专利汇可以提供Pneumatic radial tire专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a pneumatic radial tire for a passenger can which can prevent the breakage of a cord in a cord layer, which is apt to occur when the cord in the cord layer is exposed to the outside or when the car makes hasty cornering, and enable a driver realize through his/her visual sensation that the tire is in danger.
CONSTITUTION: In an organic-fiber-made cord belt layer 7 situated above an inclined belt layer 6, which is formed by arranging a steel-made reinforcing element at the outer periphery of a crown part 4, a cord in the cord belt layer 7 has a breaking strength of more than 1000kgf per 50mm in width when measured in the normal direction to the cord, while the breaking elongation of the cord is more than 4%. The cord in the belt layer 7 in the circumferential direction has such as object color in the yellow color system as 0.3,下面是Pneumatic radial tire专利的具体信息内容。
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数本のスチール製補強素子をタイヤ赤道面に対し傾斜配列してなる1層の傾斜ベルト層と、この傾斜ベルト層上に位置し、有機繊維コードをタイヤ赤道面に対し実質上平行に配列してなる少なくとも1層の周方向ベルト層とからなる補強ベルトを有する空気入りラジアルタイヤ、特に汎用の乗用車用タイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】省エネルギー化が叫ばれるようになった現在、自動車においては、軽量化による燃費の向上を図る検討が行われるようになってきた。 これに伴い、タイヤについても、その軽量化への要求が年々高まる傾向にある。 特に汎用の乗用車用タイヤにおいては、この傾向が顕著である。
【0003】空気入りラジアルタイヤは、カーカスのクラウン部外周に、少なくとも2層の傾斜ベルト層を、それらのスチールコードが互いに交差するように積層した、いわゆる交差ベルトを有しているのが一般的であるのに対して、傾斜ベルト層を1層にし、この傾斜ベルト層と、有機繊維コードをタイヤ赤道面に対し実質上平行に配列した周方向ベルト層とからなる補強ベルトを有する空気入りラジアルタイヤが、米国特許第397361
2号明細書に提案されている。
【0004】ところで、空気入りラジアルタイヤは、タイヤ使用末期には、走行によるトレッドゴムの摩耗によってベルトのコードが露出する状況が生じる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に提案されている簡素化ベルトを有するタイヤでは、周方向ベルト層が半径方向外側に位置し、また、周方向ベルト層のコードがスチールコードに比し破断強度が小さい有機繊維コードであることや、内圧充填によってベルトに生じる周方向張力を、周方向ベルト層のコードが実質的に負担するベルト構造であることから、ベルトのコードが露出した状態で走行し続けると、一般の空気入りラジアルタイヤに比べて、路面の凹凸や石等による摩擦力によってコードが破断しやすい状況にある。 コードの破断がひとたび生じると、隣接するコードが連鎖的に破断していき、
最終的には、タイヤバーストを招くおそれがあり、ドライバーにとっては危険極まりなかった。 そのため、ベルトのコードが露出した場合、ドライバーに、タイヤの使用限界をいち早く認識させることが必要であった。
【0006】一般の空気入りラジアルタイヤでは、ベルトのコードが露出した状態でさらに走行し続けた場合、
ベルトのコードがスチール製であるため、空気中又は路面の水分等により、コードの表面に赤色系統の「鉄錆」
が生じるようになり、黒色のゴム部分中に存在するコードの表面が赤色に変化することで、ドライバーは、タイヤの使用限界を認識することが可能であったが、簡素化ベルトを有するタイヤの場合、ベルトの外層側に位置する周方向ベルト層のコードが、有機繊維コードであることから、コードが露出した状態でさらに走行し続けた場合に、一般の空気入りラジアルタイヤのように、コードの表面が黒色のゴム部分と異なる色に変化するという現象は生じえず、ドライバーに、タイヤの使用限界を認識させることが困難であった。
【0007】また、急激なコーナリング走行を繰り返し行った場合において、ベルトに面内曲げ変形が発生し、
周方向ベルト層の特に端部において、強制的なコードの引張歪みが発生するため、周方向ベルト層の限界伸びが小さいと、上述の強制的なコードの引張歪により、コード破断が発生してしまい、この状態のまま走り続けると、上述したようにタイヤバーストに至ってしまう場合もある。
【0008】そこで、本発明の目的は、周方向ベルト層の破断強度、そのコードの破断伸び、及びそのコードの色の適正化を図ることにより、急激なコーナリング走行をした場合に生じがちな周方向ベルト層のコード切れを防止し、さらに、危険であることをドライバーにいち早く認識させることができる空気入りラジアルタイヤ、特に、汎用の乗用車用タイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の空気入りラジアルタイヤは、少なくとも一対のビードコア間に跨がってトロイド状をなすカーカスのクラウン部外周に、複数本のスチール製補強素子をタイヤ赤道面に対し傾斜配列してなる1層の傾斜ベルト層と、この傾斜ベルト層上に位置し、有機繊維コードをタイヤ赤道面に対し実質上平行に配列してなる少なくとも1層の周方向ベルト層とからなる補強ベルトで強化したトレッド部を具え、周方向ベルト層は、コードに対する垂直方向で測る幅50mm当たり1000kgf以上の破断強度を有し、そのコードの破断伸びが4%以上であり、周方向ベルト層のコードは、JISで定められるC
IE色度図にて、XYZ表色系における色度座標x,y
が、それぞれ0.3<x<0.7,0.3<y<0.7
の範囲であり、黄色系統の物体色を有する。 ここで、スチール製補強素子とは、具体的には、スチール製のコード又はモノフィラメントを意味する。 また、周方向ベルト層のコードはタイヤのユニフォミティ確保の理由から、らせん状に巻回してなることが好ましい。
【0010】加えて、周方向ベクト層が、クラウンセンター部で2層、残りのクラウン部で1層であるか、又は、クラウン端部で2層、残りのクラウン部で1層であることが好ましい。
【0011】前記物体色の測定は、(1)測定方法の種類、(2)等色関数の種類、(3)標準の光の種類、
(4)照明及び受光の幾何学的条件を以下のように設定することにより行った。 (1)測定方法の種類 一光路の分光測光器を用いて測定した。 有効波長幅は1
0nmである。 (2)等色関数の種類 XYZ表色系の等色関数を用いた。 (3)標準の光の種類 標準の光D 65を用いた。 (4)照明及び受光の幾何学的条件 照明及び受光の幾何学的条件を条件cとした。 すなわち、あらゆる方向から均等に照明し、法線とのなす角度が8°の方向の反射光を受光した。
【0012】
【作用】前記簡素化ベルトを有する汎用空気入りラジアルタイヤは、一般の空気入りラジアルタイヤに比べて、 1. コードが露出していることをドライバーにいち早く認識させることが困難である。 2. 急激なコーナリング走行を繰り返し行った場合において、コードが破断してタイヤバーストを生じやすい。 という問題点があることは前述した。
【0013】そのため、本発明者らは、上記1及び2の問題点を解決するための検討を行った。 その結果、上記1の問題点を解決するには、周方向ベルト層の有機繊維コードに、予めゴム部分とは異なる色で、危険を知らせる色として万国共通で知られている黄色系統で着色しておけばよく、また、上記2の問題点を解決するには、周方向ベルト層の破断強度、及び周方向ベルト層のコードの破断伸びを大きくすればよいと考え、これらの適正化を図ることとした。
【0014】すなわち、本発明の空気入りラジアルタイヤは、周方向ベルト層の破断強度を、コードに対する垂直方向で測る幅50mm当たり1000kgf以上にし、かつ、そのコードの破断伸びを4%以上にすることによって、急激なコーナリング走行をした場合に生じがちな周方向ベルト層のコード切れを防止する。
【0015】また、周方向ベルト層のコードは、JIS
で定められるCIE色度図にて、XYZ表色系における色度座標x,yが、それぞれ0.3<x<0.7,0.
3<y<0.7の範囲の黄色系統の物体色にすることによって、周方向ベルト層の有機繊維コードが露出していることをドライバーがいち早く認識できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明にしたがう空気入りラジアルタイヤの具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明にしたがう代表的な空気入りラジアルタイヤの幅方向断面を示し、図中 1は空気入りラジアルタイヤ、2はビードコア、3はカーカス、4はカーカスのクラウン部、5はタイヤ赤道面、6は傾斜ベルト層、
7は周方向ベルト層、8は補強ベルト、10はトレッド部である。
【0017】この空気入りラジアルタイヤ1は、一対のビードコア2間に跨がってトロイド状をなすカーカス3
のクラウン部4外周に、より構造が1×5×0.23、
打ち込み数が37本/50mmであるスチールコードを、タイヤ赤道面5に対し35°の角度で傾斜配列してなる1層の傾斜ベルト層6と、この傾斜ベルト層6上に位置し、コードをタイヤ赤道面に対しほぼ平行にらせん状に巻回して配列してなる1層の周方向ベルト層7とからなる補強ベルト8で強化したトレッド部10を具えている。 周方向ベルト層7のコードは、コーナリングパワーを得るため、アラミド、レーヨンのような比較的高弾性のコードを用いるのが好ましい。 なお、本実施例では、より構造が1000d/2であるポリアミドコードを使用した。 また、破断伸びは、撚り係数N tの値に比例するため、撚り係数N tを変化させて破断伸びを調整した。 表1に、撚り係数N t 、破断伸び、及び破断強度の値を示す。 、実施例1〜6が、破断伸び及び破断強度の値を適正範囲内にしたものであり、従来例1〜3が、
破断伸び及び破断強度の値の少なくとも一つを適正範囲外にしたものである。 なお、撚り係数N tは、コードの、より数をT(回数/10cm)、総デニールをD T 、比重をρとすると、 N t =T×(0.139×D T /2×1/ρ) 1/2 ×10 -3で表わされる。 また、従来例1〜3には、周方向ベルト層のコードに着色処理は施していないが、実施例1〜6
は、周方向ベルト層のコードを赤色に着色してあり、いずれも、色度座標x,yをそれぞれ0.55,0.40
とした。
【0018】
【表1】
【0019】(試験方法)試験は、各供試タイヤを、J
ATMAの規格で定める最大内圧及び最大荷重にし、スリップ角付きの耐久ドラム試験によって行った。 試験方法は、スリップ角+2°で20秒間走行させた後、スリップ角−2°で20秒間走行させるという走行モードを繰り返し行って2万km走行させたときの、周方向ベルト層の端部のコードの残強力を測定した。 なお、この残強力は、新品タイヤを解体し、取り出したコードを引張試験し、このときの破断時の力を100%としたものであり、この残強力の測定値は、68%以上を合格レベルとした。 この合格レベルは上記耐久ドラム試験で,、スリップ角なしにてその後10万km走行しても破断に至らなかったものである。
【0020】
【表2】
【0021】従来例1及び3は、周方向ベルト層のコードが切断し、また、従来例2は、30%の残強力しか得られなかったのに対し、実施例1〜6は、合格レベルの残強力が得られた。 また、トレッドゴムを削っていき、
周方向ベルト層のコードが露出した状態で、タイヤの外観をチェックしたところ、従来例1〜3は、コードが露出しているのがよく見なければ判別できないのに対し、
実施例1〜6は、コードが露出しているのがすぐにわかった。
【0022】
【発明の効果】本発明により、周方向ベルト層のコードが露出した場合に、使用者にタイヤバーストの危険性をいち早く認識させることができ、また、急激なコーナリング走行を繰り返し行った場合に、周方向ベルト層のコード切れを防止してタイヤバーストが生じにくい汎用の空気入りラジアルタイヤの提供が可能になった。
【図1】本発明に従う代表的な空気入りラジアルタイヤの幅方向断面図である。
1 空気入りラジアルタイヤ 2 ビードコア 3 カーカス 4 カーカスのクラウン部 5 タイヤ赤道面 6 傾斜ベルト層 7 周方向ベルト層 8 補強ベルト 10 トレッド部
フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 23/00 Z
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