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Open type local area information integrated intelligent communication method and network system

阅读:184发布:2021-02-23

专利汇可以提供Open type local area information integrated intelligent communication method and network system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide the open type local area information integrated intelligent communication method that interconnects one intelligent building system or over and intelligent community adopting the integration of telecommunication, office (tenant) automation and building automation and their ancillary installations with an open type and operates and manages unifiedly them and to provide the network system. SOLUTION: Plurality of functional information processing systems distributed and installed in prescribed local areas such as a security management system 47, a building management system 46, an installation operation management system 49, a communication system, a filing system 45, a monitoring system 34, a parking lot management system 48, and information terminals 50, 51 are interconnected by an open LAN 44 by way of gateways 52, 65, 78, 99, 104, 112, 124, 141, 149 that convert a format of each signal frame into a standard format in a way that 2-way transmission and reception of given data are freely implemented.,下面是Open type local area information integrated intelligent communication method and network system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】所定の地域内に分散設置された複数の機能別情報処理システムを統括管理するに当り、 当該機能別情報処理システム群間を開放型ネットワークにより相互接続してインテリジェントネットワーク化し、 前記機能別情報処理システム相互間で所与のデータを前記ネットワークを介して授受交信し、 当該ネットワークを通して前記所定の地域内の前記機能別情報処理システム群を一元的に運営管理する、 ことを特徴とする開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項2】開放型ネットワークは、 LAN,ISDN,VAN又はCATV通信網である、 ことを特徴とする請求項1に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項3】LANは、 イーサネットで代表されるCSMA/CDアクセス方式、FDDIによる光ファイバーケーブルを用いた高速リング型、TPDDIによるツイストペアケーブルを用いた高速リング型のいずれかである、 ことを特徴とする請求項2に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項4】LANは、 データ用と映像用とを分離した構造をとる、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項5】機能別情報処理システムは、 地域内に設置された防災システムと防犯システムとを有するセキュリティ管理システムと、 地域内の各種エネルギ設備を制御並びに管理する設備管理システムと、 地域内の設備を運営する施設運営管理システムと、 地域内に設置した駐車場の駐車場管理システムと、 地域内のテナント及び共用部分に設置された情報端末のいずれかである、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項6】機能別情報処理システムは、 構内交換機による通信システムと、 ファイリングシステムと、 監視カメラによる監視モニタシステムと、 オフィス・オートメーションシステムと、 オフィス環境システムの1つ以上をも含む、 ことを特徴とする請求項5に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項7】所定の地域は、 一棟以上のビル及びその付属施設とコミュニティ及びその付属施設のいずれか又は組合せである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項8】ビルは、 インテリジェントシティを構成し得るインテリジェントビルで、オフィス、マンション、公共施設、イベントホール、ホテル、図書館、学校、病院、集合住宅等を含む、 ことを特徴とする請求項7に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項9】運営管理は、 集中遠隔管理である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項10】所与データは、 共通のプロトコル、好ましくは、TCP/IPプロトコルにより開放ネットワーク上を伝搬される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項11】所与データは、 順次、プリアンブルフィールドと開始デリミタフィールドと宛先アドレスフィールドと送信元アドレスフィールドと長さフィールドと情報フィールドとフレームチェックフィールドとの標準フォーマット化した一連の信号フレームからなるイーサネット・パケットの当該情報フィールドに乗せられて開放ネットワーク上を伝搬される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項12】所与データは、 検出、制御、操作、印刷、表示、指示、告知、計数等各種機能別のアナログ電気、デジタル電気、光や有線、無線信号のいずれか又は変換組合せを媒介とする、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10又は11に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項13】施設運営管理システムは、 施設情報管理と、保守情報管理と、設備情報管理と、オフィスファシリティ管理と、テナント情報端末管理と共用情報端末管理を行う情報端末管理とを、コンピュータにより一括管理制御を実行する、 ことを特徴とする請求項5、6、7、8、9、10、1
    1又は12に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項14】施設運営管理システムの一括管理制御は、 各管理を動作させる単位パッケージ化した所定のソフトウェア毎の選択組合にて実行する、 ことを特徴とする請求項13に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項15】設備管理システムは、 集中検針管理と、予備品・消耗品管理と、保全スケジュール詳細管理と、エネルギー統計管理と、警報データ管理と、クレーム管理と、稼動実績管理と、保全履歴管理と、設備台帳管理とを、 コンピュータにより一括管理制御を実行する、 ことを特徴とする請求項5、6、7、8、9、10、1
    1、12、13又は14に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項16】設備管理システムの一括管理制御は、 各管理を動作させる単位パッケージ化した所定のソフトウェア毎の選択組合にて実行する、 ことを特徴とする請求項15に記載の開放型地域情報統合インテリジェント通信方法。
  • 【請求項17】所定の地域内に分散設置された複数の機能別情報処理システム間で所与のデータを送受信自在に、標準フォーマット化した信号フレームを用いて開放型ネットワークにより前記機能別情報処理システムを相互接続する、ことを特徴とする開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項18】信号フレームは、 前記機能別情報処理システム内で標準フォーマット化されるか、又はゲートウェイを介して標準フォーマット化される、 ことを特徴とする請求項17に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項19】開放型ネットワークは、 LAN,ISDN,VAN又はCATV通信網である、 ことを特徴とする請求項17又は18に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項20】LANは、 イーサネットで代表されるCSMA/CDアクセス方式、FDDIによる光ァイバーケーブルを用いた高速リング型、TPDDIによる光ファイバーケーブルによりツイストペアケーブルを用いた高速リング型のいずれかである、 ことを特徴とする請求項19に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項21】LANは、 データ用と映像用とを分離した構造をとる、 ことを特徴とする請求項20に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項22】機能別情報処理システムは、 地域内に設置された防災システムと防犯システムとを有するセキュリティ管理システムと、 地域内の各種エネルギ設備を制御並びに管理するビル管理システムと、 地域内の施設を運営する施設運営管理システムと、 地域内のテナント及び共用部分に設置された情報端末のいずれかである、 ことを特徴とする請求項17、18、19、20又は2
    1に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項23】機能別情報処理システムは、 構内交換機による通信システムと、 ファイリングシステムと、 監視カメラによる監視モニタシステムと、 オフィス・オートメーションシステムと、 オフィス環境システムと、 駐車場管理システムのいずれかをも含む、 ことを特徴とする請求項22に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項24】所定の地域は、 一棟以上のビル及びその付属施設とコミュニティ及びその付属施設のいずれか又は組合せである、 ことを特徴とする請求項17、18、19、20、2
    1、22又は23に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項25】ビルは、 インテリジェントシティを構成し得るインテリジェントビルで、オフィス、マンション、公共施設、イベントホール、ホテル、図書館、学校、病院、集合住宅等を含む、 ことを特徴とする請求項24に記載の開放型地域情報統合インテリジェントビルネットワークシステム。
  • 【請求項26】セキュリティ管理システムは、 ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された防災設備と,防災センタに設置された防災制御盤とで接続構成した防災システムと、 前記ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された防犯設備及び出入り管理設備と,前記防災センタに設置された単一の防犯制御盤とで並行接続構成した防犯システムと、 を並行接続して前記防災センタに設置される、 ことを特徴とする請求項22、24又は25に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項27】ビル管理システムは、 ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された各種計量設備と空調設備と受変電設備と照明設備等とからなる各種エネルギ設備と、 中央監視室内に設置された単一の制御・管理装置とで、 並行接続構成したエネルギ制御・管理システムと接続して前記中央監視室内に設置される、 ことを特徴とする請求項22、24、25又は26に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項28】中央監視室は、 ビル又はコミュニティ及びその付属施設に配置された昇降機設備と制御・管理装置とに接続する昇降機制御盤と、 ファイリングシステムと、 通信端末と、 をもそれぞれ設置する、 ことを特徴とする請求項27に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項29】防災センタは、 ビル、コミュニティ又はその付属施設に設けた駐車場に付帯した駐車場管理盤と接続する駐車場管理システムと、 ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置した監視カメラと接続する監視モニタと、 通信端末と、 をもそれぞれ設置する、 ことを特徴とする請求項26、27又は28に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項30】施設運営管理システムは、 ビル運営会社内に通信端末ともども設置する、 ことを特徴とする請求項22、24、25、26、2
    7、28又は29に記載の開放型地域報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項31】情報端末は、 ビル内の各テナント室及び共用スペースに通信端末ともどもテナント又は共用情報端末として設置する、 ことを特徴とする請求項22、24、25、26、2
    7、28、29又は30に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項32】セキュリティ管理システムは、 防災制御盤と防犯制御盤に接続するデータI/Oと、C
    PUと、プログラムメモリと、入力装置と、各種動作情報や各種稼働情報や入退出管理情報を履歴記録するファイルと、表示器と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に相互接続構成する、 ことを特徴とする請求項22、24、25、26、2
    7、28、29、30又は31に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項33】制御・管理装置は、 各種計量、空調、受変電、照明の各設備に接続するデータI/Oと、CPUと、プログラムメモリと、入力装置と、設備制御部と、表示器と、各種設備制御情報や各種エネルギ使用実績情報等を履歴記録するファイルと、ビル管理システムと防災制御盤と昇降機制御盤とにそれぞれ接続するビルデータI/Oとを、 バスにより有機的に相互接続構成する、 ことを特徴とする請求項27、28、29、30、31
    又は32に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項34】ビル管理システムは、 制御・管理装置に接続するデータI/Oと、CPUと、
    プログラムメモリと、入力装置と、各種設備情報や各種設備保全情報等を履歴記録するファイルと、表示器と、
    出力装置と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に相互接続構成する、 ことを特徴とする請求項27、28、29、30、3
    1、32又は33に記載の開放地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項35】ファイリングシステムは、 CPUと、プログラムメモリと、表示器と、図形入力装置と、ビル全体図面や各階平面図や配管・配線図等を記録するファイルと、文字入力装置と、出力装置と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に接続構成する、 ことを特徴とする請求項23、24、25、26、2
    7、28、29、30、31、32、33又は34に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項36】施設運営管理システムは、 CPUと、プログラムメモリと、各種予約管理情報や各種テナント管理情報や各種駐車場管理情報や各種施設管理情報や各種保守管理情報や各種設備保全管理情報等の履歴や現状を記録する管理ファイルと、入力装置と、各種料金請求情報を履歴記録する請求ファイルと、表示器と、出力装置と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に相互接続構成する、 ことを特徴とする請求項22、24、25、26、2
    7、28、29、30、31、32、33、34又は3
    5に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項37】駐車場管理システムは、 駐車場管理盤に接続するデータI/Oと、CPUと、プログラムメモリと、入力装置と、空きや利用時間状況情報や利用料金情報等を履歴記録するファイルと、表示器と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLA
    N接続インターフェースとを、 バスにより有機的に相互接続構成する、 ことを特徴とする請求項29、30、31、32、3
    3、34、35又は36に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項38】テナント情報端末は、 CPUと、表示器と、プログラムメモリと、入力装置と、出力装置と、各種必要情報を記録するメモリと、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に接続構成したインテリジェント端末である、 ことを特徴とする請求項31、32、33、34、3
    5、36又は37に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項39】共用情報端末は、 CPUと、大型表示器と、プログラムメモリと、通信・
    制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、 バスにより有機的に相互接続構成したインテリジェント端末である、 ことを特徴とする請求項31、32、33、34、3
    5、36、37又は38に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項40】施設運営管理システムのCPUは、 施設情報管理機能部と、保守情報管理機能部と、設備情報管理機能部と、オフィスファシリティ管理機能部及び情報端末管理機能部のいずれか1つ以上を、 内部に機能別にそれぞれ仕分け区分した管理制御部を有する、 ことを特徴とする請求項36に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項41】施設情報管理機能部と、保守情報管理機能部と、設備情報管理機能部と、オフィスファシリティ管理機能部及び情報端末管理機能部の各機能部は、 それぞれソフトウェアパッケージとして管理され、 管理制御部は、選定された1つ以上の前記ソフトウェアパッケージに基づき内部に機能別にそれぞれ区分して管理制御する、 ことを特徴とする請求項40に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項42】情報端末管理機能部は、 テナント情報端末管理機能部と共用情報端末機能部のいずれか一方、又は、両方を内部分担している、 ことを特徴とする請求項40又は41に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 【請求項43】ビル管理システムのCPUは、 集中検針管理部と、予備品・消耗品管理部と、保全スケジュール詳細管理部と、エネルギー統計管理部と、警報データ管理部と、設備台帳管理部と、クレーム管理部と、稼動実績管理部と、保全履歴管理のいずれか1つ以上を、 内部に管理別にそれぞれ仕分け区分した管理制御部を有する、 ことを特徴とする請求項34に記載の開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、インテリジェントビル等の構内やインテリジェントビル群あるいは特定された地域など特定区域内全体の種々の異なる情報を統合してインテリジェントネットワーク化する通信方法及びシステムに関し、特に区域内の施設管理情報をローカルエリアネットワーク(LAN)を利用して統合化して管理する開放型地域情報統合インテリジェント通信方法及びその実施に直接使用するネットワークシステムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】本発明に係る従来技術について、ビルを例にして説明する。 図33は、ビルの施設管理に関する設備とその管理設備等との状況を説明する図である。 同図33において、ビル1内には複数のテナント2a,2
    b(本例では、A,B)が存在し、各テナント2a,2
    bには電話機やファクシミリ等の通信端末3や事務管理用のOA機器等のOA情報設備4が備えられている。

    【0003】また、ビル1内にはエントランスホールや廊下といった共通に使用される共用スペース5があり、
    この共用スペース5には連絡用の通信端末6や掲示板7
    などが備えられている。 このようなビル1内には、テナント2a,2bや共用スペース5を含めて、その他に各種の重要かつ必須に施設が設けられて管理されている。
    このビル施設管理システムとしては、例えば以下のような設備が通常設置されている。

    【0004】[ビル制御システム]ビル制御システム8
    はビル1に外部から供給される電の受変電設備9、ビル1内の各所に設けられた空調設備10、照明設備1
    1、電気/ガス/道の使用量計量設備12と、中央監視室13に設置され、これらの各設備9〜12と接続されて制御・管理する制御装置14とから構成される。

    【0005】ビル制御システム8により、テナント2
    a,2b等の各部屋や共用スペース5部分の空調、電力、照明などの制御を行い、時刻や利用形態や室温度の環境条件などに合わせて運転、制御、監視等が行われる。

    【0006】[防災システム]防災システム15は、ビル1各所に設置された温度感知器、煙感知器などの火災感知器あるいは火災報知器や火災表示器等の防災設備1
    6と、防災センタ17に設置され、この防災設備16と接続されて監視・制御等を行う制御盤18とから構成される。

    【0007】ビル1内に設置された火災感知器あるいは火災報知器などからの異常通知信号を監視し、異常発生を通知するシステム15である。 防災システム15の制御盤18からの信号の一部はビル制御システム8の制御装置14に接続され、防災設備16の異常通知に基づいて空調設備10やスプリンクラ等の消火設備との連携も可能としている。

    【0008】[防犯システム]防犯システム19は、ビル1各所の出入口や窓等に設置された侵入検知器や貴重品等の保管装置等に設置された防犯検知器などの防犯設備20と、防災センタ17に設置され、これら防犯設備20と接続されて監視・制御等を行う制御盤21とから構成される。 ビル1内に設置された侵入や防犯の検知器などから異常通知信号を監視して異常発生に対応したり、施錠管理等を行うシステム19である。

    【0009】[電話システム]電話システム22は、外部の公衆電気通信網と接続された構内交換機23と、この構内交換機23と接続される各テナント2a,2bや中央監視室13や防災センタ17といったビル1内各所に設けられた電話機やファクシミリ装置等の通信端末3,6,24,25とから構成される。 構内交換機23
    等による内線通話や外部の公衆電気通信網との通信を行う周知のシステムである。

    【0010】[その他のシステム]その他、エレベータ等の昇降機設備26の制御盤27による運転、制御、異常監視を行う昇降機制御システム28、受付装置や入退出装置等の出入管理設備29に基づいて制御盤30により管理を行う出入管理システム31、ビル1内に設置した監視カメラ32の映像を表示する監視モニタ33によるモニタリングシステム34、駐車場に付帯する駐車場管理盤35を通して制御盤36による空き状況等の管理を行う駐車場管理システム37などがある。

    【0011】上述したように、各設備システム8、1
    5、19、22、28、31、34による管理は、ビル1内に設けられた中央監視室13や防災センタ17さらにはビル運営会社38においてそれぞれ行われる。 即ち、中央監視室13では、照明、空調あるいは電力を運転制御するビル制御システム8により、所定の運転ならびに制御を行うとともに、ビル制御システム8への指示や監視を管理人によって行う。

    【0012】また、昇降機設備26の制御盤27を設けて、運転並びに異常等の監視を行う。 また、中央監視室13には、ビル1内の各フロアの構成やテナント2a,
    2b等の配置などに管理に必要な帳票や図面等がファイル保管庫39内に保管されている。 また、ビル内に設けられた構内交換機23の管理も行う。

    【0013】また、防災センタ17では、監視員により、防災システム15や防犯システム19の制御盤1
    8,21により監視や通報受信等を行い、異常時には別途用意された設備等によりビル1内への警報を発する。
    その他、ビル1の出入管理や駐車場の制御盤30,36
    の監視が行われる。

    【0014】さらに、通常、ビルの保守管理運営を行うビル運営(管理)会社38により、各テナント2a,2
    bや共用スペース5部分のメンテナンスや利用状況管理等が管理端末40により行われる。 この際、中央監視室13や防災センタ17との間で、収集された情報の授受や設備の利用条件の指示など情報交換が行われる。 ここで、図中41は管理簿等のファイル等保管庫、42は通信端末である。

    【0015】次いで、ビル運営会社38との情報交換の例を図34を参照して以下の場合を説明する。 なお、図34では、中央監視室13と防災センタ17との間の情報交換の一部がLAN(ビルオートメーションネット)
    43を用いた例として示してある。

    【0016】[中央監視室13→ビル運営会社38] (i) 各テナント2a,2b等の光、熱、水、電気等のビルオートメーションネット43を通った使用量情報を、フロッピィデスク(FD)等の記録媒体や帳票等で報告 (ii) 設備の点検状況や障害履歴の情報を書面等で報告 (iii ) 故障や緊急情報を電話等で通知

    【0017】[防災センタ17→ビル運営会社38,中央監視室13,各テナント2a,2b等] (i) ビルオートメーションネット43を通った異常や緊急情報を電話や館内放送等で通知 [ビル運営会社38→中央監視室13] (i) 空調等の時間延長や修繕等の情報を、電話や書面で指示、要求

    【0018】[中央監視室13→各テナント2a,2b
    等] (i) 工事やテナント移転等の情報及び図面等の情報に基づき、案内や周知表示を掲示板7等に手作業で実施 [ビル運営会社38→各テナント2a,2b] (i) 各種の周知・案内文書を配付、通知 (ii) ビルオートメーションネット43を通った空調等の故障情報を電話等で通知

    【0019】[各テナント2a,2b→ビル運営会社3
    8] (i) 空調等の時間延長や会議室の予約等を電話または書面で請求 (ii) テナント2a,2b内の設備トラブル情報や各種苦情等を電話等で通知など、以上の多用な情報が必要に応じて交換される。 また、例えば、ビル運営会社38における賃貸料や光熱等の費用の請求等の管理が文書等により収集した情報(データ)に基づいて管理端末40にデータ投入して行われているように、各種の管理等をそれぞれの部所で別々に行っている。

    【0020】

    【発明が解決しようとする課題】上述したビル1の施設管理の例のように、従来では、各システム8、15、1
    9、22、31、34、37がシステム毎に単独で構築されているため、システム間8、15、19、22,3
    4,37間での情報の共有ができないか、困難を伴うことが多かった。

    【0021】即ち、各システムの特性や設計・施工者が異なるため、各システムで採用される処理手順やデータ構造あるいは操作手順が独自のものとなることが多い。
    また、施設管理の機能をその施設に適合させて自由度を持たせて設定したり、あるいは機能を追加したり、変更する場合に、システムやソフトウェアをそれぞれ個別かつ独自に作成する必要があり、統一性に欠けたりや困難性を伴うことが多い。

    【0022】従って、管理者の設置されている中央監視室13や防災センタ17で行う設備管理業務や防犯・防災管理業務を行うには、システム間で操作等が統一されていないため、専任の要員を配置する必要から要員数が増大する問題があった。 あるいは、少人数で管理を行う場合には、多くのシステムについて、しかも相違する操作を習熟する必要があり、熟練度を要したり、的確な操作を迅速にできない虞があるなどの問題があった。 これらの問題は、各システムの高度化や複雑化に伴って一層増大する傾向にあった。

    【0023】また、ビル1の運営を行う運営会社38とビル1内のテナント2a,2bと中央監視室13と防災センタ17との相互の情報の交換についても、媒体の授受や電話やファクシミリでの交換や掲示板7での周知等で行われていたため、多くの手数を必要としたり、迅速な対応が取れないなどの問題があった。

    【0024】このような問題の解決は、例えば複数のビル群等で構成されるような広がりをもった地域の管理を連携化させて行うような場合に、一層重要となってる。
    即ち、上述したような管理はビル等の特定区域単位で行い、特定区域間の相互の情報の交換は行われていないのが一般的であり、地域全体に係わるような情報のやり取りに多大な労力を要し、地域の組織立った管理や運営の障害の一つとなっていた。

    【0025】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目的は次の通りである。 本発明の第1の目的は、上述したような問題点を解決し、所定の地域において効率的で必要な情報の共有化が図れる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法及びネットワークシステムを提供せんとするものである。

    【0026】本発明の第2の目的は、テレコミュニケーションとオフィス(テナント)オートメーションとビルオートメーションを統合した1つ以上のインテリジェントビルやインテリジェントコミュニティとそれらの付属設備等を開放型ネットワークで結び一元的に運営管理する開放型地域統合インテリジェント通信方法及びネットワークシステムを提供せんとするものである。

    【0027】本発明の第3の目的は、テレコミュニケーションとオフィス(テナント)オートメーションとビルオートメーションを分散配置して構成する複数の機能別情報処理システムをデジタルPBXやLAN(ローカルエリアネットワーク)やISDN(総合デジタル通信網)やCATV(ケーブルテレビ)、VAN(付加価値)通信網により相互接続して所与のデータの双方向送受信を行う開放型地域統合インテリジェント通信方法及びネットワークシステムを提供せんとするものである。

    【0028】本発明の第4の目的は、オフィスビル、マンションビル、公共施設、イベントホール、ホテル、学校、病院、集合住宅をも巻込んだ広域内統合管理されるインテリジェントシティ化を目指し得る開放型地域情報統合インテリジェント通信方法及びネットワークシステムを提供せんとするものである。

    【0029】本発明の第5の目的は、上述のような開放型ネットワークによる一元的な運営管理において、施設にあった機能を選択的に設定したり、機能の追加・変更が容易に行い得る開放型地域情報統合インテリジェント通信方法及びネットワークシステムを提供せんとするものである。

    【0030】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。

    【0031】

    【課題を解決するための手段】前記した課題の解決は、
    本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を採用することにより前記目的を達成する。 即ち、本発明方法の第1の特徴は、所定の地域内に分散設置された複数の機能別情報処理システムを統括管理するに当り、当該機能別情報処理システム群間を開放型ネットワークにより相互接続してインテリジェントネットワーク化し、
    前記機能別情報処理システム相互間で所与のデータを前記ネットワークを介して授受交信し、当該ネットワークを通して前記所定の地域内の前記機能別情報処理システム群を一元的に運営管理してなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0032】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方法の第1の特徴における開放型ネットワークが、LA
    N,ISDN,VAN又はCATV通信網である開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0033】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方法の第2の特徴におけるLANが、イーサネットで代表されるCSMA/CDアクセス方式、FDDIによる光ファイバーケーブルを用いた高速リング型、TPDDI
    によるツイストペアケーブルを用いた高速リング型のいずれかである開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0034】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方法の第2又は第3の特徴におけるLANが、データ用と映像用とを分離した構造をとってなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0035】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3又は第4の特徴における機能別情報処理システムが、地域内に設置された防災システムと防犯システムとを有するセキュリティ管理システムと、
    地域内の各種エネルギ設備を制御並びに管理する設備管理システムと、地域内の設備を運営する施設運営管理システムと、地域内に設置した駐車場の駐車場管理システムと、地域内のテナント及び共用部分に設置された情報端末のいずれかである開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0036】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方法の第5の特徴における機能別情報処理システムが、構内交換機による通信システムと、ファイリングシステムと、監視カメラによる監視モニタシステムと、オフィス・オートメーションシステムと、オフィス環境システムの1つ以上をも含んでなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0037】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における所定の地域が、一棟以上のビル及びその付属施設とコミュニティ及びその付属施設のいずれか又は組合せである開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0038】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方法の第7の特徴におけるビルが、インテリジェントシティを構成し得るインテリジェントビルで、オフィス、マンション、公共施設、イベントホール、ホテル、図書館、学校、病院、集合住宅等を含んでなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0039】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の特徴における運営管理が、集中遠隔管理である開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0040】本発明方法の第10の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における所与データが、共通のプロトコル、好ましくは、TCP/IPプロトコルにより開放ネットワーク上を伝搬されてなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0041】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第10の特徴における所与データが、順次、プリアンプフィールドと開始デリミタフィールドと宛先アドレスフィールドと送信元アドレスフィールドと長さフィールドと情報フィールドとフレームチェックフィールドとの標準フォーマット化した一連の信号フレームからなるイーサネット・パケットの当該情報フィールドに乗せられて開放ネットワーク上を伝搬されてなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0042】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10又は第11の特徴における所与データが、検出、制御、操作、印刷、表示、指示、告知、計数等各種機能別のアナログ電気、デジタル電気、光や有線、無線信号のいずれか又は変換組合せを媒介としてなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0043】本発明方法の第13の特徴は、前記本発明方法の第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11
    又は第12の特徴における施設運営管理システムが、施設情報管理と、保守情報管理と、設備情報管理と、オフィスファシリティ管理と、テナント情報端末管理と共用情報端末管理を行う情報端末管理とを、コンピュータにより一括管理制御を実行してなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0044】本発明方法の第14の特徴は、前記本発明方法の第13の特徴における施設運営管理システムの一括管理制御が、各管理を動作させる単位パッケージ化した所定のソフトウェア毎の選択組合にて実行してなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0045】本発明方法の第15の特徴は、前記本発明方法の第5、第6、第7、第8、第9、第10、第1
    1、第12、第13又は第14の特徴における設備管理システムが、集中検針管理と、予備品・消耗品管理と、
    保全スケジュール詳細管理と、エネルギー統計管理と、
    警報データ管理と、クレーム管理と、稼動実績管理と、
    保全履歴管理と、設備台帳管理とを、コンピュータにより一括管理制御を実行してなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法の構成採用にある。

    【0046】本発明方法の第16の特徴は、前記本発明の第15の特徴における設備管理システムの一括管理制御が、各管理を動作させる単位パッケージ化した所定のソフトウェア毎の選択組合にて実行してなる開放型地域情報統合インテリジェント通信方法にある。

    【0047】本発明システムの第1の特徴は、所定の地域内に分散設置された複数の機能別情報処理システム間で所与のデータを送受信自在に、標準フォーマット化した信号フレームを用いて開放型ネットワークにより前記機能別情報処理システムを相互接続してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0048】本発明システムの第2の特徴は、前記本発明システムの第1の特徴における信号フレームが、前記機能別情報処理システム内で標準フォーマット化されるか、又はゲートウェイを介して標準フォーマット化されてなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0049】本発明システムの第3の特徴は、前記本発明システムの第1又は第2の特徴における開放型ネットワークが、LAN,ISDN,VAN又はCATV通信網である開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0050】本発明システムの第4の特徴は、前記本発明システムの第3の特徴におけるLANが、イーサネットで代表されるCSMA/CDアクセス方式、FDDI
    による光ファイバーケーブルを用いた高速リング型、T
    PDDIによる光ファイバーケーブルによりツイストペアケーブルを用いた高速リング型のいずれかである開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0051】本発明システムの第5の特徴は、前記本発明システムの第4の特徴におけるLANが、データ用と映像用とを分離した構造をとってなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0052】本発明システムの第6の特徴は、前記本発明システムの第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における機能別情報処理システムが、地域内に設置された防災システムと防犯システムとを有するセキュリティ管理システムと、地域内の各種エネルギ設備を制御並びに管理するビル管理システムと、地域内の施設を運営する施設運営管理システムと、地域内のテナント及び共用部分に設置された情報端末のいずれかである開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0053】本発明システムの第7の特徴は、前記本発明システムの第6の特徴における機能別情報処理システムが、構内交換機による通信システムと、ファイリングシステムと、監視カメラによる監視モニタシステムと、
    オフィス・オートメーションシステムと、オフィス環境システムと、駐車場管理システムのいずれかをも含む開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0054】本発明システムの第8の特徴は、前記本発明システムの第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7における所定の地域が、一棟以上のビル及びその付属施設とコミュニティ及びその付属施設のいずれか又は組合せである開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0055】本発明システムの第9の特徴は、前記本発明システムの第8の特徴におけるビルが、インテリジェントシティを構成し得るインテリジェントビルで、オフィス、マンション、公共施設、イベントホール、ホテル、図書館、学校、病院、集合住宅等を含んでなる開放型地域情報統合インテリジェントビルネットワークシステムの構成採用にある。

    【0056】本発明システムの第10の特徴は、前記本発明システムの第6、第8又は第9の特徴におけるセキュリティ管理システムが、ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された防災設備と,防災センタに設置された防災制御盤とで接続構成した防災システムと、前記ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された防犯設備及び出入り管理設備と,前記防災センタに設置された単一の防犯制御盤とで並行接続構成した防犯システムと、を並行接続して前記防災センタに設置されてなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0057】本発明システムの第11の特徴は、前記本発明システムの第6、第8、第9又は第10の特徴におけるビル管理システムが、ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置された各種計量設備と空調設備と受変電設備と照明設備等とからなる各種エネルギ設備と、中央監視室内に設置された単一の制御・管理装置とで、並行接続構成したエネルギ制御・管理システムと接続して前記中央監視室内に設置されてなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0058】本発明システムの第12の特徴は、前記本発明システムの第11の特徴における中央監視室が、ビル又はコミュニティ及びその付属施設に配置された昇降機設備と制御・管理装置とに接続する昇降機制御盤と、
    ファイリングシステムと、通信端末と、をもそれぞれ設置してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0059】本発明システムの第13の特徴は、前記本発明システムの第10、第11又は第12の特徴における防災センタが、ビル、コミュニティ又はその付属施設に設けた駐車場に付帯した駐車場管理盤と接続する駐車場管理システムと、ビル又はコミュニティ及びその付属施設に分散配置した監視カメラと接続する監視モニタと、通信端末と、をもそれぞれ設置してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0060】本発明システムの第14の特徴は、前記本発明システムの第6、第8、第9、第10、第11、第12又は第13の特徴における施設運営管理システムが、ビル運営会社内に通信端末ともども設置してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0061】本発明システムの第15の特徴は、前記本発明システムの第6、第8、第9、第10、第11、第12、第13又は第14の特徴における情報端末が、ビル内の各テナント室及び共用スペースに通信端末ともどもテナント又は共用情報端末として設置してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0062】本発明システムの第16の特徴は、前記本発明システムの第6、第8、第9、第10、第11、第12、第13、第14又は第15の特徴におけるセキュリティ管理システムが、防災制御盤と防犯制御盤に接続するデータI/Oと、CPUと、プログラムメモリと、
    入力装置と、各種動作情報や各種稼働情報や入退出管理情報を履歴記録するファイルと、表示器と、通信処理・
    制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に相互接続構成してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0063】本発明システムの第17の特徴は、前記本発明システムの第11、第12、第13、第14、第1
    5又は第16の特徴における制御・管理装置が、各種計量、空調、受変電、照明の各設備に接続するデータI/
    Oと、CPUと、プログラムメモリと、入力装置と、設備制御部と、表示器と、各種設備制御情報や各種エネルギ使用実績情報等を履歴記録するファイルと、ビル管理システムと防災制御盤と昇降機制御盤とにそれぞれ接続するビルデータI/Oとを、バスにより有機的に相互接続構成してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0064】本発明システムの第18の特徴は、前記本発明システムの第11、第12、第13、第14、第1
    5、第16又は第17の特徴におけるビル管理システムが、制御・管理装置に接続するデータI/Oと、CPU
    と、プログラムメモリと、入力装置と、各種設備情報や各種設備保全情報等を履歴記録するファイルと、表示器と、出力装置と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に相互接続構成してなる開放地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0065】本発明システムの第19の特徴は、前記本発明システムの第7、第8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、第15、第16、第17又は第18の特徴におけるファイリングシステムが、CPU
    と、プログラムメモリと、表示器と、図形入力装置と、
    ビル全体図面や各階平面図や配管・配線図等を記録するファイルと、文字入力装置と、出力装置と、通信処理・
    制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に接続構成してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0066】本発明システムの第20の特徴は、前記本発明システムの第6、第8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、第15、第16、第17、第1
    8又は第19の特徴における施設運営管理システムが、
    CPUと、プログラムメモリと、各種予約管理情報や各種テナント管理情報や各種駐車場管理情報や各種施設管理情報や保守管理情報や各種設備保全管理情報等の履歴や現状を記録する管理ファイルと、入力装置と、各種料金請求情報を履歴記録する請求ファイルと、表示器と、
    出力装置と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に相互接続構成してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0067】本発明システムの第21の特徴は、前記本発明システムの第13、第14、第15、第16、第1
    7、第18、第19又は第20の特徴における駐車場管理システムが、駐車場管理盤に接続するデータI/O
    と、CPUと、、プログラムメモリと、入力装置と、空きや利用時間状況情報や利用料金情報等を履歴記録するファイルと、表示器と、通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に相互接続構成してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0068】本発明システムの第22の特徴は、前記本発明システムの第15、第16、第17、第18、第1
    9、第20又は第21の特徴におけるテナント情報端末が、CPUと、表示器と、プログラムメモリと、入力装置と、出力装置と、各種必要情報を記録するメモリと、
    通信処理・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に接続構成したインテリジェント端末である開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0069】本発明システムの第23の特徴は、前記本発明システムの第15、第16、第17、第18、第1
    9、第20、第21又は第22の特徴における共用情報端末が、CPUと、大型表示器と、プログラムメモリと、通信・制御部と、ゲートウェイに接続するLAN接続インターフェースとを、バスにより有機的に接続構成したインテリジェント端末である開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0070】本発明システムの第24の特徴は、前記本発明システムの第20の特徴における施設運営管理システムのCPUが、施設情報管理機能部と、保守情報管理機能部と、設備情報管理機能部と、オフィスファシリティ管理機能部及び情報端末管理機能部のいずれか1つ以上を、内部に機能別にそれぞれ仕分け区分した管理制御部を有してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0071】本発明システムの第25の特徴は、前記本発明システムの第24の特徴における施設情報管理機能部と、保守情報管理機能部と、設備情報管理機能部と、
    オフィスファシリティ管理機能部及び情報端末管理機能部の各機能部が、それぞれソフトウェアパッケージとして管理され、管理制御部は、選定された1つ以上の前記ソフトウェアパッケージに基づき内部に機能別にそれぞれ区分し管理制御してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0072】本発明システムの第26の特徴は、前記本発明システムの第24又は第25の特徴における情報端末管理機能部が、テナント情報端末管理機能部と共用情報端末機能部のいずれか一方、又は、両方を内部分担している開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0073】本発明システムの第27の特徴は、前記本発明システムの第18の特徴におけるビル管理システムのCPUが、集中検針管理部と、予備品・消耗品管理部と、保全スケジュール詳細管理部と、エネルギー統計管理部と、警報データ管理部と、設備台帳管理部と、クレーム管理部と、稼動実績管理部と、保全履歴管理部のいずれか1つ以上を、内部に管理別にそれぞれ仕分け区分した管理制御部を有してなる開放型地域情報統合インテリジェントネットワークシステムの構成採用にある。

    【0074】

    【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を装置例と方法例及び実施例につき説明する。 本実施形態例は、インテリジェントオフィスビルとLANを専ら説明するも他のマンション、公共施設、イベントホール、ホテル、学校、病院、集合住宅等のインテリジェントビルにも又他のISDN、CATV、VAN等の通信網にもそれぞれ適用可能なことは言うまでもない。 さらに、図面上では、LANに対し所与のデータをゲートウェイを介して標準フォーマット化するがこれに限定されず、機能別情報処理システム内で予め標準フォーマット化する場合も当然含まれるものとしその場合には当然ゲートウェイは不要となる。

    【0075】(装置例)本発明の装置例の図面について説明する。 図1は本装置例のシステム全体構成例、図2
    (a),(b)はファイリングシステムの構成例及び同・ファイリング構成例、図3(a),(b)は、ビル管理システムの構成例及び同・ファイル構成例である。

    【0076】図4(a),(b)は制御・管理装置のシステム構成例及びファイル構成例、図5(a),(b)
    は、セキュリティ管理システムのシステム構成例及びファイル構成例、図6(a),(b)は駐車場管理システムのシステム構成例及びファイル構成例である。

    【0077】図7(a),(b),(c)はそれぞれ施設運営管理システムのシステム構成例と、管理ファイル構成例と請求ファイル構成例、図8はテナント情報端末のシステム構成例、図9は共用情報端末のシステム構成例である。 なお、図33乃至図34に示す従来例と同一部分は同一符号を付して説明の重複を避けた。

    【0078】(全体構成例の説明)図1ではインテリジェントビル1を例とした本装置例を示すシステム構成例であり、中央監視室13と防災センタ17とビル運営会社38とテナント2a,2b(本例ではA,Bの2つ)
    と共用スペース5で管理又は設置されるシステム及び構内交換機23とが全て統合ローカルエリアネットワーク(LAN)44に接続された構成である。

    【0079】ここで、中央監視室13、防災センタ1
    7、ビル運営会社38、テナント2a,2b等は、その機能を便宜的に区別するために付した一般的な代表名称であり、同一機能を持つものであれば全て含まれる。 まず、中央監視室13では、ファイリングシステム(CA
    D)45とビル管理システム46とがLAN44に接続される。 また、防災センタ17では、セキュリティ管理システム47と監視モニタ33と駐車場管理システム4
    8とがLAN44に接続される。

    【0080】また、ビル運営会社38では施設運営管理システム49が、テナント2a,2bではテナント情報端末50が、共用スペース5では共用情報端末51がそれぞれLAN44に接続される。 さらに、外部の公衆電気通信ネットワークと接続された構内交換機23がLA
    N44に接続される。 構内交換機23と各部に設置された通信端末42、53、54、55、56とはLAN4
    4接続または専用の構内配線接続により通信システムを構成する。

    【0081】(各部分の説明)以下、各システム等について説明する。 [中央監視室13] (1)ファイリングシステム45 ファイリングシステム45は、構成例を図2(a)に示すように、システム全体の制御を行う演算処理部CPU
    57、システム45を動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ58、スキャナ等の図形入力装置5
    9、キーボードやマウス等で構成される文字等の入力装置60、CRTや液晶等の表示器61、プリンタ等の出力装置62、ファイルメモリ63(以下「ファイル」と呼ぶ。)、LAN44との通信を行うための通信処理・
    制御部64、ゲートウェイGW65を介してLAN44
    と接続する接続インターフェース66及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス66' とから構成される。

    【0082】ファイリングシステム45では、図形入力装置59及び文字入力装置60により、主にビル全体の図面67や各階の平面図68などの図面情報が読み込みあるいは作成されてファイル63に記録されている(図2(b))。

    【0083】(2)ビル管理システム46 ビル管理システム46は、構成例を図3(a)に示すように、システム全体の制御を行う演算処理部CPU6
    9、システム46を動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ70、キーボードやマウス等の入力装置71、CRTや液晶等の表示器72、プリンタ等の出力装置73、ファイル74、制御・管理装置75との間でデータの入出力を行うデータI/O76、LAN44との通信を行うための通信処理・制御部77、ゲートウェイGW78を介してLAN44と接続する接続インターフェース79及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス79' とから構成される。

    【0084】ビル管理システム46では、主にビル1内の諸設備に係る情報の管理を行う。 そのファイル74には、図3(b)の例のように、管理上必要となる各設備関連情報・図面80a〜80eの設備情報80と、各設備を管理・制御する制御・管理装置75に指示を与える情報や制御・管理装置75から得られる各種のデータ情報81a〜81eが設備保全情報81として記録される。

    【0085】(3)制御・管理装置75 制御・管理装置75は、従来より知られているものと同様に、外部から供給される電力の受変電設備9、ビル1
    内の各所に設けられた空調設備10や照明設備11、電気/ガス/水道の使用料計量設備12等の各ビル設備と接続されて、テナント2a,2b等の各部屋や共用スペース5部分を含めたビル1全体の空調、電力、照明など主にエネルギに係わるものの制御を行い、時刻や利用形態や室温度の環境条件などに合わせて運転、制御、監視等を行う。

    【0086】制御・管理装置75は、構成例を図4
    (a)に示すように、装置全体の制御を行う演算処理部CPU82、システムを動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ83、キーボードやマウス等の入力装置84、CRTや液晶等の表示器85、ファイル8
    6、各ビル設備9〜12との間でデータの入出力を行う設備データI/O87、各ビル設備9〜12を制御する設備制御部88、ビル管理システム46と防災制御盤1
    8と昇降機制御盤27との間でデータの入出力を行うビルデータI/O89及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス89' とから構成される。

    【0087】制御・管理装置75のファイル86には、
    図4(b)の例のように、各ビル設備9〜12の制御する上で必要となる各ビル設備9〜12の制御情報90a
    〜90eとしての設備制御情報90と、例えば電気/ガス/水道の使用料情報91a〜91cを計量設備により得られたエネルギ使用実績情報91などが記録される。
    なお、制御・管理装置75のビルデータI/O89には、ビル1の昇降機設備26に接続された昇降機制御盤27と防災センタ17の防災制御盤18とも接続される。

    【0088】[防災センタ17] (4)セキュリティ管理システム(サーバ)47 セキュリティ管理システム47は、従来より知られている防災システム15と防犯システム19とを統合して管理するものである。

    【0089】即ち、防災システム15は、ビル1各所に設置された温度感知器や煙感知器などの火災感知器あるいは火災報知器や火災表示器等の防災設備16と、防災センタ17に設置されこの防災設備16と接続されて監視・制御等を行う防災制御盤18とから構成される。

    【0090】ビル1内に設置された火災感知器あるいは火災報知器などからの異常通知信号を監視し、異常発生を通知するシステムである。 また、防災システム15の制御盤18からの信号の一部はビル制御システム8の制御・管理装置75に接続され、防災設備16の異常通知に基づいて空調設備10やスプリンクラ等の消火設備との連携も可能としている。

    【0091】また、防犯システム19は、ビル1各所の出入口や窓等に設置された侵入検知器や貴重品等の保管装置等に設置された防犯検知器などの防犯設備20と、
    防災センタ17に設置されこれら防犯設備20と接続されて監視・制御等を行う防犯制御盤21とから構成され、ビル1内に設置された侵入や防犯の検知器などからの異常通知信号を監視して異常発生に対応したり、施錠管理等を行うシステムである。

    【0092】セキュリティ管理システム47は、これらの防災システム15や防犯システム19の制御盤18、
    21から出力される警報等の信号を受けてビル1内の制御を行ったり、ビル1の使用に合わせて防災システム1
    5や防犯システム19の運用指示等を行う。

    【0093】セキュリティ管理システム47は、構成例を図5(a)に示すように、サーバ(システム)全体の制御を行う演算処理部CPU92、システム47を動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ93、キーボードやマウス等の入力装置94、CRTや液晶等の表示器95、ファイル96、防災制御盤18及び防犯制御盤21との間でデータの入出力を行うデータI/O9
    7、LAN44との通信を行うための通信処理・制御部98、ゲートウェイGW99を介してLAN44と接続する接続インターフェース100及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス100' とから構成される。

    【0094】セキュリティ管理システム47のファイル96には、図5(b)に示すように、防災システム15
    及び防犯システム19の警報信号の識別動作情報101
    a,101bや動作履歴等に係わる動作情報101と防災・防犯システム15、19の設定・解除情報102a
    〜102cによる稼働状態等を制御する稼働情報102
    と人の出入りに関する入退室管理情報103などが記録される。

    【0095】(5)モニタリングシステム34 モニタリングシステム34は、従来と同様のシステムであり、。 ビル1内の各所に設置された監視カメラ32で撮影した画像を、監視モニタ33に表示したり画像メモリに記録したりするものである。

    【0096】本装置例では、従来システムに加えて、監視モニタ33に表示する画像信号をゲートウェイGW1
    04を介してLAN44に送出する機能を有する。 この場合、画像を周期的に所定の装置等にLAN44を介して送出する方法や他の装置等からの要求に基づいて所定の画像を当該装置等に送出する方法などが行われる。

    【0097】(6)駐車場管理システム48 駐車場管理システム48は、構成例を図6(a)に示すように、システム48全体の制御を行う演算処理部CP
    U105、システム48を動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ106、キーボードやマウス等の入力装置107、CRTや液晶等の表示器108、ファイル109、駐車場管理盤35よりのデータを受けるデータI/O110、LAN44との通信を行うための通信処理・制御部111、ゲートウェイGW112を介してLAN44と接続する接続インターフェース113及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス114とから構成される。

    【0098】駐車場管理システム48では駐車場に係る情報の管理を行う。 そのファイル109には、図6
    (b)の例のように、管理上必要となる各種の情報11
    5a〜115c(データ)が記録される。

    【0099】[ビル運営会社38] (7)施設運営管理システム49 施設運営管理システム49は、ビル1施設の運営を行う上での中心となる管理システムであり、LAN44を介して、各種の管理情報の収集や会議室等の予約受付管理を行うとともに、収集等した情報に基づいてビル1に入居しているテナント2a,2b等への各種の請求、例えば賃貸料や会議室利用料あるいは光熱等の費用の請求等を行う。

    【0100】施設運営管理システム49は、構成例を図7(a)に示すように、システム全体の制御を行う演算処理部CPU116、システム49を動作させるプログラムを記録したプログラムメモリ117、キーボードやマウス等入力装置118、CRTや液晶等の表示器11
    9、プリンタ等の出力装置120,管理ファイル12
    1、請求ファイル122、LAN44と通信を行うための通信処理の制御部123、ゲートウェイGW124を介してLAN44と接続する接続インターフェース12
    5及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス12
    6とから構成される。

    【0101】施設運営管理システム49の管理ファイル121には、図7(b)の例のように、各ビル設備の管理に必要となる各種予約情報127a,127bとしての予約管理情報127や各種テナントに係る情報128
    a〜128dとしてのテナント管理情報128や各種駐車場に係る情報129a,129bとしての駐車場管理情報129や各種管理情報130a,130bとしての施設管理情報130や各種保守に係る情報131a〜1
    31cとしての保守管理情報131や各種保全に係る情報132a,132bとしての設備保全管理情報132
    などが記録される。

    【0102】また、請求ファイル122には、図7
    (c)の例のように、賃貸料や使用料等に係わる各種データ(請求情報)133a〜133eが記録される。 なお、ビル運営会社38は、管理するビル1内に置かれてもいいし、別ビルで複数のビルを集中遠隔管理しても良い。

    【0103】[テナント2a,2b] (8)テナント情報端末50 テナント情報端末50は、防災や防犯に関する緊急情報の通知やビル施設運営に係わる各種情報の周知など、あるいはテナント2a,2bからの情報検索・照会等に使用される。

    【0104】テナント情報端末50は、構成例を図8に示すように、端末(システム)50全体の制御を行う演算処理部CPU134、システムを動かすプログラムを記録したプログラムメモリ135、キーボードやマウスあるいはタッチパネル等の入力装置136、CRTや液晶等の表示器137、プリンタ等の出力装置138、データ等記録用のメモリ139、LAN44と通信を行うための通信処理・制御部140、ゲートウェイGW14
    1を介してLAN44と接続する接続インターフェース142及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス142' とから構成される。

    【0105】なお、図示しないが、緊急通報等の用に使用するスピーカ等の音声出力装置や表示器を付加してもよい。 また、オフィスオートメーション構築のためテナント2a、2b内に設置されたOA機器等との接続用ポートを設けてもよい。

    【0106】[共用スペース] (9)共用情報端末51 共用情報端末51は、エントランスホールや廊下等の共用スペース5に設置され、防災や防犯に関する緊急情報の通知や避難誘導案内の表示など、あるいはテナント2
    a,2b等ビル1内への連絡通知に使用される。

    【0107】共用情報端末51は、構成例を図9に示すように、端末(システム)51全体の制御を行う演算処理部CPU143、システムを動かすプログラムを記録したプログラムメモリ144、タッチパネルやマウス等の入力装置145、CRTや液晶等の大型表示器14
    6、データ等記録用のメモリ147、LAN44との通信を行うための通信処理・制御部148、ゲートウェイGW149を介してLAN44と接続する接続インターフェース150及びこれらの各機能部分を共通的に接続するバス151とから構成される。

    【0108】なお、図1に示す通信端末55、56を情報端末50、51に接続し、例えばタッチパネルにより表示画面選択により自動的に相手先に発信できるように構成してもよい。 また、図示しないが、緊急通報等の用に使用するスピーカ等の音声出力装置や表示器を付加してもよい。

    【0109】[構内交換機23]構内交換機23としては、周知のものが使用可能であり、好ましくはデジタルPBXである。

    【0110】[ローカルエリアネットワーク44]ローカルエリアネットワーク(LAN)44としては、周知のものが使用可能であり、好ましくはイーサネットで代表されるCSMA/CDアクセス方法を適用したLAN
    あるいはFDDIによる光ファイバーケーブルを用いた高速リング型LANあるいはTPDDIによるツイストペアケーブルを用いた高速リング型LANなどである。

    【0111】また、LAN44で使用する通信プロトコルは汎用性の高いものであればよく、好ましくは例えば、TCP/IPプロトコルである。 したがって、LA
    N44に接続されるシステム等の提供者がそれぞれ異なり(所謂「マルチベンダ」)、各システム内部のデータ形式や手順等が異なっていても、各システムがLAN4
    4に接続されるゲートウェイにおいて、LAN44側の通信プロトコルを例えばTCP/IPプロトコルなるように相互にプロトコル変換することにより共通化を図ることができる。

    【0112】この場合、各システム内において、LAN
    44に接続する通信プロトコルを例えばTCP/IPプロトコルになるようにインターフェースを共通化するようにすれば、各ゲートウェイを不要とすることができる。 これにより、統合LAN44の開放性(オープン化)が一層効果的となる。 さらに、図1では1のループによるLAN44構成を示したが、データ用と映像用とを分離したLAN構造としてもよい。

    【0113】[その他]図示しないが、ライティング、
    音響、映像、照光等の快適制御を行うオフィス環境システムをもゲートウェイを介してLAN44に接続される。

    【0114】(方法例)当該本装置例に適用する本発明の方法例の実行手順を図面につき説明する。 図10はL
    AN上の信号フレームのフォーマット例、図11は防災機能実行動作手順フローチャート、図12は防犯センサの防犯機能実行動作手順のフローチャート、図13は出入管理の防犯機能実行動作手順のフローチャートである。

    【0115】図14はビル制御システムの設備にトラブルが発生した場合の連絡機能実行動作手順のフローチャート、図15はテナントからの要求により空調の運転時間を延長する場合の要請機能実行動作手順のフローチャート、図16は各種機器設備計数機能実行動作手順のフローチャートである。

    【0116】本方法例では、構内交換機23、ファイリングシステム45、ビル管理システム46、セキュリティ管理システム47、監視モニタ33、駐車場管理システム48、施設運営管理システム49、テナント情報端末50、共用情報端末51から所与データを検出、制御、操作、指示、表示、告知、計数等各種機能別のアナログ電気、デジタル電気、光や有線、無線信号のいずれか又は変換組合せを媒介としてLAN44を一元的に通し、双方向、対話的に授受交信する。

    【0117】所与データをLAN44上で伝搬することに当っては、ゲートウェイ52、65、78、99、1
    04、112、124、141、149を通し、プロトコル変換することによって図10に示すよう、順次、プリアンブルフィールドPAと開始デリミタフィールドS
    FDと宛先アドレスフィールドDAと、送信元アドレスフィールドSAと長さ(レングス)フィールドLと情報フィールドINFOとフレームチェックフィールドFC
    Sとの標準フォーマット化した一連の信号フレームからなるイーサネット・パケットの当該情報フィールドIN
    FOに乗せてLAN44上を伝搬する。

    【0118】なお、前述したように各システム等がそれぞれLAN44のプロトコル(例えば、TCP/IP)
    に合せて所与のデータを入出力するように構成されていれば、ゲートウェイでのプロトコル変換は不要となる。

    【0119】次に各機能別情報処理システムの実行動作手順例を説明する。 (防災機能実行動作手順例)図11に示すよう、ビル1
    内に配備した防災設備16が異常を検知すると、警報発生信号S1 を防災センタ17の防災制御盤18に送信する。 防災制御盤18は警報発生信号S1 を履歴蓄積するとともに分析して間違ないことを確認すると警報表示と同時に警報信号S2 、S4 を同時並行発信する。 さらに、警報信号S3 をセキュリティ管理サーバ47に履歴蓄積するとともに並行して発信する。

    【0120】発信された警報信号S3 は、LAN44を通り、ビル運営会社38の施設運営管理システム49に取り込まれ、警報信号S3 の履歴を蓄積しつつ分析し、
    警報信号S3 がどこのビル1の何階のどのような種類の防災設備16であるか検索するとともに警報表示と記録を自動的に行い、これ等を確認した監視オペレータは最寄りの消防署に電話又は自動で通報する。

    【0121】その警報が火災や有毒ガス漏れ情報の場合は、LAN44を通り各テナント2a,2bのテナント情報端末50に警報/火災情報S10が送信され、テナント情報端末50は警報等表示を行って入居者に告知し、
    避難行動を取らせる。

    【0122】一方、防災センタ17の防災制御盤18から発信した警報信号S4 は、直接、中央監視室13の制御・管理装置75に伝わり、制御・管理装置75からビル1内の空調設備10等に運転停止信号S5 を送り、事前に被害の拡大と不測の事態を避ける。 また、制御・管理装置75は、昇降機制御盤27に警報信号S6 を伝え、昇降機制御盤27は昇降機設備26に運転停止信号S7 を送り、昇降機内への閉じ込めを回避する。

    【0123】さらに、制御・管理装置75はビル管理システム46に警報信号S8 を伝え、ビル管理システム4
    6は、ビル1内への停止信号S5 、S7 の処理を終了したことを通知する警報確認信号S9 をLAN44を通してビル運営会社38の施設管理システム49に伝える。

    【0124】これと同時並行して、施設運営管理システム49から該当ビル1の中央監視室13のファイリングシステム45から予め入手・蓄積してある避難誘導等を表示した平面図データS0 に基づいて、選択された避難誘導平面図信号S11をLAN44を通り共用スペース5
    の共用情報端末51に送り込み、例えば大型表示画面に避難誘導図面表示を行って避難者を安全にビル1外に誘導する。

    【0125】(防犯機能実行動作手順例)図12に示すように、ビル1内に配備した防犯設備20から不法侵入を検知すると、警報発生信号S10を防災センタ17の防犯制御盤21に送信し、防犯制御盤21は警報発生信号S10を履歴蓄積するとともに分析して間違いないことを確認すると警報表示と同時に警報信号S11を同室のセキュリティ管理システム47に送信して警報信号S11を履歴蓄積と並行し警報信号S12を発信する。

    【0126】発信された警報信号S12は、LAN44を通り、ビル運営会社38の施設運営管理システム49に取り込まれ、警報信号S12の履歴を蓄積し、どこのビル1の何階のどのような場所のどういった種類の防犯設備20であるか検索するとともに警報表示と記録を自動的に行い、それ等を確認した監視オペレータは最寄りの警察署に電話通報する。

    【0127】(出入防犯機能管理実行動作手順例)図1
    3に示すよう、ビル1内に配備した出入管理設備29
    が、例えばビル1玄関ドアを最初に入る人が正規な鍵で開けると正規解錠信号S13を防災センタ7の防犯制御盤21に送信し、防犯制御盤21は正規解錠信号S13を履歴蓄積するとともに分析して間違いないことを確認すると在表示をすると同時に同ビル1内の防犯設備20に警報解除の指示を出す。

    【0128】一方、出入管理設備29が、例えばビル1
    玄関のドアを最後に出た人が正規な鍵で閉めると施錠信号S14を防災センタ17の防犯制御盤21に送信し、防犯制御盤21は施錠信号S14を履歴蓄積するとともに分析して間違いないことを確認すると不在表示をすると同時に同センタ17内のセキュリティ管理システム47に不在信号S15を伝えるとともに同ビル1内の防犯設備2
    0に警戒開始の指示を出す。

    【0129】他方、不在信号S15を受けたセキュリティ管理システム47は不在信号S15を履歴蓄積し、合わせてLAN44を通り、中央監視室13のビル管理システム46に不在信号S16を送り、不在信号S16を取り込んだビル管理システム46は、同室の制御・管理装置75
    に不在信号S17を更めて伝え、制御・管理装置75は同ビル1内の空調・照明・昇降機設備10、11、26に稼働停止信号S18を出す。 なお、ビル1内のテナント2
    a,2b各室のドア毎に出入管理設備29を取付けて各室の出入管理を行うことも出来る。

    【0130】(設備にトラブルが発生した連絡機能実行動作手順例)図14に示すよう、ビル1内に配備した空調・照明・受変電・昇降機設備9、10、11、26の各設備毎にトラブルが発生したことを検知するとトラブル発生警報信号S19を中央監視室13の制御・管理装置75に送信し、間違いないことを確認すると制御・管理装置75から同室のビル管理システム46にトラブル発生警報信号S20の設備情報を伝える。

    【0131】トラブル発生警報信号S20を受信したビル管理システム46は、トラブル発生警報信号S20の履歴蓄積を行うとともに、LAN44を通り、トラブル発生警報信号S21の設備情報をビル運営会社38の施設運営管理システム49に送る。 トラブル発生警報信号S21を取り込んだ施設運営管理システム49は、トラブル発生警報信号S21の履歴を蓄積しつつ分析し、トラブル発生警報信号S21が、どこのビル1の何階のどのような箇所のいかなる種類の各設備9、10、11、26であるかを検索するとともに警報表示と記録を行いつつ、LAN
    44を通り、各テナント2a,2bのテナント情報端末50に警報とトラブル情報を出し、これ等を受けたテナント情報端末50は警報とトラブル情報を表示し、入居者に告知する。

    【0132】(テナントからの要請により空調の運転時間を延長する要請機能実行動作手順例)図15に示すよう、各テナント2a,2bの入居者が要請事項情報をテナント情報端末50に入力すると、LAN44を通り、
    空調の運転時間の変更要請をビル運営会社38の施設運営管理システム49に送信する。

    【0133】変更要請を受けた施設運営管理システム4
    9は、変更要請情報を蓄積するとともに変更要請がどこのビル1の何階のどのテナント2a,2b室からかを検索するとともに、LAN44を通して、空調の運転時間の情報を中央監視室13のビル管理システム46に発信し、当該情報を取り込んだビル管理システム46は変更要請事項情報の蓄積と統計処理を行い同室13の制御・
    管理装置75に伝え、ビル1内の空調設備10に変更後の時間に基づいて運転制御を制御・管理装置75は実行する。

    【0134】(各種計器設備計数機能実行動作手順例)
    図16に示すよう、ビル1内に装備した各種計器設備1
    2に順次接続する主配盤152、テナント分配盤153
    からそれぞれ全使用量データ信号S22とテナント分配盤153よりテナント別使用量データ信号S23が中央監視室13の制御・管理装置75に時々刻々計数送出する。

    【0135】データ信号S22,S23を受けた制御・管理装置75は、両信号S22,S23を整理したデータ信号S
    24を同室13のビル管理システム46に伝え、蓄積するとともに日及び月別統計処理を行って置き、ビル1全体と各テナント2a,2b毎のデータ信号S25をLAN4
    4を通し、ビル運営会社38の施設運営管理システム4
    9に伝えて蓄積して置く。

    【0136】一方、ビル運営会社38は、施設運営管理システム49を各テナント2a,2b毎に検索及び請求操作してLAN44を通し、各テナント2a,2bの月毎の電気、ガス、水道等の請求データを各テナント2
    a,2bのテナント情報端末50に送り、テナント情報端末50は入居者に請求書を出力発行する。

    【0137】又、各テナント2a、2bが自分の消費使用量を確認したい時は、テナント情報端末50を検索操作して検索信号S26をLAN44を通り、ビル運営会社38の施設運営管理システム49に送り、施設運営管理システム49はLAN44を通り、中央監視室13のビル管理システム46に検索信号S27を発して問合わせ、
    統計処理されたファイルから問合わせた各テナント2
    a,2b別、日決め又は月決め使用量をビル管理システム46はLAN44を通り、検索データ信号S28をビル運営会社38の施設運営管理システム49に送信する。

    【0138】次いで、施設運営管理システム49は、L
    AN44を通り、問合わせした各テナント2a,2bのテナント情報端末50に検索データ信号S29を送出し、
    テナント情報端末50は、検索データを表示及び又は出力し、必要に応じ請求書表示と対照符号して確認することが出来る。

    【0139】なお、以上の機能別情報処理システムの説明と他のテレビ会議システム、エントランスホール、自販機コーナ・レストラン、貸会議室、オフィスオートメーション(OA)システム、POS(Point Of
    Sales)システム等のLAN44接続及び巡回警備、修理点検のバックアップ支援体制を含め絵的に説明した他の実施形態例を示す模式図が図17である。

    【0140】

    【実施例】本実施形態の実施例を、統合の要とする施設運営管理に着目して、以下具体的に説明する。 図18
    は、施設運営システム[以下、FMS(ファシリティ・
    マネージメント・システム)と略称する。 ]49を機能ブロックにより示した実施例であり、主に図7(a)の演算処理部CPU116の制御動作に関連した機能部で示してある。

    【0141】図中、CPU116の管理制御部154
    は、プログラムメモリ117内の所定のプログラムに基づいて内部に機能別にそれぞれ仕分け区分した各機能部の動作制御を行う。

    【0142】また、機能ブロックは、管理制御部154
    内の5つの機能部、即ち施設情報管理機能部155(1
    30に対応)、保守情報管理機能部156(131に対応)、設備保全管理機能部157(132に対応)、オフィスファシリティ管理機能部158及び情報端末管理機能部159より構成され、さらに情報端末管理機能部159はテナント情報端末(OAシステムを含む)管理機能部160と共用情報端末管理機能部161とから構成される。

    【0143】ここで、5つの機能部は、すべてを備える必要はなく、例えば施設運営者等の必要とする管理に合せて対応する機能部を適宜選定するようにしてもよい。
    例えば、保守情報管理と設備保全管理を必要としない場合には、該当する保守情報管理機能部156と設備保全管理機能部157とを除く他の3つの機能のみを設定すればよい。

    【0144】この場合、各機能部の所定のプログラムをパッケージ化して用意しておくことにより、機能部の選定に合せてこのプログラム(ソフトウェア)パッケージ単位で設定すればよくなり、システムの設計や機能の追加・変更への対応の柔軟性が効率よく確保することが可能となる。 同時に、各機能毎における使用変更等についても、パッケージ単位で実施できるため、極めて効率的となる。

    【0145】また、情報端末管理機能部159についても、テナント情報端末管理機能部160と共用情報端末管理機能部161との両方を備えなくてもよく、使用者や管理者の必要によりいずれか一方のみの機能部を備えたものでもよい。 この場合も、情報端末管理機能部15
    9を1つのプログラム(ソフトウェア)パッケージとしてもよく、テナント情報端末管理機能部160と共用情報端末管理機能部161とを区分けしてそれぞれプログラム(ソフトウェア)パッケージとしてもよい。

    【0146】各機能部155〜161は、図18の各機能ブロック内に詳細項目として示した各機能を実行する。 各機能を概説すると以下の通りである。 [1]施設情報管理機能部155 (1)台帳管理 以下の建物・設備の台帳管理(登録)を行う。 ア. 建物 イ. 通信設備 ウ. 搬送設備 エ. 防犯設備 オ. 防災設備 カ. 電気設備 キ. 衛生設備 ク. 空調設備

    【0147】(2)増改築管理 建物・設備に関する増改築実績情報を管理(登録)する。 (3)工事計画、履歴管理 建物・設備に関する工事計画と工事実績を管理(登録)
    する。 (4)修繕管理 建物・設備の修繕履歴を管理(登録)し、例えば、修繕費用の統計的な分析を行う為の支援用の各種グラフ表示等の基礎データを提供する。

    【0148】(5)故障履歴管理 建物・設備の故障履歴、及び警報データを管理(登録)
    し、発生回数の分析等を行い保全の支援として、各種グラフ表示等のデータ提供を行う。

    【0149】(6)施設運営費分析 保守委託費、修繕費、光熱費等、各種費用を統計的に管理(登録)することにより、施設全体の運営費を分析するための支援をする。 なお、電気、衛生、空調設備についてはビル管理システム[以下、BMS(ビル・マネージメント・システム)と略称する]46で管理しており、FMS49はそれを参照する事により総合管理する。

    【0150】[2]保守情報管理機能部156 (1)保守委託業者管理 保守委託業者の詳細管理情報(業者名、担当者、業務内容等)を管理(登録)する。 (2)保守契約情報管理 保守契約の詳細情報(契約No.、業者コード、保守料等)を管理(登録)する。

    【0151】(3)保守委託費管理 保守委託業者、保守契約情報を基にして、業務内容別、
    委託業者別の委託費比率、年度毎の保守委託費推移等のグラフ表示等のデータ提供を行うことで、例えば、次年度の委託費予算計画立案等を支援する。

    【0152】[3]設備保全管理機能部157 (1)保全スケジュール管理 保全作業、改修工事等にて、使用できない部屋、設備等を把握する為に、保全、工事のスケジュール及び作業内容を管理(登録)する。

    【0153】(2)クレーム情報管理 修繕計画、改修工事計画の支援の為、建物入居者からのクレーム情報を管理(登録)する。 (3)エネルギー統計管理 研究施設、研修施設のエネルギー使用量を把握する為に、検針データを基にしてエネルギー使用状況を統計的に管理(登録)する。

    【0154】(4)予備品、消耗品管理 予備品、消耗品の使用実績の把握、及び購入計画策定支援の為に、使用実績を統計的に管理(登録)する。 なお、電気、衛生、空調設備についてはBMS46で管理しており、FMS49はそれを参照する事により総合管理する。

    【0155】[4]オフィスファシリティ管理機能部1
    58 (1)レイアウト管理 CAD図面データをオフィスレイアウト情報に変換・展開することで、フロア毎や部門・部署毎のレイアウト構成、所有面積等を管理(登録)する。 (2)備品管理 各部門、各個人で使用する備品をオフィスレイアウト図面上で管理(登録)し、備品追加、所有者の変更等に対して安易に対応できる様、備品情報を提供する。

    【0156】(3)統合配線管理 フロア、又は各部門に統合配線されたLAN情報を、オフィスレイアウト図面上で展開・管理(登録)することで、配線変更、接続機器の追加、撤去、交換等に対して安易に対応できる様、統合配線情報を提供する。 (4)電源情報管理 フロア、又は各部門に設置された電源(分電盤)情報を、オフィスレイアウト図面上で展開・管理(登録)することで、電源系統の変更等に容易に対応する。

    【0157】[5]テナント情報端末管理機能部160 (1)情報配信機能 テナントへの各種周知事項や食堂の混雑状況などの情報を配信する機能を提供する。 (2)研修等情報案内機能 テナント内の人に、研修コース、研修場所、研修内容などを表示案内する機能を提供する。

    【0158】(3)会議室状況管理、案内機能 ビル内の共用会議室の使用・空き状況を管理するとともに、テナントに表示案内する機能を提供する。 さらに、
    会議室の予約受付け機能も提供可能である。

    【0159】(4)空調、証明制御案内機能 空調や証明の延長等の状況を管理するとともに、テナントに表示案内する機能を提供する。 また、空調、照明の延長等の申込受付機能も提供可能である。

    【0160】[6]共用情報端末管理機能部161 (1)映像情報表示機能 ア. CATV情報 CATV情報を放映する機能を提供する。 イ. 環境ビデオ情報 リラックスした空間を提供する為に、環境ビデオを放映する機能を提供する。

    【0161】(2)ビル内情報表示機能 ア. 火災情報 迅速な避難誘導の為に、ビル内火災発生時に火災情報、
    及び避難ルートを表示する機能を提供する。 イ. フロア案内 外来者の為に、全館のフロア案内、各階のフロア平面図を表示する機能を提供する。

    【0162】ウ. 地震情報 免震構造構築の安全性を疲労する為に、地震発生時に震度を表示する機能を提供する。 エ. お天気情報 降雨センサによる温度・湿度の情報を取込み、お天気情報を表示する機能を提供する。

    【0163】(3)掲示板情報案内機能 ア. ビル内行事活性化の為に。 各種の周知事項を掲示板に代わり案内表示したり、ビル内共用施設の保全作業(停電、断水、エレベータ保守等)時に停止/復旧時間、作業内容を案内表示する機能を提供する。

    【0164】(4)研修情報案内機能 ア. 外来者研修者の為に、研修コース、研修場所を表示する機能を提供する。 (5)食堂情報案内機能 ア. 食堂を快適利用の為に、昼食時に食堂の混雑率や献立メニューを表示する機能を提供する。

    【0165】図19は、FMS49が各機能を実施する上で必要な各ビル1内の電気、衛生、空調の各設備のデータを管理するBMS46のCPU69の制御動作に関連しかつファイル74内の設備保全情報81に対応する設備保全管理機能を機能ブロックにより示した実施例である。

    【0166】図中、CPU69の管理制御部163は、
    プログラムメモリ70内の所定プログラムに基づいて各機能ブロックの動作制御を行う。 また、機能ブロックは、管理制御部163内に管理別に仕分け区分した9つの管理部、即ち集中検針管理部164(81cに対応)、予備品・消耗品管理部165、保全スケジュール詳細管理部166、エネルギー統計管理部167、警報データ管理部168(81eに対応)、クレーム管理部169(81dに対応)、稼動実績管理部170、保全履歴管理部171(81aに対応)、設備台帳管理部1
    72より構成される。

    【0167】ここで、前述のFMS49同様に、9つの管理部は、すべてを備える必要はなく、例えば、ビル管理者等の必要とする管理に合わせて対応する管理部を適宜選定するようにしてもよい。 この場合、各管理部の所定のプログラムをパッケージ化して用意しておくことにより、管理部の選定にあわせてこのプログラム(ソフトウェア)パッケージ単位で設定すればよくなり、システムの設計や機能の追加・変更への対応の柔軟性が効率よく確保することが可能となり、同時に、各機能毎における使用変更等についても、パッケージ単位で実施できるため、極めて効率的となることも、前述のFMS49の場合と同様である。

    【0168】以下、FMS49の各機能部の代表的な動作を図により説明する。 図20は、FMS49の管理機能に係る基本動作フローを説明する図である。 図中、管理者側のインターフェース機器の代表として、図7に示すFMS49の入力装置118と表示器119が示してある。

    【0169】まず、基本動作フローとして「(1)検索」動作を説明する。 即ち、入力装置118より管理者が情報問合せS1 を行うと、管理制御部154は、問合せ内容を識別して、関連する管理ファイル121に情報検索S2 のアクセスを行い、当該管理ファイル121より所定の検索データS3 を引き出し、このデータを表示器119に情報回答S4 として表示させる。

    【0170】次に、基本動作フローとして「(2)情報登録・更新」動作を説明する。 即ち、入力装置118より管理者が情報登録要求S1 を行うと、管理制御部15
    4は、要求内容を識別して、該当の管理ファイル121
    に情報検索S2 のアクセスを行い、当該管理ファイル1
    21より所定の検索データS3 を引き出し、このデータを表示器119に情報表示S4 させる。

    【0171】管理者は、この表示内容に基づいて、新たに情報を登録するか、登録されている情報を更新するための情報入力S5 を行うと、管理制御部154は、入力された情報を識別して、該当する管理ファイル121に情報登録又は更新(情報登録・更新)S6 を行う。

    【0172】更に、基本動作フローとして「(3)BM
    S関連情報の登録・更新」動作を説明する。 これは、B
    MS46の管理制御部163との間でLAN44を介して情報交換し、BMS46が有するファイル74の情報80、81をLAN44を通して引き出し、管理ファイル121にその情報を登録又は更新するものである。

    【0173】即ち、入力装置118より管理者がBMS
    関連情報の登録・更新指示S1 を行うと、管理制御部1
    54は、指示内容を識別して、該当の管理ファイル12
    1内し区分に情報検索S2 のアクセスを行い、当該管理ファイル74より所定の検索データS3 を引き出す。

    【0174】同時に、管理制御部154は、LAN44
    を介して、指示された情報についてBMS46への問合せS4 と該当区分の情報回答S5 を行う。 このとき、B
    MS46の管理制御部163は、問合せS4 に応じた管理部164、165、166、167、168、16
    9、170、171を適宜動作させて、ファイル74から情報回答S5 に係る情報を取り出す。

    【0175】そして、管理制御部154は、管理ファイル121の情報とBMS46から得た情報とを照合して、未登録の情報(データ)であれば登録を、また変更された情報(データ)であれば更新を情報登録・更新S
    6 として該当区分する管理ファイル121に行う。

    【0176】図21は、上述した図20の基本動作フローに基づく、図18の施設情報管理機能部155の機能の1つである「台帳管理」について、「(1)台帳検索」、「(2)台帳管理対象機器の登録」、「(3)台帳登録〈1〉−FMS49内での登録・更新」及び「(4)台帳情報登録〈2〉−BMS46関連情報の登録・更新」を例に動作を説明するものである。

    【0177】まず、図20の基本動作フローの「(1)
    検索」に基づく動作フローとして「(1)台帳検索」動作を説明する。 図中、管理者側のインターフェース機器の代表として図7に示すFMS49の入力装置118と表示器119が示してある。

    【0178】即ち、入力装置118より台帳情報問合せS1 を行うと、管理制御部154の施設情報管理機能部155は、問合せ内容を識別して、関連する建物・設備台帳管理ファイル121に台帳情報検索S2 のアクセスを行い、当該管理ファイル121より所定の台帳情報検索データS3 を引き出し、このデータを表示器119に情報回答S4 として表示する。

    【0179】次に、図20の基本動作フローの「(2)
    情報登録・更新」に基づく動作フローとして「(2)台帳管理対象機器の登録」動作を説明する。 即ち、入力装置118より管理者が管理対象機器の変更要求S1 を行うと、管理制御部154の施設情報管理機能部155
    は、要求内容を識別して、管理対象機器情報検索S2 を区分該当の建物・設備台帳管理ファイル121にアクセスを行い、当該管理ファイル121より所定の検索データS3 を引き出し、このデータを表示器119に台帳情報表示S4 させる。

    【0180】管理者はこの表示内容に基づいて情報を登録するか、登録されている情報の更新をするための機器管理情報入力S5 を行うと、管理制御部154は、入力された情報を識別して、区分該当する管理ファイル12
    1に機器管理情報更新S6 を行う。

    【0181】更に、図20の基本動作フローの「(2)
    情報登録・更新」に基づく他の動作フローとして「(3)台帳情報登録〈1〉」動作を説明する。 即ち、
    入力装置118より管理者が台帳情報登録要求S1 を行うと、管理制御部154の施設情報管理機能部155
    は、要求内容を識別して、台帳情報検索S2 を区分該当の建物・設備台帳管理ファイル121にアクセスを行う。

    【0182】当該管理ファイル121より所定の検索データS3 を引き出し、このデータを表示器119に台帳情報表示S4 させる。 管理者は、この表示内容に基づいて登録されている情報の更新をするための台帳情報入力S5 を行うと、管理制御部154は入力された情報を識別して区分該当する管理ファイル121に台帳情報更新S6 を行う。

    【0183】その上、図20の基本動作フローの「(3)BMS関連情報の登録・更新」に基づく動作フローとして「(4)台帳情報登録〈2〉」動作を説明する。 これは、BMS46が有するファイル74の設備台帳情報80、81をLAN44を通して引き出し、管理ファイル121情報を更新するものである。 即ち、入力装置118より管理者がBMS関連設備台帳情報更新指示S1 を行うと、管理制御部154の施設情報管理機能部155は指示内容を識別して、区分該当の建物・設備台帳管理ファイル121に検索データS3 を引き出す。

    【0184】同時に、管理制御部154(施設情報管理機能部155)は、LAN44を介して、指示された情報についてBMS46へ設備台帳情報問合せS4 を行う。 BMS46の管理制御部163の設備台帳管理部1
    72は、問合せS4 に応じた情報をファイル74から取り出し、LAN44を介して、設備台帳情報S5 としてFMS49に送出する。

    【0185】これにより、区分該当の設備台帳情報S5
    をBMS46から読み出す。 そして管理制御部154
    は、管理ファイル121の情報とBMS46から得た情報を照合して、設備情報更新S6 を区分該当する管理ファイル121に行う。

    【0186】図22〜図26は、図20の基本動作フロー模式図に基づく、管理制御部154の9各管理機能部155、156、157、158の他の管理動作の代表的な典型例を説明するものである。 各図においては、F
    MS49の管理制御部154の機能動作毎に、操作する管理者側(入力装置118、表示器119)と管理制御部154と管理ファイル121との間、及び統合LAN
    44を介してのBMS46との間での所定のデータのフローとして一部簡略化して示してある。

    【0187】図22は、施設情報管理機能部155の機能の1つである「故障履歴管理」について説明するものである。 図23は、保守情報管理機能部156の機能の1つである「保守契約情報管理」について説明するものである。 図24は、設備情報管理機能部157の機能の1つである「保全スケジュール管理」について説明するものである。

    【0188】図25は、設備情報管理機能部157の機能の1つである「エネルギー統計管理」について説明するものである。 図26は、オフィスファシリティ管理機能部158の機能の1つである「電源管理」について説明するものである。 以上の各管理機能部155〜158
    の動作手順は図20、図21中の説明と同様に情報信号S1 からSn の順番に従って実行されるので充分把握可能であるから殊更説明を要しないものとして省略した。

    【0189】図27は、FMS49に係る情報端末管理機能部159の基本動作フローを説明する図である。 まず、基本動作フローとして「(1)定周期情報収集処理」動作を説明する。 この処理は、情報端末管理機能部159から情報源に対して周期的に順次に必要な情報(データ)を収集するものである。

    【0190】即ち、情報端末管理機能部159は、例えばFMS49内のタイマに基づいて、予め定められた周期で、所定の情報源となる装置等に情報問合せS1 を行い、これに応答して情報源装置等からの所定情報の回答S2 を受信すると、当該所定情報を所定の管理ファイル121に登録S3 する。 これを、必要な複数の情報源装置等に対して順次行う。 この場合、情報源装置等との間の信号の送受信は、必要に応じLAN44を通して行わせることはいうまでもない。

    【0191】次に、基本動作フローとして「(2)受信情報収集処理」動作を説明する。 この処理は、情報源となる情報送出装置等から、所定情報の発生に伴い、あるいは定期的に所定の情報を情報端末管理機能部159に送出するものである。 即ち、情報端末管理機能部159
    は、情報送出装置等から所定情報の送信S1を受けると、当該情報を識別して、該当する管理ファイル121
    に登録S2 を行って、情報収集を行う。 この場合も、情報送出装置等との間の信号の送受信は、必要に応じてL
    AN44を通して行なわれる。

    【0192】更に、基本動作フローとして「(3)情報端末からの要求・問合せ表示処理」動作を説明する。 この処理は、テナント又は共用の情報端末50、51a入力装置136、145からのメニュー選択やコマンド入力による要求や問合せに対して、所定の情報を情報端末管理機能部160、161から当該情報端末50、51
    の表示器137、146に送出するものである。

    【0193】即ち、情報端末管理機能部159は、情報端末50、51の入力装置136、145からの例えばメニュー表示による要求や問合せS1 を受けると、その要求や問合せ内容を識別して、管理ファイル121に対して該当情報の検索S2 を行い、管理ファイル121より該当情報の取り出しS3 、当該情報を情報端末50、
    51の表示器137、146に表示S4 する。 この場合は、情報端末50、51との間の信号の送受信は、LA
    N44を通して行なわれる。

    【0194】更に、基本動作フローとして「(4)割り込み表示処理」動作を説明する。 この処理は、所定の情報源となる装置等からの情報が情報端末管理機能部15
    9に発せられたとき、当該情報が予め決められた情報の場合には、その情報に対応した表示情報を、テナント又は共用の情報端末50、51の表示器137、146に表示するように送出するものである。

    【0195】即ち、情報端末管理機能部159は、情報源装置等から所定の割り込み情報の送信S1 を受けると、当該割り込み情報を分析し、当該割り込み情報に対応する情報を管理ファイル121やBMS46等から検索して取り出しS2 、この取り出した情報を情報端末5
    0、51の表示器137、146に該当情報の割込み表示S3 させる。 この他に、情報端末50、51に一定周期で所定の情報を配信する処理などの処理もあるが、これらは上記基本フローの組合せで行なわれる。

    【0196】図28〜図32は、図27の基本動作フローに基づく、情報端末管理機能部159の上記各機能の代表的な典型例を説明するものである。 各図においては、図27の基本動作フローから明らかな部分の処理又はデータのフローの一部を簡略化して示してある。

    【0197】図28は、「(1)定期周期情報収処理」
    機能の具体例を説明するものである。 図29は、
    「(2)受信情報収集処理」機能の具体例を説明するものである。 図30は、「(3)情報端末からの要求・問合せ表示処理」機能の具体例を説明するものである。

    【0198】図31は、「(4)割込み表示処理」機能の具体例を説明するものである。 図32は、複合的な処理として「会議室、研修室の空調/照明制御連携処理」
    を例に説明するものである。 以上の情報端末管理機能部159の各処理の動作手順は図27中の説明同様に情報信号S1 〜Sn の順番に従って実行されるので充分把握可能であるから殊更説明を要しないものとして省略した。

    【0199】

    【発明の効果】本発明では、インテリジェントビル等の地域内の各情報処理システムが個別に構築されても、それぞれをサブシステムと位置づけて統一してインテリジェントネットワーク化したので、相互にデータ等の情報を自動的に交換出来るなど、情報交換が効率的かつ自在に実施できるので、以下のような効果が得られる。

    【0200】(1)ビル等の地域全体の管理・運営の業務について、効率化、省人化、経済化並びに省力化を容易に図れる。 (2)テナント等の地域内の各ブロックについて、非常災害等の詳細な情報収集が短時間に行えるとともに、必要な情報を瞬時にかつ的確に通知可能となる。 (3)設備保守や防災等の諸施設の監視業務の効率化並びに適正化が一層図れ、地域全体の信頼性の向上が図れる。

    【0201】また、施設運営システムの機能を実現する管理制御部の各機能部やビル管理システムの管理機能部を実現する各管理部を動作させる所定のプログラム(ソフトウェア)をパッケージ化して用意しておくことにより、以下のような効果が得られる。

    【0202】(1)パッケージ単位の設定により、各機能や各管理に必要な機能を任意に選択して組合わせることが極めて容易にしかも効率的に行うことが可能となる。 (2)各機能をプログラム(ソフトウェア)パッケージ単位で実現すればよくなり、システムの設計や機能の追加・変更への対応の柔軟性が効率良く確保することが可能となり、同時に、各機能毎における仕様変更等についても、パッケージ単位で実施できるため、極めて効率的となる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の装置例のシステム全体構成例を示す図である。

    【図2】同上における(a)はファイリングシステムの構成例、(b)はファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図3】同上における(a)はビル管理システムの構成例、(b)はファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図4】同上における(a)は制御・管理装置のシステム構成例、(b)はファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図5】同上における(a)はセキュリティ管理システムのシステム構成例、(b)はファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図6】同上における(a)は駐車場管理システムのシステム構成例、(b)はファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図7】同上における(a)は施設運営管理システムのシステム構成例、(b)は管理ファイル例、(c)は請求ファイル構成例をそれぞれ示す図である。

    【図8】同上におけるテナント情報端末のシステム構成例を示す図である。

    【図9】同上における共用情報端末のシステム構成例を示す図である。

    【図10】本発明の方法例におけるLAN上の信号フレームのフォーマット例を示す図である。

    【図11】同上における防災機能実行動作手順フローチャートである。

    【図12】同上における防犯センサの防犯機能実行動作手順のフローチャートである。

    【図13】同上における出入管理の防犯機能実行動作手順のフローチャートである。

    【図14】同上におけるビル制御システムの設備にトラブルが発生した場合の連絡機能実行動作手順フローチャートである。

    【図15】同上におけるテナントからの要請により空調の運転時間を延長する場合の要請機能実行動作手順フローチャートである。

    【図16】同上における各種計器設備計数機能実行動作手順のフローチャートである。

    【図17】本発明の他の装置例のシステム全体構成例を示す模式図である。

    【図18】本実施形態例の実施例における施設運営管理システムのCPU制御動作を説明する機能ブロック構成図である。

    【図19】同上におけるビル管理システムの設備保全管理機能部のCPU制御動作を説明する管理ブロック構成図である。

    【図20】同上における施設運営管理システムの管理の基本動作パターンのフロー図である。

    【図21】同上システムの台帳管理の動作フロー図である。

    【図22】同上システムの施設情報管理機能部中の1機能「故障履歴管理」についての動作フロー模式図である。

    【図23】同上システムの保守情報管理機能部中の1機能「保守契約情報管理」についての動作フロー模式図である。

    【図24】同上システムの設備情報管理機能部中の1機能「保全スケジュール管理」についての動作フロー模式図である。

    【図25】同上機能部中の1機能「エネルギー統計管理」についての動作フロー模式図である。

    【図26】同上システムのオフィスファシリティ管理機能部中の1機能「電源管理」についての動作フロー模式図である。

    【図27】同上における情報端末管理機能部の基本動作フロー図である。

    【図28】同上機能部中の1機能「情報配信管理 収集(1)」についての動作フロー模式図である。

    【図29】同上機能部の1機能「情報配信管理 収集(2)」機能についての動作フロー模式図である。

    【図30】同上機能部の1機能「情報配信管理 メニュー選択・表示処理」機能についての動作フロー模式図である。

    【図31】同上機能部の1機能「情報配信管理 割込み表示」機能についての動作フロー模式図である。

    【図32】同上機能部の1機能「情報配信管理 会議室、研修室の空調/照明制御連携」についての動作フロー模式図である。

    【図33】従来例の装置例のシステム全体構成例を示す図である。

    【図34】同上の模式図である。

    【符号の説明】

    1…ビル 2a,2b…テナント 3、6、24、25、42、53、54、55、56…
    通信端末 4…OA情報設備 5…共用スペース 7…掲示板 8…ビル制御システム 9…受変電設備 10…空調設備 11…照明設備 12…電気/ガス/水道の使用量計量設備 13…中央監視室 14…制御装置 15…防災システム 16…防災設備 17…防災センタ 18、21、27、30、36…制御盤 19…防犯システム 20…防犯設備 22…電話システム 23…構内交換機 26…昇降機設備 28…昇降機制御システム 29…出入管理設備 31…出入管理システム 32…監視カメラ 33…監視モニタ 34…モニタリングシステム 35…駐車場管理盤 37…駐車場管理システム 38…ビル運営会社 39…ファイル等保管庫 40…利用状況管理等管理端末 41…管理簿等のファイル等保管庫 43…ビルオートメーションネット 44…ローカルエリアネットワーク(LAN) 45…ファイリングシステム(CAD) 46…ビル管理システム 47…セキュリティ管理システム 48…駐車場管理システム 49…施設運営管理システム 50…テナント情報端末 51…共用情報端末 52、65、78,99、104、112、124、1
    41、149…ゲートウェイGW 57、69、82、92、105、116、134、1
    43…演算処理部CPU 58、70、83、93、106、117、135、1
    44…プログラムメモリ 59…図形入力装置 60…文字入力装置 71、84、94、107、118、136、145…
    入力装置 61、72、85、95、108、119、137…表示器 146…大型表示器 62、73、120、138…出力装置 63、74、86、96、109…ファイル 64、77、98、111、123、140、148…
    通信処理・制御部 66、79、100、113、125、142、150
    …LAN接続インターフェース 67…ビル全体の図面 68…各階の平面図 75…制御・管理装置 76、87、97、110…データI/O 80…設備情報 80a〜80e…各設備関連情報・図面 81…設備保全情報 81a〜81e…データ情報 88…設備制御部 89…ビルデータI/O 90…設備制御情報 90a〜90e…制御情報 91…エネルギ使用実績情報 91a〜91c…計量情報 66' 、79' 、89' 、100' 、114、126、
    142' 、151…バス 101…動作情報 101a,101b…識別動作情報 102…稼働情報 102a〜102c…設定・解除情報 103…入退室管理情報 115a〜115c…各種の情報 121…管理ファイル 122…請求ファイル 127…予約管理情報 127a,127b…予約情報 128…テナント管理情報 128a〜128d…テナントに係る情報 129…駐車場管理情報 129a,129b…駐車場に係る情報 130…施設管理情報 130a,130b…管理情報 131…保守管理情報 131a〜131c…保守に係る情報 132…設備保全情報 132a,132b…保全に係る情報 133a〜133e…請求情報 139、147…データ等記録用のメモリ 152…主配盤 153…テナント分配盤 154、163…管理制御部 155…施設情報管理機能部 156…保守情報管理機能部 157…設備保全管理機能部 158…オフィスファシリティ管理機能部 159…情報端末管理機能部 160…テナント情報端末管理機能部 161…共用情報端末管理機能部 162、173…バス 164…集中検針管理 165…予備品・消耗品管理部 166…保全スケジュール詳細管理部 167…エネルギー統計管理部 168…警報データ管理部 169…クレーム管理部 170…稼動実績管理部 171…保全履歴管理部 172…設備台帳管理部

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