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Method for actualizing trouble-tolerant determinative finite state automaton in recursive neural network and trouble-tolerant determinative finite state automaton of network

阅读:61发布:2021-07-20

专利汇可以提供Method for actualizing trouble-tolerant determinative finite state automaton in recursive neural network and trouble-tolerant determinative finite state automaton of network专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To make a determinative finite state automaton having resistance to fault by a recursive type neural network(RNN). CONSTITUTION: As for a network which is a secondary-weighted RNN and of a decentralization type, and has a sigmoid decision, constitution algorithm is so set as to make the concreting of DFA resistance to fault so that fault in the analog concreting of a neuron or weighting does not affect the operation of the network. For the weighting, duplication is performed (k) times for (k-1) pieces of faults. Or an independent network is duplicated (2k+1) times and made resistant to (k) pieces of faults by majority decision. Further, a network having kn neurons may be made resistant to (k) pieces of faults by 'k-out-of-n choice' encoding algorithm.,下面是Method for actualizing trouble-tolerant determinative finite state automaton in recursive neural network and trouble-tolerant determinative finite state automaton of network专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 第2次重みづき回帰形ニューラル回路網における重みづけを正の重みづけ強き値+Hおよび負の重みづけ強さ値−Hにプログラムする工程と、正の重みづけ強さ値にプログラムした重みづけのすべてをk回複製する工程とを包含し、該回路網がニューロン1個あたり(k − 1)個の障害重みづけに耐えられるようにする、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトンを実現する方法。
  • 【請求項2】 第2次重みづき回帰形ニューラル回路網を作る工程と、この回路網がk個の障害ニューロンに耐えるように該回路網を(2k + 1)回複製する工程とを包含し、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトンを実現する方法。
  • 【請求項3】 前記(2k + 1)回複製した回路網について多数決票決により連鎖が受けいれられるかどうかを決定する工程を更に包含し、請求項2に記載の回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトンを実現する方法。
  • 【請求項4】 おのおのがn個のニューロンを持つk個の独立な第2次重みづき回帰形ニューラル回路網を作る工程と、おのおののニューロンの重みづけをn個からk
    個を選ぶ符号化アルゴリズムにより割りあてる工程とを包含し、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトンを実現する方法。
  • 【請求項5】 正の重みづけ強さ値+Hおよび負の重みづけ強さ値−Hを持つようにプログラムされた第2次重みづき回帰形ニューラル回路網と、この回路網がニューロン1個あたり(k − 1)個の障害重みづけに耐えるように上記正の重みづけ強さ値にプログラムされた回路網のk個の複製とを備える、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトン。
  • 【請求項6】 第2次重みづきの(2k + 1)個の回帰形ニューラル回路網と、k個の障害ニューロンに耐えるように上記(2k + 1)個の回帰形ニューラル回路網について多数決票決する手段とを備える、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトン。
  • 【請求項7】 おのおのがn個のニューロンを持つk個の独立な第2次重みづき回帰形ニューラル回路網と、おのおののニューロンの重みづけをn個からk個を選ぶ符号化により割りあてる手段とを備える、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトン。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この出願の発明は、第2次重みづけを持つ回帰形ニューラル回路網(RNN)において耐障害性の決定性有限状態オートマトン(DFA)を実現してこれらRNNとDFAとにより認識された言語が任意の長さの連鎖について同一であるようにする方法およびそのRNNにおける耐障害性DFAに係わる。 くわしくは、この発明は、第2次重みづけされた散在RN
    Nにおける耐障害性DFAの設計を実現する方法およびこのRNNにおいて実現された耐障害性DFAに係わる。

    【0002】

    【従来の技術】ニューラル回路網の好ましい特性として耐障害性がしばしば挙げられている。 しかし、ニューラル回路網の内部構造は、固有的に耐障害性はなく、回路網資源の多数の複製を作るとか障害に負けまいと努めるように回路網を学習させるとかして或る種の障害に回路網が耐えるようにすることができるだでけあった。 ただし、再学習によりニューラル回路網の内部構造における障害からは回復させることはできる。

    【0003】この発明の発明者すなわちオムリンおよびジャルスの論文すなわちChristian W. Om
    linおよびC. Lee GilesがIEEEのニューラル回路網についての国際大会(ICNN 199
    4)に1994年に差しだし“Constructin
    g Deterministic Finite−St
    ate Automata in Sparce Re
    current Neural Netwonks”と題する論文には、第2次重みづきRNNにおける耐障害DFAを、実現された回路網の動的特性が安定であるように、すなわち、Mにより構成されたRNNとDFA
    Mにより認識された正則言語L(M(DFA))およびL(M(RNN))とが同一であるように提供するこができることが述べてある。

    【0004】正則言語とは、チョムスキーの階層における形式的言語のうち最小の組を表わす。 正則言語は正則文法により記述される。 正則文法Gは、Sを出発シンボルとしNおよびTを非端子および端子シンボルとそれぞれするとき四重子(数1)として表わされる。

    【0005】

    【数1】

    ただし、Pは、(数2)および(数3)とするとき、


    (数4)および(数5)という形式により作られる。

    【0006】

    【数2】

    【0007】

    【数3】

    【0008】

    【数4】

    【0009】

    【数5】

    正則文法Gにより記述される正則言語を一般にL(G)


    で表わす。

    【0010】おのおのの正則言語は、正則言語L(G)
    を受けいれるようにすなわちL(G)=L(M)となるようにMにより構成されたDFA Mが関連させられる。 DFA Mは、正則言語L(G)の構成要員である連鎖だけを受けいれる。 形式的にはDFA Mは五重子(数6)である。

    【0011】

    【数6】

    ここに、(数7)は言語Lのアルファベットであり、


    (数8)はひと組の状態を表わすが、さらに(数9)は出発状態、(数10)は受けいれられるひと組の状態、


    (数11)はMにおける状態遷移を表わす。

    【0012】

    【数7】

    【0013】

    【数8】

    【0014】

    【数9】

    【0015】

    【数10】

    【0016】

    【数11】

    連鎖xは、この連鎖がMにより読まれたのち受けとり状態が達成されるならば、DFA Mにより受けいれられたのであり従って正則言語L(M)の構成要員である。


    あるいは、DFA Mを正則言語L(M)を生成する生成母体と考えることができる。

    【0017】ニューラル回路網は、人造物であり、処理要素であるニューロンを備える。 おのおののニューロンは入を供給され、入力を処理し、出力を生ずる。 入力には重みづけを関連させる。 重みづけは、処理要素に対する入力の相対的重要さを定義する。 学習は回路網の重みづけを繰りかえすことにより行なわれる。 回路網は、
    出力を生ずることにより学習する。 生じた出力を望まれた出力とくらべる。 このとき、重みづけを、生じた出力における誤差により調節する。 この過程が繰りかえされる。

    【0018】ニューラル回路網にはたくさんの処理ノードがある。 おのおののノードには最初に局部接続がある。 これらノードのうちの或るものが損傷または障害を受けても回路網すべてが働らかなくなるものではない。

    【0019】上記オムリンおよびジャルスの論文には、
    決定性のシグモイド関数を持つRNNを、内部のDFA
    の状態が任意の長さの連鎖に対して安定でありつづけるように構成することができると述べてある。 このことの証明は、DFAの状態についての近似的に直交する内部表示、すなわち、この回路網の重みづけとバイアスとが正の重みづけ強さ値+Hおよび負の重みづけ強さ値−H
    とをプログラムすることにより内部DFA表示が保存されることに依存する。

    【0020】ハードウエアによる実現に起こる特定の障害は、回路網の実現がデジタル技術に依るかアナログ技術によるかに依存する。 VLSIウエーハのニューラル回路網モデルにおける障害の研究結果は、N. MayおよびD. Hammersteinが1988年のオレゴン大学博士課程センタに“Fault Simulat
    ion of a Wafer−scale Inte
    grated Neural Networke”という題で出した技術報告に見いだすことができる。

    【0021】第2次重みづきRNNにおいて、DFA
    を、DFAによって認識された言語もRNNによって認識されたものも任意の長さの連鎖について同一であるように構成することができることは上に述べた。 このように望ましい有限状態動作は、重みづけW(ijk)すべての部分組を正の重みづけ強さ値にも負の重みづけ強さ値にも一様にプログラムすることにより達成される。 この符号化により、DFAの状態を近似的に直交内部表示し、現在のDFAの状態に対応する回帰形のニューロンだけが高出力(回路網の出力ニューロンが高出力になるかもしれない場合を除く)となるようにすることにより達成される。 このようなニューラルDFAにおける重みづけの数はDFAの状態の数に正比例して増す。

    【0022】

    【発明が解決しようとする課題】この出願の発明により解決しようとする課題は、回帰形ニューラル回路網(R
    NN)により該RNNの内部構造における障害に対して堅固な決定性有限状態オートマトン(DFA)を実現することにある。

    【0023】この発明の目的は、第2次重みづけを持つRNNにおいて耐障害性のDFAを実現する方法および該RNNにおける耐障害性のDFAを提供することにある。

    【0024】

    【課題を解決するための手段】この発明のひとつの主な態様によると、第2次重みづき回帰形ニューラル回路網における重みづけを正の重みづけ強き値+Hおよび負の重みづけ強さ値−Hにプログラムする工程と、正の重みづけ強さ値にプログラムした重みづけのすべてをk回複製する工程とを包含し、該回路網がニューロン1個あたり(k − 1)個の障害重みづけに耐えられるようにする、回帰形ニューラル回路網における耐障害性有限オートマトンを実現する方法が得られる。

    【0025】この発明の他の主な態様によると、正の重みづけ強さ値+Hおよび負の重みづけ強さ値−Hを持つようにプログラムされた第2次重みづき回帰形ニューラル回路網と、この回路網がニューロン1個あたり(k
    − 1)個の障害重みづけに耐えるように上記正の重みづけ強さ値にプログラムされた回路網のk個の複製とを備える、回帰形ニューラル回路網における耐障害決定性有限状態オートマトンが得られる。

    【0026】

    【作用】この発明においては、離散時刻で第2次重みづけW(ijk)を持つRNNを使ってDFAを実現する。 この回路網は、入力の時系列を供給され、(数1
    2)および(数13)すなわち上記オムリンおよびジャルスの論文における式(1)および(2)により定義される動作を展開する。

    【0027】

    【数12】

    【0028】

    【数13】

    これら数式において、b(i) は隠れ回帰状態ニューロンS(i) に関連するバイアス、I(k) はシンボルa(k) に対する入力ニューロン、積(数14)は状態遷移(数1


    5)に直接対応するものである。

    【0029】

    【数14】

    【0030】

    【数15】

    散在RNNのための符号化アルゴリズムは、入力シンボルに一元符号化が使われることを仮定している。 特定のニューロンS(0)はRNNの出力(受けいれ/はねつけ)を表わす。 連鎖の終りにおいてこのRNNの出力が0.5よりも大きいか否かにより回路網は連鎖を受けいれたとか、はねつけたとする。

    【0031】この発明は、上記式(1)および式(2)
    により動作が支配されるような第2次重みづきRNNだけに当てはまる。

    【0032】この発明による第2次重みづき散在RNN
    によるDNAの設計方法においては次の障害に耐えるようにする。 (A)製作された重みの値が設計された重みの値に同一ではないこと、すなわち、第2次重みづけが零ではないとき、重みづけW(ijk)の摂動のパーセントをε(ijk)として(数16)であること。

    【0033】

    【数16】

    或るニューロンの出力が零に刺しとめられ(「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」となり)、このニューロンが回路網から実効的には除かれること。 および、


    (C)重みが零に刺しとめられ(「ウエート・スタック・アット・ゼロ」となり)、このように障害の生じた重みを回路網から実効的には除くこと。

    【0034】重みの摂動がεに限られると仮定すると、
    望ましい有限状態動作を安定に保つ条件が導かれる。 これら条件は、安定な低出力とεの関数としての極小重みづけ強さ値の絶対値Hとに対する回路網の極大の大きさを制限する。

    【0035】「ウエート・スタック・アット・ゼロ」の障害に耐えるには、回路網の第2次重みづけのすべてのうち正の重みづけ強さ値のものを複製する。 この設計により、正の重みづけ強さ値にプログラムされた重みづけすべてをk回複製すれば、ニューロン1個あたり丁度(k − 1)個の「ウエート・スタック・アット・ゼロ」障害に耐える。 負の重みづけ強さ値の重みづけのほうは複製しないでよい。 何故かというと、おのおののニューロンの判別シグモイド関数が、このニューロンが他のニューロンにより高出力駆動されないかぎり、既に低出力を与えるからである。

    【0036】「ウエート・スタック・アット・ゼロ」および「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」障害に耐えるには、ふたとおりのやり方がある。 ひとつのやり方においては、与えられた連鎖の分類を別々の回路網で独立に計算する。 このとき全体のシステムの出力は多数決票決により計算する。 与えられた連鎖が多数の回路網に受けいれられるならば、その連鎖は受けいれられたとするのである。 回路網すべてを(2k + 1)回複製すればk個の障害ニューロンに耐える。

    【0037】もうひとつのやり方においては、与えられたDFA状態のひとつに出力がなるような丁度k個の回帰形状態ニューロンを配分する。 このようにすることは、ひとつの回路網における(数17)個の回帰形状態ニューロンを備えてDFAの状態に近似的に直交内部表示を持たせることにより達成される。

    【0038】

    【数17】

    DFAの状態のひとつに対応するk個のニューロンすべてはそれぞれの第2次重みづけW(ijk)を以て、次層に対応するk個のニューロンに接続されている。

    【0039】

    【発明の実施の形態】回路網がニューロンまたは重みづけについて「スタック・アット・ゼロ」障害に耐えるようにするには、DFAの状態または遷移についての回路網の内部表示を幾つかのニューロンまたは重みづけに分散させなければならない。 耐障害性を実現するには典型的には(計算)システムの資源を複製する。 下に、回帰形回路網において耐障害性を実現する設計を述べる。

    【0040】図1は「ウエート・スタック・アット・ゼロ」障害に耐えるようにする好ましい設計を示す。 図1
    を含めて以下の図において白丸および黒丸はニューロンの状態が能動的であることおよびないことをそれぞれ示す。 回路網における重みづけは正または負の重みづけ強さ値+Hまたは−Hにプログラムされている。 枠11に示したとおり、正の重みづけ強さ値すべてをk回複製してk個の複製を作ってある。 正の重みづけ強さ値をk回複製すれば、その回路網はニューロン1個あたり(k
    − 1)個までの障害重みづけに耐える。 負の重みづけ強さ値にプログラムされた重みづけの障害に耐えるようにする特別な配慮は全く要らない。 図1にはDFAの状態遷移が上記式(3)である間のニューロンの状態の変化を示してある。 この設計は次の属性を持つ。 すなわち、DFA MからL(RNN)= L(M)であるように構成された回帰形回路網は正の重みづけ強さ値にプログラムされた重みづけすべてをk回複製すれば、ニューロン1個あたり丁度(k− 1)個の「ウエート・スタック・アット・ゼロ」障害に耐える。

    【0041】この属性の証明は、正の重みづけ強さ値についてはDFAの内部状態表示が安定であることを示す。 正の重みづけ強さ値すなわち+Hのk個の複製を作ることは、重みづけ強さ値が+kHである回路網を作ることに等しい。 従って、この回路網は、ニューロン1個あたり(k − 1)個の障害重みづけがあっても、相かわらず与えられたDFAを実現する。 負の重みづけ強さ値にプログラムされた重みづけを複製しないでもいいことは、そのような重みづけに障害があっても低出力が保存されるからである。

    【0042】代替的な耐障害性回路網の設計は、回路網すべてをk回複製することであって、これによりk個の独立な回路網により連鎖が受けられるかどうかを決めるのである。 図2は回路網を(2k + 1)回複製した例を示し、k個の障害ニューロンに耐える。 連鎖が受けいれられるかどうかは、これら(2k + 1)個の回路網により、それらのうち少なくとも(k + 1)個には障害がないとして、多数決票決により決める。 このようなシステムの耐障害性の程度は次のとおり表現することができる。 すなわち、L(RNN) = L(M)
    であるDFAMから構成された(2k + 1)個の独立な回帰形回路網のシステムは丁度k個の「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」障害に耐える。

    【0043】どんな回路網においても、ひとつの「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」障害があれば特定の応答ニューロンは誤った出力を生じ、正の連鎖を分類しまちがえる。 ある連鎖が受けいれられるかどうかは、この独立な回路網の出力の多数決票決に基づいて決めなければならない。 複数の入力を供給されて、これら入力に論理レベルが“0”または“1”のものが多数あるかどうかを決める論理装置は市場で手にはいる。 ニューロンのk個(ふつうは異なるニューロン)の障害によるk個の誤った出力に耐えるためには、その回路網からの(k
    + 1)個の正しい出力が障害なしに得られなければならない。 障害のあるk個の回路網により正の連鎖の分類が誤っているならば、障害のない回路網についての多数決票決は正の答を出す。

    【0044】上に述べたとおり、耐障害性の回帰回路網を設計する保存性の設計は有効である。 しかし、計算用資源をすべて複製するから、計算用資源の大部分が利用されないでいるように見える。 例えば、直交内部DFA
    状態表示のうち対のものを使うことは、内部DFA状態表示が甚だしく散在していること、すなわち、内部表示に全く使われないものがたくさんあることになる。 ゆえに、DFA状態の2進内部表示に役立つものはないかどうかは有益である。 次に、直交の対ではない2進DFA
    符号化の性質を述べよう。

    【0045】耐障害性への代替的設計を考えるまえに、
    課題を単純にする次の考察を行なう。 すなわち、「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」障害に耐えるのは「ウエート・スタック・アット・ゼロ」障害に耐えるのを意味するということ。

    【0046】耐障害性は、DFA状態および状態遷移の符号化の余分を作ることに基づいて達成される。 回路網が障害ニューロンに耐えるには、健全なニューロンおよびそれらに関連させた重みづけが損失を補償しなければ、すなわち、機構が状態情報を回復ししかも望ましい状態遷移が存在しなければならない。 この機構によれば、状態遷移が、それら状態遷移にあづかる重みづけの幾分に障害があっても遂行される。

    【0047】次の記述は、「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」障害だけに係わる。

    【0048】第2次重みづけのRNNを支配する数式は、構成された回路網については上記式(1)および(数18)と書ける。

    【0049】

    【数18】

    ここに、正および負の重みづけ強さ値の符号はDFAの符号化アルゴリズムにより決まる。 RNNの判別関数の固定点からDFA表示が導かれ、状態遷移が一様にプログラムされていれば、構成されたRNNの動的安定さを分析できることになる。 好ましい実施例においてはその関数はシグモイド関数である。 ハード制限されたしきい値関数でシグモイド判別関数を近似できるならば上記式(1)および上記式(4)は、変数が2進値だけを持つ、すなわち(数19)のブール論理により自然に解釈される。

    【0050】

    【数19】

    ここに、RNNにおける変数の2進法による解釈に対応するものをそれら変数の小文字で表わしてある。 また、


    2進符号で表わしたDFAの状態の表記を単調増加の時間の代わりに使ってある。 DFAの実際的なRNN表示に対して、w(ijk)が1および0に等しいとき第2


    次重みづけW(ijk)をそれぞれ正および負の重みづけ強さ値にするが、第2次重みづけを負の重みづけ強さ値にプログラムするのは然るべきときだけで足りる。 D


    FA状態q(u) の2進符号化は(数20)の符号(コード)となり、ここにnは符号化の長さを表わすが、(数21)は状態q(u) の符号化の第i番目の成分となる。

    【0051】

    【数20】

    【0052】

    【数21】

    (数22)はDFAのすべての状態の符号化を表わす。

    【0053】

    【数22】

    応答成分である成分(数23)は、(数24)により表わされるDFA状態が受けいれ状態であるかどうかを指示する。

    【0054】

    【数23】

    【0055】

    【数24】

    DFAの出発状態q(i) の符号s

    (1)は符号化の出発符号である。 このとき、状態遷移(数25)は(数26)


    という符号遷移(数27)となる。

    【0056】

    【数25】

    【0057】

    【数26】

    【0058】

    【数27】

    この符号遷移を具体化するやり方は次のとおりである。


    すなわち、上記式(6)および(数28)の成分が両方とも値1を持つならば、2進法による「重み」w(ij


    k)は値1を持ち、上記式(6)および上記式(10)


    の成分はこの「重み」により「接続」される。

    【0059】

    【数28】

    入力シンボルa(k) を提示されると、「入力」i(k) は値1を持ち上記式(6)を1にする。 この操作を成分(数29)のすべてについて一斉に行なう。

    【0060】

    【数29】

    さて、上記式(7)の値は、重み(数30)を経て符号s

    (v)から導かれ、状態q(u) が受けいれの連鎖であるかないかに従って、値1および0をそれぞれ持つ。

    【0061】

    【数30】

    このように、DFA Mの符号化は対(数31)となる。

    【0062】

    【数31】

    ここに、DFAの状態(数32)は符号(数33)に自然に写像され、上記式(8)の状態遷移は上記式(9)


    の符号遷移に写像される。

    【0063】

    【数32】

    【0064】

    【数33】

    上記式(11)で表わすことのできるDFA状態の数n


    (DFA)は、長さn(DFA)の相異なる2進連鎖の数に等しいのではないかという概念は間違いである。 図3および図4にDFAを、DFAの2進符号化ができるものに変換するアルゴリズムを示す。 なお図4は図3からのつづきを示す。 判別関数を、上記オムリンおよびジャルスの論文に使ったhなる記号で表わしてある(第3


    項)。 当業者には、重みづけ強さ値Hを選ぶ数式を変形して雑音の強い重みづけに使えるようにすることができる。 すなわち、第3項の数式(数34)で(数35)に変形する。

    【0065】

    【数34】

    【0066】

    【数35】

    以下においては、シンボルa(k) が任意であるときの上記式(9)を記号s

    (v

    + 1)で書く。 一般的には、記号s

    (v + r)で符号s

    (v)から出発してrシンボル目に到達した符号を表わす。

    【0067】上記式(11)の2進符号化は、DFAの状態遷移の符号化(数36)により、次次の符号遷移(数37)の結果の符号s (v + r')が現在のDFA状態qをいつもあいまいさなしに同定するならば、そのDF
    Aを「実現」する。

    【0068】

    【数36】

    【0069】

    【数37】

    DFA状態の符号化s

    (v)は任意ではない。 DFA M


    の入力シンボルの数がmで、(数38)が(数39)のもとで成りたつ、すなわち、状態q(v) からのふた筋の状態遷移が同じ状態q(u) にはならないとする。

    【0070】

    【数38】

    【0071】

    【数39】

    DFA Mが2進符号化すなわち上記式(11)で実現できるためには、現在のDFA状態q(v) の符号化s


    (u)に直交する少なくともm個の符号s

    (u(1)) ,s


    (u(2)) ,…,およびs

    (u(m))がなければならない。

    【0072】言いかえると、上記式(8)の遷移が存在するならば、ふたつの符号s (u)およびs (v)は共通の成分を持たず(数40)である。

    【0073】

    【数40】

    サイクル(「r′サイクル」)(数41)を作るr′個のDFA状態があり、符号s

    (v + r)およびs


    (v + r + 1)がひとつの符号(数42)を正しく共有し、かしも、この引数cは、符号の対s

    (v + r)およびs

    (v + r + 1)が異なれば異なるとしよう。

    【0074】

    【数41】

    【0075】

    【数42】

    すると、成分s(i)

    (v + r)およびs(i)

    (v + r + 1)


    は、重さw(ijk)=1で接続されている。 上記のr′サイクルののち、このサイクルの間に能動化された符号s

    (v)は、共通の成分(数43)がr = 0から始まるすべての状態遷移を通って伝播されるので、見わけがつかなくなる。

    【0076】

    【数43】

    したがって、s

    (v + r) =1の成分iの数は、符号s


    (v + r)が同じ成分を共有するに至るまで、単調に増す。 最悪の場合でも、n個の状態を持つDFAが長さn


    のサイクルを持つか、または、r′サイクルの符号遷移の間々符号s

    (v +r)が(数44)におけるすべての成分s

    (v + r)を変えるかするのであれば、見わけがつかなくなる。

    【0077】

    【数44】

    上の議論は、シンボルa

    (r + r')が符号遷移のすべてについて同じであることに依存することに注意すべきである。 すなわち、これらシンボルが同じであれば、同じ重みw(ijk)が成分(数45)は1とし、r′サイクルの残りの部分に対して値を変えることは決してない。

    【0078】

    【数45】

    上に述べたことはDFAの上記式(8)の状態遷移における状態q(u) およびq(v) の直交性が、DFAの2進符号化を実現する必要条件であることを示す。 ほかの条件も必要であることを次に示そう。

    【0079】上記式(8)のDFA状態遷移の符号化s
    (u)およびs (v)が直交すれば、現在のDFA状態は現在の符号化s (u)から常にあいまいさなしに同定できる。

    【0080】上記式(9)の符号遷移を考えよう。 符号s (u)が符号s (v)に直交すれば、符号化s (u)およびs (v)はどんな成分(数46)をも共有はしない。

    【0081】

    【数46】

    すなわち、成分(数47)は上記式(9)の符号遷移に際して値を1から0に常に変える。

    【0082】

    【数47】

    ゆえに、現在のDFA状態は現在の符号化s

    (u)によりあいまいさなしに常に同定できる。 ただし、上記式(9)の符号遷移だけは異なり、このとき符号化は変わらない。

    【0083】上のふたつの記述がDFAの2進符号化を実現する必要条件を与える。

    【0084】長さlog(n)の2進符号がn個の符号の区別に必要である。 しかし、長さlog(n)の符号は一般にはDFAの符号化の実現のためものではない。
    すなわち、n個の状態の何らかのDFA Mと競う符号(数48)を持つ極小の2値符号化(数49)はない。

    【0085】

    【数48】

    【0086】

    【数49】

    DFA符号化の原アルゴリズムはDFA状態遷移を一元2進DFA状態符号の間での遷移として構成した。 これら符号は互に直交垂直であったから、正当な2進符号の必要条件を満たした。

    【0087】DFA Mの土台となるグラフG(M)
    は、頂点がMの状態となり方向つき辺の状態遷移となるグラフである。 多重のDFA状態遷移(数50)が存在するならば、グラフG(M)は、頂点uおよびvを結ぶ一本の方向つき辺を持つ。

    【0088】

    【数50】

    どんなDFAでもn個の状態と少なくとも(n −


    1)個の入力シンボルとを持ち土台となるグラフG


    (M)が完全に接続されているものは、長さ(n +


    1)の直交垂直な符号(特定の応答ニューロンの成分を含む)を要求する。 この法則は、土台となるグラフG


    (M)が完全に接続されているDFA Mの耐障害RN


    Nによる実現の直接を解を与える。

    【0089】土台となるグラフG(M)が完全に接続されているDFA MをRNNで具体化することを考えよう。 構成された回路網は(k − 1)個の「ニューロン(それゆえ、ウエート)・スタック・アット・ゼロ」
    障害に耐える。 ただし、符号s (u)がk個の成分(数5
    1)を持ち、状態MのDFAの符号が互に直交するときである。

    【0090】

    【数51】

    成分の組とDFA状態q(u) およびq(v) に対する上記式(12)および(数52)との交点は(数53)に対しては空であるから、(k − 1)個のニューロンに障害があっても現在の状態は一義的に同定される。

    【0091】

    【数52】

    【0092】

    【数53】

    構成された回路網は障害のありなしに拘わらずに同じ言語L(M)を受けいれることは明らかである。

    【0093】ここに要求された具体化はRNNの上に述べた率値な具体化すなわち回路網すべてを(2k +
    1)回複製してニューロンにおける(k − 1)個の障害に耐えるようにすることとは異なる。 それらはk個の独立な回路網(システムすべての出力に、おのおのの回路網の特定レスポンス・ニューロンについての多数決票決を必要とすることを除いて)であった。 只今の場合は、k個の独立な回路網はなく、kn個のニューロンの唯一の回路網を使うだけであるが、接続回路網は(2k
    + 1)個の独立な回路網におけるものより密である。

    【0094】次に、「n個からk個を選ぶ」符号化アルゴリズムは、現在のDFA状態の表示を、構成された回路網に(k − 1)個の障害ニューロンに耐えさせるには、少なくともk個の能動状態のニューロンに渡って分布させなければならないという前提に基づく。 図5および図6は、このような「n個からk個を選ぶ」符号化アルゴリズムの好ましい例を示す。 ただし、図6は図5
    のつづきであり、これら図において第2、3、および7
    項は図3および図4におけるものと同じであるので、項の番号だけを記した。

    【0095】さて、(2進の)(k,m,n)符号化(上記式11)は、m個の入力シンボルを持ち状態q
    (u) に対するおのおのの符号s (u)が丁度k個の成分(上記式(12)、ただしiは正)を持つDFA Mの実現可能な符号化(上記式(11)である。

    【0096】状態がn(DFA)個でm個の入力シンボルを持つDFA Mが与えられると、(k,m,n)符号化(上記式(11)は、符号s (u)の長さn(RN
    N)(または、単にn)を(数54)であるように選び、しかも丁度k個の成分s(i) (u)がおのおのの符号s (u)に対して値1を持つようにして構成される。

    【0097】

    【数54】

    符号遷移(数55)を考えよう。

    【0098】

    【数55】

    ここに、DFAの符号化は、符号s

    (v)のほうに直交するm個の符号s

    (u(1)) ,s

    (u(2)) ,…,およびs

    (u(m))


    があるときにだけ実現できる。 構成により、符号s


    (u(k))のどれも符号s

    (v)と共通の成分は持たない。 符号s

    (v)の丁度k個の成分はどれも1つであるから、


    (n − k)個の成分だけが残り、それら残りのうちでm個の符号s

    (u(k))のおのおのに対する丁度k個の成分のおのおのの値は1でなければならない。 ゆえに、


    (数56)であることが要求される。

    【0099】

    【数56】

    この式(13)から、(数57)という条件が導かれるが、この式(14)における等号は、ふたつの状態とひとつの入力シンボルとを持つDFAについてだけ成りたつ。

    【0100】

    【数57】

    明らかに、符号s

    (u)についての選択は、どんなDFA


    Mについても上記式(11)の符号化を実現する必要条件を満たす。 重みw(ijk)は、上記式(9)の遷移の具体化により上記式(11)がMと競うようにプログラムされなければならない。

    【0101】DFA状態のための「n個からk個を選ぶ」符号には面白い属性が幾つかある。 例えば、上記式(11)の符号化の容量(数58)は、k,m、およびnが与えられたとき上記式(11)の符号化における符号の極大な数である。

    【0102】

    【数58】

    構成できるDFA Mの大きさn(DFA)の上限は次のとおり表わせる。 すなわち、符号(数59)による(k,m,n)符号化つまり上記式(11)は容量(数60)を持つ。

    【0103】

    【数59】

    【0104】

    【数60】

    この事柄は符号s

    (u)の設計と等式(数61)とから出てくる。

    【0105】

    【数61】

    DFA Mについての上記式(11)という符号化はM


    の状態が持つものよりも大きい容量を持つ。 すなわち(数62)である。

    【0106】

    【数62】

    DFA Mは、上記式(11)の符号化の容量を使い尽さないでもよい。 符号化がn(DFA)個の状態の特定のDFAについて構成されているときは、(数63)であるような値n(RNN)およびkを見いだすことが常にできる。

    【0107】

    【数63】

    すなわち、上記式(11)という符号化を構成し、その符号化の容量が、この符号化が導かれるDFAによっては使い尽されないようにすることが常にできる。

    【0108】重みw(ijk)を「n個からk個を選ぶ」符号化にプログラムするに当っては、回路網の状態の変化の2進法による近似は上記式(5)であることを考えなければならない。

    【0109】図7を参照すると、上方に6個の状態を持つ単純な鎖状のDFAを示してある。 状態のアルファベットは単一のシンボルから成るが、このDFAを「5個から2個を選ぶ」アルゴリズムにより重みの間の矛盾なしに具体化することはできない。 図7の下方は、このようなDFAの状態を2進法による状態で符号化したものを示す。 この図においても白丸および黒丸はニューロンの状態が能動的であることおよびないことを示し、おのおのの行がDFA状態の符号化を示す。 おのおののDF
    A状態の符号は、ふたつだけの能動的なニューロン状態(ただし、応答ニューロンs(0)は除く)を持つ。 初期状態の符号(数64)から始まって、重みw(ijk)
    を、次の入力シンボルのときには符号s (2) ,s (3)
    (4) ,s (5) 、およびs (6)になるようにプログラムする。

    【0110】

    【数64】

    これら重みが、符号s

    (1)からs

    (2)へ、およびs

    (2)


    からs

    (3)への遷移に対してプログラムされているとする。 符号s

    (3)からs

    (4)への遷移に対しては重みw


    (311),W(511),w(341)、およびw


    (541)は1にセットされる。 これら重みと符号s


    (1)からs

    (2)への遷移に対してプログラムされる重みとをくらべると、符号s

    (1)からs

    (2)への遷移の重みw(541)を0にセットしないと、おのおのの符号が能動的ニューロンをふたつ含むという約束から外れてしまう。 同じように、符号s

    (2)からs

    (3)への遷移には重みw(431)を1にセットし、符号s

    (4)からs


    (5)には重みw(431)を0にセットする。 さらに、


    重みw(411)、w(511)、w(121)、w


    (321)、w(231)、w(431)、w(24


    1)、w(351)、および(451)は、「5個から2個を選ぶ」符号化に矛盾を生じないように決める。 一般に次の事柄が成りたつ。 すなわち、Mが(数65)である長さr′の連鎖を含むDFA Mについては「n個からk個を選ぶ」符号化には重みの間の矛盾が次第の符号遷移(数66)に常に起こる。

    【0111】

    【数65】

    【0112】

    【数66】

    重みの負の矛盾を回路網の大きさを増さずに解決するには、ふたつのやり方がある。 すなわち、第2次の重みW


    (ijk)について矛盾が起こるならば、2進法のほうの重みw(ijk)を0にセットするかまたは1にセットするかである。 しかし、重みの負の矛盾を解決するどちらのやり方の結果からも、DFA状態の或るものについては符号が見分けできなくなることはある。

    【0113】状態の数がn(DFA)に任意のDFAについては、状態ニューロンの数が(数67)であるときは、「n個かにk個を選ぶ」符号化が存在しない。

    【0114】

    【数67】

    すなわち、この式(15)の状態の数n(DFA)のD


    FA Mに「n個からk個を選ぶ」符号化があるとしよう。 すると、少なくともふたつの状態q

    (u)およびq


    (v)があって、それらの符号s

    (u)およびs

    (v)が直交しないことすなわち(数68)であることになってしまう。

    【0115】

    【数68】

    また、相異なるふたつの符号s

    (u + 1)およびs


    (v + 1)があっておのおのは応答成分を除いては丁度k


    個の値が1の成分を持ち(数69)および(数70)であると考えよう。

    【0116】

    【数69】

    【0117】

    【数70】

    成分(数71)は、重みw(i(1) jk),w(i(2)


    jk),…,およびw(i(k) jk)を含む重みによりプログラムされるが、これら重みは成分(数72)にも値1を持たせてしまう。

    【0118】

    【数71】

    【0119】

    【数72】

    このことはもしも符号s

    (u + 1)とs

    (v + 1)とが同一の符号ではないならば、「n個からk個を選ぶ」符号化という仮定に矛盾してしまう。 なぜならば、これらの重みからは符号s

    (v + 1)に値が1の成分をk個よりも多く持たせてしまうからである。 符号s

    (u + 1)のほうも値が1の成分をk個よりも多くもつ符号で終わることになってしまう。 したがって、状態の数が不等式(数7


    3)の符号遷移には「n個からk個を選ぶ」符号化を望みどおり遂行する重みは存在しない。

    【0120】

    【数73】

    図8に、障害のあるニューロンに耐える「n個からk個を選ぶ」設計を図式的に(はっきりさせるため入力ニューロンを除いて)示す。 この設計は図2に示したものと同様である。 ただし、図2の設計においてはk個の回路網が独立に働らくが、図7の設計では回路網の間の接続が密である。 おのおののDFA状態にはk個の状態ニューロンを割りあててあり、S(ik)=1であるようにし、2進法による状態符号化が対ごとに直交するようにしてある。

    【0121】状態の数n(DFA)のDFA Mの「n
    個からk個を選ぶ」符号化が(k− 1)個の障害ニューロンに耐えるには不等式(数74)が成りたたなければならない。

    【0122】

    【数74】

    まとめると、「ウエート」および「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」に耐るようにするには色々なやり方があって色々な耐障害性が得られる。 どの耐障害にする設計も内部DFA状態の表示および遷移に使う資源を分散させることに基づいているから、DFAの2進法符号化に基づく具体化を、どんな条件のもとで2進法符号化によりDFAを実現できるかについて述べ明示した。


    「ニューロン・スタック・アット・ゼロ」に耐えることは、回路網すべてを複製せずには、できない。 耐障害性を持たせながら回路網の大きさを小さくする試みは、


    「n個からk個を選ぶ」符号化アルゴリズムより、n個からk個を選んだ回帰状態ニューロンにDFA状態を表わさせることに基づく。 回路網の設計とそれらによる耐障害性とを表1にまとめて示す。

    【0123】

    【表1】

    この表は、色々な設計が耐える障害ニューロンおよび障害重みの数を示す。 設計D1はDFA符号化の源アルゴリズム、D2は複製された重みづけの回路網、D3は複製された回路網、そしてD4は対ごとに直交する「n個からk個を選ぶ」符号化である。 設計D2によれば、ニューロンひとつあたり(n − 1)個の障害に耐え、


    障害重みづけの数はすべてでO(kmn)となる。 設計D4は少なくとも(k − 1)個の障害ニューロンと(k

    2 − 1)個の障害重みづけとに耐える。 現在のDFA状態を一義的に同定するニューロンのうち(k


    −1)を超えない数のものだけに障害がある、すなわち同定するニューロンk個のうちのひとつがDFA状態のすべてに対して高出力を持つならば、この回路網は合計(k − 1)(n + 1)個の障害ニューロンに耐える。 障害重みづけにも同じことが当てはまる。

    【0124】この発明について、第2次重みづき回帰形ニューラル回路網において有限状態オートマトンを耐障害性であるように具体化することについて図面を使って述べてきたが、いろはろな変形ができることは当業者には明らかである。

    【0125】

    【発明の効果】この発明によれば、第2次重みづき回帰形ニューラル回路網において、構成するニューロンや重みづけにいろいろな程度までの耐障害のある有限状態オートマトンを実現できるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】障害重みづけに耐える好ましい設計の概念図。

    【図2】障害重みづけに耐える回路網の別な設計の概念図。

    【図3】第2次重みづき回帰形ニューラル回路網における任意の決定性有限状態オートマトン(DFA)の符号化アルゴリズムの初めの部分を示す。

    【図4】図3に初めの部分を示したアルゴリズムの終りの部分を示す。

    【図5】図3および図4に示したアルゴリズムのうち「n個からk個を選ぶ」符号化アルゴリズムの初めの部分を示す。

    【図6】図5に初めの部分を示したアルゴリズムの終りの部分を示す。

    【図7】上方に一連のDFAを図式的に示し下方に図3
    および図4に示したDFAの符号化における状態の一例をグラフ的に示す。

    【図8】障害ニューロンに耐える「n個からk個を選ぶ」設計を図式的に示す。

    【符号の説明】

    白丸および黒丸はニューロンの状態が能動的であることおよびないことをそれぞれ示す。 Sはニューロンの状態で、添字によりニューロンの区別を示す。 iは入力ニューロンを示し引数によりシンボルの区別を、肩つきにより時刻を示す。 小文字のsはニューロンの状態を2進法でのものを示す。 11は重みづけ強さ値Hの複数個の複製(コピー)を示す。

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