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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は高強度高靭性アルミニウム合金の製造方法に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種合金として、機械的特性等を改善する目的で、組織を微細化した急冷凝固アルミニウム合金が知られている。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来合金は、高硬度ではあるが低靭性であるため、適用範囲が狭く、汎用性に欠けるという問題がある。
本発明は前記に鑑み、比較的硬度が高く、且つ優れた靭性を有すると共に、汎用性のあるアルミニウム合金を得ることのできる前記製造方法を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明に係る高強度高靭性アルミニウム合金の製造方法は、化学式:Al a Fe b Y cで表わされ、a,b,cがそれぞれ原子%で、90<a<94、3<b<7、1<c<6であり、
且つ非晶質相と過飽和固溶体とが混在した金属組織を有するアルミニウム合金素材に、350〜400℃にて熱処理を施すことにより、前記金属組織を、各相の大きさが0.4
μm以下である、金属間化合物を含む複相組織に変換することを特徴とする。
(2) 作用 前記製造方法によれば、前記のように特定された組成および金属組織を備えることによって、比較的高硬度で、且つ高靭性であり、また高い引張強さを有するアルミニウム合金を容易に得ることができる。 またアルミニウム合金素材は高靭性であるから熱間成形性が良好であり、したがって合金製造と同時に成形を行うことも可能である。 たゞし各化学成分の配合割合が前記範囲を逸脱すると、アルミニウム合金が高硬度で、且つ脆弱になるか、または高靭性ではあるが低硬度になる。
(3) 実施例 アルミニウム合金の製造に当っては次のような方法が採用された。
即ち、アーク溶解によりAl−Fe−Y系母合金を溶製し、次いでAr雰囲気中での単ロール法(直径250mmの銅製ローラ、回転数4000rpm)により一次組織を持つリボン状アルミニウム合金素材(以下、1次合金と称す)を製造し、その後1次合金に真空下で熱処理を施して二次組織を持つリボン状アルミニウム合金(以下、2次合金と称す)を得る。
表Iは各種1次,2次合金の組成および各種物性を示す。
表Iにおいて、2次合金(1)〜(11)が実施例によるアルミニウム合金であり、他の2次合金(12)〜(2
7)が比較例によるアルミニウム合金である。
各1次,2次合金(1)〜(27)のビッカース硬さはマイクロビッカース硬度計を用いて測定された。
また密着曲げ試験は、第1図に示すようにリボン状の2次合金Aを、それの両端部Aa,Abを把持して折曲げ、
中央部分が破断したときの、その中央部分外周面に生じる円弧Acの直径lを測定することにより行われた。 この密着曲げ試験の測定値は、破断ひずみ(εf)として表わされ、2次合金Aの厚さをtとしたとき破断ひずみ(εt)は、εf=t/(l−t)となる。
密着曲げ可能状態は、2次合金Aが破断せずにその両端部Aa,Abが密着した状態であって、このときの破断歪(εf)は、εf=t/(2t−t)=1である。 表Iにおいて、「○」は密着曲げが可能であることを示し、また「×」は密着曲げが不可能であることを示す。
第2図は、1次合金(1)〜(27)におけるFeおよびYの配合割合とビッカース硬さとの関係を示す。 図中、
点(1)〜(27)は1次合金(1)〜(27)に対応し、
また各点(1)〜(27)近傍の数値はビッカース硬さ(Hv)を示す。
表Iおよび第2図に示すように、1次合金(1)〜
(11)は、Al a Ye b F cにおいて、a,b,cがそれぞれ原子%
で、90<a<94、3<b<7、1<c<6の条件を満足しており、また非晶質相と過飽和固溶体とが混在した金属組織を有する。 これら1次合金(1)〜(11)は、ビッカース硬さ(Hv)が250≦Hv≦400であって高硬度であるが高靭性であるため、熱間成形性が良好となり、また引張強さも向上している。
1次合金(12),(13),(15)〜(24)は、非晶質相と過飽和固溶体とが混在した金属組織を有する。 この場合、1次合金(12),(13)はFeおよびYの配合割合が小さいので引張強さが低く、一方、1次合金(15)〜
(24)は高硬度であり、且つ脆弱である。
また1次合金(14)は過飽和固溶体であって、高靭性ではあるがFeおよびYの配合割合が小さいので引張強さが低い。
さらに1次合金(25)〜(27)は非晶質相であって、
高靭性ではあるが低硬度である。
第3図は、2次合金(1)〜(27)におけるFeおよびYの配合割合とビッカース硬さとの関係を示す。 図中、
点(1)〜(27)は2次合金(1)〜(27)に対応し、
また各(1)〜(27)近傍の数値はビッカース硬さ(H
v)を示す。
表Iおよび第3図に示すように、実施例による2次合金(1)〜(11)は、Al a Fe b F cにおいて、a,b,cがそれぞれ原子%で、90<a<94、3<b<7、1<c<6の条件を満足し、また熱処理により相分解が行なわれて、
各相の大きさが0.4μm以下である微細な複相組織が出現し、その結果、ビッカース硬さ180以上と比較的硬度であって、引張強さも向上しており、その上密着曲げ試験結果より高靭性であることが明らかである。
比較例による2次合金(12)〜(14)、(16)〜(1
9)は高靭性ではあるが低硬度であり、また2次合金(1
5),(20)〜(27)は高硬度であって低靭性である。
第4,第5図は、1次合金に対する熱処理温度と、2次合金の破断ひずみ(図中、線x)およびビッカース硬さ(図中、線y)との関係を示す。 第4図は実施例による2次合金(8)〔Al 92 Fe 5 Y 3 〕に、第5図は比較例による2次合金(26)〔Al 90 Fe 5 Y 5 〕にそれぞれ該当する。
熱処理条件は、各温度にて1時間加熱、その後徐冷である。
第4図線xから明らかなように、2次合金(8)の場合は、熱処理温度300℃にて破断ひずみが最低値となるが、それ以上の熱処理温度域では相分解が行われて微細な複相組織が出現するので破断ひずみが上昇し、熱処理温度を350〜400℃の範囲に設定することによって破断ひずみεf=1に回復し、したがって高靭性となる。
また第4図線yから明らかなように、ビッカース硬さについては熱処理温度300℃にて最高値となり、それ以上の熱処理温度域ではビッカース硬さが低下するが、熱処理温度350〜400℃においては200以上の値を有し、したがって比較的高硬度である。
一般に、アルミニウム合金を用いた粉末冶金分野では、300〜450℃にて素材の脱ガス処理および熱間押出し加工等の熱間成形作業を行うので1次合金(8)の場合は、前記熱処理温度350〜400℃を脱ガス温度および熱間成形温度に設定することによって、2次合金(8)の製造と同時にその高靭性を利用して低圧力下にて成形作業を行うことが可能となり、また2次合金(8)は高強度高靭性といった機械的特性を備えている。
第5図において、2次合金(26)の場合は、線xから明らかなように一旦低下した破断ひずみはεf=1には回復せず、したがって前記2次合金(8)に比較して靭性が低い。
第6図は1次合金(8)および2次合金(8)の金属組織を示す透過型電子顕微鏡写真であり、同図(a)は1次合金(8)に該当し、また同図(b)は2次合金(8)において熱処理条件を温度350℃、1時間に設定した場合に、さらに同図(c)は2次合金(8)において熱処理条件を温度500℃、1時間に設定した場合にそれぞれ該当する。
第6図(a)から明らかなように、1次合金(8)は非晶質相と過飽和固溶体とが混在した微細な金属組織を有する。
また同図(b)から明らかなように、2次合金(8)
においては、熱処理条件を前記のように特定することにより相分解が行われて微細な複相組織が出現している。
この場合、高強度高靭性の面から各相の大きさは0.4μ
m以下であることが望ましい。
さらに同図(c)においては、熱処理温度が高いために成長が起って金属組織が粗大化することが明らかである。 これは、第4図線xからも分かるように2次合金(8)の低靭性化および低硬度化を招来する。
表IIは、各種2次合金の複相組織における同定金属間化合物と、未同定金属間化合物(unidentified compoun
d、表中、uic)を示す。 表IIにおいて、「○」は金属間化合物が存在することを示す。
℃に設定したときの時間と破断ひずみとの関係を示す。
同図より、熱処理温度を300℃と低く設定しても、30時間以上加熱することにより、相分解の発生による破断ひずみの回復が認められる。
第8図は、Heアトマイズ法を適用して得られた粉末状1次合金(8)における粒径とビッカース硬さとの関係を示す。 点zは、単ロール法により得られリボン状1次合金(8)のビッカース硬さを示す。
この粉末状1次合金(8)の粒径が25μmよりも小さい場合(即ち、粒径<25μm、Hv≧250)には、粉末状1次合金(8)の金属組織は、大部分が過飽和固溶体であり、前記リボン状1次合金(8)と同等であることが確認された。
前記粉末状1次合金(8)を、400℃まで加熱した後、熱間押出し加工を行って直径10mm、長さ180mmの丸棒状2次合金(8)を得たところ、その2次合金(8)
の引張強さは約90kg f/mm 2で、またシャルピー衝撃値は約1.3kg−m/cm 2であった。 このシャルピー衝撃値は、通常の急冷凝固アルミニウム合金の0.3〜0.5kg−m/cm 2に比べて優れている。 これは前記2次合金(8)の高硬度高靭性に起因する。
また熱間押出し加工において、押出圧は50〜80kg f/m
m 2であり、通常の急冷凝固アルミニウム合金の80〜100k
gf/mm 2に比べて低下している。 これは前記2次合金(8)の前記温度における高靭性化に起因する。
表IIIは、過飽和固溶体である他の2次合金の組成と相分解温度を示す。
表IIIより明らかなように各2次合金(A)〜(F)
は相分解温度が低く、したがって実施例による2次合金(8)に比べて脱ガス処理および熱間成形性の点において劣る。
C.発明の効果 本発明によれば、前記のように特定された組成および金属組織を備えることによって、高強度で、且つ高靭性であると共に、汎用性を持つアルミニウム合金を容易に製造することができる。
また本発明によれば、前記アルミニウム合金を容易に製造することができる。 その上、アルミニウム合金素材は熱間成形性が良好であるから合金製造と同時に成形を行ってアルミニウム合金に所定の形態を付与することができる。 その成形に当っては、熱間成形圧力を低くし得るので、製造設備の小形化および設備コストの低減を図り、延いてはアルミニウム合金の製造コストを安価にすることができる。
第1図は密着曲げ試験法の説明図、第2図は1次合金におけるFeおよびYの配合割合とビッカース硬さとの関係を示すグラフ、第3図は2次合金におけるFeおよびYの配合割合とビッカース硬さとの関係を示すグラフ、第4,
第5図は二種の2次合金における熱処理温度と、破断ひずみおよびビッカース硬さとの関係を示すグラフ、第6
図(a)は1次合金の金属組織を示す顕微鏡写真、第6
図(b),(c)は2次合金の金属組織を示す顕微鏡写真、第7図は2次合金における熱処理温度を300℃に設定した場合の熱処理時間と破断ひずみとの関係を示すグラフ、第8図は粉末状1次合金の粒径とビッカース硬さとの関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 FI C22F 1/00 691 C22F 1/00 691B (72)発明者 堀村 弘幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−248860(JP,A) 特開 平1−275732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 6 ,DB名) C22F 1/04 C22C 21/00 - 21/18
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