Adaptive filter

阅读:524发布:2020-12-11

专利汇可以提供Adaptive filter专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an adaptive filter in which filter processing in a timewise direction is conducted, even for an input image without between a single frame interval correlation and a noise resulting from mixing a chrominance carrier signal component to a luminance signal component, when a composite signal is converted into a component signal is eliminated. SOLUTION: A motion vector detection circuit 12 reads each luminance signal of processing image data and image data separated by 4 fields in the forward and backward directions as reference image data from a field memory 11 for obtaining a motion vector in units of blocks and decides the motion vector with higher correlation as a motion vector for the block. A time filter 14 reads out processing image data from the field memory 11 and obtains a difference with reference image data, corresponding to the motion vector from a motion compensation circuit 13 in units of pixels, so as to conduct filter processing. A 2nd filter section 20 obtains a difference at the two fields before and after with respect to processing the image data to conduct processing similar to that by a 1st filter section 10.,下面是Adaptive filter专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 入力画像データを少なくとも9フィールド以上記憶する第1の記憶回路と、 前記第1の記憶回路から読み出した処理画像データと、
    これより4フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを前記第1の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この参照画像データと前記処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って出力する第1のフィルタ処理回路とを有することを特徴とする適応フィルタ装置。
  • 【請求項2】 前記第1のフィルタ処理回路の出力画像データを少なくとも5フィールド以上記憶する第2の記憶回路と、 前記第2の記憶回路から読み出した処理画像データと、
    これより2フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを前記第2の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この参照画像データと前記処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って出力する第2のフィルタ処理回路とを更に有することを特徴とする請求項1記載の適応フィルタ装置。
  • 【請求項3】 入力画像データを少なくとも9フィールド以上記憶する第1の記憶回路と、 前記第1の記憶回路から読み出した輝度信号の処理画像データと、これより4フィールド前後それぞれ異なる輝度信号の画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定する第1の動きベクトル検出回路と、 前記第1の動きベクトル検出回路より出力された検出動きベクトルに対応した画像データを輝度信号及び色差信号共に前記第1の記憶回路から参照画像データとして読み出す第1の動き補償回路と、 前記第1の動き補償回路からの参照画像データと前記第1の記憶回路から読み出された処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って出力する第1の時間フィルタと、 前記第1の時間フィルタの出力画像データを少なくとも5フィールド以上記憶する第2の記憶回路と、 前記第2の記憶回路から読み出した輝度信号の処理画像データと、これより2フィールド前後それぞれ異なる輝度信号の画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定する第2の動きベクトル検出回路と、 前記第2の動きベクトル検出回路より出力された検出動きベクトルに対応した画像データを輝度信号及び色差信号共に前記第2の記憶回路から参照画像データとして読み出す第2の動き補償回路と、 前記第2の動き補償回路からの参照画像データと前記第2の記憶回路から読み出された処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って最終画像データとして出力する第2の時間フィルタとを有することを特徴とする適応フィルタ装置。
  • 【請求項4】 前記第1及び第2の記憶回路を共用し、
    前記第1及び第2の動きベクトル検出回路を共用し、前記第1及び第2の動き補償回路を共用し、前記第1及び第2の時間フィルタを共用したことを特徴とする請求項3記載の適応フィルタ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は適応フィルタ装置に係り、特に画像のノイズ除去に用いる適応フィルタ装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】図5は従来の適応フィルタ装置の一例のブロック図を示す。 同図において、入ディジタル画像信号はフレームメモリ41に供給されて1フレーム分蓄積された後読み出されることにより、1フレーム遅延されて差分値演算回路42及びフィルタ回路43に供給される一方、遅延されることなく直接に差分値演算回路4
    2及びフィルタ回路43に供給される。

    【0003】差分値演算回路42は、入力された1フレームの時間差のあるディジタル画像信号間の差分値を画素単位に演算し、演算した差分値をフィルタ回路43に入力する。 フィルタ回路43は入力された差分値に応じて、フレームメモリ41から入力された1フレーム前の画素pix(0)と、フレームメモリ41の入力側からの処理フレームの画素pix(1)とのミキシング値を可変することで、適応的な時間方向のノイズ除去を行って出力する。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来の適応フィルタ装置では、画素単位に静止しているかどうかの判定を行い、時間方向のフィルタ処理を行っているため、動画部分において時間方向のフィルタ処理がかからず、動画部分の時間方向のノイズが除去されないという問題がある。 特に、フィルタ回路43の後段の処理部が画像圧縮処理部である場合、動画部分の時間方向のノイズにより符号量が消費されたり、十分な符号量の余裕がない場合は、視覚上の画質の劣化を起こしていた。

    【0005】また、シーンチェンジの場合、シーンチェンジ前の画像と後の画像とでは、フレーム間の相関が存在しないため、殆どフィルタ処理が行われていなかった。 同様に、画像内のある物体により隠されている別の物体や、画像外の物体が画像内に現れた場合も、時間方向のフィルタ処理が行われなかった。

    【0006】また、多くの画像は、撮影されてからコンポーネント信号としてフィルタ処理を行われるまでの間で、編集等の便宜上コンポジット変換される場合が多く、このコンポジット信号をコンポーネント信号に変換する際、輝度信号とその高周波数領域に帯域共用多重化されている搬送色信号とのYC分離が完全にできず、4
    フィールド単位で位相が変化する搬送色信号成分(色差信号成分)が、輝度信号成分に混入する場合がある。 この場合、図5の従来の適応フィルタ装置のように1フレーム間隔のみで時間方向のフィルタをかけると、通常のノイズだけでなく、位相の異なる搬送色信号成分の輝度信号成分への混入によるノイズのため、十分なフィルタをかけることが困難である。

    【0007】本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、ノイズ除去を効率的に行い得る適応フィルタ装置を提供することを目的とする。

    【0008】また、本発明の他の目的は、1フレーム間の相関が無い入力画像に対しても時間方向のフィルタ処理を行い得る適応フィルタ装置を提供することにある。

    【0009】更に、本発明の他の目的は、コンポジット信号をコンポーネント信号に変換した際の搬送色信号成分の輝度信号成分への混入によるノイズを除去し得る適応フィルタ装置を提供することにある。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明は、入力画像データを少なくとも9フィールド以上記憶する第1の記憶回路と、第1の記憶回路から読み出した処理画像データと、これより4フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを第1の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この参照画像データと処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って出力する第1のフィルタ処理回路と、第1のフィルタ処理回路の出力画像データを少なくとも5フィールド以上記憶する第2の記憶回路と、第2の記憶回路から読み出した処理画像データと、これより2フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを第2
    の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この参照画像データと処理画像データとを画素単位で差分値を求め、その差分値に応じて処理画素と参照画素とのミキシング値を可変するフィルタ処理を行って出力する第2
    のフィルタ処理回路とを有することを特徴とする。

    【0011】図2は本発明の原理図を示す。 簡単化のため、静止部分での原理について説明する。 各フィールドの輝度信号Fi(iはフィールド単位の数値)には、画像成分F(第1フィールドがFe、第2フィールドがF
    o)とノイズ成分Ni(iはフィールド単位の数値)と搬送色信号(変調色差信号)の廻り込みノイズ(クロマノイズ)Ciが存在し、それぞれ以下のように表される。

    【0012】F0=Fe+N0+C0 F1=Fo+N1+C1 F2=Fe+N2+C2 F3=Fo+N3+C3 F4=Fe+N4+C4 F5=Fo+N5+C5 F6=Fe+N6+C6 F7=Fo+N7+C7 よって、従来のフィールド間差分では、 F0−F1=Fe−Fo+N0−N1+C0−C1 となり、ノイズ成分以外に、フィールド間誤差(Fe−
    Fo)と搬送色信号成分による廻り込み誤差(C0−C
    1)が存在し、フレーム間差分では F0−F2=Fe−Fe+N0−N2+C0−C2 となり、搬送色信号成分による廻り込み誤差(C0−C
    2)が存在するため、ノイズ成分による適応処理に支障をきたす場合がある。

    【0013】ところが、搬送色信号成分は、周知のように4フィールド周期を持つため、互いに4フィールド離れた搬送色信号成分の廻り込みノイズCiとC(i+
    4)とはほぼ同一のノイズと考えられるため、本発明では、第1のフィルタ処理回路において、第1の記憶回路から読み出した処理画像データと、これより4フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを第1の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この4フィールド異なる参照画像データと処理画像データとを画素単位で差分値を求める。

    【0014】すなわち、上記の参照画像データと処理画像データとの4フィールド間の差分値F0−F4は F0−F4=Fe−Fe+N0−N4+C0−C4 =N0−N4 となり、搬送色信号成分による廻り込み誤差を除去した差分値を得ることができる。 これを用いた単純加算によるフィルタ処理による画像をFi'とすると、ノイズ成分は√2/2倍になるため、 F0'=Fe+(√2/2)N0+C0 F1'=Fo+(√2/2)N1+C1 F2'=Fe+(√2/2)N2+C2 F3'=Fo+(√2/2)N3+C3 F4'=Fe+(√2/2)N4+C4 となる。 これが第1のフィルタ処理回路から出力されて第2の記憶回路に記憶される。

    【0015】第2のフィルタ処理回路においては、第2
    の記憶回路から読み出した処理画像データと、これより2フィールド前後それぞれ異なる画像データとからそれぞれブロック単位で求めた動きベクトルの中から相関の強い方の動きベクトルを検出動きベクトルとして決定し、この検出動きベクトルに対応した画像データを第2
    の記憶回路から参照画像データとして読み出し、この参照画像データと処理画像データとを画素単位で差分値を求める。

    【0016】すなわち、上記の参照画像データと処理画像データとの2フィールド間の差分値は F0'−F2'=(√2/2)(N0−N2)+C0−
    C2 となり、ノイズ成分が前記(F0−F2)の値よりも減少している。

    【0017】更に、第2のフィルタ処理回路において、
    2フィールド間の単純加算によるフィルタ処理により得られる画像をFi”とすると、i=0の場合 F0”=Fe+(1/2)N0+(C0+C2)/2 となるが、2フィールド間の搬送色信号成分による廻り込みノイズC0とC2は180度位相が異なるので、符号が逆であることから両者は相殺され、よって上式は F0”=Fe+(1/2)N0 と書き改めることができる。従って、この発明では、搬送色信号成分の廻り込みノイズが消去され、ノイズが1
    /2に減少した良好な画像を第2のフィルタ処理回路から得ることができる。

    【0018】

    【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。

    【0019】図1は本発明になる適応フィルタ装置の一実施の形態のブロック図を示す。 同図に示す適応フィルタ装置は、第1のフィルタ部10と第2のフィルタ部2
    0とが縦続接続された構成である。 第1のフィルタ部1
    0は入力ディジタル画像信号を10フィールド分蓄積するフィールドメモリ11と、フィールドメモリ11からの信号から動きベクトルを検出する動きベクトル検出回路(ME部)12と、動きベクトル検出回路12の出力検出信号に応じてフィールドメモリ11から参照画像データを読み出す動き補償回路(MC部)13と、フィールドメモリ11の出力画像データを動き補償回路13からの参照画像データに応じて画素単位でミキシング値を可変するフィルタ処理を行う時間フィルタ14とから構成されている。

    【0020】第2のフィルタ部20は第1のフィルタ部10と同様に、フィールドメモリ21、動きベクトル検出回路22、動き補償回路23及び時間フィルタ24から構成されており、それらの動作も第1のフィルタ部1
    0と同様であるが、フィールドメモリ21の蓄積フィールド数はフィールドメモリ11とは異なり、6フィールドである点に特徴がある。

    【0021】次に、この実施の形態の動作について、図3に示す処理の流れ図と共に説明する。 なお、図3中、
    図1と同一構成部分には同一符号を付してある。 図1において、輝度信号Fiと色差信号からなる入力ディジタル画像信号(画像データ)はフィールドメモリ11に入力されてここで連続する10フィールド分が順次に蓄積される。

    【0022】図3には、フィールドメモリ11に丁度1
    1フィールド目の画像データF1−11が書き込み終った状態を示しており、それより11フィールド前の画像データF1−1は既に処理が終りフィールドメモリ11
    から消去されており、フィールドメモリ11にはF1−
    2〜F1−11の計10フィールド分の画像データが格納されている。 この状態のとき、第1のフィルタ部10
    の処理画像データはF1−6であり、第1のフィルタ部10内の動きベクトル検出回路12、動き補償回路13
    及び時間フィルタ14からなる、図3のフィルタ処理回路16により処理画像データに対するフィルタ処理が行われる。

    【0023】すなわち、動きベクトル検出回路12は上記の処理画像データF1−6と、それに対して前に4フィールド離れた画像データF1−2と、後ろに4フィールド離れた画像データF1−10の各輝度信号のみをそれぞれ参照画像データとして、フィールドメモリ11から読み出す。

    【0024】そして、動きベクトル検出回路12は処理画像を縦方向16画素、横方向16画素の、いわゆる1
    6×16画素(以下、ブロックと記す)に分割し、このブロック単位に上記の参照画像データF1−2との間で動きベクトルとその評価値を求め、同様に、もう一つの参照画像データF1−10との間でも動きベクトルとその評価値を求める。 更に、動きベクトル検出回路12はブロック単位に2個ずつ求まった動きベクトルのうち、
    評価値の良い方(相関が強い方)をそのブロックの動きベクトルとして決定し、それを動き補償回路13へ出力する。

    【0025】動き補償回路13は、動きベクトル検出回路12により検出された動きベクトルに対応する参照画素を、輝度信号と色差信号共にフィールドメモリ11中の2フレーム前後の画像(F1−2又はF1−10)より読み出す。 時間フィルタ14は、処理画像データF1
    −6をフィールドメモリ11より読み出し、動き補償回路13から送られてくる上記の動きベクトルに対応する参照画像データ(F1−2又はF1−10)との差分を画素単位で求め、例えばその差分値が予め設定した閾値以下のときは処理画素と参照画素の単純加算を行い、閾値より大であるときは処理画素に参照画素を加算しないなどの、処理画素と参照画素のミキシング値を変えるフィルタ処理を行う。 これにより、時間フィルタ14からは、前記Fi'で表される画像データが出力される。

    【0026】第2のフィルタ部20内のフィールドメモリ21は、第1のフィルタ部10より出力された上記の画像データが供給されて、連続する6フィールド分を順次に蓄積する。 図3には、フィールドメモリ21に丁度6フィールド目の画像データF2−6が書き込み終った状態を示しており、F2−1〜F2−6の計6フィールド分の画像データが格納されている。

    【0027】この状態のとき、第2のフィルタ部20の処理画像データはF2−3であり、第2のフィルタ部2
    0内の動きベクトル検出回路22、動き補償回路23及び時間フィルタ24からなる、図3のフィルタ処理回路26により処理画像データに対するフィルタ処理が行われる。

    【0028】すなわち、動きベクトル検出回路22は上記の処理画像データF2−3と、それに対して前に2フィールド離れた画像データF2−1と、後ろに2フィールド離れた画像データF2−5の各輝度信号のみをそれぞれ参照画像データとして、フィールドメモリ21から読み出す。

    【0029】そして、動きベクトル検出回路22は処理画像をブロックに分割し、このブロック単位に上記の参照画像データF2−3との間で動きベクトルとその評価値を求め、同様に、もう一つの参照画像データF2−5
    との間でも動きベクトルとその評価値を求める。 更に、
    動きベクトル検出回路22はブロック単位に2個ずつ求まった動きベクトルのうち、評価値の良い方(相関が強い方)をそのブロックの動きベクトルとして決定し、それを動き補償回路23へ出力する。

    【0030】動き補償回路23は、動きベクトル検出回路22により検出された動きベクトルに対応する参照画素を、輝度信号と色差信号共にフィールドメモリ21中の2フィールド前後の画像(F2−1又はF2−5)より読み出す。 時間フィルタ24は、処理画像データF2
    −3をフィールドメモリ21より読み出し、動き補償回路23から送られてくる上記の動きベクトルに対応する参照画像データ(F2−1又はF2−5)との差分を画素単位で求め、例えばその差分値が予め設定した閾値以下のときは処理画素と参照画素の単純加算を行い、閾値より大であるときは処理画素に参照画素を加算しないなどの、処理画素と参照画素のミキシング値を変えるフィルタ処理を行う。

    【0031】これにより、時間フィルタ24からは、前記Fi”で表される画像データが出力される。従って、
    この第2のフィルタ部20の出力画像データは、搬送色信号成分の廻り込みによるノイズが除去され、またノイズが1/2に減少した良好な画像を示す。

    【0032】なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図4に示す如く、フィールドメモリ31、動きベクトル検出回路32、動き補償回路33及び時間フィルタ34よりなる、第1のフィルタ部10と第2のフィルタ部20を共用した構成とすることもできる。 この場合、時間フィルタ34の出力画像データをフィールドメモリ31へも入力できるように構成される。

    【0033】また、動きベクトルの誤検出防止のため、
    時間フィルタにて行う動き補償処理による参照画素と処理画素との差分による時間フィルタ処理だけでなく、ベクトルを0とした画素も参照画素として差分を求め、差分の絶対値の小さな方によりフィルタ処理を行うことも可能である。

    【0034】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    4フィールド前後あるいは2フィールド前後処理画像に対して異なる2つの画像データから相関の強い方の動きベクトルをブロック単位で検出し、検出した動きベクトルに対応した参照画素と処理画素との差分値を求め、その差分値に応じて参照画素の処理画素に対するミキシング値を可変するようにしたため、静止部分だけでなく動いている部分にも時間方向のフィルタ処理を行うことができ、ノイズ除去を効率的に行うことができる。

    【0035】また、本発明によれば、処理画像データと4フィールド前後あるいは2フィールド前後の画像データとを比較し、相関の強い方を動きベクトルとして検出するようにしたため、画像中の物体に隠れていた部分や画像外にある部分が画像内に現れた場合、更にはシーンチェンジ後の画像に関しても、時間方向のフィルタ処理ができる。

    【0036】更に、本発明によれば、4フィールド前後の参照画素と処理画素との差分値を求め、その差分値に応じて参照画素の処理画素に対するミキシング値を可変するフィルタ処理を行うようにしたため、コンポジット信号をコンポーネント信号に変換した際に発生する搬送色信号成分による廻り込み誤差を除去した差分値を得ることができ、従来に比しよりノイズの少ない画像データを出力することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。

    【図2】本発明の原理説明図である。

    【図3】図1の処理の流れ図である。

    【図4】本発明の他の実施の形態のブロック図である。

    【図5】従来の一例のブロック図である。

    【符号の説明】 10 第1のフィルタ部 11 フィールドメモリ(第1の記憶回路) 12 第1の動きベクトル検出回路 13 第1の動き補償回路 14 第1の時間フィルタ 16 第1のフィルタ処理回路 20 第2のフィルタ部 21 フィールドメモリ(第2の記憶回路) 22 第2の動きベクトル検出回路 23 第2の動き補償回路 24 第2の時間フィルタ 26 第2のフィルタ処理回路 31 フィールドメモリ 32 動きベクトル検出回路 33 動き補償回路 34 時間フィルタ

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 公一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 藤井 毅也 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

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