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Resin molding, method of manufacturing the same and printer

阅读:363发布:2024-02-13

专利汇可以提供Resin molding, method of manufacturing the same and printer专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To facilitate manufacture of a molding by reducing color tone change called irregularity produced on an appearance surface of the molding with projections or depressions formed on a non-appearance surface or the projections or depressions formed on the appearance surface and by simplifying machining of a die to be transferred when producing the molding.SOLUTION: A non-appearance surface has a pattern of repetitively formed protruded parts where unit forms with two or more spherical crowns having different curvature radii combined are continuously superposed in addition to projections or depressions.,下面是Resin molding, method of manufacturing the same and printer专利的具体信息内容。

  • 外観面と非外観面を有し、前記外観面と前記非外観面との間の肉厚が3mm以下であって、前記外観面には突起又は窪み、および、前記非外観面には基準面からの突起又は窪み、の少なくともいずれかが形成された樹脂成形品において 前記非外観面には、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンがさらに形成されていることを特徴とする樹脂成形品。
  • 前記非外観面の基準面からの前記凸部の高さが0.01mm以上1mm以下であることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品。
  • 前記曲率半径の異なる2つ以上の球冠の開口角は180°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形品。
  • 金型に樹脂を流し込むことにより前記金型表面の形状を転写させて樹脂成形品を製造するための樹脂成形品の製造方法であって、
    転写することでリブを形成するための窪みを有する前記金型表面に、第一の直径の球面からなる工具面を有する第一のボールエンドミルを走査させて溝を形成した後、前記第一の直径より小さな直径の球面からなる工具面を有する第二のボールエンドミルを走査させて前記溝の内部にさらに溝を形成する工程を有し、
    前記溝を形成する工程は、第一のボールエンドミルの球面の中心と、前記第二のボールエンドミルの球面の中心を結ぶ線が前記金型表面の法線方向と平行となるように前記第二のボールエンドミルを走査させることにより、転写することで曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンが形成される凹部を形成することを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  • 請求項4記載の樹脂成形品の製造方法で製造された原稿カバーを有することを特徴とするプリンター。
  • 说明书全文

    本発明は、板状の樹脂成形品に関する。 より詳しくは、外観の品位が重視される板状の射出成形による樹脂成形品、その製造方法およびプリンターに関する。

    板状の樹脂成形品は、非外観面には補強や位置決めの為のリブ状突起、エジェクタピンによる段差といった突起又は窪みが、外観面にはユーザーに製品機能を案内するための矢印形状等の突起又は窪みといった様々な凹凸形状が存在する場合がある。 ここで言う外観面とは、ユーザーの目に触れるために外観の品位が要求される面であり、非外観面とは外観面の裏面を指す。

    射出成形時に、射出ゲートより成形金型のキャビティに注入された樹脂は前記突起又は窪みで流動が乱される。 その影響で非外観面の前記突起又は窪みの裏にある外観面、或いは外観面の前記突起又は窪み近傍にムラと呼ばれる色調の変化した部分が発生する場合がある。

    外観面の色調変化、特にジェッティング(樹脂流動速度上昇に起因する樹脂の流動痕)を回避する手段として、特許文献1に記載の方法が提案されている。 これは、非外観面を形成するキャビティに対し、樹脂流動速度が上昇する箇所に、凹凸形状等の樹脂流動速度低下手段を設けた成形金型を用いて成形する方法である。

    特開2001−277303号公報

    しかしながら、特許文献1の方法は、V字溝の凹凸形状によって窪みによる樹脂流動速度の上昇を抑え、ジェッティングの様な樹脂流動速度上昇に起因する外観面不良を改善するものである。 しかし、窪みやV字溝の凹凸形状によるムラが成形品表面に発生してしまうという課題は残る。

    また、従来の公知の手法として、金型温度や樹脂温度を高温にする等がある。 しかしながら、金型温度を高温にすると、冷却時間を長くする必要があり、成形サイクルタイムが長くなり、生産性が悪化する。 樹脂温度を高温にしても同様に成形サイクルタイムが長くなり、生産性が悪化する。

    本発明は非外観面に突起又は窪み、或いは外観面に突起又は窪みを設けた成形品の、ムラと呼ばれる外観面に発生する色調の変化を低減する事を目的とする。 さらに樹脂成形品を成形するための金型の加工を簡素化する事により、成形品の製造を容易にすることを目的とする。

    本発明の樹脂成形品は、外観面と非外観面を有し、前記外観面と前記非外観面との間の肉厚が3mm以下であって、前記外観面には突起又は窪み、および、前記非外観面には基準面からの突起又は窪み、の少なくともいずれかが形成された樹脂成形品において、前記非外観面には、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンがさらに形成されていることを特徴とする。

    本発明の樹脂成形品の製造方法は、金型に樹脂を流し込むことにより前記金型表面の形状を転写させて樹脂成形品を製造するための樹脂成形品の製造方法であって、転写することでリブを形成するための窪みを有する前記金型の表面に、第一の直径の球面からなる工具面を有する第一のボールエンドミルを走査させて溝を形成した後、前記第一の直径より小さな直径の球面からなる工具面を有する第二のボールエンドミルを走査させて前記溝の内部にさらに溝を形成する工程を有し、前記溝を形成する工程は、第一のボールエンドミルの球面の球の中心と、前記第二のボールエンドミルの球面の球の中心を結ぶ線が前記金型表面の法線方向と平行となるように前記第二のボールエンドミルを走査させることにより、転写することで曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンが形成される凹部を形成することを特徴とする。

    本発明により、非外観面の突起又は窪み、或いは外観面の突起又は窪みを有する樹脂成形品の、外観面に発生するムラを低減する事が可能となる。 また、本発明の樹脂成形品の製造方法は、金型の加工を簡素化することができ、樹脂成形品の製造を容易にすることができる。

    本発明の実施形態を示す図

    円弧形状の位置と大きさを示す図

    本発明の樹脂成形品の製造方法の一例を示す図

    比較形状を示す図

    射出時の樹脂流動の様子を示す図

    射出時の樹脂流動の様子を示す図

    射出時の樹脂流動の様子を示す図

    外観面に現れるムラを説明する図

    実施例の形状を示す図

    本発明を適用する原稿読取装置を備えた複合型プリンターの斜視図

    本発明を適用する原稿カバーを開いた状態の斜視図

    図1は本発明の代表的な実施の形態である、リブを有する板状の樹脂成形品の図である。 図1(a)は、樹脂成形品の概略図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A'断面図である。 図1(c)は、図1(a)のB−B'断面図である。 図1において、1は板状の樹脂成形品、101は鏡面またはシボ面を有する外観面、102は、非外観面、2は、樹脂成形品の非外観面102から突出した突起であるリブである。 薄肉で板状の非外観面から突出した突起部であるリブ2は、少なくとも根元部分は、長辺と短辺を有する。 非外観面102には、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターン3が形成されている。 曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を連続的に重ね合わせて構成される凸部の繰り返しパターンを非外観面に形成することによって、外観面のムラを低減する事ができる。 本発明は、以下の様な樹脂流動可視化実験により明らかになった結果に基づいてなされたものである。

    図5(a)〜(c)は、非外観面に突出するリブ状突起を有する成形品における、射出時の樹脂流動の様子を示す図である。 また、図6(a)〜(c)は、非外観面に窪みを有する成形品における、射出時の樹脂流動の様子を示す図である。 さらに、図5(d)〜(f)は、外観面に窪みを有する成形品における、射出時の樹脂流動の様子を示す図である。 くわえて、図6(d)〜(f)は、外観面に突起を有する成形品における、射出時の樹脂流動の様子を示す図である。 キャビティ16を流れる溶融樹脂14はリブ2に至るまで、フローフロント15の向きが樹脂流動方向に平行である。 溶融樹脂14がリブ2に至ると、溶融樹脂14はリブ2側に偏り、フローフロント15はリブ2側に向く。 その後、溶融樹脂14がリブ2を通過する時、フローフロント15は金型外観面17側に向く。 このフローフロント15が金型外観面17側に向くことが、ムラ発生に寄与していると考えられる。 図8は、外観面に現れるムラを説明した斜視図であり、非外観面に突出するリブが形成された板状の樹脂成形品を示す。 1は成形品薄肉部であり、2は非外観面に突出したリブである。 71は溶融樹脂が成形品を成形するためのキャビティへ流入する入口であるゲートである。 ムラ18が成形品の外観面21に現れており、その位置はリブ2の流動下流側の根元に対応している。 この位置は図5および図6における、フローフロント15が金型外観面17側へ向く位置と一致している。 そこで、非外観面に、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンを形成したところ、外観面のムラが低減されることを見出したものである。

    図7は本発明の実施形態の一例であり、リブに隣接する非外観面に曲率半径の異なった2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を連続的に重ね合わせて構成される凸部の繰り返しパターンを設けた成形品における射出時の樹脂流動の様子の断面図である。 図5と同一の部分には同一の符号を付し説明を省略する。 曲率半径の異なった2つ以上の球冠で構成された凸形状による凸部の繰り返しパターンに、溶融樹脂14が、様々な方向から流れ込むため、樹脂の流れに乱れを生じる。 リブ2以外においても溶融樹脂14が乱されることにより、また、樹脂の流動方向以外のいろいろな度において細かい樹脂の乱れが生じるため、リブ2の根元に対応する外観面にのみ発生していた色調の変化が、ムラとして視認しにくくなると考えられる。 さらに、凸部の繰り返しパターンは、円冠形状、円弧形状を組み合わせて構成される形状であるため、エッジ部は全て丸みを帯びており、樹脂をよりスムーズに均一に流動させることができる。 これにより、局所的に樹脂が集中してしまうことがなくなるため、さらなるムラの低減に高い効果を発現するものと考えられる。

    本発明は上記実験結果に基づき、非外観面に、樹脂流動を乱す曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンを設ける。 これにより、非外観面の突起又は窪み、または外観面の突起又は窪みにより発生するムラを低減することができることを見出したものである。

    図7では、非外観面から突出するリブ等のリブ状突起を有する樹脂成形品の実施形態について説明した。 しかし、外観面から凹んだ窪みを有する樹脂成形品や、非外観 面に窪みを有する樹脂成形品や、外観面に突起を有する樹脂成形品についても同様の効果を得ることができる。

    外観面から凹んだ窪みを有する樹脂成形品や、非外観 面に窪みを有する樹脂成形品や、外観面に突起を有する樹脂成形品としては、次のような構成が考えられる。 例えば、成形品同士を接続する根元が角柱形状からなる爪、円柱形状であるボス、球状の突起、断面が円形のエジェクタピンによる円柱形状の突起や窪み、断面が四角形のエジェクタピンによる角柱状の突起や窪み等である。 これらいずれの突起や窪みであっても、外観面に生じるムラは、本発明により低減される。 また、ユーザーに製品機能を案内する為の外観面にある突起や窪み等でも外観面に生じるムラは、本発明により低減される。 また、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、非観面全面にわたって配置し、非外観面全面に凸部の繰り返しパターンを形成してもよい。 非外観面全面に凸部の繰り返しパターンを形成した場合、樹脂成形品全域で乱され、外観面全体としてムラが低減されるため、より好ましい。 ここでいう非外観面とはユーザーの目に触れるために外観の品位が要求される面の裏面のことであるが、ユーザーの目に触れるために外観の品位が要求される面の裏面の中で、リブ、突起、窪み、他の部品との接触部等の機能を持つ領域は含まない。 つまり非外観面全面には、ユーザーの目に触れるために外観の品位が要求される面の裏面の中で、リブ、突起、窪み、他の部品との接触部等の機能を持つ領域は含まない。

    図2は図1(b)の一部断面31を拡大したものである。 この断面31は、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状の断面形状と等しい。 単位形状の断面形状とは、凸部の最高位点60から非外観面102に降ろした垂線61を含む任意の平面を投影面とし、この投影面に前記凸部の形状の輪郭線を投影した時形成される形状を示したものである。 図2において、R1は、非外観面102に接合する円弧64の半径値を示す。 R2は、円弧64に接合する円弧65の曲率半径を示す。 R1とR2の関係は、以下の式で表わされる。

    R1>R2 (式1)
    また、円弧64の開口角α1および円弧65の開口角α2はいずれも180°以下であることが望ましい。 開口角が180°を超えると円弧の端部が内側に入りこんでしまうため、樹脂の流れが滞留し、外観形状を悪化させてしまう場合がある。

    本実施形態では、2つの球冠を組み合わせた単位形状を示したが、n個の球冠を組み合わせて単位形状とすることも可能である。 その場合、Rnは円弧n−1に接合する円弧nの半径値とすると、R1、R2、・・・Rnの関係は以下の式で表わすことができる。

    R1>R2>…>Rn (式2)
    また、円弧64の開口角α1および円弧65の開口角α2、・・・円弧nの開口角αnはいずれも180°以下であることが望ましい。

    図1(b)において、104は、外観面101と非外観面102の間の肉厚を示す。 前記肉厚104が、3mm以下の場合に本発明の効果が最もよく発現する。 前記肉厚104が、3mmを超える場合は、リブ2による溶融樹脂14の乱れの影響が外観面21に及ばず、そもそもムラが発生しない。 105はリブの肉厚である。

    100は、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンの凸部の高さである。 凸部の高さとは、凸部の頂部と非外観面の基準面との間の距離である。 凸部の頂部とは、凸部の繰り返しパターンの最高位点を示す。 非外観面の基準面とは、凸部の繰り返しパターンが非外観面と交わる点を結ぶ平面であって、凸部の繰り返しパターンが形成されていない面を含む平面を示す。 凸部高さとは、凸部の頂部から非外観面の基準面に垂線を下ろし、垂線と基準面との交点と凸部の頂部との距離である。 凸部の高さが、0.01mm以上1mm以下であれば本発明の効果が最もよく発現する。 凸部の高さが、0.01mm未満の場合、前記凸部の繰り返しパターンで溶融樹脂をあまり乱す事が出来ず、ムラの低減効果が0.01mm以上の場合に比べて少ない。 また、1mmを越えた場合は、前記凸部の繰り返しパターンによって溶融樹脂14は乱されるが、凸部の繰り返しパターンに対応する外観面においてもムラが発生してしまい、外観品位が低下する場合がある。

    外観面101は、黒色や濃色であると本発明の効果が最もよく発現する。 また外観面の表面は光沢鏡面またはシボ面であると、本発明の効果が最もよく発現する。

    本発明の効果がよく発現する樹脂成形品の一例として、プリンター等に用いられる原稿カバーが挙げられる。 図10に原稿読取装置を備えたプリンターの斜視図を示す。 19はプリンターであり、原稿カバー23等の筺体20は黒色の樹脂で成形され、その表面は鏡面となっている。 図11に原稿カバー23を開いた状態の斜視図を示す。 図11に示す原稿カバーの非外観面22の一部分、または全面に、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンを形成する。 これにより、外観面のムラの発生を抑えることができ、外観品位が著しく向上する。

    次に本発明の樹脂成形品の製造方法について説明する。 金型に樹脂を流し込むことにより前記金型表面の形状を転写させて樹脂成形品を製造する。

    まず、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンを転写させるための形状を金型に形成する。 図3は、凸部の繰り返しパターンを転写させるための形状を金型に形成するための加工方法を示した図である。 図3において、200は、非外観面を転写するための金型である。 金型200には、転写することでリブを形成するための窪み201(この窪みを転写することによってリブが成形される)が形成されている。 まず、金型表面の第一の方向に直径の異なる2種類のボールエンドミルを走査させる。 まず、第一の直径の球面からなる工具面を有する第一のボールエンドミル300を走査させて、凹部を形成する。 その後、前記第一の直径より小さな直径の球面からなる工具面を有する第二のボールエンドミルを走査させて前記溝の内部にさらに溝を形成する。 この時、第一のボールエンドミルの球面の球の中心と、前記第二のボールエンドミルの球面の球の中心とを結ぶ線が前記金型表面の法線方向と平行となるように前記第二のボールエンドミルを走査させる。 その後、走査方向を第一の方向とは異なる第二の方向に変えて、第一の直径の球面からなる工具面を有する第一のボールエンドミル300を走査させて、凹部を形成する。 その後、前記第一の直径より小さな直径の球面からなる工具面を有する第二のボールエンドミルを走査させて前記溝の内部にさらに溝を形成する。 この時、第一のボールエンドミルの球面の中心と、前記第二のボールエンドミルの球面の中心を結ぶ線が前記金型表面の法線方向と平行となるように前記第二のボールエンドミルを走査させる。 走査方向は、第一の方向と第二の方向のいずれかはリブを形成するための窪み201と平行な方向に走査させることが好ましく、もう一方の方向は、リブを形成するための窪み201と垂直な方向に走査させることが好ましいがこれに限るものではない。 また、第一の方向および第二の方向とは異なる第三の方向にさらにボールエンドミルを走査させてもよい。 これにより、金型に、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凹部の繰り返しパターンが形成される。 この金型に樹脂を流し込む。 これにより、図3(b)に示すように、鏡面またはシボ面を有する外観面101と、非外観面102から突出したリブ2と曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を、連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンが形成される。 また、この加工方法を用いると、図3(c)に示すように、加工する金型面が斜面であっても同じように、直径の違う2種類以上のボールエンドミルを使用する事で、金型を傾け表面を平にする事なく繰り返しパターンを形成する事ができる。 このように、金型の表面が斜面になっていても、前記2種類以上のボールエンドミルで加工することができるため、専用の冶具を作成して金型表面を水平にする必要がない。 図4に、金型斜面に2辺からなるV溝形状を加工した場合の例を示す。 V溝形状の場合、加工面が斜面のままエンドミル等の回転工具で形状を加工する事はできず、特殊な段取り冶具や機械が必要になってしまう。 このように、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた単位形状を連続的に重ね合わせた、凸部の繰り返しパターンは、加工性が高いうえ、樹脂成形品のムラ防止にも効果があり、加工性、ムラ防止性を両立している形状であることがわかる。

    本発明は金型温度によって制限されるものではない。 金型温度が樹脂のガラス転移温度程度でも同様の効果を奏する。 また金型温度が十分に低い温度でも同様の効果を奏する。 また、本発明は樹脂の種類によって制限されるものではない。 PC/ABS、PS、HIPS等でも同様の効果を奏する。

    次に実施例について説明する。

    本発明を実施した具体的な実施例として、原稿読取装置を備えた複合型プリンターの筺体の一部である原稿カバー形状の簡易的な形状に本発明を適用した例を示す。 実施例では、図9に示す原稿カバーの簡易的なモデルの非外観面22に本発明を適用した例を示す。

    (実施例1)
    原稿カバーの簡易的な形状20は黒色の樹脂で成形され、その表面は鏡面となっている。 また肉厚は2.3mmとし、リブ2の肉厚を1.2mmとした。 色は黒色であり、その外観面21は光沢鏡面とした。 成形は金型温度50℃、射出時間が2.5s,樹脂温度220℃で行った。 樹脂材料としてABSを用いた。

    非外観面22に形成した凸部の繰り返しパターンを構成する単位形状部の形状を、曲率半径の異なる2つ以上の球冠を組み合わせた凸部とし、成形品非外観面と凸形状の頂点部の距離は0.1mmとした。 また、非外観面22に形成した曲率半径の異なった2つの球冠形状のR1は3mm、R2は0.5mmの凸部は非外観面全面に形成した。

    (実施例2)
    凸部の繰り返しパターンを構成する単位形状部の形状を、曲率半径の異なった3つの球冠とした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (比較例1)
    非外観面22に凸部の繰り返しパターンを形成しなかった以外は、実施例1と同じ方法で成形した実施例1、実施例2及び比較例1のムラ評価、加工性評価の結果を表1に示す。 表中の評価の項目の○はムラ改善、×はムラ有りを表す。 △はムラとしての認識はなく問題はないが、表面に少し変化が認められるものを表す。 表中の加工性項目の評価は、○は平面、斜面共に特殊段取りなしで加工可能、×は平面、斜面どちらかが特殊段取りなしでの加工が不可の場合を表す。

    (実施例3)
    原稿カバーの簡易的な形状20の肉厚を2.3mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例4)
    原稿カバーの簡易的な形状20の肉厚を3.0mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例5)
    原稿カバーの簡易的な形状20の肉厚を3.1mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例6)
    原稿カバーの簡易的な形状20の肉厚を0.5mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (比較例2)
    非外観面22に凸部の繰り返しパターンを形成しなかった以外は、実施例3と同じ方法で成形した。

    (比較例3)
    非外観面22に凸部の繰り返しパターンを形成しなかった以外は、実施例4と同じ方法で成形した。

    (比較例4)
    非外観面22に凸部の繰り返しパターンを形成しなかった以外は、実施例5と同じ方法で成形した。

    (比較例5)
    非外観面22に凸部の繰り返しパターンを形成しなかった以外は、実施例6と同じ方法で成形した。

    実施例3、実施例4、実施例5、実施例6及び比較例2、比較例3、比較例4、比較例5の結果を表2に示す。

    (実施例7)
    非外観面22に形成した、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の凸部の高さを1mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例8)
    非外観面22に形成した、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の凸部の高さ0.01mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例9)
    非外観面22に形成した、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の凸部の高さ1.1mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    (実施例10)
    非外観面22に形成した、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の凸部の高さ0.009mmにした以外は、実施例1と同じ条件で成形した。

    実施例7、実施例8、実施例9、実施例10の結果を表3に示す。

    (実施例10)
    非外観面22に形成した、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の第1球冠の開口角α1が22.9°、第2球冠の開口角α2が39.6°にした以外は、実施例1と同じ条件で成形した結果、ムラを改善する効果がみられた。

    以上のように、曲率半径の異なった2つ以上の球冠形状の凸部の繰り返し形状によってムラの発生を改善することができ、他の形状と比較してムラの改善効果と金型表面への加工性を両立する事ができた。

    本発明は種々の装置の樹脂製筺体で濃い色の意匠面を必要とする樹脂成形品など、色調の変化が許されない高機能な表面が必要な樹脂成形品に広く適用する事が出来る。

    1 成形品薄肉部 2 リブ 3 非外観面に設けられた曲率半径の異なった2つの球冠で構成された凸形状 14 溶融樹脂 15 フローフロント 16 キャビティ 17 金型外観面 18 ムラ 31 非外観面に設けられた曲率半径の異なった2つの球冠で構成された凸形状の単形状 21 成形品外観面

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