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Keyboard musical instrument

阅读:733发布:2020-12-02

专利汇可以提供Keyboard musical instrument专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To obtain sound generation of superior tone quality from a low frequency range to a high frequency range by correcting a driving signal based on the frequency characteristics of a sound board when the vibration of strings is converted into the driving signal and the sound board is driven to generate a sound. CONSTITUTION:Respective output signals from a hammer sensor 21, a key sensor 22, and a pedal sensor 23 are inputted to a MIDI signal generating circuit 41 whose output is inputted to an electronic sound source 42. The output of the electronic sound source 42 is inputted to a controller 43. The controller 43 performs specific arithmetic processing based on the input signal to generate the driving signal, thereby controlling and driving sound board driving units 34A-34D at specific timing. The driving signal after being corrected is inputted from the controller 43 to those sound board driving units 34A-34D through f-characteristic peak/bottom correcting digital filters FA-FD. Consequently, the timbre of an acoustic output is almost the same with an acoustic piano.,下面是Keyboard musical instrument专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手段と、 この選択された振動状態を駆動信号に変換して出力する発音制御手段と、 この駆動信号に基づいて駆動されて発音する発音手段と、 上記駆動信号をこの発音手段の周波数特性に基づいて補正する補正手段と、 を有することを特徴とする鍵盤楽器。
  • 【請求項2】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手段と、 この選択された振動状態を音響に変換して出力する発音手段と、 を備えた鍵盤楽器であって、 上記発音手段はその振動特性を所望特性に設定可能な構造の響板で構成したことを特徴とする鍵盤楽器。
  • 【請求項3】 打鍵に応じて動作する打弦機構と、 少なくともこの打弦機構の運動状態を検出する操作子状態検出手段と、 少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段と、 上記操作子状態検出手段の検出結果に応じ、上記振動状態記憶手段に記憶されている振動状態を選択する選択手段と、 この選択された振動状態に基づいて弦の周波数特性を有する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、 この駆動信号を音響に変換して出力する発音手段と、 を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、アコースティックピアノの弦等の振動データに基づいて生成された駆動信号を周波数特性補正フィルタを介して響板駆動ユニットに出することにより、もしくは、その響板の振動特性を所望特性に設定することにより、または、
    弦の周波数特性信号を響板駆動ユニットに出力することにより、音質の良好な発音を可能としたものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、アコースティックピアノの響板を電磁気的に振動させる装置としては、以下のようなものが知られている。 すなわち、一般的なスピーカのムービングコイルを響板に取り付ける一方、外部の構造体、例えばフレーム、棚板等にこのムービングコイルに対応してマグネットおよびヨークからなる磁気回路をセットしたものである。 そして、一般のオーディオシステムのアナログ出力を上記ユニットに入力し、この響板を音響放射板として利用するものである。

    【0003】このシステムによれば、一般的なスピーカと同等の音圧レベルを得るのに響板は小振幅ですむため、歪が小さく、ドップラー効果の悪影響が減少する。
    ところが、低域は、入力された低周波駆動に響板振動がわずかしか追随することができないため、高域は、周波数とコイルのインピーダンス増加とが正の相関を持つため、入力に対するレスポンスが各々下がる傾向となる。
    そこで、このシステムでは、この非線形性を補正するためのイコライジング回路を付設していた。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術に係るピアノにおいては弦が張設されているため、その響板はそのf 0が150Hz前後の値となり、
    かつ、この響板の周縁部はピアノ本体等に強固に固定されているため、低域の再生はきわめて不利である。 換言すると、上記のような簡単なイコライジング回路ではカバーしきれないという課題があった。 すなわち、良好な音質の発音を再生することができなかったものである。
    また、響板についてはスピーカの振動板のようなピストン運動を行わせることは困難であり、基本的には分割振動を行うものである。 その結果、響板のf特(周波数特性)は山谷の激しいものとなり、響板はハイファイとは言いにくい音響輻射体である。 さらに、響板組立体はおよそ10Kg程度の重量を有するため、高音の輻射は極めて不利である。 例えば響板のf特は1KHz程度から10KHzにかけて山谷を持ちながらだら下がりの状態となっている。

    【0005】そこで、本発明は、良好な音質の発音が可能な鍵盤楽器を提供することを、その目的としている。
    また、本発明は、特に低域再生を可能とした鍵盤楽器を提供することを、その目的としている。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】請求項1に係る鍵盤楽器は、図1に例示するように、打鍵に応じて動作する打弦機構100と、少なくともこの打弦機構100の運動状態を検出する操作子状態検出手段110と、少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段120と、上記操作子状態検出手段110の検出結果に応じ、この振動状態記憶手段1
    20に記憶されている振動状態を選択する選択手段13
    0と、この選択された振動状態を駆動信号に変換して出力する発音制御手段140と、この駆動信号に基づいて駆動されて発音する発音手段150と、上記駆動信号をこの発音手段150の周波数特性に基づいて補正する補正手段160と、を有している。

    【0007】請求項2に係る鍵盤楽器は、図2に示すように、打鍵に応じて動作する打弦機構200と、少なくともこの打弦機構200の運動状態を検出する操作子状態検出手段210と、少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段220と、上記操作子状態検出手段210の検出結果に応じ、上記振動状態記憶手段220に記憶されている振動状態を選択する選択手段230と、この選択された振動状態を音響に変換して出力する発音手段240と、
    を備え、この発音手段240はその振動特性を所望特性に設定可能な構造の響板で構成したものである。

    【0008】請求項3に係る鍵盤楽器は、図3に示すように、打鍵に応じて動作する打弦機構300と、少なくともこの打弦機構300の運動状態を検出する操作子状態検出手段310と、少なくとも弦を含むアコースティックピアノの部材の振動状態を記憶する振動状態記憶手段320と、上記操作子状態検出手段310の検出結果に応じ、上記振動状態記憶手段320に記憶されている振動状態を選択する選択手段330と、この選択された振動状態に基づいて弦の周波数特性を有する駆動信号を生成する駆動信号生成手段340と、この駆動信号を音響に変換して出力する発音手段350と、を備えている。

    【0009】

    【作用】請求項1に係る鍵盤楽器では、打弦機構の運動状態、例えばハンマー速度を検出し、この検出結果に対応して、例えばアコースティックピアノの弦の振動状態を選択する。 そして、この振動状態を音響に変換して出力する。 すなわち、選択された弦の振動状態を駆動信号に変換し、この駆動信号に基づいて発音手段(例えば響板)が駆動されて発音する。 この場合、この駆動信号を発音手段の周波数特性に基づいて補正する。 この結果、
    アコースティックピアノによる音色を保持した状態で演奏することができる。 特に、当該発音手段に起因する音質の劣化等を改善することができる。

    【0010】請求項2に係る鍵盤楽器では、打弦機構の運動状態(ハンマー速度等)を検出し、この検出結果に対応して、例えばアコースティックピアノの弦の振動状態を選択する。 この選択された弦の振動状態に基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号に基づいて響板は駆動されて発音する。 この場合、響板の振動特性を所望特性に設定可能の構造、例えば響板の周縁部が所定の柔軟性を有して可動である構造としている。 この結果、アコースティックピアノによる音色を保持した状態で、特に低域の忠実な再生が可能となっている。

    【0011】請求項3に係る鍵盤楽器では、打弦機構の運動状態(押鍵された鍵、ハンマー速度等)を検出し、
    この検出結果に対応して、例えばアコースティックピアノの弦の振動状態を選択し、この振動状態を音響に変換して出力する。 この場合、選択された弦の周波数特性を有する駆動信号を生成し、発音手段(響板等)がこの駆動信号に基づいて駆動されて発音する。 この結果、アコースティックピアノによる音色を忠実に保持した状態で演奏を行うことができる。

    【0012】

    【実施例】以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施例について図面を参照して説明する。 図4〜図12は本発明の一実施例を説明するための図である。 図4は本発明の一実施例に係る鍵盤楽器の概略構成を示すブロック図である。 図5は一実施例に係る鍵盤楽器(グランドピアノ型)を示す分解斜視図である。 図6はその響板と曲練支柱との結合部を示す図である。 図7はその響板を示す平面図である。 図8〜図11はその打弦機構の一部を示す図である。 図12はその周波数特性補正用のデジタルフィルタの特性を説明するためのグラフである。

    【0013】これらの図において示す鍵盤楽器は、アコースティックピアノから弦、フレーム、チューニングピン、ダンパーヘッドを取り除いて構成したものである。
    図5において、11は鍵盤を構成する鍵であって、例えば88鍵で構成されている。 各鍵11は棚板12上に揺動自在に支持されている。 また、各鍵11についてその後端部の上方にはアクション(打弦機構)がそれぞれ配設されている。

    【0014】このアクションは、グランドピアノ用の打弦機構として周知の構成のものを使用している。 すなわち、鍵11の後端部上面にキャプスタンスクリュが立設され、押鍵操作に応動してこのキャプスタンスクリュによりサポートが突き上げられるものである。 サポートにはジャックが揺動自在に支持されており、サポートが突き上げられると、このジャックにより、サポートの上方にてシャンクレールのフレンジ13に回動自在に支持されたハンマー14が回動して被打撃体を打撃することとなる。

    【0015】このハンマー14の上方には所定間隔離れてピアノの打弦線に相当する位置に帯板状の被打撃体ユニット15が固定、配設されている。 そして、この被打撃体ユニット15の下面(ハンマー当接面)には圧力センサが取り付けられている。 この圧力センサによりハンマー14による打撃力を検出するものである。 この圧力センサは例えば圧電素子で構成している。 なお、打撃力相当値の検出に際しては、ハンマーシャンクに植設したシャッターで1対の平行な光ビームを遮光してハンマー速度を測定し、MIDI信号とて出力するよう構成することもできる。

    【0016】図8〜図11に示すように、ハンマー14
    は必ずしもフェルト製のものを用いる必要はなく、打鍵時のタッチ感を損なうものでなければ他の材質のものを用いてもよい。 この場合、従来のハンマー14と同一重量のものであればタッチ感を再現することが可能である。 図8はハンマーウッド14aの先端をゴム14bで被覆して構成した場合である。 ゴム14bの形状は従来のハンマーフェルトと同形または相似形としている。 図9はハンマーウッド14aをゴムまたはフェルト等の粘弾性体14bで構成するとともに、音域に対応してハンマーシャンク14cに鉄、鉛等の重り16を装着する場合を示している。 例えば低音域用のハンマー14についての重り16程その質量を大きくしたり、その重り16
    の取付位置をハンマーウッド14aに近づけるものとする。 また、図10(A)に示すように、この重り16は断面コの字形の板バネにより構成し、ハンマーシャンク14cの所望の位置に微調整可能に取り付けることもできる。 さらに、同図(B)に示すように、板バネの重り16に付加質量体17を固着するように構成することもできる。 さらにまた、図11に示すように、ハンマー1
    4にて、ハンマーウッド14aの先端部にゴム等からなる打撃部分18を、その中央部に重り19を、それぞれ埋設することもできる。

    【0017】また、アクションには、ハンマー14の回動速度を検出するハンマーセンサ21が配設されている。 例えば反射型の光センサで構成するハンマーセンサ21をハンマーシャンク14cに対向して配設する。 さらに、各鍵11の下方には押圧された鍵11およびその下降速度を検出するためのキーセンサ22が配設されている。 これらのキーセンサ22も反射光型の光センサで構成している。 そして、このグランドピアノにあっては、ダンパーペダル23、シフトペダル24、ソステヌートペダル25を有しており、各ペダル23、24、2
    5についてその揺動を検出するためのペダルセンサ26
    がそれぞれ配設されている。

    【0018】また、このグランドピアノにおいては、図6に示すように、響板30はコルゲーション部材31を介して曲練支柱32に支持されている。 さらに、図7に示すように、響板30の周縁部には所定の大きさの透孔33が複数個穿設されている。 響板30は、小面積の高音用響板30Aと、大面積の低音用響板30Bと、に分割されており、上記透孔33は低音用響板30Bの周縁部に配設されている。 これらの響板30A、30Bの所定位置には、図7に示すように、4個の響板駆動ユニット34A、34B、34C、34Dがそれぞれ支柱に取り付けられて配設されている。 これらの響板駆動ユニット34A〜34Dは、例えば従来と同様にムービングコイルと磁気回路等で構成することができ、電磁駆動されて響板30A、30Bをそれぞれ所定の周波数で振動させるものである。 なお、長駒35は響板30A、30B
    に対応して切断してもよく、また、切断しなくてもよい。

    【0019】ここで、図4に示すように、この鍵盤楽器では、上記ハンマーセンサ21、キーセンサ22、ペダルセンサ26からの各出力信号がMIDI信号生成回路41に入力され、このMIDI信号生成回路41の出力が電子音源42に入力されている。 電子音源42からの出力はコントローラ43に入力されている。 コントローラ43にはこの他にもCDプレーヤ44、マイクロフォン45、その他の入力機器46から信号が入力される構成である。

    【0020】そして、コントローラ43はこれらの入力信号に基づいて所定の演算処理を行い駆動信号を生成し、所定のタイミングで響板駆動ユニット34A〜34
    Dを制御駆動することとなる。 この場合、これらの響板駆動ユニット34A〜34Dに対してはそれぞれf特山谷補正デジタルフィルタFA,FB,FC,FD、アンプ47A,47B,47C,47Dを介してコントローラ43より補正後の駆動信号が入力されている。 例えば響板の周波数特性が図12の(A)に示すようなものである場合には、高音用のフィルタFAには同図(B)に示す特性のハイパスフィルタを、低中音用のフィルタF
    B,FC,FDには同図(C)に示す特性のバンドパスフィルタを、それぞれ使用するものとする。 すなわち、
    響板の駆動点コンプライアンスと上下逆のブーストをかけるようなデジタルフィルタを使用するものとする。

    【0021】また、このコントローラ43は、システムバスを介して接続されたCPU、ROM、RAM、入出力部を備えている。 入出力部は、A/D変換器、D/A
    変換器、マルチプレクサ等を有して構成されている。 また、バックアップRAMが、上記CPU等にシステムバスにより接続されている。 このバックアップRAMは、
    各鍵11に対応したアコースティックピアノの弦の振動状態を示す線スペクトル信号を記憶しておくための記憶回路である。 また、例えばコントローラ43の入出力部には、押圧された鍵11のキー番号、キー速度、ハンマー打撃力、ハンマー速度、各ペダルの変位等が入力されている。 このグランドピアノでは、ハンマー14の打撃力等を検出し、押鍵から所定の時間(例えば5mse
    c)内に響板駆動ユニット34A〜34Dを介して発音することができる構成を有している。

    【0022】次に、本実施例に係る鍵盤楽器の作用について説明する。 実際の演奏時には、CPUは所定のプログラムを実行することとなる。

    【0023】まず、各センサ21、22、26よりコントローラ43の入出力部にセンサ信号が入力される。 例えば押鍵操作された鍵11について、キーセンサ22からの検出信号が、ハンマーセンサ21からはハンマー速度が演算されて入力される。

    【0024】次に、実際に打鍵された鍵11に対応する弦振動信号を選択してバックアップRAMから読み込む。 センサの状態に対応した第1〜3弦振動信号が読み込まれる。 さらに、対応するピアノフレーム、棚板支柱の振動信号がバックアップRAMから読み込まれる。

    【0025】そして、各振動信号について出力時期制御処理を行う。 キー番号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたマップにしたがって、検出したキー番号、ハンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タイミングを調整する。

    【0026】このようにして算出した発音時期に、各響板駆動ユニット34A〜34Dについて駆動信号(弦の周波数特性信号)を出力する。 このとき、各駆動信号は周波数特性補正デジタルフィルタFA,FB,FC,F
    Dにおいて補正される。 この結果、例えば響板駆動ユニット34A〜34Dは響板30A,30Bをそれぞれ所定周波数で駆動して所望のアコースティックピアノと同様の音色を有する発音を得るものである。

    【0027】したがって、このグランドピアノでは、通常のピアノと同様に、演奏者の押鍵によりアクションを介してハンマー14を回動させ、所定の鍵タッチ感が得られることとなる。 演奏時、この押鍵打撃と同時に、このアコースティックピアノの弦振動信号に関する線スペクトルに基づいて発音手段である響板30A,30Bから所望の発音がなされる。 これは低音域が改善されているものであり、その理由は以下の通りである。 すなわち、このピアノにおいては弦、フレーム等を取り除いてf 0を70Hz程度まで下げていること、響板の周縁部を緩めて取り付けていること、また、響板を従来よりも薄くしていること、さらに、コルゲーション部材31のように曲練支柱32と響板30との間にスピーカのエッヂに相当するものを設けていること、さらにまた、響板30Bの外周縁部に透孔33をもうけていること等である。 なお、補助スピーカとしてウーハを設けてもよい。
    また、周波数特性の山谷の改善が上記デジタルフィルタFA,FB,FC,FDによりなされている。 さらに、
    高音域は響板30Aを低音用の響板30Bと分離することにより改善されている。 なお、ツイータを設けてもよい。 これらの結果、アコースティックピアノと同様またはそれ以上の音色、音量の発音を得ることができる。 さらにまた、この実施例では弦の周波数特性信号を響板駆動ユニット34A〜34Dに入力しているため、ピアノ演奏音を録音したものを入力している場合とは異なり、
    より自然なピアノ音を得られる。 なお、弦の周波数特性信号は上記のように記憶回路にあらかじめ記憶しておいてもよく、リアルタイムで算出することもできる。 この場合、弦を打撃するものではないため、その音量調整も容易に行うことができるものである。

    【0028】図13は本発明の他の実施例を示している。 この実施例では、センサ51の出力をMIDI信号(52)として弦の周波数特性信号を算出し(53)、
    アンプ54、フーリエ逆変換器54B、D/A変換器5
    4Cを介して響板駆動ユニット55A,55B,55
    C,55Dに出力して響板56を駆動するものである。
    ここで、弦の周波数特性の算出は、響板の特性を加速度が平坦であると仮定して求める。 例えば、弦の打弦点での入力をejωt、駒の位置での出力をf 0 (ω,t)
    とすると、求める周波数特性R(ω)は、R(ω)=f
    0 (ω,t)/ejωtとなる。 これに基づいて、打弦比8の場合の周波数特性R(ω)のグラフを描くと図1
    5に示す線スペクトル図のようになる。 同図に示すように、打弦比の数字の整数倍のところで部分音が発生しない一群の線スペクトルとなる。

    【0029】図14はさらに他の実施例を示している。
    この実施例では、センサ61の出力により、特にキー番号に基づいてどの音域の押鍵がなされたかを判断し、M
    IDI信号として(62)弦の周波数特性信号を算出する(63)と同時に、フーリエ逆変換器63B、D/A
    変換器63Cを介し、さらにその音域分割コントローラ64にて対応するアンプ65A,65B,65C,65
    Dを介して響板駆動ユニット66A,66B,66C,
    66Dにより響板67を駆動している。 音域により響板67の周波数特性特性が異なることを補正するものである。

    【0030】なお、MID出力端子を介してMIDI信号を出力するように構成することができ、例えば他の電子楽器、MIDI機器(ミュージックコンピュータ等)
    とのアンサンブル演奏もできる。

    【0031】

    【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る鍵盤楽器によれば、音響出力においてその音色もアコースティックピアノのそれとほぼ同一のものとすることができる。 特に低域の発音において音質を良好なものとすることができる。 さらに、弦およびこれに付随するフレーム等を廃止することができ、鍵盤楽器を小型化、軽量化することができる。 また、その演奏に際して鍵タッチ感はアコースティックピアノのそれと同一である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本発明の請求項1に係る鍵盤楽器を示すブロック図である。

    【図2】 本発明の請求項2に係る鍵盤楽器を示すブロック図である。

    【図3】 本発明の請求項3に係る鍵盤楽器を示すブロック図である。

    【図4】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器を示すそのブロック図である。

    【図5】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器を示すその分解斜視図である。

    【図6】 本発明の一実施例に係る響板の取付部分を示す正面図である。

    【図7】 本発明の一実施例に係る響板を示す平面図である。

    【図8】 本発明の一実施例に係るハンマーの一部を示す正面図である。

    【図9】 本発明の一実施例に係るハンマーを示す正面図である。

    【図10】 本発明の一実施例に係るハンマーに取り付けられた重りを示す断面図である。

    【図11】 本発明の一実施例に係るハンマーの一部を示す正面図である。

    【図12】 本発明の一実施例に係るデジタルフィルタの特性を説明するためのグラフである。

    【図13】 本発明の他の実施例に係る鍵盤楽器を示すブロック図である。

    【図14】 本発明のさらに他の実施例に係る鍵盤楽器を示すブロック図である。

    【図15】 本発明の他の実施例に係る鍵盤楽器の線スペクトル図である。

    【符号の説明】

    11 鍵、 21,22,26 センサ(操作子状態検出手段)、 30(30A,30B) 響板(発音手段)、 34A〜34D 響板駆動ユニット(発音手段)、 100,200,300 打弦機構、 11
    0,210,310操作子状態検出手段、 120,2
    20,320 振動状態記憶手段、 130,230,
    330 選択手段、 140 発音制御手段、 15
    0,240,350 発音手段、 160 補正手段、
    340 駆動信号生成手段

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