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Self-advancing lumbering vehicle

阅读:564发布:2020-08-22

专利汇可以提供Self-advancing lumbering vehicle专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a self-advancing lumbering vehicle wherein small diameter wood such as thinned woods can be lumbered at the site of a logging area of forest, and it can be used as a woodworking apparatus as occasion demands at the site or a conveyance destination.
SOLUTION: The self-advancing lumbering vehicle A is equipped with a self-advancing type truck B and a lumbering apparatus C mounted on the self- advancing trunk B. The lumbering apparatus C is equipped with a guide frame 5, a moving bed body 6 which moves on and back along the guide frame 5 and has a wood-fixing part 61, a saw device 4 which cuts the woods fed by movement of the moving bed body 6, and the woodworking apparatus 8 for carrying out woodworking operation by using the saw device 4. The woodworking apparatus 8 is equipped with a detachable operation disk 80 and a detachable feed roller 82 for feeding wood by loading.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Self-advancing lumbering vehicle专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 自走式台車と、 当該自走式台車に搭載されている製材装置と、を備えており、 上記製材装置は、 案内体と、 当該案内体に沿って進退移動し、木材を固定する手段を有する移動体と、 当該移動体の移動により送られる木材を切断する鋸装置と、 当該鋸装置を使用した木工作業を行う木工装置と、を備えており、 上記木工装置は、 着脱可能な作業盤と、 木材を載せて送る着脱可能な送りローラと、を備えており、 製材作業を行うときには上記木工装置を外しておき、木工作業を行うときに木工装置を取り付けるようにしたことを特徴とする、 自走式製材車。
  • 【請求項2】 木材を固定する手段は、移動体に固定される木材の芯出しをする手段を備えていることを特徴とする、 請求項1記載の自走式製材車。
  • 【請求項3】 案内体が伸縮可能または折り畳み可能に形成してあることを特徴とする、 請求項1または2記載の自走式製材車。
  • 【請求項4】 アウトリガーが設けてあることを特徴とする、 請求項1、2または3記載の自走式製材車。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は自走式製材車に関するものである。 更に詳しくは、山林の伐採地などに自走して入り、間伐材などを現地で製材できるようにした自走式製材車であって、必要に応じて木工機械としての使用もできるようにしたものに関する。

    【0002】

    【従来技術】山林の伐採地では、間伐材などの径小木が大量に生じる。 これら径小木を有効利用するために、従来から様々な対策が講じられてきた。 伐採地に自走式製材車を乗り入れて、現地で製材をして径小木に付加価値をつけるようにするのもその一つである。 そのような自走式製材車としては実公平4−25281号公報に記載されたものがある。 この自走式製材車は、伐採地に自走して乗り入れ、径小木の製材ができるので、径小木を製材所まで運ぶ手間を省くことができ、作業の効率化を図ることができる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したような従来の自走式製材車には、新たに次のような課題を生じていた。 すなわち、自走式製材車によって材などに製材した木材を現地において、または製材した木材の搬送先において、板材などに加工することができれば、更に付加価値を高めることが可能になる。 しかし、従来の自走式製材車では、角材を板材に加工するなどの木工作業をすることはできなかった。

    【0004】(本発明の目的)本発明は、山林の伐採地に入って間伐材などの径小木を現地で製材でき、現地や搬送先において、必要に応じて木工装置としての使用もできるようにした自走式製材車を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。 第1の発明にあっては、自走式台車と、当該自走式台車に搭載されている製材装置と、を備えており、上記製材装置は、案内体と、当該案内体に沿って進退移動し、木材を固定する手段を有する移動体と、当該移動体の移動により送られる木材を切断する鋸装置と、当該鋸装置を使用した木工作業を行う木工装置と、を備えており、上記木工装置は、着脱可能な作業盤と、木材を載せて送る着脱可能な送りローラと、を備えており、製材作業を行うときには上記木工装置を外しておき、木工作業を行うときに木工装置を取り付けるようにしたことを特徴とする、自走式製材車である。

    【0006】第2の発明にあっては、木材を固定する手段は、移動体に固定される木材の芯出しをする手段を備えていることを特徴とする、第1の発明に係る自走式製材車である。

    【0007】第3の発明にあっては、案内体が伸縮可能または折り畳み可能に形成してあることを特徴とする、
    第1または第2の発明に係る自走式製材車である。

    【0008】第4の発明にあっては、アウトリガーが設けてあることを特徴とする、第1、第2または第3の発明に係る自走式製材車である。

    【0009】(作用)本発明に係る自走式製材車は、次のように作用する。 自走式製材車を運搬または走行させて、山林の伐採地に入る。 伐採された間伐材などの径小木を適当な長さに切断する。 径小木の製材を行うときには、切断した径小木を木材を固定する手段によって移動体に固定する。 このとき、木材の芯出しをする手段によって径小木の芯出しを行い、径小木の位置を正確に決める。 鋸装置を作動させ、径小木を固定した移動体を案内体に沿って鋸方向へ移動させ、径小木を長さ方向へ切断して製材を行う。

    【0010】製材した木材の木工作業を行うときには、
    作業盤と送りローラを例えば案内体の所要の箇所に取り付ける。 このとき、必要であれば、移動体などを取付作業や木工作業の邪魔にならない位置に移動させたり、外したりすることもできる。 鋸装置を作動させ、製材した木材を送りローラに載せて作業盤に設けてあるガイドに沿って鋸方向へ移動させ、木材を長さ方向へ切断して木工作業を行う。 本発明に係る自走式製材車によれば、山林の伐採地に入って間伐材などの径小木を現地で製材でき、現地や搬送先において、必要に応じて木工装置としての使用もできるので、径小木の付加価値を更に高めることができる。

    【0011】案内体が伸縮可能または折り畳み可能に形成してあるものは、保管する際や走行する際に嵩張らないように折り畳んでおくことができ、特に山林での走行時においては、周囲の木に接触して案内体が破損する等の事故の防止が図れる。

    【0012】アウトリガーが設けてあるものは、山林のなかで地面が柔らかかったり平坦でないなど、作業箇所の地面の条件が悪いときでも、自走式製材車を案内体が平になるようにし安定させた状態で据えることができる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。 図1は本発明に係る自走式製材車の実施の形態を示す概略正面図、図2は自走式製材車の概略平面図、図3は自走式製材車の概略背面図、図4は自走式製材車の概略左側面図、図5は自走式製材車の概略右側面図である。

    【0014】図6は移動ベッド体を移動させる構造を示す説明図、図7はクローラの駆動の入切を行うクラッチの切状態を示す断面説明図、図8はクローラの駆動の入切を行うクラッチの入状態を示す断面説明図、図9は木材固定装置の概略説明図、図10は木材支持具の着脱構造を示す分解斜視説明図、図11は自走式製材車の駆動系統を示す説明図である。

    【0015】符号Aは自走式製材車で、自走台車Bと製材装置Cを備えている。 まず、図11を参照して自走式製材車Aの駆動系統(自走台車Bの駆動系統、移動ベッド体6の駆動系統、鋸装置4の駆動系統)を説明する。
    図11は図2と同様に機械、装置の配置を平面視で示している。

    【0016】自走台車Bは、後述する各装置を搭載する台フレーム1を有している。 台フレーム1の下部両側には、クローラ10を備えている。 台フレーム1の後部左側(図11で左上隅)には原動機(ガソリンエンジン)
    2が搭載されており、前部側には鋸装置4が搭載されており、更に右側には案内フレーム5と移動ベッド体6が搭載されている。

    【0017】(自走台車Bと移動ベッド体6の駆動系統)原動機2の駆動軸20にはプーリー21、22が設けてある。 プーリー21は後述する鋸装置4を駆動する。 符号32は中間軸で、中間軸32の両端部にはプーリー33、34が設けてある。 上記プーリー22とプーリー33にはベルト(符号省略)が巻掛けてある。

    【0018】台フレーム1の後部中央部にはトランスミッション3が搭載されている。 トランスミッション3の入軸30にはプーリー31が設けてある。 上記プーリー34とプーリー31にはベルトが巻掛けてある。 トランスミッション3の出力軸(ドライブシャフト)35、
    35aはクローラ10を駆動する。

    【0019】一方の出力軸35aは、クローラ10を回すクローラスプロケット37aに直結されている。 また、他方の出力軸35とクローラスプロケット37の間には、クローラ10の駆動の入・切を行うクラッチ36
    が設けてある。 クラッチ36の構造は後で詳述する。

    【0020】符号38は移動ベッド体6を駆動するときに回転するクラッチプーリーである。 また、符号50は案内フレーム5に設けてある駆動軸で、その一端部にはプーリー51が設けてあり、中間部にはエンドレスプーリー52が設けてある。 上記クラッチプーリー38とプーリー51には、必要に応じてベルトが巻掛けられる。
    案内フレーム5に移動可能に収容してある移動ベッド体6は、エンドレスプーリー52の回転により駆動される。 この構造については、後で詳述する。

    【0021】(鋸装置4の駆動系統)鋸装置4は、鋸ドラム43に巻掛けてある帯鋸(バンドソー)44を有している。 帯鋸44は一部を除いてケース45に収容されている。 なお、帯鋸44の代わりに丸鋸を使用することもできる。 一端部に鋸ドラム43が設けてある駆動軸4
    0の他端部にはプーリー41が設けてある。 台フレーム1の前部左側にはベベルギヤを収めたギヤボックス42
    が設けてある。 ギヤボックス42は、原動機2と鋸装置4間の動力伝達の中継を行う。 ギヤボックス42には、
    入力軸420と出力軸422を有している。 入力軸42
    0と出力軸422は互いに垂直に設けてある。 そして、
    入力軸420にはプーリー421が設けられ、出力軸4
    22にはプーリー423が設けてある。

    【0022】原動機2に隣接して中間軸23が設けてある。 中間軸23の両端部には、それぞれプーリー24、
    25が設けてある。 上記出力軸35のプーリー21とプーリー24にはベルトが巻掛けてある。 また、上記プーリー421とプーリー25及び上記プーリー423と上記プーリー41にはベルトが巻掛けてある。

    【0023】次に、自走式製材車Aの構造を説明する。
    自走式製材車Aは、上記したように自走台車Bと製材装置Cを備えている。 (1)自走台車B 自走台車Bの台フレーム10には、上記したように、原動機2、トランスミッション3、鋸装置4、案内フレーム5及び移動ベッド体6が設けられている。 図1ないし図5では設けられていないが、木工装置8を構成する作業盤80と送りローラ81を別に備えている(後述;図12、13参照)。 自走台車Bは、上記したように原動機2を動力源としてクローラ10を駆動することにより走行する。 また、原動機2の後部には、自走台車Bに搭載された各機械を操作する操作部7が設けてある。 なお、操作系統の説明は省略する。

    【0024】(2)製材装置C 製材装置Cは、鋸装置4、案内フレーム5及び移動ベッド体6を備えている。 なお、鋸装置4及び移動ベッド体6は原動機2を動力源としている。

    【0025】(鋸装置4)鋸装置4は、台フレーム1の前部側のほぼ中央部に設けてある。 鋸装置4は、台フレーム1の下部側に設けてある鋸ドラム43と、台フレーム1より上方に設けてある鋸ドラム(図示省略)を有している。 鋸ドラム43が駆動側で、両鋸ドラム間には帯鋸44が巻掛けてある。 帯鋸44は、木材の切断を行う部分を除いて、ほとんどがケース45に収容されている。 帯鋸44の刃部は、自走式製材車Aの後部方向(図1において左方向)に向けてある。 なお、符号46は、
    帯鋸44のテンションを調整するテンション調整器である。

    【0026】(案内フレーム5)案内フレーム5は、台フレーム1の右側(図1において手前側)に前後方向に水平に設けてある。 案内フレーム5は、台フレーム1の前後長さよりやや長く形成してある固定フレーム53
    と、固定フレーム53の両端部に水平から上方で上下方向に回動可能に設けてある可動フレーム54、55を備えている。 固定フレーム53と可動フレーム54及び固定フレーム53と可動フレーム55の接合部の上部側にはヒンジ500が設けてある。

    【0027】また、上記接合部の下部側には、固定フレーム53と可動フレーム54、55を水平状態で固定する固定具501が設けてある。 なお、固定具501はボルトの締め付けにより固定するものであるが、これに限定するものではなく、他の公知手段を採用することもできる。

    【0028】固定フレーム53と可動フレーム54、5
    5は、二本の断面コ字状の鋼材の開放側を向かい合わせにし所要間隔で横方向に位置させ、下部側を連結部材で連結して形成されている。 可動フレーム54、55の先端部には、下方向にアウトリガー57が設けてある。 アウトリガー57は、長さ方向に伸縮調整が可能な構造である。 また、アウトリガー57は、上部の基端部を中心として角度を調整することができる。 これにより、地面の地形に柔軟に対応でき、自走式製材車Aを最も収まりがよく安定した状態で据えることができるように、アウトリガー57の長さ、方向を調整できる。

    【0029】固定フレーム53の両端部寄りには、可動フレーム54、55を所要の角度で支える細板状の支持部材56が設けてある。 支持部材56は、基端部がピンを介し回動可能に取り付けてある。 また、支持部材56
    の先端部と可動フレーム54、55はピンとピン孔によって係着する構造である。

    【0030】固定フレーム53の後部側(上記後部側の支持部材56よりやや前方)には、固定フレーム53の長さ方向と直角に上記駆動軸50が設けてある。 駆動軸50の先端部に設けてあるプーリー51は、固定フレーム53の外側に位置させてある。 また、駆動軸50の中間部にはエンドレスプーリー52が設けてある。

    【0031】(移動ベッド体6)案内フレーム5には、
    移動ベッド体6が長さ方向に沿って移動可能、かつ上部側が一部突出するようにして収容してある。 移動ベッド体6は、断面四角形の角管状で、固定フレーム53よりやや短い長さに形成してある。 これにより、可動フレーム54、55を上方へ回動させて折り畳んだときも、移動ベッド体は固定フレーム53に収容しておくことができる。

    【0032】移動ベッド体6の幅方向両側には、それぞれ複数箇所にローラ(図示省略)が設けてある。 各ローラは、案内フレーム5の内面に接して回転することにより、案内フレーム5内において、移動ベッド体6をスムーズに移動させることができる。

    【0033】移動ベッド体6の上面には、前後端部と中間部の計三箇所に木材固定部61が設けてある。 木材固定部61は、複数の係止穴620、621を有する長方形状の台板62と、台板62に着脱可能な木材支持具6
    3と、先端部に尖鋭体640を有する回動アーム64を有している。 回動アーム64は軸641を介し台板62
    端部の支持片622に取り付けてある。 なお、係止穴6
    21には、木材を角材などに製材するときの木材の位置決めに使用するストッパーピン65が係止される。

    【0034】木材支持具63は木材の芯出しをする手段を構成する。 木材支持具63は、L板状の基板633を有している。 基板633には山形鋼で形成された受体6
    30が角部を下にして固着してある。 受体630の中央部の上部側には尖鋭体631が設けてあり、受体630
    の中央部の下部側には係止ピン632が設けてある。 木材支持具63は、図10に示すように係止ピン632を係止穴620の何れかに係止し、基板633の内角部を台板62の角部に合わせて固定する。

    【0035】次に、図6を参照して移動ベッド体6を移動させる構造を説明する。 固定フレーム53の長さ方向両端側の下部には掛けプーリー58、59が回転軸を鉛直方向にして設けてある。 掛けプーリー58、59は、
    上記エンドレスプーリー52を前後に挟む位置に設けてある。 そして、一本のワイヤ66がエンドレスプーリー52と掛けプーリー58、59に掛けてある。 掛ける経路は次のとおりである。

    【0036】まず、ワイヤ66の一端部を移動ベッド体6の長さ方向の端部に設けてある固着部67に固着し、
    固着部67とは反対側の掛けプーリー58に回し掛け、
    中央部が次第に径小となったエンドレスプーリー52に複数回巻き掛け、固着部67側の掛けプーリー59に回し掛け、他端側を固着部67と反対側の端部の固着部6
    8に固着してある。 この構造によると、移動ベッド体6
    は駆動軸50が正逆回転することにより案内フレーム5
    に沿って進退移動する。

    【0037】図7、図8を参照して移動ベッド体の駆動の入切を行うクラッチの構造を説明する。 トランスミッション3の出力軸35先端部にはクラッチ36が設けてある。 クラッチ36は出力軸35先端部の径小部350
    に固定された中継管360を有している。 中継管360
    の外周部は断面六角形である。 中継管360の先端開口部には、端板361がボルトで固着してある。 また、中継管360の中間部分には長穴362が設けてある。

    【0038】上記端板361の中央部には通孔363が設けてあり、通孔363にはボルト364が差し込んである。 ボルト364には移動体365が螺合されている。 移動体365と端板361の間には、圧縮コイルバネ366が介在させてある。 移動体365の周壁部には後述のボルト380を差し込む通孔367が設けてある。

    【0039】上記中継管360には、内周部が断面六角形のクラッチプーリー38が軸線方向にスライド可能に嵌め入れてある。 クラッチプーリー38の管部の内端部には係合爪381が設けてある。 係合爪381は、後述するクローラスプロケット37の係合爪371と係合することができる。

    【0040】クラッチプーリー38にはネジ孔382が管部を貫通して設けてある。 ネジ孔382にはボルト3
    80がネジ込んである。 ボルト380の先部側は上記中継管360の長穴362を通り、上記移動体365の通孔367に差し込んである。

    【0041】上記中継管360のやや径小となった基部側には、ボールベアリング370を介しクローラスプロケット37が回転可能に取り付けてある。 クローラスプロケット37の管部の端部には上記したように係合爪3
    71が設けてある。 クローラスプロケット37はクローラベルト100を周動させる。

    【0042】この構造のクラッチ36によると、ボルト364を回すことにより、クラッチプーリー38だけの回転と、クローラスプロケット37の回転の切り替えを行うことができる。 具体的に説明すると、まずボルト3
    64を回し、クラッチプーリー38を内方向へ移動させ係合爪381、371を係合させておくと、出力軸35
    の回転はクローラスプロケット37に伝わり、クローラ10を駆動し、自走式製材車Aを走行させることができる(図8参照)。

    【0043】また、ボルト364を上記とは逆に回し、
    クラッチプーリー38を外方向へ移動させ係合爪38
    1、371の係合を解除すると、出力軸35の回転はクラッチプーリー38だけに伝わり、クローラスプロケット37には伝わらない(図7参照)。 そして、外方へ出たクラッチプーリー38には、駆動軸50のプーリー5
    1との間にベルトが掛けられる。 これにより、自走式製材車Aを停止させた状態で、移動ベッド体6を進退移動させることができる。 なお、符号9は手動式のテンションクラッチである。

    【0044】図12は自走式製材車に木工装置を取り付けた状態を示す概略正面図、図13は自走式製材車に木工装置を取り付けた状態を示す概略平面図である。 自走式製材車Aは木工作業を行うことができる。 木工作業を行う場合、まず移動ベッド体6を案内フレーム5の前部へ移動させ、木工作業の邪魔にならないようにする。 次に、作業盤80と送りローラ81からなる木工装置8を案内フレーム5に取り付ける。 作業盤80の中央部には、帯鋸44を収める収容孔(図示省略)が設けてあり、収容孔に帯鋸44を通すための溝部82が設けてある。 作業盤80には、図示はしていないが、帯鋸44の切断部までの距離が調整可能なガイドが設けてある。 このガイドの調整により、木材の切断厚の調整ができる。

    【0045】また、送りローラ81は鋸装置4を前後に挟む位置に所要の距離をおいて取り付けてある。 送りローラ81は、台部とローラを有し、ローラは案内フレーム5の長さ方向と直角かつ水平になるよう取り付けられる。 送りローラ81は図13に示すように案内フレーム5の内側より内方へ張り出すよう設けてある。

    【0046】(作 用)図1ないし図13を参照して、
    本発明に係る自走式製材車の作用を説明する。 (1)自走式製材車Aをトラックで伐採地の近くまで運搬し、そこから走行させて伐採地に入り、アウトリガー57により安定状態で据える。 また、アウトリガー57
    で支えることにより、長尺な案内フレーム5の変形を防止できるので、移動ベッド体6の移動をスムーズに行うことができる。 なお、自走の際、案内フレーム5の可動フレーム54、55を上方へ回動させて折り畳んでおけば、全長が短くなり、山林内でも走行がしやすい。 また、立木との接触などによって破損することも防止できる。

    【0047】(2)伐採された間伐材などの径小木を適当な長さに切断する。 (3)径小木の製材を行うときには、クラッチ36のボルト364を回し、クラッチ36を図7に示す状態にして、出力軸35の動力がクラッチプーリー38だけに伝わるようにする。 そして、外側に移動したクラッチプーリー38とプーリー51にベルトを掛けておく。

    【0048】(4)切断した径小木Wを三箇所の木材固定部61によって移動ベッド体6に固定する。 木材固定部61による固定は、まず各木材支持具63に径小木W
    を載置し、V字形の受体630に外周面を当接させて安定させることにより径小木Wの芯出しを行い、更に回動アーム64を径小木W側へ回し、尖鋭体640を打ち込んで行う。 なお、各木材支持具63の係止位置を変えることにより、径小木Wの芯部と帯鋸44の距離を調整でき、径小木Wの太さの違いに対応できる。

    【0049】(5)原動機2を作動させ、操作部7の操作により鋸装置4を作動させる。 このとき、一方の出力軸35aは操作部7のクラッチレバー(符号省略)の操作によりクラッチが切ってあり、出力軸35a側のクローラ10は停止している。 また、クラッチ36側の出力軸35は回転しているが、クラッチ36は上記のように切ってあるので、出力軸35側のクローラ10も停止している。

    【0050】(6)テンションクラッチ9を操作してベルトにテンションをかける。 これにより、径小木Wを固定した移動ベッド体6を案内フレーム5に沿って帯鋸4
    4の方向へ移動させ、径小木Wを長さ方向へ切断して製材を行う。 移動ベッド体6を停止させるときはテンションクラッチ9を切ればよい。 移動ベッド体6を後退させるときは、操作部7の操作により出力軸35を逆回転させる。 また、出力軸35の変速操作により、移動ベッド体6の移動速度を切り替えることができる。 なお、ストッパーピン65を使用することにより、角材などの製材を正確な寸法で行うことができる(図9参照)。

    【0051】(7)製材した木材の木工作業を行うときには、作業盤80と送りローラ81を案内フレーム5に取り付ける。 このとき、あらかじめ移動ベッド体6を作業盤80と送りローラ81の取付作業や木工作業の邪魔にならないように案内フレーム5の前部の可動フレーム55側へ移動させておく。 (8)鋸装置4を作動させ、製材した木材を送りローラ81に載せて作業盤80に設けてあるガイドに沿って帯鋸44の方向へ移動させ、木材を長さ方向へ切断して木工作業を行う。 このように、自走式製材車Aによれば、
    山林の伐採地に入って間伐材などの径小木を現地で製材でき、現地や搬送先において、必要に応じて木工装置としての使用もできるので、径小木の付加価値を更に高めることができる。

    【0052】なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。 また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。

    【0053】

    【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)本発明に係る自走式製材車は、山林の伐採地に自走して入り、通常は製材車として使用することができる。 そして、必要に応じて木工装置を構成する作業盤と送りローラを所要の箇所に取り付けることにより、現地や搬送先で、木工作業を行うことができ、径小木の付加価値を更に高めることができる。

    【0054】(b)木材を固定する手段が移動体に固定される木材の芯出しをする手段を備えているものは、製材をより正確に行うことができる。

    【0055】(c)案内体が伸縮可能または折り畳み可能に形成してあるものは、保管する際や走行する際に嵩張らないように折り畳んでおくことができ、特に山林での走行時においては、周囲の木に接触して案内体が破損する等の事故の防止が図れる。

    【0056】(d)アウトリガーが設けてあるものは、
    山林のなかで地面が柔らかかったり平坦でないなど、作業箇所の地面の条件が悪いときでも、自走式製材車を案内体が水平になるようにし安定させた状態で据えることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明に係る自走式製材車の実施の形態を示す概略正面図。

    【図2】自走式製材車の概略平面図。

    【図3】自走式製材車の概略背面図。

    【図4】自走式製材車の概略左側面図。

    【図5】自走式製材車の概略右側面図。

    【図6】移動ベッド体を移動させる構造を示す説明図。

    【図7】クローラの駆動の入切を行うクラッチの切状態を示す断面説明図。

    【図8】クローラの駆動の入切を行うクラッチの入状態を示す断面説明図。

    【図9】木材固定装置の概略説明図。

    【図10】木材支持具の着脱構造を示す分解斜視説明図。

    【図11】自走式製材車の駆動系統を示す説明図。

    【図12】自走式製材車に木工装置を取り付けた状態を示す概略正面図。

    【図13】自走式製材車に木工装置を取り付けた状態を示す概略平面図。

    【符号の説明】

    A 自走式製材車 B 自走台車 1 台フレーム 10 クローラ 100 クローラベルト 2 原動機 20 駆動軸 21、22 プーリー 23 中間軸 24、25 プーリー 3 トランスミッション 30 入力軸 31 プーリー 32 中間軸 33、34 プーリー 35、35a 出力軸 350 径小部 36 クラッチ 360 中継管 361 端板 362 長穴 363 通孔 364 ボルト 365 移動体 366 圧縮コイルバネ 367 通孔 37、37a クローラスプロケット 370 ボールベアリング 371 係合爪 38 クラッチプーリー 380 ボルト 381 係合爪 382 ネジ孔 4 鋸装置 40 駆動軸 41 プーリー 42 ギヤボックス 420 入力軸 421 プーリー 422 出力軸 423 プーリー 43 鋸ドラム 44 帯鋸 45 ケース 46 テンション調整器 5 案内フレーム 50 駆動軸 51 プーリー 52 エンドレスプーリー 53 固定フレーム 54、55 可動フレーム 56 支持部材 57 アウトリガー 9 テンションクラッチ 500 ヒンジ 501 固定具 6 移動ベッド体 61 木材固定部 62 台板 620、621 係止穴 622 支持片 63 木材支持具 630 受体 631 尖鋭体 632 係止ピン 633 基板 64 回動アーム 640 尖鋭体 641 軸 65 ストッパーピン 58、59 掛けプーリー 66 ワイヤ 67、68 固着部 7 操作部 8 木工装置 80 作業盤 81 送りローラ 82 溝部

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成13年3月21日(2001.3.2
    1)

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】図面

    【補正対象項目名】全図

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【図1】

    【図2】

    【図3】

    【図4】

    【図5】

    【図6】

    【図10】

    【図7】

    【図8】

    【図9】

    【図12】

    【図11】

    【図13】

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