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Image forming apparatus, information processing method, information processing program and recording medium

阅读:866发布:2020-06-23

专利汇可以提供Image forming apparatus, information processing method, information processing program and recording medium专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image forming apparatus having a new application management system. SOLUTION: The image forming apparatus is equipped with a control means of controlling whether constituent equipment constituting the image forming apparatus is allowed or disallowed to enter power-saving mode. The control means controls whether the constituent equipment, constituting the image forming apparatus, is allowed or inhibited from entering the power-saving mode, based on the execution state of image formation processing and on the execution situation of application for the image forming apparatus. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Image forming apparatus, information processing method, information processing program and recording medium专利的具体信息内容。

  • 当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御手段を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理の実行状況又は画像形成処理用のアプリケーションの実行状況に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  • 前記制御手段は、画像形成処理の実行中は、当該画像形成処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  • 前記制御手段は、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションが実行中かつ停止不可能である場合、当該記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  • 前記制御手段は、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションの中に、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションが存在する場合において、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションの中に、当該アプリケーションの実行中に当該アプリケーションの一部分だけがメモリにロードされるような記憶装置をインストール先とするアプリケーションが存在する場合、当該アプリケーションのインストール先である記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  • 前記制御手段は、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが発生した場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を許可から禁止に変えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  • 前記制御手段は、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが解除された場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を禁止から許可に戻すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  • 当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御手段を備える画像形成装置であって、
    前記制御手段は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  • 前記制御手段は、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求がない構成機器については、当該構成機器の省電力移行をデフォルトで許可とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  • 前記アプリケーションは、コンパイラによりソースコードからバイトコードに一括翻訳されており、仮想マシンにより逐次実行されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  • 前記アプリケーションは、Xletであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  • 画像形成装置によって実行される情報処理方法であって、
    当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御段階を備え、
    前記制御段階で、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理の実行状況又は画像形成処理用のアプリケーションの実行状況に基づいて制御することを特徴とする情報処理方法。
  • 前記制御段階で、画像形成処理の実行中は、当該画像形成処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  • 前記制御段階で、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションが実行中かつ停止不可能である場合、当該記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理方法。
  • 前記制御段階で、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションの中に、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションが存在する場合において、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションの中に、当該アプリケーションの実行中に当該アプリケーションの一部分だけがメモリにロードされるような記憶装置をインストール先とするアプリケーションが存在する場合、当該アプリケーションのインストール先である記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理方法。
  • 前記制御段階で、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが発生した場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を許可から禁止に変えることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  • 前記制御段階で、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが解除された場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を禁止から許可に戻すことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  • 画像形成装置によって実行される情報処理方法であって、
    当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御段階を備え、
    前記制御段階で、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求に基づいて制御することを特徴とする情報処理方法。
  • 前記制御段階で、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求がない構成機器については、当該構成機器の省電力移行をデフォルトで許可とすることを特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  • 前記アプリケーションは、コンパイラによりソースコードからバイトコードに一括翻訳されており、仮想マシンにより逐次実行されることを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  • 前記アプリケーションは、Xletであることを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  • 請求項11乃至20のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  • 請求項11乃至20のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが記録された記録媒体。
  • 说明书全文

    本発明は、コピー/プリンタ/スキャナ/ファクシミリ/複合機/融合機等の画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、SDcard/CD−ROM等の記録媒体に関する。

    近年、コピーとプリンタとスキャナとファクシミリとしての機能を備える複合機や融合機が市販されるようになった。 複合機や融合機は、撮像部や印刷部や通信部や操作表示部等のハードウェアを備えると共に、コピーとプリンタとスキャナとファクシミリに対応する4種類のソフトウェアを備え、これらのソフトウェアが切り替わることにより、コピーやプリンタやスキャナやファクシミリとして機能する。 複合機や融合機は、コピーやプリンタとして機能する場合、画像を印刷用紙等に印刷することになり、コピーやスキャナやとして機能する場合、画像を読取原稿から読み取ることになり、ファクシミリとして機能する場合、画像を電話回線等を介して他の機器と授受することになる。

    特開2002−84383号公報

    複合機や融合機内では、様々なアプリケーションが実行される。 複合機や融合機内でのアプリケーションの実行態様としては、1プロセス上で1アプリケーションが実行される「1プロセス1アプリ」が主流であるが、1プロセス上で複数のアプリケーションが実行される「1プロセス複数アプリ」も登場しつつある。 しかし、1プロセス1アプリを前提とするシステムで1プロセス複数アプリの情報処理を実行するような場合、1プロセス1アプリ向けのアプリケーション管理機構では1プロセス複数アプリの各アプリケーションを管理することができないので、1プロセス複数アプリ向けのアプリケーション管理機構が必要となる。 この例からも理解されるように、複合機や融合機には、アプリケーションの実行態様に応じたアプリケーション管理機構が必要である。

    したがって、本発明は、新たなアプリケーション管理機構を備える画像形成装置を提案することを課題とする。

    請求項1に記載の発明は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電移行を許可するか禁止するかを制御する制御手段を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理の実行状況又は画像形成処理用のアプリケーションの実行状況に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置である。

    請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、画像形成処理の実行中は、当該画像形成処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。

    請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションが実行中かつ停止不可能である場合、当該記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。

    請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションの中に、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションが存在する場合において、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションの中に、当該アプリケーションの実行中に当該アプリケーションの一部分だけがメモリにロードされるような記憶装置をインストール先とするアプリケーションが存在する場合、当該アプリケーションのインストール先である記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。

    請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが発生した場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を許可から禁止に変えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。

    請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが解除された場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を禁止から許可に戻すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置である。

    請求項7に記載の発明は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御手段を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求に基づいて制御することを特徴とする画像形成装置である。

    請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求がない構成機器については、当該構成機器の省電力移行をデフォルトで許可とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置である。

    請求項9に記載の発明は、前記アプリケーションは、コンパイラによりソースコードからバイトコードに一括翻訳されており、仮想マシンにより逐次実行されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置である。

    請求項10に記載の発明は、前記アプリケーションは、Xletであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置である。

    請求項11に記載の発明は、画像形成装置によって実行される情報処理方法であって、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御段階を備え、前記制御段階で、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理の実行状況又は画像形成処理用のアプリケーションの実行状況に基づいて制御することを特徴とする情報処理方法である。

    請求項12に記載の発明は、前記制御段階で、画像形成処理の実行中は、当該画像形成処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11に記載の情報処理方法である。

    請求項13に記載の発明は、前記制御段階で、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションが実行中かつ停止不可能である場合、当該記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理方法である。

    請求項14に記載の発明は、前記制御段階で、当該画像形成装置の記憶装置にインストールされた画像形成処理用のアプリケーションの中に、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションが存在する場合において、実行中かつ停止不可能であるアプリケーションの中に、当該アプリケーションの実行中に当該アプリケーションの一部分だけがメモリにロードされるような記憶装置をインストール先とするアプリケーションが存在する場合、当該アプリケーションのインストール先である記憶装置の省電力移行を禁止することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理方法。

    請求項15に記載の発明は、前記制御段階で、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが発生した場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を許可から禁止に変えることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法である。

    請求項16に記載の発明は、前記制御段階で、当該画像形成装置が省電力モードであるときに画像形成処理のエラーが解除された場合、当該画像形成装置の表示装置の省電力移行を禁止から許可に戻すことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載の情報処理方法である。

    請求項17に記載の発明は、画像形成装置によって実行される情報処理方法であって、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御する制御段階を備え、前記制御段階で、当該画像形成装置を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求に基づいて制御することを特徴とする情報処理方法である。

    請求項18に記載の発明は、前記制御段階で、画像形成処理用のアプリケーションからの制御要求がない構成機器については、当該構成機器の省電力移行をデフォルトで許可とすることを特徴とする請求項17に記載の情報処理方法である。

    請求項19に記載の発明は、前記アプリケーションは、コンパイラによりソースコードからバイトコードに一括翻訳されており、仮想マシンにより逐次実行されることを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の情報処理方法である。

    請求項20に記載の発明は、前記アプリケーションは、Xletであることを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1項に記載の情報処理方法である。

    請求項21に記載の発明は、請求項11乃至20のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。

    請求項22に記載の発明は、請求項11乃至20のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが記録された記録媒体である。

    このように、本発明は、新たなアプリケーション管理機構を備える画像形成装置を提案するものである。

    図1は、本発明の実施例に該当する融合機101を表す。 図1の融合機101は、種々のハードウェア111と、種々のソフトウェア112と、融合機起動部113により構成される。

    融合機101のハードウェア111としては、撮像部121と、印刷部122と、その他のハードウェア123が存在する。 撮像部121は、読取原稿から画像(画像データ)を読み取るためのハードウェアである。 印刷部122は、画像(画像データ)を印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。

    融合機101のソフトウェア112としては、種々のアプリケーション131と、種々のプラットフォーム132が存在する。 これらのプログラムは、UNIX(登録商標)等のOS(オペレーティングシステム)によりプロセス単位で並列的に実行される。

    アプリケーション131としては、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ141、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ142、スキャナ用のアプリケーションであるスキャナアプリ143、ファクシミリ用のアプリケーションであるファクシミリアプリ144、ネットワークファイル用のアプリケーションであるネットワークファイルアプリ145が存在する。

    アプリケーション131は、専用のSDK(ソフトウェア開発キット)を使用して開発することができる。 SDKを使用して開発したアプリケーション131をSDKアプリと呼ぶ。 専用のSDKとしては、C言語でアプリケーション131を開発するための「CSDK」や、Java(登録商標)言語でアプリケーション131を開発するための「JSDK」が提供される。 CSDKを使用して開発したアプリケーション131を「CSDKアプリ」と呼び、JSDKを使用して開発したアプリケーション131を「JSDKアプリ」と呼ぶ。 図1の融合機101にも、CSDKアプリ146と、JSDKアプリ147が存在する。 図1の融合機101にはさらに、Java(登録商標)言語で記述されたJSDKアプリ147とC言語で記述された他のソフトウェア112との仲介を行うソフトウェア112として、JSDKプラットフォーム148が存在する。

    プラットフォーム132としては、種々のコントロールサービス151、システムリソースマネージャ152、種々のハンドラ153が存在する。 コントロールサービス151としては、ネットワークコントロールサービス(NCS)161、ファクシミリコントロールサービス(FCS)162、デリバリコントロールサービス(DCS)163、エンジンコントロールサービス(ECS)164、メモリコントロールサービス(MCS)165、オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)166、サーティフィケーションコントロールサービス(CCS)167、ユーザディレクトリコントロールサービス(UCS)168、システムコントロールサービス(SCS)169が存在する。 ハンドラ153としては、ファクシミリコントロールユニットハンドラ(FCUH)171、イメージメモリハンドラ(IMH)172が存在する。

    NCS161のプロセスは、ネットワーク通信の仲介を行う。 FCS162のプロセスは、ファクシミリのAPIを提供する。 DCS163のプロセスは、蓄積文書の配信処理に関する制御を行う。 ECS164のプロセスは、撮像部121や印刷部122に関する制御を行う。 MCS165のプロセスは、メモリやハードディスクドライブに関する制御を行う。 OCS166のプロセスは、オペレーションパネルに関する制御を行う。 CCS167のプロセスは、認証処理や課金処理に関する制御を行う。 UCS168のプロセスは、ユーザ情報の管理に関する制御を行う。 SCS169のプロセスは、システムの管理に関する制御を行う。

    アプリケーション131とプラットフォーム132の仲介を行うソフトウェア112として、仮想アプリケーションサービス(VAS)135が存在する。 VAS135は、アプリケーション131をクライアントとするサーバプロセスとして動作すると共に、プラットフォーム132をサーバとするクライアントプロセスとして動作する。 VAS135は、アプリケーション131から見てプラットフォーム132を隠蔽するラッピング機能を備え、プラットフォーム132のバージョンアップに伴うバージョン差を吸収する役割等を担う。

    融合機起動部113は、融合機101の電源投入時に最初に実行される。 これにより、UNIX(登録商標)等のOSが起動され、アプリケーション131やプラットフォーム132が起動される。 これらのプログラムは、ハードディスクドライブやメモリカードに蓄積されており、ハードディスクドライブやメモリカードから再生されて、メモリに起動されることになる。

    図2は、図1の融合機101に係るハードウェア構成図である。 融合機101のハードウェア111としては、コントローラ201と、オペレーションパネル202と、ファクシミリコントロールユニット(FCU)203と、撮像部121と、印刷部122が存在する。

    コントローラ201は、CPU211、ASIC212、NB221、SB222、MEM−P231、MEM−C232、HDD(ハードディスクドライブ)233、メモリカードスロット234、NIC(ネットワークインタフェースコントローラ)241、USBデバイス242、IEEE1394デバイス243、セントロニクスデバイス244により構成される。

    CPU211は、種々の情報処理用のICである。 ASIC212は、種々の画像処理用のICである。 NB221は、コントローラ201のノースブリッジである。 SB222は、コントローラ201のサウスブリッジである。 MEM−P231は、融合機101のシステムメモリである。 MEM−C232は、融合機101のローカルメモリである。 HDD233は、融合機101のストレージである。 メモリカードスロット234は、メモリカード235をセットするためのスロットである。 NIC241は、MACアドレスによるネットワーク通信用のコントローラである。 USBデバイス242は、USB規格の接続端子を提供するためのデバイスである。 IEEE1394デバイス243は、IEEE1394規格の接続端子を提供するためのデバイスである。 セントロニクスデバイス244は、セントロニクス仕様の接続端子を提供するためのデバイスである。

    オペレーションパネル202は、オペレータが融合機101に入力を行うためのハードウェア(操作部)であると共に、オペレータが融合機101から出力を得るためのハードウェア(表示部)である。

    図3は、図1の融合機101に係る外観図である。 図3には、撮像部121の位置と、印刷部122の位置と、オペレーションパネル202の位置が図示されている。 図3には更に、読取原稿のセット先となる原稿セット部301と、印刷用紙の給紙先となる給紙部302と、印刷用紙の排紙先となる排紙部303が図示されている。

    オペレーションパネル202は、図4のように、タッチパネル311と、テンキー312と、スタートボタン313と、リセットボタン314と、機能キー315と、初期設定ボタン316により構成される。 タッチパネル311は、タッチ操作で入力を行うためのハードウェア(タッチ操作部)であると共に、画面表示で出力を得るためのハードウェア(画面表示部)である。 テンキー312は、キー(ボタン)操作で数字入力を行うためのハードウェアである。 スタートボタン313は、ボタン操作でスタート操作を行うためのハードウェアである。 リセットボタン314は、ボタン操作でリセット操作を行うためのハードウェアである。 機能キー315は、キー(ボタン)操作でCSDKアプリ146やJSDKアプリ147による操作画面を表示させるためのハードウェアである。 初期設定ボタン316は、ボタン操作で初期設定画面を表示させるためのハードウェアである。

    原稿セット部301は、ADF(自動原稿搬送装置)321と、フラットベッド322と、フラットベッドカバー323により構成される。 給紙部302は、4個の給紙トレイにより構成される。 排紙部303は、1個の排紙トレイにより構成される。

    (JSDK)
    図5は、図1のJSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148のクラス図である。 JSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148は、全体で1プロセスとして、同一プロセス上で実行される。 JSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148中の各ブロックは、それぞれこの1プロセス上のスレッドとして、スレッド単位で並列的に実行(マルチスレッド)される。 JSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148は、Java(登録商標)コンパイラによりソースコードからバイトコードに一括翻訳されており、Java(登録商標)仮想マシンにより逐次実行される。 JSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148は、Java(登録商標) 2 Micro EditionのPersonal Basis Profileをベースとする実装となっている。

    JSDKアプリ147としては、ユーザアプリ501と、JSDK GUI Manager511と、Task Bar Manager512と、エラーアプリ513と、ルールアプリ514等が存在する。

    ユーザアプリ501は、融合機101のユーザ(例えばベンダ)がJSDKを使用して開発したJSDKアプリである。 JSDK GUI Manager511は、他のJSDKアプリ(ユーザアプリ501等)を操作対象とする操作画面の表示等を行うJSDKアプリである。 Task Bar Manager512は、他のJSDKアプリ(ユーザアプリ501等)を操作対象とするタスクバーの表示等を行うJSDKアプリである。 エラーアプリ513は、他のJSDKアプリ(ユーザアプリ501等)にエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨の情報の表示や通知等を行うJSDKアプリである。 ルールアプリ514は、他のJSDKアプリ(ユーザアプリ501等)の処理要求にルール違反があった場合に、ルール違反があった旨の情報の表示や通知等を行うJSDKアプリである。

    ユーザアプリ501はここでは、スタンドアロンアプリケーションやアプレットと並ぶJava(登録商標)アプリケーションであるXletである。 JSDK GUI Manager511とTask Bar Manager512とエラーアプリ513とルールアプリ514はここでは、独自の拡張を施したXlet(XletEx)である。

    JSDKプラットフォーム148には、JSDK Main521と、JSDK Environment522と、Locale Manager523と、Xlet Manager531と、Multi Xlet Manager532と、JSDK Manager533と、Send Manager541と、Event Manager542と、System Event Manager543と、Panel Manager544と、Install Manager545と、Server/Client Manager546等のクラスが存在する。

    JSDK Main521は、JSDKシステムの起動設定を行うクラスである。 JSDK Environment522は、JSDKシステムの起動環境設定を行うクラスである。 Locale Manager523は、国際化対応(言語指定)を行うクラスである。

    Xlet Manager531は、1対1でXletを管理するクラスである。 ここでは、7個のXletの状態に係る情報やライフサイクル等が1対1で7個のXlet Manager531によって管理される。 Xletの状態に係る情報は、Xlet Manager531によって管理され、Xlet Manager531からXletExに通知され、XletExによって表示処理や通知処理に利用される。 Multi Xlet Manager532は、全てのXlet Manager531を管理するクラスである。 ここでは、7個のXlet Manager531のライフサイクル等が全て1個のMulti Xlet Manager532によって管理される。 JSDK Manager533は、JSDKシステム全体を管理するクラスである。 例えば、Multi Xlet Manager532,Send Manager541,Event Manager542,System Event Manager543,Panel Manager544,Install Manager545,Server/Client Manager546のライフサイクル等が、JSDK Manager533によって管理される。

    System Event Manager543は、図1のプラットフォーム132からのシステムイベント(電力モード等)の管理を行うクラスである。 Panel Manager544は、1個のXletがオペレーションパネル202の画面を占有する際の調停等を行うクラスである。 Install Manager545は、SDcardやWebからのインストールやアンインストールの管理を行うクラスである。

    図5のJSDKシステムでは、APIとして、JSDK API551とJSDK API552が利用される。 なお、XletとXletExの差異として、オブジェクトにアクセスするのにJSDK API551の利用とJSDKプラットフォーム148へのアクセスが可能である点が挙げられる。 図1の融合機101にはさらに、図5のJSDKシステムに係る要素として、C言語とJava(登録商標)言語のインタフェースとなるJSDK Session553とNative JSDK Session554や、JSDKアプリ147とJSDKプラットフォーム148を実行するためJava(登録商標)仮想マシンであるCVM555等が存在する。

    図6は、JSDKシステムの起動手順について説明するための図である。 JSDKシステムではまず、JSDKアプリ147を起動するmain()関数を有するクラスであるJSDK Main521が、JSDK Environment522を生成(S1)する。 続いて、JSDK Environment522が、Native層の構築(S2)と言語環境の構築(S3)をもって、JSDKシステムの実行環境の構築を行う。 続いて、JSDK Environment522が、JSDK Manager533を生成(S4)する。 JSDKシステムではそして、JSDK Manager533が、システム層のManagerを生成(S5−12)し、Multi Xlet Manager532とXlet Manager531を通じて、アプリ層のManagerを生成(S13−16)する。

    図7は、JSDKシステムのGUI(Graphical User Interface)について説明するための図である。 融合機101の機能キー315(図4参照)を押すと、図6のS1−16が実行されて、図7のGUIが融合機101のタッチパネル311(図4参照)に表示される。 図7のGUIは、ユーザアプリ501を操作対象とする操作画面であり、図6のS13で起動されたJSDK GUI Manager511によって表示される。

    図7Aは、画面を占有させるユーザアプリ501の切替操作を行うための切替操作画面である。 図7Bは、ユーザアプリ501の起動操作を行うための起動操作画面である。 図7Cは、ユーザアプリ501の終了操作を行うための終了操作画面である。 図7Dは、ユーザアプリ501のインストール操作を行うためのインストール操作画面である。 図7Eは、ユーザアプリ501のアンインストール操作を行うためのアンインストール操作画面である。 図7Aが、機能キー315を押した直後にタッチパネル311に表示される初期画面であり、図7A,B,C,D,Eはそれぞれ切り替え,起動,終了,インストール,アンインストールのボタンをタッチすると表示されることになる。

    SimplePrint,SimpleCopy,SimpleOcr,SimpleScan等はそれぞれユーザアプリ501である。 例えば、SimplePrintは、電子文書のファイル名を入力することで当該電子文書のプリントを実行できるようにするためのアプリケーションである。 なお、アプリケーションのタイプとは、GUIを有するアプリケーションであるか否かを意味する。

    図7Aの切替操作画面について説明する。 図7Aの切替操作画面には、切替操作対象としてインストール済みで実行中のユーザアプリ501の一覧が表示される。

    図7Aの切替操作画面で「SimplePrint」にタッチすると、SimplePrintにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimplePrintが画面を占有することになる。 これに伴って、図7Aの画面から図8Aの画面に画面が移る。 図8Aは、画面を占有するSimplePrintにより表示されるGUIである。

    図7Aの切替操作画面で「SimpleCopy」にタッチすると、SimpleCopyにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimpleCopyが画面を占有することになる。 これに伴って、図7Aの画面から図8Bの画面に画面が移る。 図7Aに示すように、SimpleCopyの状態は「異常」なので、図8Bのように、画面上にはSimpleCopyに係るエラーメッセージが表示される。

    図7Aの切替操作画面で「SimpleOcr」にタッチすると、SimpleOcrにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimpleOcrが画面を占有することになる。 これに伴って、図7Aの画面から図8Cの画面に画面が移る。 図7Aに示すように、SimpleOcrのタイプは「GUI無」なので、図8Cのように、画面上にはSimpleOcrの状態が表示される。

    図8A,B,Cの画面の左端(楕円形で示す領域内)には、図6のS14で起動されたTask Bar Manager512により、ユーザアプリ501を操作対象とするタスクバーが表示される。 これらのタスクバーは、画面を占有させるユーザアプリ501の切替操作を行うための切替タスクバーである。

    図8Aの画面で切替タスクバー中の「SC」や「SO」にタッチすると、SimpleCopyやSimpleOcrにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimpleCopyやSimpleOcrが画面を占有することになる。 これに伴い、図8Aの画面から図8Bや図8Cの画面に画面が移る。 図8Aの画面で切替タスクバー中の「JSDK」にタッチすると、図7Aの画面に画面が戻る。

    図8Bの画面で切替タスクバー中の「SP」や「SO」にタッチすると、SimplePrintやSimpleOcrにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimplePrintやSimpleOcrが画面を占有することになる。 これに伴い、図8Bの画面から図8Aや図8Cの画面に画面が移る。 図8Bの画面で切替タスクバー中の「JSDK」にタッチすると、図7Aの画面に画面が戻る。

    図8Cの画面で切替タスクバー中の「SP」や「SC」にタッチすると、SimplePrintやSimpleCopyにオペレーションパネル202のオーナー権が付与されることになり、SimplePrintやSimpleCopyが画面を占有することになる。 これに伴い、図8Cの画面から図8Aや図8Bの画面に画面が移る。 図8Cの画面で切替タスクバー中の「JSDK」にタッチすると、図7Aの画面に画面が戻る。

    図7Bの起動操作画面について説明する。 図7Bの起動操作画面には、起動操作対象としてインストール済みで実行されていないユーザアプリ501の一覧が表示される。

    図7Bの起動操作画面で「SimplePrint」にタッチすると、SimplePrintの起動処理を実行するか否かを確認する確認画面(図9)が表示される。 図9の確認画面でプロダクトコードを入力し「実行」にタッチすると、SimplePrintが起動されることになる。

    図7Cの終了操作画面について説明する。 図7Cの終了操作画面には、終了操作対象としてインストール済みで実行中のユーザアプリ501の一覧が表示される。

    図7Cの終了操作画面で「SimplePrint」にタッチすると、SimplePrintの強制終了処理を実行するか否かを確認する確認画面(図10)が表示される。 図10の確認画面で「実行」にタッチすると、SimplePrintが強制終了されることになる。

    図7Dのインストール操作画面について説明する。 ユーザアプリ501のインストール処理により、起動可能ユーザアプリとして未登録のユーザアプリ501が起動可能ユーザアプリとして登録されることになる。 図7Dのインストール操作画面には、インストール操作対象としてユーザアプリ501の一覧がインストール状況と共に表示される。

    図7Dのインストール操作画面で「SimplePrint」にタッチすると、SDcardを格納元とするSimplePrintのインストール先を確認する確認画面(図11)が表示される。 図11の確認画面で「SDcard」にタッチすると、SimplePrintがSDcardをインストール先としてインストールされることになり、図11の確認画面で「HDD」にタッチすると、SimplePrintがHDDをインストール先としてインストールされることになる。

    図7Eのアンインストール操作画面について説明する。 ユーザアプリ501のアンインストール処理により、起動可能ユーザアプリとして登録済みのユーザアプリ501が起動可能ユーザアプリとしての登録を抹消されることになる。 図7Eのアンインストール操作画面には、アンインストール操作対象として登録済みのユーザアプリ501の一覧が表示される。

    図7Eのアンインストール操作画面で「SimplePrint」にタッチすると、SimplePrintのアンインストール処理を実行するか否かを確認する確認画面(図12)が表示される。 図12の確認画面で「実行」にタッチすると、SimplePrintがアンインストールされることになる。

    図13は、起動操作画面の表示手順について説明するための図である。 切替操作画面で起動のボタンがタッチされると、JSDK GUI Manager511からInstall Manager545に、インストール済みのユーザアプリ501の一覧要求が送信(S1)される。 これに応じて、Install Manager545は、インストール済みのユーザアプリ501の格納位置に係る情報(融合機101内のNVRAMに格納されている)を元に、インストール済みのユーザアプリ501のJNLPファイルを取得(S2)する。 融合機101にセットされたSDcardからは、当該SDcard内のユーザアプリ501のJNLPファイルが取得される。 融合機101内のHDDからは、当該HDD内のユーザアプリ501のJNLPファイルが取得される。 JNLPファイルは、ユーザアプリ501と1対1で対応しており、ユーザアプリ501の定義付けに係る情報を含んでいる。 そして、インストール済みのユーザアプリ501のJNLPファイルの内容を元に、Install Manager545からJSDK GUI Manager511に、インストール済みのユーザアプリ501の一覧応答が送信(S3)される。 これにより、切替操作画面から起動操作画面に画面が移ることになる。

    図14は、起動処理の実行手順について説明するための図である。 起動操作画面で選択操作が実行されて確認画面で確認操作が実行されると、JSDK GUI Manager511からJSDK Manager533に、ユーザアプリ501の起動要求が送信(S1)される。 これに応じて、JSDK Manager533からMulti Xlet Manager532に、Authentication Manager547による認証処理を経由してから、ユーザアプリ501の起動要求が送信(S2)される。 これに応じて、Multi Xlet Manager532がXlet Manager531を起動(S3)し、Xlet Manager531がPanel Manager544からルートウィンドウを取得(S4)し、Xlet Manager531がユーザアプリ501を起動(S5)する。 そして、Multi Xlet Manager532からJSDK Manager533に、ユーザアプリ501の起動応答が送信(S6)される。 そして、JSDK Manager533からJSDK GUI Manager511に、ユーザアプリ501の起動応答が送信(S7)される。

    図15は、インストール操作画面の表示手順について説明するための図である。 切替操作画面上でインストールのボタンがタッチされると、JSDK GUI Manager511からInstall Manager545に、ユーザアプリ501の一覧要求が送信(S1)される。 これに応じて、Install Manager545は、ユーザアプリ501のJNLPファイルを取得(S2)する。 融合機101にセットされたSDcardからは、当該SDcard内のユーザアプリ501のJNLPファイルが取得される。 融合機101とネットワークで接続されたWebサーバからは、当該Webサーバ内のユーザアプリ501のJNLPファイルが取得される。 JNLPファイルは、ユーザアプリ501と1対1で対応しており、ユーザアプリ501の定義付けに係る情報を含んでいる。 そして、ユーザアプリ501のインストール状況に関する情報(融合機101内のNVRAMに格納されている)や、ユーザアプリ501のJNLPファイルの内容を元にして、Install Manager545からJSDK GUI Manager511に、ユーザアプリ501の一覧応答が送信(S3)される。 これにより、切替操作画面からインストール操作画面に画面が移ることになる。

    図16は、インストール処理の実行手順について説明するための図である。 インストール操作画面で選択操作が実行されて確認画面で確認操作が実行されると、JSDK GUI Manager511からInstall Manager545に、ユーザアプリ501のインストール要求が送信(S1)される。 これに応じて、Install Manager545は、Authentication Manager547による認証処理を経由してから、ユーザアプリ501をインストール(S2)する。 そして、Install Manager545からJSDK GUI Manager511に、ユーザアプリ501のインストール応答が送信(S3)される。

    図17は、JNLPファイルの構文の例を表す。 JNLP(Java(登録商標) Network Launching Protocol)ファイルはXML(eXtensible Markup Language)ファイルであり、JNLPファイル書式はJNLP規格に準拠している。 ただし、JSDK向けに独自の拡張を施している部分があるため、以下その部分について説明する。

    記述1は、informationエレメントであり、アプリケーション名を示すtitleエレメント(記述1A)や、ベンダ名を示すvenderエレメント(記述1B)や、ベンダの電話番号を示すtelephoneエレメント(記述1C)や、ベンダのファクス電話番号を示すfaxエレメント(記述1D)や、アプリケーションのプロダクトIDを示すproductIDエレメント(記述1E)を含んでいる。

    記述2は、securityエレメントである。

    記述3は、resourceエレメントであり、JSDKのバージョンを指定するjsdkエレメント(記述3A)や、JARファイル(アプリケーションの実行ファイル)とそのバージョンを指定するjarエレメント(記述3B)や、SUB−JNLPファイルを指定するsub−jnlpエレメント(記述3C)を含んでいる。

    記述4は、updateエレメントであり、更新処理の実行方法を設定するエレメントである。 autoであればアプリケーションの更新処理は自動更新で実行され、manualであればアプリケーションの更新処理は手動更新で実行され、mailであればアプリケーションの更新処理が実行可能である場合にその旨を通知する更新通知メールが配信される。

    記述5は、installエレメントであり、インストール処理の実行方法を設定するエレメントである。 autoであればアプリケーションのインストール先は自動選択にて選択され、manualであればアプリケーションのインストール先は手動選択にて選択される。

    記述6は、アプリケーションのタイプが「GUI有」であるか「GUI無」であるかを示す。

    図17のupdateエレメントで触れたように、インストール済みのJSDKアプリ147は更新処理の対象となる。 以下、インストール済みのJSDKアプリ147を自動更新する自動更新処理について説明する。

    図18は、SDcard又はHDD内のJSDKアプリ147(更新対象アプリ)を、SDcardからのJSDKアプリ147(更新用アプリ)に自動更新する自動更新処理に係るフローチャートである。

    JSDKプラットフォーム148は、融合機101に接続された更新用SDcardスロットに更新用SDcardがセットされた場合、更新用SDcard内の更新用アプリのJNLPファイルを取得(S101)する。 JSDKプラットフォーム148は、そのJNLPファイルのupdateエレメントが「auto」で、そのJNLPファイルに係る更新用アプリと同一の更新対象アプリが存在する場合(S102・S103)には、その更新用アプリのバージョンとその更新対象アプリのバージョンとを比較(S104)する。 JSDKプラットフォーム148は、更新用アプリのバージョンが更新対象アプリのバージョンより新しい場合(S105)には、更新用アプリをもって更新対象アプリを更新(S106)する。

    図19は、SDcard又はHDD内のJSDKアプリ147(更新対象アプリ)を、WebからのJSDKアプリ147(更新用アプリ)に自動更新する自動更新処理に係るフローチャートである。

    JSDKプラットフォーム148は、更新対象アプリのJNLPファイルを取得(S201)する。 JSDKプラットフォーム148は、そのJNLPファイルのupdateエレメントが「auto」で、そのJNLPファイルに係る更新対象アプリと同一の更新用アプリが、融合機101とネットワーク接続されたWebサーバ内に存在する場合(S202・S203)には、その更新対象アプリのバージョンとその更新用アプリのバージョンとを比較(S204)する。 JSDKプラットフォーム148は、更新対象アプリのバージョンより更新用アプリのバージョンが新しい場合(S205)には、更新対象アプリを更新用アプリをもって更新(S206)する。

    最後に、図5の説明中で登場したXlet等のライフサイクルについて説明することにする。

    図20は、Xletの状態遷移図である。 Xletの状態としては、初期化状態(Loaded)と、停止状態(Paused)と、活性化状態(Active)と、終了状態(Destroyed)が存在する。 Xletの状態は、起動(initXlet)や、開始(startXlet)や、停止(pauseXlet)や、終了(destroyXlet)等のメソッドコールによって遷移する。 Xletのライフサイクルとは、このようなXletの状態遷移にほかならない。 ただし、どのような状態が存在するか、どのようにして状態が遷移するか、については様々なバリエーションがあり得るだろう。 このことは、Xlet ManagerやMulti Xlet Managerその他の各Managerについても同様である。

    初期化状態は、Xletインスタンスの生成直後の状態である。 初期化状態への遷移は1度限りである。 停止状態は、サービス提供停止中の状態であり、活性化状態は、サービス提供中の状態である。 停止状態と活性化状態との間の遷移は何度でも可能である。 終了状態は、Xletインスタンスの消滅直後の状態である。 終了状態への遷移は1度限りである。

    図5の説明中で記載したように、JSDKアプリ147のライフサイクルは、JSDKプラットフォーム148によって管理される。 例えば、JSDKアプリ147は、自己の開始・停止・終了の際には自己の開始・停止・終了をJSDKプラットフォーム148に依頼するのである。 JSDKアプリ147のライフサイクルをJSDKプラットフォーム148によって管理するメリットとしては例えば、メモリの節約が可能になることが挙げられる。 特に、多数のJSDKアプリ147がそれぞれスレッドとして実行されるマルチスレッドにおいては、このメリットの存在価値は大きいと言える。 JSDKアプリ147をXletとするメリットとしては例えば、JSDKアプリ147のライフサイクル管理が容易になることが挙げられる。

    1)電力制御 融合機101の電力制御について説明する。

    融合機101の電源モードには、電源がONの状態に相当する「ONモード」と、電源がOFFの状態に相当する「OFFモード」が存在する。 融合機101を利用する場合、利便性の観点から言えば、融合機101を常にONモードにして画像形成処理の待機中にしておくのが望ましいのだが、省電力の観点から言えば、融合機101を常にONモードにして画像形成処理の待機中にしておくのは望ましくない。

    そのため、ONモードには、画像形成処理の待機中の通常の「待機モード」に加えて、画像形成処理の待機中の消費電力を節約するための各種の「省電力モード」が存在する。 省電力モードでは、印刷部122のフューザのヒータ電源,HDD233のスピンドルのモータ電源,タッチパネル311のパネル電源など,画像形成処理の待機中の消費電力の多い部分の電源が省電力状態になり、NIC241の電源など,画像形成処理の待機中の消費電力の少ない部分の電源が待機状態のままになる。 こうして、利便性の観点と省電力の観点が両立されるのである。

    省電力モードの例には、ヒータ電源が待機状態,モータ電源が待機状態,パネル電源が省電力状態になる「消灯モード」や、ヒータ電源が予熱状態,モータ電源が省電力状態,パネル電源が省電力状態になる「予熱モード」や、ヒータ電源が夜間状態,モータ電源が省電力状態,パネル電源が省電力状態になる「夜間モード」などがある。 いずれにしても待機モードの消費電力よりも省電力モードの消費電力のほうが少なくなる。

    待機モードにて、一定時間(3分等)が経過したり一定時間帯(深夜等)が到達したりすると、省電力モードに遷移することになる。 省電力モードにて、融合機101の操作を実行すると、待機モードに遷移することになる。 省電力モードにて、一定時間(3分等)が経過したり一定時間帯(深夜等)が到達したりすると、OFFモードに遷移することになる。 OFFモードにて、ファクス画像データやスキャンデータやプリントデータを受信すると、省電力モードに遷移することになる。 電源ボタンをOFFにすると、電源モードはONモード(待機モード又は省電力モード)からOFFモードに遷移することになる。 電源ボタンをONにすると、電源モードはOFFモードからONモード(待機モード)に遷移することになる。

    図21は、融合機101の電力制御について説明するための図である。 融合機101の電力制御を実行する上で問題となるのが、どのソフトウェアが融合機101の電力制御を実行するかという点である。 例えば、アプリケーションに電力制御を実行させる事にすると、アプリケーションがプラットフォームと協力して電力制御を実行する事になる。 このことは組込アプリにおいては困難ではないがSDKアプリにおいては困難であり、SDKアプリのアプリ開発を困難にするおそれや過った電力制御により機器全体の省電力基準が満足されなくなるおそれがある。 更には、ある画像形成処理の実行時やある画像形成処理用のアプリケーションの実行時にどの機器をどの電力状態にすればよいかは簡単には判断できない。 従って、プラットフォームに電力制御を実行させる事にするのが望ましい。

    図21には、JSDKアプリ147と、JSDKプラットフォーム148と、JSDKシステムのAPIであるJSDK API551を示す。 図21のように、JSDKプラットフォーム148には、Power Manager561、Machine State Lock562が存在する。 Power Manager561は、画像形成処理の実行状況や画像形成処理用のアプリケーション(JSDKアプリ147)の実行状況に基づいて、融合機101を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御するクラスである。 Machine State Lock562は、画像形成処理用のアプリケーション(JSDKアプリ147)からの制御要求に基づいて、融合機101を構成する構成機器の省電力移行を許可するか禁止するかを制御するクラスである。

    Power Manager561の電力制御については、アプリケーションは受動的に関与する事になる。 これにより、どの機器をどの電力状態にすればよいかをアプリケーションが自分で判断する必要がなくなる。 Machine State Lock562の電力制御については、アプリケーションは能動的に関与する事になる。 これは、アプリケーションが画像処理のような時間のかかる処理を実行する場合等に、アプリケーションが自分で省電力移行を禁止する必要がある場合等に利用される。

    なお、Machine State Lock562は、画像形成処理用のアプリケーションから制御要求があった構成機器については、当該構成機器の省電力移行を当該制御要求に基づいて制御するが、画像形成処理用のアプリケーションから制御要求がない構成機器については、当該構成機器の省電力移行を「デフォルト」で許可とする。 Machine State Lock562の電力制御については、アプリケーションは能動的に関与する必要があるときだけ能動的に関与すればよい事になる。

    図21に、融合機101の構成機器の例として、スキャンエンジン(撮像部)121、プリントエンジン(印刷部)122、HDD233、NIC241、タッチパネル311を示す。 図21のように、JSDK API551には、融合機101の構成機器を利用して様々な処理を実行するための「アプリ公開クラス」として、スキャンサービス571と、プリントサービス572と、ファイル利用クラス573と、ネットワーク利用クラス574と、パネル利用クラス575が存在する。

    図22は、融合機101の電力制御の第1具体例に係るフロー図である。

    スキャン処理の際には、スキャンエンジン121やHDD233やタッチパネル311が使用される。 そのため、スキャン処理の実行中は、スキャン処理で使用される構成機器であるスキャンエンジン121やHDD233やタッチパネル311の省電力移行が禁止される事になる。 以下、Power Manager561による当該電力制御について説明する。

    ユーザアプリ501は、スキャンを開始する際には、スキャンサービス571に対してスキャン開始要求を送信(S301)する。 スキャンサービス571は、これに応じて、Power Manager561に対してスキャン処理で使用される各構成機器の使用通知を送信(S302)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S303)した場合、これらの構成機器の省電力移行を禁止する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S304)する。

    スキャンサービス571は、スキャンを終了する際には、Power Manager561に対してスキャン処理で使用される各構成機器の開放通知を送信(S311)するとともに、ユーザアプリ501に対してスキャン終了通知を送信(S312)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S313)した場合には、これらの構成機器の省電力移行を許可する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S314)する。

    こうして、Power Manager561は、スキャン処理の実行中は、スキャン処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止するのである。 ユーザアプリ501には、これを意識する必要はない。

    図23は、融合機101の電力制御の第2具体例に係るフロー図である。

    プリント処理の際には、プリントエンジン122やHDD233やフィニッシャ303が使用される。 そのため、プリント処理の実行中は、プリント処理で使用される構成機器であるプリントエンジン122やHDD233やフィニッシャ303の省電力移行が禁止される事になる。 以下、Power Manager561による当該電力制御について説明する。

    ユーザアプリ501は、プリントを開始する際には、プリントサービス572に対してプリント開始要求を送信(S401)する。 プリントサービス572は、これに応じて、Power Manager561に対してプリント処理で使用される各構成機器の使用通知を送信(S402)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S403)した場合、これらの構成機器の省電力移行を禁止する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S404)する。 これらの構成機器以外を省電力状態にする旨の問い合わせがこれ以降に受信(S405)された場合には、省電力移行を許可する旨の返答が送信(S406)される。

    プリントサービス572は、プリントを終了する際には、Power Manager561に対してプリント処理で使用される各構成機器の開放通知を送信(S411)するとともに、ユーザアプリ501に対してプリント終了通知を送信(S412)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S413)した場合には、これらの構成機器の省電力移行を許可する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S414)する。

    こうして、Power Manager561は、プリント処理の実行中は、プリント処理で使用される構成機器の省電力移行を禁止するのである。 ユーザアプリ501には、これを意識する必要はない。

    図24は、融合機101の電力制御の第3具体例に係るフロー図である。

    JSDKアプリ147は、HDDやSDcardにインストールされている。 JSDKアプリ147がHDDにインストールされている場合、JSDKアプリ147の実行中にメモリにローディングされるのはJSDKアプリ147の一部である。 よって、HDDにインストールされているJSDKアプリ147の実行中にHDDが省電力状態になると、JSDKアプリ147の実行が保証されなくなる。 そこで、JSDKアプリ147にインストール先のHDDやSDcardの電力制御を実行させる事が考えられるが、JSDKアプリ147がインストール先のHDDやSDcardの電力制御を実行する事は困難である。 そのため、HDD233にインストールされたJSDKアプリ147が実行中かつ停止不可能である場合、JSDKプラットフォーム148がHDD233の省電力移行を禁止する事にしている。 以下、Power Manager561による当該電力制御について説明する。

    Power Manager561は、SCS169からHDD233を省電力状態にする旨の問い合わせを受信(S501)した場合、アプリ公開クラスが停止可能かどうかを確認(S502)するとともに、実行中のJSDKアプリ147が停止可能かどうかを確認(S503)する。 これらが停止可能かどうかはこれらからMachine State Lock562に通知されるものとする。 そのため、Power Manager561は、これらが停止可能かどうかをMachine State Lock562に確認するものとする。

    Power Manager561は、アプリ公開クラスが停止不可能である場合(S502)には、SCS169にHDD233の省電力移行を禁止する旨の返答を送信(S511)する。 Power Manager561は、実行中のJSDKアプリ147の中に停止不可能であるJSDKアプリ147がある場合(S503)には、そのJSDKアプリ147のインストール先を確認(S504)する。 JSDKアプリ147のインストール先はInstall Manager545によって管理される。 そのため、Power Manager561は、JSDKアプリ147のインストール先をInstall Manager545に確認する。 Power Manager561は、実行中かつ停止不可能であるそのJSDKアプリ147のインストール先がHDD233である場合(S504)には、SCS169にHDD233の省電力移行を禁止する旨の返答を送信(S511)する。 そして、Power Manager561は、実行中かつ停止不可能であるJSDKアプリ147の中にインストール先がHDD233であるJSDKアプリ147がない場合(S504及びS505)には、SCS169にHDD233の省電力移行を許可する旨の返答を送信(S512)する。

    こうして、Power Manager561は、HDD233にインストールされたJSDKアプリ147が実行中かつ停止不可能である場合、HDD233の省電力移行を禁止するのである。 JSDKアプリ147がこれを意識する必要はない。

    図25は、融合機101の電力制御の第4具体例に係るフロー図である。

    プリント処理は、ヒータ電源が待機状態,モータ電源が待機状態,パネル電源が省電力状態になる省電力モード(消灯モード)でも実行可能である。 つまり、プリント処理は、タッチパネル311が待機状態でも省電力状態でも実行可能なのである。 しかし、融合機101が省電力モードであるときにプリント処理のエラーが発生した場合には、プリント処理のエラーが発生した旨を表示すべくタッチパネル311を省電力状態から待機状態に変える必要がある。 そのため、融合機101が省電力モードであるときにプリント処理のエラーが発生した場合、JSDKプラットフォーム148がタッチパネル311の省電力移行を許可から禁止に変える事にしている。 さらに、そのエラーが解除された場合には、タッチパネル311を待機状態から省電力状態に戻す必要がある。 そこで、融合機101が省電力モードであるときにプリント処理のエラーが解除された場合、JSDKプラットフォーム148がタッチパネル311の省電力移行を禁止から許可に戻す事にしている。 以下、Power Manager561による当該電力制御について説明する。

    ユーザアプリ501は、プリントを開始する際には、プリントサービス572に対してプリント開始要求を送信(S601)する。 プリントサービス572は、これに応じて、Power Manager561に対してプリント処理で使用される各構成機器の使用通知を送信(S602)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S603)した場合、これらの構成機器の省電力移行を禁止する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S604)する。 これらの構成機器以外を省電力状態にする旨の問い合わせがこれ以降に受信された場合には、省電力移行を許可する旨の返答が送信される。 したがって、タッチパネル311を省電力状態にする旨の問い合わせがこれ以降に受信(S605)された場合には、省電力移行を許可する旨の返答が送信(S606)される。

    この時点で、融合機101は省電力モードであり、タッチパネル311は省電力状態であるものとする。 そして、融合機101はプリント処理の実行中であるものとする。

    プリントサービス572は、プリント処理のエラーが発生した場合には、ユーザアプリ501に対してエラー発生通知を送信(S611)すると共に、Power Manager561に対してエラー発生通知を送信(S612)する。 エラー発生通知に応じて、Power Manager561は、タッチパネル311の省電力移行を許可から禁止に変える旨の要求を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S613)する。

    プリントサービス572は、プリント処理のエラーが解除された場合は、ユーザアプリ501に対してエラー解除通知を送信(S621)すると共に、Power Manager561に対してエラー解除通知を送信(S622)する。 エラー解除通知に応じて、Power Manager561は、タッチパネル311の省電力移行を禁止から許可に変える旨の要求を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S623)する。

    プリントサービス572は、プリントを終了する際には、Power Manager561に対してプリント処理で使用される各構成機器の開放通知を送信(S631)するとともに、ユーザアプリ501に対してプリント終了通知を送信(S632)する。 Power Manager561は、これらの構成機器を省電力状態にする旨の問い合わせを、これ以降にSystem Event Manager543を通じてSCS169から受信(S633)した場合には、これらの構成機器の省電力移行を許可する旨の返答を、System Event Manager543を通じてSCS169に送信(S634)する。

    こうして、Power Manager561は、融合機101が省電力モードであるときにプリント処理等のエラーが発生した場合、タッチパネル311の省電力移行を許可から禁止に変えて、融合機101が省電力モードであるときにプリント処理等のエラーが解除された場合、タッチパネル311の省電力移行を禁止から許可に戻すのである。 JSDKアプリ147がこれらを意識する必要はない。 JSDKアプリはこれらを意識せずにエラー発生表示を実行することができる。

    2)画像形成処理 融合機101の画像形成処理について説明する。

    図26は、融合機101で実行可能な画像形成処理について説明するための図である。 融合機101では、画像形成処理用の画像データは、記憶領域が連続的になるような格納形式のファイルに格納されてHDD内に記憶される。 このようなファイルを「RAWファイル」と呼ぶ。 UNIX(登録商標)のファイルシステムでは、情報処理用のデータは、記憶領域が離散的になるような格納形式のファイルに格納されてHDD内に記憶される。 このようなファイルを「FFSファイル」と呼ぶ。 高速読み出しや高速書き込みの観点等ではRAWファイルの方が優れているが、融合機101からPC等にファイルを提供する観点等ではFFSファイルの方が優れている。

    図26Aは、スキャン画像のプリント処理について説明するための図である。 スキャン画像は、RAWファイル631としてHDD内に蓄積される。 プリント処理では、RAWファイル631としてHDD内に蓄積された画像データがプリントされる。

    図26Bは、スキャン画像の保存処理について説明するための図である。 スキャン画像は、RAWファイル631としてHDD内に蓄積され、RAWファイル631からFFSファイル632に変換され、FSSファイル632としてHDD内に保存される。

    図26Cは、保存画像のプリント処理について説明するための図である。 保存画像は、FFSファイル632としてHDD内に保存されている。 プリント処理では、FFSファイル632としてHDD内に保存されている画像データがプリントされる。

    (変形例)
    図1の融合機101は、本発明(画像形成装置)の実施例に該当し、図1の融合機101によって実行される情報処理は、本発明(情報処理方法)の実施例に該当する。 図5のJSDKプラットフォーム148は、本発明(情報処理プログラム)の実施例に該当し、図5のJSDKプラットフォーム148が記録されたSDcardやCD−ROMは、本発明(記録媒体)の実施例に該当する。

    本発明の実施例に該当する融合機を表す。

    図1の融合機に係るハードウェア構成図である。

    図1の融合機に係る外観図である。

    オペレーションパネルを表す。

    図1のJSDKアプリとJSDKプラットフォームのクラス図である。

    JSDKシステムの起動手順について説明するための図である。

    JSDKシステムのGUIについて説明するための図である。

    切替操作画面について説明するための図である。

    起動操作画面について説明するための図である。

    終了操作画面について説明するための図である。

    インストール操作画面について説明するための図である。

    アンインストール操作画面について説明するための図である。

    起動操作画面の表示手順について説明するための図である。

    起動処理の実行手順について説明するための図である。

    インストール操作画面の表示手順について説明するための図である。

    インストール処理の実行手順について説明するための図である。

    JNLPファイルの構文の例を表す。

    JSDKアプリをSDcardからのJSDKアプリに自動更新する自動更新処理に係るフローチャートである。

    JSDKアプリをWebからのJSDKアプリに自動更新する自動更新処理に係るフローチャートである。

    Xletの状態遷移図である。

    融合機の電力制御について説明するための図である。

    融合機の電力制御の第1具体例に係るフロー図である。

    融合機の電力制御の第2具体例に係るフロー図である。

    融合機の電力制御の第3具体例に係るフロー図である。

    融合機の電力制御の第4具体例に係るフロー図である。

    融合機で実行可能な画像形成処理について説明するための図である。

    符号の説明

    101 融合機 111 ハードウェア 112 ソフトウェア 113 融合機起動部 121 撮像部 122 印刷部 123 その他のハードウェア 131 アプリケーション 132 プラットフォーム 133 アプリケーションプログラムインタフェース 134 エンジンインタフェース 135 仮想アプリケーションサービス 141 コピーアプリ 142 プリンタアプリ 143 スキャナアプリ 144 ファクシミリアプリ 145 ネットワークファイルアプリ 146 CSDKアプリ 147 JSDKアプリ 148 JSDKプラットフォーム 151 コントロールサービス 152 システムリソースマネージャ 153 ハンドラ 161 ネットワークコントロールサービス 162 ファクシミリコントロールサービス 163 デリバリコントロールサービス 164 エンジンコントロールサービス 165 メモリコントロールサービス 166 オペレーションパネルコントロールサービス 167 サーティフィケーションコントロールサービス 168 ユーザディレクトリコントロールサービス 169 システムコントロールサービス 171 ファクシミリコントロールユニットハンドラ 172 イメージメモリハンドラ 201 コントローラ 202 オペレーションパネル 203 ファクシミリコントロールユニット 211 CPU
    212 ASIC
    221 NB
    222 SB
    231 MEM−P
    232 MEM−C
    233 HDD
    234 メモリカードスロット 235 メモリカード 241 NIC
    242 USBデバイス 243 IEEE1394デバイス 244 セントロニクスデバイス 301 原稿セット部 302 給紙部 303 排紙部 311 タッチパネル 312 テンキー 313 スタートボタン 314 リセットボタン 315 機能キー 316 初期設定ボタン 321 ADF
    322 フラットベッド 323 フラットベッドカバー 501 ユーザアプリ 511 JSDK GUI Manager
    512 Task Bar Manager
    513 エラーアプリ 514 ルールアプリ 521 JSDK Main
    522 JSDK Environment
    523 Locale Manager
    531 Xlet Manager
    532 Multi Xlet Manager
    533 JSDK Manager
    541 Send Manager
    542 Event Manager
    543 System Event Manager
    544 Panel Manager
    545 Install Manager
    546 Server/Client Manager
    547 Authentication Manager
    551 JSDK API
    552 JSDK API
    553 JSDK Session
    554 Native JSDK Session
    555 CVM
    561 Power Manager
    562 Machine State Lock
    571 スキャンサービス 572 プリントサービス 573 ファイル利用クラス 574 ネットワーク利用クラス 575 パネル利用クラス 631 RAWファイル 632 FFSファイル

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