首页 / 专利库 / 酸,碱,盐,酸酐和碱 / 季铵碱 / Developing solution for positive photosensitive resin composition and pattern forming method using same

Developing solution for positive photosensitive resin composition and pattern forming method using same

阅读:48发布:2024-02-16

专利汇可以提供Developing solution for positive photosensitive resin composition and pattern forming method using same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To enhanc sensitivity and film etching resistance, and to prevent occurrence of scum in a pattern processing stage and to enhanc resolution by using an anionic surfactant and an aqueous alkaline solution containing an extremely small amount of chlorine.
SOLUTION: The developing solution for positive photosensitive resin composition to be used contains the anionic surfactant and the aqueous alkaline solution containing an extremely small amount of chlorine, and the preferable anionic surfactant has a structure represented by the formula in which each of R1 and R3 is an H atom or a 7-17C alkyl or alkoxy group and at least one of them is a 7-17C alkyl or a alkoxy group; and each of R2 and R4 is an Na atom or an ammonium group or one selected from primary-quarteryary ammonium groups. A content of the anionic surfactant is 0.1-10 weight % and a concentration of chlorine is 2-200 ppm.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Developing solution for positive photosensitive resin composition and pattern forming method using same专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 アニオン性界面活性剤、塩素を含むアルカリ性水溶液からなることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物用現像液。
  • 【請求項2】 該アニオン性界面活性剤が下記式(1)
    で示される請求項1記載のポジ型感光性樹脂組成物用現像液。 【化1】
  • 【請求項3】 該アニオン性界面活性剤の含有量が、
    0.1〜10重量%である請求項1又は2記載のポジ型感光性樹脂組成物用現像液。
  • 【請求項4】 該塩素の濃度が、2〜200ppmである請求項1、2又は3記載のポジ型感光性樹脂組成物用現像液。
  • 【請求項5】 該ポジ型感光性樹脂組成物がポリアミド、ジアゾキノン化合物からなる請求項1記載のポジ型感光性樹脂組成物用現像液。
  • 【請求項6】 ポジ型感光性樹脂組成物を基板等に塗布し、プリベーク、光照射を行った後、アニオン性界面活性剤、塩素を含むアルカリ性水溶液からなる現像液で露光部を溶解除去して、パターンを得ることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法。
  • 【請求項7】 該アニオン性界面活性剤が、下記式(1)で示される請求項6記載のポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法。 【化2】
  • 【請求項8】 該アニオン性界面活性剤の含有量が、
    0.1〜10重量%である請求項6又は7記載のポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法。
  • 【請求項9】 該塩素の濃度が、2〜200ppmである請求項6、7又は8記載のポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法。
  • 【請求項10】 該ポジ型感光性樹脂組成物がポリアミド、ジアゾキノン化合物からなる請求項6記載のポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は現像残りがなく、高解像度のパターンを得るための感光性樹脂組成物用現像液及びそれを用いた感光性樹脂組成物のパターン形成方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】近年、半導体工業において、ICやLS
    I等の超微細回路の作成、あるいは加工の必要なパッケージ中の絶縁膜や保護膜にフォトレジストや感光性ポリイミド等の感光性樹脂が多用されている。 感光性樹脂の特徴は、比較的簡便な装置で高精度の樹脂パターンを得ることができる点である。 特に、ジアゾキノン等を感光剤に用いたフェノールノボラック樹脂をベースとしたポジ型のフォトレジストは、現像時に膨潤を起こさないため解像度に優れたパターンの形成が可能である。 また現像液がアルカリ性溶液であるため安全面においても優れるといった数々の特徴を有しているため、上記半導体の微細回路等の製造に多用されている。

    【0003】一方、半導体の絶縁膜や保護膜に用いる感光性ポリイミドのような感光性耐熱性樹脂においても、
    高解像度や現像液の無公害性等の特徴を有するポジ型の感光性耐熱性樹脂がフォトレジストと同様に開発され(例えば、特開昭64−60630号公報、特公平1−
    46862号公報等)、高集積化された半導体の絶縁膜や保護膜用樹脂として注目されている。

    【0004】大部分のポジ型感光性樹脂組成物は、アルカリ可溶性ポリマーに上述のようなジアゾキノン化合物を感光剤として組み合わせることよりなる。 未露光部においては、これらジアゾキノン化合物はアルカリ性水溶液に不溶であるが、露光によって化学変化を起こしアルカリ性水溶液に可溶となる。 従って、この露光/未露光での溶解度差を利用し、露光部をアルカリ性水溶液で除去することにより、未露光部のみの塗膜パターンの作成が可能となる。

    【0005】現像液として用いるアリカリ性水溶液としては、一般的にはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(以下、TMAHという)の水溶液である。 通常のフェノールノボラック樹脂をベースとしたフォトレジストを現像する場合、このTMAHの水溶液で良好に現像できるが、例えば、特公平1−46862号公報に示されているようなポリベンゾオキサゾール前駆体をベースにした感光性樹脂組成物の場合、本来完全に溶解し除去されるはずの露光部に現像残り(スカム)が発生し、解像度が悪くなるという欠点があった。

    【0006】良く知られているるように、これら感光性樹脂を評価する特性としては感度(いかに少ない露光エネルギーでパターンを形成しうるか)、解像度(いかに微細な形状のパターンを形成することができるか)と共にコントラスト(いかに露光部と未露光部の現像液に対する溶解度の差が大きいか)があげられる。 ここでこのコントラストに着目すると、この感光系においてはベースとなるポリマー自体は露光/未露光にかかわらずアルカリ溶液に可溶であるため、現像時未露光部も溶解する。 そのため従来のアルカリ現像液を使用した現像では未露光部の膜厚は減少し、良好なコントラストが得られなかった。

    【0007】この欠点を改善するために、複素環化合物、環状酸無水物等の溶解性調節剤を感光性樹脂組成物中に添加し、樹脂の溶解度を抑制する方法が知られている(特公昭48−12242号公報、特公昭56−30
    850号公報)。 ところが、これら添加剤は現像後も樹脂中に残る。 そのため、感光性樹脂の耐熱性、機械性能等がこれら添加剤により低下し、感光性樹脂を半導体絶縁膜等の用途への使用を困難なものとしていた。 また特開平3−104053号公報に示されているような感光性樹脂用の現像液を用いると膜減り率は向上するが、感度、解像度が低下したりする問題があった。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、感度、膜減り率に優れるのみならず、パターン加工工程におけるスカムをなくし、高解像度が得られる感光性樹脂組成物用現像液及び感光性樹脂組成物のパターン形成方法を提供するものである。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】本発明は、アニオン性界面活性剤と極微量の塩素を含むアルカリ性水溶液からなるポジ型感光性樹脂組成物用の現像液であり、それを用いたポジ型感光性樹脂組成物のパターン形成方法である。

    【0010】更に、アニオン性界面活性剤としては、下記式(1)で示される構造のものが好ましい。

    【化3】

    下記式(2)で示されるポリアミド、

    【化4】

    ジアゾキノン化合物からなるポジ型感光性樹脂組成物を基板等に塗布し、プリベークを行い、光照射を行った後、アニオン性界面活性剤と極微量の塩素を含むアルカリ性水溶液からなる現像液で露光部を溶解除去して、パターンを得る感光性樹脂組成物のパターン形成方法である。 また、該アニオン性界面活性剤の含有量は、0.1


    〜10重量%であり、該塩素の濃度は2〜200ppm


    である。

    【0011】

    【発明の実施の形態】式(2)のポリアミドは、Xの構造を有するビスアミノフェノールとYの構造を有するジカルボン酸からなり、このポリアミドを約300〜40
    0℃で加熱すると閉環し、ポリベンゾオキサゾールという耐熱性樹脂へと変化する。 一般的にポジ型感光性樹脂組成物は、アルカリ水溶液で現像を行う。 例えばフォトレジストは、そのベースのフェノールノボラック樹脂にフェノール性の水酸基を有しているため現像が可能となる。 同様に式(2)で表わされるポリアミドをベースとしたポジ型感光性樹脂もXの構造を有するビスアミノフェノールにおけるフェノール性の水酸基によって現像が可能となるが、フェノールノボラック樹脂をベースにしたフォトレジストより、その現像性は劣り露光部にスカムが発生し解像度が悪くなる。

    【0012】これは、ベンゼン環1個に対し、水酸基が1個含まれるフェノールノボラック樹脂に対して、式(2)に示されるポリアミドにおいて、水酸基がアミン成分にしかないためと考えられる。 Xの構造を有するビスアミノフェノールの一部を密着性改良のために式(2)のZの構造を有するシリコーンジアミンに置き換えたポリアミド等は、樹脂の溶解性が更に低くなるためにより多くのスカムが発生し、解像度が非常に悪くなる。 しかし、本発明のアニオン性界面活性剤を含むアルカリ水溶液で加工するとこのスカムは全く発生しない。
    原因については明らかでないが、アニオン性界面活性剤によって樹脂と現像液との親和性が向上するためと考えられる。

    【0013】本発明のポリアミドである式(2)のX
    は、例えば、

    【化5】

    等であるが、これらに限定されるものではない。

    【0014】また、式(2)のYは、例えば

    【化6】

    等であるが、これらに限定されるものではない。

    【0015】更に、式(2)のZは、例えば

    【化7】

    等であるが、これらに限定されるものではない。

    【0016】式(2)のZは、例えばシリコンウェハーのような基板に対して、密着性が必要な時に用いるが、
    その使用割合bについては最大40モル%まで使用することができる。 40モル%を越えると樹脂の溶解性が極めて低下し、本発明であるパターン形成方法を用いてもスカムが発生し、パターン加工ができない。 なお、これらX、Y、Zの使用にあたっては、それぞれ1種類であっても2種類以上の混合物であってもかまわない。

    【0017】本発明の現像液であるアルカリ性水溶液においては、パターン底部の基盤と樹脂の界面に存在するスカムに対する塗れ性を上げて溶解除去させるために、
    式(1)で表されるアニオン型界面活性剤を含有することが重要である。

    【0018】界面活性剤をアルカリ性水溶液に添加する技術としては、例えば、特公平3−26380号公報、
    特公平4−55504号公報、特公平5−40902号公報、特公平6−3549号公報、特開平1−7215
    5号公報に示されている。 しかし、これらに示されているような界面活性剤を添加したアルカリ性現像液を、本発明のポリアミドをベース樹脂にしたポジ型感光性樹脂に適用しても、良好な加工性に対する効果は小さい。

    【0019】しかし、本発明の式(1)で表されるアニオン型界面活性剤を含有したアルカリ性現像液を用いた場合、パターン底部におけるスカムが無くなり、結果として解像度が向上する。 式(1)に示されるアニオン型界面活性剤としては、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム塩、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸アンモニウム塩、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ジメチルアンモニウム塩、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸トリメチルアンモニウム塩、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸トリエチルアンモニウム塩、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸テトラメチルアンモニウム塩等が挙げられるが、
    これらに限定されるものではない。

    【0020】本発明の現像液であるアルカリ性水溶液中のアニオン性界面活性剤の含有量は、全アルカリ性水溶液中に0.1〜10重量%であることが好ましい。 0.
    1重量%未満だとスカムが発生し易くなり、逆に10重量%を越えると現像液のアルカリ濃度を低下させ、感度が低下してしまう。

    【0021】更に、本発明の現像液であるアルカリ性水溶液には極微量の塩素を含有させることが重要である。
    アニオン型界面活性剤を添加したアルカリ性水溶液に関する技術としては特開平4−204454号公報があるが、これらに示されているようなアニオン型界面活性剤を含むアルカリ性現像液を本発明のポリアミドをベース樹脂にしたポジ型感光性樹脂に適用すると、スカムの無いパターンは得られても現像時において樹脂の膜減り量が多くなり、必要とするの膜厚が得られない場合がある。 これは、この様な構造のアニオン型界面活性剤は、
    本発明のポリアミド樹脂を始めとしたアルカリ可溶性樹脂に対する親和性、浸透性が非常に高い構造になっているため、未露光部の樹脂をも十分に溶解せしめる能を持つからである。

    【0022】そこで種々の検討を行った結果、アニオン型界面活性剤を含むアルカリ水溶液中に極微量の塩素を含有させることにより、スカムが無い良好な加工性を維持しながら現像後における未露光部の膜減り量を抑えられる効果があることを見いだした。 全アルカリ性水溶液中の塩素濃度は2〜200ppmであることが好ましい。 塩素濃度が2ppm未満の場合には現像後の膜減り量が多くなり所望の膜厚を得ることが困難となり、20
    0ppmより多いと現像後においても塩素が残りやすくなるために半導体装置中のAl配線が腐食し、信頼性が低下する。

    【0023】本発明のアルカリ性水溶液は、現像後生成する樹脂パターンのコントラストを高めるためにカルシウム、ストロンチウム、バリウムの化合物を添加することも可能である。 これらの金属化合物によるコントラスト増強効果は、金属化合物が樹脂の塗膜を強く不溶化することにより生じている。 これらの金属化合物の例としては、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、水酸化ストロンチウム、酸化バリウム、水酸化バリウム等の塩基性化合物、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、酢酸ストロンチウム、
    硝酸バリウム、酢酸バリウム等の無機ないし有機塩類を挙げることができるが、以上の化合物に限定されるものではないことはいうまでもない。 またこれら金属化合物の含量は、使用する金属の種類によって異なるが、これら金属単体として現像液全体の0.1ppm以上1pp
    m以下が望ましい。 0.1ppm未満の場合、金属化合物の含量が少なすぎてコントラスト増強の効果が得られない。 逆に1ppmよりも多いと、未露光部と共に露光部の溶解性も同時に著しく低下し、感度が低下し、解像度も低くなる。

    【0024】本発明のアルカリ性水溶液は、アルカリ可溶性ポリマーを溶解除去するものであり、アルカリ化合物を溶解した水溶液であることが必須である。 アルカリ化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン等の第二アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第四級アンモニウム塩等が挙げるられる。

    【0025】本発明に用いる感光性樹脂組成物は、ポリアミド、ジアゾキノン化合物、及び溶剤を主成分とするが、必要に応じてポリアミド酸を添加してもよい。 ポリアミド酸は、カルボキシル基を有しているため、溶解性が増し現像時間の短縮化が可能となる。

    【0026】本発明で用いるジアゾキノンは、1,2−
    ベンゾキノンジアジドあるいは1,2−ナフトキノンジアジド構造を有する化合物であり、米国特許公報第2,
    772,972号、第2,797,213号、第3,6
    69,658号等により公知の物質である。

    【0027】例えば、

    【化8】

    【化9】

    等を挙げることができる。

    【0028】パターン作製方法は、まずポジ型感光性樹脂組成物を適当な支持体、例えばシリコンウエハーやセラミック、アルミ基板等に塗布する。 塗布方法は、スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティング等で行う。 次に60〜180℃程度の温度で塗膜を乾燥する。 乾燥法としてはオーブン、赤外炉、熱盤等があるが効率面及び温度制御のし易すさから熱盤が好ましい。 この熱盤で乾燥する場合、80〜130℃で乾燥することが好ましい。 80℃未満では、乾燥が不充分で好ましくない。
    又、130℃を越えると、乾燥が過度になるため好ましくない。 より好ましいのは、100〜120℃で2〜4
    分である。

    【0029】次に所望のパターン形状に化学線を用いて光照射する。 化学線としては、X線、電子線、紫外線、
    可視光線等を使用できるが、特に200〜500nmの波長のものが好ましい。 より高解像度のパターンを得るためには、365nmの波長を利用したi線ステッパー又は436nmの波長を利用したg線ステッパーを用いることがより好ましい。

    【0030】以下、実施例により本発明を具体的に説明する。 《実施例1》 *ポリアミドの合成 テレフタル酸0.8モルとイソフタル酸0.2モルと1
    −ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得られたジカルボン酸誘導体360.4
    g(0.9モル)とヘキサフルオロ−2,2−ビス(3
    −アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン366.
    3g(1.0モル)とを温度計、攪拌機、原料投入口、
    乾燥窒素ガス導入管を備えた4つ口のセパラブルフラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン3000gを加えて溶解させた。 その後オイルバスを用いて75℃にて12時間反応させた。 反応混合物をろ過した後、反応混合物を水/メタノール=3/1の溶液に投入、沈殿物を濾集し水で充分洗浄した後に真空下で乾燥し、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが下記式Y−1
    及びY−2で、a=100、b=0からなるポリアミド(A−1)を得た。

    【0031】*ポジ型感光性樹脂組成物の作製 合成したポリアミド(A−1)100g、下記式の構造を有するジアゾキノン化合物(Q−1)20gをN−メチル−2−ピロリドン200gに溶解した後、0.2μ
    mのテフロンフィルターで濾過し感光性樹脂組成物を得た。

    【0032】*特性評価 このポジ型感光性樹脂組成物をシリコンウェハー上にスピンコーターを用いて塗布した後、ホットプレートにて120℃で4分乾燥し、膜厚約5μmの塗膜を得た。 この塗膜に凸版印刷(株)製マスク(テストチャートN
    o. 1:幅0.88〜50.0μmの残しパターンおよび抜きパターンが描かれている)を通してg線ステッパにより436nmの光を50〜500mJ/cm 2照射した。 得られた途膜を、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、脱イオン水97.45重量部、下記式の構造を有する界面活性剤(S−1)1.2
    0重量部、塩素濃度5ppmからなる現像液を用いて6
    0秒間パドル法により露光部を溶解除去した後、脱イオン水で10秒間リンスした。 その結果、露光量150m
    J/cm 2で照射した部分より、解像度4μmでスカムのないパターンが成形されていることが確認できた(感度は150mJ/cm 2 )。 この時の膜減り率(現像による膜厚減少量/現像前の膜厚×100(%);この値の小さい方が好ましい)は11.7%と良好な値を示した。

    【0033】*半導体装置の信頼性評価 表面にAl回路を備えた模擬素子ウェハーを用いて上記ポジ型感光性樹脂を最終5μmとなるように塗布、露光した後、上記の現像液を用いてパターン加工を施し最終ベークした。 その後チップサイズ毎に分割して16pi
    nDIP(Dual Inline Package)
    用のリードフレームに導電性ペーストを用いてマウントした後、半導体封止用エポキシ樹脂(住友ベークライト(株)製、EME−6300H)で成型して16pin
    DIPを得た。 これらのパッケージを85℃/85%湿度の条件で処理し、260℃の半田浴槽に10秒間浸付した後、高温,高湿のプレッシャークッカー処理(12
    5℃、2.3atm、100%RH)を施してAl回路のオープン不良をチェックした。

    【0034】《実施例2》実施例1におけるポリアミドの合成において、テレフタル酸0.8モルとイソフタル酸0.2モルの代わりに、ジフェニルエーテル−4,
    4'−ジカルボン酸1.0モルに代えて、一般式(1)
    で示され、Xが下記式X−1、Yが下記式Y−3で、a
    =100、b=0からなるポリアミド(A−2)を合成し、各成分の添加量を表1の様に変えて同様に感光性樹脂組成物を得た。 更に、実施例1と同様の条件で、スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.42重量部、純水93.
    78重量部、界面活性剤(S−1)4.80重量部、塩素濃度23ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0035】《実施例3》実施例1におけるポリアミドの合成において、ヘキサフルオロ−2,2'−ビス(3
    −アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを34
    8.0g(0.95モル)に減らし、代わりに1、3−
    ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン12.4g(0.05モル)を加え、一般式(1)で示され、Xが下記式X−1、Yが下記式Y−1及びY−2、Zが下記式Z−1で、a=9
    5、b=5からなるポリアミド(A−3)を合成し、各成分の添加量を表1の様に変えて同様に感光性樹脂組成物を得た。 更に、実施例1と同様の条件で、スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.30重量部、純水97.90重量部、界面活性剤(S−1)0.80重量部、塩素濃度8ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0036】《実施例4》実施例1におけるポジ型感光性樹脂組成物を用いて、更に実施例1と同様の条件で、
    スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、純水9
    7.65重量部、下記式の構造を有する界面活性剤(S
    −2)1.00重量部、塩素濃度93ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0037】《実施例5》実施例1におけるポジ型感光性樹脂組成物を用いて、更に実施例1と同様の条件で、
    スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.38重量部、純水9
    7.37重量部、下記式の構造を有する界面活性剤(S
    −1)1.25重量部、塩素濃度147ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0038】《実施例6》実施例1におけるポジ型感光性樹脂組成物を用いて、更に実施例1と同様の条件で、
    スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、純水9
    7.45重量部、下記式の構造を有する界面活性剤(S
    −1)1.20重量部、塩素濃度3ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0039】《実施例7》実施例2におけるポジ型感光性樹脂組成物の作製において、ジアゾキノン化合物(Q
    −1)の代わりに(Q−2)を用い、各成分の添加量を表1の様に変えて同様に感光性樹脂組成物を得た。 更に実施例1と同様の条件で、スピンコート、プリベーク露光まで行った後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.40重量部、純水97.30重量部、界面活性剤(S−1)1.30重量部、塩素濃度5ppmよりなる現像液を用いて同様に現像を行った。

    【0040】《比較例1》実施例1における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、純水98.65重量部のみによる界面活性剤(S−1)を含まないものに変更した他は実施例1と同様の評価を行った。

    【0041】《比較例2》実施例2における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.42重量部、純水85.58重量部、界面活性剤(S−1)13.00重量部、塩素濃度64ppmからなる現像液に変更した他は実施例2と同様の評価を行った。

    【0042】《比較例3》実施例4における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、純水98.60重量部、界面活性剤(S−2)0.05重量部、塩素濃度5ppmからなる現像液に変更した他は実施例4と同様の評価を行った。

    【0043】《比較例4》実施例1における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.50重量部、純水97.30重量部、界面活性剤(S−1)の代わりに(S−3)1.20重量部、塩素濃度16ppmからなる現像液に変更した他は実施例1
    と同様の評価を行った。

    【0044】《比較例5》実施例1における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.35重量部、純水96.65重量部、界面活性剤(S−1)の代わりに(S−4)2.00重量部、塩素濃度121ppmからなる現像液に変更した他は実施例1と同様の評価を行った。

    【0045】《比較例6》実施例1における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.39重量部、純水97.41重量部、界面活性剤(S−1)1.20重量部、塩素濃度0.5ppmからなる現像液に変更した他は実施例1と同様の評価を行った。

    【0046】《比較例7》実施例1における現像液の調製において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド1.40重量部、純水97.30重量部、界面活性剤(S−1)3.00重量部、塩素濃度813ppmからなる現像液に変更した他は実施例1と同様の評価を行った。

    【0047】

    【化10】

    【0048】

    【化11】

    【0049】

    【化12】

    【0050】実施例、比較例の結果を表1に示す。

    【表1】

    【0051】

    【発明の効果】本発明は、アニオン性界面活性剤と極微量の塩素を含むアルカリ水溶液でポジ型感光性樹脂組成物を現像すると、感度、膜減り率が優れるのみならず現像残り(スカム)が発生しない。 従って、ポリアミドとキノンジアジド化合物からなるポジ型感光性樹脂組成物は、非常に高解像度のパターン形成が可能となる。

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈