価部30は未知のシステムから入出力サンプル20を得る。 ステップ01(S01)において、学習/評価部30は入出力サンプル20を学習用サンプル21と評価用サンプル22
    に2分割する。 ステップ02(S02)において、学習/評価部30は学習用サンプル21を使用し、多層パーセプトロン10の学習を行う。

    【0042】ステップ03(S03)において、学習/
    評価部30は学習用サンプル21および評価用サンプル22を使用し、それぞれについての2乗平均を演算する。 ステップ04(S04)において、学習/評価部3
    0はS03で得た2乗平均の値から過学習の検出を行う。 過学習が検出された場合、S05の処理に進み、過学習が検出されない場合、処理を終了する。 ステップ0
    5(S04)において、学習/評価部30は中間層13
    の単位ユニット130iを1つ取り去る。

    【0043】以下、この実施例の多変数システム構成方法および装置を実際に未知のシステムの入出力関係の同定に適用した結果について説明する。 ここでは、未知のシステムAとして射出成形用機械を例にとり、この機械に与える10種類の設定値を入力値とし、1種類の出力値を得ている。

    【0044】従って、多層パーセプトロン10の入力層11に含まれる単位ユニット110の数は10個、出力層15に含まれる単位ユニット150の数は1個である。 また、中間層13に含まれる単位ユニット130の初期の数は5個とした。 この多層パーセプトロン10に学習/評価ソフトウェア1を適用することにより中間層13に含まれる単位ユニット130の数は3個まで減少した。 また、非線形関数f、gとして、シグモイド関数

    【数11】

    ただし、(式11)において、xは非線形関数fにおいては、

    【数12】

    非線形関数gにおいては、

    【数13】

    である。

    【0045】図4は、多層パーセプトロン10により、
    学習/評価ソフトウェア1を使用せずに未知のシステムAの入出力関係の同定を行った結果を示す図である。 図5は、この実施例で説明した学習/評価ソフトウェア1
    により、未知のシステムAについて入出力関係の同定を行った結果を示す図である。

    【0046】学習/評価部30は未知のシステムAについて、100組の入出力サンプル20を得た。 この10
    0組の入出力サンプル20の内、5サンプルおきに評価用サンプル22とし、その他を学習用サンプル21にするよう分割した。 つまり、100組の入出力サンプル2
    0を80組の学習用サンプル21と20組の評価用サンプル22に2分割したことになる。

    【0047】図4において、横軸は入出力サンプル20
    の入力サンプルに対する未知のシステムAの出力値である。 縦軸は上記80組の学習用サンプル21により学習済の多層パーセプトロン10における、入出力サンプル20の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10の出力の値である。

    【0048】図5において、横軸は入出力サンプル20
    の入力サンプルに対する未知のシステムAの出力値である。 縦軸はこの実施例の学習/評価ソフトウェア1を適用した多層パーセプトロン10における、入出力サンプル20の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10
    の出力の値である。

    【0049】図4、図5において、白丸は評価用サンプル22の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10
    の出力を示し、黒丸は学習用サンプル21の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10の出力を示す。 また、多層パーセプトロン10が正しく未知のシステムA
    を同定している場合、図中に示す斜線上に各点が乗ることになる。 つまり、この斜線に近い点ほど誤差が少ないということができる。

    【0050】図4においては、多層パーセプトロン10
    の中間層13に含まれる単位ユニット130の数が減少していないため、学習用サンプル21の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10の出力は誤差はごく少なくなっている。 しかし、評価用サンプル22の入力サンプルに対する多層パーセプトロン10の出力は全く妥当性を欠く値となっている。

    【0051】図5においては、学習用サンプル21および評価用サンプル22のそれぞれの入力サンプルに対する多層パーセプトロン10の出力値の誤差の分布がほぼ同じになっている。 このような場合が、多層パーセプトロン10において最も良い未知のシステムAの同定をした場合に相当する。 よって、この際の多層パーセプトロン10は未知のシステムA最適なモデルとみなすことができる。

    【0052】本発明の多変数システム構成方法および装置の学習/評価ソフトウェア1を適用し、中間層13に含まれる単位ユニット130iの数を決定したモデル(多層パーセプトロン10)は、未知のシステムAについての未学習のデータ(学習用サンプル21)に対しても妥当な出力が得られている。 よって、これ以外の未知のシステムついての未学習のデータに対しても妥当な出力が期待できる、汎化性のよいモデルになっていることが予想される。

    【0053】以上述べた実施例においては、多層パーセプトロンとして3層の多層パーセプトロンを例にして説明したが、中間層をさらに有する、例えば5層の多層パーセプトロンについても同様に本発明の多変数システム構成方法およびその装置を適用することが可能である。
    また、多層パーセプトロンは同一計算機上にソフトウェア的に構成されるものに限らず、例えば、各単位ユニットを別の計算機上に構成し、それぞれの計算機を接続した、いわゆるマルチプロセッサ多変数システムにより構成されていてもよい。 本発明の多変数システム構成方法およびその装置は、以上述べた他に種々の構成をとることができる。 以上述べた実施例は例示である。

    【0054】

    【発明の効果】以上述べたように、本発明の多変数システム構成方法およびその装置によれば、経験によらず適正な多層パーセプトロンの中間層の単位ユニット数を決定することができ、汎化性のよい多変数システム構成方法およびその装置を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】多層パーセプトロンの構成を示す図である。

    【図2】本発明の多変数システム(多変数システム)の構成方法およびその装置を実現する学習/評価ソフトウェアの構成を示す図である。

    【図3】本発明の多変数システム構成方法およびその装置を実現する学習/評価ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。

    【図4】従来の技術の多層パーセプトロンにより、未知のシステムの入出力関係の同定を行った結果を示す図である。

    【図5】本発明の多変数システム構成方法およびその装置を実現する学習/評価ソフトウェアを適用した多層パーセプトロンにより、未知のシステムについて入出力関係の同定を行った結果を示す図である。

    【符号の説明】

    1・・・学習/評価ソフトウェア 10・・・多層パーセプトロン 11・・・入力層 12・・・入力層と中間層の結合 13・・・中間層 14・・・中間層と出力層の結合 15・・・出力層 20・・・入出力サンプル 21・・・学習用サンプル 22・・・評価用サンプル 30・・・学習/評価部

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