专利汇可以提供Musical sound controller专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To eliminate the need to operate operation elements such as switches by a player by providing a means which outputs musical sound control data based upon the output signals of finger sensors in response to the output signal of a wrist sensor.
CONSTITUTION: A hand detection part 1 consists of a glove 1a and the finger sensors 1b
1 -1b
5 and wrist sensor which are fitted to the glove 1a. The hand detection part 1 detects the bending angles of the respective fingers of a player's hand and the bending angle of the wrist. A microcomputer 3 outputs the musical sound control data based upon the output signals of the sensors 1b
1 -1b
5 in response to the output signal of the wrist sensor lc. The control data are sent to a MIDI transmitter 6, received by a MIDI receiver 9, and transferred to an effector 12. The effector 12 is controlled with the control signal outputted by the MIDI receiver 9 to process and output the musical sound signal outputted from a sound source 11.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Musical sound controller专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人体各部の関節の曲げ角度や回転等に応じて楽音を制御する楽音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気ギターや電子ギター、例えば、演奏者の操作により各種のMIDI情報を出力するMIDI規格のギターの演奏者は、MIDIアクセサリやエクスプレッションペダルあるいは各種のスイッチ等を用いて音源やエフェクタのパラメータを制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従来のギターの演奏者は、ステージ等で演奏している時、
自分で音源やエフェクタ等のパラメータをリアルタイムで制御するには、足元据え置きタイプのMIDIアクセサリやエクスプレッションペダル等の操作子を直接操作しなければならず、操作子の操作から開放されていなかった。 従って、例えば、ステージの中央で演奏していて、音源等のパラメータを制御する必要がある場合には、操作子のある場所にいって操作子を操作した後、再びステージの中央に戻って演奏を続けるようにしなければならなかった。
【0004】また、MIDI規格のギターの本体に各種のスイッチを設けたものがあるが、所望の制御をするには、目視でそれらのスイッチの位置を確認しなければならないという欠点があった。 従って、演奏者は、どちらの場合も演奏に専念できないという欠点があった。 この発明は、このような背景の下になされたもので、演奏者がスイッチ等の操作子の操作から開放され、また、音源等から離れた場所から、しかも、目視により確認することなく、音源等のパラメータを制御できる楽音制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による楽音制御装置は、指の曲げを検出する指センサと、手首の曲げを検出するリストセンサと、該リストセンサの出力信号に応答して前記指センサの出力信号に基づいた楽音信号を制御する楽音制御データを出力する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、演奏者が指を曲げ伸しをすると共に、手首を曲げ伸しをすると、制御手段は、リストセンサの出力信号に応答して指センサの出力信号に基づいた楽音信号を制御する楽音制御データを出力する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例について説明する。 図1はこの発明の一実施例による楽音制御装置の構成を示すブロック図であり、この図において、1は演奏者の手の各指の曲げ角度および手首の曲げ角度を検出する手検出部であり、図2に示すように、
演奏者の右手に装着される手袋1aと、この手袋1aの各指の背の部分に取り付けられた指センサ1b 1 〜1b 5
と、手首の背の部分に取り付けられたリストセンサ1c
とから構成されている。
【0008】また、2は指センサ1b 1 〜1b 5およびリストセンサ1cからそれぞれ出力されるアナログ信号をディジタルデータに変換するA/Dコンバータ、3はC
PU(中央処理装置)、プログラムROM、各種のデータが一時記憶される記憶エリアおよび各種のレジスタやフラグが確保されたRAMおよびI/Oインターフェイスを内蔵する1チップのマイクロコンピュータ、4は各種の機能スイッチからなる機能スイッチ群、5は液晶ディスプレイ等からなる表示器、6はマイクロコンピュータ3から出力されるMIDI情報を送信するMIDIトランスミッタである。
【0009】さらに、7はMIDI規格のギターであり、演奏者の操作により各種のMIDI情報を出力する。 例えば、演奏者が弦を弾いたときに指で押えているフレットのピッチを示すデータを含むノートオン信号を出力し、弦の振動が小さくなるとノートオフ信号を出力する。 8はギター7から出力される各種の信号を送信するトランスミッタである。
【0010】加えて、9はMIDIトランスミッタから送信された信号を受信するMIDIレシーバ、10はトランスミッタ8から送信された信号を受信するレシーバ、11はレシーバ10から出力されるノートオン、ノートオフ等データによって制御され、楽音信号を出力する音源、12はMIDIレシーバ9から出力される制御信号によって制御され、音源11から出力される楽音信号を様々に加工して出力するエフェクタ、13はエフェクタ12から出力される楽音信号を入力して楽音を発生するアンプおよびスピーカ等からなるサウンドシステムである。
【0011】このような構成において、まず、図3に示すように、親指から小指までの5つの指の曲げ伸しの組み合わせ32個をMIDI規格のエフェクト等の切り換えを制御するプログラムチェンジ番号1から32までに対応させておく。 そして、エフェクタ12において、各プログラムチェンジ番号に対応して32種類のエフェクトを予め割り当てて記憶しておくことにより、指の曲げ伸しの組み合わせに応じたエフェクトを選択することができる。
【0012】例えば、図4に示すように、親指だけを曲げた場合には、プログラムチェンジ番号2のエフェクト2が選択されるなどである。 そして、その状態で手首を手の甲側へ曲げることにより、プログラムチェンジ番号がMIDIトランスミッタ6から送信され、MIDIレシーバ9において受信された後、エフェクタ12へ転送される。 エフェクタ12においては、このプログラムチェンジ番号に対応するエフェクトに切り換えが行われる。 本実施例においては、プログラムチェンジ番号の他に指の曲げ角度に応じた連続変化データも出力可能になっており、例えば、音量制御用としてMIDIのコントロールデータを出力する。
【0013】次に、マイクロコンピュータ3の動作について図5、図6、図8〜図13のフローチャートに基づいて説明する。 演奏者が図2に示す手検出部1を右手に装着し、ギター7をかかえて図1の楽音制御装置に電源を投入すると、マイクロコンピュータ3は、まず、図5
のステップSA1の処理へ進み、装置各部のイニシャライズを行なう。 この処理のルーチンを図6に示す。 このルーチンにおいて、ステップSB1では、RAMの各レジスタやフラグのクリアを行なった後、ステップSB2
へ進む。
【0014】ステップSB2では、各種パラメータの設定を行なった後、ステップSB3へ進む。 ステップSB
3では、 リストセンサ1cから出力され、A/Dコンバータ2において変換されたディジタルデータの現在の値を読み込み、その値をレジスタWRISTに格納した後、ステップSB4へ進む。
【0015】ステップSB4では、レジスタWRIST
に格納されたリストセンサ1cの現在の出力値が予め設定されたリストセンサ1cのオンのしきい値より大きいか否かを判断する。 この実施例においては、演奏者が、
例えば、図4に示すように、親指だけを曲げることにより、図3に示すプログラムチェンジ番号2のエフェクト2が選択されて楽音制御装置がスタンバイの状態になる。 そして、演奏者が、図7に示すように、親指を曲げたままで、右手の手首を手の甲の側にそらせることにより、今までのエフェクトがエフェクト2へ切り換わるようにしている。 そこで、このステップSB4では、リストセンサ1cのオフからオンへ切り換わるしきい値を予め設定しておき、このしきい値とリストセンサ1cの現在の出力値とを比較して演奏者が右手の手首をしきい値以上に手の甲の側にそらせたか否かを判断している。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSB5へ進む。
【0016】ステップSB5では、前回のリストセンサ1cがオン状態であることを示すフラグOWONを1にセットする。 今の場合は、イニシャライズ処理であるので、前回のリストセンサ1cのオン状態としてイニシャライズのリストセンサ1cのオン状態をフラグOWON
を1にセットする。 この処理を行なうのは、後述する手首の検出処理(ステップSA3)において、手首の前回の状態から今回状態が変化したか否かによってイベントがあるか否かを判断するからである。 そして、マイクロコンピュータ3は、図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ進む。
【0017】一方、ステップSB4の判断結果が「N
O」の場合、即ち、レジスタWRISTに格納されたリストセンサ1cの現在の出力値が予め設定されたオンのしきい値より小さい場合には、ステップSB6へ進む。
ステップSB6では、フラグOWONを0にリセットした後、図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ進む。
【0018】図5のステップSA2では、演奏者の各指の曲げの状態を検出する指の検出処理を行なう。 この処理のルーチンを図8に示す。 このルーチンにおいて、ステップSC1では、5本の指に対応した変数iに初期値として1(親指に対応)を格納した後、ステップSC2
へ進む。 ステップSC2では、変数iが6であるか否か、即ち、5本の指すべてについて以下に示す検出処理が終了したか否かを判断する。 この判断結果が「NO」
の場合、即ち、変数iが6でない場合には、ステップS
C3へ進む。
【0019】ステップSC3では、指センサ1b i 、今の場合、指センサ1b 1から出力され、A/Dコンバータ2において変換されたディジタルデータの現在の値を読み込み、その値をレジスタFING i 、今の場合、レジスタFING 1に格納した後、ステップSC4へ進む。 ステップSC4では、レジスタFING iに格納された指センサ1b iの現在の出力値が予め設定された指センサ1b iのオンのしきい値より大きいか否かを判断する。 今の場合、レジスタFING 1に格納された指センサ1b 1の現在の出力値が予め設定された指センサ1
b 1のオンのしきい値より大きいか否かを判断する。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSC5へ進む。
【0020】ステップSC5では、指センサ1b iがオン状態であることを示すフラグFON iを1にセットする。 今の場合、指センサ1b 1がオン状態であることを示すフラグFON 1を1にセットした後、ステップSC
7へ進む。 一方、ステップSC5の判断結果が「NO」
の場合、即ち、レジスタFING iに格納された指センサ1b iの現在の出力値が予め設定された指センサ1b i
のオンのしきい値より小さい場合には、ステップSC6
へ進む。 今の場合、レジスタFING 1に格納された指センサ1b 1の現在の出力値が予め設定された指センサ1b 1のオンのしきい値より小さい場合には、ステップSC6へ進む。
【0021】ステップSC6では、指センサ1b iがオン状態であることを示すフラグFON iを0にリセットする。 今の場合、指センサ1b 1がオン状態であることを示すフラグFON 1を0にリセットした後、ステップSC7へ進む。 ステップSC7では、変数iの値に1をインクリメントした後、ステップSC2へ戻り、変数i
が6になるまで、即ち、5本の指すべてについて上述したステップSC3〜6の処理を繰り返す。 そして、5本の指すべてについて上述したステップSC3〜6の処理が終了すると、ステップSC2の判断結果が「YES」
となり、マイクロコンピュータ3は、図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA3へ進む。
【0022】図5のステップSA3では、演奏者の手首の曲げの状態を検出する手首の検出処理を行なう。 この処理のルーチンを図9に示す。 このルーチンにおいて、
ステップSD1では、リストセンサ1cから出力され、
A/Dコンバータ2において変換されたディジタルデータの現在の値を読み込み、その値をレジスタWRIST
に格納した後、ステップSD2へ進む。
【0023】ステップSD2では、レジスタWRIST
に格納されたリストセンサ1cの現在の出力値が予め設定されたリストセンサ1cのオンのしきい値より大きいか否かを判断する。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSD3へ進む。 ステップSD3では、今回のリストセンサ1cがオン状態であることを示すフラグNWONを1にセットした後、ステップSD4へ進む。
【0024】ステップSD4では、前回のリストセンサ1cがオン状態であることを示すフラグOWONが0にリセットされているか否かを判断する。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSD5へ進む。 ステップSD5では、オンイベントがある場合に1がセットされるオンイベントフラグONEVNTを1にセットした後、ステップSD9へ進む。
【0025】一方、ステップSD4の判断結果が「N
O」の場合、即ち、フラグOWONが1にセットされている場合には、オンイベントがなかったとしてステップSD9へ進む。 また、ステップSD2の判断結果が「N
O」の場合、即ち、レジスタWRISTに格納されたリストセンサ1cの現在の出力値が予め設定されたリストセンサ1cのオンのしきい値より小さい場合には、ステップSD6へ進む。
【0026】ステップSD6では、フラグNWONを0
にリセットした後、ステップSD7へ進む。 ステップS
D7では、レジスタWRISTに格納されたリストセンサ1cの現在の出力値が予め設定されたリストセンサ1
cのオフのしきい値より小さいか否かを判断する。 このステップSD7の処理では、リストセンサ1cのオンからオフへ切り換わるしきい値を予め設定しておき、このしきい値とリストセンサ1cの現在の出力値とを比較して演奏者が右手の手首をしきい値以上に手のひらの側に曲げたか否かを判断している。 この判断結果が「YE
S」の場合には、ステップSD8へ進む。
【0027】ステップSD8では、エクスプレッションモードの場合に1がセットされるモード2オンフラグM
2ONを0にリセットすると共に、イベントカウンタE
VENTをクリアした後、ステップSD9へ進む。 一方、ステップSD7の判断結果が「NO」の場合、即ち、レジスタWRISTに格納されたリストセンサ1c
の現在の出力値が予め設定されたリストセンサ1cのオフのしきい値より大きい場合にも、ステップSD9へ進む。 ステップSD9では、フラグOWONの状態をフラグNWONの状態と同じにした後、図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA4へ進む。
【0028】ステップSA4では、演奏者が手首を何回曲げたかを検出する手首のカウント処理を行なう。 この処理のルーチンを図10に示す。 このルーチンにおいて、ステップSE1では、オンイベントフラグONEV
NTが1にセットされているか否かを判断する。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSE2へ進む。 ステップSE2では、イベントカウンタEVENT
の値が0であるか否かを判断する。 この判断結果が「Y
ES」の場合には、ステップSE3へ進む。 最初は、イベントカウンタEVENTの値が0であるので、ステップSE3へ進む。
【0029】ステップSE3では、イベントカウンタE
VENTに1を格納し、最初にリストセンサ1cがオン状態になってから1秒以内である場合に1がセットされるカウントフラグCOUNTに1をセットすると共に、
タイムカウンタTIMEの値を1000にした後、ステップSE6へ進む。 ここで、タイマカウンタTIMEについて説明する。 タイマカウンタTIMEの値は、1ms
ecの周期で行われるタイマ割込処理によってディクリメントされる。 このタイマ割込処理のルーチンを図11に示す。 このルーチンにおいて、ステップSF1では、タイマカウンタTIMEの値が0であるか否かを判断して、タイマカウンタTIMEのアンダーフローを防ぐ。
ステップSF1の判断結果が「NO」の場合、即ち、タイマカウンタTIMEの値が0でない場合には、ステップSF2へ進む。 ステップSF2では、タイマカウンタTIMEの値から1をディクリメントした後、図5のメインルーチンへ戻る。
【0030】一方、ステップSE2の判断結果が「N
O」の場合、即ち、イベントカウンタEVENTの値が0でない場合には、ステップSE4へ進む。 2回目以降は、イベントカウンタEVENTの値が0でないので、
ステップSE4へ進む。 ステップSE4では、カウントフラグCOUNTが1にセットされているか否か、即ち、最初にリストセンサ1cがオン状態になってから1
秒以内であるか否かを判断する。 この判断結果が「YE
S」の場合には、ステップSE5へ進む。
【0031】ステップSE5では、イベントカウンタE
VENTの値に1をインクリメントした後、ステップS
E6へ進む。 一方、ステップSE4の判断結果が「N
O」の場合、即ち、最初にリストセンサ1cがオン状態になってから1秒以上経過してカウントフラグCOUN
Tが0にリセットされている場合にも、ステップSE6
へ進む。
【0032】ステップSE6では、オンイベントフラグONEVNTを0にリセットした後、ステップSE7へ進む。 ステップSE7では、カウントフラグCOUNT
が1にセットされており、かつ、タイマカウンタTIM
Eの値が0になっているか否かを判断する。 この判断結果が「YES」の場合には、ステップSE8へ進む。
【0033】ステップSE8では、イベントカウンタE
VENTの値が1であるか否かを判断する。 この判断結果が「NO」の場合、即ち、イベントカウンタEVEN
Tの値が2以上の場合には、ステップSE9へ進み、コントロールチェンジデータを出力するモードになる。 ステップSE9では、モード2オンフラグM2ONを1にセットした後、ステップSE10へ進む。
【0034】ステップSE10では、前回の指の曲げ深さを示すレジスタODEPにレジスタFING iの値の平均値、即ち、5つの指センサ1b 1 〜1b 5の出力値の平均値を格納した後、ステップSE12へ進む。 一方、
ステップSE8の判断結果が「YES」の場合、即ち、
イベントカウンタEVENTの値が1である場合には、
ステップSE11へ進む。
【0035】ステップSE11では、5つの指の曲げの組み合わせに応じたプログラムチェンジ番号を送信するプログラムチェンジ送信処理を行なう。 この処理のルーチンを図12に示す。 このルーチンにおいて、ステップSG1では、フラグFON i (i=1〜5)の状態により、図3のテーブルを参照して該当するプログラムチェンジ番号をレジスタPROGに格納した後、ステップS
G2へ進む。
【0036】ステップSG2では、レジスタPROGに格納されたプログラムチェンジ番号をMIDIトランスミッタ6を介して送信した後、ステップSG3へ進む。
これにより、MIDIトランスミッタ6から送信され、
MIDIレシーバ9によって受信されたプログラムチェンジ番号は、エフェクタ12に入力される。 そして、エフェクタ12は、例えば、今までのエフェクトをエフェクト2に切り換える。
【0037】ステップSG3では、マイクロコンピュータ3は、イベントカウンタEVENTの値をクリアした後、図10の手首のカウント処理ルーチンへ戻り、ステップSE12へ進む。 ステップSE12では、カウントフラグCOUNTを0にリセットした後、図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA5へ進む。
【0038】ステップSA5では、アナログ的に音量等を制御するコントロールチェンジ送信処理を行なう。 この処理のルーチンを図13に示す。 このルーチンにおいて、ステップSH1では、モード2オンフラグM2ON
が1にセットされているか否かを判断する。 この判断結果が「NO」の場合には、なにもせず図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。
【0039】一方、ステップSH1の判断結果が「YE
S」の場合、即ち、モード2オンフラグM2ONが1にセットされている場合には、ステップSH2へ進む。 ステップSH2では、今回の指の曲げ深さを示すレジスタNDEPにレジスタFING iの値の平均値、即ち、5
つの指センサ1b 1 〜1b 5の出力値の平均値を格納した後、ステップSH3へ進む。
【0040】ステップSH3では、今回の指の曲げ深さと前回の指の曲げ深さとの相対的な指の曲げ深さを示すレジスタRDEPにレジスタNDEPの値からレジスタODEPの値を引いた値を格納した後、ステップSH4
へ進む。 ステップSH4では、レジスタODEPにレジスタNDEPの値を格納した後、ステップSH5へ進む。
【0041】ステップSH5では、レジスタRDEPの値が0でないか否かを判断する。 この判断結果が「N
O」の場合には、なにもせず図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。 一方、ステップSH5の判断結果が「YES」の場合、即ち、レジスタRDEPの値が0でない場合には、ステップSH6へ進む。
【0042】ステップSH6では、イベントカウンタE
VENTの値によって指示される番号のテーブル(例えば、図14)を参照して該当するコントロールデータをコントロールデータレジスタCNTLに格納した後、ステップSH7へ進む。 ステップSH7では、イベントカウンタEVENTの値によって指示されるコントロールチェンジ番号(例えば、音量を制御する番号7)をステップSH6の処理で参照したテーブルから求めた後、ステップSH8へ進む。
【0043】ステップSH8では、コントロールチェンジ番号とレジスタCNTLに格納されたコントロールデータをMIDIトランスミッタ6を介して送信した後、
図5のメインルーチンへ戻り、ステップSA2へ戻る。
これにより、MIDIトランスミッタ6から送信され、
MIDIレシーバ9によって受信されたコントロールチェンジ番号とコントロールデータは、エフェクタ12に入力される。 そして、エフェクタ12は、例えば、図1
5に示すテーブルを参照してコントロールデータに示す値によって音量を制御する。
【0044】尚、上述した一実施例においては、1秒以内にリストセンサ1cが2回オン状態になった場合に、
コントロールチェンジを制御する例を示した。 つまり、
指の曲げ方に関係なく、所定時間内に何回リストセンサ1cがオン状態になったかによって制御するパラメータを決定し、その後、指の曲げ深さによってそのパラメータの値を制御したが、これに限定されない。
【0045】例えば、図16に示すように、親指と人差し指とを曲げてパラメータ、例えば、ディレイタイムを選択し、次に、図17に示すように、手首を2回手の甲の側に曲げてパラメータコントロール状態に入り、そして、5本の指を曲げ伸ししてパラメータであるディレイタイムを可変し、最後に、手首を手のひらの側に曲げてディレイタイムの制御状態を解除するというように、手首を曲げた時の指の曲げ方に応じて制御するパラメータを決定し、その後、指の曲げ深さによってパラメータの値を制御するようにしてもよい。
【0046】また、上述した一実施例においては、リストセンサ1cの出力信号に基づいてプログラムチェンジやコントロールチェンジを制御した例を示したが、これに限定されず、他のパラメータ、例えば、エフェクト個々のオン/オフを制御するようにしてもよい。 さらに、
上述した一実施例においては、MIDIギターのエフェクタを制御する例を示したが、音色制御等に用いてもよく、さらには、ギター奏者以外が用いてもよい。 例えば、ダンサーがバックで流れている曲を選択する場合に用いるようにしてもよい。
【0047】加えて、上述した一実施例においては、タイムカウンタTIMEの値が1000の場合、即ち、リストセンサ1cが最初にオン状態になってから1秒以内に次のオン状態なるか否かを判断した例を示したが、これに限定されないことはもちろんである。 また、上述した一実施例においては、指や手首の曲げを検出するセンサは、それぞれ検出部位に取り付けるタイプの例を示したが、これに限定されず、例えば、検出部位から離れた位置からそれぞれの曲げを検出するようなタイプのものでもよい。
【0048】ここで、この発明のいくつかの実施態様を示すと、次のようになる。 (a) 前記制御手段は、前記指センサの出力信号に基づいて音色および効果等の切り換えを制御する前記楽音制御データを出力することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。 (b) 前記制御手段は、前記指センサの出力信号に基づいて音量等の連続量を制御する前記楽音制御データを出力することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。 (c) 前記制御手段は、所定時間内に出力される前記リストセンサの出力信号の回数に応じてモード切り換え等を制御する前記楽音制御データを出力することを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、演奏者が足元据え置きタイプのMIDIアクセサリ、エクスプレッションペダルや各種スイッチ等の操作子の操作から開放されるという効果がある。 また、演奏者は、自分の位置に関係なく、操作子から離れた場所から、自分で音源やエフェクタ等のパラメータをリアルタイムで制御することができるという効果がある。 さらに、目視により確認することなく、音源やエフェクタ等のパラメータを制御できるという効果がある。 従って、
音源やエフェクタ等のパラメータの制御が演奏の妨げにならず、演奏者が演奏に専念できるという効果がある。
【図1】 この発明の一実施例による楽音制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 手検出部1の構成の一例を示す図である。
【図3】 プログラムチェンジ番号と5本の指の曲げの組み合わせとを対応させたテーブルの一例を示す図である。
【図4】 5本の指の曲げ方の一例を示す図である。
【図5】 マイクロコンピュータ3のメインルーチンの動作を表わすフローチャートである。
【図6】 マイクロコンピュータ3のイニシャライズ処理の動作を表わすフローチャートである。
【図7】 手首の曲げ方の一例を示す図である。
【図8】 マイクロコンピュータ3の指の検出処理の動作を表わすフローチャートである。
【図9】 マイクロコンピュータ3の手首の検出処理の動作を表わすフローチャートである。
【図10】 マイクロコンピュータ3の手首のカウント処理の動作を表わすフローチャートである。
【図11】 マイクロコンピュータ3のタイマ割込み処理の動作を表わすフローチャートである。
【図12】 マイクロコンピュータ3のプログラムチェンジ送信処理の動作を表わすフローチャートである。
【図13】 マイクロコンピュータ3のコントロールチェンジ送信処理の動作を表わすフローチャートである。
【図14】 コントロールチェンジ番号とコントロールデータとを対応させたテーブルの一例を示す図である。
【図15】 コントロールデータと音量制御データとを対応させたテーブルの一例を示す図である。
【図16】 5本の指の曲げ方の一例を示す図である。
【図17】 手首の曲げ方の一例を示す図である。
1……手検出部、1a……手袋、1b 1 〜1b 5 ……指センサ、1c……リストセンサ、2……A/Dコンバータ、3……マイクロコンピュータ、4……機能スイッチ群、5……表示器、6……MIDIトランスミッタ、7
……ギター、8……トランスミッタ、9……MIDIレシーバ、10……レシーバ、11……音源、12……エフェクタ、13……サウンドシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10H 1/26 4236−5H 1/34 7345−5H
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