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Liquid crystal display device

阅读:407发布:2024-02-14

专利汇可以提供Liquid crystal display device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To display a half tone in a wide temperature range.SOLUTION: A liquid crystal display device 1 includes: substrates 10 and 11; lower display electrodes 20 and 30 provided respectively to the substrates 10 and 11; insulating layers 21 and 31 provided respectively on the lower display electrodes 20 and 30; upper display electrodes 22 and 32 provided respectively on the insulating layers 21 and 31, and comprised of a mesh-like pattern having a plurality of openings; opposing electrodes 23 and 33 provided respectively on the insulating layers 21 and 31; and a polymer dispersion type liquid crystal layer 40 held between the substrates 10 and 11.,下面是Liquid crystal display device专利的具体信息内容。

  • 第1及び第2のキャラクタを表示可能な液晶表示装置であって、
    第1及び第2の基板と、
    前記第1の基板上に設けられた第1の下部表示電極と、
    前記第1の下部表示電極上に設けられた第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に設けられ、複数の開口部を有する網目状パターンからなる第1の上部表示電極と、
    前記第1の絶縁層上に設けられた第1の対向電極と、
    前記第2の基板上に設けられた第2の下部表示電極と、
    前記第2の下部表示電極上に設けられた第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層上に設けられ、複数の開口部を有する網目状パターンからなる第2の上部表示電極と、
    前記第2の絶縁層上に設けられた第2の対向電極と、
    前記第1の上部表示電極と前記第2の上部表示電極とが対向する状態で前記第1及び第2の基板に挟持された高分子分散型液晶層と、
    を具備し、
    前記第1のキャラクタは、前記第1の下部表示電極、前記第1の上部表示電極及び前記第2の対向電極から構成され、
    前記第2のキャラクタは、前記第2の下部表示電極、前記第2の上部表示電極及び前記第1の対向電極から構成されることを特徴とする液晶表示装置。
  • 前記第1の下部表示電極及び前記第1の上部表示電極は、同じ外形を有し、
    前記第2の下部表示電極及び前記第2の上部表示電極は、同じ外形を有していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  • 前記第1の基板上に設けられ、前記第1の下部表示電極、前記第1の上部表示電極及び前記第1の対向電極にそれぞれ電気的に接続された複数の第1の配線と、
    前記第2の基板上に設けられ、前記第2の下部表示電極、前記第2の上部表示電極及び前記第2の対向電極にそれぞれ電気的に接続された複数の第2の配線と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  • 前記第1の下部表示電極、前記第1の上部表示電極及び前記第2の対向電極にそれぞれ電気的に接続された駆動回路をさらに具備し、
    前記駆動回路は、前記第1の下部表示電極及び前記第2の対向電極間の第1の電圧を制御し、前記第1の上部表示電極及び前記第2の対向電極間の第2の電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  • 前記第1及び第2の電圧の各々は、2値であることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  • 前記開口部の径は、100μm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  • 前記網目状パターンは、千鳥配列を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  • 说明书全文

    本発明は、液晶表示装置に係り、特に、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)を用いた液晶表示装置に関する。

    PDLCは、高分子ネットワークと液晶との屈折率の差を利用して入射光を散乱させる、光散乱型の液晶表示装置である。 そのため、LCD(Liquid Crystal Display)で使用された偏光板が不要であり、さらに、液晶分子を配向させるための配向膜を形成する必要がない。 そのため、光の損失が極めて少なく、明るい表示が可能である。

    PDLCは、三次元の網状に形成された高分子(高分子ネットワーク)内において液晶が相分離した構造を有し、高分子ネットワークの側壁に沿って液晶分子がランダムに配置した状態と、電界を印加して液晶分子が電界方向に配列した状態とで光の散乱状態と光の透過状態とをそれぞれ作り出す。 散乱度合いは、液晶に印加される電圧により決定され、液晶に印加される電圧は、高分子材料と液晶との分圧により決定される。

    図17は、散乱度合いを透過率に置き換えて、複数種類の温度(一例として、−10℃、25℃、及び50℃)における電圧及び透過率の関係を示すグラフである。 図17から理解できるように、同じ電圧での透過率が温度により大きく変化している。 この原因は、液晶は、温度が高いと誘電率が小さくなり、逆に温度が低いと誘電率が大きくなるが、高分子材料は、数十℃の温度差では誘電率の変化は少ない。 このため、液晶に実質印加される実効電圧は高分子材料によって分圧されるため、高温の場合は実効電圧が高く、低温の場合は実効電圧が低くなる。 よって、PDLCの特性は、図17のように温度による変化が大きくなる。

    散乱及び透過の2値表示を行う場合は、温度が変化しても表示に影響しないが、電圧により中間調を表示しようとすると、温度により透過率が大きく変化する。 例えば電圧2.2Vの場合、25℃では透過率50%であるが、50℃では透過率86%、−10℃では透過率5%となり、50℃及び−10℃の場合には中間調が表現できず、2値表示並みになってしまうという問題がある。

    また、特許文献1には、ディザリングにより中間調を表示する技術が開示されている。

    特表2003−533751号公報

    本発明は、広い温度範囲での中間調表示が可能な液晶表示装置を提供する。

    本発明の一態様に係る液晶表示装置は、第1及び第2のキャラクタを表示可能な液晶表示装置であって、第1及び第2の基板と、前記第1の基板上に設けられた第1の下部表示電極と、前記第1の下部表示電極上に設けられた第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に設けられ、複数の開口部を有する網目状パターンからなる第1の上部表示電極と、前記第1の絶縁層上に設けられた第1の対向電極と、前記第2の基板上に設けられた第2の下部表示電極と、前記第2の下部表示電極上に設けられた第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上に設けられ、複数の開口部を有する網目状パターンからなる第2の上部表示電極と、前記第2の絶縁層上に設けられた第2の対向電極と、前記第1の上部表示電極と前記第2の上部表示電極とが対向する状態で前記第1及び第2の基板に挟持された高分子分散型液晶層とを具備し、前記第1のキャラクタは、前記第1の下部表示電極、前記第1の上部表示電極及び前記第2の対向電極から構成され、前記第2のキャラクタは、前記第2の下部表示電極、前記第2の上部表示電極及び前記第1の対向電極から構成されることを特徴とする。

    本発明によれば、広い温度範囲での中間調表示が可能な液晶表示装置を提供することができる。

    本実施形態に係る液晶表示装置の平面図及び側面図。

    本実施形態に係る液晶表示装置の断面図。

    上部表示電極のパターンを説明する平面図。

    電圧制御時における高分子分散型液晶層の配向状態を説明する概略図。

    透明状態における電圧波形

    散乱状態における電圧波形。

    第1の中間調における電圧波形。

    第2の中間調における電圧波形。

    下部表示電極に対する上部表示電極の面積比と透過率との関係を示すグラフ。

    構成例1に係るキャラクタの上部表示電極の平面図。

    図10に示したA−A´線に沿った液晶表示装置の断面図。

    構成例2に係るキャラクタの平面図。

    図12に示したA−A´線に沿った液晶表示装置の断面図。

    比較例に係るキャラクタの上部表示電極の平面図。

    比較例に係る液晶表示装置の断面図。

    基板に設けられた配線の引き回し例を示す概略図。

    高分子分散型液晶における電圧及び透過率の関係を示すグラフ。

    以下、実施形態について図面を参照して説明する。 ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率などは必ずしも現実のものと同一とは限らないことに留意すべきである。 また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。 特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。 なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。

    [1] 液晶表示装置の構成 本発明の実施形態に係る液晶表示装置は、高分子ネットワークと液晶との屈折率の差を利用して入射光を散乱させる、光散乱型の液晶表示装置である。 また、本実施形態に係る液晶表示装置は、文字、図形及び模様などを含む複数のキャラクタを表示可能なパターン表示型の液晶表示装置である。 図1は、本実施形態に係る液晶表示装置1の平面図及び側面図である。

    基板10及び11間には、高分子分散型液晶層が設けられている。 高分子分散型液晶層は、基板10及び11に挟持され、シール材12によって基板10及び11間に封入されている。 シール材12で囲まれた領域が液晶表示装置1の表示領域DAであり、この表示領域DAに高分子分散型液晶層が設けられている。 基板10には、キャラクタを表示するための電極に電気的に接続された複数の端子13が設けられている。 端子13には、キャラクタを表示するための電極に電圧を印加する駆動回路(図示せず)が接続される。

    図1の表示領域DAには、キャラクタCRの一例として、複数のロの字のパターン、及び丸、三、四角のパターンを示している。 ロの字のパターンは、カメラのファインダーなどに表示させるフォーカスポイントを表している。 キャラクタCRのパターンは、任意に設計可能である。 また、表示領域DAには、クロップ枠CFが設けられている。 クロップ枠は、画像のサイズを変えるために使用するものであり、クロップ枠で表示領域の一部をマスキングすることで、表示される画像の縦横比を変えることができる。 クロップ枠の形状及び位置は、任意に設計することが可能である。

    図2は、本実施形態に係る液晶表示装置1の断面図である。 基板10の上面(液晶側の面)には、下部表示電極20が設けられている。 また、基板10の上面には、下部表示電極20を覆うように、絶縁層21が設けられている。 絶縁層21上には、上部表示電極22及び対向電極23が設けられている。

    基板11の上面(液晶側の面)には、下部表示電極30が設けられている。 また、基板11の上面には、下部表示電極30を覆うように、絶縁層31が設けられている。 絶縁層31上には、上部表示電極32及び対向電極33が設けられている。 なお、ここでいう上部とは、基板を基準として液晶に向かう方向を意味している。 基板11の底面(液晶側の面と反対面)が液晶表示装置1の画像表示面となる。

    下部表示電極20、上部表示電極22及び対向電極33からなるユニットは、1つのキャラクタCR1又は1つのキャラクタCR1の一部を表示する。 また、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23からなるユニットは、1つのキャラクタCR2又は1つのキャラクタCR2の一部を表示する。 すなわち、1つのキャラクタを表示するための下部表示電極及び上部表示電極は、基板10及び11のそれぞれに設けられる。 上部表示電極22及び32の各々は、複数の開口部を有する網目状パターンを有する。 一方、下部表示電極20、30、及び対向電極23、33は、網目状パターンを有していない。 下部表示電極20及び上部表示電極22は、同じ形状(外形)を有している。

    液晶表示装置1は、上部表示電極及び下部表示電極を利用したディザリングによって、透明状態と散乱状態との中間調を表示する。 1つのキャラクタを表示する方法としては、(1)下部表示電極20及び上部表示電極22をキャラクタのパターンに加工する方法と、(2)対向電極33をキャラクタのパターンに加工する方法とがある。 方法(1)の場合は、対向電極33は、上部表示電極22と同じかそれより大きいサイズを有するように加工される。 方法(2)の場合は、下部表示電極20及び上部表示電極22は、対向電極33と同じかそれより大きいサイズを有するように加工される。 下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23でキャラクタを表示する場合も上記と同様である。

    また、基板10の上面(液晶側の面)には、下部表示電極20、上部表示電極22及び対向電極23にそれぞれ電気的に接続された複数の配線24が設けられている。 上部表示電極22及び対向電極23の各々は、絶縁層21内に設けられたコンタクトプラグ25を介して、対応する配線24に電気的に接続されている。 複数の配線24の各々は、図1に示した端子13を介して駆動回路41に電気的に接続されている。

    基板11の上面(液晶側の面)には、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極33にそれぞれ電気的に接続された複数の配線34が設けられている。 上部表示電極32及び対向電極33の各々は、絶縁層31内に設けられたコンタクトプラグ35を介して、対応する配線34に電気的に接続されている。 複数の配線34の各々は、図1に示した端子13を介して駆動回路41に電気的に接続されている。

    基板10及び11間には、高分子分散型液晶層40が設けられている。 具体的には、高分子分散型液晶層40は、上部表示電極22及び対向電極33が向き合うように配置された基板10及び11によって挟持されている。 また、高分子分散型液晶層40は、シール材12によって基板10及び11間に封入され、シール材12は、基板10及び11を接着している。 高分子分散型液晶層40の厚さ(ギャップ)は、例えば7μm程度である。

    高分子分散型液晶層40は、例えば誘電率異方性が正のネマティック液晶と、光によって重合反応する高分子材料との混合溶液を基板間に封入し、光照射により上記混合溶液の高分子材料を光重合させて高分子と液晶とを相分離させる方法で形成される。 これにより、高分子分散型液晶層40は、三次元の網状に形成された高分子(高分子ネットワーク)内において液晶が相分離した構造を有している。

    基板10及び11の各々は、ガラス、石英、又はプラスチック等からなる透明基板である。 下部表示電極、上部表示電極、対向電極、配線、及びコンタクトプラグの各々は、透明電極で構成され、例えばITO(インジウム錫酸化物)が用いられる。 下部表示電極、上部表示電極、及び対向電極の膜厚はそれぞれ、例えば25nm程度である。 絶縁層21及び31としては、例えばシリコン窒化物が用いられる。 絶縁層21及び31の膜厚はそれぞれ、例えば500nm程度である。

    図3は、上部表示電極22のパターンを説明する平面図である。 なお、上部表示電極32の構成も図3と同じである。

    上部表示電極22は、複数の開口部22Aを有する網目状パターンからなる。 開口部22Aの形状については、図3に示すように円であってもよいし、楕円、四角形又はその他の多角形であってもよい。 前述したように、下部表示電極20及び上部表示電極22が同じ外形を有しているので、開口部22Aの下方には、必ず下部表示電極20が設けられている。 開口部22Aの径Dは例えば50μm程度、開口部間の距離Sは例えば18μm程度である。

    本実施形態では、下部表示電極20及び上部表示電極22のディザリングによって中間調を表示する。 よって、中間調表示を一様にするために、上部表示電極22に形成される開口部22Aは、均一に配置されていることが望ましい。 本実施形態では、上部表示電極22に形成される開口部22Aは、千鳥配列を有している。 千鳥配列とは、隣接する2つの開口部間の距離、又は隣接する2つの開口部の中心間の距離(ピッチという)の半分の位置に次の行の開口部を配置するようにして、複数の開口部が配列されたパターンである。 上部表示電極22に形成される開口部22Aのパターンとして千鳥配列を用いた場合、ディザリングによる中間調に表示ムラが生じるのを防ぐことができる。

    [2] 液晶表示装置1の動作 次に、液晶表示装置1の動作について説明する。 液晶表示装置1の画像表示動作は、駆動回路41によって制御される。

    駆動回路41は、下部表示電極20、上部表示電極22及び対向電極33に電気的に接続されており、下部表示電極20及び対向電極33間に2値の電圧を印加し、また、上部表示電極22及び対向電極33間に2値の電圧を印加する。 これにより、下部表示電極20と上部表示電極22とは、独立して電圧制御が可能となる。 同様に、駆動回路41は、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23に電気的に接続されており、下部表示電極30及び対向電極23間に2値の電圧を印加し、また、上部表示電極32及び対向電極23間に2値の電圧を印加する。 これにより、下部表示電極30と上部表示電極32とは、独立して電圧制御が可能となる。 以下の例では、下部表示電極20、上部表示電極22及び対向電極33からなるユニットに関する表示動作を説明するが、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23からなるユニットに関する表示動作についても同様である。

    図4は、電圧制御時における高分子分散型液晶層40の配向状態を説明する概略図である。 図4(a)は、高分子分散型液晶層40の散乱状態を説明する図であり、図4(b)は、高分子分散型液晶層40の透過状態を説明する図である。 なお、図4には、上部表示電極22と対向電極33とに挟まれた高分子分散型液晶層40の一部を抽出して示している。

    高分子分散型液晶層40に電圧を印加していない(電圧を0Vにする)場合、液晶分子に電界が印加されず、液晶分子がランダムに配置される。 よって、高分子分散型液晶層40に白色光を入射すると、入射した光が散乱して外部からは白濁した状態として観察される。 一方、高分子分散型液晶層40に高電圧(例えば5V)を印加した場合、液晶分子が電界方向に配列する。 よって、高分子分散型液晶層40に白色光を入射すると、入射光を透過して外部からは透明な状態として観察される。

    本実施形態では、上部表示電極22の開口部22Aの下方には下部表示電極20が存在するため、上部表示電極22及び対向電極33が直接向き合った第1の領域の高分子分散型液晶層と、下部表示電極20及び対向電極33が直接向き合った第2の領域の高分子分散型液晶層との透過状態を独立して制御することが可能となる。 よって、1つのキャラクタを表示する場合、第1の領域と第2の領域とのディザリングにより、透明、2種類の中間調(弱い散乱1及び2)、散乱の4通りの表示が可能となる。

    図5は、透明状態における電圧波形である。 透明状態では、駆動回路41は、上部表示電極22及び対向電極33間に5Vを印加し、同様に、下部表示電極20及び対向電極33間に5Vを印加する。 これにより、キャラクタ全体に5Vが印加されるため、キャラクタ全体を透明状態にすることができる。 なお、直流電圧を液晶に印加し続けると液晶が劣化してしまうため、一定時間ごとに電圧の極性を反転させる反転駆動を適用している。 反転駆動を行う周期は、液晶の材料などによって適宜設計可能であり、本実施形態では、例えば“1/30”秒である。

    図6は、散乱状態における電圧波形である。 散乱状態では、駆動回路41は、上部表示電極22及び対向電極33間を0V、すなわち上部表示電極22及び対向電極33を同電位にし、同様に、下部表示電極20及び対向電極33間を0V、すなわち上部表示電極22及び対向電極33を同電位にする。 これにより、キャラクタ全体に電界が印加されていないため、キャラクタ全体を散乱状態にすることができる。

    図7は、第1の中間調(弱い散乱状態1)における電圧波形である。 弱い散乱状態1では、駆動回路41は、上部表示電極22及び対向電極33間に5Vを印加し、一方、下部表示電極20及び対向電極33間を0Vにする。 これにより、キャラクタパターンのうち、上部表示電極22及び対向電極33が直接向き合った第1の領域には5Vが印加され、下部表示電極20及び対向電極33が直接向き合った第2の領域には電界が印加されないため、第1の領域を透明状態、第2の領域を散乱状態にすることができる。 従って、図7の電圧制御により、ディザリングによる第1の中間調が表示できる。

    図8は、第2の中間調(弱い散乱状態2)における電圧波形である。 弱い散乱状態2では、駆動回路41は、上部表示電極22及び対向電極33間を0Vにし、一方、下部表示電極20及び対向電極33間に5Vを印加する。 これにより、キャラクタパターンのうち、上部表示電極22及び対向電極33が直接向き合った第1の領域には電界が印加されず、下部表示電極20及び対向電極33が直接向き合った第2の領域には5Vが印加されるため、第1の領域を散乱状態、第2の領域を透明状態にすることができる。 従って、図8の電圧制御により、第1の中間調と異なる第2の中間調が表示できる。

    本実施形態における中間調の透過率は、上部表示電極22に形成された開口部の大きさや開口部間の距離を変えること、すなわち、下部表示電極20と上部表示電極22との外形が同じである場合に、下部表示電極20に対する上部表示電極22の面積比を変えることによって制御可能である。 ここでいう上部表示電極22の面積とは、上部表示電極22の外形の面積から開口部の面積を引いた値である。

    図9は、下部表示電極20に対する上部表示電極22の面積比と透過率との関係を示すグラフである。 図9には、散乱、弱い散乱1、及び弱い散乱2、透明の4つの波形を載せている。 図9の縦軸は透過率(%)を表しており、横軸は下部表示電極20に対する上部表示電極22の面積比を表している。

    図9から理解できるように、散乱状態及び透明状態では、面積比が変わってもほぼ一定の透過率を維持することができる。 一方、面積比を変えることで、中間調(弱い散乱状態1、及び弱い散乱状態2)の透過率を任意に制御することが可能となる。 このように、下部表示電極20に対する上部表示電極22の面積比を適宜設定して図5乃至図8の電圧制御を行うことで、キャラクタを4通りの階調で表示することが可能となる。

    上部表示電極22の開口部22Aの条件としては、開口部22Aの径が25μm以下と小さい場合は、光の回折により光が分光して虹が見えてしまうため、開口部22Aの径は25μm以上であることが望ましい。 また、開口部22Aの径が100μm以上と大きい場合には、キャラクタ表示が均一に見えず、例えばドットが見えるなどの表示ムラが生じるため、開口部22Aの径は100μm以下であることが望ましい。 さらに、キャラクタ表示の均一性をより向上させるためには、開口部22Aの径は50μm以下であることが望ましい。

    [3] キャラクタの構成例1
    次に、キャラクタの具体的な構成例について説明する。
    図10は、構成例1に係るキャラクタCRの上部表示電極の平面図である。 図11は、図10に示したA−A´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。 図10に示したキャラクタCRは、図1に示したロの字のパターンである。 図10及び図11は、例えば、基板10側の上部表示電極22でキャラクタCRを構成した例である。

    ロの字のキャラクタCRは、このキャラクタCRと同じ外形を有する下部表示電極20及び上部表示電極22−1によって表現されている。 ロの字の線幅は、例えば120μmである。 上部表示電極22−1は、例えば50μm径の開口部22Aを有する網目状パターンを有する。

    キャラクタCRの内側の領域には、開口部を有さない上部表示電極22−2が設けられている。 キャラクタCRの外側の領域には、開口部を有さない上部表示電極22−3が設けられている。 上部表示電極22−1と上部表示電極22−2とは、ギャップGPによって電気的に分離され、上部表示電極22−1と上部表示電極22−3とは、ギャップGPによって電気的に分離されている。 上部表示電極22−2及び22−3は、ジャンパJPによって電気的に接続され、同じ電圧で制御される。 対向電極33は、上部表示電極22−1〜22−3に対向する領域に設けられている。

    キャラクタCRは、透明、第1の中間調、第2の中間調、散乱の4階調で表示される。 キャラクタCRの内側及び外側の領域は、上部表示電極22−2及び22−3が開口部を有していないため、透明、散乱の2階調のみで表示される。

    キャラクタCRの線幅は120μm程度と細いため、キャラクタCRのパターンエッジでは、上部表示電極22−1の開口部が途中で切れる場合がある。 この開口部が切れた領域には上部表示電極22−1が存在しないため、上部表示電極22−1によって高分子分散型液晶層40の配向制御ができず、パターンエッジの表示がボケやすい。 このパターンエッジの表示ボケを抑制するために、上部表示電極22−1をキャラクタCRのパターンエッジに沿って縁取りすることが望ましい。 すなわち、キャラクタCRのパターンエッジには、必ず上部表示電極22−1の縁取り部EGが設けられる。 これにより、パターンエッジにおいて高分子分散型液晶層40の配向制御を行うことができるため、パターンエッジの表示ボケを抑制することができる。

    [4] キャラクタの構成例2
    次に、他のキャラクタの具体的な構成例について説明する。
    図12は、構成例2に係るキャラクタCRの平面図である。 図13は、図12に示したA−A´線に沿った液晶表示装置1の断面図である。 図12に示したキャラクタCRは、図1に示したクロップ枠CF内に配置された丸のキャラクタCRである。 図12及び図13は、例えば、基板11側の上部表示電極32でキャラクタCRを構成した例である。

    下部表示電極30及び上部表示電極32は、クロップ枠CFと同じ外形を有する。 上部表示電極32は、網目状パターンを有する。 下部表示電極30は、配線34を介して駆動回路41に電気的に接続され、上部表示電極32は、コンタクトプラグ35及び配線34を介して駆動回路41に電気的に接続される。 対向電極23−1は、円のキャラクタCRと同じ外形を有する。 対向電極23−2は、クロップ枠CFと同じ外形を有する。 対向電極23−1と対向電極23−2とは、所定のギャップを空けて電気的に分離されている。 対向電極23−1及び23−2の各々は、コンタクトプラグ25及び配線24を介して駆動回路41に電気的に接続される。

    キャラクタCRは、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23−1の電圧を制御することで、透明、第1の中間調、第2の中間調、散乱の4階調を表示することができる。 同様に、クロップ枠CFは、下部表示電極30、上部表示電極32及び対向電極23−2の電圧を制御することで、透明、第1の中間調、第2の中間調、散乱の4階調を表示することができる。 すなわち、(1)キャラクタCRをクロップ枠CFと同じ階調にすることでクロップ枠CFのみを表示する、(2)クロップ枠CFの中にクロップ枠CFと異なる階調でキャラクタCRを表示する、(3)クロップ枠CFを消して(透明にして)キャラクタCRのみを表示する、(4)クロップ枠CF及びキャラクタCRを消す、などの表示が可能である。

    また、本実施形態では、キャラクタCR及びクロップ枠CF間のギャップは、配線間のスペースに対応する。 例えば、製造装置に起因する配線加工寸法の限界値(最小加工寸法)が配線幅3μm、スペース3μmであるものとすると、キャラクタCR及びクロップ枠CF間のギャップは、対向電極23−1及び23−2間のスペースに対応し、このギャップは3μmとなる。 これにより、クロップ枠CF及びキャラクタCRを同じ中間調で表示した場合でも、クロップ枠CF及びキャラクタCRの境界が目視で認識されるのを防ぐことができる。

    図14は、比較例に係るキャラクタCR1及びCR2の上部表示電極の平面図である。 図15は、比較例に係る液晶表示装置の断面図である。 比較例では、一方の基板10側に形成された下部表示電極20及び上部表示電極22を用いて隣接するキャラクタCR1及びCR2を形成するものとする。

    キャラクタCR1を構成する下部表示電極20−1及び上部表示電極22−1は、同じ外形を有し、また、上部表示電極22−1は、網目状パターンを有している。 同様に、キャラクタCR2を構成する下部表示電極20−2及び上部表示電極22−2は、同じ外形を有し、また、上部表示電極22−2は、網目状パターンを有している。 対向電極33は、キャラクタCR1及びCR2に共通である。

    このように構成された比較例において、キャラクタCR1及びCR2の境界では、キャラクタCR1のエッジの配線幅3μmと、キャラクタCR1及びCR2間のスペース3μmと、キャラクタCR2のエッジの配線幅3μmとの合計9μm以上の幅が必要となり、この境界において網目状パターンが不連続になる。 このため、キャラクタCR1及びCR2を透明表示及び散乱表示させた場合には境界が目視で認識できないが、キャラクタCR1及びCR2を中間調表示させた場合には境界が目視で認識できてしまう。

    これに対して、本実施形態では、図12及び図13に示すように、中間調を表示する機能と、キャラクタを表示する機能とをそれぞれ別の基板に持たせることができる。 すなわち、中間調表示を行う2種類のパターン(キャラクタ及びクロップ枠を含む)が隣接する場合、一方の基板では対向電極を所定のパターンに加工し、他方の基板では、パターンに関係なく、上部表示電極を網目状パターンに加工する。 これにより、2種類のパターンの境界で網目状パターンが不連続にならないので、2種類のパターンを中間調表示した場合でも2種類のパターンの境界が目視で認識されるのを防ぐことができる。

    [5] 配線24及び34の引き回し例 次に、下部表示電極、上部表示電極及び対向電極から配線を引き出す場合の構成例について説明する。 図16は、基板10及び11にそれぞれ設けられた配線24及び34の引き回し例を示す概略図である。 例えば、液晶表示装置1が複数のセグメントに分割され、セグメントごとに配線を接続するものとする。 図16には、基板10に設けられた下部表示電極20及び上部表示電極22用の配線24と、基板11に設けられた下部表示電極30及び上部表示電極32用の配線34とを一例として示している。 すなわち、基板10では、セグメントごとに下部表示電極20及び上部表示電極22用の2本の配線24を図示しており、基板11では、セグメントごとに下部表示電極30及び上部表示電極32用の2本の配線34を図示している。

    本実施形態では、下部表示電極及び上部表示電極は、基板10及び11の両方に配置される。 このため、全セグメントのうち一部のセグメントについては、基板10に下部表示電極20及び上部表示電極22用の配線24を配置し、残りのセグメントについては、基板11に下部表示電極30及び上部表示電極32用の配線34を配置することができる。 これにより、基板10及び11にそれぞれ配置される配線数を低減できるため、配線の引き回しが容易となり、基板10及び11のそれぞれにおいて配線を引き回すための領域を低減できる。

    なお、一方の基板にのみ下部表示電極及び上部表示電極を設けた比較例では、一方の基板に全てのセグメントの配線が設けられることになる。 このため、比較例では、一方の基板に設けられる配線数が増大し、また、配線を引き回すための領域も増大してしまう。 これに対し、本実施形態では、比較例のような問題を回避できる。

    [6] 効果 以上詳述したように本実施形態では、下部表示電極、網目状パターンを有する上部表示電極、及び対向電極を基板10及び11の両方に設けるようにしている。 具体的には、基板10側に設けられた下部表示電極20及び上部表示電極22と、基板11側に設けられた対向電極33とを用いて第1のキャラクタを構成し、また、基板11側に設けられた下部表示電極30及び上部表示電極32と、基板10側に設けられた対向電極23とを用いて第2のキャラクタを構成するようにしている。

    従って本実施形態によれば、ディザリングを用いて、0Vと高電圧(5V)との中間電圧を使用せずに中間調表示が可能になる。 これにより、広い温度範囲での中間調表示が可能となる。 また、2値の電圧を用いて中間調を表示することができため、中間調を表示するまでの反応時間を速くすることができる。

    また、液晶として高分子分散型液晶層40を用いているため、偏光板や配向膜を使用せずに複数の階調が表現できる。 これにより、製造コストの低減、及び微細化が可能な液晶表示装置1を実現することができる。 また、光の損失が極めて少なく、明るい表示が可能な液晶表示装置を実現できる。

    また、下部表示電極、上部表示電極及び対向電極に接続される配線を基板10及び11に分散できる。 これにより、配線パターンの引き回しによる設計工数を簡略化することができる。

    また、隣接するキャラクタの形状を対向電極側で設計することで、隣接するキャラクタの境界で上部表示電極の網目状パターンが不連続になるのを防ぐことができる。 これにより、隣接するキャラクタを中間調表示した際に、隣接するキャラクタの境界が目視で認識されるのを防ぐことができる。

    また、上部表示電極の開口部を千鳥配列にしているため、上部表示電極が均一な網目状パターンを有している。 これにより、中間調の表示ムラを抑制することができる。 また、上部表示電極にキャラクタのパターンエッジに沿って縁取りを施しているため、パターンエッジの表示を明瞭にすることができる。

    なお、本実施形態の液晶表示装置1が表示可能なキャラクタには、文字、図形、模様など様々なものが含まれる。

    本実施形態の液晶表示装置1は、カメラのファインダー、時計、双眼鏡、単眼鏡、望遠鏡、及び距離測定器などの液晶画面に適用することができる。

    本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化することが可能である。 さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、1つの実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせ、若しくは異なる実施形態に開示される構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。 例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、これらの構成要素が削除された実施形態が発明として抽出されうる。

    1…液晶表示装置、10,11…基板、12…シール材、13…端子、20,30…下部表示電極、21,31…絶縁層、22,32…上部表示電極、23,33…対向電極、24,34…配線、25,35…コンタクトプラグ、40…高分子分散型液晶層、41…駆動回路。

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