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Double printing method and double printed matter

阅读:294发布:2022-03-28

专利汇可以提供Double printing method and double printed matter专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To facilitate the mutual collation of figures having two technical contents and to read a detailed part.
CONSTITUTION: When a history map A and the present town plan C are compared and collated, if both of them are printed on separate paper sheets, collation is difficult. However, when lap printing is performed as shown by a drawing (B), the reading of a detailed part becomes difficult. In order to eliminate this trouble, the history map A is usually printed and the present town plan C is printed by pearl ink to perform lap printing to form the double printed map shown by the drawing (B). When this map is looked ordinarily, both maps are looked in an overlapped state as shown by the drawing (B) to facilitate comparison and collation. When an angle of illumination and a visual angle looking the map are appropriately adjusted, the town plan C printed by the pearl ink disappears and only the history map A can be accurately read up to the detailed part thereof as shown by a drawing (A).
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Double printing method and double printed matter专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 縮尺の等しい二つの相異なる技術的図形を重ねて印刷し、上記二つの図形の技術的関係を表示する方法において、 上記二つの相異なる図形の内で、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件の下で通常の視角範囲内で視認し得るように通常の印刷インキで印刷するとともに、 前記二つの相異なる図形の内で、従たる技術的内容を表示する図形を、照明条件や視角の変化によって画像が隠見する特殊印刷インキで印刷することを特徴とする二重印刷方法。
  • 【請求項2】 前記の特殊印刷インキは、反射性物質の微粉末を含むパールインキであることを特徴とする、請求項1に記載した二重印刷方法。
  • 【請求項3】 前記の特殊印刷インキは、特定波長の不可視光線を受けたとき可視光を生じる蛍光印刷インキであることを特徴とする、請求項1に記載した二重印刷方法。
  • 【請求項4】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、歴史的な過去の時代の地図であり、何れか他方は現代の地図であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項5】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、現状を描いた地図であり、何れか他方は将来の計画を描き表わした地図であることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項6】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、地上の交通網を描いた地図であり、何れか他方は地下の交通網を描いた地図であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項7】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、地形図であり、何れか他方は地質図もしくは地下埋蔵物の分布図であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項8】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、海岸線および/または行政区分(ただし、
    行政区分とは国境線を含む意)を描いた地図であり、何れか他方は、 a. 産業の分布を描き表した地図、 b. 言語,民族の分布を描き表した地図、 c. 交通,交易を描き表した地図、 d. 人口密度もしくは耕地面積率を描き表した地図、 e. 鉱産資源の分布を描き表した地図、 の何れかであることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項9】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、機械設備を構成している機器類の配置図であり、何れか他方は上記機器類の支持構造図もしくは設備の外観図であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項10】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形は、それぞれ、 a. 人体の骨格系を描いた解剖図、 b. 同じく筋系を描いた解剖図、 c. 同じく消化系を描いた解剖図、 d. 同じく循環・呼吸系を描いた解剖図、 e. 同じく神経系を描いた解剖図、 f. 同じく外観図、 g. 同じく鍼灸経絡図、 の何れかであることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載した二重印刷方法。
  • 【請求項11】 縮尺を等しくする二つの相異なる技術的図形が重ね合わせて印刷されていて、上記二つの相異なる図形相互の技術的関係を読図し得るように構成されている二重印刷物において、 上記二つの相異なる図形の内で、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件の下で通常の視角範囲内で視認し得るように通常の印刷インキで印刷されており、かつ、 前記二つの相異なる図形の内で、従たる技術的内容を表示する図形を、照明条件や視角の変化によって画像が隠見する特殊印刷インキで印刷されていることを特徴とする二重印刷物。
  • 【請求項12】 前記の特殊印刷インキは、反射性物質の微粉末を含むパールインキであることを特徴とする、
    請求項11に記載した二重印刷物。
  • 【請求項13】 前記の特殊印刷インキは、特定波長の不可視光線を受けたとき可視光を生じる蛍光印刷インキであることを特徴とする、請求項11に記載した二重印刷物。
  • 【請求項14】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、歴史的な過去の時代の地図であり、何れか他方は現代の地図であることを特徴とする、請求項1
    1ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項15】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、現状を描いた地図であり、何れか他方は将来の計画を描き表した地図であることを特徴とする、
    請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項16】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、地上の交通網を描いた地図であり、何れか他方は地下の交通網を描いた地図であることを特徴とする、請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項17】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、地形図であり、何れか他方は地質図もしくは地下埋蔵物の分布図であることを特徴とする、請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項18】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、海岸線および/または行政区分(ただし、行政区分とは国境線を含む意)を描いた地図であり、何れか他方は、a. 産業の分布を描き表した地図、 b. 言語,民族の分布を描き表した地図、 c. 交通,交易を描き表した地図、 d. 人口密度もしくは耕地面積率を描き表した地図、 e. 鉱産資源の分布を描き表した地図、 の何れかであることを特徴とする、請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項19】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形の内で何れか一方の図形は、機械設備を構成している機器類の配置図であり、何れか他方は上記機器類の支持構造図もしくは設備の外観図であることを特徴とする、請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 【請求項20】 前記の主たる技術的内容を表示する図形および従たる技術的内容を表示する図形は、それぞれ、 a. 人体の骨格系を描いた解剖図、 b. 同じく筋系を描いた解剖図、 c. 同じく消化系を描いた解剖図、 d. 同じく循環・呼吸系を描いた解剖図、 e. 同じく神経系を描いた解剖図、 f. 同じく外観図、 g. 同じく鍼灸経絡図、 の何れかであることを特徴とする、請求項11ないし請求項13の何れかに記載した二重印刷物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、異なる種類の印刷用インキを用いて二重印刷した技術的図形より成る印刷物、
    および、同印刷物の印刷方法に関するものである。 ただし、本発明に係る二重印刷技術を重複適用して三重もしくはそれ以上の多重印刷を行なった場合も本発明の技術的範囲に属する。

    【0002】本発明において技術的図形とは、美術,工芸的な図形以外の図形を意味するものであって、符号や文字が付記されている場合には、これらの符号,文字も含めて図形と呼ぶものとする。

    【0003】

    【従来の技術】1枚の紙の上に複数種類の技術的図形を重ね合わせて印刷することは広く行なわれていて、例えば海岸線と、等高線もしくはケバと、行政区画もしくは国境と、都市,村落と、鉄道とを重ね合わせて印刷した地図が一般に用いられている。 例えば、中学,高校用の地理付図は、上記のような地図が基本になっている。 しかし乍ら、上記のように汎用的な地図は、各種の技術的内容を表示しなければならないので、各項目ごとに主要部分を表示して細部が省略される。 例えば一般に市販されている日本全土の地図(新聞紙全紙大の2倍の壁掛地図)について考察してみると、主要都市は表示されているが村落は省略されており、主要道路は表示されているが、市,村道は省略されており、主要鉄道は表示されているが、地下鉄やバス路線は省略されており、主要河川は表示されているが、支流や橋梁は省略されている。

    【0004】従って、例えば道路の詳細を知ろうと思えば道路地図を見なければならず、地形の詳細を知ろうと思えば地形図を見なければならず、地質の詳細を知ろうと思うと地質図を見なければならない。

    【0005】こうした専門的な技術内容を表すために、
    鉄道地図,産業地図,地質図など、各種の地図が作られている。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】各種の技術的内容の詳細を知ろうとすると、歴史付図,道路地図,地形図など、それぞれの専門的に分化した地図が市販されているから、適宜のものを入手して参照すれば良い。 すなわち、今日の地理的な情報は専門分野ごとにそれぞれの地図として供給されるようになっている。 同様のことは機械技術における図面についても行なわれており、例えば自動車という輸送機械についても、外観図,断面図,駆動系統図,操縦系統図など、各種の図面を照合することによって全体像を理解し得るようになっている。 人体解剖図についても同様であって、骨格系解剖図,筋系解剖図,循環系解剖図,神経系解剖図,消化系解剖図などを参照することによって人体の構造,機能を全体的に把握できるようになっている。 ところが、これらの分化した専門の図形を二つ以上参照して、相互の技術的な関係を理解しなければならぬ場合が少なくない。 そして、上記の技術的関係の理解は必ずしも容易ではない。

    【0007】図2は東京都北区王子付近における最近の状態を描いたものであって、縮尺を付記した市街図である。 また図3は上掲の図2に示された地域の江戸時代における状態を図2と同一縮尺で描いた歴史地図である。
    郷土史を研究する場合、特に市街開発の過程を考究する場合は、図2の現在市街図と図3の歴史地図とを照合しなければならないが、この照合が容易でない。

    【0008】多くの場合、丘陵や河川などのように百年や二百年では変化しない地形的要素を基準として、民家,道路などの変化を見きわめるのであるが、この例の場合、丘陵も河川も不変の基準と考えることが出来ないので照合が非常に難しい。 図4は上掲の図2,図3に示した地区の南東(右下)部分を拡大して対比したものであって、(A)は歴史地図の拡大図の主要な地形に符号を付記した図、(B)は市街図の拡大図の主要な地形に符号を付記した図である。 江戸時代(A図)の音無川2
    1Aは、現在(B図)では河川改修によって流路が変更され、石神井川21Bとして隅田川(図外)の支流となっている。 音無川の呼称は、現在の音無橋21Cに名残りを留めているのみである。 また、江戸時代の飛鳥山2
    2Aは現在飛鳥山公園22Bになっているが、整地されたり道路を切り拓かれたりして地形が変化してしまっていて詳細な照合は容易でない。 江戸時代の林23Aには鉄道23Bが敷設されている(東北本線および京浜東北線)。 しかし、鉄道敷地は往時の林23Aに比して飛鳥山の山麓側へずれていて正確には対応していない。 歴史地図と現在市街図とを容易に照合できる「重ね刷り」も考えられる。 図5は上掲の図4(A)に示した歴史地図と図4(B)に示した現在市街図とを、相互に縮尺が等しいように拡大して重ね刷りした図形より成る、歴史地図−市街地図参照図である。 このような参照図を利用すると、例えば林と鉄道敷地との関係が容易に理解される。 林と鉄道敷地というように広大な地形地物の照合は重ね刷りによって容易になるが、この図5を良く見れば理解できるように、小さい地形,地物や構築物、および文字は非常に分かり難くなっている。 例えば図4(A)
    では明瞭に認識できた地図中の文字「林」23Aは、図5では非常に見づらい。 さらに、図4(A)では明瞭に読めた地図中の文字「音無川」21Aは、図5では判読もほとんど不可能である。

    【0009】一般的に、二つの技術的図形を重ね刷りすると、比較的大きい構成部分の照合は容易になるが、細部が潰れてしまって識別できなくなる。 このため、重ね刷りする場合は詳細な部分を省略するのが通常である(重ね刷りすると細部が潰れるので、最初から細部は省略する)。 図6は自動車の外形および車室内装と、動系や操縦系とを重ね刷りした構造図の1例である。 この構造図においては、動力系や操縦系の配置個所が車体の何の部分に対応しているかの概要を理解できるが車体フレームの構造は省略されていて推察できない。 また、動力系の概要は表示されているが操縦系は要部が隠れていて理解しにくい。 こうした事情により、詳細な表現を必要とする場合は重ね刷りを避けて別刷りされる。 図7は骨格を描いた人体解剖図、図8は筋系を描いた人体解剖図であって、骨格と筋との関係を理解しようとすると双方の図を対照しなければならないので非常に不便である。 本発明は上述の事情に鑑みて為されたものであって、主たる技術的内容を表す図形と従たる技術的内容を表わす図形とを重ね刷りして、双方の図形の技術的関係を一目瞭然に表示することができ、しかも、主たる技術的内容の詳細を明瞭に表示し得る、二重印刷に関する技術を提供して、技術的図形の印刷技術の進歩を通じて印刷産業の発展に貢献することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記の目的(詳細な部分を表現し得る二重印刷)を達成するため、本発明に係る二重印刷方法は、縮尺の等しい二つの相異なる技術的図形を重ねて印刷し、上記二つの図形の技術的関係を表示する方法において、上記二つの相異なる図形の内で、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件の下で通常の視範囲内で視認し得るように通常の印刷インキで印刷するとともに、前記二つの相異なる図形の内で、従たる技術的内容を表示する図形を、照明条件や視角の変化によって画像が隠見する特殊印刷インキで印刷することを特徴とする。 上述の本発明方法を実施する際、前記の特殊印刷インキとしてパールインキを用いることもでき、また蛍光印刷インキを用いることもできる。 また本発明に係る二重印刷物は、縮尺を等しくする二つの相異なる技術的図形が重ね合わせて印刷されていて、上記二つの相異なる図形相互の技術的関係を読図し得るように構成されている二重印刷物において、上記二つの相異なる図形の内で、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件の下で通常の視角範囲内で視認し得るように通常の印刷インキで印刷されており、かつ、前記二つの相異なる図形の内で、従たる技術的内容を表示する図形を、照明条件や視角の変化によって画像が隠見する特殊印刷インキで印刷されていることを特徴とする。 以上に説明した構成における主たる技術的内容と従たる技術的内容との区別は、本来的に定まっているものではなく、作図者の意図に基づいて任意に定めることができる。 例えば図2に示した市街地図と図3に示した歴史地図とを重ね刷りする場合、江戸時代における地理的状態の考究を目的とし、参考として現状を勘案するときは図3(歴史地図)が主たる技術的内容であり、図2(市街地図)が従たる技術的内容である。 また、現在の地上構築物の地盤沈下を考究し、往時の土地利用状態を参考とする場合は図2(市街図)が主たる技術的内容であり、図3(歴史地図)は従たる技術的内容である。
    要するに、二重印刷した結果において、詳細な部分まで明瞭に表現する必要性の高い方を主たる技術的内容とすることが適当である。

    【0011】

    【作用】本発明に係る二重印刷方法を適用して本発明の二重印刷物を構成すると、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件下で通常の視角範囲内から眺める限り明瞭に視認され、一方、従たる技術的内容を表示する図形は照明条件や視角の変化によって現われたり隠れたりする。 照明状態や視角を適宜に変えて、従たる技術的内容を表示する図形が見えないようにすると、主たる技術的内容を表示する図面が(従たる図面に妨げられることなく)細部に至るまで明瞭に視認される。 また、
    照明状態や視角を適宜に変えて、従たる技術的内容を表示する図形が見えるようにすると、該従たる技術的内容を表示する図面と主たる技術的内容を表示する図面との技術的関係を明確に認識することができる。 このようにして、双方の図形が見える状態では、該双方の図形が重なり合った部分の詳細を読み取ることは出来ないが、従たる技術的内容を表示する図形が見えないようにすると、主たる技術的内容を表示する図形が細部まで明瞭に読み取ることが出来るようになる。 前記の従たる技術的内容を表示する図形をパール印刷インキで印刷した場合は、二重印刷された紙面の角度を種々に変えながら、印刷面を眺める視角を少し変えてみると、該従たる技術的内容を表示する図形が見えたり見えなくなったりを繰り返すので、一度試みてみれば容易に要領を会得することが出来る。 従って、その後は任意に、かつ自在に、従たる技術的内容を表示する図形を隠見させて、主たる技術的内容を読み取ったり、従たる技術的内容を対照したりすることが容易に可能である。

    【0012】また、前記の従たる技術的内容を表示する図形を蛍光印刷インキで印刷した場合は、蛍光作用を生ぜしめる特定波長の不可視光線を発する補助光源を設けて、この補助光源を点滅させることにより、若しくは、
    上記特定波長の不可視光線を減衰させるフィルタを照明用光源に被せたり退避させたりすることによって、従たる技術的内容を表示する図形を任意に、かつ自在に隠見させて、主たる技術的内容を詳細に読み取ったり、従たる技術的内容を表示する図形と対照したりすることが出来る。

    【0013】

    【実施例】次に、図1(A)〜(C)を参照しつつ本発明の実施例について述べる。 図1は本発明に係る二重印刷方法を説明するために示したものであって、(A)は歴史的地図の一部分を描いた平面図、(C)は上記(A)図と同縮尺で同一地区を描いた現在の市街図の一部を描いた平面図、(B)は上記の両図を重ね合わせたところを描いた平面図である。 第1の実施例は、歴史地図である(A)図(以下、歴史地図Aと略称する)を主たる技術的内容を表示する図形とし、現在の市街図である(C)図(以下、市街図C)を従たる技術的内容を表示する図形としたものである。 歴史地図Aは通常の印刷インキで印刷する。 本実施例では多色刷りとした。 そして、従たる技術的内容を表示する市街図Cは、パール印刷用インキによって上記歴史地図Aと重ね合わせて印刷した。 その状態は二重印刷地図Bのごとくである。 パール印刷用インキ(略称パールインキ)は、複数のインキメーカのそれぞれから市販されているので、少なくとも現在では商標名ではなく普通名称であると考えられる。

    【0014】パールインキは、天然雲母を加工して微粉化したパール顔料をビヒクルに練り込んで作られている。 このパールインキで印刷された図形は、照明や反射の具合によって見えたり見えなかったりするという特性を有している。 しかし、上記の光学的特性は雲母粉末に限らず、例えばガラス粉末などの反射性物質の粉末によっても得られるので、本発明においてパール印刷用インキとは、反射性物質の微粉末を含む印刷インキを総称するものとする。 微粉末の定義は、印刷される線図の最小線径寸法よりも小さい平均粒径を有する粉末である。 図1(B)のように重ね刷りされた二重印刷物を普通の状態で眺めると、歴史地図と市街図とが重なって見えるので、両者の技術的関係を対照するのに便利である。 また、紙面を傾けるなどして照明状態や視角を変えると、
    特定の条件に一致したとき市街図Cが見えなくなり、
    (A)図のような歴史地図だけが見える。 この状態で、
    市街図Cに妨げられたり煩わされたりすることなく、歴史地図Aの細部まで詳しく視認することができる。 本発明の応用として、複写使用が有る。 前記のパールインキによる印刷物を電子コピーするとき、画像濃度の調節を「うすい」にすると、白紙の上に印刷されたパールインキ図形は現れない(白地の侭に写る)。 従って、図1
    (A)の歴史地図Aを普通印刷するとともに図1(C)
    の市街図Cを重ね刷りした図1(B)の二重印刷地図B
    を電子コピーする際、画像濃度調節を「うすい」にすると、歴史地図Aの図形が得られ、画像濃度調節を「濃い」にすると二重印刷地図Bの図形が得られる。

    【0015】図1について以上に説明した実施例においては、歴史地図Aを普通印刷するととともに、市街図C
    をパール印刷したが、主たる技術的内容と従たる技術的内容との関係を入れ替えて、市街図Cを普通印刷するとともに歴史地図Aをパール印刷することもできる。 この例によれば、往年の土地利用状態を参考にしながら都市計画を研究するなど、多くの用途が有る。

    【0016】次に、図1を援用して第2の実施例を説明する。 図1(A)に示した歴史地図を主たる技術的内容を表示する図形として普通印刷するとともに、図1
    (C)に示した市街図を従たる技術的内容を表示する図形とし蛍光インキを用いて重ね刷りして図1(B)のような二重印刷地図を作る。 本実施例に用いた蛍光インキは、紫外線の照射を受けると緑色光を発するものを用いた。 通常の照明光(例えば昼光色と称されている蛍光ランプ)の光は若干の紫外線を含んでいるので、その下で見ると図1(B)のように歴史地図Aと市街図Cとの両方が重なって見え、双方の図形の対照に便利である。 上記の蛍光灯を紫外線遮断フィルタ(図示せず)で覆うと市街図Cが消えて、歴史地図Aのみが視認される(この場合、紫外線カット蛍光ランプを利用することもできる)。 この状態で、市街図に妨げられることなく歴史地図Aの細部を容易に認識することができる。 上記第2の実施例の変形例としても、市街図Cを普通印刷するとともに歴史地図Aを蛍光インキで印刷することもできる。

    【0017】以上説明した第1,第2の実施例は、いずれも現在の地図と過去の地図とを重ね刷りして、双方の地図の内の何れか一方を隠見せしめ得るようにしたものであった。 そこで、図示を省略するが第3の実施例として、現在の市街図と将来の都市計画図とを重ね刷りするとともに、双方の地図の何れか一方をパール印刷もしくは蛍光印刷することもできる。 この第3の実施例によれば、現状と対比照合しつつ都市計画を推進するなど、有効に利用できる。

    【0018】さらに第4の実施例として、図示を省略するが、地上の交通網と地下の交通網とを二重印刷で表示するとともに、上記双方の交通網の何れか一方を隠見させることもできる。 この第4の実施例によると、地下,
    地上双方の交通機関の乗り継ぎを迅速かつ容易に理解することができ、しかも地上(もしくは地下)の交通網の詳細を正確に読み取ることもできる。 第5の実施例は、
    図示を省略するが、地形図と地質図(もしくは地下埋蔵物の分布図、あるいは地下脈図)とを重ね刷りするとともに、何れか片方を隠見せしめ得るようにする。 この第5の実施例によれば、探鉱作業や採掘計画に好都合である。 第6の実施例は、図示を省略するが、日本地図ないし世界地図の海岸線図を基準として、産業地図と貿易地図とを重ね刷りし、その何れか一方を隠見せしめ得るようにする。 この第5の実施例は社会科や地理学の学習に好適である。

    【0019】以上に述べた第1ないし第6の実施例は、
    地図に関するものであったが、第6の実施例は、図6に示した自動車の構造図のうち、エンジン,トランスミッション,プロペラシャフト,デファレンシャルギヤ,トルクシャフトといった動力系を普通印刷するとともに、
    車体外装,内装をパール印刷(もしくは蛍光印刷)する。 この第6の実施例によると、動力系の各構成機器の詳細を読図することもでき、該各構成機器の配置やマウンティングを理解することが出来る。 第7の実施例は、
    図7に示した骨格系解剖図と図8に示した筋系解剖図とを重ね刷りして、その何れかを隠見せしめ得るようにする。 これらの場合、何れを普通印刷とし、何れを隠見可能とするかについては、図形の用途に応じて作図者が適宜に決定することができるが、要するに二つの図形のうち、細部まで正確に読図させる必要の有る図形を普通印刷し、補助的に対比,参照する図形をパール印刷もしくは蛍光印刷して隠見可能ならしめれば良い。

    【0020】

    【発明の効果】本発明に係る二重印刷方法を適用して本発明の二重印刷物を構成すると、主たる技術的内容を表示する図形は、通常の照明条件下で通常の視角範囲内から眺める限り明瞭に視認され、一方、従たる技術的内容を表示する図形は照明条件や視角の変化によって現われたり隠れたりする。 照明状態や視角を適宜に変えて、従たる技術的内容を表示する図形が見えないようにすると、主たる技術的内容を表示する図面が(従たる図面に妨げられることなく)細部に至るまで明瞭に視認される。 また、照明状態や視角を適宜に変えて、従たる技術的内容を表示する図形が見えるようにすると、該従たる技術的内容を表示する図面と主たる技術的内容を表示する図面との技術的関係を明確に認識することができる。
    このようにして、双方の図形が見える状態では、該双方の図形が重なり合った部分の詳細を読み取ることは出来ないが、従たる技術的内容を表示する図形が見えないようにすると、主たる技術的内容を表示する図形が細部まで明瞭に読み取ることが出来るようになる。 前記の従たる技術的内容を表示する図形をパール印刷用インキで印刷した場合は、二重印刷された紙面の角度を種々に変えながら、印刷面を眺める視角を少し変えてみると、該従たる技術的内容を表示する図形が見えたり見えなくなったりを繰返すので、一度試みてみれば容易に要領を会得することが出来る。 従って、その後は任意に、かつ自在に、従たる技術的内容を表示する図形を隠見させて、主たる技術的内容を読み取ったり、従たる技術的内容と対照したりすることが容易に可能である。

    【0021】また、前記の従たる技術的内容を表示する図形を蛍光印刷インキで印刷した場合は、蛍光作用を生ぜしめる特定波長の不可視光線を発する補助光源を設けて、この補助光源を点滅させることにより、若しくは、
    上記特定波長の不可視光線を減衰させるフィルタを照明用光源に被せたり退避させたりすることによって、従たる技術的内容を表示する図形を任意に、かつ自在に隠見させて、主たる技術的内容を詳細に読み取ったり、従たる技術的内容を表示する図形と対照したりすることが出来るという優れた実用的効果を奏する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る二重印刷方法を説明するために示したものであって、(A)は歴史地図の一部分を描いた平面図、(C)は上記(A)図と同縮尺で同一地区を描いた現在の市街図の一部を描いた平面図、(B)は上記の両図を重ね合わせたところを描いた平面図である。

    【図2】東京都北区王子付近における最近の状態を描いたものであって、縮尺を付記した市街図である。

    【図3】上掲の図2に示された地域の江戸時代における状態を図2と同一縮尺で描いた歴史地図である。

    【図4】上掲の図2,図3に示した地区の南東(右下)
    部分を拡大して対比したものであって、(A)は歴史地図の拡大図の主要な地形に符号を付記した図、(B)は市街図の拡大図の主要な地形に符号を付記した図である。

    【図5】上掲の図4(A)に示した歴史地図と図4
    (B)に示した現在市街図とを、相互に縮尺が等しいように拡大して重ね刷りした図形より成る、歴史地図−市街地図参照図である。

    【図6】自動車の外形および車室内装と、動力系や操縦系とを重ね刷りした構造図の1例である。

    【図7】骨格を描いた人体解剖図である。

    【図8】筋系を描いた人体解剖図である。

    【符号の説明】

    21A…音無川、21B…石神井川、21C…音無橋、
    22A…飛鳥山、22…飛鳥山公園、23A…林、23
    B…鉄道。

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