首页 / 专利库 / 安全与警告系统 / 驾驶模拟器 / Driving support system for vehicle

Driving support system for vehicle

阅读:361发布:2020-11-01

专利汇可以提供Driving support system for vehicle专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a driving support system for a vehicle for which a driver himself can set how to warn the driver by sensor outputs and which can generate a warning reflecting driver's technique or liking and thus can reduce driver's stress and improve safety.
SOLUTION: In the driving support system for the vehicle for warning the driver by judging the output of a sensor recognizing various recognizing happenings during driving, in non-driving, the time, layout, expression and the like of the warnings for the driver are modified in accordance with the liking of the driver by previously simulating the recognizing happenings by a driving simulator during driving, and the method of the warnings can be controlled in accordance with the modified information.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Driving support system for vehicle专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 車両に乗車中の各種認識事象に対して、
    それらを認識するセンサの出力を判定して前記車両の運転者に警告を発する車両の運転支援方法であって、 非乗車中において、前記車両の運転者の少なくとも嗜好を反映した情報を収集し、この収集した情報にしたがって前記警告の方法を制御可能としたことを特徴とする車両の運転支援方法。
  • 【請求項2】 車両に乗車中の各種認識事象に対して、
    それらを認識するセンサの出力を判定して前記車両の運転者に警告を発する車両の運転支援方法であって、 非乗車中において、乗車中の該認識事象を事前に運転シミュレータによって模擬することにより、前記車両の運転者への警告の時期、レイアウト、表現などを前記車両の運転者の嗜好にしたがって変更し、この変更した情報にしたがって前記警告の方法を制御可能としたことを特徴とする車両の運転支援方法。
  • 【請求項3】 前記運転シミュレータのシミュレーション結果は、携帯形のデータ格納手段または無線通信手段を介して前記車両へ送信し、実際の乗車時の警告発報に利用することを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項4】 前記運転シミュレータは、運転環境を表現する部品と、実際の車両で利用するセンサをその入出力特性によって模擬した部品とを選択、変更可能としたことを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項5】 前記運転者の嗜好は、前記運転シミュレータによるシミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の出力と、その時点での前記車両の運転者の嗜好に応じた変更結果とを確率的に対応付けることによって実現することを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項6】 収集された1人以上の運転者について、
    1つ以上の嗜好に対応したデータを前記運転シミュレータ内にデータベース化し、このデータベースを前記車両の実走行時に利用可能としたことを特徴とする請求項2
    記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項7】 収集された1人以上の運転者について、
    1つ以上の嗜好に対応したデータを前記運転シミュレータ内にデータベース化し、このデータベースを前記運転シミュレータによるシミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とをキーとして検索し、前記車両の実走行時に利用可能としたことを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項8】 収集された1人以上の運転者について、
    1つ以上の嗜好に対応したデータを複数の運転シミュレータから収集してサーバ上にデータベース化し、このデータベースを前記車両の実走行時に利用可能としたことを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項9】 収集された1人以上の運転者について、
    1つ以上の嗜好に対応したデータを複数の運転シミュレータから収集してサーバ上にデータベース化し、このデータベースを前記運転シミュレータによるシミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とをキーとして検索し、前記車両の実走行時に利用可能としたことを特徴とする請求項2記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項10】 実走行する車両内の警告を制御する手段には、複数の前記嗜好に対応したデータを一時的に蓄積し、このデータを実際のセンサ出力に応じて動的に選択利用可能としたことを特徴とする請求項8または請求項9記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項11】 前記運転シミュレータで収集してサーバ上に蓄積されたデータベースは、各利用者が保有する運転シミュレータや実走行する車両内の警告手段にダウンロードして利用可能として、その利用者に対して一定の課金を行ない、一定期間ごとに、それによって得られた収入のうち一定金額を前記サーバの管理者が徴収し、
    かつ、その徴収金額を減じた金額を前記データベースの製作者に還元することを特徴とする請求項8または請求項9記載の車両の運転支援方法。
  • 【請求項12】 前記運転シミュレータおよび実走行する車両内の警告手段からは、前記サーバ上に蓄積されたデータベースに対して、利用者からの満足度を数段階の数値でアップロードすることを可能にし、一定期間ごとに、前記データベース内の各データごとのダウンロード数と満足度とを一定の基準で評価し、前記データベース内の各データの課金価格を自動的に変更することを特徴とする請求項11記載の車両の運転支援方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、自動車の運転時の安全性を向上させる目的で、乗車中の各種認識事象に対して、それらを認識するセンサの出を判定して車両の運転者に警告を発する車両の運転支援方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】最近、自動車の運転時の安全性を向上させる目的で、運転時に計測可能な各種事象を計測するセンサを持ち、その計測結果を評価して警告を発するシステムが数多く提案されている。

    【0003】たとえば、特開平11−14379号公報では、道路のカーブ進入以前に、車両速度を認識し、曲率情報からカーブに進入する際の適正速度を算出し、車両速度が適正速度を超えたときに画像または音声で運転者に知らせるものが開示されている。

    【0004】また、たとえば、特開平11−32149
    4号公報では、車両が走行しているとき、接近する後続車両のターンシグナルスイッチ位置を判定し、ブザー音を発生し、運転者に注意を促すとともに、その車両の映像に四枠のマークを付けて衝突する恐れがある車両を運転者に認識させるものが開示されている。

    【0005】一方、たとえば、特開平6−171392
    号公報では、操角センサの出力からドライバの意識レベルを判定し、車線逸脱時に、その警報を制御することで、運転者の状態にしたがって警報の有無をかえているものが開示されている。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
    −14379号公報や特開平11−321494号公報では、その判定基準は装置側で任意に決定されており、
    かつ、警告の方法は運転時の他の環境や運転者の状態に無関係に決定されている。 また、特開平6−17139
    2号公報では、警告の仕方を運転者の状態による有無として可変することができるが、この運転者の状態の判断基準、警告の仕方の変化も装置側で任意に決定されているから、これらは必ずしも実際に運転する運転者の満足のいくものとは限らない。

    【0007】そこで、本発明は、車両の運転中に起こる様々な事象を検出するセンサ出力を判定して警告を発するような場合、あらかじめセンサ出力に対する運転者への警告の仕方を運転車自身が設定可能とし、各人の運転技量、嗜好を反映した警告を発生することができ、運転中のストレス低下、安全性の向上が図れる車両の運転支援方法を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明の車両の運転支援方法は、車両に乗車中の各種認識事象に対して、それらを認識するセンサの出力を判定して前記車両の運転者に警告を発する車両の運転支援方法であって、非乗車中において、前記車両の運転者の少なくとも嗜好を反映した情報を収集し、この収集した情報にしたがって前記警告の方法を制御可能としたことを特徴とする。

    【0009】また、本発明の車両の運転支援方法は、車両に乗車中の各種認識事象に対して、それらを認識するセンサの出力を判定して前記車両の運転者に警告を発する車両の運転支援方法であって、非乗車中において、乗車中の該認識事象を事前に運転シミュレータによって模擬することにより、前記車両の運転者への警告の時期、
    レイアウト、表現などを前記車両の運転者の嗜好にしたがって変更し、この変更した情報にしたがって前記警告の方法を制御可能としたことを特徴とする。

    【0010】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

    【0011】なお、以下の説明では、たとえば、自動車の前方と後側方とを監視するカメラを搭載し、それらからの情報にしたがって運転者に警告を発する装置のために、非乗車中において、乗車中の前方障害物情報、後側方からの接近車両の情報を事前に運転シミュレータを用いて模擬することにより、運転者への警告の時期、レイアウト、表現を運転者の好みに応じて設定変更し、実際の乗車時に変更された形態の警告を発するための運転支援システムに適用した場合について説明する。

    【0012】図1は、本発明に係る車両の運転支援方法が適用される車両の運転支援システムの全体的な構成を概略的に示すものである。 本システムは、運転シミュレータ1、サーバとしてのUI(ユーザインタフェイス)
    データベース3、メモリカードなどの携帯形データ格納装置4、および、実際に走行する車両(自動車)Cに搭載される運転支援装置5などから構成されている。

    【0013】すなわち、まず、運転シミュレータ1において、運転者が乗車することを想定した走行区間での道路周囲の景観に、自車両、他車両を走行させたときのフロントガラス、サイドミラーから視認可能と想定される画像を表示する。 その際に、後述のようにユーザは、実運転時の運転支援装置5からの警告の時期、レイアウト、表現を設定することにより警告方法データ2を得る。

    【0014】設定された警告方法データ2は、運転シミュレータ1内、UIデータベース3内、携帯形データ格納装置4内のいずれか、または、それらの全てについて、後述のように運転シミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とを検索用キーとして格納される。 格納されるデータとしては、データのサンプル数、
    すなわち、ユーザの設定変更の数が非常に少ない場合には、上記検索キーと変更データとの組を全て保存してもよいが、変更数が多い場合には、運転シミュレーションで使用される環境設定値、センサ部品の出力をベクトルとして、それらを有限個にまとめあげした結果と対応するユーザの設定値を上記検索キーと組にして保存してよい。

    【0015】次に、実車両の運転時には、上述の運転シミュレータ1、UIデータベース3、携帯形データ格納装置4のいずれか、または、全ての中から、前述の検索キーにしたがって検索し、見付かった警告方法データ2
    を運転支援装置5内に読込み、走行する。 走行中には、
    状況にしたがって、運転支援装置5内の各種センサの出力をベクトルとし、上記検索した警告方法データ2と照合し、最も近いものを採用する。 そして、そのデータ内の警告方法にしたがって、警告を発する。

    【0016】以下、運転シミュレータ1、UIデータベース3、携帯形データ格納装置4、運転支援装置5についてより詳細な説明を行なう。

    【0017】まず、運転シミュレータ1について説明する。 図2は、運転シミュレータ1の構成を概略的に示すもので、CPUなどの処理装置6、表示装置7、ハードディスク装置などのデータ格納装置8、キーボード9、
    マウス10、通信装置11、スピーカ12、および、マイクロフォン13などからなり、これらは近年一般的となった通信機能付きのパーソナルコンピュータとほぼ同等の構成である。 ただし、運転シミュレーション時の運転操作をより忠実に模擬するために、上記構成に模擬運転操作装置14が追加されている。

    【0018】模擬運転操作装置14は、一般的な実車両におけるハンドル、アクセルペダル、プレーキペダル、
    クラッチペダルを模擬するもので、機械的には同等のものであるが、その出力として、実車両のそれらにおける、操舵角、ブレーキ、アクセル、クラッチそれぞれの踏み込み量をデジタル信号に変換したものを発生するものである。 運転者は、本装置14を操作して、あらかじめデータ格納装置8に格納されている走行経路情報1
    5、環境情報16、車種情報17、センサ部品情報18
    というシミュレーション情報として所望のものを選択し、運転シミュレーションを実行する。

    【0019】図3は、運転シミュレータ1の操作画面を示すもので、上述した走行経路情報15、環境情報1
    6、車種情報17、センサ部品情報18のシミュレーション用の各情報を、データ格納装置8内のファイルから選択し、かつ、後述の警告設定をファイルとして保存するファイルメニューと、運転シミュレーションの進行後退停止制御を行うための操作メニュー領域19、運転シミュレーション結果の表示を行なうシミュレーション画面領域20、警告設定のうち表示の仕方をグラフィカルに変更するための表示設定領域21からなる。

    【0020】図4は、運転シミュレータ1の処理の流れを示すものである。 運転シミュレータ1は、この流れにしたがって表示を時間の経過とともに順次行なうが、その際、操作者によってメニュー操作が行なわれると、その内容を判定して対応する処理を行なう。 これらには、
    前述のように、走行経路情報15、環境情報16、車種情報17、センサ部品情報18の選択と配置、運転シミュレーションの進行、後退、停止制御、警告設定の変更、および、その保存がある。

    【0021】ここで、実際の警告設定の変更は、たとえば、以下のような操作で行なわれる。 まず、ユーザは、
    これから走行しようと想定している環境にあわせて走行経路情報15、環境情報16、車種情報17、センサ部品情報18のシミュレーション用の各情報をデータ格納装置8内のファイルから選択する。 これは前述のようにファイルメニューから起動して処理を行なう。

    【0022】次に、運転シミュレーションの“進行メニュー”を操作して、運転シミュレーションを開始する。
    運転シミュレーションの進行中に警告を発して欲しい場面が来たら、“停止メニュー”を選択して運転シミュレーションを一時停止して、以下の警告の設定を行なう。
    あらかじめ登録しておいたマークなどの画像ファイル、
    および、たとえばWAV形式で保存された音声ファイルなど、デジタル的に読み書き可能な音声データを警告用のオブジェクトとして選択し、画面上の表示画面領域2
    0の特定位置に対して配置することで行なう。 これらの配置は、たとえば、マウス10などのポインティングデバイスからの位置情報を用いて行なう。

    【0023】なお、上記説明では、画像と音声とを選択して、あるシミュレーション場面に配置したが、これらの他にテキスト入力した文字情報を配置してもよい。 また、上述の画像、音声、テキストなどの配置、オブジェクトの選択は、ポインティングデバイスかキーボードに対してあらかじめ登録されている特定のアクション(たとえば、特殊なキーを押す、特殊なポインティングの仕方)を行なったときに、選択メニューを別画面で表示するなどして行なえばよい。

    【0024】以上で行なった警告設定は、前述のように運転シミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とをキーとして保存するが、このアクションはもちろん上記メニュー内の保存操作によって起動される。 また、保存は運転シミュレータ1内のデータ格納装置8、
    運転シミュレータ1に接続した携帯型データ格納装置4、通信によって接続されているUIデータベース3のいずれか、または全てにおいてなされる。

    【0025】なお、前記説明でも述べたが、上記設定され保存すべき警告方法データ2は、運転シミュレーションで使用される環境設定値、センサ部品の出力をベクトルとして、それらを有限個にまとめあげ(クラスタリング)した結果と対応するユーザの設定値を上記検索キーと組にして保存してよいが、その方法としては、たとえば、あるユーザの設定について複数の対応する上述のベクトルが存在した場合に、上記ベクトルの平均値、分散値をその代表とする、それらの主成分分析した結果の上位数個の固有ベクトルを用いるなどの方法を用いてもよい。

    【0026】次に、UIデータベース3について説明する。 UIデータベース3は、運転シミュレータ1で作成された警告方法データ2を大量に蓄積するものであり、
    物理的に離れている運転シミュレータ1、および、運転支援装置5からのデータを送受信するための通信機能を有する。 これは、特に移動体である運転支援装置5とのやりとりが発生するため、有線および無線通信とする。

    【0027】図5は、UIデータベース3の構成を示すものである。 警告方法データ2の蓄積は、警告方法データ2の作成時に運転シミュレータ1から運転シミュレータ間通信部22を介して通信を行なうことにより開始されるが、警告方法データ2以外に作成者のユーザID
    と、本データを通信回線経由で他ユーザに販売するための希望価格、および、データごとのユニークなID番号とを付加して、データ格納部23に格納される。

    【0028】次に、実際の運転時に運転支援装置5から運転支援装置間通信部24を介して警告方法データ2が要求されると、配信制御部25により、その要求データに含まれる検索キー(運転シミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とからなる)に基づき、データ格納部23内のデータを検索することにより、見付かったデータの一覧情報を生成し、運転支援装置間通信部24を介して運転支援装置5に送り返す。

    【0029】ここで、運転支援装置5を使用しているユーザが、UIデータベース3から送られた一覧情報のうち1つ以上の検索結果を再びUIデータベース3に送ると、運転支援装置間通信部24および配信制御部25を介して通信を行なうことにより、データ格納部23内の対応する警告方法データ2を運転支援装置5に送り返す。

    【0030】この際、配信統計部26では、配信されたデータについての過去一定期間での履歴(配信数)を更新する。 また、警告方法データ2を使用したユーザは、
    そのデータに対する満足度を数段階に数値化した表現で、運転支援装置5からUIデータベース3に送付することができ、その結果は配信価値設定部27に保存される。

    【0031】配信価値設定部27は、一定期間ごとに、
    格納済みの各警告方法データについて、配信統計部26
    内で作成するそのデータについての配信統計量、現在設定されている配信価格、および、ユーザから送り返された満足度を基に価格の再設定を行なう。 この方法は、配信数が多く、満足度の高いものについては、価格が高くなるようにするようなものを使用してよいが、たとえば、現行価格をP、配信数をN、満足度の平均値をFとしたとき、新規価格P′を P′=P+cN+dF ただし、c,dは定数 というように決めてもよい。 ここで、満足度としては、
    正負両符号の値をとるようにすべきと考えるが、たとえば、−10から10まで、1ずつの離散的な値をとるように決めてもよい。

    【0032】さらに、配信売上げ計数部28は、格納済みの警告方法データごとで、かつ、一定期間ごとに、現価格と配信数とからデータ製作者に対する配当を計算し、逆にデータの配信を受けたユーザごとに、配信されたデータについて、その価格と回数とから支払うべき金額を計算し、これら両集計結果を本データベース管理者に通知する。

    【0033】なお、本UIデータベース3上には、具体的な警告方法データ2以外に、コメントとして通行上有用な情報、たとえば“ある時間は渋滞しやすい”、“どの車線が走りやすい”、“目印になる建物の存在”などもユーザから収集し、配信してもよく、ある一定の規約にしたがった宣伝文なども同様に扱ってよい。

    【0034】次に、携帯形データ格納装置4について説明する。 携帯形データ格納装置4としては、メモリカードや光ディスク、光磁気ディスなどの現存するいかなる電子的記録メディアを使用してもよい。

    【0035】次に、運転支援装置5について説明する。
    運転支援装置5は、実際に走行する車両(自動車)Cに搭載されるもので、たとえば、図6に示すように、前方監視部29、後側方監視部30、警報判定部31、通信部32、および、警報部33から構成されている。 なお、前方監視部29については、たとえば、特開200
    0−11133号公報に記載された技術を使用してもよい。 また、後側方監視部30については、たとえば、特開平7−334679号公報に記載された技術を使用してもよい。

    【0036】図6の動作を説明すると、まず、警報判定部31は、運転者が設定した運転シミュレーション時の環境設定と模擬センサ部品の種類とをキーとして、本装置に装着された携帯形データ格納装置4、または、通信部32を介しての運転シミュレータ1、または、通信部32を介してのUIデータベース3から警告方法データ2を複数取込む。

    【0037】次に、警報判定部31は、車両Cの運転中の前方監視部29および後側方監視部30からの各出力を、取込んだ複数の警告方法データ2に対して照合する。 そして、それらのうち最も近いものを選択し、それに対応する警告方法データ2を選択し、警報部33によって警報を発する。 なお、警報部33は、たとえば、液晶などの表示装置とスピーカなどの音声発生装置とを含み、警告方法データ3内の画像表示、および、警告音声を発生する。

    【0038】また、警報判定部31には、運転の安全上、最低限の警告ルール(ディフォルトルール)があらかじめ登録されており、これに合致しない内容のものが、もし上述のように選択された場合には、ディフォルトルールと置換えて警告を行なう。 これは、たとえば、
    警告画面が大きすぎたり、警告音が大きすぎて、かえって運転の支障になるようなものや、一般的に危険と判断される場合にも危険警告がでなかったり、それ以外の内容のみが表示されるような場合に相当する。

    【0039】このように、上記実施の形態によれば、車両の運転中に起こる様々な事象を検出するセンサの出力を判定して警告を発するようなシステムを構成する場合、あらかじめセンサの出力に対して、運転者への警告の仕方を運転車自身が設定可能とするため、各人の運転技量、嗜好を反映した警告を発生することができ、運転中のストレス低下、安全性の向上を行なうことが可能となる。

    【0040】また、携帯形データ格納装置あるいは通信手段により、あらかじめ取得した警告への設定結果を受渡すことにより、事前の設定は必ずしも実車搭乗時に行なう必要がないという利点がある。

    【0041】また、一般にセンサ出力のシミュレーションは、環境の変動などの影響を全て考慮しきれずに、実際とは若干異なったものとなる場合があるが、センサ出力とそれに対する運転者の希望する警告方法を部品として用意することを可能としておき、それらの対応が確率的に決定されるのであれば、そのような問題の影響も確率的にではあるが、軽減することができる。

    【0042】また、収集された1人以上の運転者について、1つ以上の嗜好に対応したデータを運転シミュレータ内にデータベース化し、実走行時に利用可能とすることにより、運転環境が多岐にわたるなどの理由で、複数の事前設定を望む運転者がそれらを保存でき、かつ、容易にそれらを選択利用できるようになる。

    【0043】また、収集された1人以上の運転者について、1つ以上の嗜好に対応したデータを複数の運転シミュレータから収集してデータベース化し、実走行時に利用可能とすることにより、たとえば、上記同様な環境での警告形態を望む他の運転者が行なった設定を共有して利用することが可能となる。

    【0044】また、実走行車内の警告を制御する手段には、複数の嗜好に対応したデータを一時的に蓄積し、実際のセンサ出力に応じて動的に選択利用可能とすることにより、ある環境での走行時の設定データのうち、現状に近いものを選択できるため、運転者の嗜好をより精度よく反映することができる。

    【0045】さらに、運転シミュレータで収集して蓄積されたデータベースは、各利用者が保有する運転シミュレータや実車内の警告手段にダウンロードして利用可能として、利用者に一定の課金を行ない、一定期間ごとに、それによって得られた収入のうち一定金額をサーバ管理者が徴収し、その徴収金額を減じた金額をデータベース製作者に還元することにより、個人の嗜好に合わせた設定データを共有する際に、それらに対して使用者に、その対価を要求でき、かつ、その対価も使用者側からのニーズを反映して、自動的に修正できるようになるため、ここに示すような安全性とユーザの嗜好とを両立させるような運転支援情報の流通を活性化させることができる。

    【0046】

    【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、車両の運転中に起こる様々な事象を検出するセンサ出力を判定して警告を発するような場合、あらかじめセンサ出力に対する運転者への警告の仕方を運転車自身が設定可能とし、各人の運転技量、嗜好を反映した警告を発生することができ、運転中のストレス低下、安全性の向上が図れる車両の運転支援方法を提供できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態に係る車両の運転支援方法が適用される車両の運転支援システムの全体的な構成を模式的に示す構成図。

    【図2】運転シミュレータの構成を模式的に示す構成図。

    【図3】運転シミュレータの操作画面例を示す平面図。

    【図4】運転シミュレータの処理の流れを説明するフローチャート。

    【図5】UIデータベースの構成を示すブロック図。

    【図6】運転支援装置の構成を示すブロック図。

    【符号の説明】

    C…自動車(車両)、1…運転シミュレータ、2…警告方法データ、3…UIデータベース(サーバ)、4…携帯形データ格納装置、5…運転支援装置、15…走行経路情報、16…環境情報、17…車種情報、18…センサ部品情報、22…運転シミュレータ間通信部、23…
    データ格納部、24…運転支援装置間通信部、25…配信制御部、26…配信統計部、27…配信価値設定部、
    28…配信売上げ計数部、29…前方監視部、30…後側方監視部、31…警報判定部、32…通信部、33…
    警報部。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626E (72)発明者 高橋 博 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 (72)発明者 滝沢 圭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈