专利汇可以提供Execution and contraction type binary video encoding and decoding method and its device utilizing modes of lower layer and present layer专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To improve encoding efficiency by encoding the block of a high-order layer and transmitting it together with added information displaying its mode. SOLUTION: An N layer, an N-1 layer,... are sub-sampled several times respectively on the N-1 layer, an N-2 layer,... and the video macro-block of each layer and a layer under it and the former video of each layer, etc., are inputted to extension/contraction type encoding means 1230, 1231,... 123 N-1, 123N). Then, three kinds of modes being 'all- 0', 'all- 255' and 'Intra not coded' are coded to the mode of 'Intra not coded'. In addition, 'Inter not coded&&MVD=0' and 'Inter not coded&&MVD!=0' are extension/contraction type- coded to 'Inter not coded' mode and then, 'Inter coded&&MVD=0' and 'Inter coded&&MVD!=0' are extension/contraction type-coded to 'Inter coded' mode.,下面是Execution and contraction type binary video encoding and decoding method and its device utilizing modes of lower layer and present layer专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二進映像の符号化/復号化に関するもので、特に下層と現在層の相関性を考慮して二進映像の符号化モードを減らし、その相関性に従ってモード符号化ビットを割り当てて符号化ビット量を減らす下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化/復号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伸縮型(Scalable)符号化は、解像度が異なる複数個の層(基本層(base layer)、高位層)を伝送し復号化することができる機能である。 複数個の異なる解像度を有する情報を伝送するためには、一般的な符号化方法よりさらに多い情報を伝送しなければならない。 伝送する情報量を減らすために、図15に図示のように低解像度の基本層(base layer)を利用し、高解像度の高位層(enhancement layer)を推定する方法を適用する。
【0003】二進映像情報を複数個の層(layer)を用いて伸縮型(Scalable)符号化する方法においても、前記のように基本層を利用するか、または複数層により構成された場合、高位層では下層を用いて効果的に符号化する。
【0004】図15は、一般的な映像情報の伸縮型符号化方法を示す。 ここでは、高位層の1段階のみ表示したが、一般的に多段階の高位層が含まれる。 従って、現在階層(current layer)のすぐ下の下位階層(lower lay
er)は最下位階層(基本層)であることもあり、高位層中の一階層であることもある。 二進映像(binary imag
e)情報に対する伸縮型符号化方法も、一般的な伸縮型符号化方法と同じ構造を有する。
【0005】二進映像に対する高位層を符号化するために、イントラ映像(“Intra-Picture)の高位層の場合は、図15に図示のようにすぐ下層(lower layer)から予測して符号化する。高位層の予測映像(Predicted-
Picture)の場合には、すぐ下層の映像と以前映像の両方から予測して符号化する。
【0006】映像情報を符号化する過程においては、ブロック単位(16×16の大きさ)の符号化を遂行する。 二進映像情報に対するブロック(Macro Block:以下、MBと称す)を符号化する際に、高位層のI−ピクチャ(I-Picture)または高位層のP−ピクチャ(P-Pic
ture)において、Intra MB、すなわち、二進映像から予測せずに、自分の下層のみを使用して符号化しなければならないMBは、ISO/IEC WG11のVM
(verification Model)7.0に提示されたスキャンインターリーブ(scan Interleaving)方法を使用して符号化しなければならない。 そして、その以外のMBは、
基本層の符号化方法であるCAE方法を使用して符号化する。
【0007】スキャンインターリーブ方法が図16に図示されている。 基本層で高位層を符号化するために、下と上の二つの隣接する画素値を利用する。 もし、二つの隣接画素値が同一な場合、現在位置の画素値も同一値を有する可能性が高い。 従って、二つの隣接画素値が同一で現在位置の画素値も二つの隣接画素値と同一な場合は符号化しなくてもよい。
【0008】二つの隣接画素値が異なる場合は、現在位置の画素値を符号化しなければならない。 この場合をトランジショナルサンプルデータ(TSD:Transitional
Sample Data)という。 そして、二つの隣接画素値は同一であるが、現在位置の画素値が異なる場合も符号化しなければならない。 この場合をエクセプショナルサンプルデータ(ESD:Exceptional Sample Data)という。 従って、高位層をスキャンインターリーブ方法を用いて符号化するためには、2種類のデータ(TSD、E
SD)を符号化しなければならない。
【0009】スキャンインターリーブ方法を用いて符号化する場合、TSDとESDを符号化するために、まず、ESDの存在有無に対する情報が伝送され、ESD
が存在するMBと存在しないMBに対してスキャンインターリーブの適用範囲を異なるようにする。
【0010】図17(a)及び(b)は、CAE(Cont
ext-based Arithmetic EnCode)方法に使用されるコンテキストを示す。 図17(a)に図示のように、符号化対象画素Yを囲む周辺画素により構成されるコンテキストの位置によってコンテキストインデックス(Context_
ID)が決定される。 X、Y位置の情報を伝送するためにC0−C6から構成されるコンテキストインデックス(Context_ID)形態の発生頻度数によって既に決定されているArithmetic符号化テーブルにより符号化される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、スキャンインターリーブ方法により符号化しないMBは、基本層(base layer)の符号化方法と同じ方法(例えば、CA
E方法)を使用して符号化する。 その中の高位層のP−
ピクチャにおいて、Inter MBは、動きベクトル(motion
vector)を用いて二進映像から予測して符号化する。
【0012】また、他の場合は、MB内の全ての画素が'0'値を有するか、または全ての画素が'255'の値を有する場合は符号化する必要がなく、“全ての画素が'0'である”または“全ての画素画'255'である”という付加情報(Mode情報)のみを伝送する。 ここで、符号化しようとする映像は二進映像であるので、各画素は'0'または'255'の2つの値のみを有することができる。 一般的に'0'は背景(background)を表し、'255'は物体(object)を示す。
【0013】このように二進映像を符号化するためには、各MBによって符号化方法が異なるように決定され、各MBがどのような符号化方法を使用したかに対する付加情報(Mode)を伝送しなければならない。 この場合、付加情報(Mode)に対する種類と付加情報の符号(first shape Code)に対するテーブルが必要である。
【0014】I−ピクチャとP−ピクチャ、そしてB−
ピクチャの高位層に対する既存の付加情報(Mode)の構成は下記のとおりである。
【0015】<I−ピクチャの高位層のモード> 1)all_0:MB内の全ての画素が背景(“0”) 2)all_255:MB内の全ての画素が物体(“25
5”) 3)Intra coded:ESD(Exceptional Sample Data)
が存在すれば、MB内の全ての画素に対してスキャンインターリーブ方法を使用して符号化する。 ESDが存在しなければTSD(Transitional Sample Data)のみスキャンインターリーブ方法を使用して符号化する。
【0016】<P−ピクチャまたはB−ピクチャの高位層のモード> 1)all_0:前記の説明と同一 2)all_255:前記の説明と同一 3)Intra coded:前記の説明と同一 4)Intra not coded:下位階層の領域を補間(Interpo
lation)して作ったMBが現在階層のMBとの差が基準値以下 5)Inter coded && MVD=0:動きベクトルを使用して以前映像から持ってきたMBと現在MBを使用しCAE
(Context based Arithmetic Encoding)で符号化する。 動きベクトルは“0”。
【0017】6)Inter not coded && MVD=0:動きベクトルを使用して以前映像から持ってきたMBと現在M
Bの差が基準値以下であり、動きベクトルは“0”。 7)Inter coded && MVD! =0:動きベクトルを使用して以前映像から持ってきたMBと現在MBを使用してC
AE符号化。 8)Inter not coded && MVD! =0:動きベクトルを使用して以前映像から持ってきたMBと現在MBとの差が基準値以下。
【0018】前記のように符号化されたデータは下記のように復号化される。 二進映像の各MBに対するビットストリーム(bit stream)の最初にモードを表示する付加情報が入っている。 各MBを復号化するために、まずビットストリームからモード情報を読む。
【0019】P−ピクチャとB−ピクチャの高位層に対する既存の付加情報(Mode)を伝送するための符号化テーブルが構成されている。 この時、伝送されるビット数を減らすために、下の階層または以前映像から予測して構成する。 構成方法は、すぐ下の階層の該当MBが“al
l_0”または“all_255”の場合とその以外の場合とに対する符号化テーブルが構成される。
【0020】すぐ下の階層の該当MBモードのすべてが“all_0”でもなく“all_255”でもない場合は、すぐ以前の映像の同じ階層の該当MBのモードによって符号化テーブルが構成される。
【0021】<すぐ下の階層の該当MBモードのすべてが“all_0”の場合> Mode Code (1) 0111 (2) 0110001 (3) 0110000 (4) 010 (5) 00 (6) 01101 (7) 011001 (8) 1
【0022】<すぐ下の階層の該当MBモードのすべてが“all_255”の場合> Mode Code (1) 1 (2) 0010100 (3) 000 (4) 0010101 (5) 0011 (6) 001011 (7) 00100 (8) 01
【0023】各MB当たり高位層に対する既存の付加情報(Mode)は、I−ピクチャの場合に3種類(all_0、
all_255、Intra coded)であり、P−ピクチャの場合に8種類(all_0、all_255、Intra coded、Intra
not coded、Inter coded &&MVD=0、Inter not coded
&& MVD=0、Inter coded && MVD!=0、Inter notcod
ed && MVD!=0)である。 付加情報の種類が多ければ各モードを表現するためのビット数が多くなり、従って、
伝送されるビット量が多いことを意味する。
【0024】図18は現在層(current layer)と下層(lower layer)間の関係を説明する。 現在層と下層の映像は互いに大きさが同一な場合もあり、異なる場合もある。 大きさが互いに異なる場合、垂直、水平に共に異なることもあり、一方向のみ異なる場合もある。 図18
は、水平のみ異なる場合を説明する。 映像の大きさが異なっても、全層の各MBの大きさ(16×16)は一定である。 従って、現在層の映像が下層の映像より大きい場合は、現在層のMBは下層のMB内に含まれる(現在層のMB多数個が下層の1個のMBに該当する)。 即ち、現在層の映像がダウンサンプリングされ、下層の映像を構成するからである。 図18に図示のように、現在層が下層の2倍の大きさであり、この場合は現在層のM
Bが下層MBの半分(下層の斜線領域)に該当する。
【0025】本発明は前記のような従来の問題点を解消するためのもので、本発明の目的は、符号化方法を表示する付加情報の種類と、付加情報の種類を減らして符号化効率を向上させる、下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化/復号化方法及び装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成するために、本発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、高位層の映像を所定の大きさのブロックに分割する第1段階と、前記高位層のブロックとそれに対応する下層の領域内の画素とを比較して同一の場合、または同一でなくても差のある画素の個数が基準値以下の場合には1つのモードに設定してそのモードを表示する付加情報を伝送する第2段階と、前記の第2段階以外の場合は、前記高位層のブロックを符号化し、そのモードを表示する付加情報と共に伝送する第3段階とを備えることを特徴とするものである。
【0027】また、前記第3段階の符号化方法は、CA
E(Context based Arithmetic Encoding)方法であることを特徴とするものである。
【0028】また、本発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像復号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に復号化する伸縮型復号化方法において、符号化モードを表示する付加情報と符号化データとを受信して復号化する段階と、前記付加情報が符号化しないモードの場合、下層を参照して下層の該当領域の画素の全てが“0”の場合、高位層のMB(Macr
o Block)の全てを“0”に詰め、下層の該当領域の画素の全てが“255”の場合、高位層のMBの全てを“255”に詰め、下層の該当領域の全ての画素が“0”または“255”でない場合、下層のMBからアップサンプリングして高位層のMBを作ることを特徴とするものである。
【0029】また、他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、P−ピクチャまたはB−ピクチャの符号化モードを、下記のように4種類のモード (1)“Intra Not coded”(“all_0”、“all_25
5”、“intra not coded”) (2)“Intra coded” (3)“Inter Not coded”(“Inter not coded && MV
D=0”、“Inter not coded && MVD! =0”) (4)“Inter coded”(“Inter coded && MVD=
0”、“Inter coded && MVD! =0”) に定めることを特徴とするものである。
【0030】また、符号化モードが“Intra Not code
d”と“Intra coded”の場合、前記請求項1項の“Intr
a Not coded”と“Intra coded”と同じであり、“Inte
r Notcoded”は下層の動きベクトルを利用して、以前の映像から持ってきたMBと比較して、差がある画素のM
B内の和が基準値以下の場合であり、“Inter coded”
は下層の動きベクトルを利用して、以前の映像から持ってきたMBと比較して、差がある画素のMB内の和が基準値以上の場合であることを特徴とするものである。
【0031】また、“Inter coded”と“Inter not cod
ed”の場合、動きベクトルは基本層(base層)の動きベクトルを、現在層の映像の大きさの比率に調整して使用することを特徴とするものである。
【0032】また、前記“Inter Not coded”の場合は、下層の動きベクトルを使用して、以前の映像から持ってきたMBを使用してCAEを遂行することによって高位層MBを得ることを特徴とするものである。
【0033】また、さらに他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、現在のマクロブロックが“Intra
not coded”であるかを判断する段階と、前記現在のマクロブロックが“Intra not coded”モードでない場合、“Intra coded”モードを表示する付加情報を復号化側に伝送し、現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により符号化して復号化側に伝送する段階と、前記現在マクロブロックが“Intra not coded”モードの場合、“Intranot coded”モードを表示する付加情報を復号化側に伝送する段階を備えることを特徴とするものである。
【0034】また、前記現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により符号化して復号化側に伝送する段階は、ESDの存在有無に対する情報を送り、ES
Dが存在すればMB全体をCAE遂行し、ESDが存在しなければTSD(Transitional Sample Data)のみC
AEを遂行することを特徴とするものである。
【0035】また、前記現在のマクロブロックが“Intr
a not coded”であるかを判断する過程は、現在マクロブロックに該当する下層領域が“all_0”モードであるかを判断する第1段階と、前記下層領域が“all_0”モードの場合、現在のマクロブロックが“all_0”モードであるかを判断して、現在マクロブロックと対応する下層領域が同時に“all_0”モードである場合、“Intra
not coded”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する第2段階と、第2段階の判断で、現在マクロブロックまたは対応する下層領域が“all_0”モードでない場合、現在マクロブロックに対応する下層領域が“all_
255”モードであるかを判断する第3段階と、前記下層領域が“all_255”モードの場合、現在マクロブロックが“all_255”モードであるかを判断して、現在マクロブロックと対応する下層領域が同時に“all_25
5”モードの場合、“Intra not coded”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する第4段階と、第4段階の判断で、現在のマクロブロックまたは対応する下層領域が“all_255”モードでない場合、現在マクロブロックが“Intra predicted”モードであるかを判断する第5段階と、現在マクロブロックが“Intra predicte
d”モードの場合、“Intra not coded”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する段階に進行し、現在マクロブロックが“Intra predicted”モードでない場合、“Intra coded”または“Inter coded”モードを符号化する段階に進行する第6段階を備えることを特徴とするものである。
【0036】また、他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像復号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型復号化方法において、下層のMBが“all_0”であるか、現在マクロブロックのMBに該当する下層領域内の全ての画素(sample)が0の場合、現在層MB内の全ての画素は0に置換される段階と、前記下層のMBが“all_25
5”であるか、現在層MBに該当する下層領域内の全ての画素が255の場合、現在層MB内の全ての画素は2
55に置換される段階と、前記下層のMBが“all_0”
でなく“all_255”でもなければ、前記下層から予測されて構成されたMBを現在層のMBとして使用する段階とを備えることを特徴とするものである。
【0037】また、さらに他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、現在マクロブロックが“Intra no
t coded”であるかを判断する段階と、“Intra not cod
ed”の場合は符号化せず、“Intra not coded”モードを表示する付加情報のみを伝送する段階と、“Intra no
t coded”でなければ“Inter not coded”、“Inter co
ded”及び“Inter not coded”の動きベクトルは、下層の動きベクトルをそのまま使用して動きベクトルを再生する段階と、現在マクロブロックが“Inter not code
d”であるかを判断する段階と、“Internot coded”の場合、現在マクロブロックを符号化せず、“Inter not
coded”モードを表示する付加情報のみ伝送する段階と、現在マクロブロックが“Internot coded”でない場合、現在マクロブロックが“Intra coded”であるかを判断する段階と、現在マクロブロックが“Intra code
d”である場合、“Intra coded”モードを表示する付加情報と現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により符号化する段階と、“Intra coded”でない場合、“Inter coded”モードを表示する付加情報を伝送し、現在マクロブロックをCAE符号化する段階とを備えることを特徴とするものである。
【0038】また、さらに他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、ビットストリーム(Bit stream)
からモードを復号化する段階と、前記のモードが“Intr
a not coded”の場合、下層の該当マクロブロックのモードによって復号化せず画素を選択する段階と、“Intr
anot coded”でない場合、動きベクトルを再生する段階と、現在マクロブロックが“Inter not coded”モードであるかを判断する段階と、前記のモードが“Inter no
t coded”の場合は復号化せず、以前の映像で動き補償して現在MBの画素を詰める段階と、“Inter not code
d”でない場合、現在マクロブロックが“Intra coded”
であるかを判断する段階と、“Intra coded”の場合は、現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により復号化する段階と、“Intra coded”でない場合、現在マクロブロックをCAE復号化する段階を備えることを特徴とするものである。
【0039】また、前記動きベクトルを再生する段階で、“Inter Not coded”、“Inter coded”及び“Inte
r not coded”の動きベクトルは、下層の動きベクトルをそのまま使用して動きベクトルを再生することを特徴とするものである。
【0040】また、本発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化装置は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化装置において、その前端のサブサンプリング手段から映像が入力されサブサンプリングする多数のサブサンプリング手段と、前記のサブサンプリング手段でサブサンプリングされた各層の映像が入力され、所定の大きさのマクロブロック単位に分割して出力する多数のスキャン順序変換手段と、前記スキャン順序変換手段で各層の映像マクロブロック及び下層の映像ブロックと各層の以前の映像が入力され、“all_0”、“all_255”、“Intra
not coded”の3種類のモードを1つのモードとして符号化し、“Inter not Coded && MVD=0”と“Inter no
t coded&& MVD! =0”とを“Inter not coded”モードに、そして“Inter coded && MVD=0”と“Inter code
d && MVD! =0”を“Inter coded”モードに置いて伸縮型符号化する多数の伸縮型符号化手段を備えることを特徴とするものである。また、前記伸縮型符号化手段は、前記基本層伸縮型符号化手段から動きベクトルが入力され、現在層と基本層の比率に拡大して出力する動きベクトル調整手段と、現在層の以前の映像と前記動きベクトル調整手段から出力される調整された動きベクトルが入力され、現在層の以前の映像から現在のマクロブロックに該当する部分を探して出力する動き補償手段と、
現在層映像のマクロブロックと動き補償された現在層の以前の映像が入力されてCAE符号化するCAE符号化手段と、現在層映像と下層映像のマクロブロックが入力され、スキャンインターリーブ方法により符号化するスキャンインターリーブ符号化手段と、現在層映像と下層映像のマクロブロックが入力され、そのマクロブロックが“Inter not coded”モードであるかを表示する信号を出力する“Intra not coded”モード決定手段と、現在層映像のマクロブロックと前記動き補償手段から出力される動き補償された現在層の以前映像が入力され、現在層のマクロブロックが“Inter not coded”モードであるかに対する信号を出力する“Inter not coded”モード決定手段と、前記のスキャンインターリーブ符号化手段とCAE符号化手段から出力されるビットストリームの大きさを比較して、小さい方を選択する信号を出力する比較手段と、前記“Intra not coded”モード決定手段、“Inter not coded”モード決定手段及び比較手段から信号が入力され、それら信号の組合によって選択されたモードに該当するデータを出力するモードテーブル貯蔵手段と、前記“Intra not coded”モード決定信号、“Inter not coded”モード決定信号及び比較手段の比較結果信号が入力され、前記のスキャンインターリーブ符号化手段とCAE符号化手段から出力される信号の中のいずれか1つを選択して出力する選択手段を備えることを特徴とするものである。
【0041】また、前記の“Intra not coded”モード決定手段は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックをアップサンプリングして、現在マクロブロックとの差分絶対値を抽出し、その差が臨界値より小さいのかを判断する物体/背景非符号判断手段と、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが入力されて、物体モードであるかを判断する下層物体モード判断手段と、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが入力されて背景モードであるかを判断する背景モード判断手段と、現在マクロブロックが入力されて背景モードであるかを判断する現在層物体モード判断手段と、現在マクロブロックが入力されて物体モードであるかを判断する現在層背景エラー判断手段と、前記の物体/背景非符号判断手段、下層物体モード判断手段、下層背景モード判断手段、現在層物体モード判断手段及び現在層背景エラー判断手段から出力される信号を論理演算し、“all_0”と“all_255”、“Intra predicte
d”の中のいずれが発生したかを表示する信号を出力する論理演算手段とを備えることを特徴とするものである。
【0042】また、前記“Inter not coded”モード決定手段は、現在マクロブロックと動き補償された以前映像の対応マクロブロックが入力されて差分絶対値を取る差分絶対値抽出手段と、前記差分絶対値が臨界値より小さいのかを判断するエラー比較手段と、前記エラー比較手段の出力と現在入力される映像のモードを表示する情報をアンド演算するアンドゲートとから構成されることを特徴とするものである。
【0043】また、物体/背景非符号判断手段は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックをアップサンプリングするアップサンプリング手段と、前記アップサンプリングされた下層マクロブロックと現在マクロブロックとの差分絶対値を抽出する差分絶対値抽出手段と、前記抽出された差分絶対値が臨界値より小さいのかを判断するエラー比較手段とから構成されることを特徴とするものである。 また、下層物体モード判断手段は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが入力され、全ての物体値を有するのかを判断する物体判断手段と、下層の以前映像のMBのモードと上記物体判断手段の出力をオア演算するオアゲートとを具備することを特徴とするものである。
【0044】また、下層背景モード判断手段は、現在マクロブロックに対応する下層の領域がすべて背景値を有するのかを判断する背景判断手段と、下層の以前映像のMBのモードと上記背景体判断手段の出力をオア演算するオアゲートとを具備することを特徴とするものである。
【0045】また、現在層物体モード判断手段は、入力される現在のマクロブロックと、全て“0”値を有するマクロブロックとの差分を求め、その絶対値を取る物体差分絶対値抽出手段と、前記抽出された差分絶対値が臨界値より小さい値であるかを判断するエラー比較手段から構成されることを特徴とするものである。
【0046】また、本発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像復号化装置は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に復号化する伸縮型復号化装置において、各層のビットストリーム、基本層の動きベクトル、以前映像及び下層復号化映像とをそれぞれ受信して伸縮型復号化する多数の伸縮型復号化手段と、前記多数の伸縮型復号化手段の中で、最上位の伸縮型復号化手段から入力される現在層の映像ブロックを貯蔵する映像貯蔵手段とを備えることを特徴とするものである。
【0047】また、前記伸縮型復号化手段は、前記多数の伸縮型復号化手段の中の基本層伸縮型復号化手段から動きベクトルが入力され、現在層と基本層の比率に拡大して出力する動きベクトル調整手段と、現在層の以前映像と前記動きベクトル調整手段から出力される調整された動きベクトルが入力され、現在層の以前映像から現在マクロブロックに該当するマクロブロックを動き補償して出力する動き補償手段と、現在層ビットストリームと映像のモードを表示する信号が入力されて、モード情報を復号化するモード復号手段と、下層映像のブロックとそのモードが入力されて、前もって決定された規則に従って処理して現在映像ブロックを出力する“Intra not
coded”ブロック構成手段と、現在層映像のビットストリームと動き補償された現在層の以前映像が入力されてCAE符号化して出力するCAE符号化手段と、現在層映像のビットストリームと下層映像のブロックが入力されてスキャンインターリーブ方法により復号化するスキャンインターリーブ復号化手段と、前記のモード復号手段で復号されたモードに従って前記各手段から出力される信号を選択して出力する多重化手段を備えることを特徴とするものである。
【0048】また、前記“Intra not coded”ブロック構成手段は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックの画素の全てが255であれば1を出力し、
そうでなければ0を出力する物体モード判断手段と、下階層のMBモードがall_255であるか、または前記物体モード判断手段の出力が1であれば1を出力する第1
オアゲートと、下階層のMB内の画素中、現在階層のM
Bに該当する領域内の画素の全てが0であれば1を出力し、そうでなければ0を出力する背景モード判断手段と、下階層のMBモードがall_0であるか、背景モード判断手段の出力が1であればその出力が1となる第2オアゲートと、全ての画素が0であるMBを発生させる“all_0”ブロック発生手段と、全ての画素が255であるMBを発生させる“all_255”ブロック発生手段と、下階層の領域をアップサンプリング(up samplin
g)して、現在MBを構成するアップサンプリング手段と、前記第1オアゲートの出力信号に従って“all_25
5”ブロック発生手段または前記アップサンプリング手段の出力を選択する第1マルチプレクサと、前記第2オアゲートの出力信号に従って“all_0”ブロック発生手段または前記第1マルチプレクサの出力を選択する第2
マルチプレクサから構成されることを特徴とするものである。
【0049】また、さらに他の発明に係る下層と現在層のモードを利用した伸縮型二進映像符号化方法は、二進映像を解像度が異なる複数個の階層に符号化する伸縮型符号化方法において、下層符号化モードを知っている場合、高位層の符号化モードに対する発生ビット数を割り当てる時に、ホフマン(Hufman)符号化方式を用いて発生確率が多ければ小さいビット数を割り当て、発生確率が少なければ長いビットを割り当てて符号化することを特徴とするものである。
【0050】また、MBの符号化モードは、“Intra co
ded”が最も多く発生するので、全体の符号化モードに関係なく大部分“Intra coded”は1ビットまたは2ビットで比較的に少ないビット数を割り当てることを特徴とするものである。
【0051】また、下層モードを知っている場合、高位層モードに対するコードの割り当てられたビットは、次の2種類 (1)1bit:0、2bit:10、3bit:110、他の3bi
t:111 (2)1bit:1、2bit:01、3bit:001、他の3bi
t:000 を使用することを特徴とするものである。
【0052】また、MPEG−4でビットストリームのスタートとエンドを表示する所定個数連続した“0”
が、伝送エラーにより一部の'1'が'0'に変わって連続する'0'が容易に発生されないように、'1'が多く発生するようにコードを設定することを特徴とするものである。
【0053】また、すぐ下の階層(lower層)が(2)
“Intra coded”モードである場合、現在階層が(1)
“Intra not coded”である場合より(3)“Inter not
coded”の場合に、より少ないビットを割り当てることを特徴とするものである。
【0054】また、下階層及び高位層の符号化モードを (1)動き補償せず符号化するモード (2)動き報償せず符号化しないモード (3)動き補償の後符号化するモード (4)動き補償の後符号化しないモード に区分し、前記の下階層が(1)のとき、高位層が(1)の場合に“0”、(2)の場合に“10”、
(3)の場合に“110”、(4)の場合に“111”
と付加情報を設定し、前記の下階層が(2)のとき、高位層が(1)の場合に“110”、(2)の場に合“0”(3)の場合に“10”、(4)の場合に“11
1”と付加情報を設定し、前記の下階層が(3)のとき、高位層が(1)の場合に“110”、(2)の場に合“10”(3)の場合に“0”、(4)の場合に“1
11”と付加情報を設定し、前記の下階層が(1)のとき、高位層が(1)の場合に“111”、(2)の場合に“0”(3)の場合に“111”、(4)の場合に“10”と付加情報を設定することを特徴とするものである。
【0055】また、前記付加情報を“0”は“1”に、
“1”は“0”に替えて設定することを特徴とするものである。
【0056】また、前記下階層が(2)の場合、高位層が(1)の場合より(3)の場合に、さらに長いビットからなる付加情報を設定することを特徴とするものである。 さらに、前記の全ての場合に“1”が含まれるように付加情報を設定することを特徴とするものである。
【0057】
【発明の実施の形態】本発明においては、“all_0”、
“all_255”、“Intra not coded”の3種類のモードの代わりに1つのモード“Intra not coded”のみを使用する。 送信端で“all_0”、“all_255”または“Intra predicted”に決定されたMBは全て“Intra n
ot coded”モードに伝送される。受信端では下階層の画素等を参照し、“Intra not coded”モードから再び“a
ll_0”、“all_255”、“Intra predicted”とを区別する。
【0058】“Inter coded && MVD=0”と“Inter co
ded && MVD!=0”は、“Inter coded”で表現し、“In
ter not coded && MVD=0”と“Inter not coded && M
VD!=0”は、“Inter not coded”で表現する。その結果、I−ピクチャは符号化モードを2種類のモードに減らすことができ、P−ピクチャ(またはB−ピクチャ)
は符号化モードを4種類に減らすことができる。 このようなモードを使用して符号化テーブルを作る。 符号化テーブルは下層と高位層の相関性を考慮して下層モードに対し発生する高位層のモードを符号化する。 各下層モードに対し発生確率が高い高位層のモードであるほど少ないビット量を割り当てて符号化する。 以下、本発明の技術的思想に従う一実施の形態をあげて、その構成及び動作を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0059】I−ピクチャ(例えば、VOP、フレーム、16×16マクロブロック等)の高位層に対する符号化モードは、従来方式のモード中“all_0”、“all_
255”、“Intra predicted”(下層からアップサンプリングして構成されたMBと現在のMBとの間の差が基準値以下である場合に該当し、既存方式における“In
tra not coded”を意味する。以後、本発明において新たに定義された“Intra not coded”と従来の“Intra n
ot coded”を区別するために、従来の“Intra notcode
d”は、“Intra predicted”と表示する)の3種類のモードを1つのモード“Intra not coded”のみを使用して表示することにより、I−ピクチャの高位層に対する符号化モードを、下記のように2種類のモードにする。
【0060】(1)“Intra not coded” (2)“Intra coded” 1. 符号化モードが“Intra coded”の場合 1)ESDの存在有無に対する情報を送る。 2)ESDが存在するとMB全体をCAE遂行し、ES
Dが存在しなければTSDのみCAEを遂行する。
【0061】2. 符号化モードが“Intra not coded”
の場合は、下記に説明する3つの場合を含む。 1)下層のMBが“all_0”の場合であり、高位層のM
Bも“all_0”の場合または高位層のMBを“all_0”
とする場合、1MB内で高位層MBと差異があるピクセル(pixel)個数の和が基準値以下の場合。 2)下層のMBが“all_255”の場合であり、高位層のMBも“all_255”の場合、または高位層のMBを“all_255とする場合、1MB内で高位層MBと差異があるピクセル個数の和が基準値以下の場合。
【0062】3)下層のMBが“all_0”でもなく“al
l_255”でもない場合、下層のMBからアップサンプリング(up sampling)したとき、1MB内で高位層のMBと差がでるピクセル個数の和が基準値以下の場合(即ち、下階層からアップサンプリングして構成されたMBと現在のMBとを比較して決定するが、MBを4×
4ブロックに分割しアップサンプリングして構成されたMBと現在のMBと間のエラーが臨界値より小さい場合または同一な場合)。
【0063】従って、復号化時には、“Intra not code
d”を表示する付加情報を受信し、下層を参照し、下層が“all_0”の場合、高位層のMBの全てを“0”に詰める。下層が“all_255”の場合、高位層のMBの全てを“255”に詰める。また下層が“all_0”や“al
l_255”でない場合、下層のMBからアップサンプリングして高位層のMBをつくる。
【0064】図1は本発明によるI−ピクチャの高位層を符号化する方法を示すフローチャートである。 段階S
T501で現在のマクロブロックが“Intra not code
d”であるかを判断する。本発明では“Intra not code
d”が“all_0”、“all_255”、“Intra predicte
d”(従来の“Intra not coded”である)の3種類のモードを含むので、図2に説明される過程により“Intra
not coded”モードであるかを判断する。
【0065】現在マクロブロックが“Intra not code
d”モードでない場合、段階ST502で“Intra code
d”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送し、現在マクロブロックをスキャンインターリーブ(Scan Int
erleaving)方法により符号化して復号器側に伝送する。 即ち、ESDの存在有無に対する情報を送り、ES
Dが存在するとMBの全体をCAE遂行し、ESDが存在しなければTSDのみCAEを遂行する。
【0066】現在マクロブロックが“Intra not code
d”モードの場合、段階ST503で“Intra not code
d”モードを表示する付加情報を復号化側に伝送する。
本発明では“Intra not coded”が“all_0”、“all_
255”、“Intra predicted”(従来の“Intra not c
oded”である)を意味するので、図2において説明するように前記3種類の場合に該当するかを判断する。
【0067】図2は本発明による高位層映像が“Intra
not coded”モードであるかを判断する方法を示すフローチャートである。段階ST601で、現在マクロブロックに該当する下層MBが“all_0モードであるかを判断する。 前記下層MBが“all_0”の場合、段階ST6
02で、現在のマクロブロックが“all_0”モードであるかを判断する。 現在マクロブロックと対応する下層領域が同時に“all_0”モードの場合、“Intra not code
d”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する。
【0068】現在マクロブロックまたは対応する下層M
Bが“all_0”モードでない場合、段階ST603で、
現在マクロブロックに対応する下層MBが“all_25
5”モードであるかを判断する。前記の下層MBが“al
l_255”モードの場合、段階ST504で、現在のマクロブロックが“all_255”モードであるかを判断する。現在マクロブロックと対応する下層MBが同時に“all_255”モードの場合、“Intra not coded”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する。現在マクロブロックまたは対応する下層MBが“all_255”
モードでない場合、段階ST605で、現在マクロブロックが“Intra predicted”モードであるかを判断する。 現在マクロブロックが “Intra predicted”モードの場合、“Intra not coded”モードを表示する付加情報を復号器側に伝送する段階に進行する。 現在マクロブロックが“Intra predicted”モードでない場合、“Int
ra coded”または“Inter coded”モードを符号化する段階に進行する。
【0069】復号化受信端では、図3及び図4に図示のように、“Intra not coded”モードから復号化し、“a
ll_0”、“all_255”と“Intra predicted”とを分離し、それぞれに該当する動作を行う。ビットストリームから復号したモード情報が“Intra not coded”である場合、図3に図示されたように復号化する。
【0070】段階ST701で、下層のMBが“all_
0”であるか、または現在マクロブロックのMBに該当する下層領域内の全ての画素(sample)が0の場合、現在層のMBは“all_0”に該当し、段階ST702で現在層MB内の全ての画素は0に置換される。
【0071】段階ST703で、下層のMBが“all_2
55であるか、または現在層MBに該当する下層領域内の全ての画素が255の場合、現在層MBは“all_25
5”に該当し、段階ST704で、現在層MB内の全ての画素は255に置換される。
【0072】下層のMBが“all_0”でもなく“all_2
55”でもない場合は、現在層MBに該当する下層の領域内に'0'と'255'を有する画素が共に存在する場合である。既存の方法での“Intra not coded”に該当する。この場合、段階ST705で、下層から予測されて構成されたMBを現在層のMBとして使用する。
【0073】従来の方式でP−ピクチャとB−ピクチャの高位層モードは、前述したように8種類から構成されるが、本発明による符号化方法では、3種類のモード“all_0”、“all_255”、“Intra predicted”
(従来の“Intra not coded”)は、“Intra not code
d”モードに符号化され復号化装置に伝送される。これはI−ピクチャの高位層モードと同じ方法である。
【0074】また、本発明では、動きベクトルを伝送しないことにより、動きベクトルを探すための複雑度を減らす。 従って、従来の“Inter coded && MVD=0”と“Inter coded && MVD!=0”は“Inter coded”として表現し、“Inter not coded && MVD=0”と“Inter
not coded && MVD! =0”は“Inter not coded”として表現する。その結果、P−ピクチャ(またはB−ピクチャ)の高位層に対する符号化モードを、下記のように4種類のモードにする。
【0075】(1)“Intra not coded”(“all_
0”、“all_255”、“Intra not coded”) (2)“Intra coded” (3)“Inter not coded”(“Inter not coded && MV
D=0”、“Inter notcoded && MVD! =0”) (4)“Inter coded”(“Inter coded && MVD=
0”、“Inter coded && MVD! =0”) 符号化モードが“Intra not coded”と“Intra coded”
の場合、I−VOPの高位層の“Intra not coded”と“Intra coded”の意味と同一である。
【0076】“Inter coded”と“Inter not coded”の場合、以前のVOPから動き補償してマクロブロックを持ってくるために動きベクトルが必要である。 動きベクトルは基本層(base layer)の動きベクトルをVOP大きさの比率に調整して使用する。 現在層の映像がダウンサンプリングされ下層の映像を構成するためである。 図18に示されたように、現在層が下層の水平方向に2倍である場合、現在層のMBが下層MBの比率に従って下層の動きベクトルを水平成分を2倍して現在層の動きベクトルとする。
【0077】下層が“MVDs==0 && No Update”または“MVDs!=0 && No Update”の場合は動きベクトルが0である。 “Inter not coded”は下層の動きベクトルを利用して、以前映像から持ってきたMBと比較して、差がでる画素のMB内の和が基準値以下の場合を意味する。 従って、符号化モードが“Inter not coded”
の場合は、下層の動きベクトルを用いて以前映像から持ってきて、追加の符号化または復号化をしない。
【0078】下層が“MVDs==0 && No Update”または“MVDs!=0 && No Update”の場合は動きベクトルが0である。 “Inter coded”は下層の動きベクトルを利用して、以前のVOPから持ってきたMBと比較して、差がある画素のMB内の和が基準値以上の場合を意味する。 従って、符号化モードが“Inter coded”の場合は、下層の動きベクトルを用いて以前映像から持ってきたMBを使用してCAEを遂行することによって高位層MBを得る。
【0079】本発明では、P−ピクチャとB−ピクチャの高位層(enhancement layer)のモードは、既存方式の8種類モードから4種類モードに減らすことができる。
【0080】図5は、本発明のよる高位層P−ピクチャとB−ピクチャを符号化するフローチャートである。 段階ST901で、現在マクロブロックが“Intra not co
ded”であるかが、前記の図2で説明した方法により判断される。“Intranot coded”の場合は符号化せず、段階ST902で“Intra not coded”モードを表示する付加情報のみ伝送される。“Intra not coded”でなければ,段階ST903で前述した方式のとおりに“Inte
r coded”及び“Inter not coded”の動きベクトルは基本層(base layer)の動きベクトルを現在層の映像と下層の映像の大きさの比率に調整して動きベクトルを再生する。段階ST904で、現在マクロブロックが“Inte
r not coded”であるかを判断する。“Inter not code
d”の場合、段階ST905で、現在マクロブロックを符号化せずに、“Inter not coded”モードを表示する付加情報のみ伝送される。
【0081】現在マクロブロックが“Inter not code
d”でない場合、段階ST906で、現在マクロブロックが“Intra coded”であるかを判断する。現在マクロブロックが“Intra coded”である場合、段階ST90
8で、“Intra coded”モードを表示する付加情報と現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により符号化したデータを復号化装置に伝送する。 “Intra co
ded”でない場合、段階ST907で“Inter coded”モードを表示する付加情報を伝送し、現在マクロブロックをCAE(CAE:Contexed-based Arithmetic EnCode)
符号化して復号化装置に伝送する。
【0082】“Inter coded”と“Inter not coded”の場合、以前の映像から動き補償してMBを持ってくるために動きベクトルが必要である。 動きベクトルは最下位階層(base layer)の動きベクトルを映像の大きさの比率で調整した後に使用する。 最下位階層から動きベクトルを得る方法は下記のとおりである。
【0083】1. 最下位階層の該当MBのモードが“al
l_0”、“all_255”または“IntraCAE”の場合、現在階層のMBの動きベクトルは0である。 2.最下位階層の該当MBのモードが“MVDs==0 &&
No Update”、“MVDs! =0 && No Update”、“Inte
rCAE && MVDs==0”または“InterCAE && MVD
s! =0”の場合、最下位階層で再生された動きベクトルを使用する。
【0084】このとき、最下位階層の映像と現在階層映像の大きさの比率によって、最下位階層の動きベクトルを調整する。 x軸の動きベクトルは、映像のx軸大きさの比率によって調整され、y軸の動きベクトルは映像のy軸大きさの比率によって調整される。 例えば図6において、現在階層の映像101が最下位階層の映像102
よりx軸にn倍大きいとすれば、現在階層の動きベクトルVは、基本層の動きベクトルvをn倍掛ける。 即ちV
=n*vとなる。 また、y軸にm倍大きいとすれば、現在MBの動きベクトルは、最下位階層の動きベクトルでy軸動きベクトルにm倍掛けて得る。
【0085】図7は、本発明による高位層P−ピクチャまたはB−ピクチャを復号化するフローチャートである。 まず、段階ST110でビットストリーム(Bit st
ream)からモードが復号される。 段階ST111で“In
tra not coded”の場合、段階ST112で、下層の該当マクロブロックのモードによって復号化せず画素を選択する。
【0086】“Intra not coded”でない場合、段階S
T113で、前記において説明した方式のとおり、“In
ter not coded”、“Inter coded”及び“Inter not co
ded”の動きベクトルは、下層の動きベクトルをそのまま使用して動きベクトルを再生する。段階ST114
で、現在マクロブロックが“Inter not coded”モードであるかを判断する。 モードが“Inter not coded”の場合は、段階ST115で復号化せず以前の映像で動き補償して現在MBの画素を詰める。 “Inter not code
d”でない場合、段階ST116で、現在マクロブロックが“Intra coded”であるかを判断する。“Intra cod
ed”の場合、段階ST118で、現在マクロブロックをスキャンインターリーブ方法により復号化する。“Intr
a coded”でない場合、段階ST117で現在マクロブロックをCAE復号化する。
【0087】図8に本発明による伸縮型符号化装置の構成を示すブロック図が図示される。 多数のサブサンプリング手段(1210、1211、...、121N−
2、121N−1)は、その前端のサブサンプリング手段等(1210、1211、...、121N−2)から映像が入力されサブサンプリングする。 多数のスキャン順序変換手段(1220、1221、...、122
N−1、122N)は、前記サブサンプリング手段(1
210、1211、. . . 、121N−2、121N−
1)でサブサンプリングされた各層の映像が入力され、
所定大きさのマクロブロック単位に分割して出力する。
【0088】多数の伸縮型符号化手段(1230、12
31、. . . 、123N−1、123N)は、前記のスキャン順序変換手段(1220、1221、...、1
22N−1、122N)から各層の映像マクロブロック及び下層の映像ブロックと各層の以前の映像が入力され、“all_0”、“all_255”、“Intra not code
d”の3種類のモードを1つのモードに符号化し、“Int
er not coded && MVD=0”と“Inter not coded && MV
D! =0”とを“Inter not coded”モードに、そして“Inter coded &&MVD=0”と“Inter coded && MVD!
=0”を“Inter coded”に置いて伸縮型符号化する。
【0089】入力された映像(Picture)は、N−1層サブサンプリング手段(121N−1)とN層スキャン順序変換手段(122N)に入力される。 N層スキャン順序変換手段(122N)は、N層の映像を所定大きさのマクロブロック(例え、16×16マクロブロック等)に分割して出力する。 このマクロブロックは、N層の伸縮型符号化手段(123N)で伸縮型符号化され、
ビットストリームで復号器側に伝送される。 N層の伸縮型符号化手段(123N)は、N層の以前の映像、前記N層映像のマクロブロックとN−1層映像のマクロブロック及び基本層符号化手段(1230)の動きベクトルが入力されて伸縮型符号化する。
【0090】N−1層サブサンプリング手段(121N
−1層)は、入力された映像をサブサンプリングしてN
−1層映像に変換して出力する。 例えば、映像を2×2
マクロブロックに分割し、2×2マクロブロック当たり1つの画素を抽出して、サブサンプリングされた映像をつくる。 このようにサブサンプリングされたN−1層映像は、N−1層スキャン順序変換手段(122N−1)
で所定大きさのマクロブロックに分割され、N−1層伸縮型符号化手段(123N−1)に入力される。 N−1
層伸縮型符号化手段(123N−1)は、前記N−1層以前映像、N−1層映像のマクロブロックとN−1層映像のマクロブロック及び基本層符号化手段(1230)
の動きベクトルが入力されて伸縮型符号化する。
【0091】このようにN層はN−1層に、N−1層はN−2層に、. . . 数回サブサンプリングされ、このようにサブサンプリングされた各層の映像マクロブロック及びその下層の映像マクロブロックと各層の以前映像等が、多数の伸縮型符号化手段(1230、123
1、. . . 、123N−1、123N)に入力され、
“all_0”、“all_255”、“Intra not coded”の3種類のモードは“Intra not coded”のモードに符号化され、“Inter not coded && MVD=0”と“Inter no
tcoded && MVD! =0”は“Inter not coded”モードに、そして“Inter coded && MVD=0”と“Inter code
d && MVD! =0”を“Inter coded”モードに伸縮型符号化される。従って、N+1個階層の解像度を有する多数の映像層に伸縮型符号化される。
【0092】図9に本発明による伸縮型符号化手段の一実施の形態を示すブロック図が図示されている。 各層の伸縮型符号化手段(1230、1231、...123
N−1、123N)は同一な構造を有し、説明の便宜上、N層の伸縮型符号化手段(123N)に関して説明する。
【0093】動きベクトル調整手段131には、前記の基本層伸縮型符号化手段1230から動きベクトルが入力され、現在層と基本層の比率に拡大して出力する。 動き補償手段132は、現在層(N層)の以前の映像と前記動きベクトル調整手段131から出力される調整された動きベクトルとが入力され、現在層の以前の映像から現在のマクロブロックに該当する部分を探して出力する。 CAE符号化手段133は、現在層映像のマクロブロックと動き補償された現在層の以前の映像が入力されてCAE符号化する。
【0094】スキャンインターリーブ符号化手段134
には、現在層映像と下層(N−1層)映像のマクロブロックが入力され、スキャンインターリーブ方法により符号化する。 “Intra not coded”モード決定手段135
には、現在層映像と下層映像のマクロブロックが入力され、そのマクロブロックが“Intra not coded”モードであるかを表示する信号を出力する。
【0095】“Inter not coded”モード決定手段13
6には、現在層映像のマクロブロックと前記の動き補償手段132から出力される動き補償された現在層の以前の二進映像が入力され、現在層マクロブロックが“Inte
r not coded”モードであるかに対する信号を出力する。比較手段137は、前記のスキャンインターリーブ符号化手段134とCAE符号化手段133から出力されるビットストリームの大きさを比較して小さいものを選択する信号を出力する。
【0096】モードテーブル貯蔵手段138は、前記の“Intra not coded”モード決定手段135、“Inter n
ot coded”モード決定手段136及び比較手段137から信号が入力され、その信号の組合によって選択されたモードに該当するデータを出力する。選択手段139には、前記の“Intra not coded”モード決定信号、“Int
er not coded”モード決定信号及び比較手段137の比較結果信号が入力され、前記のスキャンインターリーブ符号化手段134とCAE符号化手段133から出力される信号中のいずれか1つを選択して出力する。
【0097】“Intra not coded”モード決定手段13
5には、現在層(例えば、N層)映像のマクロブロックと下層(例えば、N−1層)映像のマクロブロックが入力され、前記現在層映像のマクロブロックが“Intra no
t coded”モードであるかを決定し、その結果信号を出力する(図2参照)。
【0098】図10に、本発明による“Intra not code
d”モード決定手段の構成を示すブロック図が図示される。物体/背景非符号判断手段141は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックをアップサンプリングし、現在マクロブロックとの差分絶対値を抽出し、その差が臨界値より小さい値であるかを判断する。
下層物体モード判断手段142は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが入力されて物体モードであるかを判断する。
【0099】下層の背景モード判断手段143は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが入力されて背景モードであるかを判断する。 現在層の物体モード判断手段144は、現在マクロブロックが入力されて背景モードであるかを判断する。 現在層背景エラー判断手段145は、現在マクロブロックが入力されて物体モードであるかを判断する。 論理演算手段146は、前記の物体/背景非符号判断手段141、下層物体モード判断手段142、下層背景モード判断手段143、現在層の物体モード判断手段144及び現在層背景エラー判断手段145から出力される信号等を論理演算し、“al
l_0”と“all_255”、“Intra predicted”中のいずれ1つが発生したかを表示する信号を出力する。
【0100】物体/背景非符号判断手段141は、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックをアップサンプリングするアップサンプリング手段141a
と、前記のアップサンプリングされた下層マクロブロックと現在マクロブロックとの差分絶対値を抽出する差分絶対値抽出手段141bと、前記の抽出された差分絶対値が臨界値より小さい値であるかを判断するエラー比較手段141cとから構成される。
【0101】アップサンプリング手段141aは、現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックを水平、垂直に反復させる補間(Interpolation)法等により、現在マクロブロックと同一な大きさのマクロブロックに変換させる。 このアップサンプリングされた下層マクロブロックは、差分絶対値抽出手段141bで、現在マクロブロックとそれぞれ対応する画素同士の差分が計算され、その差分は絶対値が取られる。
【0102】この場合、現在マクロブロックとアップサンプリングされた下層マクロブロックの各画素は、
“0”または“255”であるので、差分に対する絶対値も“0”または“255”の値を有する。 すなわち、
互いに異なる値を引く場合のみ“255”値が出るので“255”を有する位置の画素は、現在マクロブロックとアップサンプリングされた下層マクロブロックが相互に異なるということを意味する。
【0103】このように、差分の絶対値からなるマクロブロックがエラー比較手段141cに入力され、エラーが基準値以下であるかが検査される。 即ち、差分の絶対値からなるマクロブロックが4×4大きさのマクロブロックに分割され、全てのマクロブロックのエラーが臨界値より小さい場合や同一な場合、エラーが基準値以下に判断する。 エラーが基準値以下であれば“Intra predic
ted”となり、前記エラー比較手段141cは“1”を出力する。
【0104】下層の物体モード判断手段142は、現在マクロブロックに対応する下層の領域が全て物体値(例えば“255”)を有するかを判断して、全てが物体値の場合“1”を出力し、全てが物体値でない場合、
“0”を出力する物体判断手段142aと、下層の以前映像のMBモードと、前記物体判断手段142aの出力をオア演算するオアゲート142bから構成される。
【0105】現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが、下層物体モード判断手段142に入力され、現在マクロブロックに対応する下層の領域を構成する全ての画素が物体値“255”値を有すると、“1”
を出力して“all_255”モードであることを表示する。 そうでなければ、“0”信号を出力する。 下層の以前映像のMBのモードと物体判断手段142a中いずれか1つでも“1”を出力すれば、すなわち現在マクロブロックに対応する下層マクロブロックの全ての画素が“255”であったり、“255”でない画素があってもその数が臨界値よりも小さい“all_255”モードを表示して、オアゲート142bの出力は“1”になる。
【0106】下層背景モード判断手段143は、現在マクロブロックに対応する下層の領域がすべて背景値(例えば“0”)を有するのかを判断し、すべて背景値である場合、“1”を出力し、すべて背景値でない場合、
“0”を出力する背景判断手段143aと、下層の以前映像のMBモードと上記背景判断手段143aの出力をオア演算するオアゲート143bで構成される。
【0107】現在マクロブロックに対応する下層のマクロブロックが下層背景モード判断手段143に入力され、現在マクロブロックに対応する下層の領域を構成するすべての画素が物体値“0”を有すれば、“1”を出力して“all_0”モードであることを表示する。 そうでない場合は“0”を出力する。 下層の以前映像のMBのモードと背景判断手段143a中いずれか1つでも“1”を出力すれば、すなわち、現在マクロブロックに対応する下層マクロブロックの全ての画素が“0”であったり、“0”でない画素があってもその数が臨界値よりも小さい“all_0”モードを表示して、オアゲート1
43bの出力は “1”となる。
【0108】現在層の物体モード判断手段144は、入力される現在マクロブロックと全て“0”値を有するマクロブロックとの差分を求め、その絶対値を取る物体差分絶対値抽出手段144aと、前記抽出された差分絶対値が臨界値より小さいかを判断するエラー比較手段14
4bから構成される。
【0109】現在層のマクロブロックMBは、現在層の物体モード判断手段144に入力され、全て“0”値を有するマクロブロックと差分の絶対値が取られる。 前記の差分絶対値は、エラー比較手段144bで臨界値より小さいかが判断される。 臨界値より小さければ“all_2
55”モードとなり、エラー比較手段144bは“1”
を出力する。
【0110】現在層背景エラー比較手段145には、現在マクロブロックが入力されて前記の現在マクロブロックを4×4ブロックに分割し、そのマクロブロック等のエラーが臨界値(16×Alpha)より小さい場合や同一な場合にエラーが基準値以下であると判断する。 エラーが基準値以下であると判断されると、“1”を出力し、
現在マクロブロックが“all_0”モードであることを表示する。
【0111】前記の下層物体モード判断手段142と、
前記の現在層物体判断手段144から同時に“1”が出力されなければアンドゲート(U1)が“1”を出力しない。 即ち、現在層のマクロブロックとそれに対応する下層マクロブロックの両方が物体値を有する場合、アンドゲート(U1)は“1”を出力する。 それと同様に、
前記の下層背景モード判断手段143と前記の現在層背景モード判断手段145から同時に“1”が出力されなければ、アンドゲート(U2)が“1”を出力しない。
即ち、現在層マクロブロックとそれに対応する下層マクロブロックの両方が背景値を有する場合、アンドゲート(U2)は“1”を出力する。 従って、“all_0”と“all_255”、“Intra predicted”の中のいずれか1つでも該当すると、アンドゲート(U4)は“1”を出力する。 即ち、“all_0”と“all_255”、“Intr
a predicted”の中のいずれか1つが発生したことを意味する。
【0112】図11に本発明による“Inter not code
d”モード決定手段の構成を示すブロック図が図示されている。現在マクロブロックと動き補償された以前の映像の対応マクロブロックが入力されて、差分絶対値を取る差分絶対値抽出手段151と、前記の差分絶対値が臨界値より小さいかを判断するエラー比較手段152と、
前記のエラー比較手段152の出力と、現在入力される映像がイントラモード(I)であるか、予測モード(P)または両方向予測モード(B)であるかに間する情報(I/P、B)をアンド演算するアンドゲート15
3とから構成される。
【0113】現在マクロブロックと動き補償された以前の映像の対応マクロブロックが入力されて差分絶対値を取ると、互いに異なる値を有する位置の画素のみ“25
5”値を有する。前記のエラー比較手段152は、前記の差分絶対値が臨界値より小さいかを判断する。現在映像がイントラモードである場合はI/P、B信号は“0”であるので、アンドゲート153は、現在映像が予測モード(P)または両方向予測モード(B)である場合のみエラー比較手段152の比較結果を出力する。
【0114】図12は、本発明による伸縮型復号化装置の構成を示すブロック図である。 図8に図示された伸縮型符号化装置と対応するようにN+1個の階層を表示する。 多数の伸縮型復号化手段(1610、161
1、. . . 、161N−1、161N)は各層のビットストリーム、基本層の動きベクトル、以前の映像及び下層復号化映像とをそれぞれ受信して伸縮型復号化する。
映像貯蔵手段162は、前記のN層伸縮型符号化手段(161N)から入力される現在層の映像マクロブロックを貯蔵する。
【0115】図13は、本発明による伸縮型復号化手段の構成を示すブロック図である。 各層の伸縮型復号化手段(1610、1611、...、161N−1、16
1N)は同一構造を有し、説明の便宜上、N層の伸縮型復号化手段(161N)に関して説明する。
【0116】動きベクトル調整手段171には、前記の基本層伸縮型復号化手段(1610)から動きベクトルが入力され、現在層と基本層の比率に拡大して出力する。 動き補償手段172には、現在層(N層)の以前の映像と前記の動きベクトル調整手段171から出力される調整された動きベクトルが入力され、現在層の以前映像から現在マクロブロックに該当するマクロブロック(B)を動き補償して出力する。 モード復号手段173
には、現在層ビットストリームとI/P、B信号が入力されてモード情報を復号化する。 “Intra not coded”
ブロック構成手段174には、下層映像のマクロブロックとそのモードが入力されて、前もって決定された規則によって処理し、現在映像マクロブロック(A)を出力する。
【0117】CAE符号化手段176は、現在層映像のビットストリームと動き補償された現在層の以前の映像が入力され、CAE符号化した信号(D)を出力する。
スキャンインターリーブ復号化手段175には、現在層映像のビットストリームと下層(N−1層)映像のマクロブロック等が入力され、スキャンインターリーブ方法により復号化した信号(C)を出力する。 多重化手段1
77は、前記のモード復号手段173で復号されたモードによってA、B、C、Dの中のいずれか1つを出力する。
【0118】図14は、本発明による伸縮型復号化手段の“Intra not coded”マクロブロック構成手段の構成を示すブロック図である。 物体モード判断手段181
は、現在マクロブロックに対応する下層マクロブロックの画素の全てが255であれば1を出力し、そうでなければ0を出力する。 オアゲート(U1)は下階層のMB
モードがall_255であるか、または前記の物体モード判断手段181の出力が1であればその出力は1となる。
【0119】背景モード判断手段182は、下階層のM
B内の画素の中、現在階層のMBに該当する領域内の画素等の全てが0であれば1を出力し、そうでなければ0
を出力する。 オアゲート(U2)は下階層のMBモードがall_0であるか、背景モード判断手段182の出力が1であればその出力は1となる。 “all_0”ブロック発生手段183は、全ての画素が0であるMBを発生させる。 “all_255”ブロック発生手段184は、全ての画素が“255”であるMBを発生させる。
【0120】アップサンプリング手段185は、下階層の領域をアップサンプリング(up sampling)して現在MBを構成する。 第1マルチプレクサ(以下、マルチプレクサをMUXと称す)186は、オアゲート(U1)
の出力信号に従って、“all_255”ブロック発生手段184または前記アップサンプリング手段185の出力を選択する。 第2マルチプレクサ187は、オアゲート(U2)の出力信号に従って、“all_0”ブロック発生手段183または、前記第1マルチプレクサ186の出力を選択する。
【0121】物体モード判断手段181は、下階層のM
B内の画素等の中の、現在階層のMBに該当する領域内の画素等の全てが“255”であれば1を出力し、そうでなければ0を出力する。 下階層のMBのモードが“al
l_255”であるか物体モード判断手段181の出力が1であれば、オアゲート(U1)の出力は1となる。ここで、all_0、all_255モードを伝送したりまたは符号化、復号化することには使用しないが、オアゲート(U1)、(U2)の出力をall_0、all_255モードとしてMB毎に貯蔵して置いてここで使用する。
【0122】背景モード判断手段182は、下階層のM
B内の画素の中で現在階層のMBに該当する領域内の画素の全てが0であれば1を出力し、そうでなければ0を出力する。 下階層のMBのモードがall_0であるか背景モード判断手段182の出力が1であれば、オアゲート(U2)の出力は1となる。 “all_0”ブロック発生手段183は、全ての画素が0であるMBを構成するブロックである。 出力されるMBの全ての画素は0である。
“all_255”ブロック発生手段184は、全ての画素が255のMBを構成するブロックである。 出力されるMBの全ての画素は255である。
【0123】アップサンプリング手段185は、下階層の領域をアップサンプリング(up sampling)して現在MBを構成する。 第1MUX186の出力は、オアゲート(U1)の出力all_255が1であれば“all_25
5”ブロック発生手段184の出力即ち、全ての画素が255であるMBが選択され、0であればアップサンプリング手段185の出力即ち、アップサンプリングされたMBが選択される。第2MUX187の出力はオアゲート(U2)の出力all_0が1であれば“all_0”ブロック発生手段183の出力即ち、全ての画素が0であるMBが選択され、0であれば、第1MUX186の出力が選択される。即ち、全ての画素が255のMBが選択され、0であればアップサンプリング手段185の出力即ち、アップサンプリングされたMBが選択される。第2MUX187の出力はオアゲート(U2)の出力all_
0が1であれば、“all_0”ブロック発生手段183の出力即ち全ての画素が0であるMBが選択され、0であれば第1MUX186の出力が選択される。
【0124】映像を多数の階層に符号化する時、高位層とそれをダウンサンプリングした下層との間には相関性が高い。 即ち、高位層が“Intra not coded”であれば、その下層も“Intra not coded”である確率が高い。 この相関性を考えてI−ピクチャ、P−ピクチャの高位層(またはB−ピクチャ)の符号化モードに対するビットを割り当てることが符号化ビット量を減らすことができる。 次に、I−ピクチャ及びP−ピクチャ(またはB−ピクチャ)の高位層の符号化モードに対するビット割当方法を説明する。
【0125】下層の符号化モードを知っている場合、高位層の符号化モードに対する発生ビット数を、ホフマン(Hufman)符号化方式を用いて発生確率が多ければ小さいビット数を割り当て、発生確率が小さければ長いビットを割り当てる。 例えば、下層が“Intra not coded”
の場合、現在層も“Intra not coded”である確率が最も大きいので、最も小さい長さのビットを割り当て、その次に発生確率が大きい符号化モードに2、3、. . .
ビットを割り当てる。 また、MBの符号化モードは“In
tra coded”が最も多く発生するので、全体符号化モードに関係なく、大部分の“Intra coded”は1ビットまたは2ビットと比較的に少ないビット数を割り当てる。
【0126】次に本発明による符号化ビットの割当方法により割り当てた例を示す。 Enhancement layer Mode (1) (2) (3) (4) (1) 1 2 3 3 下層モード (2) 2 1 3 3 (3) 3 2 1 3 (4) 3 1 3 2
【0127】次に、実際に前記の方法のとおり、下層モードを知っている場合、高位層モードに対するコードの実施の形態を示す。 ここで、それぞれ高位層の各割り当てられたビットに対するコードは次の2種類を使用する。 (1)1bit:0、2bit:10、3bit:110、他の3bi
t:111 (2)1bit:1、2bit:01、3bit:001、他の3bi
t:000 I−ピクチャとP−ピクチャそしてB−ピクチャの高位層で、本発明の付加情報の構成方法と符号テーブルは下記のとおりである。
【0128】I−ピクチャの高位層の場合は、下記のようにの2種類のモードを使用する。 (1)“Intra not coded” (2)“Intra coded”
【0129】従来の方式では、I−ピクチャの高位層の場合、3種類のモード“all_0”、“all_255”、
“Intra coded”を使用した。 本発明では、既存方式における“all_0”、“all_255”モードと、既存方式のP−ピクチャまたはB−ピクチャの高位層における“Intra not coded”を1つのモード“Intra not code
d”として伝送し、受信端では下層の情報を利用して受信された“Intra not coded”が“all_0”であるかまたは“all_255”であるかを探し出す方法を使用する。従って、本発明では2種類のモードのみを使用することによって、3種類のモードを使用する従来の方法に比して、モードを伝送することによるbit量を減らすことができる。
【0130】各MBに対するモードの符号(Code)を、
下記のようなコードテーブルを使用して符号化する。 各モードは固定長さとして1ビットが伝送される。
【0131】
【表1】
【0132】ISO/IEC WG11で現在標準化が進行中のMPEG−4ではビットストリームで映像を区別するために、映像を始まる時23個の連続する'0'
を表示する。 映像内で23個の連続する'0'が発生する場合、映像のスタートに判断するようになる。 従って映像のスタートでない場合、23個の連続する'0'が発生しないようにする必要がある。 または、伝送エラーによって一部の'1'が'0'に変わって、23個の連続する'0'が容易に発生しないように、できるだけ'1'が多く発生するようにすることが有利である。 従って、前記のテーブルにおいて“Intra coded”のモードに'1'が含まれるように下記のように変更する。
【0133】
【表2】
【0134】P−ピクチャの下層を符号化する第1番目の方法は下記のとおりである。 (1)“all_0”または“all_255”または“Intra p
redicted”(従来の“Intra not coded”) (2)“Intra CAEまたは“Intra coded” (3)“MVDs==0 && No Update”または“MVDs!=0
&& No Update”または“inter not coded” (4)“Inter CAE && MVDs==0”または“Inter CAE
&& MVDs!=0”または“Inter coded”
【0135】P−ピクチャの高位層の符号化モードは、
下記のように区分することができる。 (1)“Intra Not Coded” (2)“Intra Coded” (3)“Inter Not Coded” (4)“Inter Coded”
【0136】既存方式でP−ピクチャとB−ピクチャの高位層モードは8種類から構成される。 ここで、3種類のモード“all_0”、“all_255”、“Intra not co
ded”は、1つのモード“Intra not coded”モードで復号化装置に伝送する。これは高位層I−ピクチャのモードと同じ方法である。また、本発明では、動きベクトルを伝送しないことによって、動きベクトルを探すための複雑度を減らす。従って、既存方式のモードで“Inter
coded && MVD=0”と“Inter coded && MVD! =0”とは、1つのモード“Inter coded”で表現し、“Inter n
ot coded &&MVD=0”と“Inter not coded && MVD! =
0”は“Inter not coded”として表現する。“Inter c
oded”と“Inter not coded”の場合、以前映像から動き補償してMBを持ってくるために動きベクトルが必要である。動きベクトルは、最下位階層(base層)の動きベクトルを映像の大きさの比率で調整した後に使用する。
【0137】最下位階層(基本層)から動きベクトルを得る方法は下記のとおりである。 1. 最下位階層の該当MBのモードが“all_0”、“al
l_255”または“Intra CAE”の場合、現在階層のM
Bの動きベクトルは0である。 2. 最下位階層の該当MBのモードが“MVDs==0 &&
No Update”、“MVDs! =0 && No Update”、“Inte
rCAE && MVDs==0”または“InterCAE && MVD
s! =0”の場合、最下位階層で再生された動きベクトルを使用する。
【0138】このとき、最下位階層の映像と現在階層の映像の大きさの比率によって、最下位階層の動きベクトルを調整する。 x軸動きベクトルは、映像のx軸大きさの比率によって調整され、y軸動きベクトルは映像のy
軸大きさの比率によって調整される。 例えば、現在階層の映像が最下位階層の映像よりx軸にn倍、y軸にm倍大きいとすれば、現在MBの動きベクトルは、最下位階層の動きベクトルでX軸動きベクトルにn倍、y軸動きベクトルにm倍掛けて得る。
【0139】本発明において、P−ピクチャとB−ピクチャの高位層のモードは、既存方式の8種類モードから4種類モードに減る。 各MBに対するモードの符号(Co
de)を下記のような符号化テーブルを使用して符号化する。 この場合発生されるビットを減らすために、下記のようにすぐ下階層(lower層)のモードと画素値等を利用して符号化テーブルを構成する。
【0140】ここで、すぐ下階層のモード符号化方法は2番目の方法は下記のとおりである。 (1)“all_0”、“all_255”、“Intra not code
d”または現在層のMBに該当する下層マクロブロック領域内の全ての画素(sample)が0であったり、または全ての画素(sample)が255である場合 (2)“Intra CAE”または“Intra coded” (3)“MVDs==0 && No Update”、“MVDs! =0
&& No Update”または“Inter not coded” (4)“Inter CAE && MVDs==0”、“Inter CAE &&
MVDs! =0”または“Inter coded” すぐ下階層(lower層)が最下位階層(base層)の場合とそうでない場合とを分けて説明すると下記のとおりである。
【0141】まず、すぐ下階層(lower層)が最下位階層(base層)の場合: (1)“all_0”または“all_255”または現在層のMBに該当する下層の領域内の全ての画素(sample)が0の場合または全ての画素(sample)が255の場合 (2)“Intra CAE” (3)“MVDs==0 && NoUpdate”または“M
VDs! =0 && No Update” (4)“InterCAE && MVDs==0”または“Inter
CAE && MVDs! =0”
【0142】すぐ下階層(lower層)が最下位層(base
層)でない場合: (1)“Intra not coded”または現在層MBに該当する下層の領域内の全ての画素(sample)が0の場合、または全ての画素(sample)が255の場合 (2)“Intra coded” (3)“Inter not coded” (4)“Inter coded” 下層モードを知っている場合、高位層モードに対するコード(first shape code)を下記のように定める。
【0143】
【表3】
【0144】ISO/IEC WG11で現在標準化が進行中のMPEG−4ではビットストリームから映像を区別するために、映像が始まる時、23個の連続する'0'を表示する。 映像内で23個の連続した'0'が発生する場合、映像のスタートに判断するようになる。
従って、映像のスタートでない場合、23個の連続する'0'が発生しないようにする必要がある。 <コードテーブル1>は23個の連続する'0'が発生することができるので、下記のような表を使用する。
【0145】
【表4】
【0146】すぐ下階層(lower層)が(2)の場合、
現在階層(高位層)が(1)の場合より(3)の場合がより多く発生することができるが、その時は次のテーブルを使用する。
【0147】
【表5】
【0148】伝送エラーにより一部の'1'が'0'に変わって、23個の連続する'0'が容易に発生しないように、できるだけ'1'が多く発生するようにすることが有利である。 従って、前記のテーブルにおいて全てのモードに'1'が必ず含まれるように下記のように変更する。
【0149】<コードテーブル2>を修正して下記のようなテーブルを構成する。
【0150】
【表6】
【0151】また前記のような理由により<コードテーブル3>を修正して下記のようなテーブルを構成する。
【0152】
【表7】
【0153】本発明においてモードを決定する順序は、
既存の方法を改善して下記のように決定する。 データベースから願う映像または二進映像を迅速に探すために、
MB単位で“all_0”、“all_255”または“all_
0”や“all_255”でないMB(即ちedgeに該当するMB)を区分する必要がある。このように区分すると、
MBを1個の画素で表示する小さい大きさの二進映像が作られ、小さい大きさの二進映像から全体の映像のおおむねを判断することができ、全体映像が探そうとする映像であるか否かが分かる。
【0154】即ち、“all_0”MBは0値の画素で表示し、“all_255”MBは255の値で表示し、“all_
0”や“all_255”でないMB(即ちedgeに該当するMB)は、128値に表示することにより、小さい大きさの映像が得られる。このように、“all_0”、“all_
255”または“all_0”や“all_255”でないMB
を正確に区分するために、“all_0”または“all_25
5”が先に決定されなければならない。従って、下記のような順序によりモードを決定する。
【0155】最下位階層では下記のような順序で決定する。 (1)“all_0”または“all_255” (2)“MVDs==0 && No Update"または“MVDs!=0
&& No Update" (3)“Intra CAE”と“Inter CAE && MVDs==0”または“Inter CAE && MVDs!=0”の中でビットが少なく発生するモード。
【0156】高位層では前記の理由だけでなく、“all_
0”または“all_255”が先だって決定される場合が発生されるビット数が少なくなるので、下記のように高位層I−ピクチャとP−ピクチャに対するモード決定方法を使用する。
【0157】I−ピクチャの高位層に対するモード決定順序は下記のとおりである。 (1)“all_0”または“all_255”の場合“Intra n
ot coded"に決定 (2)下層(lower層)から予測されて構成されたMB
と現在のMBとを比較して、エラーが基準値以下の場合“Intra not coded"に決定 (3)“Intra coded"
【0158】P−ピクチャまたはB−ピクチャの高位層に対するモード決定順序は、図5のような順序により決定されるが、“Intra predicted”より“Internot code
d”を先に決定することがビット発生を少なくすることができるが、これを考えて下記のような順序でモードを決定する。
【0159】(1)“all_0”または“all_255”の場合“Intra not coded"に決定 (2)“Inter not coded"に決定 (3)下層から予測されて構成されたMBと現在のMB
とを比較して、エラーが基準値以下の場合“Intra not
coded"に決定 (4)“Intra coded"と“Inter coded"によって符号化をそれぞれ遂行し、その中で発生ビットが少ないモードに決定 各MB毎に前記の順序によりモードが決定され、前記の順序で1つが決定されるとモード決定を終え、次のMB
モードを決定する。
【0160】
【発明の効果】以上のように、二進映像のモードに従って下層を参照して符号化し、下層と高位層との間の相関性を考慮して符号化ビットを割り当てることによって、
符号化ビット量を減らして符号化効率を向上させ得るようになる。
【図1】 本発明によるI−ピクチャの高位層を符号化する方法を示すフローチャートである。
【図2】 本発明による高位層映像が“Intra not code
d”モードであるかを判断する方法を示すフローチャートである。
【図3】 ビットストリームで復号したモード情報が“Intra not coded”である場合、復号化する方法を示すフローチャートである。
【図4】 図3と同様な復号化する方法を示すフローチャートである。
【図5】 本発明による高位層P−ピクチャとB−ピクチャを符号化するフローチャートである。
【図6】 最下位階層の映像と現在階層の映像の大きさの比率によって、最下位階層の動きベクトルを調整する方法を示す。
【図7】 本発明による高位層P−ピクチャまたはB−
ピクチャを復号化するフローチャートである。
【図8】 本発明による伸縮型符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明による伸縮型符号化手段の一実施の形態を示すブロック図である。
【図10】 本発明による“Intra not coded”モード決定手段の構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明による“Inter not coded”モード決定手段の構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明による伸縮型復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明による伸縮型復号化手段の構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明による伸縮型復号化手段の“Intra
not coded”マクロブロック構成手段の構成を示すブロック図である。
【図15】 一般的な映像情報の伸縮型符号化方法である。
【図16】 スキャンインターリーブ方法である。
【図17】 CAE(Context-based Arithmetic EnCod
e)方法に使用されるコンテキストの説明図である。
【図18】 空間的伸縮型符号化で、現在層(current
layer)と下層(lower layer)間の関係を説明する説明図である。
131、171:調整手段、132:動き補償手段、1
33、134:符号化手段、135、136:モード決定手段、138:貯蔵手段、141、143、144、
145:判断手段、146:論理演算手段、151:抽出手段、152:エラー比較手段、162:映像貯蔵手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1998−9479 (32)優先日 1998年3月19日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (72)発明者 千 勝 文 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山149 −1現代アパートメント301−1403 (72)発明者 金 海 光 大韓民国ソウル市廣津區君子洞467−14 (72)発明者 金 在 均 大韓民国大田市儒城區漁隱洞ハンピックア パートメント107−401
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