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Image-decoding instrument, method therefor, and program

阅读:861发布:2023-12-29

专利汇可以提供Image-decoding instrument, method therefor, and program专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To dynamically control the regenerating quality of moving picture data according to the frequency of operation of CPU, a battery remaining quantity, etc. SOLUTION: In an image decoding instrument 1, predicted battery consumption is calculated from battery consumption when the predetermined time regeneration of moving picture data is performed. When the predicted battery consumption is not smaller than a present battery remaining quantity, the regeneration of moving picture data to the last is made possible by demoting regeneration quality. Furthermore, the regenerating quality of moving picture data is controlled dynamically based on the number of frames which can be displayed in unit time duration, the regenerating quality of the moving picture data is improved when there is a margin in the processing of the CPU 13, and the regeneration quality of moving picture data is lowered when a margin does not exist in the processing of the CPU 13, so that decoding processing is completed within the unit time duration. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Image-decoding instrument, method therefor, and program专利的具体信息内容。

  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、
    該画像復号装置の各部に電力を供給する電力供給手段と、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、
    復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、
    上記動画像データの再生に要すると予測される電力量と上記電力供給手段の電力残量とに基づいて上記復号手段における復号処理を制御することで、上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段と を備えることを特徴とする画像復号装置。
  • 上記復号手段の演算負荷を監視する負荷監視手段をさらに備え、
    該負荷監視手段は、上記再生品質に応じた演算負荷に従って上記復号手段の動作周波数を調整する ことを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  • 上記再生品質は、単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記動画像データの再生に要すると予測される電力量と上記画像復号装置の各部に電力を供給する電力供給手段の電力残量とに基づいて上記復号工程における復号処理を制御することで、上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程と を有することを特徴とする画像復号方法。
  • 上記画像復号装置は、上記復号工程における演算負荷を監視する負荷監視手段を備えており、
    該負荷監視手段により、上記再生品質に応じた演算負荷に従って上記復号工程における動作周波数を調整する動作周波数調整工程をさらに有する ことを特徴とする請求項4記載の画像復号方法。
  • 上記再生品質は、単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項4記載の画像復号方法。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置に画像復号処理を実行させるプログラムであって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記動画像データの再生に要すると予測される電力量と上記画像復号装置の各部に電力を供給する電力供給手段の電力残量とに基づいて上記復号工程における復号処理を制御することで、上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程と を有することを特徴とするプログラム。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、
    復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、
    上記復号手段における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記復号手段の現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合、動作周波数の余剰分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする画像復号装置。
  • 上記制御手段は、上記復号手段の現在の動作周波数が上記第1の動作周波数よりも高い場合、上記復号手段の動作周波数を、変更可能な動作周波数のうち上記第1の動作周波数を下回らない範囲で最も低い第2の動作周波数に変更し、上記第1の動作周波数と上記第2の動作周波数との差分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする請求項8記載の画像復号装置。
  • 上記再生品質は、単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項8記載の画像復号装置。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、
    上記制御工程では、上記復号工程における現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合、動作周波数の余剰分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする画像復号方法。
  • 上記制御工程では、上記復号工程における現在の動作周波数が上記第1の動作周波数よりも高い場合、上記復号工程における動作周波数を、変更可能な動作周波数のうち上記第1の動作周波数を下回らない範囲で最も低い第2の動作周波数に変更し、上記第1の動作周波数と上記第2の動作周波数との差分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする請求項11記載の画像復号方法。
  • 上記再生品質は、単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項11記載の画像復号方法。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置に画像復号処理を実行させるプログラムであって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、
    上記制御工程では、上記復号工程における現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合、動作周波数の余剰分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とするプログラム。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、
    復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、
    上記復号手段における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、上記所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は上記所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする画像復号装置。
  • 上記制御手段は、上記単位時間内に表示できたフレーム数に基づいて、上記所定数のフレームを表示するのに要する時間を予測することを特徴とする請求項15記載の画像復号装置。
  • 上記再生品質は、上記単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項15記載の画像復号装置。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、
    上記制御工程では、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、上記所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は上記所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とする画像復号方法。
  • 上記制御工程では、上記単位時間内に表示できたフレーム数に基づいて、上記所定数のフレームを表示するのに要する時間を予測することを特徴とする請求項18記載の画像復号方法。
  • 上記再生品質は、上記単位時間内に再生すべきフレーム数、又は各画像データの1画素当たりのビット数であることを特徴とする請求項18記載の画像復号方法。
  • 符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置に画像復号処理を実行させるプログラムであって、
    符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、
    復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、
    上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、
    上記制御工程では、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、上記所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は上記所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、上記動画像データの再生品質を動的に制御する ことを特徴とするプログラム。
  • 说明书全文

    本発明は、動画像データを復号して再生する際に、その再生品質をCPU(Central Processing Unit)の動作周波数やバッテリ残量等に応じて動的に制御する画像復号装置及びその方法、並びにプログラムに関する。

    従来、例えばノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等のバッテリ駆動する携帯端末において映像コンテンツを再生する場合、CPUは、その動画像データの内容に依らず一定の周波数で動作していた。 このため、CPUの動作周波数が低い場合には、一部のフレームの復号が予定時間内に完了しない結果、コマ飛び等が発生し、十分な品質で再生できないことがあった。 一方、CPUの動作周波数が高い場合には、必要以上に高い周波数でCPUが動作する結果、バッテリの電を必要以上に消費してしまうため、バッテリ残量の不足により映像コンテンツを最後まで再生できなくなってしまうことがあった。

    近年では、携帯端末に搭載されるCPUとして、動作周波数を動的に切り換えられるものも少なくない。 例えば、インテル社のEnhanced SpeedStep(商標)を採用したCPUは、高パフォーマンスモードと省電力モードとの2段階のモードを有しており、演算負荷によって自動的にモード切り換えが行われる。 しかしながら、このように演算負荷によりCPUの動作周波数を調整する場合には、CPUの演算負荷を監視する演算負荷監視回路が必要となるため、この演算負荷監視回路で電力の消費があり、省電力化を図るには不十分であるという問題があった。

    そこで、下記特許文献1には、CPUの演算負荷を監視する演算負荷監視回路を設けるのではなく、MPEG(Moving Picture Experts Group)規格に従って符号化された動画像データの各フレームデータのデータ長に基づいてCPUの動作周波数を調整する技術が提案されている。 この特許文献1記載の技術によれば、フレームデータのデータ長が短い場合には、CPUの動作周波数が低くなるように調整することにより消費電力を抑えることができ、フレームデータのデータ長が長い場合には、CPUの動作周波数が高くなるように調整することにより予定時間内に復号を完了することができる。

    特開2003−280760号公報

    しかしながら、この特許文献1記載の技術では、動画像データの内容によってCPUの動作周波数を動的に制御することはできるものの、CPUの動作周波数やバッテリ残量等に応じて動画像データの再生品質を動的に制御することはできない。 このため、特許文献1記載の技術では、例えばCPUの処理に余裕がある場合には映像コンテンツを高い品質で鑑賞したいという要求等に応えることができなかった。

    本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、動画像データを復号して再生する際に、その再生品質をCPUの動作周波数やバッテリ残量等に応じて動的に制御することが可能な画像復号装置及びその方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。

    上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号装置は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、該画像復号装置の各部に電力を供給する電力供給手段と、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、上記動画像データの再生に要すると予測される電力量と上記電力供給手段の電力残量とに基づいて上記復号手段における復号処理を制御することで、上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段とを備えるものである。

    また、上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号方法は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、上記動画像データの再生に要すると予測される電力量と上記画像復号装置の各部に電力を供給する電力供給手段の電力残量とに基づいて上記復号工程における復号処理を制御することで、上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有するものである。

    このような画像復号装置及びその方法では、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、動画像データの再生に要すると予測される電力量と電力供給手段の電力残量とに基づいて復号処理を制御することで、動画像データの再生品質を動的に制御する。

    また、上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号装置は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、上記復号手段における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記復号手段の現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合、動作周波数の余剰分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御するものである。

    また、上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号方法は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、上記制御工程では、上記復号工程における現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合、動作周波数の余剰分に応じて上記動画像データの再生品質を動的に制御するものである。

    このような画像復号装置及びその方法では、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、復号処理を行うための現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合には、動作周波数の余剰分に応じて動画像データの再生品質を動的に制御する。

    また、上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号装置は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置であって、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号手段と、復号された上記動画像データの各画像データを順次表示する表示手段と、上記復号手段における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、上記所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は上記所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、上記動画像データの再生品質を動的に制御するものである。

    また、上述した目的を達成するために、本発明に係る画像復号方法は、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する画像復号装置の画像復号方法であって、符号化された上記動画像データの各画像データを順次復号する復号工程と、復号された上記動画像データの各画像データを表示手段に順次表示する表示工程と、上記復号工程における復号処理を制御することで上記動画像データの再生品質を動的に制御する制御工程とを有し、上記制御工程では、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、上記所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は上記所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、上記動画像データの再生品質を動的に制御するものである。

    このような画像復号装置及びその方法では、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、動画像データの再生品質を動的に制御する。

    また、本発明に係るプログラムは、上述した画像復号処理を画像復号装置に実行させるものである。

    本発明に係る画像復号装置及びその方法、並びにプログラムでは、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、動画像データの再生に要すると予測される電力量と電力供給手段の電力残量とに基づいて復号処理を制御し、動画像データの再生品質を動的に制御するため、例えば動画像データの再生に要すると予測される電力量と比べて電力供給手段の電力残量が少ない場合には、動画像データの再生品質を下げることにより、映像コンテンツを最後まで表示できるようになる。

    また、本発明に係る画像復号装置及びその方法、並びにプログラムでは、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、復号処理を行うための現在の動作周波数が、所定数のフレームを単位時間内に表示させるために必要な第1の動作周波数よりも高い場合には、動作周波数の余剰分に応じて動画像データの再生品質を動的に制御するため、動作周波数を変更することなく、その余剰分を有効に利用して、動画像データの再生品質を向上させることができる。

    また、本発明に係る画像復号装置及びその方法、並びにプログラムでは、符号化された複数フレームの画像データからなる動画像データを復号して表示する際に、所定数のフレームを表示すべき単位時間と、所定数のフレームを表示するのに要した時間、又は所定数のフレームを表示するのに要すると予測される時間とに基づいて、動画像データの再生品質を動的に制御するため、例えば復号処理に余裕がある場合には動画像データの再生品質を向上させることができ、復号処理に余裕がない場合には動画像データの再生品質を下げることで単位時間内に所定数のフレームについての復号処理を完了させることができる。

    以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 この実施の形態は、本発明を、JPEG2000(Joint Photographic Experts Group 2000)規格に従って圧縮符号化された動画像データを復号して表示する画像復号装置に適用したものである。

    先ず、第1乃至第3の実施の形態における画像復号装置の概略構成を図1に示す。 図1に示すように、画像復号装置1は、圧縮された動画像データを記憶する例えばハードディスクやCD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)等の記憶部10と、記憶部10に記憶された動画像データを復号する画像復号部11と、復号された動画像データを表示する例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部14と、要求する再生品質等の情報をユーザが入力するための例えばキーボードやマウス等の入力部15とがバス16を介して接続されてなる。

    また、画像復号部11は、記憶部10に記憶された動画像データを適宜読み込んで一時的に格納するメモリ12と、メモリに格納された動画像データを復号する処理等を行うCPU(Central Processing Unit)13とを有する。

    なお、画像復号装置1は、バッテリ(図示せず)を有しており、このバッテリの電力により駆動されるものとする。

    このような画像復号装置1において、動画像データを再生する際には、先ず記憶部10に記憶されている動画像データのうち、少なくとも1フレーム分の復号に必要な画像データがバス16を経由して画像復号部11のメモリ12に読み込まれる。 メモリ12に読み込まれた画像データは、入力部15を介してユーザにより指定された再生品質となるようにCPU13を利用して復号され、表示可能な画像データとなる。 なお、この再生品質を表す値としては、1秒間に何フレームの画像を表示するかを示すフレームレート(Frame Per Second;fps)や、1画素当たり何ビットのデータを用いるかを示す画質(Bit Per Pixel;bpp)等が挙げられる。 そして、この表示可能な画像データは、再びバス16を経由してメモリ12から表示部14に読み出され、必要に応じてタイミング調整が行われた後、表示される。

    (第1の実施の形態)
    上述したように、画像復号装置1は、図示しないバッテリにより駆動するが、バッテリの容量には制限があるため、バッテリ残量の不足により映像コンテンツを最後まで再生できなくなってしまう場合がある。

    そこで、この画像復号装置1では、再生時のバッテリ残量に基づいて、映像コンテンツの再生品質を以下のように制御することで、バッテリ消費量を抑える。 この場合における処理について図2のフローチャートに示す。 なお、このフローチャートにおいて、画像復号装置1は、演算負荷監視回路(図示せず)を有し、CPU13の負荷に応じて動作周波数が自動的に調整されるものとする。

    先ずステップS1において、所定時間Δsの間だけ映像コンテンツを再生し、ステップS2において、その間のバッテリ消費量Δbを計測する。 なお、このステップS1における所定時間Δsは、バッテリ消費量Δbを計測できるだけの長さであれば、どのような値であっても構わない。

    続いてステップS3において、映像コンテンツの残りを再生する際に消費すると予測される予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以下であるか否かを判別する。 具体的には、ΔbをΔsで除算することで、単位時間当たりのバッテリ消費量(Δb/Δs)を求め、これに映像コンテンツの残り時間sを乗算することで、予測バッテリ消費量(Δb/Δs×s)を求める。 そして、この予測バッテリ消費量(Δb/Δs×s)が現在のバッテリ残量b未満であるか否かを判別する。

    ステップS3において、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量未満である場合(Yes)には、このまま映像コンテンツを最後まで再生可能であるため、処理を終了する。 一方、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合(No)には、再生途中でバッテリの電力がなくなってしまうことになるため、フレームレートを変更する。 具体的には、現在のフレームレートをm(fps)としたときに、ステップS4において、m−1が0よりも大きいか否かを判別する。 m−1が0よりも大きい場合(Yes)には、ステップS5において、新たなフレームレートm'としてm−1を設定し、ステップS1に戻る。 一方、ステップS4において、m−1が0以下である場合(No)には、ステップS6でエラーメッセージを表示して処理を終了する。

    以上のように、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合にはフレームレートを下げることで、データ処理量が減り、CPU13の演算負荷が小さくなる。 この結果、CPU13の動作周波数が低くなるように自動的に調整され、次回測定時におけるバッテリ消費量Δbが減ることになる。 これを繰り返すことで、ある時点において予測バッテリ消費量がバッテリ残量未満となり、映像コンテンツを最後まで再生できるようになる。

    但し、再生時間とバッテリ消費量との関係は線形とは限らないため、バッテリの消費予測が外れ、途中の段階で予測した以上にバッテリが消費されてしまう可能性もある。 そこで、図2に示した処理を例えば5分毎というように定期的に行うことで、より確実性を増すことができる。

    また、フレームレートではなく、映像コンテンツの画質、具体的には1画素当たりのビット数を変更することも可能である。 すなわち、JPEG2000規格に従って各フレームデータを符号化した符号化データは、複数のレイヤに分割された階層構造となっており、復号するレイヤ数を変更することで1画素当たりのビット数を容易に変更することができる。 例えば各フレームデータが20個のレイヤに分割されている場合、全てのレイヤを復号したときの1画素当たりのビット数は1.0(1.0bpp)となるが、最上位レイヤから6個のレイヤを復号したときの1画素当たりのビット数は0.3(0.3bpp)となる。 したがって、この1画素当たりのビット数の値を上述のフレームレートと同様に扱い、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合には画質を下げるようにすることで、ある時点において予測バッテリ消費量がバッテリ残量未満となり、映像コンテンツを最後まで再生できるようになる。 この場合における処理について図3のフローチャートに示す。

    上述と同様に、先ずステップS11において、所定時間Δsの間だけ映像コンテンツを再生し、ステップS12において、その間のバッテリ消費量Δbを計測する。 続いてステップS13において、予測バッテリ消費量(Δb/Δs×s)が現在のバッテリ残量b未満であるか否かを判別する。

    ステップS13において、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量未満である場合(Yes)には、処理を終了する。 一方、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合(No)には、再生途中でバッテリの電力がなくなってしまうことになるため、画質を変更する。 具体的には、現在の画質をq(bpp)としたときに、ステップS14において、q−0.1が0よりも大きいか否かを判別する。 q−0.1が0よりも大きい場合(Yes)には、ステップS15において、新たな画質q'としてq−0.1を設定し、ステップS11に戻る。 一方、ステップS14において、q−0.1が0以下である場合(No)には、ステップS16でエラーメッセージを表示して処理を終了する。

    以上のように、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合には画質を下げることで、データ処理量が減り、CPU13の演算負荷が小さくなる。 この結果、CPU13の動作周波数が低くなるように自動的に調整され、次回測定時におけるバッテリ消費量Δbが減ることになる。 これを繰り返すことで、ある時点において予測バッテリ消費量がバッテリ残量未満となり、映像コンテンツを最後まで再生できるようになる。

    以上の例では、画像復号装置1が演算負荷監視回路(図示せず)を有し、CPU13の演算負荷が小さくなると自動的にCPU13の動作周波数が低くなるように調整されるものとして説明したが、演算負荷監視回路を有さない場合や、有していたとしてもより細かい制御を行いたい場合には、CPU13の動作周波数を明示的に指定することができる。 この場合における処理について図4のフローチャートに示す。 なお、この例では、CPU13の動作周波数を100MHzとし、80MHz、60MHz、40MHzに変更可能であるとする。 また、F(x)={40,60,80,100}とし、変数xが現在の動作周波数へのインデックスを表しているものとする。 すなわち、F(1)=40、F(2)=60、F(3)=80、F(4)=100である。

    先ずステップS21において、所定時間Δsの間だけ映像コンテンツを再生し、ステップS22において、その間のバッテリ消費量Δbを計測する。 続いてステップS23において、予測バッテリ消費量(Δb/Δs×s)が現在のバッテリ残量b未満であるか否かを判別する。

    ステップS23において、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量未満である場合(Yes)には、処理を終了する。 一方、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合(No)には、再生途中でバッテリの電力がなくなってしまうことになるため、ステップS24において、CPU13の動作周波数を変更するために、インデックスxを1減らす。

    続いてステップS25において、xが0であるか否かを判別する。 xが0でない場合(No)には、ステップS26において、新たな動作周波数f'としてF(x)を設定し、ステップS21に戻る。 一方、ステップS25において、xが0である場合(Yes)には、ステップS27でエラーメッセージを表示して処理を終了する。

    以上のように、予測バッテリ消費量が現在のバッテリ残量以上である場合にはCPU13の動作周波数を下げることで、次回測定時におけるバッテリ消費量Δbが減ることになる。 これを繰り返すことで、ある時点において予測バッテリ消費量がバッテリ残量未満となり、映像コンテンツを最後まで再生できるようになる。

    (第2の実施の形態)
    ところで、所定のフレームレートとなるように毎秒所定数のフレームを復号する場合、CPUの動作周波数が低い場合には、一部のフレームの復号が予定時間内に完了しない結果、コマ飛び等が発生し、十分な品質で再生できないこととなる。 一方、CPUの動作周波数が高い場合には、予定時間内に全てのフレームの復号を完了することができるものの、必要以上に高い周波数でCPUが動作する結果、バッテリの電力を必要以上に消費してしまうこととなる。

    そこで、画像復号装置1では、以下に説明するように、単位時間内に表示可能なフレーム数に基づいてCPU13の動作周波数を動的に制御することも可能である。 この場合における処理について図5のフローチャートに示す。

    先ずステップS31において、実時間に応じて値が徐々に増加するカウンタタイマtを0に初期化し、ステップS32において、単位時間(1秒間)中に何フレーム分の画像データを復号したかを示すカウンタ変数iを0に初期化する。

    次にステップS33において、1フレーム分の画像データをメモリ12に読み込み、ステップS34において、この画像データを復号し、ステップS35において、復号した画像データをメモリ12から表示部14に読み出す。

    続いてステップS36において、iに1を加え、ステップS37において、iがユーザの指定するフレームレートnと一致するか否かを判別する。 iがnと一致する場合(Yes)には、時間内にユーザの要求する再生品質を満たしたことになるため、ステップS39において、CPU13の動作周波数を更新し、ステップS31に戻る。 なお、この場合には、CPU13の処理に余裕があるため、CPU13の動作周波数を低くすることになるが、詳細については後述する。 一方、iがnと一致しない場合(No)には、ステップS38において、tが1以上であるか否かを判別する。 tが1未満である場合(No)には、ステップS33に戻って次のフレームの処理を行う。 一方、tが1以上である場合(Yes)には、ステップS39において、CPU13の動作周波数を更新し、ステップS31に戻る。 なお、この場合には、処理が間に合っていないため、CPU13の動作周波数を高くすることになるが、詳細については後述する。

    ここで、上述のように単位時間の処理を行った結果、CPU13の処理に余裕があった場合にはtが1未満の値となる。 一方、処理が間に合わなかった場合には、時間内に表示できたフレーム数から、フレームレート分のフレームを表示するのに要すると予想される時間tが1以上の値となる。 そこで、新たに設定する動作周波数f'は、現在の動作周波数fにtを乗じた値とする。 但し、CPUの動作周波数は線形に制御できないのが通常であるため、実際には、変更可能な動作周波数のうち、f×tを下回らない範囲で最も低い値に設定する。 この場合における処理について図6のフローチャートに示す。 なお、この例では、上述と同様にCPU13の動作周波数を100MHzとし、80MHz、60MHz、40MHzに変更可能であるとする。 また、F(x)={40,60,80,100}とし、変数xが現在の動作周波数へのインデックスを表しているものとする。

    先ずステップS41において、インデックスxを1に初期化し、ステップS42において、現在の動作周波数にtを乗じてf'とする。

    次にステップS43において、f'がF(x)よりも大きいか否かを判別し、f'がF(x)以下である場合(No)には、ステップS46において、f'をF(x)に更新して終了する。 一方、f'がF(x)よりも大きい場合(Yes)には、ステップS44において、xが4であるか否かを判別する。 そして、xが4でない場合(No)には、ステップS45においてxに1を加えてステップS43に戻る。 一方、xが4である場合には、これ以上xを大きくできないため、ステップS46において、f'をF(x)に更新して終了する。

    このように、CPU13の処理に余裕がある場合にはCPU13の動作周波数を低くすることで、省電力化を図ることができ、CPU13の処理に余裕がない場合にはCPU13の動作周波数を高くすることで、単位時間内に復号処理を完了させることができるようになる。

    一例として、CPU13の動作周波数を80MHzとして処理を行った結果、1秒間で行うべき処理に対して0.7秒しか要しなかった場合を考える。 この場合、f=80、t=0.7であるため、f'=80×0.7=56となる。 x=1のときF(1)=40であり、F(1)<56であるため、xに1を加える。 次に、x=2のときF(2)=60であり、F(2)>56であるため、f'=60に更新する。 このように、CPU13の処理に余裕があった場合には、例えばCPU13の動作周波数を80MHzから60MHzに低くし、省電力化を図ることができる。

    ここで、CPU13の動作周波数を80MHzから60MHzに低くした場合、実際に必要となる動作周波数は56MHzであるため、現在行っている処理に加えて、ある程度他の処理を行う余裕があることになる。 具体的に、余剰処理が可能な割合rは、(f−f')/f'となる。 上述の例の場合、(60−56)/56×100≒7.1(%)程度の余剰処理が可能である。 そこで、この処理の余裕分を利用して、以下に説明するように、動画像データの再生品質を向上させることができる。

    余剰処理としてフレームレートを変更する場合の処理について図7のフローチャートに示す。 なお、この例では、元の動画像データのフレームレートが30fpsであるものとする。

    先ず、ステップS51において、余剰処理が可能な割合r(=(f−f')/f')を求め、ステップS52において、現在のフレームレートmに(r+1)を乗算し、新たなフレームレートm'を求める。 但し、フレームレートは自然数でしか指定できないため、小数点以下を切り捨てる。

    続いてステップS53において、m'が30よりも大きいか否かを判別し、m'が30よりも大きい場合(Yes)には、元の動画像データのフレームレートを上回る再生はできないため、ステップS54でm'として30を設定し、処理を終了する。 一方、m'が30以下である場合(Yes)には、m'としてステップS52で求めた値を設定し、処理を終了する。

    具体的に、現在のフレームレートが15fpsである場合、7.1%の余剰処理が可能であるとすると、m'=15×1.071=16.065となり、1秒間当たり1フレーム分多く表示するようにしても、同じ動作周波数で処理することができる。

    同様に、余剰処理として1画素当たりのビット数を変更する場合の処理について図8のフローチャートに示す。

    先ず、ステップS61において、余剰処理が可能な割合r(=(f−f')/f')を求め、ステップS62において、現在の1画素当たりのビット数qに(r+1)を乗算し、新たな画質q'を求める。

    続いてステップS63において、q'が1.0よりも大きいか否かを判別し、q'が1.0よりも大きい場合(Yes)には、元の画像データの画質を上回る再生はできないため、ステップS64でq'として1.0を設定し、処理を終了する。 一方、q'が1.0以下である場合(Yes)には、q'としてステップS62で求めた値を設定し、処理を終了する。

    具体的に、現在の画質が0.7bppであり、7.1%の余剰処理が可能であるとすると、q'=0.7×1.071≒0.75となり、1画素当たりのビット数を0.05ビット多くしても、同じ動作周波数で処理することができる。

    以上のように、余剰処理が可能な割合rを求め、この範囲でフレームレートや1画素当たりのビット数を変更することで、CPU13の動作周波数を変更することなく、再生品質を向上させることが可能となる。

    なお、このように余剰処理を行った場合、次にf'を計算する際には、カウンタタイマtがこの余剰処理の分も含めて増加している点を考慮する必要がある。 つまり、tを(r+1)で除算して本来の処理に要した時間を求め、その上でf'を計算する必要がある。

    また、画像復号装置1において、複数のプロセスが同時に動いている場合、再生に要する時間tは、他のプロセスの影響を受けることになる。 そこで、f'を計算する際にもこの点を考慮する必要ある。 具体的には、時間t内で他のプロセスの処理に要した時間をc、次の1秒間で他のプロセスの処理に要すると予想される時間をc'としたとき、新たに設定する動作周波数f'は、現在の動作周波数fに(t−c)/(1−c')を乗じた値とする。

    (第3の実施の形態)
    上述した第2の実施の形態では、単位時間内に表示可能なフレーム数に基づいてCPU13の動作周波数を動的に制御するものとして説明したが、再生品質を動的に制御することも可能である。 すなわち、上述した第2の実施の形態では、1秒間で行うべき処理に0.7秒しか要しなかった場合、動作周波数を7割まで低くするものとして説明したが、再生品質を1/0.7≒1.4倍にすることも可能である。 この場合における処理について図9のフローチャートに示す。

    先ずステップS71において、実時間に応じて値が徐々に増加するカウンタタイマtを0に初期化し、ステップS72において、単位時間(1秒間)中に何フレーム分の画像データを復号したかを示すカウンタ変数iを0に初期化する。

    次にステップS73において、1フレーム分の画像データをメモリ12に読み込み、ステップS74において、この画像データを復号し、ステップS75において、復号した画像データをメモリ12から表示部14に読み出す。

    続いてステップS76において、iに1を加え、ステップS77において、iがユーザの指定するフレームレートnと一致するか否かを判別する。 iがnと一致する場合(Yes)には、時間内にユーザの要求する再生品質を満たしたことになるが、さらに再生品質を向上させるため、ステップS79において動画像データの再生品質を変更し、ステップS71に戻る。 一方、iがnと一致しない場合(No)には、ステップS78において、tが1以上であるか否かを判別する。 tが1未満である場合(No)には、ステップS73に戻って次のフレームの処理を行う。 一方、tが1以上である場合(Yes)には、ステップS79において動画像データの再生品質を変更し、ステップS71に戻る。 なお、この場合には、処理が間に合っていないため、再生品質を下げることになるが、詳細については後述する。

    再生品質としてフレームレートを変更する場合の処理について図10のフローチャートに示す。 なお、この例では、元の動画像データのフレームレートが30fpsであるものとする。

    先ずステップS81において、現在のフレームレートmをtで除算し、新たなフレームレートm'を求める。 但し、フレームレートは自然数でしか指定できないため、小数点以下を切り捨てる。

    次にステップS82において、m'がユーザが指定するフレームレートn未満であるか否かを判別する。 m'がn未満である場合(Yes)には、ユーザが指定するフレームレートnを最低限保証するため、ステップS83でm'としてnを設定し、ステップS84でCPU13の動作周波数を更新して終了する。 一方、m'がn以上である場合(No)には、ステップS85において、m'が30よりも大きいか否かを判別する。 そして、m'が30よりも大きい場合(Yes)には、元の動画像データのフレームレートを上回る再生はできないため、ステップS86でm'として30を設定し、処理を終了する。 一方、m'が30以下である場合(Yes)には、m'としてステップS81で求めた値を設定し、処理を終了する。

    同様に、再生品質として1画素当たりのビット数を変更する場合の処理について図11のフローチャートに示す。

    先ずステップS91において、現在の1画素当たりのビット数qをtで除算し、新たな画質q'を求める。

    次にステップS92において、q'がユーザが指定する画質である0.5bpp未満であるか否かを判別する。 q'が0.5未満である場合(Yes)には、ユーザが指定する画質を最低限保証するため、ステップS93でq'として0.5を設定し、ステップS94でCPU13の動作周波数を更新して終了する。 一方、q'が0.5以上である場合(No)には、ステップS95において、q'が1.0よりも大きいか否かを判別する。 そして、q'が1.0よりも大きい場合(Yes)には、元の動画像データの画質を上回る再生はできないため、ステップS96でq'として1.0を設定し、処理を終了する。 一方、q'が1.0以下である場合(Yes)には、q'としてステップS91で求めた値を設定し、処理を終了する。

    以上のように、単位時間内に表示可能なフレーム数に基づいて動画像データの再生品質を動的に制御することにより、CPU13の処理に余裕がある場合には動画像データの再生品質を向上させることができ、CPU13の処理に余裕がない場合には動画像データの再生品質を下げることで単位時間内に復号処理を完了させることができる。

    以上、第1乃至第3の実施の形態を用いて、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱することなく、様々な変更、置換又はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。

    本実施の形態における画像復号装置の概略構成を示す図である。

    予測バッテリ消費量とバッテリ残量とに基づいてフレームレートを変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    予測バッテリ消費量とバッテリ残量とに基づいて1画素当たりのビット数を変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    予測バッテリ消費量とバッテリ残量とに基づいてCPUの動作周波数を変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    単位時間内に表示可能なフレーム数に基づいてCPUの動作周波数を動的に制御する場合の処理を説明するフローチャートである。

    CPUの動作周波数が数段階に変更可能であるときに、フレームレート分のフレームを再生するのに要する時間に基づいてCPUの動作周波数を動的に制御する場合の処理を説明するフローチャートである。

    CPUの処理の余裕分を利用してフレームレートを変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    CPUの処理の余裕分を利用して1画素当たりのビット数を変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    単位時間内に表示可能なフレーム数に基づいて動画像データの再生品質を動的に制御する場合の処理を説明するフローチャートである。

    再生品質としてフレームレートを変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    再生品質として1画素当たりのビット数を変更する場合の処理を説明するフローチャートである。

    符号の説明

    1 画像復号装置、10 記憶部、11 画像復号部、12 メモリ、13 CPU、14 表示部、15 入力部、16 バス

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